JP2590276B2 - 鉄輪式リニアモータ - Google Patents

鉄輪式リニアモータ

Info

Publication number
JP2590276B2
JP2590276B2 JP1332748A JP33274889A JP2590276B2 JP 2590276 B2 JP2590276 B2 JP 2590276B2 JP 1332748 A JP1332748 A JP 1332748A JP 33274889 A JP33274889 A JP 33274889A JP 2590276 B2 JP2590276 B2 JP 2590276B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
protective cover
coil
linear motor
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1332748A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03195306A (ja
Inventor
正司 佐藤
龍一 西
誠▲吉▼ 増田
健二 三島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Nuclear Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Nuclear Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Nuclear Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1332748A priority Critical patent/JP2590276B2/ja
Publication of JPH03195306A publication Critical patent/JPH03195306A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2590276B2 publication Critical patent/JP2590276B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鉄輪式リニアモータに係り、特に、コイルを
保護する保護カバーの取付機構を改良した鉄輪式リニア
モータに関する。
〔従来の技術〕
近年、「低騒音である」、「急勾配、小曲線走行が可
能である」、「低床式車両によつてトンネルの小断面化
が可能である」など種々の特徴を持つ、リニアモータ、
所謂、鉄輪式リニアモータ推進の交通システムの開発が
進んでいる。
ここでリニアモータの構造について説明しておく。
第3図は、リニアモータの部品構造を示す一例であ
る。該図において、1はコアー、2はコイル、3はフレ
ーム、4はコイルを保護するカバーである。5は地上側
に設けられた2次導体であり、1次側コアー1のギヤツ
プ面1aと最適な空隙を維持するようフレーム3が台車
(図示せず)に接続されている。
保護カバー4は、コイル2を外部の障害物、例えば小
石などから保護する目的で設けられており、通常は、コ
イル2の冷却のための通風穴4aが設けられている。従つ
て、コイル2の表面には、塵埃が付着するので、定期的
に保護カバー4を外してコイル2を清掃する必要があ
る。このため、保護カバー4は、着脱が容易でなければ
ならない。走行中に振動により緩んだり、変形したり、
ビビリ音が発生したりしてはならないことは云うまでも
ない。
次に従来のカバー取付例のいくつかを挙げ、長所,短
所を記す。
第3図では、コの字状断面を持つ保護カバー4を、フ
レーム3の側面に複数個のボルト6により、取付けた例
である。この取付方式、即ち、フレーム3の側面に、ボ
ルト止めする方式では、保護カバー4の強度上、保護カ
バー4の上面に補強板4eを設ける必要があつた。前述の
ように、この保護カバー4には通風穴4aを設け、コイル
2の冷却風をとり入れているが、補強板4eが通風路の障
害になり、冷却風が入りにくい構造であつた。後述する
第4図の場合も同様である。第3図では、保護カバー4
の着脱は比較的容易であるが、保護カバー4のコアー1
側先端4b部分が撓み、二次導体5に接するなどの問題が
あつた。
第4図は、主にコアー1側先端4b部分の撓みを防止す
る目的で、コアー1側端面に複数個の爪4cを設け、コア
ー1のギヤツプ面1aの近傍に設けた溝1bに嵌入した例で
ある。第5図に第4図のX−X断面を示す。この構造で
は、保護カバー4の取付の際に、保護カバー4の爪4cを
コアー1部の溝1bに合わせる必要があり、保護カバー4
の着脱性が非常に悪いし、長尺の保持カバー4では、一
人での作用がむずかしかつた。
保護カバー4の着脱性を良くするために、保護カバー
4を上,下に2分割する方式も考えられてきた。この構
造では、上カバーの取付は前述の第3図に示すのと同
様、フレーム側面にボルト止めされる。下カバーのコア
ー側端部は、第4図に示すのと同様、爪4cを設け、コア
ー1の溝1bに嵌入する。反対側は上カバーにボルト止め
される方式である。この構造では、上カバーを外すのみ
でコイル2を掃除することができ、保守性は向上する
が、上カバーを外した状態では、前述のコアー側先端の
爪部分のみで、下カバーを支えることになり不安全とな
る。このため爪4c部分の固定を確実にするため、コイル
絶縁のワニス注入前に下カバーを取付け、爪4cの挿入部
分にワニスを含浸する方式が採用されている。このため
製作工程が複雑になつている。
この方式では、ワニスが下カバーに付着することにな
り、この除去に莫大な時間を要すばかりか、下カバーと
コイル間にワニスが含浸されるので、下カバーの取外し
が不可となり、下カバーの交換や、コイル下面の掃除が
しにくいなどの問題があつた。上カバーの補強板による
通風路障害は、第3図,第4図と同様である。
またこの構造では、上カバーと下カバーを合わせてボ
ルト止めされるので、ワニス注入前の下カバー取付け
時、上カバーを仮付けし、下カバーの位置決めをする必
要があり、製作工程をより複雑にしていた。
尚、この種の装置に関連するものとしては、例えば特
開昭63−283460号公報が挙げられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、冷却風が入りにくい。カバーの着脱
性が悪い。下カバーが外れないので、コイルの清掃がし
にくい部分がある。製作工程が複雑である、など、性
能,保守,製作上の問題があつた。
本発明の目的は、製作が容易で保守性が良く、しかも
信頼性の高い鉄輪リニアモータを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の鉄輪式リニアモ
ータは、地上側に設けられた2次導体と、該2次導体と
所定空隙をもって配置されたコアーと、該コアーに設置
されたコイルと、該コイルの端部を覆い、該コイルを保
護する保護カバーと、前記コアーを支持し、台車に接続
されるフレームとを備えた鉄輪式リニアモータにおい
て、前記コイルの外側を覆うように略逆L字形アームを
前記フレームの外側側面に複数個固定して配列するとと
もに、前記保護カバーを上保護カバーと下保護カバーと
に分割して構成し、前記上保護カバー及び下保護カバー
を各々前記アームに固定して取付けたことを特徴とする
ものである。
〔作用〕
カバー取付用のアームは、ステータフレームにボルト
等で固着される。このアームに上カバー,下カバー各々
独立した関係で取付けられるが、この上,下カバーは、
コイルを外部の障害物例えば小石などから保護するため
に用いられるし、コイルの冷却風の取り入れができるよ
う通風穴が設けてある。コイル部分の掃除の時には、通
常は、上カバーを外して行なうが、特に入念な清掃を行
なう必要が生じたり、下カバーが損傷した場合には、下
カバーを外す場合もある。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。1
はコアー、2はコイル、3はフレーム、である。これら
については、前述したので、ここでは、説明を省略す
る。
10はカバー取付用アームで、取付けボルト13により、
フレーム側面に取付けられる。このカバー取付用アーム
10は、数箇所取付けられる。該カバー取付用アーム10に
は14a,15a,16aの位置に、カバー取付用のネジ穴が設け
てある。
11は上カバーで、取付ボルト14,15により、カバー取
付用アーム10に固定される。12は、下カバーで、コアー
側先端に設けた爪4cをコアー1に設けた溝1bに差し込
み、反アーム側端部は、ボルト16でカバー取付用アーム
10に取付けられる。
本構造によれば、上カバー11の上面は、従来技術の項
で記述した補強板が不要となり、冷却風通路の障害物が
なくなるので、コイルの冷却風が入りやすくなる。又、
上カバー11の着脱が容易となり、軽量化も可能となるの
で取扱いが容易となる。
又、上カバー11を外しても下カバー12の取付ボルトは
外れないので、特にコアー側先端に設けた爪4cの挿入部
分にワニスを含浸する必要がなく、コイル絶縁のための
ワニス注入,乾燥後に、上下カバー11,12を取付けるこ
とができる。従つて、工程短縮ができ、しかもカバーに
ワニスが付着することもないので、従来は多大な時間を
要していたカバーのワニス除去が不要となり、工数低減
にもなる。
通常のコイル清爽では上カバー11を取り外すのみで十
分であるが、入念なコイル清掃を要す場合や下カバー12
の損傷があつた場合には、コイル2の絶縁を傷めること
なく、下カバー12を取外すことも可能である。
第2図は、本発明の応用例を示すもので、カバー取付
アーム10と上カバー11間に、空隙部分10aを確保したも
のである。振動により、カバーと取付アーム間で発生す
る騒音が懸念される場合に、有効である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、上カバーの上面は、補強板は不要と
なり、平面形状とすることができ、コイルの冷却風のと
り入れが、容易となる。また上カバー,下カバー各々独
立して取付けることになるので、上カバーを外しても下
カバーの固定状態が悪くなることはないなど信頼性が向
上するし、カバーも軽量化できることなども含め、カバ
ーの着脱作業性を良好にする効果がある。また下カバー
は取外し可能となるので、必要により、コイル全体の入
念な清掃ができるし、下カバーの損傷などの時には、そ
の対策も容易となつた。
さらに下カバーを取付ける際にも上カバーとの寸法調
整が不要となつたので、製作工程が、短縮できたし、コ
イル絶縁のワニス注入,乾燥後に、下カバーを取付ける
ことができるので、下カバーにワニスが付着することが
ない。従つてワニス除去が不要となり、製作工数も減少
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による鉄輪式リニアモータの一実施例の
構造を示す部分斜視図、第2図は本発明の他の実施例を
示す部分斜視図、第3図及び第4図は従来技術のリニア
モータの構造を示す部分斜視図、第5図はコア側先端部
の爪挿入部分の断面図である。 1……コア、2……コイル、3……フレーム、4……保
護カバー、5……二次導体、6……カバー取付ボルト、
10……カバー取付アーム、11……上カバー、12……下カ
バー、13……カバー取付アーム取付ボルト、14,15……
上カバー取付ボルト、16……下カバー取付ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 誠▲吉▼ 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社日立製作所日立工場内 (72)発明者 三島 健二 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社日立製作所日立工場内 (56)参考文献 特開 昭63−220761(JP,A) 特開 平1−186103(JP,A) 特開 昭60−66376(JP,A) 実開 昭58−62015(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地上側に設けられた2次導体と、該2次導
    体と所定空隙をもって配置されたコアーと、該コアーに
    設置されたコイルと、該コイルの端部を覆い、該コイル
    を保護する保護カバーと、前記コアーを支持し、台車に
    接続されるフレームとを備えた鉄輪式リニアモータにお
    いて、前記コイルの外側を覆うように略逆L字形アーム
    を前記フレームの外側側面に複数個固定して配列すると
    ともに、前記保護カバーを上保護カバーと下保護カバー
    とに分割して構成し、前記上保護カバー及び下保護カバ
    ーを各々前記アームに固定して取付けたことを特徴とす
    る鉄輪式リニアモータ。
  2. 【請求項2】前記上保護カバー及び下保護カバーを各々
    前記アームにボルトにより固定するとともに、前記上保
    護カバーが前記アームに上下2ヵ所で固定されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の鉄輪式リニアモータ。
  3. 【請求項3】前記保護カバーに冷却風の通風穴を複数個
    備えていることを特徴とする請求項1記載の鉄輪式リニ
    アモータ。
JP1332748A 1989-12-25 1989-12-25 鉄輪式リニアモータ Expired - Lifetime JP2590276B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1332748A JP2590276B2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 鉄輪式リニアモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1332748A JP2590276B2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 鉄輪式リニアモータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03195306A JPH03195306A (ja) 1991-08-26
JP2590276B2 true JP2590276B2 (ja) 1997-03-12

Family

ID=18258418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1332748A Expired - Lifetime JP2590276B2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 鉄輪式リニアモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2590276B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4527826B2 (ja) * 2000-01-28 2010-08-18 Thk株式会社 高推力リニアモータ及びその製造方法
US7576453B2 (en) 2005-03-15 2009-08-18 Mitsubishi Electric Corporation Steel wheel-type linear motor
KR100795429B1 (ko) * 2006-10-23 2008-01-17 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 철차륜식 리니어 모터

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5862015U (ja) * 1981-10-21 1983-04-26 三菱電機株式会社 空気調和装置
JPS63220761A (ja) * 1987-03-06 1988-09-14 Toshiba Corp リニアモ−タ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03195306A (ja) 1991-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR930006873B1 (ko) 공냉장치 내장 선형 유도 전동기용 일차부재
TWI534024B (zh) The connection between the main transformer and the high voltage machine box and the railway vehicle
RU2278194C2 (ru) Железнодорожный путь, шпала и компоновочный узел железнодорожного пути (варианты)
JP2590276B2 (ja) 鉄輪式リニアモータ
CN104967249B (zh) 牵引电机运输防护装置及牵引电机运输防护方法
US6581464B1 (en) Traction motor speed sensor support arrangement
CN1626388A (zh) 车辆制动器防尘罩结构
EP2166646B1 (en) Modularized motor or generator housing with cast attachment bars
CN204733024U (zh) 牵引电机运输防护装置
CA2569207C (en) Steel wheel-type linear motor
CN212992073U (zh) 一种电机及其成型绕组端部固定结构
JP3237543B2 (ja) 鉄輪式リニアモータ
KR20120097956A (ko) 철도차량용 견인전동기
CN220087041U (zh) 一种具有防水效果的轮毂电机
CN201113730Y (zh) 他励直流电动机
CN212604905U (zh) 一种汽车底盘防撞辅助部件
JP2006044537A (ja) 高圧線の配策構造
CN108128405A (zh) 滚轮胎架维修加装滚轮导轨防护罩的方法
KR100858494B1 (ko) 덕트형 실내기 모터 지지구조
CN219774708U (zh) 一种冷却塔用全封闭式皮带传动保护罩
JP5783440B2 (ja) 電気自動車のパワーユニット周辺構造
JPH08103042A (ja) 回転電機の固定子
JP2543131Y2 (ja) キャブオーバ型車両のワイヤーハーネスのプロテクタ
JPS5967155A (ja) 車両用たわみ風道
JP3332402B2 (ja) 車両用主電動機