JP2591173B2 - 車両用通信装置 - Google Patents

車両用通信装置

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JP2591173B2 JP1202885A JP20288589A JP2591173B2 JP 2591173 B2 JP2591173 B2 JP 2591173B2 JP 1202885 A JP1202885 A JP 1202885A JP 20288589 A JP20288589 A JP 20288589A JP 2591173 B2 JP2591173 B2 JP 2591173B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えば車両のエンジン制御ユニット等のよ
うな制御装置とこの制御装置を診断するためのマスター
ステーション等の装置との間の通信を行う車両用通信装
置に関する。
(従来の技術) 近年、半導体技術の進歩に伴い、自動車の各部の電子
制御化が急速に進み、多数のマイクロプロセッサが例え
ばエンジン制御ユニット等の電子制御ユニット(ECU)
として使用されている。
このような高度に電子制御化されたシステムは、高性
能で快適な車両を実現する反面、故障診断を複雑なもの
としている。これは、多数の入力信号を電子的に複雑に
処理するため、発生した現象と原因の因果関係を捕らえ
難く、解析するのに高度な知識を必要とするとともに、
また微小な電気信号の間欠的な断続が外来ノイズの影響
を受け易いからである。
このため、多くの電子制御ユニットは自己診断機能が
付加されているが、この診断はオンボード診断であるた
め、処理能力に制約があり、更に高度な故障診断が可能
なオフボード診断を行うオフボード診断器を構成するマ
スターステーションの開発が行われている。
このようなマスターステーションによって車両の各電
子制御ユニットを診断する場合には、マスターステーシ
ョンは複数の電子制御ユニットから診断したい所望の電
子制御ユニットを選択し、この選択した電子制御ユニッ
トに対して診断用の制御コマンドを送信し、この制御コ
マンドに対して電子制御ユニットから返信データを受信
するというデータ通信を行う。
このようなデータ通信においては、マスターステーシ
ョンは各電子制御ユニットとの間の通信回線を初期化す
るとともに、複数の電子制御ユニットのうちの所望の電
子制御ユニットを選択するシステム選択コマンドの受信
待機状態に各電子制御ユニットを設定する初期化コマン
ドを各電子制御ユニットに送信する。この初期化コマン
ドを送信して、通信回線が初期化されるとともに、各電
子制御ユニットがシステム選択コマンドの受信待機状態
に設定されると、マスターステーションは前記システム
選択コマンドを送信し、所望の電子制御ユニットのみを
選択し、この選択した電子制御ユニットとの間のデータ
リンクを確立する。
マスターステーションと選択した電子制御ユニットと
の間のデータリンクが確立すると、マスターステーショ
ンは選択した電子制御ユニットに対して所望の制御動作
を行わせるための例えばパラメータセットコマンド等の
制御コマンドを送信するとともに、該制御コマンドに続
いて該制御コマンドに関連する情報バイトを2つ所定間
隔あけて連続して送信し、これにより例えば第1の情報
バイトでは制御すべき項目を設定し、第2の情報バイト
ではその情報量等を設定している。そして、このように
設定した状態に対する車両、具体的にはエンジン等の応
答性能等を監視し、これにより診断を行っている。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、マスターステーションと電子制御ユ
ニットとの間の通信において、マスターステーションは
各電子制御ユニットに対して初期化コマンドを1回送信
するのみであるが、マスターステーションと選択した電
子制御ユニットとの間のデータリンクが確立された後
に、マスターステーションが選択して電子制御ユニット
に対して送信した制御コマンドに続いて2つの情報バイ
トを送信した場合、この2つの情報バイトのうちの第1
の情報バイトが前記初期化コマンドと同じ情報であり、
第2の情報バイトが前記選択した電子制御ユニットでな
い他の電子制御ユニットに対するシステム選択コマンド
と同じ情報であったとすると、この他、すなわち選択さ
れていない電子制御ユニットはこの第1の情報バイトか
らなる初期化コマンドおよび第2の情報バイトからなる
システム選択コマンドに誤って応答してしまうという問
題がある。そして、更に詳細には、この誤った応答によ
る当該他の電子制御ユニットからのエコーバック信号に
より正常な電子制御ユニットからのエコーバック信号が
破壊され、正しい通信ができなくなるという問題があ
る。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、選択しない他の制御装置による誤った応
答を防止し、選択した制御装置との間でのみ適確に通信
を行うことができる車両用通信装置を提供することにあ
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明の車両用通信装置
は、複数の制御装置のうちの所望の制御装置を選択し、
この選択した制御装置に対して所定の制御動作を行わせ
る制御コマンドを送信した場合、この制御コマンドに応
答して前記選択された制御装置から当該制御装置の反転
信号を確認用に返信し、前記制御コマンドに続いて当該
制御コマンドに関連する1つ以上の情報信号を前記選択
した制御装置に対して送信する車両用通信装置であっ
て、前記複数の制御装置との間の通信回線を初期化する
とともに、前記複数の制御装置のうちの前記所望の制御
装置を選択する選択コマンドの受信待機状態に各制御装
置を設定する初期化コマンドを前記情報信号の数に相当
する数所定間隔あけて連続して各制御装置に送信する初
期化コマンド送信手段を有すると共に、前記情報信号を
前記選択した制御装置に対して送信した場合には、この
制御装置は前記情報信号に応答して当該情報信号と同じ
信号を返信する返信手段を有することを要旨とする。
(作用) 本発明の車両用通信装置では、制御コマンドに続いて
送信される情報信号の数に相当する数の初期化コマンド
を所定間隔あけて連続して各制御装置に送信している。
また、制御コマンドを制御装置に返信した場合、制御装
置はこの制御コマンドに応答して当該制御コマンドの反
転信号を返信し、また制御コマンドに続いて情報信号を
制御装置に送信した場合、制御装置は前記情報信号に応
答してこの情報信号と同じ信号を返信している。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例に係わる車両用通信装置の
システム構成を示すブロック図である。同図に示す実施
例においては、例えば車両の制御部を構成する例えばエ
ンジン制御ユニット、A/T制御ユニット等の電子制御ユ
ニット(ECU)からなる複数の制御装置1,3,…がデータ
送信線Tx、データ受信線Rxおよびクロック線CLKからな
る信号線5により相互に接続され、これらの制御装置に
対して信号線5およびコネクタ7を介してマスターステ
ーション9が接続されている。このマスターステーショ
ン9は、例えば前記複数の制御装置1,3からなる車両の
制御部を診断するオフボード診断器を構成するものであ
り、各種情報を入力するテンキー11、診断情報等を表示
するディスプレイ13、電源スイッチ15、診断動作を終了
する終了キー17等を有している。なお、第1図では、第
1および第2の制御装置1,3の2つの制御装置にのみを
示しているが、これに限定されるものではなく、この他
に種々の制御装置が設けられているものである。
前記マスターステーション9は、複数の制御装置1,3
のうちの所望の1つを選択し、この選択した制御装置を
診断するためにこの制御装置に種々のコマンドを送信
し、このコマンドに対する応答情報を制御装置から入手
し、この応答情報により制御装置の診断を行っている。
このようにマスターステーション9が各制御装置を診
断するために種々のコマンドを各制御装置に送信し、こ
れに対する応答情報を得るという両者間のデータ通信に
おいて、伝送路符号型式、所謂データ変調方式としては
NRZ方式を使用し、通信回路としてUARTを使用し、また
データフォーマットとしては第2図に示すように先頭に
スタートビットを付加し、それから8ビットのデータを
挿入し、最後にストップビットを付加した構成のものを
使用し、こにより各通信に使用するコマンド、情報バイ
トを構成している。更に、マスターステーション9と各
制御装置との間の伝送制御方式はマスターステーション
9を主局とし、各制御装置を従局とするポーリングセレ
クション方式を採用している。
また、マスターステーション9は、上述した変調方
式、伝送制御方式等に基づいて複数の制御装置1,3のう
ちの所望の制御装置を選択し、この選択した制御装置に
対して種々の診断を行う各種コマンドおよび情報バイト
を送信し、これに対する応答信号であるエコーバック信
号を制御装置から受信し、これにより診断を行うことに
なるが、この選択および診断を行う制御手順は、次の表
に示すように4つのフェーズ0〜3に分けられている。
次に、このフェーズを示す表、第3図示すタイミング
チャートおよび第4図に示すエンジン回転数を変更する
場合の操作表を参照して作用を説明する。なお、フェー
ズを示す上記表で定義される各フェーズ0〜3は、第3
図のタイミングチャートの横方向の時間軸に示され、マ
スターステーション9による制御手順はこのフェーズに
従って順次実行されるようになっている。
まず、マスターステーション9によって各制御装置1,
3を診断するには、第4図の「人(操作)」の項目の最
初に記載されているように前記コネクタ7によってマス
ターステーション9と各制御装置1,3とを接続し、それ
から両者の電源を投入し、作動状態にする。
初期化コマンドは全制御装置を対象とするコマンドで
あるが、複数の制御装置から応答信号であるエコーバッ
クが返信されるとマスターステーションがエコーバック
データを読み取れないおそれがあるため、データリンク
確立中の制御装置がある場合のみ、このリンク確立中の
制御装置のみがエコーバックを返信する。
このように電源が投入されて作動状態になると、マス
ターステーション9は、フェーズ0の状態となるととも
に、マスターステーション9のディスプレイ13には第4
図に41で示すようにマスターステーション9に現在接続
されているすべての制御装置である「1.第1の制御装
置」、「2.第2の制御装置」、…が表示される。また、
マスターステーション9は、このフェーズ0において回
線の初期化およびリンクの終結を行うために、第3図の
時刻t1およびt2に示すように初期化コマンドINITを2回
所定間隔あけて連続して送信する。各制御装置1,3はこ
の初期化コマンドを受信すると、各制御装置1,3は後述
するシステム選択コマンドの受信待機状態になるととも
に、信号線5、特に信号線5のデータ送信線Txが空き状
態になって、信号線5からなる回線は初期化される。ま
た、この時データリンクを確立中の制御装置があったと
すると、この制御装置は通信を終結し、同様にシステム
選択コマンドの受信待機状態になる。
以上のように信号線5からなる回線が初期化され、各
制御装置1,3がシステム選択コマンドの受信待機状態に
なると、マスターステション9はフェーズ1の状態にな
るが、この状態において操作者は複数の制御装置1,3の
うちの診断しようとする所望の制御装置を選択するた
め、マスターステーション9のテンキー11を使用して、
前記所望の制御装置の番号を選択し、この選択した番号
の制御装置に1対1で対応するシステム選択コマンドSC
(i)を第3図の時刻t3で示すように送信する。なお、
同図においては、第1の制御装置1を選択した場合を示
し、システム選択コマンドSC(i)が送信されている。
マスターステーション9から送信されたシステム選択
コマンドSC(i)が前記選択された第1の制御装置1に
よって受信されると、この第1の制御装置1は受信した
ことをマスターステーション9に知らせるために該シス
テム選択コマンドSC(i)を反転したエコーバック信号
▲▼をマスターステーション9に第3図の時
刻t4で示すように返送する。
マスターステーション9はこの反転エコーバック信号
▲▼を受信し、この反転エコーバック信号が
前記選択した第1の制御装置1からのものであることを
確認すると、マスターステーション9とこの第1の制御
装置1との間のデータリンクを確立する。なお、この時
選択されない第2の制御装置3のような他の制御装置は
初期化コマンド待ち状態に戻り、次の初期化コマンドを
2回受信するまでの状態を保持する。従って、データリ
ンク確立中の選択された第1の制御装置1のみがマスタ
ーステーション9と通信可能になる。
このように第1の制御装置1が選択され、この第1の
制御装置1とマスターステーション9との間のデータリ
ンクが確立されると、マスターステーション9はフェー
ズ2の状態になり、診断モードを設定することになる
が、この状態においてマスターステーション9が実行し
得る診断機能の一覧が第4図の42で示すようにマスター
ステーション9のディスプレイ13に表示される。
このフェーズ2において診断モードを設定するため
に、マスターステーション9はモード設定コマンドを送
信するが、このモード設定コマンドには種々のコマンド
があり、大別して単独で定義されるコマンドと、コマン
ドに続いた情報バイトを有する例えばパラメータセット
コマンドPS等の制御コマンドとがある。
前記パラメータセットコマンドPSは、例えばエンジン
の状態等を特定の状態に設定するように指示するコマン
ドであり、このコマンドに続いて例えば2つの情報バイ
トを所定間隔あけて連続して送信するようになってい
る。例えば、エンジンのアイドリング回転数を1500回転
に設定したい場合には、このパラメータコマンドPSに続
いて、「エンジンのアイドリング回転数」を示す第1の
情報バイトおよび「1500回転」を示す第2の情報バイト
を送信すればよい。
従って、今、操作者は診断モードとして上述したよう
にエンジンのアイドリング回転数を1500回転に設定する
場合を選択するものとして、マスターステーション9の
ディスプレイ13からパラメータセットコマンド用の診断
モードをテンキー11によって選択するとともに、このパ
ラメータセットコマンドPSに対する情報バイトとして
「回転数」及び「1500回転」をテンキー11で指定する
と、マスターステーション9のディスプレイ13には第4
図の43で示すように「回転数」および「1500回転」が表
示され、それからマスターステーション9から第1の制
御装置1に対してパラメータセットコマンドPSが第3図
の時刻t5で示すように送信される。
第1の制御装置1は、マスターステーション9からの
パラメータセットコマンドPSを受信すると、その受信確
認のためにパラメータセットコマンドPSの反転したエコ
ーバック信号▲▼をマスターステーション9に返送
し、(第3図の時刻t6)、情報バイト待ちの状態にな
る。マスターステーション9は、第1の制御装置1から
の反転エコーバック信号が先に送信したパラメータセッ
トコマンドPSの反転データであることを確認すると、
「回転数」を示す第1の情報バイトItemを第3図の時刻
t7に示すように第1の制御装置1に送信する。第1の制
御装置1は、この第1の情報バイトItemを受信すると、
この第1の情報バイトと同じデータのエコーバック信
号、すなわち反転しないエコーバック信号をマスタース
テーション9に返送する(第3図時刻t8)。マスタース
テーション9は、第1の制御装置1からのエコーバック
信号が先に送信した第1の情報バイトと同じであること
を確認すると、「1500回転」を示す第2の情報バイトIt
emを第1の制御装置1に送信する(第3図の時刻t9)。
第1の制御装置1は、この第2の情報バイトItemを受信
すると、この第2の情報バイトItemと同じデータのエコ
ーバック信号をマスターステョン9に返送する(第3図
の時刻t10)。マスターステーション9は、第1の制御
装置1からのエコーバック信号が先に送信した第2の情
報バイトItemと同じであることを確認し、パラメータセ
ットコマンドPSの設定を終了する。情報バイトは多くの
項目及び制御値等を表わすため規定バイト内ではあらゆ
る値をとることが可能となっている。
マスターステーション9は、上述したようにパラメー
タセットコマンドPSによる診断モードの設定を終了する
と、フェーズ3となり、第3図の時刻t11で示すように
診断実行コマンドEXを第1の制御装置1に送信する。第
1の制御装置1は、マスターステーション9からの診断
実行コマンドEXを受信すると、先にパラメータセットコ
マンドPSで設定された制御項目の制御値、すなわち上述
した場合には「エンジン回転数」および「1500回転」等
の制御値に対する実行が行われ、この実行した時のエン
ジン回転数データの診断データが第1制御装置1からマ
スターステーション9に診断終了コマンドSTPが送信さ
れてくるまで繰り返し送信される。なお、このように返
信される診断データは、第3図の時刻t12,〜,t13に示す
ように、1バイトのヘッダ、1バイトのデータ長、254
バイト以下のデータからなる1つのフレームとして返信
される。
第1の制御装置1から返信された診断データは、マス
ターステーション9で受信され、この受信した診断デー
タはマスターステーション9のディスプレイ13に第4図
で示すように表示され、制御値が指定どおりに変更さ
れ、エンジン関係が正常であることが確認される。な
お、第4図の例では、マスターステーション9のディス
プレイ13に表示された診断データのエンジン回転数は15
02回転であり、ほぼ正常であることがわかる。
上述したように診断データが得られると、操作者はマ
スターステーション9の終了キー17を押す。終了キー17
が押されると、マスターステーション9は診断終了コマ
ンドSTPを第1の制御装置1に送信する(第3図の時刻t
14)。第1の制御装置1は診断終了コマンドSTPを受信
すると、今まで設定されていた制御コマンドの設定をク
リアするとともに、受信した診断終了コマンドSTPの反
転データであるエコーバック信号▲▼をマスター
ステーション9に返信する(第3図の時刻t15)。マス
ターステーション9は第1の制御装置1からの反転され
たエコーバック信号▲▼を受信すると、これによ
り第1の制御信号1に対する診断を終了する。
なお、上記実施例では、2つの情報バイトを送信し、
これに対応するように初期化コマンドを2回送信してい
るが、これに限定されるものではなく、情報バイトが最
大3バイトの場合には、初期化コマンドも3回連続して
送信するようにすればよい。すなわち、情報バイトの数
に対応する数の初期化コマンドを送信すればよいことに
なる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、制御コマンド
に続いて送信される情報信号の数に相当する数の初期化
コマンドを所定間隔あけて連続して各制御装置に送信し
ているので、例えば2つの情報信号を送信する場合に
は、初期化コマンドを2回送信することになるが、この
場合に2つの情報信号の両方が初期化コマンドと同じ情
報であったとしても、その次のコマンドは必ずシステム
選択コマンドと異なるコードであるため、選択しない他
の制御装置が誤って応答することがなく、従って正常な
通信を常に適確に行うことができる。また、制御コマン
ドを制御装置に送信した場合、制御装置はこの制御コマ
ンドに応答して当該制御コマンドの反転信号を返信し、
また制御コマンドに続いて情報信号を制御装置に送信し
た場合、制御装置は前記情報信号に応答してこの情報信
号と同じ信号を返信しているので、選択された制御装置
でない他の制御装置が誤って前記情報信号をコマンドと
して受信し、この受信に応答してコマンドと同様に反転
信号のエコーバック信号を返信したとしても、正常な制
御装置からの情報信号に対するエコーバック信号は反転
されていない同じ信号であるため、両方のエコーバック
信号が同時に返信されても、他の制御装置の誤った応答
を適確に検出することができ、これにより正常な制御装
置とのみ適確に通信することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係わる車両用通信装置のシ
ステム構成を示すブロック図、第2図は第1図の車両用
通信装置で使用されるデータフォーマットを示す図、第
3図は第1図の車両用通信装置の動作を示すタイミング
チャート、第4図は第1図の車両用通信装置の操作およ
び作用を示す表である。 1……第1の制御装置 3……第2の制御装置 5……信号線 9……マスターステーション 11……テンキー 13……ディスプレイ 17……終了キー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の制御装置のうちの所望の制御装置を
    選択し、この選択した制御装置に対して所定の制御動作
    を行わせる制御コマンドを送信した場合、この制御コマ
    ンドに応答して前記選択された制御装置から当該制御装
    置の反転信号を確認用に返信し、前記制御コマンドに続
    いて当該制御コマンドに関連する1つ以上の情報信号を
    前記選択した制御装置に対して送信する車両用通信装置
    であって、前記複数の制御装置との間の通信回線を初期
    化するとともに、前記複数の制御装置のうちの前記所望
    の制御装置を選択する選択コマンドの受信待機状態に各
    制御装置を設定する初期化コマンドを前記情報信号の数
    に相当する数所定間隔をあけて連続して各制御装置に送
    信する初期化コマンド送信手段を有すると共に、前記情
    報信号を前記選択した制御装置に対して送信した場合に
    は、この制御装置は前記情報信号に応答して当該情報信
    号と同じ信号を返信する返信手段を有することを特徴と
    する車両用通信装置。
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GB8929049A GB2229298B (en) 1988-12-28 1989-12-22 System and method applicable to vehicles for communicating between data processing stations
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