JP2590347B2 - 弾性表面波装置 - Google Patents
弾性表面波装置Info
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- JP2590347B2 JP2590347B2 JP62285338A JP28533887A JP2590347B2 JP 2590347 B2 JP2590347 B2 JP 2590347B2 JP 62285338 A JP62285338 A JP 62285338A JP 28533887 A JP28533887 A JP 28533887A JP 2590347 B2 JP2590347 B2 JP 2590347B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、反射波を良く抑圧した、周波数特性上のリ
ップルが少ない弾性表面波装置に関する。
ップルが少ない弾性表面波装置に関する。
従来の交差幅重み付電極では、電極の有る部分と無い
部分の弾性表面波伝搬に関する特性インピーダンスの相
違により生ずる反射波（以後MELと略称）を、米国電気
電子学会論文誌エムティーティ−MTT−22,（1974年）、
第960〜964頁に述べられているように、電極指幅を、帯
域中心周波数の弾性表面波波長（λ0）の1/8にして抑圧
する方法が知られている。
部分の弾性表面波伝搬に関する特性インピーダンスの相
違により生ずる反射波（以後MELと略称）を、米国電気
電子学会論文誌エムティーティ−MTT−22,（1974年）、
第960〜964頁に述べられているように、電極指幅を、帯
域中心周波数の弾性表面波波長（λ0）の1/8にして抑圧
する方法が知られている。
周波数特性が帯域中心周波数に対して対称な場合は、
電極ピッチは一定となり、上記従来の手法は有効であ
る。
電極ピッチは一定となり、上記従来の手法は有効であ
る。
また、周波数特性が非対称で電極ピッチが一定でない
場合も、電極幅を励振源位置（インパルス発生位置）の
間隔の1/4とすることで、かなりMELを抑圧できるが、ま
だ充分ではない。
場合も、電極幅を励振源位置（インパルス発生位置）の
間隔の1/4とすることで、かなりMELを抑圧できるが、ま
だ充分ではない。
本発明は、上記MELを更に良く抑圧した弾性表面波装
置を提供することを目的とする。
置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために本発明においては、不等
ピッチ交差幅重み付電極の同極性電極指端部を連ねる直
線状の第１共通電極（バスバー）の他に、同極性電極指
の交差部分に近い位置（重み付交差部の包絡線と第１共
通電極の間）を連ねる第２共通電極を設け、異極性第２
共通電極間領域では、不等ピッチで交差幅重み付電極指
を配列し、同極性の第1,第２共通電極間の領域（互いに
異極性の上部領域または下部領域を有している）では、
中心周波数近傍で反射波を充分抑圧するように、λ0/8
幅の電極指をλ0/4間隔で配列するか或いは上部領域の
電極指存在位置に下部領域の電極指間の間隙が対応する
ように配列させた電極指（但し其の両端何れもが夫々第
1,第２共通電極に接続された格子状）配列を行った。
ピッチ交差幅重み付電極の同極性電極指端部を連ねる直
線状の第１共通電極（バスバー）の他に、同極性電極指
の交差部分に近い位置（重み付交差部の包絡線と第１共
通電極の間）を連ねる第２共通電極を設け、異極性第２
共通電極間領域では、不等ピッチで交差幅重み付電極指
を配列し、同極性の第1,第２共通電極間の領域（互いに
異極性の上部領域または下部領域を有している）では、
中心周波数近傍で反射波を充分抑圧するように、λ0/8
幅の電極指をλ0/4間隔で配列するか或いは上部領域の
電極指存在位置に下部領域の電極指間の間隙が対応する
ように配列させた電極指（但し其の両端何れもが夫々第
1,第２共通電極に接続された格子状）配列を行った。
上記手段をとれば、第1,第２共通電極間の反射波は充
分抑圧されているために、反射波は、事実上、残された
電極部分だけのものとなり、元の反射波のインパルスレ
スポンスにウィンドウ（窓関数）をかけたものとなっ
て、全体のレベルを下げ得ることを本発明者等は発見し
た。ここで、第1,第２共通電極間に電極を残したのは、
その部分での表面波の伝搬速度（位相）を中心部分と同
様にするためである。
分抑圧されているために、反射波は、事実上、残された
電極部分だけのものとなり、元の反射波のインパルスレ
スポンスにウィンドウ（窓関数）をかけたものとなっ
て、全体のレベルを下げ得ることを本発明者等は発見し
た。ここで、第1,第２共通電極間に電極を残したのは、
その部分での表面波の伝搬速度（位相）を中心部分と同
様にするためである。
以下、本発明を図面によって更に詳細に説明する。
第１図は本発明第１実施例を模式的に示す図である。
弾性表面波基板１上に入力すだれ状電極２、出力すだれ
状電極３が配置され、出力すだれ状電極３には、第１共
通電極４と第２共通電極５が設けられ、両共通電極間の
領域６には中心周波数の弾性表面波波長（λ0）の1/8の
幅の電極指をλ0/4のピッチで等間隔に配置してある。
なお、第２共通電極は余弦形状とした（コサイン形のウ
ィンドウがかかっていることに相当する）。第２共通電
極５の内側の領域７では、非対称周波数特性を得るため
に不等ピッチ電極が配置されている。破線８は其の交差
部包絡線を示している。入出力すだれ状電極2,3の両側
には弾性表面波の基板端面での反射を防止するため吸音
剤９が塗布されている。基板は128度回転Ｙ軸切断、Ｘ
軸伝搬のLiNbO3で、入力すだれ状電極２の励振源対数は
15対、入力側開口長3000μｍ、出力すだれ状電極３の励
振源（第２共通電極間）対数は50対、出力側最大開口長
2000μｍである。テレビジョン受信機の中間周波フィル
タ用で中心周波数56.5MHzである。第２図は、本実施例
と同用途の従来の弾性表面波装置の例（参考例）を模式
的に示す図である。図中の符号は第１図の場合と同じ
で、基板，励振源対数，開口長等も第１実施例と同様で
ある。
弾性表面波基板１上に入力すだれ状電極２、出力すだれ
状電極３が配置され、出力すだれ状電極３には、第１共
通電極４と第２共通電極５が設けられ、両共通電極間の
領域６には中心周波数の弾性表面波波長（λ0）の1/8の
幅の電極指をλ0/4のピッチで等間隔に配置してある。
なお、第２共通電極は余弦形状とした（コサイン形のウ
ィンドウがかかっていることに相当する）。第２共通電
極５の内側の領域７では、非対称周波数特性を得るため
に不等ピッチ電極が配置されている。破線８は其の交差
部包絡線を示している。入出力すだれ状電極2,3の両側
には弾性表面波の基板端面での反射を防止するため吸音
剤９が塗布されている。基板は128度回転Ｙ軸切断、Ｘ
軸伝搬のLiNbO3で、入力すだれ状電極２の励振源対数は
15対、入力側開口長3000μｍ、出力すだれ状電極３の励
振源（第２共通電極間）対数は50対、出力側最大開口長
2000μｍである。テレビジョン受信機の中間周波フィル
タ用で中心周波数56.5MHzである。第２図は、本実施例
と同用途の従来の弾性表面波装置の例（参考例）を模式
的に示す図である。図中の符号は第１図の場合と同じ
で、基板，励振源対数，開口長等も第１実施例と同様で
ある。
第３図は本装置を用いたテレビジョンの中間周波回路
を示す。チューナ10に本弾性表面波装置11を接続し、１
チャンネルの抽出と、映像帯域，音声信号レベルの設定
を行っている。出力は変圧器12を介してブリアンプ，復
調等の機能を有する集積回路13に接続されている。従来
はチューナの出力部でマッチングをとるため、ダンピン
グ用の抵抗14が接続されていたが、本発明装置を用いる
システムでは、低損失化のため、弾性表面波装置のイン
ピーダンスを下げ、抵抗14を取り外すことにした。従っ
て弾性表面波装置11の入力側は、ほぼマッチングに近い
状態となり、電極の負荷条件によって定まる反射波（R
W）は10dB程度であった。一方、従来の弾性表面波装置
（参考例）を用い、出力側のミスマッチを充分に行い、
反射波を抑圧しようと試みたところ、前述のMEL分によ
り、電極間を多重反射する波（TTE）を充分抑圧するこ
とが出来なかった。
を示す。チューナ10に本弾性表面波装置11を接続し、１
チャンネルの抽出と、映像帯域，音声信号レベルの設定
を行っている。出力は変圧器12を介してブリアンプ，復
調等の機能を有する集積回路13に接続されている。従来
はチューナの出力部でマッチングをとるため、ダンピン
グ用の抵抗14が接続されていたが、本発明装置を用いる
システムでは、低損失化のため、弾性表面波装置のイン
ピーダンスを下げ、抵抗14を取り外すことにした。従っ
て弾性表面波装置11の入力側は、ほぼマッチングに近い
状態となり、電極の負荷条件によって定まる反射波（R
W）は10dB程度であった。一方、従来の弾性表面波装置
（参考例）を用い、出力側のミスマッチを充分に行い、
反射波を抑圧しようと試みたところ、前述のMEL分によ
り、電極間を多重反射する波（TTE）を充分抑圧するこ
とが出来なかった。
第４図は、参考例の出力すだれ状電極３による反射波
（MEL）の損失を測定した結果を示す。フィルタ帯域内
で約23dB程度となった。入力側が10dBであるため、全体
では33dBとなる。第５図は、参考例の挿入損失−周波数
特性を示す。損失は18dBと良好であるが、帯域内に振幅
0.5dBp-p、群遅延100nsp-pのリップルを生じている。こ
れに対し、第６図は本発明第１実施例の出力すだれ状電
極３の反射波（MEL）の損失を測定した結果を示す。フ
ィルタ帯域内で約27dBであり、全体では37dBとなり、4d
Bの改善効果があった。第７図は第１実施例フィルタの
挿入損失−周波数特性を示す。振幅リップルは0.2d
Bp-p、群遅延リップルは60nsp-pであり、良好な特性と
なっている。
（MEL）の損失を測定した結果を示す。フィルタ帯域内
で約23dB程度となった。入力側が10dBであるため、全体
では33dBとなる。第５図は、参考例の挿入損失−周波数
特性を示す。損失は18dBと良好であるが、帯域内に振幅
0.5dBp-p、群遅延100nsp-pのリップルを生じている。こ
れに対し、第６図は本発明第１実施例の出力すだれ状電
極３の反射波（MEL）の損失を測定した結果を示す。フ
ィルタ帯域内で約27dBであり、全体では37dBとなり、4d
Bの改善効果があった。第７図は第１実施例フィルタの
挿入損失−周波数特性を示す。振幅リップルは0.2d
Bp-p、群遅延リップルは60nsp-pであり、良好な特性と
なっている。
第８図は本発明第２実施例を模式的に示す図である。
本実施例では、入力側から離れた部分の包絡線８にそっ
て第２共通電極５を設置した。第９図は第２実施例出力
すだれ状電極３の反射波損失−周波数特性を示す。帯域
内で約30dBの地が得られた。第２実施例では第１実施例
に比べ、更に3dB反射波を抑圧することが可能である。
本実施例では、入力側から離れた部分の包絡線８にそっ
て第２共通電極５を設置した。第９図は第２実施例出力
すだれ状電極３の反射波損失−周波数特性を示す。帯域
内で約30dBの地が得られた。第２実施例では第１実施例
に比べ、更に3dB反射波を抑圧することが可能である。
第10図は本発明第３実施例を模式的に示す図である。
本実施例では第２共通電極５は電極の前部でも包絡線８
に一致させている。第11図は出力すだれ状電極３におけ
る反射波損失を示す。帯域内で約33dBの値が得られた。
本実施例では第２実施例に比べて更に3dBの改善効果が
得られた。
本実施例では第２共通電極５は電極の前部でも包絡線８
に一致させている。第11図は出力すだれ状電極３におけ
る反射波損失を示す。帯域内で約33dBの値が得られた。
本実施例では第２実施例に比べて更に3dBの改善効果が
得られた。
第12図は本発明第４実施例を模式的に示す図である。
出力すだれ状電極として一方向性電極15を用いて、一層
低損失化を行っている。一方向性電極15はミアンダ電極
16を用いたグループ型一方向性電極である。本実施例で
も、第２共通電極５を設けてMEL分を抑圧している。本
実施例を用いれば、不等ピッチ型一方向性電極のよう
に、MEL分が出易い構造でもMELを抑圧することが可能で
ある。
出力すだれ状電極として一方向性電極15を用いて、一層
低損失化を行っている。一方向性電極15はミアンダ電極
16を用いたグループ型一方向性電極である。本実施例で
も、第２共通電極５を設けてMEL分を抑圧している。本
実施例を用いれば、不等ピッチ型一方向性電極のよう
に、MEL分が出易い構造でもMELを抑圧することが可能で
ある。
第13図は、この出願の第２の発明の実施例の部分拡大
図である。
図である。
この発明では、第１共通電極と第２共通電極に挾まれ
た領域６に電極指幅がλ0/4の電極を用いるとともに、
一方のすだれ状電極の上部領域の電極指が存在する位置
に下部領域の電極指間の間隙が対応するように両領域の
電極指の位相をλ0/4だけずらしている。出力すだれ状
電極３の入力すだれ状電極側の上部領域拡大図17、下部
領域拡大図を18、反対側の上部領域拡大図を19、下部領
域拡大図を20で示している。それぞれの位置で、上部の
反射波と下部の反射波は逆相となり打消し合う。残りの
上部左端、下部右端から発生する反射波も中心周波数近
傍で相殺される。本実施例を用いると、領域６からの反
射波がフィルタ帯域内で殆ど零になるため、一層良好な
反射波抑圧効果を得ることができ、かつ、電極幅を広く
することが出来るため、製造歩留り向上に効果がある。
なお、ここではλ0/4幅の電極指を用いたものを示した
が、上部と下部の電極エッジが逆相となるように配置す
れば、電極指幅は任意（例えばλ0/8）とすることが出
来ることは云うまでもない。
た領域６に電極指幅がλ0/4の電極を用いるとともに、
一方のすだれ状電極の上部領域の電極指が存在する位置
に下部領域の電極指間の間隙が対応するように両領域の
電極指の位相をλ0/4だけずらしている。出力すだれ状
電極３の入力すだれ状電極側の上部領域拡大図17、下部
領域拡大図を18、反対側の上部領域拡大図を19、下部領
域拡大図を20で示している。それぞれの位置で、上部の
反射波と下部の反射波は逆相となり打消し合う。残りの
上部左端、下部右端から発生する反射波も中心周波数近
傍で相殺される。本実施例を用いると、領域６からの反
射波がフィルタ帯域内で殆ど零になるため、一層良好な
反射波抑圧効果を得ることができ、かつ、電極幅を広く
することが出来るため、製造歩留り向上に効果がある。
なお、ここではλ0/4幅の電極指を用いたものを示した
が、上部と下部の電極エッジが逆相となるように配置す
れば、電極指幅は任意（例えばλ0/8）とすることが出
来ることは云うまでもない。
以上説明したように本発明によれば、非対称周波数特
性を有する不等ピッチ電極指配置の場合でも、MEL（媒
質の特性インピーダンスの違いによる反射）を充分に抑
圧することが出来るため、帯域内リップル等を抑えるこ
とができ、フィルタ特性の向上に効果がある。
性を有する不等ピッチ電極指配置の場合でも、MEL（媒
質の特性インピーダンスの違いによる反射）を充分に抑
圧することが出来るため、帯域内リップル等を抑えるこ
とができ、フィルタ特性の向上に効果がある。
第１図は本発明第１実施例を模式的に示す図、第２図は
従来の弾性表面波装置の例（参考例）を模式的に示す
図、第３図は本装置を用いたテレビジョンの中間周波回
路を示す図、第４図は参考例出力すだれ状電極による反
射波損失の周波数特性図、第５図は参考例の挿入損失の
周波数特性図、第６図は本発明第１実施例出力すだれ状
電極の反射波損失の周波数特性図、第７図は第１実施例
フィルタ挿入損失の周波数特性図、第８図は本発明第２
実施例を模式的に示す図、第９図は第２実施例出力すだ
れ状電極の反射波損失の周波数特性図、第10図は本発明
第３実施例を模式的に示す図、第11図は第３実施例出力
すだれ状電極の反射波損失の周波数特性図、第12図は本
発明第４実施例を模式的に示す図、第13図はこの出願の
第２の発明の実施例の部分拡大図である。 １……弾性表面波基板、２……入力すだれ状電極、３…
…出力すだれ状電極、４……第１共通電極、５……第２
共通電極、６……両共通電極間の領域、７……第２共通
電極の内側の領域、８……交差部の包絡線、９……吸音
剤、10……チューナ、11……弾性表面波装置、13……集
積回路、15……一方向性電極、16……ミアンダ電極。
従来の弾性表面波装置の例（参考例）を模式的に示す
図、第３図は本装置を用いたテレビジョンの中間周波回
路を示す図、第４図は参考例出力すだれ状電極による反
射波損失の周波数特性図、第５図は参考例の挿入損失の
周波数特性図、第６図は本発明第１実施例出力すだれ状
電極の反射波損失の周波数特性図、第７図は第１実施例
フィルタ挿入損失の周波数特性図、第８図は本発明第２
実施例を模式的に示す図、第９図は第２実施例出力すだ
れ状電極の反射波損失の周波数特性図、第10図は本発明
第３実施例を模式的に示す図、第11図は第３実施例出力
すだれ状電極の反射波損失の周波数特性図、第12図は本
発明第４実施例を模式的に示す図、第13図はこの出願の
第２の発明の実施例の部分拡大図である。 １……弾性表面波基板、２……入力すだれ状電極、３…
…出力すだれ状電極、４……第１共通電極、５……第２
共通電極、６……両共通電極間の領域、７……第２共通
電極の内側の領域、８……交差部の包絡線、９……吸音
剤、10……チューナ、11……弾性表面波装置、13……集
積回路、15……一方向性電極、16……ミアンダ電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 利光 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 山田 純 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭54−86251（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−262312（ＪＰ，Ａ) 実開 昭59−76131（ＪＰ，Ｕ)
Claims (8)
- 【請求項１】弾性表面波基板上に入力すだれ状電極およ
び出力すだれ状電極を配列し、少なくとも一方のすだれ
状電極を電極指交差幅と電極指ピッチに変化のある不等
ピッチ交差幅重み付電極とした弾性表面波装置におい
て、 上記不等ピッチ交差幅重み付電極に、この不等ピッチ交
差幅重み付電極の同極性電極指端部を連ねる直線状の第
１共通電極と同極性電極指の交差部分に電極指を連ねる
第２共通電極を設けるとともに、 上記不等ピッチ交差幅重み付電極の異極性第２共通電極
間領域では不等ピッチで交差幅重み付電極指を配列し、 上記不等ピッチ交差幅重み付電極の同極性の第１共通電
極と第２共通電極間の領域では、電極指幅をフィルタ帯
域の中心の周波数における波長の1/8とし電極指ピッチ
を該中心周波数における波長の1/4となるピッチで電極
指配列を行ったことを特徴とする弾性表面波装置。 - 【請求項２】上記不等ピッチ交差幅重み付電極の第２共
通電極が、電極指交差部包絡線に沿って形成した部分を
有する特許請求の範囲第１項記載の弾性表面波装置。 - 【請求項３】不等ピッチ交差幅重み付電極の第２共通電
極が、同極性電極指の交差部分に近い位置を連ねて形成
した部分を有する特許請求の範囲第１項記載の弾性表面
波装置。 - 【請求項４】不等ピッチ交差幅重み付電極がグループ型
一方向性電極である特許請求の範囲第１項記載の弾性表
面波装置。 - 【請求項５】弾性表面波基板上に入力すだれ状電極およ
び出力すだれ状電極を配列し、少なくとも一方のすだれ
状電極を電極指交差幅と電極指ピッチに変化のある不等
ピッチ交差幅重み付電極とした弾性表面波装置におい
て、 上記不等ピッチ交差幅重み付電極に、この不等ピッチ交
差幅重み付電極の同極性電極指端部を連ねる直線状の第
１共通電極と同極性電極指の交差部分に電極指を連ねる
第２共通電極を設けるとともに、 上記不等ピッチ交差幅重み付電極の異極性第２共通電極
間領域では不等ピッチで交差幅重み付電極指を配列し、 上記不等ピッチ交差幅重み付電極の同極性の第１共通電
極と第２共通電極間の領域では、電極指幅をフィルタ帯
域の中心の周波数における波長の1/8とし電極指ピッチ
を該中心周波数における波長の1/4となるピッチで電極
指配列を行うとともに、 上記不等ピッチ交差幅重み付電極の第１共通電極と第２
共通電極間の互いに異極性の上部領域と下部領域の弾性
表面波伝搬方向電極指列を、一方の領域の電極指存在位
置に他方の領域の電極指間の間隙が対応して存在するよ
うに配列したことを特徴とする弾性表面波装置。 - 【請求項６】上記不等ピッチ交差幅重み付電極の第２共
通電極が、電極指交差部包絡線に沿って形成した部分を
有する特許請求の範囲第５項記載の弾性表面波装置。 - 【請求項７】上記不等ピッチ交差幅重み付電極の第２共
通電極が、同極性電極指の交差部分に近い位置を連ねて
形成した部分を有する特許請求の範囲第５項記載の弾性
表面波装置。 - 【請求項８】不等ピッチ交差幅重み付電極がグループ型
一方向性電極である特許請求の範囲第５項記載の弾性表
面波装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62285338A JP2590347B2 (ja) | 1987-11-13 | 1987-11-13 | 弾性表面波装置 |
| US07/267,294 US4918349A (en) | 1987-11-13 | 1988-11-04 | Surface acoustic wave device having apodized transducer provided with irregular pitch electrode group |
| DE3838383A DE3838383A1 (de) | 1987-11-13 | 1988-11-11 | Einrichtung fuer akustische oberflaechenwellen mit ueberlappungsgewichtetem wandler, der mit einer elektrodengruppe mit unregelmaessigem abstand versehen ist |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62285338A JP2590347B2 (ja) | 1987-11-13 | 1987-11-13 | 弾性表面波装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01128606A JPH01128606A (ja) | 1989-05-22 |
| JP2590347B2 true JP2590347B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=17690259
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62285338A Expired - Lifetime JP2590347B2 (ja) | 1987-11-13 | 1987-11-13 | 弾性表面波装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2590347B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05218786A (ja) * | 1992-01-31 | 1993-08-27 | Sanyo Electric Co Ltd | 弾性表面波装置 |
| JP2012065272A (ja) * | 2010-09-17 | 2012-03-29 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 弾性波デバイス |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5745089A (en) * | 1980-09-01 | 1982-03-13 | Nippon Seiko Kk | Formation of dynamic pressure-generating groove in shaft |
| JPS5976131U (ja) * | 1982-11-12 | 1984-05-23 | 沖電気工業株式会社 | 表面弾性波「ろ」波器 |
-
1987
- 1987-11-13 JP JP62285338A patent/JP2590347B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01128606A (ja) | 1989-05-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |