JP3332402B2 - 車両用主電動機 - Google Patents

車両用主電動機

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JP3332402B2
JP3332402B2 JP02223492A JP2223492A JP3332402B2 JP 3332402 B2 JP3332402 B2 JP 3332402B2 JP 02223492 A JP02223492 A JP 02223492A JP 2223492 A JP2223492 A JP 2223492A JP 3332402 B2 JP3332402 B2 JP 3332402B2
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bracket
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cleat
vehicle
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力 木下
孝 永山
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  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用主電動機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、高速化の一途をたどる鉄
道では、高速化のために車両の軽量化が進められ、その
一環として車両用主電動機の軽量化が要請されている。
この車両用主電動機の軽量化を図るために、回転数の増
加や、冷却の向上による鉄心及びコイルの小形化と、構
造部分の形状の変更や材料の変更、例えば、アルミニウ
ム材の採用などが進められている。
【0003】図6は、従来の車両用主電動機の一例を示
す断面図、図7は図6の右側上部の部分拡大図、図8は
図7のC−C断面図である。図6,図7および図8にお
いて、上端が図示しない車体の下部に固定された二点鎖
線で示す支持金具11には、図示しない台車が支持され、
支持金具11の下端には、図6の図示しない側面図では環
状をなす一対の鉄心押え9と当て板10がそれぞれ溶接さ
れている。
【0004】このうち、一対の鉄心押え9の内側には、
積層された固定子鉄心1があらかじめ挿入されて締め付
けられ、上面が当て板10に溶接されている。固定子鉄心
1の内周の溝に挿入された固定子コイル2の両端部外周
には、軟鋼の丸棒で環状に形成されポリミドテープが巻
き付けられた後、更にガラステープが巻き付けられたバ
インドリング3が嵌合され、このバインドリング3と固
定子コイル2の両端部とは、ガラステープの縛りひも12
で緊縛され、これらのバインドリング3及び固定子コイ
ル2と固定子鉄心1は、エポキシ樹脂で真空含浸されて
いる。
【0005】左側の鉄心押え9の外側面には、図6の断
面図では逆L字形で、この図6の図示しない側面図では
環状をなすアルミニウム合金鋳物製のブラケット6Aの
外周側面がボルト18で固定され、右側の鉄心押え9の外
側面にも、同じく図示しない側面図では環状をなすアル
ミニウム合金鋳物製のブラケット6Bの外周側面がボル
ト18で固定されている。このうち、ブラケット6Aに
は、環状の中心に形成された貫通穴に同じく環状の軸受
箱5Aがボルトで固定され、同じくブラケット6Bに
は、環状の中心に形成された貫通穴に環状の軸受箱5B
がボルトで固定されている。軸受箱5Aには外側から
軸受19Aが、軸受箱5Bにはころ軸受19Bがそれぞれ挿
入され、これらの軸受19A,ころ軸受19Bには回転軸
4が挿入され、この回転軸4には、あらかじめかご形回
転子20が挿入・固定されている。
【0006】一方、ブラケット6Bの上端には、固定子
コイル2に電力を供給するケーブル7が引き込まれる引
込穴6bが形成され、この引込穴6bの上端面には、断
面逆U字状のカバー15が図8で示すようにボルト18で取
り付けられている。このカバー15の上面には、ケーブル
7が貫通する貫通穴が図8で示すように三相分設けら
れ、これらの貫通穴にはケーブル7が貫通し、このケー
ブル7は、略凸字状のゴムブッシュ14でカバー15に固定
されている。ケーブル7の下端には、このケーブル7の
芯線に圧縮端子が固定され、この圧縮端子は、固定子コ
イル2の右端から上方に突き出て基部が樹脂13aで被覆
された口出し板13の上端の側面に重ねられ、ろう付され
ている。これらのケーブル7と口出し板13のろう付部の
外周には、ガラステープが巻き付けられ、このガラステ
ープの外周には、更に絶縁ワニスが塗布されて、二点鎖
線で示すケーブル接続部16を形成している。
【0007】ブラケット6Bの上端部には、図6の図示
しない平面図では逆コ字状に折り曲げられた軟鋼丸棒製
のクリート28が、両端をブラケット6Bの上端外側から
軸方向に突き出しナット17で固定して設けられ、このク
リート28とケーブル接続部16は、ガラステープの縛りひ
も12で巻き付けられた後、絶縁ワニスが塗布されて互い
に固定されている。
【0008】このように構成された車両用主電動機にお
いては、回転子20の荷重を、支持金具11に支持された固
定子鉄心1によって、ブラケット6A,6Bを介して支
えることで、固定子鉄心1を構造部材と兼用するととも
に、ブラケット6A,6Bをアルミニウム合金とするこ
とで軽量化が図られている。このブラケット6A,6B
の軽量化で、それまで使われていた鉄製のブラケットを
使った出力 300kW、重量 420kgの車両用主電動機では、
約5%の軽量化が図られている。
【0009】一方、この車両用主電動機が搭載された車
両が線路を走行するときには、線路の小石が巻き上げら
れてブラケット6A,6Bに叩きつけられることがあ
る。そして、車両の速度が 200km/時以上になると、ブ
ラケット6A,6Bに叩きつけられた小石で微小な亀裂
が発生するおそれあることが走行試験の結果で報告され
ている。すると、そのときにはブラケット6Bを取り換
えるために、クリート28をブラケット6Bに固定してい
るナット17と、図9に示すようにカバー15を固定してい
るボルト18を外して、図9に示すように、ケーブル接続
部16を分解することなく、ケーブル7からカバー15とブ
ラケット6Bを矢印D,Eに示すように上方に引き抜
き、新品のブラケット6Bを挿入して交換する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された車両用主電動機においては、図10に示すよう
にカバー15をブッシュ14とともに外すときに、図8で示
すように曲げられていたケーブル7が伸ばされたり、カ
バー15やブラケット6Bの接触で動いて、口出し板13に
力がかかる。すると、この口出し板13の基部に被覆され
た樹脂13aにひびが発生し、車両の走行と停車による温
度変化で表面に結露した水分で、クリート28を介してブ
ラケット6Bへ地絡するおそれがある。さらに、ブラケ
ット6Bを取り換えて、クリート28を固定した後に行
う、ガラステープによるクリート28と接続部16との緊縛
作業は、ブラケット6Bの引込穴6bに指を入れて行な
わなければならないので、やりにくく、時間がかかる。
【0011】そこで、発明の目的は、ブラケットの交
換が容易で、ブラケット交換時の口出し部の損傷を防ぐ
ことのできる車両用主電動機を得ることである。
【0012】
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】 発明は、固定子に取り
付けられたブラケットに、接続部を介して固定子に接続
されるケーブルが貫通し、固定子から軸方向に突き出た
固定子コイルにこの固定子コイル相互を固定するバイン
ドリングが挿着された車両用主電動機において、バイン
ドリングに接続部を固定する凸部を設けたことを特徴と
する。
【0015】
【作用】接続部は、ブラケットの取付前の固定子側に固
定され、ブラケットは、接続部に関与することなく着脱
されることとなる。
【0016】
【実施例】以下、発明の車両用主電動機の一実施例を
図面を参照して説明する。但し、図7,図8及び図9と
同一部分には、同一符号を付して説明を省く。図1は、
本発明の車両用主電動機の部分詳細図で従来の図8に対
応する断面図、図2は、図1のA−A断面図で同じく従
来の図9に対応する断面図で、従来とは、クリート8の
取付位置が異なる。
【0017】図1及び図2において、固定子コイル2の
外周に挿入されたバインドリング3には、図2に示すよ
うに、逆U字状に形成された軟鋼棒製のクリート8の両
端があらかじめ溶接され、このクリート8がブラケット
6Bの上部に形成された引込穴6bの下部で、且つ、ケ
ーブル接続部16の内側に位置するようにして、ガラステ
ープ12により従来と同様に固定子コイル2の上部の端部
に固定されている。また、クリート8の上部は、従来と
同様に、ガラステープ12でケーブル接続部16に固定され
ている。
【0018】このように構成された車両用主電動機にお
いては、叩きつけられた線路の小石でひびが発生したブ
ラケット6Bを取り換えるときには、従来の図8で示す
クリート28のようにブラケット6Bからクリート8を取
り外すことなく、ブラケット6Bを単独で交換すること
ができる。しかも、ケーブル接続部16がクリート8で固
定された状態ででき、口出し板13にかかる力をクリート
8で支えることができるので、口出し板13の基部の変形
を防ぎ、被覆13aのひびの発生を防ぐことができる。
【0019】また、クリート8とケーブル接続部16を分
解する必要がなく、ブラケット6Bの交換時のケーブル
接続部16とクリート8とのワニス処理されたガラステー
プ12の巻きもどし及び巻き付けとワニス塗布が要らなく
なるので、ブラケット6Bの交換に要する時間を短縮す
ることができる。さらに、車両用主電動機の工場におけ
る組立時においても、接続部16とクリート8とのガラス
テープ12による上述した緊縛作業を、ブラケット6Bを
取り付ける前にできるので、作業性が向上する。
【0020】なお、上記実施例では、クリート8をバイ
ンドリング3に溶接した例で説明したが、図3及び図3
のB−B断面図を示す図4のバインドリング40に示すよ
うに、部分的に外側に突出させて、ケーブル接続部16を
直接固定してもよい。さらに、バインドリング3やクリ
ート8は、軟鋼棒で製作した例で説明したが、例えば、
FRPなどの絶縁物で製作してもよい。この場合には、
直径を増やし強度を増やしても、重量を減らすことがで
き、相間と対接地間の耐電圧特性を上げることができる
利点がある。また、上記実施例では、バインドリング3
は固定子コイル3の左右端に各1個設けた例で説明した
が、図5に示すように右側だけ2個とし、クリート8A
を中間部で折り曲げて各バインドリングに溶接してもよ
い。このときには、クリート8Aの固定が強固となるの
で、ケーブル接続部16の固定が更に強固になる利点があ
る。さらに、図4で示すバインドリング40を、凸状部と
C形部分の2本で構成して軽量化してもよい。
【0021】
【0022】
【発明の効果】 発明によれば、固定子に取り付けられ
たブラケットに、接続部を介して固定子に接続されるケ
ーブルが貫通し、固定子から軸方向に突き出た固定子コ
イルにこの固定子コイル相互を固定するバインドリング
が挿着された車両用主電動機において、バインドリング
に接続部を固定する凸部を設けることで、接続部をブラ
ケットの取付前の固定子側に固定し、ブラケットの着脱
を接続部に関与することなく行えるようにしたので、ブ
ラケットの交換が容易で、ブラケット交換時の口出し部
の損傷を防ぐことのできる車両用主電動機を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の車両用主電動機の一実施例を示す部分
縦断面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】発明の車両用主電動機の一実施例を示す部分
縦断面図。
【図4】図3のB−B断面図。
【図5】発明の車両用主電動機の他の実施例を示す部
分縦断面図。
【図6】従来の車両用主電動機の一例を示す縦断面図。
【図7】従来の車両用主電動機を示す部分拡大縦断面
図。
【図8】図7のC−C断面図。
【図9】従来の車両用主電動機の作用を示す部分縦断面
図。
【符号の説明】
1…固定子鉄心、2…固定子コイル、3…バインドリン
グ、4…固定子軸、5A,5B…軸受箱、6A,6B…
ブラケット、7…ケーブル、8…クリート、9…鉄心押
、40…バインドリング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子に取り付けられたブラケットに、
    接続部を介して前記固定子に接続されるケーブルが貫通
    し、前記固定子から軸方向に突き出た固定子コイルにこ
    の固定子コイル相互を固定するバインドリングが挿着さ
    れた車両用主電動機において、前記バインドリングに前
    記接続部を固定する凸部を設けたことを特徴とする車両
    用主電動機。
JP02223492A 1992-02-07 1992-02-07 車両用主電動機 Expired - Lifetime JP3332402B2 (ja)

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