JP2591024B2 - 動力車輌の動力制御装置 - Google Patents
動力車輌の動力制御装置Info
- Publication number
- JP2591024B2 JP2591024B2 JP4550688A JP4550688A JP2591024B2 JP 2591024 B2 JP2591024 B2 JP 2591024B2 JP 4550688 A JP4550688 A JP 4550688A JP 4550688 A JP4550688 A JP 4550688A JP 2591024 B2 JP2591024 B2 JP 2591024B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- accelerator
- output
- control device
- power control
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Agricultural Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 イ 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、トラクタ等の動力車輌に設けられる動力制
御装置に関する。
御装置に関する。
[従来の技術] ハンドポストに操作レバーが設けられたハンドアクセ
ルと、フロアに操作ペダルが設けられたフットアクセル
とを備え、一般作業時にはハンドアクセルで設定した一
定出力で作業を行ない、路上走行時には主にフットアク
セルで出力調整を行ないながら走行させるようにした車
輌の動力制御装置がある。
ルと、フロアに操作ペダルが設けられたフットアクセル
とを備え、一般作業時にはハンドアクセルで設定した一
定出力で作業を行ない、路上走行時には主にフットアク
セルで出力調整を行ないながら走行させるようにした車
輌の動力制御装置がある。
[発明が解決しようとする課題] 上記動力制御装置を備えたトラクタを使用するに際
し、作業の種類によってはハンドアクセルを全開にして
圃場作業を行なうことがあるが、このような作業中に圃
場条件の悪化等で負荷が増大し、エンジン回転数が低下
したときは、作業負荷を軽減させるか減速を行なう必要
がある。実際には、このような場合変速比を1段シフト
ダウンすることにより圃場条件の変化に対応させている
のが一般的である。しかしながらこの方法では、圃場面
の凹凸が激しい圃場等で作業を行なう場合、シフト変換
操作を頻繁に行なわねばならないという問題点があっ
た。
し、作業の種類によってはハンドアクセルを全開にして
圃場作業を行なうことがあるが、このような作業中に圃
場条件の悪化等で負荷が増大し、エンジン回転数が低下
したときは、作業負荷を軽減させるか減速を行なう必要
がある。実際には、このような場合変速比を1段シフト
ダウンすることにより圃場条件の変化に対応させている
のが一般的である。しかしながらこの方法では、圃場面
の凹凸が激しい圃場等で作業を行なう場合、シフト変換
操作を頻繁に行なわねばならないという問題点があっ
た。
ロ 発明の構成 [課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明は次のような構成
とした。
とした。
すなわち、本発明にかかる動力車輌の動力制御装置
は、エンジンの出力を調節するためのアクセルとして、
任意の操作位置に保持できる第1アクセルと、操作力に
応じて操作位置が変化する第2アクセルとを備えた動力
車輌において、上記両アクセルの操作位置によってそれ
ぞれ設定される出力値のうち高い方の値にエンジン出力
が調節されるとともに、エンジンが最高出力状態にある
とき第2のアクセルが最高出力を指示すると変速機を1
段シフトダウンさせるように構成したことを特徴として
いる。
は、エンジンの出力を調節するためのアクセルとして、
任意の操作位置に保持できる第1アクセルと、操作力に
応じて操作位置が変化する第2アクセルとを備えた動力
車輌において、上記両アクセルの操作位置によってそれ
ぞれ設定される出力値のうち高い方の値にエンジン出力
が調節されるとともに、エンジンが最高出力状態にある
とき第2のアクセルが最高出力を指示すると変速機を1
段シフトダウンさせるように構成したことを特徴として
いる。
[作 用] エンジンが最高出力状態にあるとき第2アクセルが最
高出力を指示すると、自動的に変速機が1段シフトダウ
ンするようになっているため、過負荷等によってエンジ
ン回転数が低下した場合、第2アクセルを最高出力位置
まで操作させるだけ減速させることができる。
高出力を指示すると、自動的に変速機が1段シフトダウ
ンするようになっているため、過負荷等によってエンジ
ン回転数が低下した場合、第2アクセルを最高出力位置
まで操作させるだけ減速させることができる。
[実施例] 以下、図面にあらわされた実施例について説明する。
第1図は動力車輌の1例としてのトラクタの使用状態
をあらわし、このトラクタ1は後部に設けた3点リンク
方式の連結装置(以下3Pヒッチと呼ぶ)3でロータリ耕
耘機5が装着されている。
をあらわし、このトラクタ1は後部に設けた3点リンク
方式の連結装置(以下3Pヒッチと呼ぶ)3でロータリ耕
耘機5が装着されている。
トラクタ1は、機体2の前部にディーゼルエンジン7
を配し、その後方に多段式(例えば前進5段、後進1
段)の変速機8が設けられている。変速機8から推進出
力とPTO出力が取り出され、推進出力によって後輪10,1
0、もしくは前輪11,11および後輪10,10が駆動され、PTO
出力によって作業機である耕耘機5が駆動される。な
お、PTO出力はPTO軸12を介して耕耘機5に伝達される。
また、ディーゼルエンジン7の近傍には燃料噴射ポンプ
14が設けられている。該ポンプの燃料噴射量を調節する
コントロールラックは、ガバナ15によって制御されてお
り、そのときの有効ストロークがラックセンサ16で検出
されるようになっている。
を配し、その後方に多段式(例えば前進5段、後進1
段)の変速機8が設けられている。変速機8から推進出
力とPTO出力が取り出され、推進出力によって後輪10,1
0、もしくは前輪11,11および後輪10,10が駆動され、PTO
出力によって作業機である耕耘機5が駆動される。な
お、PTO出力はPTO軸12を介して耕耘機5に伝達される。
また、ディーゼルエンジン7の近傍には燃料噴射ポンプ
14が設けられている。該ポンプの燃料噴射量を調節する
コントロールラックは、ガバナ15によって制御されてお
り、そのときの有効ストロークがラックセンサ16で検出
されるようになっている。
一方、機体の後部には操縦座席17が設けられ、その前
方に設置したハンドルポスト18に操縦ハンドル20、第1
アクセルの操作レバーとしてのアクセルレバー21等が設
けられている。また、フロア23には第2アクセルの操作
ペダルとしてのアクセルペダル24、ブレーキペダル25、
クラッチペダル26、チェンジレバー27等が設けられてい
る。ここで、アクセルレバー21およびアクセルペダル24
はともにエンジン回転を設定するための手段であって、
アクセルレバー21は手動操作で任意の指示回転数に保持
することができるようになっており、またアクセルペダ
ル24は踏込み量に応じて指示回転数が変化するようにな
っている。
方に設置したハンドルポスト18に操縦ハンドル20、第1
アクセルの操作レバーとしてのアクセルレバー21等が設
けられている。また、フロア23には第2アクセルの操作
ペダルとしてのアクセルペダル24、ブレーキペダル25、
クラッチペダル26、チェンジレバー27等が設けられてい
る。ここで、アクセルレバー21およびアクセルペダル24
はともにエンジン回転を設定するための手段であって、
アクセルレバー21は手動操作で任意の指示回転数に保持
することができるようになっており、またアクセルペダ
ル24は踏込み量に応じて指示回転数が変化するようにな
っている。
このトラクタ1の動力制御装置30は第2図に示すよう
に構成され、第1アクセル用のアクセルレバー21による
指示回転数と、第2アクセル用のアクセルペダル24によ
る指示回転数と、チェンジレバー27のシフト位置と、ラ
ックセンサ16の検出値とがそれぞれ電気信号,,
,としてコントロールボックス31に入力され、該コ
ントロールボックスから前記ガバナ14を駆動するステッ
ピングモータ33と、前記変速機8のパワーシフト34とに
制御信号,がそれぞれ出される。
に構成され、第1アクセル用のアクセルレバー21による
指示回転数と、第2アクセル用のアクセルペダル24によ
る指示回転数と、チェンジレバー27のシフト位置と、ラ
ックセンサ16の検出値とがそれぞれ電気信号,,
,としてコントロールボックス31に入力され、該コ
ントロールボックスから前記ガバナ14を駆動するステッ
ピングモータ33と、前記変速機8のパワーシフト34とに
制御信号,がそれぞれ出される。
具体的には、第1アクセルの指示値と第2アクセル
の指示値を比較し、大きい方の値にエンジン7の回転
数がなるようステッピングモータ33を制御する。また、
ラックセンサ16の検出値が最大値を示しているとき第
2アクセル(24)が全開になると、そのときのシフト位
置よりも1段シフトダウンされるようになっている。な
お、チェンジレバー27でシフトを人為的に替えることが
できるのは云うまでもない。
の指示値を比較し、大きい方の値にエンジン7の回転
数がなるようステッピングモータ33を制御する。また、
ラックセンサ16の検出値が最大値を示しているとき第
2アクセル(24)が全開になると、そのときのシフト位
置よりも1段シフトダウンされるようになっている。な
お、チェンジレバー27でシフトを人為的に替えることが
できるのは云うまでもない。
このトラクタ1を圃場で使用するに際し、作業の種類
等を考慮した上で、アクセルレバー21によってエンジン
回転数を適当に設定する。圃場が平坦で作業負荷がほぼ
一定である場合は正常に作業が続行されるが、圃場面の
悪化等で作業負荷が増大すると回転数が低下する。この
ような場合には、第2アクセル(24)による指示回転数
が第1アクセル(21)による指示回転数を超えるよう、
アクセルペダル24を適当量だけ踏み込んでエンジン7の
回転を高める。アクセルペダル24の踏込みを停止すると
元の回転数に戻る。
等を考慮した上で、アクセルレバー21によってエンジン
回転数を適当に設定する。圃場が平坦で作業負荷がほぼ
一定である場合は正常に作業が続行されるが、圃場面の
悪化等で作業負荷が増大すると回転数が低下する。この
ような場合には、第2アクセル(24)による指示回転数
が第1アクセル(21)による指示回転数を超えるよう、
アクセルペダル24を適当量だけ踏み込んでエンジン7の
回転を高める。アクセルペダル24の踏込みを停止すると
元の回転数に戻る。
作業負荷の大きい作業を行なう場合はアクセルレバー
21を最大値に設定した作業を行なう。このような作業
中、さらに負荷が増大して回転数が低下したときは、ア
クセルペダル24を全開まで踏み込めばよく、すると変速
機8が自動的に1段シフトダウンされ、作業負荷の変動
に対応することができるようになる。
21を最大値に設定した作業を行なう。このような作業
中、さらに負荷が増大して回転数が低下したときは、ア
クセルペダル24を全開まで踏み込めばよく、すると変速
機8が自動的に1段シフトダウンされ、作業負荷の変動
に対応することができるようになる。
また、路上走行時にはアクセルレバー21を最小値に合
わせ、通常の走行車輌のようにアクセルペダル24の操作
で回転数を調整しながら走行を行なう。
わせ、通常の走行車輌のようにアクセルペダル24の操作
で回転数を調整しながら走行を行なう。
第3図は異なる構成の動力制御装置をあらわし、この
動力制御装置30′は、ラックセンサが設けられておら
ず、第1アクセル(21)の設定が最高のとき第2アクセ
ル(24)も設定も最高になると、変速機8が自動的に1
段シフトダウンされるようになっている。第1アクセル
(21)の設定が最高となっていないときは第2アクセル
(24)の操作で出力を増加させることができる。
動力制御装置30′は、ラックセンサが設けられておら
ず、第1アクセル(21)の設定が最高のとき第2アクセ
ル(24)も設定も最高になると、変速機8が自動的に1
段シフトダウンされるようになっている。第1アクセル
(21)の設定が最高となっていないときは第2アクセル
(24)の操作で出力を増加させることができる。
この動力制御装置30′を備えたトラクタで第1アクセ
ルを全開にして圃場作業を行なう場合に、負荷が増大し
て回転数が低下すると、前実施例と同様に第2アクセル
ル(24)を全開まで踏み込む。これにより、変速機が自
動的に1段シフトダウンして減速される。
ルを全開にして圃場作業を行なう場合に、負荷が増大し
て回転数が低下すると、前実施例と同様に第2アクセル
ル(24)を全開まで踏み込む。これにより、変速機が自
動的に1段シフトダウンして減速される。
この構成によれば、ラックセンサ16が不要であるた
め、構成が簡単で安価に作ることができるが、第1アク
セルを全開にしておかなければ前記の自動的なシフトダ
ウンが行なわれないので、作業の種類に応じて適応性に
若干難がある。
め、構成が簡単で安価に作ることができるが、第1アク
セルを全開にしておかなければ前記の自動的なシフトダ
ウンが行なわれないので、作業の種類に応じて適応性に
若干難がある。
ハ 発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明にかかる動力
制御装置は、作業中に過負荷によってエンジン出力に余
裕が無くなったときには、例えばペダル式の第2アクセ
ルを全開にすれば、自動的に1段シフトダウンされるの
で、チェンジレバーによるシフト変換操作を行なわなく
てもよくなり、作業中の操縦が容易になった。
制御装置は、作業中に過負荷によってエンジン出力に余
裕が無くなったときには、例えばペダル式の第2アクセ
ルを全開にすれば、自動的に1段シフトダウンされるの
で、チェンジレバーによるシフト変換操作を行なわなく
てもよくなり、作業中の操縦が容易になった。
第1図は本発明の1例であるトラクタの使用状態をあら
わす側面図、第2図はその動力制御装置のブロック図、
および第3図は異なる動力制御装置のブロック図であ
る。 1……トラクタ(動力車輌)、7……ディーゼルエンジ
ン、8……変速機、15……ガバナ、16……ラックセン
サ、21……第1アクセルの操作レバー、24……第2アク
セルの操作ペダル、30,30′……動力制御装置。
わす側面図、第2図はその動力制御装置のブロック図、
および第3図は異なる動力制御装置のブロック図であ
る。 1……トラクタ(動力車輌)、7……ディーゼルエンジ
ン、8……変速機、15……ガバナ、16……ラックセン
サ、21……第1アクセルの操作レバー、24……第2アク
セルの操作ペダル、30,30′……動力制御装置。
Claims (1)
- 【請求項1】エンジンの出力を調節するためのアクセル
として、任意の操作位置に保持できる第1アクセルと、
操作力に応じて操作位置が変化する第2アクセルとを備
えた動力車輌において、上記両アクセルの操作位置によ
ってそれぞれ設定される出力値のうち高い方の値にエン
ジン出力が調節されるとともに、エンジンが最高出力状
態にあるとき第2のアクセルが最高出力を指示すると変
速機を1段シウトダウンさせるように構成したことを特
徴とする動力制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4550688A JP2591024B2 (ja) | 1988-02-27 | 1988-02-27 | 動力車輌の動力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4550688A JP2591024B2 (ja) | 1988-02-27 | 1988-02-27 | 動力車輌の動力制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01218931A JPH01218931A (ja) | 1989-09-01 |
JP2591024B2 true JP2591024B2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=12721300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4550688A Expired - Lifetime JP2591024B2 (ja) | 1988-02-27 | 1988-02-27 | 動力車輌の動力制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591024B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5798068B2 (ja) * | 2012-03-14 | 2015-10-21 | 株式会社クボタ | コンバイン |
-
1988
- 1988-02-27 JP JP4550688A patent/JP2591024B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01218931A (ja) | 1989-09-01 |
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