JP5783440B2 - 電気自動車のパワーユニット周辺構造 - Google Patents
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Description
また、駆動時や減速時のパワーユニットのトルク変動による縦方向(車両上下方向)の回転(揺動)により、高電圧ケーブル及び冷却水ホースがモータ電極端子取付部及びホース取付部から外れ易かった。
さらに、モータのモータ電極端子取付部が外界に露出しているので、走行中の飛び石や縁石等によって損傷するおそれがあった。
さらに、本発明において、前記モータカバーは、車両側方視で台形形状もしくは三角形形状に形成されているとともに、前記端子部カバーと平行に配置されており、前記モータカバーの前面は、前記モータの外殻円周部に接する傾斜面となり、かつ前記リヤフロアの斜面部と平行になるように配置されている。
また、本発明のパワーユニット周辺構造によれば、高電圧ケーブルの配置スペースを大きく取ることができるとともに、端子部カバーも作業用開口部を介して上方から取り外しまたは確実に取付けることができ、パワーユニットのメンテナンス性の向上を図ることができる。
さらに、本発明のパワーユニット周辺構造によれば、高電圧ケーブルをモータ電極端子取付部の台形形状などの側面に差し込み、高電圧端子部を被う端子部カバー内で締め付け、かつ当該端子部カバーをボルトなどの締結具で締め付けているので、モータの高電圧部を外界に露出させることなく、簡単な組付作業で保護することができる。しかも、端子部カバーの外側周囲をモータカバーにより被っているので、外界からの遮断が確実になり、モータ電極端子取付部などを外界の飛び石、縁石等から保護することができる。
さらに、本発明のパワーユニット周辺構造においては、モータからの放射音がリヤフロアを透過する問題、すなわち、車両側方視で円形のモータ外殻からの放射音に加えて、電極部の突起形状部からの放射音が加算されるという問題に対して、リヤフロアの斜面部の長さが平面形状部分よりも短く、前後に屈曲部を有しているので、他の部分よりも剛性が高くなっており、これら放射音のリヤフロアの透過を低減させることができる。しかも、本発明のパワーユニット周辺構造では、電極部の突起形状部前面をリヤフロアの斜面部に沿わせて配置しているので、放射音のリヤフロアの透過低減対策として効果を発揮することができる。
図1〜図7は本発明の実施形態に係る電気自動車のパワーユニット周辺構造を示すものである。
パワーユニット4は、減速機3をモータ2の車両幅方向の左側部に連結して構成され、その長手方向が車両幅方向に向かって配置されている。そして、パワーユニット4の車両前方には、図3に示すように、モータ2に電力を供給するバッテリーパック5が配置されている。なお、図1〜図7における矢印F方向は車両前方を示し、符号Lは車両左側を示し、符号Rは車両右側を示している。
このリヤフロア7は、図1〜図3に示すように、前部7aよりも後部7bが一段高くなるように形成されて配置されており、これら前部7aと後部7bとの間には、車両後方へ向かって上方に傾斜しながら徐々に延びる斜面部7cが設けられている。そして、パワーユニット4の前部は、リヤフロア7の前部7aもしくは斜面部7cの下方に懸架され、パワーユニット4の後部は、リヤフロア7の高くなった後部7bの下方に懸架されている。しかも、リヤフロア7の斜面部7cの車両前後方向の長さは、平面形状部分の前部7a及び後部7bよりも短く、前後に屈曲部を有していることから、当該斜面部7cは、他の部分よりも剛性が高くなっており、モータ2からの放射音、電極部の突起形状部からの放射音のリヤフロア7の透過を低減させる効果を具備している。
また、リヤフロア7の後部7bであって、モータ2の上方の箇所には、後述するモータ電極端子取付部への作業用の開口部9が設けられており、開口部9の大きさ及び形状は、高電圧ケーブル等の接続及び取り外しの作業性や、リヤフロア7の剛性に影響が生じない範囲に形成されている。
したがって、パワーユニット4は、前後左右の中間位置に配設したマウント部材14によって、サブフレーム8に懸架された状態で支持されている。このマウント部材14は、ゴムマウント構造であり、パワーユニット4をリヤフロア7の下面に前後左右の4点で弾性的に支持するように構成されている。
すなわち、図3に示すように、上側モータカバー21の前面21aを通る傾斜線X1と、リヤフロア7の斜面部7cを通る傾斜線X2とは、同一角度で傾斜して延在している。これによって、モータ電極周りを通る風の流れが整流され、リヤフロア7に対する上側モータカバー21の前面21aのクリアランスが均等となるように構成されている。なお、モータ2の外殻円周部2aの下面側は、図1及び図6に示すように、下側モータカバー22によって被われている。
また、本実施形態のパワーユニット周辺構造では、高電圧ケーブル17と反対側の車両左側面16bに冷却流体の供給ホース19が車両幅方向から差し込まれて配置されているため、リヤフロア7とのクリアランスが狭くならず、供給ホース19をリヤフロア7から間隔を空けて保持できるとともに、冷却が必要なモータ電極端子取付部16などの近くに冷却水を供給ホース19より導入することができる。
しかも、本実施形態のパワーユニット周辺構造では、高電圧ケーブル17と供給ホース19が車両側方から取付けられるようになっているため、駆動時や減速時のパワーユニット4のトルク変動による縦方向の回転運動が、高電圧ケーブル17及び供給ホース19の外れる方向と直交する方向の運動となり、高電圧ケーブル17及び供給ホース19がモータ電極端子取付部16及びホース接続部20から外れるのを防止することができる。
さらに、本実施形態のパワーユニット周辺構造においては、車両前方もしくは車両後方から車体に荷重が加わったとき、パワーユニット4の慣性力や車両後方からの押圧力によってパワーユニット4が車両前方に移動しても、リヤフロア7と平行で均等なクリアランスが確保されているため、リヤフロア7と接触するのを低減できる。
例えば、既述の実施形態では、モータ電極端子取付部16が、車両側方視で台形形状に形成されているが、モータ電極端子取付部16は、前面15aと後面15cを有する、車両側方視で三角形形状に形成されても良い。この場合、上側モータカバー21は、モータ電極端子取付部16の形状に対応して、車両側方視で三角形形状に形成されている。
2 モータ
2a 外殻円周部
3 減速機
4 パワーユニット
6 フロントフロア
7 リヤフロア
7a 前部
7b 後部
7c 斜面部
8 サブフレーム
9 開口部
14 マウント部材
15 端子配置面
15a 前面
15b 上面
15c 後面
16 モータ電極端子取付部
16a 車両右側面
16b 車両左側面
17 高電圧ケーブル
18 端子部カバー
19 供給ホース
20 接続部
21 上側モータカバー
21a 前面
21b 上面
21c 後面
Claims (3)
- 車両後方にはモータ及び減速機によって構成されるパワーユニットが搭載され、車両幅方向には前記モータ及び前記減速機の共通の軸が配置され、車両後方のリヤフロアは、前部よりも後部が高く配置され、これら前部と後部との間に車両後方へ向かって上方に延びる斜面部を有し、前記パワーユニットの前部は、前記リヤフロアの前部もしくは斜面部に懸架され、前記パワーユニットの後部は、前記リヤフロアの高くなった後部に懸架されているとともに、前記リヤフロアの後部の前記モータの上方には、モータ電極端子取付部への作業用の開口部が設けられている電気自動車のパワーユニット周辺構造において、
前記モータの上部には、前記モータ電極端子取付部の端子配置面が設けられ、前記モータ電極端子取付部は、前面が車両後方へ向かって延びる上り傾斜面であり、上面が車両後方へ向かって延びる下り傾斜面であり、後面が車両後方へ向かって下りながら前記モータの外殻円周部に接する傾斜面である、車両側方視で台形形状に形成され、もしくは、前記モータ電極端子取付部は、前面と後面を有する、車両側方視で三角形形状に形成されており、
前記モータに電力を供給する高電圧ケーブルは、前記モータ電極端子取付部の台形形状もしくは三角形形状の片側側面に差し込まれて、前記モータの高電圧端子部を被いかつ締め付け固定される端子部カバー内で締め付けられるとともに、前記端子部カバーは、モータカバーによって被われるように構成されていることを特徴とする電気自動車のパワーユニット周辺構造。 - 前記モータを冷却する冷却流体の供給ホースは、前記モータ電極端子取付部の台形形状もしくは三角形形状の前記高電圧ケーブルと反対側の側面に差し込まれて固定されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気自動車のパワーユニット周辺構造。
- 前記モータカバーは、車両側方視で台形形状もしくは三角形形状に形成されているとともに、前記端子部カバーと平行に配置されており、前記モータカバーの前面は、前記モータの外殻円周部に接する傾斜面となり、かつ前記リヤフロアの斜面部と平行になるように配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気自動車のパワーユニット周辺構造。
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