JP2590775Y2 - ベローズ式伸縮接手 - Google Patents
ベローズ式伸縮接手Info
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- JP2590775Y2 JP2590775Y2 JP1993064412U JP6441293U JP2590775Y2 JP 2590775 Y2 JP2590775 Y2 JP 2590775Y2 JP 1993064412 U JP1993064412 U JP 1993064412U JP 6441293 U JP6441293 U JP 6441293U JP 2590775 Y2 JP2590775 Y2 JP 2590775Y2
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- flange
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- expansion joint
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えばジーゼルエンジン
やガスエンジンの燃料管の接続、または廃ガス系統に使
用されるパイプの接続に最適に使用されるベローズ式伸
縮接手に関する。
やガスエンジンの燃料管の接続、または廃ガス系統に使
用されるパイプの接続に最適に使用されるベローズ式伸
縮接手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図3に示すように、自動車
等に使用されるエンジンEに燃料を供給する燃料管とし
て使用する接合管S,S′相互を接続をしたり、または
エンジンEから排気を行う廃ガス系統のパイプとして使
用する接合管S,S′相互を接続するのにはエンジンE
自体の駆動による振動、および自動車の走行から生ずる
振動に対処するためにベローズ式伸縮接手が使用され
る。
等に使用されるエンジンEに燃料を供給する燃料管とし
て使用する接合管S,S′相互を接続をしたり、または
エンジンEから排気を行う廃ガス系統のパイプとして使
用する接合管S,S′相互を接続するのにはエンジンE
自体の駆動による振動、および自動車の走行から生ずる
振動に対処するためにベローズ式伸縮接手が使用され
る。
【0003】このベローズ式伸縮接手には一例として例
えば図4に示すものがある。すなわち、接合管S,S′
の管端に設けたフランジf,f′に各々略衝合するフラ
ンジF,F′をベローズ本体Bの左右両側に固定し、し
かもベローズ本体Bを保護する保護筒Hの一端を前記フ
ランジF,F′の何れかに取付けた構造である。
えば図4に示すものがある。すなわち、接合管S,S′
の管端に設けたフランジf,f′に各々略衝合するフラ
ンジF,F′をベローズ本体Bの左右両側に固定し、し
かもベローズ本体Bを保護する保護筒Hの一端を前記フ
ランジF,F′の何れかに取付けた構造である。
【0004】そして接合管S,S′をベローズ式伸縮接
手を介して接続するのにあたり、ベローズ本体Bの両端
に固定したフランジF,F′をシール材等を介して接合
管S,S′のフランジf,f′に衝合の上、フランジ
F,f;F′,f′に設けたボルト挿通孔内にボルト
V,V′を挿通し、ナットN,N′にて締付、固定する
ことにより、ベローズ本体Bを介して接合管S,S′相
互を接続する。
手を介して接続するのにあたり、ベローズ本体Bの両端
に固定したフランジF,F′をシール材等を介して接合
管S,S′のフランジf,f′に衝合の上、フランジ
F,f;F′,f′に設けたボルト挿通孔内にボルト
V,V′を挿通し、ナットN,N′にて締付、固定する
ことにより、ベローズ本体Bを介して接合管S,S′相
互を接続する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】図4に示す上記従来の
ベローズ式管接手は、ベローズ本体Bが伸縮することに
よりベローズ本体Bの長手方向としての軸Y方向には自
由度を発揮する。しかし、この軸Yに略交叉する軸X方
向はベローズ本体Bの両端に固着したフランジF,F′
が、接合管S,S′のフランジf,f′に対してボルト
V,V′とナットN,N′とにより緊結されているの
で、結合部品としてのボルトV,V′の外周と、フラン
ジF,F′に設けたボルト挿通孔の内周径との間に設け
られるアロウアンスしか、自由度を発揮できなかった。
従って接合管S,S′に対する取付時に金属製のベロー
ズ本体Bにはねじれによる無理な応力がかかり、ベロー
ズ本体Bが亀裂や破損を生ずることがあり、耐久性に欠
けていた。
ベローズ式管接手は、ベローズ本体Bが伸縮することに
よりベローズ本体Bの長手方向としての軸Y方向には自
由度を発揮する。しかし、この軸Yに略交叉する軸X方
向はベローズ本体Bの両端に固着したフランジF,F′
が、接合管S,S′のフランジf,f′に対してボルト
V,V′とナットN,N′とにより緊結されているの
で、結合部品としてのボルトV,V′の外周と、フラン
ジF,F′に設けたボルト挿通孔の内周径との間に設け
られるアロウアンスしか、自由度を発揮できなかった。
従って接合管S,S′に対する取付時に金属製のベロー
ズ本体Bにはねじれによる無理な応力がかかり、ベロー
ズ本体Bが亀裂や破損を生ずることがあり、耐久性に欠
けていた。
【0006】本考案はこの従来の欠点を解決し、接合管
のフランジに対する取付時に金属製のベローズ本体がね
じれによる応力により亀裂を生じたり、破損することが
なく、耐久性があるベローズ式伸縮接手を提供するのに
ある。
のフランジに対する取付時に金属製のベローズ本体がね
じれによる応力により亀裂を生じたり、破損することが
なく、耐久性があるベローズ式伸縮接手を提供するのに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するためになされたものであり、金属製のベローズ本体
の一方に接合される一方の接合管の管端に備えたフラン
ジに対する取付用の固定フランジを設け、ベローズ本体
の他方には他方の接合管の管端に設けたフランジにボル
ト・ナットにて緊結される取付用の遊動フランジを回動
可能に設けたベローズ式伸縮継手にして、該ベローズ本
体の一端には前記遊動フランジが係合可能になる係止部
品の内周と前記ベローズ本体の外周に配置される保護筒
の小径な一端が固着される略長さの小径な取付凹端部を
形成し、前記係止部品と該係止部品が対向する接合管の
前記フランジとの間に左右両側面の全面が圧接される全
体形状が正面略環状をなし断面略板状のシール部材を重
合して介装するという手段を採用した。
するためになされたものであり、金属製のベローズ本体
の一方に接合される一方の接合管の管端に備えたフラン
ジに対する取付用の固定フランジを設け、ベローズ本体
の他方には他方の接合管の管端に設けたフランジにボル
ト・ナットにて緊結される取付用の遊動フランジを回動
可能に設けたベローズ式伸縮継手にして、該ベローズ本
体の一端には前記遊動フランジが係合可能になる係止部
品の内周と前記ベローズ本体の外周に配置される保護筒
の小径な一端が固着される略長さの小径な取付凹端部を
形成し、前記係止部品と該係止部品が対向する接合管の
前記フランジとの間に左右両側面の全面が圧接される全
体形状が正面略環状をなし断面略板状のシール部材を重
合して介装するという手段を採用した。
【0008】
【作用】金属製のベローズ本体は軸Y方向に伸縮して自
由度を発揮する。またベローズ本体の一方に設けた小径
な取付凹部に固着される係止部品には取付用の遊動フラ
ンジが回動可能に係止されているので、接合管のフラン
ジに対する取付時にベローズ本体がねじれを生ずる場合
に、ベローズ本体に対して遊動フランジは回動される。
そして一方の接合管の管端に設けたフランジとベローズ
本体の一方に設けられた係止部品に係合している遊動フ
ランジをボルト・ナットにて緊結することにより保護筒
の小径な一端に固着された係止部品と全体形状が正面略
環状をなし断面略板状のシール部材とを重合して挟持す
る。
由度を発揮する。またベローズ本体の一方に設けた小径
な取付凹部に固着される係止部品には取付用の遊動フラ
ンジが回動可能に係止されているので、接合管のフラン
ジに対する取付時にベローズ本体がねじれを生ずる場合
に、ベローズ本体に対して遊動フランジは回動される。
そして一方の接合管の管端に設けたフランジとベローズ
本体の一方に設けられた係止部品に係合している遊動フ
ランジをボルト・ナットにて緊結することにより保護筒
の小径な一端に固着された係止部品と全体形状が正面略
環状をなし断面略板状のシール部材とを重合して挟持す
る。
【0009】
【実施例】以下本考案の一実施例を図1ついて説明す
る。1は金属薄板を用いて形成されるベローズ本体であ
り、このベローズ本体1は断面略波形の湾曲部1aを多
数、形成することにより、長手方向としての軸Y方向に
伸縮可能になり且つ可撓可能になる。
る。1は金属薄板を用いて形成されるベローズ本体であ
り、このベローズ本体1は断面略波形の湾曲部1aを多
数、形成することにより、長手方向としての軸Y方向に
伸縮可能になり且つ可撓可能になる。
【0010】1bは前記ベローズ本体1の一端に形成さ
れた小径な円環状の取付凹部であり、この取付凹部1b
は後記係止部品3の内周と前記ベローズ本体1の外周に
配置される保護筒5の閉鎖端側に設けた小径な一端5a
が固着される略長さに形成される。
れた小径な円環状の取付凹部であり、この取付凹部1b
は後記係止部品3の内周と前記ベローズ本体1の外周に
配置される保護筒5の閉鎖端側に設けた小径な一端5a
が固着される略長さに形成される。
【0011】2は前記ベローズ本体1の一端に固着され
た取付用の固定フランジであり、この固定フランジ2に
はボルト挿通孔2aが等間隔に穿設されている。
た取付用の固定フランジであり、この固定フランジ2に
はボルト挿通孔2aが等間隔に穿設されている。
【0012】3は略環状の係止部品であり、この係止部
品3は前記ベローズ本体1の他方の管端に設けた前記取
付凹部1bの端部に嵌合されることにより内周が前記取
付凹部1bの外周に熔接する等してベローズ本体1の他
方の管端に固着される。またベローズ本体1の取付凹部
1bに対して係止部品3が熔接等により固着される時
に、ベローズ本体1の小径な円環状の取付凹部1bに対
してベローズ本体1の外周に配置される後記保護筒5の
閉鎖端側の小径な一端5aが溶接等により一緒に固着さ
れる。この際、ベローズ本体1の取付凹部1bに対して
保護筒5と係止部品3とはベローズ本体1の管端側から
溶接作業が容易且つ確実に行なえるとともに係止部品3
と保護筒5とはベローズ本体1に対して充分な接触面積
をもって構造堅牢に且つコンパクトに取付けられる。
品3は前記ベローズ本体1の他方の管端に設けた前記取
付凹部1bの端部に嵌合されることにより内周が前記取
付凹部1bの外周に熔接する等してベローズ本体1の他
方の管端に固着される。またベローズ本体1の取付凹部
1bに対して係止部品3が熔接等により固着される時
に、ベローズ本体1の小径な円環状の取付凹部1bに対
してベローズ本体1の外周に配置される後記保護筒5の
閉鎖端側の小径な一端5aが溶接等により一緒に固着さ
れる。この際、ベローズ本体1の取付凹部1bに対して
保護筒5と係止部品3とはベローズ本体1の管端側から
溶接作業が容易且つ確実に行なえるとともに係止部品3
と保護筒5とはベローズ本体1に対して充分な接触面積
をもって構造堅牢に且つコンパクトに取付けられる。
【0013】4はベローズ本体1の他端に設けた前記係
止部品3に係止することにより、ベローズ本体1の前記
取付凹部1b内に回動可能に遊嵌される取付用の遊動フ
ランジであり、この遊動フランジ4には適宜等間隔にボ
ルト挿通孔4aが設けられている。
止部品3に係止することにより、ベローズ本体1の前記
取付凹部1b内に回動可能に遊嵌される取付用の遊動フ
ランジであり、この遊動フランジ4には適宜等間隔にボ
ルト挿通孔4aが設けられている。
【0014】5はベローズ本体1が飛石によって亀裂や
破損するのを阻止したり、亀裂を生じた場合等にベロー
ズ本体1の内部から内部流体が直接的に周囲に飛散する
のを阻止してベローズ本体1を保護するためにベローズ
本体1の外周を覆う保護筒であり、この保護筒5は前記
したようにその閉鎖端側に位置する小径な一端5aが前
記係止部品3の内周と、ベローズ本体1の前記取付凹部
1bの外周とが密接して熔接される。また保護筒5の他
端5bは前記固定フランジ2との間に所定の間隙Kを存
して配置されることによりベローズ本体1の長手方向と
しての軸Y方向における圧縮を一定限度に規制する。
破損するのを阻止したり、亀裂を生じた場合等にベロー
ズ本体1の内部から内部流体が直接的に周囲に飛散する
のを阻止してベローズ本体1を保護するためにベローズ
本体1の外周を覆う保護筒であり、この保護筒5は前記
したようにその閉鎖端側に位置する小径な一端5aが前
記係止部品3の内周と、ベローズ本体1の前記取付凹部
1bの外周とが密接して熔接される。また保護筒5の他
端5bは前記固定フランジ2との間に所定の間隙Kを存
して配置されることによりベローズ本体1の長手方向と
しての軸Y方向における圧縮を一定限度に規制する。
【0015】7,8は接続すべき接合管である。9はこ
の接合管7の管端に設けられたフランジであり、10は
同様に接合管8の管端に設けられたフランジである。
の接合管7の管端に設けられたフランジであり、10は
同様に接合管8の管端に設けられたフランジである。
【0016】9aは前記接合管7の管端の前記フランジ
9に設けたボルト挿通孔である。そして前記ベローズ本
体1の一方に設けた前記遊動フランジ4と、この遊動フ
ランジ4に前記フランジ9とを略対向の上、それぞれに
設けたボルト挿通孔4a,9a内にボルト11を挿通
し、このボルト11にナット12を螺合して緊結するこ
とによりベローズ本体1を接合管7に接続する。
9に設けたボルト挿通孔である。そして前記ベローズ本
体1の一方に設けた前記遊動フランジ4と、この遊動フ
ランジ4に前記フランジ9とを略対向の上、それぞれに
設けたボルト挿通孔4a,9a内にボルト11を挿通
し、このボルト11にナット12を螺合して緊結するこ
とによりベローズ本体1を接合管7に接続する。
【0017】また前記ベローズ本体1の他端に固定した
前記固定フランジ2に接合管8の前記フランジ10を衝
合の上、それぞれに設けたボルト挿通孔2a,10a内
にボルト13を挿入し、このボルト13にナット14を
螺合して緊結することによりベローズ本体1を接合管8
に接続する。
前記固定フランジ2に接合管8の前記フランジ10を衝
合の上、それぞれに設けたボルト挿通孔2a,10a内
にボルト13を挿入し、このボルト13にナット14を
螺合して緊結することによりベローズ本体1を接合管8
に接続する。
【0018】15は全体形状が正面略環状をなし断面略
板状のシール部材であり、このシール部材15は接合管
7の前記フランジ9と前記係止部品3との間に重合して
介装されることにより左右両側面の全面が圧接され、接
合管7,8内を流れる流体の漏れを確実に防止するとと
もに圧接面に隙間やガタツキなく安定にベローズ本体1
および保護筒5を保持するようになっている。
板状のシール部材であり、このシール部材15は接合管
7の前記フランジ9と前記係止部品3との間に重合して
介装されることにより左右両側面の全面が圧接され、接
合管7,8内を流れる流体の漏れを確実に防止するとと
もに圧接面に隙間やガタツキなく安定にベローズ本体1
および保護筒5を保持するようになっている。
【0019】本考案の一実施例は上記の如き構成からな
り、金属製のベローズ本体1を介して接合管7,8を接
続するのには、接続すべき接合管7,8のフランジ9,
10に対してベローズ本体1の一方に設けた取付用の遊
動フランジ4と、ベローズ本体1の他方に設けた固定フ
ランジ2とを対向させ、ボルト挿通孔4a,9a;2
a,10a内にボルト11,13を挿通してボルト1
1,13にナット12;14を螺合し、緊結することに
よりベローズ本体1を介してその前後に接合管7,8を
接続する。
り、金属製のベローズ本体1を介して接合管7,8を接
続するのには、接続すべき接合管7,8のフランジ9,
10に対してベローズ本体1の一方に設けた取付用の遊
動フランジ4と、ベローズ本体1の他方に設けた固定フ
ランジ2とを対向させ、ボルト挿通孔4a,9a;2
a,10a内にボルト11,13を挿通してボルト1
1,13にナット12;14を螺合し、緊結することに
よりベローズ本体1を介してその前後に接合管7,8を
接続する。
【0020】この際、金属製のベローズ本体1が軸長方
向に相当する軸Y方向に対して略交叉する軸X方向に振
動したり、ねじれを生ずる場合にはベローズ本体1の一
端に設けられ、円環状の取付凹部1bには略環状の係止
部品3が取付けられ、この係止部品3とベローズ本体1
とに対して遊動フランジ3が回動可能に遊嵌されている
ので、金属製のベローズ本体1がねじれ等を生じないよ
うに遊動フランジ4を回動して接合管7のフランジ9に
設けたボルト挿通孔9aと、遊動フランジ4に設けたボ
ルト挿通孔4aとを容易に重合させてボルト11を挿通
させ、ナット12を螺合することによりフランジ9と遊
動フランジ4とを結合できる。従って金属製のベローズ
本体1に、ねじれにより応力や無理な力が生じないの
で、亀裂を生じたり、破損するのが防止される。
向に相当する軸Y方向に対して略交叉する軸X方向に振
動したり、ねじれを生ずる場合にはベローズ本体1の一
端に設けられ、円環状の取付凹部1bには略環状の係止
部品3が取付けられ、この係止部品3とベローズ本体1
とに対して遊動フランジ3が回動可能に遊嵌されている
ので、金属製のベローズ本体1がねじれ等を生じないよ
うに遊動フランジ4を回動して接合管7のフランジ9に
設けたボルト挿通孔9aと、遊動フランジ4に設けたボ
ルト挿通孔4aとを容易に重合させてボルト11を挿通
させ、ナット12を螺合することによりフランジ9と遊
動フランジ4とを結合できる。従って金属製のベローズ
本体1に、ねじれにより応力や無理な力が生じないの
で、亀裂を生じたり、破損するのが防止される。
【0021】そしてエンジンEが駆動して振動を生じた
り、または自動車が走行して振動すると、ベローズ本体
1は長手方向に相当する軸Y方向に多数の湾曲部1aが
伸縮することにより接合管7,8の長手方向の移動に追
従して接合管7,8の接続状態を良好に維持する。
り、または自動車が走行して振動すると、ベローズ本体
1は長手方向に相当する軸Y方向に多数の湾曲部1aが
伸縮することにより接合管7,8の長手方向の移動に追
従して接合管7,8の接続状態を良好に維持する。
【0022】この際、ベローズ本体1の外周を保護して
いる保護筒5は、その一端5aがベローズ本体1の一方
の取付凹部1bに取付けられているので、ベローズ本体
1が軸Y方向に伸縮して移動するのに伴って保護管5は
ベローズ本体1に対して相対移動することにより、ベロ
ーズ本体1を保護する。そしてこの保護筒5の他端5b
はベローズ本体1の他端に固着した固定フランジ2に対
して間隔Kを介して配置されているので、保護筒5の他
端5bが固定フランジ2に衝突するまでの範囲、ベロー
ズ本体1が移動して自由度をもたせることができる。
いる保護筒5は、その一端5aがベローズ本体1の一方
の取付凹部1bに取付けられているので、ベローズ本体
1が軸Y方向に伸縮して移動するのに伴って保護管5は
ベローズ本体1に対して相対移動することにより、ベロ
ーズ本体1を保護する。そしてこの保護筒5の他端5b
はベローズ本体1の他端に固着した固定フランジ2に対
して間隔Kを介して配置されているので、保護筒5の他
端5bが固定フランジ2に衝突するまでの範囲、ベロー
ズ本体1が移動して自由度をもたせることができる。
【0023】従って飛石が直接、ベローズ本体1に衝突
するのが保護筒5によって阻止される。またベローズ本
体1に亀裂や破損が生じた場合に、流体が直接的に周囲
に飛散するのを防止できる。この時、接合管7,8内に
流れる内部流体が特に高温である場合に、保護筒5によ
って接合管7,8の周囲に直接に飛散するのが防止さ
れ、作業者に与える危険性が緩和される。
するのが保護筒5によって阻止される。またベローズ本
体1に亀裂や破損が生じた場合に、流体が直接的に周囲
に飛散するのを防止できる。この時、接合管7,8内に
流れる内部流体が特に高温である場合に、保護筒5によ
って接合管7,8の周囲に直接に飛散するのが防止さ
れ、作業者に与える危険性が緩和される。
【0024】図2に示すものは本考案の他の実施例であ
り、この実施例では金属製のベローズ本体1の一方に設
けた取付凹部1bに熔接した係止部品3と、前記取付凹
部1bに回動可能に設けた遊動フランジ4との間にころ
がり軸受手段としてのボール・ベアリング20を介装し
た構成により、このボール・ベアリング20のボールB
が転動することによりベローズ本体1および係止部品3
に対する遊動フランジ4の回動時の摩擦抵抗を軽減して
円滑に遊動フランジ4を回動するようになした。この
際、ころがり軸受手段としては図示のようにボールBを
使用したボール・ベアリング20のほか、例えばコロ軸
受がある。そして、遊動フランジ4に設けたボルト挿通
孔4aと接合管7のフランジ9に設けたボルト挿通孔9
aとを容易且つ確実に重合させ、ボルト11にナット1
2を螺合することにより、フランジ9と遊動フランジ4
とを結合するようになした。
り、この実施例では金属製のベローズ本体1の一方に設
けた取付凹部1bに熔接した係止部品3と、前記取付凹
部1bに回動可能に設けた遊動フランジ4との間にころ
がり軸受手段としてのボール・ベアリング20を介装し
た構成により、このボール・ベアリング20のボールB
が転動することによりベローズ本体1および係止部品3
に対する遊動フランジ4の回動時の摩擦抵抗を軽減して
円滑に遊動フランジ4を回動するようになした。この
際、ころがり軸受手段としては図示のようにボールBを
使用したボール・ベアリング20のほか、例えばコロ軸
受がある。そして、遊動フランジ4に設けたボルト挿通
孔4aと接合管7のフランジ9に設けたボルト挿通孔9
aとを容易且つ確実に重合させ、ボルト11にナット1
2を螺合することにより、フランジ9と遊動フランジ4
とを結合するようになした。
【0025】なお上記実施例においては遊動フランジ4
の抜けをはかる係止部品3は、金属製のベローズ本体1
と別体に形成して熔接しているが、係止部品3をベロー
ズ本体1に一体に形成してもよい。
の抜けをはかる係止部品3は、金属製のベローズ本体1
と別体に形成して熔接しているが、係止部品3をベロー
ズ本体1に一体に形成してもよい。
【0026】
【考案の効果】上述のように本考案は、金属製のベロー
ズ本体がねじれ等の応力により亀裂を生じたり、破損す
ることがなく、接合管への接続が行え、耐久性を向上で
きる。
ズ本体がねじれ等の応力により亀裂を生じたり、破損す
ることがなく、接合管への接続が行え、耐久性を向上で
きる。
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図3】エンジンに接合管としての燃料管と排気管とを
接続した状態の従来例を示す側面図である。
接続した状態の従来例を示す側面図である。
【図4】図3に示すエンジンの吸気系および排気系の接
合管相互の接続に使用するベローズ式伸縮接手の一例を
示す断面図である。
合管相互の接続に使用するベローズ式伸縮接手の一例を
示す断面図である。
1 ベローズ本体 1b 取付凹部 2 固定フランジ 3 係止部品 4 遊動フランジ 5 保護筒 11 ボルト 12 ナット 13 ボルト 14 ナット 15 シール部材 20 ボール・ベアリング B ボール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 27/12
Claims (3)
- 【請求項1】 金属製のベローズ本体の一方に接合され
る一方の接合管の管端に備えたフランジに対する取付用
の固定フランジを設け、ベローズ本体の他方には他方の
接合管の管端に設けたフランジにボルト・ナットにて緊
結される取付用の遊動フランジを回動可能に設けたベロ
ーズ式伸縮継手にして、該ベローズ本体の一端には前記
遊動フランジが係合可能になる係止部品の内周と前記ベ
ローズ本体の外周に配置される保護筒の小径な一端が固
着される略長さの小径な取付凹端部を形成し、前記係止
部品と該係止部品が対向する接合管の前記フランジとの
間に左右両側面の全面が圧接される全体形状が正面略環
状をなし断面略板状のシール部材を重合して介装するこ
とを特徴とするベローズ式伸縮継手。 - 【請求項2】 係止部品の内周にベローズ本体の一方に
設けた小径な一端を熔接すると共に他端を前記固定フラ
ンジとの間に間隙を有する前記保護筒をベローズ本体の
外周に配置することを特徴とする請求項1に記載のベロ
ーズ式伸縮継手。 - 【請求項3】 ベローズ本体の一方に係止部品を設ける
とともに該係止部品に対して回動可能に遊動フランジを
設け、該遊動フランジと前記係止部品との間にころがり
軸受手段を介装したことを特徴とする請求項1に記載の
ベローズ式伸縮継手。
Priority Applications (1)
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JP1993064412U JP2590775Y2 (ja) | 1992-12-02 | 1993-12-01 | ベローズ式伸縮接手 |
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JP8325892 | 1992-12-02 | ||
JP4-83258 | 1992-12-02 | ||
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Family
ID=26405527
Family Applications (1)
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JPS5836688U (ja) * | 1981-09-02 | 1983-03-10 | 大英フレックス工業株式会社 | ねじれ変位可能なベロ−ズ型伸縮管継手 |
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-
1993
- 1993-12-01 JP JP1993064412U patent/JP2590775Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0658295U (ja) | 1994-08-12 |
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