JP2590417Y2 - レーザ加工機におけるスクラップ処理装置 - Google Patents

レーザ加工機におけるスクラップ処理装置

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JP2590417Y2
JP2590417Y2 JP1993054078U JP5407893U JP2590417Y2 JP 2590417 Y2 JP2590417 Y2 JP 2590417Y2 JP 1993054078 U JP1993054078 U JP 1993054078U JP 5407893 U JP5407893 U JP 5407893U JP 2590417 Y2 JP2590417 Y2 JP 2590417Y2
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scrap
box
scrap box
laser beam
boxes
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弘信 三▲吉▼
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、1軸材料移動、1軸
光移動のレーザ加工機におけるスクラップ処理を容易化
したレーザ加工機におけるスクラップ処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、1軸材料移動、1軸光移動のレー
ザ加工機においては、加工時に発生するスクラップや粉
塵を受ける3めのスクラップボックスが備えられてい
る。このスクラップボックスは光移動方向にスパン分長
い形状に構成され、かつ、スクラップ,粉塵等が抜け落
ちることのないよう、穴や隙間がなく作られているのが
一般的である。また、スクラップボックスの代りにチッ
プコンベアを使用してスクラップ処理が行なわれている
ものもある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述したレ
ーザ加工機におけるスクラップボックスでは、スクラッ
プボックスが長方形であるため以下に述べる問題点があ
った。
【0004】(1) 作業者1人ではスクラップボックスの
重量があり持ち運びすることができない。
【0005】(2) メンテナンススペースがスクラップボ
ックスの取り出し分広くとらなければならない。
【0006】(3) 熱変形、重量変形等に対して充分な強
度を必要とする。
【0007】(4) ワークを水冷しながらレーザ切断する
場合は、スクラップボックスにその水が溜り、重くなっ
て持運びが困難となる。
【0008】また、チップコンベアを使用してスクラッ
プ処理を行なう型式では、コストアップになるという問
題があった。
【0009】この考案の目的は、上記問題点を改善する
ために、スクラップボックスの軽量化とメンテナンスス
ペースを小さくし、スクラップボックス内に水が溜まる
ことのないレーザ加工機におけるスクラップ処理装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、1軸材料移動、1軸光移動のレーザ加
工機におけるスクラップ処理装置にして、加工時に発生
するスクラップを受けるスクラップボックスを光移動方
向へ複数個に分割して設けると共に、各スクラップボッ
クスを、個々に搬出可能に設けてレーザ加工機における
スクラップ処理を構成した。
【0011】前記レーザ加工機におけるスクラップ処理
装置において、前記各スクラップボックスの底部に水抜
穴を設けると共に、底部全面に耐熱部材を敷設してなる
ことが望ましいものである。
【0012】
【作用】この考案のレーザ加工機におけるスクラップ処
理装置を採用することにより、光移動方向へ複数個に分
割したスクラップボックスを設け、このスクラップボッ
クスへ加工時に発生したスクラップおよび粉塵が収納さ
れる。このため、スクラップボックスを搬出するのに各
スクラップボックスが小型軽量であるため、搬出が容易
でメンテナンススペースを要しない。
【0013】また、ワークを水冷しながらレーザ切断す
る場合でも、スクラップボックス内に水が落ちても耐熱
材料の隙間を通過し水抜穴より外部へ抜け出るので、ス
クラップボックス内に水が溜り重くなるようなことがな
くなる。
【0014】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0015】図6を参照するに、レーザ加工機1は、図
示を省略したがレーザビーム発生装置、制御装置とを有
する装置本体3より延伸されて水平方向へ延在する上部
水平アーム5が設けられている。この上部水平アーム5
の先端にはY軸方向(図6において前後方向)へ移動自
在なレーザノズル7を備えたレーザ加工ヘッド9が装着
されている。
【0016】前記装置本体3の下部フレーム11には水
平なワークテーブル13が設けられ、このワークテーブ
ル13上にてワークWの支持及びワークWの移動を行な
うワーク移動位置決め装置15が設けられている。
【0017】前記ワーク移動位置決め装置15は、前記
ワークテーブル13の片側にX軸方向(図6において左
右方向)へ延伸したキャレッジベース17が設けられ、
このキャレッジベース17上にX軸方向へ移動自在なキ
ャレッジ19が設けられている。そして、キャレッジ1
9には複数個のワークWの一縁端を把持するワーククラ
ンプ21が設けられている。
【0018】また、前記ワークテーブル13上には光移
動方向に沿ってカッティングプレート23が設けられ、
このカッティングプレート23の下部にはスクラップあ
るいは粉塵を案内するスクラップガイド25が設けられ
ている。このスクラップガイド25にて案内されたスク
ラップあるいは粉塵を収納する複数のスクラップボック
ス27a,27bを段階的に備えたスクラップ処理装置
29が前記下部フレーム11内に設けられている。な
お、符号31はスクラップボックス27a,27bを取
出すための扉である。
【0019】次に、この考案の主要部であるスクラップ
処理装置29について、更に詳細に説明する。
【0020】図1を参照するに、スクラップ処理装置2
9は、スクラップボックス受け33内に前記スクラップ
ボックス27a,27bが収納され、スクラップボック
ス受33は断面U形にして段階的に高低差を設けて構成
されている。すなわち、低い部所にスクラップボックス
27aが収納され、高い部所にはスクラップボックス2
7bが収納されていて、スクラップボックス27bを引
出す際には低い部所に収納されたスクラップボックス2
7aに当接しない段差となっている。なお、スクラップ
ボックス受33の引出しを容易とするため車輪35がス
クラップボックス受33の下面に設けられている。
【0021】更に、スクラップボックス27a,27b
の底部には複数個の水抜き穴37が形成されていて、ス
クラップボックス27a,27bの底部全面に耐熱部材
39として、例えば耐火レンガ等が敷設されている。
【0022】上記構成により、その作用としては、図2
乃至図5を参照するに、まず、図2に示されたごとく、
キャレッジ19に設けたワーククランプ21でワークW
の一縁端をクランプし、X軸方向へワークWを移動する
と共に、レーザ加工ヘッド9に設けたレーザノズル7よ
りレーザビームと共にアシストガスを噴射し、所望形状
のレーザ加工が施される。レーザ加工時に発生したスク
ラップWS と粉塵はカッティングプレート23を抜けて
下に落ちる。
【0023】抜け落ちたスクラップWS と粉塵は、図3
に示されてているごく、スクラップボックス27aある
いは27b内へ収納される。
【0024】スクラップボックス27aあるいは27b
内へ所定量のスクラップWS と粉塵が収納されたら、図
4に示されているごとく、扉31を開けてスクラップボ
ックス受33を引出す。そして、図5に示されているご
とく、スクラップボックス27aをそのまま持ち上げて
所定の廃棄場所へ搬出する。また、スクラップボックス
27bを取るときは、引いて手前に出してから持ち上げ
搬出する。
【0025】上述したごとく、スクラップボックス27
a,27bを分割したことで、1度に運ぶ重量を減ら
し、1人でも搬出作業ができ、スクラップボックス受3
3の引出しも全体の半分ですむため、メンテナンススペ
ースの減少を図ることができる。また、スクラップボッ
クス27a,27bは小さくなるため強度をあまり必要
としないので軽量化を図ることができる。
【0026】更に、ワークWを水冷しながらレーザ切断
を行なう場合でも、スクラップWSと共に水が落下しス
クラップボックス27a,27b内へ入っても、耐熱部
材39である耐火レンガの隙間にしみ込み水抜き穴37
よりスクラップボックス27a,27bの外へ排出され
る。このため、スクラップボックス27a,27b内に
は水は溜らず、重くならないので運搬作業を容易に行な
うことができる。
【0027】なお、この考案は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。例えば、本実施例で
はスクラップボックス27a,27bを2個としたが、
その数に限定するものではなく3個以上にすることも可
能である。また、本実施例ではスクラップボックス27
a,27bを段階的に設けたが、並列してスクラップボ
ックス受の横を開閉して横からスクラップボックスを取
出すことも可能であり、更に、スクラップボックス受の
長手方向を開放して前後からそれぞれのスクラップボッ
クスを取出すようにすることも可能である。
【0028】
【考案の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この考案によれば、実用新案登録請求の範囲
に記載されたとおりの構成であるから、スクラップボッ
クスを分割し小型化したため、作業者1人でも容易に運
搬でき、スクラップボックスを引き出す際にも、スクラ
ップボックス1つ分のみで良くメンテナンススペースの
削減を図ることができる。また、スクラップボックスの
小型化により強度を必要としないので軽量化を図ること
ができる。
【0029】更に、水冷加工時でもスクラップボックス
には穴を明けてあるので、スクラップボックス内には水
が溜まることなく運搬作業を容易に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の要部であるスクラップ処理装置の斜
視説明図である。
【図2】作用説明図である。
【図3】作用説明図である。
【図4】作用説明図である。
【図5】作用説明図である。
【図6】この考案を実施する一実施例のレーザ加工機の
全体的構成を示す斜視説明図である。
【符号の説明】
1 レーザ加工機 27a,27b スクラップボックス 29 スクラップ処理装置 37 水抜き穴 39 耐熱部材 WS スクラップ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1軸材料移動、1軸光移動のレーザ加工
    機におけるスクラップ処理装置にして、加工時に発生す
    るスクラップを受けるスクラップボックスを光移動方向
    へ複数個に分割して設けると共に各スクラップボックス
    を、個々に搬出可能に設けてなることを特徴とするレー
    ザ加工機におけるスクラップ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記各スクラップボックスの底部に水抜
    穴を設けると共に、底部全面に耐熱部材を敷設してなる
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザ加工機における
    スクラップ処理装置。
JP1993054078U 1993-10-05 1993-10-05 レーザ加工機におけるスクラップ処理装置 Expired - Lifetime JP2590417Y2 (ja)

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