JP2590366B2 - 対話形留守番電話機 - Google Patents

対話形留守番電話機

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JP2590366B2
JP2590366B2 JP63149463A JP14946388A JP2590366B2 JP 2590366 B2 JP2590366 B2 JP 2590366B2 JP 63149463 A JP63149463 A JP 63149463A JP 14946388 A JP14946388 A JP 14946388A JP 2590366 B2 JP2590366 B2 JP 2590366B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動着信時に、発呼者と電話機との間でメ
ッセージのやり取りを行ないながら、発呼者の音声を録
音する対話形留守番電話機に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、予め録音された複数の応答メッセージを、
発呼者からの音声に応じて次々に送出することにより、
発呼者に留守番電話が自動応答していることを気付かせ
ないことで、用件の録音を行う対話形留守番電話機が知
られている。この対話形留守番電話機は、それ以前の留
守番電話のように自動応答直後か「電話機所有者の不
在」や「用件録音の催促」等を行うものと比較し、留守
番電話からの応答メッセージに対して発呼者が何等かの
発声を行う確率が高い。この特徴を生かして、迷惑電話
対策を目的に開発された対話形留守番電話機がある。こ
の対話形留守番電話機の応答メッセージは2つの部分か
構成されており、第1応答メッセージは、通常人間が電
話に応対するときに最初に発声するメッセージ(例え
ば、「はい、○○です」)、第2応答メッセージは「電
話機所有者の不在」や「用件録音の催促」等を述べるメ
ッセージとなっている。自動応答時には、第1応答メッ
セージと第2応答メッセージを一定の休止区間をはさん
で回線に送出する。電話機所有者は、第1応答メッセー
ジ送出後に発声される発呼者音声から発呼者を確認し、
該着信が迷惑電話か否かを、判断することができる。し
かし、この方法では第2応答メッセージ送出タイミング
が、発呼者メッセージの発声終了と同期していないの
で、発呼者が発声を終了した時点、あるいは、該留守番
電話機が第2応答メッセージを送出開始した時点で、発
呼者は対話の不自然さを感じ、以降の対話を自然に行う
ことは難しい。そこで、発呼者からの音声を検出する手
段を持つことにより、発呼者の発声終了を検出し、発呼
者の発声終了タイミングに合わせて次の応答メッセージ
を送出し、自然な対話をより長く継続させる対話形留守
番電話機がある(特開昭61-189057号公報)。更に、発
呼者音声の音声長や相槌に対する発呼者の反応の有無な
どから、発呼者音声の発声内容を推定し、発呼者が自分
の名前を名乗らなかった場合には発呼者名を尋ねるメッ
セージを送出する等の動作により、自然な対話を行いな
がら、少なくとも発呼者名は聞き出す能力を具備した対
話形留守番電話機も出現している(特開昭63-45950号公
報)。
第4図は、発呼者音声のメッセージ長に基づき発声内
容を推定しながら対話応答を行う従来例の対話形留守番
電話機の動作フローを示した図であり、第5図(a),
(b),(c)はこの留守番電話機と発呼者との間で行
われる対話応答例を示した図である。この従来例では、
まず、局線からの呼出信号を検出して回線閉結を行い自
動着信を行うと、「はい、○○商事です」等の第1応答
メッセージを送出するとともに、発呼者メッセージの録
音を開始する。この間、発呼者の音声を検出し、発呼者
の発声終了を判断して上記録音を中断するとともに、発
声から発声終了までを時間監視し発呼者のメッセージ長
を「短」,「中」,「長」の3段階に判別して、それぞ
れの場合に応じて次のように応答する。発呼者のメッセ
ージ長が「短」の場合には、第5図(c)に示すような
「もしもし」等の発呼者メッセージがあったものと推定
し、第2応答メッセージ「はい」を送出して、再度上記
発呼者のメッセージの録音から発呼者メッセージ長の判
断までを繰り返して行う。発呼者のメッセージ長が
「中」の場合には、発呼者メッセージが第5図(b)の
「佐藤というものですが」であったかまたは第2応答メ
ッセージ送出後の発呼者メッセージであれば第5図
(c)の「田中さんいらっしゃいますか」であったと推
定し、第2応答メッセージ「はい」を送出して、再度発
呼者メッセージの録音を開始する。ここで、第5図
(b)の場合には続いて発呼者メッセージがあること
が、第5図(c)の場合には続いて発呼者メッセージが
ないこと(無言)が推定されるので、時間監視等により
発呼者の反応を検出する。反応があるときは第5図
(b)を推定し、発呼者発声終了を検出して上記録音を
中断するとともに、第4応答メッセージ「只今留守で
す。用件を録音して下さい」を送出して発呼者メッセー
ジ(用件)の録音を発声終了まで行った後、回線を開放
して終了する。上記反応がないときは第5図(c)を推
定し、録音を中断して第3応答メッセージ「失礼ですが
どちら様ですか」を送出し、少なくとも発呼者の名だけ
は聞き出せる能力を備える。続いて発呼者メッセージの
録音を開始して発声終了で中断した後、上記同様第4応
答メッセージの送出から用件録音、回線の開放を行って
終了する。また、発呼者のメッセージ長が「長」の場合
には、第5図(a)の発呼者メッセージ「佐藤ですが田
中さんお願いしまう」とあったものとして上記同様第4
応答メッセージの送出から用件録音、回線の開放を行っ
て終了する。
以上のように、対話を行っている間の発呼者メッセー
ジには、発呼者の名前、発呼者が用件のある相手の名前
等発呼者に関する重要な情報が含まれている。そこで、
前述したように、これら従来の対話形留守番電話機で
は、この間の発呼者メッセージも用件とともに逐次発呼
者メッセージ録音部に録音・蓄積していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の技術における対話形留守番
電話機では、用件録音の催促を行うメッセージ送出以前
の対話中に、発呼者の音声が発呼者メッセージ録音部に
録音されるため、用件音声の録音可能時間長はそれまで
の対話中の録音された発呼者メッセージ長により変化し
てしまい、用件録音の催促を行うメッセージ中に、用件
音声の録音可能時間長について言及するのが困難である
という問題点があった。
第6図(a),(b),(c)は従来例における用件
音声録音可能時間長の変化を示す説明図であり、それぞ
れ第5図(a),(b),(c)の対話が発呼者と留守
番電話機の間で行われた場合の発呼者メッセージ録音部
の、用件音声の録音可能時間長を示したものである。前
述の通り対話形留守番電話機では、第5図(a),
(b),(c)のような発呼者との対話を推定して自動
応答を行うため、第4応答メッセージ送出による用件の
催促を行うまでの発呼者メッセージの録音時間長(対話
中録音時間長)TCNUが第6図(a),(b),(c)
に示すようにTCNU(a)<TCNU(b)<TCNU(c)
となってしまう。一方、用件録音時間長を含めてすべて
の発呼者メッセージの録音を行う記録媒体には容量の制
限があるため、全録音可能時間長から対話中録音時間長
を差し引いた残りの用件録音時間長TAFTCNUも変動する
ことになり、第6図(a),(b),(c)の場合では
AFTCNU(a)>TAFTCNU(b)>TAFTCNU(c)とな
る。このため、用件録音の催促を行う第4応答メッセー
ジ中に、用件録音可能時間長TAFTCNUについて言及する
には、発呼者音声録音部に残っている未使用エリア長を
検出し、それに応じた用件音声の録音可能時間長を算出
し、その結果に応じて、用件録音の催促を行うメッセー
ジ中の用件音声の録音時間長に関する内容を変化させる
必要がある。これには、用件録音を催促する応答メッセ
ージ中に送出される用件録音可能時間に関する発声内容
を、発呼者メッセージ録音部の未使用エリア量に応じて
変化させる等の方法が考えられるが、新たに新種類の時
間音声を発声させるための音声蓄積装置等を設ける必要
があり、現実的ではない。
一般の留守番電話では最初に用件録音を発呼者に催促
するので、用件の録音可能時間長は一定し、発呼者が用
件内容をまとめかつ発声を行う時間の目安として、用件
音声の録音可能時間長を発呼者に伝えることが容易に行
える。これに対し、発呼者の発声終了判定を行いながら
対話応答を行う対話形留守番電話機では、発呼者に用件
録音の催促を行う応答メッセージ(第5図では第4応答
メッセージに相当)中に、用件音声の録音可能時間長に
ついて言及する必要性が特に要求される。これは、発呼
者がそれまでの発声内容が録音されているとは気付かな
い場合が多いので、時間的な制限なしに用件録音を行う
と、改めて発呼者名等の言及から発声を開始するために
ハード的な制限時間を越えても用件録音が終わらない確
率が高く、この様な場合には、録音された用件音声を再
生しても、用件メッセージの最後の部分が録音されてい
ないために電話機所有者が再生された発呼者からの用件
メッセージを十分に理解できない可能性が高くなる。
本発明は、上記問題点を解決するにために創案された
もので、対話応答を行いながら用件音声を確実に録音で
きるようにした対話形留守番電話機を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するための本発明の対話形留守番電
話機は、制御部(2)と、発呼者メッセージ録音部
(7)と、発呼者からの音声メッセージの開始、または
終了を検出する音声検出部(8)と、計時部(9)と、
発呼者メッセージ録音部(7)の録音可能期間長監視部
(10)と、応答メッセージ部(11)とを有する対話形留
守番電話機であって、 発呼者メッセージ録音部(7)は、各記憶領域が固定
長の対話中音声録音部(7a)と用件音声録音部(7b)と
からなり、応答メッセージ部(11)は、応答メッセージ
格納部(6)が複数の応答メッセージを格納し、 制御部(2)は、回線自動閉結後、所定の当初応答メ
ッセージを送出してから、対応する発呼者メッセージを
入力する段階と、適当な応答メッセージを選択して送出
する段階とを交互に繰り返して発呼者と対話し、発呼者
とその相手先が推定できるように制御するものであり、
ここにおいて、応答メッセージの選択は、直前の応答メ
ッセージの内容とそれに対応して入力される発呼者メッ
セージの長さ、または無言か否かに基づいて行われるも
のであり、 発呼者とその相手先が推定された対話段階において
は、発呼者の用件メッセージを催促する旨の応答メッセ
ージを送出し、それに対応する発呼者の用件メッセージ
を入力するように制御するものであり、かつこの対話段
階において、発呼者の用件メッセージを催促する旨の応
答メッセージの送出前においては、各発呼者メッセージ
を発呼者メッセージ録音部(7)の対話中音声録音部
(7a)に録音し、送出後においては、発呼者の用件メッ
セージを用件音声録音部(7b)に録音するように制御す
ることが可能であり、 発呼者の用件メッセージを催促する旨の応答メッセー
ジには、用件メッセージの録音可能時間に関するメッセ
ージが含まれ、かつ各発呼者メッセージを発呼者メッセ
ージ録音部(7)の対話中音声録音部(7a)に録音する
場合において、その記憶領域が各発呼者メッセージによ
り満了したときには、発呼者とその相手先が推定されて
いない対話段階であっても、対話を打ち切り、発呼者の
用件メッセージを催促する旨の応答メッセージを送出す
るように制御するように構成したものである。
〔作用〕
本発明の手段によれば、発呼者とその相手先が推定さ
れるまでの対話段階での発呼者メッセージについては対
話中音声録音部(7a)に録音し、発呼者とその相手先が
推定された段階、または対話中音声録音部が満杯になっ
たときには、用件メッセージの録音に催促する応答メッ
セージを送出し、その後の発呼者の用件メッセージにつ
いては対話中音声録音部(7a)とは異なる用件音声録音
部(7b)に録音するため、対話段階での発呼者とその相
手先の名前を高い確率で録音でき、かつ、用件メッセー
ジを確実に録音できる。さらに、用件音声録音部を固定
長にできるため、発呼者に用件録音を催促する応答メッ
セージ中に録音可能時間長を設定する場合、一定値であ
る、用件音声録音部の録音可能時間長でよいことにな
る。このことにより、録音可能時間長に関してさまざま
な値を述べる音声メッセージを予め用意しておき、その
中から選択して応答メッセージを送出する仕組みが不要
となるとともに、応答メッセージの録音において常に同
じ時間長を述べればよいため、電話機所有者の負担は軽
減される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を示す対話形留守番電話機
のブロック図である。1は局線L1,L2に接続されたその
局線からの呼出信号を検出する着信検出部、2はマイク
ロコンピュータで構成され各部からの信号に基づいて判
断を行い各部に制御指令や指示を与えて自動着信および
対話式の自動応答を可能にする制御部である。着信検出
部1で検出した着信信号は制御部2へ送出される。3は
制御部2からの指示で電話回線と直流ループの開放/閉
結を行うループ開閉部、4はループ開閉部3を介して局
線L1,L2に接続される通話回路部である。通話回路部4
は、受話端子R1,R2と送話端子T1,T2を有し、双方向の
電話回線を単方向の受話線と送話線に分離する機能を有
している。11は応答メッセージ部であり、通話回路部4
の送話端子T1,T2に接続され自動応答時に局線L1,L2
応答メッセージを送出する応答メッセージ送出部5と、
応答メッセージ送出部5に接続され複数の応答メッセー
ジを格納する応答メッセージ格納部6から構成される。
応答メッセージ送出部5は、制御部2から指示された応
答メッセージ格納部6の応答メッセージを制御部2から
指示されるタイミングで送出する機能を有する。7は、
通話回路部4の受話端子R1,R2に接続され、局線L1,L2
を経由して送られてくる発呼者メッセージを制御部2の
指示するタイミングで録音を開始または中断する発呼者
メッセージ録音部であり、その内部の記録媒体が対話中
音声録音部7aと用件音声録音部7bの2つのエリアに分割
されている。8は同じく通話回路部4の受話端子R1,R2
に接続され発呼者の発声/発声終了を検出して制御部2
へ送出する音声検出部、9は発呼者音声の無音状態の継
続/有音状態の継続を制御部2の指示で測定し出力する
ための計時部、10は制御部2の指示で発呼者メッセージ
録音部7の録音可能時間長を監視する録音可能時間長監
視部である。
第2図は発呼者メッセージ録音部の内部構成例を示す
図である。記録媒体としては、テープレコーダの録音テ
ープや、半導体記録再生器等種々のものが利用可能であ
り、これを2つのエリアに分割して、一方のエリアは発
呼者に用件録音を催促する応答メッセージを送出する以
前の発呼者音声を録音する対話中音声録音部7aとし、他
方のエリアは発呼者に用件録音を催促する応答メッセー
ジを送出した以後の発呼者音声を録音する用件音声録音
部7bとする。ここで、全録音可能時間長TALLのうち対
話中音声録音部7aの録音可能時間長:TCNUは、通常の対
話応答で発呼者が対話応答中に発声すると予想される音
声長の最大値に設定しておく。このようにして、用件音
声可能時間長TAFTCNUを固定長とする。表1は応答メッ
セージ格納部6に予め格納される応答メッセージ例であ
り、発呼者に用件録音を催促する第4の応答メッセージ
の中に上記固定長の用件録音可能時間TAFTCNUを伝える
メッセージ「録音時間は、(TMESSです。」を付加す
る。ただし、TMESS≦TAFTCNUである。
以上のように構成した実施例の作用を述べる。
第3図は本実施例の動作説明用のフローチャートであ
り、第1図を参照して動作の説明を行う。まず着信があ
ると着信検出部1がこれを検知して制御部2に着信信号
を送出する。制御部2はこの着信信号を検出すると、所
定の時間経過後、ループ開閉部3を動作させてループを
閉成し(回線閉結)、自動着信動作を終了する。自動着
信動作が終了すると、制御部2は応答メッセージ部11を
動作し、応答メッセージ格納部6から、所定の当初応答
メッセージである第1応答メッセージは「はい○○商事
です」を選択し、応答メッセージ出力部5より通話回路
部4を介して局線L1・L2に送出する。第1応答メッセ
ージの送出が終了すると、制御部2は発呼者メッセージ
録音部7を起動し、局線L1・L2上に現れる発呼者音声
を、通話回路部4を介して、発呼者メッセージ録音部7
の対話中音声録音部7aに録音する。制御部2は、対話中
音声録音部7aへの録音中、録音可能時間長監視部10を動
作させ、対話中音声録音部7aの録音可能時間長を監視し
続けるとともに、音声検出部8と計時部9を動作して発
呼者音声の有音状態/無音状態の継続時間を計測し、無
音継続時間長がある閾値(TED)以上になったかどうか
により、発呼者の発声が終了したかどうかを検出する。
発呼者の発声の終了を検出する前に対話中音声録音部
7aの録音可能時間が無くなった場合には、制御部2は、
対話を打ち切り、発呼者メッセージ録音部7の録音動作
を中断し、次に送出する応答メッセージに、発呼者の用
件メッセージを催促する旨の応答メッセージである第4
応答メッセージを選択する。
対話中音声録音部7aの録音可能時間が無くならない状
態で、発呼者の発声の終了を検出した場合には、制御部
2は、発呼者メッセージ録音部7の録音動作を中断し、
録音可能時間長監視部10より発呼者音声中の有音状態継
続時間長の合計である発呼者メッセージ長を求め、その
値が「長」、「中」、「短」の3通りに従って、異なっ
た動作をする。
(1) 発呼者メッセージ長が「長」の場合 発呼者が既に発呼者の名前と発呼者が用件のある相手
の名前との両方を発声したものと推定して、制御部は、
発呼者の用件メッセージを催促する旨の応答メッセージ
である第4応答メッセージを応答メッセージとして選択
する。
(2) 発呼者メッセージ長が「短」の場合 制御部は、発呼者がまだ「もしもし」程度の内容しか
発声していないと推定されるので、発呼者の名前や発呼
者が用件のある相手の名前の発声を促すため、相槌とし
て第2応答メッセージ「はい」を送出し、再度上記の第
1応答メッセージ送出後と同一の動作を行い、第2応答
メッセージに対する発呼者メッセージを録音する。
(3) 発呼者メッセージ長が「中」の場合 制御部は、発呼者が発呼者の名前のみあるいは、用件
のある相手の名前のみを発声したと推定し、相槌として
第2応答メッセージ「はい」を送出し、発呼者メッセー
ジ録音部の対話中音声録音部7aに発呼者音声の録音を再
開する。
この状態、すなわち、発呼者メッセージが中間の長さ
で、かつ、第2応答メッセージ送出した後に発呼者メッ
セージが有る場合には、対話がスムーズに進行したと考
え、第1応答メッセージの送出直後に録音した発呼者の
メッセージは、発呼者の名前のみを発声し、今回、録音
した発呼者メッセージは用件のある相手の名前を発声し
たものと推定し、発呼者の発声終了を確認後、発呼者メ
ッセージ録音部7の録音動作を中断し、次の応答メッセ
ージとして発呼者の用件メッセージを催促する旨の応答
メッセージである第4応答メッセージを選択する。また
発呼者メッセージ録音中に録音時間長監視部10が対話中
音声録音部7aの録音可能時間が無くなったことを検出し
た場合には、即座に発呼者メッセージ録音部7の録音動
作を中断し、次に送出する応答メッセージに第4応答メ
ッセージを選択する。
一方、第2応答メッセージを送出した後に発呼者音声
が有音状態にならずに、無音状態がある閾値(TNA)以
上継続したときには、発呼者が応答メッセージに不自然
さを感じて対話がスムーズに進行しなかったと考え、第
1応答メッセージ送出直後に録音した発呼者のメッセー
ジは、用件のある相手の名前のみを発声し、まだ発呼者
の名前は発声していないと推定する。そこで、制御部2
は、発呼者メッセージ録音部7の録音動作を中断した
後、発呼者に発呼者の名前の発声を促すため、第3応答
メッセージ「失礼ですがどちら様でしょうか」を送出
し、発呼者メッセージ録音部7の対話中音声録音部7aに
発呼者メッセージの録音を再開する。そして、発呼者の
発声の終了の検出により、発呼者の名前の録音が終了し
たものと推定し、発呼者メッセージ録音部の録音動作を
中断し、次の応答メッセージに第4応答メッセージを選
択する。また、発呼者音声録音中に録音時間長監視部10
が対話中音声録音部7aの録音可能時間が無くなったこと
を検出した場合は、対話を打ち切り、即座に発呼者メッ
セージ録音部7の録音動作を中断し、次に送出する応答
メッセージに第4応答メッセージを選択する。
以上のように、発呼者の名前と用件のある相手の名前
が推定できた段階、あるいは対話中音声録音部7aの録音
可能時間が無くなったときに、次に送出する応答メッセ
ージとして第4応答メッセージ「只今、留守にしており
ます。用件を録音致しますのでどうごお話下さい。録音
時間は(TMESS)です。」が選択されると、制御部2
は、応答メッセージ部11の応答メッセージ格納部6、応
答メッセージ送出部5、および通信回路部4を動作して
局線に第4応答メッセージを送出し、発呼者メッセージ
録音部7を起動し、第4応答メッセージに対する発呼者
メッセージの録音を再開する。この時の発呼者メッセー
ジは、発呼者の用件メッセージなので、発呼者メッセー
ジ録音部7の用件音声録音部7bに録音する。第4応答メ
ッセージ送出前までの発呼者メッセージは、全て発呼者
メッセージ録音部7の対話中音声録音部7aに格納されて
きたので、発呼者メッセージ録音部の用件音声録音部7b
は、何も録音されていない。すなわち、用件音声の録音
可能時間長は、発呼者メッセージ録音部の用件音声録音
部の録音可能時間TAFTCNUと等しい。従って、第4応答
メッセージ中に言及される用件音声の録音可能時間T
MESSと、発呼者メッセージ録音部の用件音声録音部の録
音可能時間TAFTCNUの関係は、TMESS=TAFTCNUと固定
長にすることができる。もちろん余裕をとってTMESS
AFTCNUとしても良い。制御部2は、発呼者メッセージ
の録音中、録音可能時間長監視部10を動作し、用件音声
録音部7bの録音可能時間を監視する。そして、用件音声
録音部7bの録音可能時間が無くなったこと、または、発
呼者発声の終了が検知されると、ループ開閉部3は回線
を開放し、自動応答動作を終了する。
なお、上記実施例における発呼者メッセージ録音部7
の記録媒体を2つのエリアに分割する場合、一つの記録
媒体を2つの使用エリアに分割しても良いし、記録媒体
によっては別々の記録媒体に分けることによって実現し
ても良い。このように、本発明はその主旨に沿って種々
に応答され、種々の実施態様を取り得るものである。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明の対話形留守番
電話機によれば発呼者とその相手先が推定されるまでの
対話段階での発呼者メッセージについては対話中音声録
音部(7a)に録音し、発呼者とその相手先が推定された
段階、または対話中音声録音部が満杯になったときに
は、用件メッセージの録音を催促する応答メッセージを
送出し、その後の発呼者の用件メッセージについては対
話中音声録音部(7a)とは異なる用件音声録音部(7b)
に録音するため、対話段階での発呼者とその相手先の名
前を高い確率で録音でき、かつ、用件メッセージを確実
に録音できるという効果が得られる。また、用件音声録
音部を固定長にできるため、発呼者に用件録音を催促す
る応答メッセージ中に録音可能時間を設定する場合、一
定値である、用件音声録音部の録音可能時間長でよいこ
とになる。このことにより、録音可能時間長に関してさ
まざまな値を述べる音声メッセージを予め用意してお
き、その中から選択して応答メッセージを送出する仕組
みが不要となる。さらに、用件音声録音部を固定長にで
きることは、用件録音を催促する応答メッセージ中の録
音可能時間長の設定が容易となり、通常の留守番電話機
で行われているように、応答メッセージの録音がこの留
守番電話機の所有者に行わせる場合、所有者は用件録音
の時間長について単一の決められた時間長(TMESS)を
述べればよいので、所有者の負担が軽減でき、本留守番
電話機の使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す対話形留守番電話機の
ブロック図、第2図は発呼者メッセージ録音部の内部構
成を示す図、第3図は本実施例の動作説明用のフローチ
ャート、第4図は従来例の対話形留守番電話機の動作フ
ローを示した図、第5図(a),(b),(c)は従来
例の対話形留守番電話機と発呼者の対話応答例を示した
図、第6図(a),(b),(c)は従来例の用件音声
録音可能時間長の変化を示す説明図である。 1……着信検出部、2……制御部、3……ループ開閉
部、5……応答メッセージ送出部、6……応答メッセー
ジ格納部、7……発呼者メッセージ録音部、7a……対話
中音声録音部、7b……用件音声録音部、8……音声検出
部、9……計時部、10……録音可能時間長監視部、11…
…応答メッセージ部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−59657(JP,A) 特開 昭61−147638(JP,A) 特開 昭63−45950(JP,A) 特開 昭56−158564(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御部(2)と、発呼者メッセージ録音部
    (7)と、発呼者からの音声メッセージの開始、または
    終了を検出する音声検出部(8)と、計時部(9)と、
    発呼者メッセージ録音部(7)の録音可能期間長監視部
    (10)と、応答メッセージ部(11)とを有する対話形留
    守番電話機であって、 発呼者メッセージ録音部(7)は、各記憶領域が固定長
    の対話中音声録音部(7a)と用件音声録音部(7b)とか
    らなり、 応答メッセージ部(11)は、応答メッセージ格納部
    (6)が複数の応答メッセージを格納し、 制御部(2)は、 回線自動閉結後、所定の当初応答メッセージを送出して
    から、対応する発呼者メッセージを入力する段階と、適
    当な応答メッセージを選択して送出する段階とを交互に
    繰り返して発呼者と対話し、発呼者とその相手先が推定
    できるように制御するものであり、ここにおいて、応答
    メッセージの選択は、直前の応答メッセージの内容とそ
    れに対応して入力される発呼者メッセージの長さ、また
    は無言か否かに基づいて行われるものであり、 発呼者とその相手先が推定された対話段階においては、
    発呼者の用件メッセージを催促する旨の応答メッセージ
    を送出し、それに対応する発呼者の用件メッセージを入
    力するように制御するものであり、 かつこの対話段階において、発呼者の用件メッセージを
    催促する旨の応答メッセージの送出前においては、各発
    呼者メッセージを発呼者メッセージ録音部(7)の対話
    中音声録音部(7a)に録音し、送出後おいては、発呼者
    の用件メッセージを用件音声録音部(7b)に録音するよ
    うに制御することが可能であり、 発呼者の用件メッセージを催促する旨の応答メッセージ
    には、用件メッセージの録音可能時間に関するメッセー
    ジが含まれ、 かつ各発呼者メッセージを発呼者メッセージ録音部
    (7)の対話中音声録音部(7a)に録音する場合におい
    て、その記憶領域が各発呼者メッセージにより満了した
    ときには、発呼者とその相手先が推定されていない対話
    段階であっても、対話を打ち切り、発呼者の用件メッセ
    ージを催促する旨の応答メッセージを送出するように制
    御する 対話形留守番電話機。
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JPS5859657A (ja) * 1981-10-05 1983-04-08 Oki Electric Ind Co Ltd 留守番電話装置
JPS61147638A (ja) * 1984-12-21 1986-07-05 Iwatsu Electric Co Ltd 応答メツセ−ジ送出方式
JPH07110021B2 (ja) * 1986-04-11 1995-11-22 日本電信電話株式会社 対話形音声応答装置

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