JP2590666Y2 - 配線・配管類固定用ブラケット - Google Patents

配線・配管類固定用ブラケット

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JP2590666Y2
JP2590666Y2 JP1993045630U JP4563093U JP2590666Y2 JP 2590666 Y2 JP2590666 Y2 JP 2590666Y2 JP 1993045630 U JP1993045630 U JP 1993045630U JP 4563093 U JP4563093 U JP 4563093U JP 2590666 Y2 JP2590666 Y2 JP 2590666Y2
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JP
Japan
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bracket
locking
clamp
piping
wiring
Prior art date
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Application number
JP1993045630U
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JPH0710669U (ja
Inventor
広宣 浅原
良隆 日野
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、基板に溶接されて、配
線・配管類を保持せしめたクランプを係止するブラケッ
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】代表例として、自動車に配線されるワイ
ヤハーネスを例にとると、車体の内板等の構造部材に
は、ワイヤハーネスの配線経路にブラケットが溶接等に
よって固定され、これにワイヤハーネスを保持するクラ
ンプを係止している。
【0003】図3は従来一般に用いられているブラケッ
トを示すもので、ブラケット1は断面ハット形の金属板
で、その頂面11にクランプを係止する係止長孔13が
形成してある。
【0004】このブラケット1は図4に示すように、基
板(車体内板)3のワイヤハーネス配線経路に、両側の
フランジ部12においてスポット溶接で固定される。そ
してテーピング7等でワイヤハーネス6を保持固定した
クランプ4のクリップ状係止脚5をブラケット1の係止
長孔13に押込むことで、ワイヤハーネス6は廻り止め
固定される。
【0005】ところで、ワイヤハーネスは、変化の多い
複雑な形状の車体内板を伝い、かつ他の組付部品との干
渉を避けながら配線しなければならない。従って、ブラ
ケット1のフランジ12面が車体内板3面とよく合致し
ない場合があり、溶接が不完全となりやすい。また、ワ
イヤハーネス6の配線方向により決められるブラケット
1の配置方向によっては、フランジ部12が他の部品と
干渉することがある。
【0006】またブラケットとして断面L字形で、一辺
を車体内板にスポット溶接し、他辺に、溝を設けたクラ
ンプをその溝によって差込むものもあるが、このブラケ
ットも溶接面と車体内板面と合致しにくい。
【0007】なお、ワイヤハーネス係止手段として他
に、車体内板にウエルドナットを設け、これにクランプ
をボルト締めするものもあるが、ボルト締め作業が面倒
で取付作業性が悪い。また車体内板自体に係止孔を設け
て、これにクランプの係止脚を係止するものもあるが、
係止孔から内板内部に水漏れが生じるという問題があ
る。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記の実情に
鑑み、構造簡素かつ製造が容易であり、制約の多い基板
面に取付けるに便利な配線・配管類固定用ブラケットを
提供することを課題としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案のブラケットは、
金属平板を長尺の角パイプ状に形成し、これを長さ方向
に所定長さに切断してなる図1に示すような箱型角パイ
プ部材20の一つの面21のほぼ中央に、基板へ溶接す
るための突起23を設け、面21に対向する他の面22
に、クランプを係止する係止長孔24を設けた構造とす
る。
【0010】
【作用】ブラケット2は、図2に示すように、突起23
により基板3にスタッド溶接され、ワイヤハーネス6等
の配線・配管類は、これを保持するクランプ4の係止脚
5をブラケット2の係止長孔24に押込むことで、ブラ
ケット2に取付けられる。
【0011】
【実施例】図1は本考案のブラケットを示すもので、ブ
ラケット2は鉄板よりなる箱形角パイプ部材20の一つ
の面21の中央に溶接用の突起23を設け、面21と対
向する他の面22にクリップ係止長孔24を設けて構成
されている。
【0012】このブラケット2は、長尺の金属平板に、
あらかじめ所定の間隔をおいて配列する多数の突起23
および係止長孔24を形成しておき、この平板を、一つ
の面に突起13が長さ方向に配列し、これと対向する他
の面に係止長孔24が長さ方向に配列するように、角パ
イプ状に加工し、この長尺角パイプ材を所定の長さに切
断することにより得られる。
【0013】図2は、このブラケット2によりワイヤハ
ーネス6が取付けられた状態を示すもので、ブラケット
2は車体内板(基板)3のワイヤハーネス配線経路の所
定個所に、係止長孔24の方向を配線方向に合せた配置
で、突起23によりスタッド溶接される。
【0014】ワイヤハーネス6はテーピング7により、
あらかじめ合成樹脂のクランプ4に保持固定せしめれて
おり、クランプ4に一体形成したクリップ状の係止脚5
をブラケット2の係止長孔24に押込むことにより、ワ
イヤハーネス6はクランプ4を介してブラケット2に廻
り止め固定される。
【0015】
【考案の効果】しかして、本考案のブラケットは構造が
簡素で、かつ作業性よく量産できる。また従来のブラケ
ット1(図3)のフランジ部12のような外方への突出
部がなくコンパクトで、設置スペースが小さく、車両の
他の取付部品との干渉が避けられる。また、突起により
基板に点接触に近い状態で溶接されるから、基板の取付
面形状に変化があっても溶接の障害とはならない。
【0016】本考案のブラケットは、車両のように他の
取付部品によりブラケットの取付けスペースが制約さ
れ、かつ取付基板面の面形状が変化する個所に取付ける
配線・配管類固定用ブラケットとして有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本考案のブラケットの平面図、図
1(B)は同ブラケットの図1のB−B線断面図、図1
(C)は同ブラケットの底面図である。
【図2】図1のブラケットを用いて配線類を固定した状
態を示す図である。
【図3】従来のブラケットの斜視図である。
【図4】従来のブラケットにより配線類を固定した状態
を示す図である。
【符号の説明】
1 従来のブラケット 2 本考案のブラケット 20 箱形角パイプ部材 23 突起 24 係止長孔 3 基板 4 クランプ 5 クランプの係止脚 6 配線類(ワイヤハーネス)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線・配管類を、これを保持するクラン
    プを介して基板に固定するブラケットであって、金属平
    板を角パイプ状に成形し、これを長さ方向に所定長さに
    切断してなる箱形角パイプ部材の一つの面のほぼ中央
    に、基板へ溶接するための突起を設け、上記一つの面と
    対向する他の面に、クランプを係止する係止長孔を設け
    たことを特徴とする配線・配管類固定用ブラケット。
JP1993045630U 1993-07-29 1993-07-29 配線・配管類固定用ブラケット Expired - Lifetime JP2590666Y2 (ja)

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