JPH0311179B2 - - Google Patents

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JPH0311179B2
JPH0311179B2 JP59201354A JP20135484A JPH0311179B2 JP H0311179 B2 JPH0311179 B2 JP H0311179B2 JP 59201354 A JP59201354 A JP 59201354A JP 20135484 A JP20135484 A JP 20135484A JP H0311179 B2 JPH0311179 B2 JP H0311179B2
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protruding
stator
cylinder
axial direction
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JP59201354A
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JPS6181148A (ja
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Susumu Saima
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0311179B2 publication Critical patent/JPH0311179B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/18Means for mounting or fastening magnetic stationary parts on to, or to, the stator structures
    • H02K1/185Means for mounting or fastening magnetic stationary parts on to, or to, the stator structures to outer stators

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は鉄道車両駆動用誘導電動機の固定子と
その製作方法に関するものである。
(発明の技術的背景とその問題点) 従来、鉄道車両駆動用主電動機としては制御の
容易な直流電動機、とくに直流直巻電動機が構造
的な複雑さやブラシ回りの保守の煩雑さを持つて
いるにもかかわらずその特性と制御性の良さから
独占的に用いられてきた。しかし、近時、パワー
エレクトロニクスの発展により、従来とかく大型
で車両に積載するのが困難とされていた可変電
圧、可変周波数電源が非常に小型に構成できるよ
うになつたのに伴つて、構造的に単純で保守の容
易な誘導電動機が直流電動機に代わつて用いられ
るようになつてきている。しかし、鉄道車両駆動
用としての誘導電動機の歴史は浅く、一般工業用
の定置型のものとは異なり、取付けられる台車の
非常に高い振動加速度に耐える必要があるが、そ
れをどのようにして満足させたら良いのか、はつ
きりとした方向は定まつていない。そこで、誘導
電動機においても従来の直流直巻電動機の継鉄と
同様のフレームを作り、そのフレーム内の周方向
複数箇所に軸方向に走るバー状のスペーサを溶接
し、その内径を加工仕上げして固定子鉄心を挿入
固定する構造とし、固定子鉄心とフレーム間に、
軸方向に走る冷却風通路を形成するのが一般的で
ある。
第8図および第9図は従来用いられている鉄道
車両駆動用の直流直巻電動機および誘導電動機の
構造を、回転子を省略して示したものである。
第8図の直流直巻電動機は、構造部材と磁気回
路部材とを兼ねる継鉄1の内周側に、主極巻線3
を巻装した主極2と、補極巻線6を巻装した補極
5とを周方向に交互に配設している。主極2およ
び補極5はそれぞれ継鉄1の外周側からねじ込ま
れるボルト4,7により継鉄1に固定され、図示
していない回転電機子に対するN,S極を構成す
る。この電動機にはノーズサスペンシヨン方式の
ときのノーズ8が継鉄1から突出するように付設
され、また、ノーズサスペンシヨン方式の場合の
サスメタルを保持するサスメタル受9および油溜
10が設けられている。
第9図の誘導電動機は固定子鉄心12をフレー
ム1Aの内側にスペーサ11を介して保持し、固
定子鉄心12とフレーム1Aとの間に軸方向に走
る冷却風通路14を形成している。スペーサ11
は軸方向に長いバー状を呈してており、周方向の
適当箇所に分布して配置されている。固定子鉄心
12のスロツト内には三相回転磁界を発生させる
ための固定子巻線13が収納されている。この誘
導電動機にもノーズ8、メタル受9、および油溜
10が設けられている。
ここで第8図の直流電動機はそれなりに合理的
に作られ、無駄のない構造をしているが、問題は
第9図の誘導電動機である。つまり、後者のフレ
ーム1Aは電動機の磁気回路には関係なく、単な
る強度部材および冷却風通路形成部材にすぎない
が、これを省略することはできず、他方、固定子
鉄心12は電動機構造上の強度はほとんど関係し
ておらず、結果的に第9図の誘導電動機は非常に
無駄の多い構造となつている。
(発明の目的) したがつて本発明の目的は、前述のフレームに
対し固定子鉄心を強度部材としても合理的に機能
するように構成することにより、同一スペースの
もとでより強力でより大容量に構成し得る誘導電
動機の固定子とその製作方法を提供することにあ
る。
(発明の概要) この目的を達成するために本発明による誘導電
動機の固定子は、内周側に巻線収納用スロツトを
形成し、外周側に周方向に分布して数箇所の軸方
向に走る突出当接部を形成した積層型の固定子鉄
心と、この固定子鉄心の前記スロツト内に収納さ
れた固定子巻線と、前記突出当接部と接触するよ
うに前記固定子鉄心の外周側に配置され、電動機
軸方向に沿つて形成された長孔に沿い前記突出当
接部において前記固定子鉄心と溶接により結合さ
れ、前記固定子鉄心との間に前記突出当接部相互
間で軸方向に走る冷却風通路を形成する外周円筒
と、この前記固定子鉄心を軸方向に固定するため
に固定子鉄心の両端面外周部に配設され、前記固
定子鉄心の突出当接部に対応する突出接合部にお
いて前記外周円筒の内周面に溶接された一対のリ
ング状固定金具と、前記外周円筒の両端部にそれ
ぞれ取外し自在に配設される一対の軸受ブラケツ
トとを具備したことを特徴とするものである。
本発明の他の構成による誘導電動機の固定子は
内周側に巻線収納用スロツトを形成し、外周側に
周方向に分布して数箇所の軸方向に走る突出当接
部を形成した積層型の固定子鉄心と、この固定子
鉄心の前記スロツト内に収納された固定子巻線
と、前記突出当接部と接触するように前記固定子
鉄心の外周側に配置され、電動機軸方向に沿つて
形成された長孔に沿い前記突出当接部において前
記固定子鉄心と溶接により結合され、前記固定子
鉄心との間に前記突出当接部相互間で軸方向に走
る冷却風通路を形成する外周円筒と、この前記固
定子鉄心を軸方向に固定するために固定子鉄心の
両端面外周部に配設され、前記固定子鉄心の突出
当接部に対応する突出接合部において前記外周円
筒の内周面に溶接された一対のリング状固定金具
と、前記外周円筒の両端部にそれぞれ溶接により
取付けられたリング状の一対の端金具と、この端
金具に取外し自在に取付けられる一対の軸受ブラ
ケツトとを具備したことを特徴とする。
本発明のさらに他の構成による誘導電動機の固
定子は、内周側に巻線収納用スロツトを形成し、
外周側に周方向に分布して数箇所の軸方向に走る
突出当接部を形成した積層型の固定子鉄心と、こ
の固定子鉄心の前記スロツト内に収納された固定
子巻線と、前記突出当接部と接触するように前記
固定子鉄心の外周側に配置され、電動機軸方向に
沿つて形成された長孔に沿い前記突出当接部にお
いて前記固定子鉄心と溶接により結合され、前記
固定子鉄心との間に前記突出当接部相互間で軸方
向に走る冷却風通路を形成する外周円筒と、この
前記固定子鉄心を軸方向に固定するために固定子
鉄心の両端面外周部に配設され、前記固定子鉄心
の突出当接部に対応する突出接合部において前記
外周円筒の内周面に溶接された一対のリング状固
定金具と、前記外周円筒の両端部にそれぞれ溶接
により取付けられたリング状の一対の端金具と、
この一対の端金具にそれぞれ取外し自在に装着さ
れた一対の軸受ブラケツトと、電動機を台車に組
込むために前記一対の端金具を連結するように前
記外周円筒に沿つて配設され、両端金具に溶接固
定された取付構造部材とを具備したことを特徴と
する。
さらに本発明は、以上の固定子の製作方法とし
て、内周側に巻線収納用スロツトを形成し、かつ
外周側に周方向に分布して数箇所の軸方向に走る
突出当接部を形成した積層型の固定子鉄心を前記
突出当接部相互間の外周面凹部において軸方向に
沿う溶接ビードにより予め接合一体化してから前
記突出当接部に接触する外周円筒内に挿入し、前
記突出当接部と外周円筒とを外周円筒の外側から
プラグ溶接により溶接固定し、次いで前記スロツ
ト内に固定子巻線を収納することを特徴とする。
さらにまた本発明の固定子の製作方法は、内周
側に巻線収納用スロツトを形成し、外周側に周方
向に分布して数箇所の軸方向に走る突出当接部を
形成し、かつ前記スロツトと突出当接部との間に
伝熱抵抗手段として周方向に広がりを有し軸方向
に走るスリツトを形成してなる積層型の固定子鉄
心を前記突出当接部相互間の外周面凹部において
軸方向に沿う溶接ビードにより予め結合一体化
し、前記スロツト内に固定子巻線を収納してから
固定子鉄心を前記突出当接部に接触する外周円筒
内に挿入し、前記突出当接部と外周円筒とを外周
円筒の外側からプラグ溶接により固着することを
特徴とする。
なお、前記突出当接部と外周円筒との溶接は、
前記スリツト内に、突出当接部側で熱的に密接
し、スロツト側ではわずかしか接触しない熱伝導
バーを挿入した状態で行なうのがよい。
(発明の実施例) 第1図および第2図は本発明による鉄道車両駆
動用誘導電動機の固定子の一実施例を示すもので
ある。この固定子の固定子鉄心12Aは通常そう
であるように積層型であり、周上数箇所に形成さ
れた軸方向に走る突出当接部12Bで外周円筒1
5に当接している。固定子鉄心12Aの個々の鉄
板はプレス打抜きで作られるのに対して、外周円
筒15は1枚の平板を円筒状に成形し、その合せ
目を溶接接合して作られる。そのため外周円筒1
5を断面真円に作るのは難しく、内周面は機械仕
上げなどの処置を施し、固定子鉄心12Aとの間
のはめ合い精度を得る。固定子鉄心12Aの突出
当接部12B相互間の凹部には外周円筒15との
間に軸方向に走る空所すなわち冷却風通路14A
が形成される。固定子鉄心12Aの突出当接部1
2Bと外周円筒15とは、外周円筒15に軸方向
に設けられた長孔に沿つて行なわれるプラグ溶接
による溶接部16によつて強固に接合される。ノ
ーズサスペンシヨン方式の場合のノーズ8Aおよ
びサスメタル受17などの、電動機を台車に組込
むために取付構造部材は外周円筒15の強固な部
分に溶接される。つまり、外周円筒15と固定子
鉄心12Aとを結合している溶接部16に、外周
円筒15上において、ノーズ8Aやサスメタル受
17などの取付構造部材を取付けることにより、
外周円筒15に特別な補強手段を講じたりするこ
となく、ノーズ8Aおよびサスメタル受17を十
分な機械的強度をもつて強固に固定することがで
きる。外周円筒15の長手方向端部にはリング状
の端金具18を溶接部21で示すように溶接接合
し、この端金具18に軸受ブラケツト19をはめ
込み、ボルト23などにより取外し自在に締付け
固定する。このような構造において、サスメタル
受17には外周円筒15に対して軸受ブラケツト
19を固定する場合の補強作用を持たせることが
できる。固定子鉄心12Aの外周円筒15に対す
る軸方向の固定は、冷却風通路14Aを阻害しな
いように、固定子鉄心12Aの突出当接部12B
に対応する突出接合部を有し、その突出接合部に
おいて溶接部22A,22Bで外周円筒15の内
周面に溶接された両リング状固定金具20A,2
0Bによつて行なわれる。積層した鉄板を溶接接
合する場合には、よほど注意しないと積層板間の
異物などからブローなどが出て溶接の信頼性が低
下してしまうことも場合によつて生じることがあ
るが、上記のような固定金具20A,20Bと外
周円筒15との溶接にはそのような不都合を伴う
ことがなく、極めて高い信頼性をもつて溶接接合
を行なうことができる。その場合、ノーズ8Aや
サスメタル受17が固定金具20A,20Bの上
まで来ることは強度上むしろ好ましいことであ
る。固定子巻線13は、これらの溶接作業を終え
てから固定子鉄心12Aのスロツト内に収納され
る。
第1図および第2図に示した以上の構成を有す
る誘導電動機の固定子において固定子巻線13に
交流電圧を印加したときに生ずる磁束の通路は固
定子鉄心12Aによつて十分確保できるので、磁
気回路部材としては外周円筒15は必要でなく、
この外周円筒15はあくまで強度を確保するため
の部材である。すなわち、固定子鉄心12Aは、
極めて薄く、かつ機械的にもろい特殊鋼板を軸方
向に所望の厚さに積層した構造であるため、一般
的には各種の荷重に耐え得る構造物ではあり得な
い。しかし、固定子鉄心12Aは周方向数箇所の
突出当接部12Bでプラグ溶接により外周円筒1
5に接合合されているため、外周円筒15の軸方
向の剛性および周方向の捩れに対する剛性と固定
子鉄心12Aの周方向の剛性とが加算され、両者
は全体としてあらゆる方向の変形に対して高い剛
性を有する一つの構造物を構成する。外周円筒1
5の両端部には固定子鉄心12Aが存在しないの
で、同部の半径方向の剛性は外周円筒15自体で
は極めて小さくなる。外周円筒15の両端部にお
ける半径方向のこの剛性低下は端金具18と、こ
の端金具18に装着される軸受ブラケツト19と
によつて十分補強される。
外周円筒15と固定子鉄心12Aとは、プラグ
溶接による溶接部16での接合が確実に行なわれ
るならば、周方向全面で完全密着する必要はな
く、その非密着部すなわち凹部に冷却風通路14
Aを形成することにより固定子側の発生熱を効果
的に放散させることができる。
なお、サスメタル受17は電動機両端側の両端
金具18間を連結するように外周円筒15に沿つ
て配設すれば、固定子鉄心12Aと外周円筒15
とが結合された剛性の強い部分と、端金具18の
存在する所との間に介在する外周円筒15の短い
が剛性の小さい部分を補強するのに好都合であ
る。
以上の構成によれば、外周円筒15は機械に必
要な強度のすべてを負担する必要がないため、相
当薄い鋼板で構成することができ、しかも外周円
筒15と固定子鉄心12Aとの間に冷却風通路1
4Aを形成することができる。したがつて、必要
とされる外周円筒15の板厚、冷却風通路、固定
子鉄心の磁束通路を確保した上で、従来の電動機
外径と同じ外径のもとで、従来の直流直巻電動機
または誘導電動機に比して回転子直径を大きくす
ることができる。回転子直径が大きくなること
は、それだけ電動機トルクが大きくなることにつ
ながり、同一外径でより大きな電動機出力が容易
に得られることを意味する。
以上のように本発明によれば、電動機構成部材
が強度部材または磁気回路部材としてのみ専用さ
れるという分担性がなくなり、すべての部材が必
要強度を負担することになり、その分だけ電動機
重量を軽減することができる。この必要強度とい
うのは吊掛方式の場合と台車装架方式の場合とで
若干異なることがあり得るが、本発明による上述
の構造はいずれの場合にも適用可能である。
第3図は本発明の他の実施例を示すものであ
る。ここでは、固定子鉄心12Aを外周円筒15
の内部に収めて溶接部16の溶接を行なう前に、
固定子鉄心を構成する個々の鉄板を予め所定の鉄
心形状に積層し、冷却風通路14Aに面する凹部
にTIG溶接を施して溶接ビード24により各鉄板
相互間を固定する。このようにすれば、固定子鉄
心12Aを外周円筒15の内部に挿入するときの
作業がやり易くなる。
固定子巻線13は、固定子鉄心を構成する鉄板
を1枚ずつ外周円筒15内に挿入配置する方式で
は、当然のことながら固定子鉄心が出来上がつた
後にそのスロツト内に挿入配置されることにな
る。しかし、第3図を参照して述べたように機外
で予め固定子鉄心を構成する場合には、固定子巻
線13も外周円筒15内に組込む前に固定子鉄心
12A内に外部で収納し、その固定子巻線13を
装着した固定子鉄心12Aを外周円筒15内に収
納し、溶接部16により固定する方式とすること
ができる。その場合、溶接部16の溶接熱が固定
子巻線13に及んだのではその絶縁を脅かすおそ
れがある。このような不都合を除去するために
は、第4図に示すように、固定子鉄心12Aに、
巻線収納用スロツトと溶接部16との間に介在し
て伝熱抵抗手段として機能するように周方向に広
がりを有する軸方向に走るスリツト25を設けて
おき、溶接部16から溶接熱が固定子巻線13に
伝わりにくいように、すなわち伝熱通路長が長く
なるようにして断熱を図るのがよい。
第5図は第4図の実施例の変形例を示すもので
ある。ここでは、スリツト25の中に特殊な断面
形状の銅バー26を挿入したのが特徴である。す
なわち、銅バー26は、スリツト25内で半径方
向外周側は固定子鉄心12Aに全面的に熱接触
し、内周側は凹凸を持つていて極めて限られた部
分でしか固定子鉄心12Aに接触しないような断
面形状を持つている。このような銅バー26を挿
入することにより、溶接16の溶接作業中、突出
当接部12Bに伝えられた溶接熱は本来積層型固
定子鉄心の特性として電動機軸方向には伝熱しに
くく、個々の鉄板内で固定子巻線13側へと伝熱
したがつていたのが、電動機軸方向に熱を拡散さ
せ、固定子巻線13への熱影響を最少限に食い止
めることができる。さらに、銅バー26を中空に
してそこに冷却水を流すようにすれば、その断熱
効果を一層向上させることができる。なお、銅バ
ー26は、溶接部16の溶接作業終了後は不要で
あり、これを除去するのがよいが、残しておいて
も特に有害な作用を及ぼすこともないので場合に
よつては残したままでもよい。
第6図および第7図は、外周円筒15に対する
固定子鉄心12Aの外周部形状を変えた実施例を
示すものである。第6図の実施例は隣接する溶接
部16相互間において固定子鉄心12Aの、冷却
風通路14Bに対向する面を断面直線状の平面と
したものであり、第7図の実施例は隣接する溶接
部16相互間に相対的に小さい複数個の冷却風通
路14Cを形成したものである。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、同一外径の
もとで出力のより大きな鉄道車両駆動用誘導電動
機の固定子を提供することができる。また、各構
成部材を強度部材として有効に機能させることが
でき、また、外周円筒の外側に設けるノーズやサ
スメタル受などの取付構造部材も外周円筒と固定
子鉄心とを結合した、機械的に強固な溶接部に取
付けられるので、特別な補強手段を講ずることな
く十分な強度が得られるので、重量的にも軽量化
することができ、かつ内部の冷却を十分に行なう
ことができる。さらに、本発明によれば、固定子
鉄心と外周円筒との接合部に生ずる溶接熱を固定
子巻線に伝わりにくくすることができ、機外で固
定子鉄心に固定子巻線を組込んで外周円筒内に収
納することが可能で製作作業を容易に遂行するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の一実施例を示す要部
の横断面図および縦断面図、第3図、第4図、第
5図、第6図、第7図はそれぞれ本発明の異なる
変形例を示す要部の横断面図、第8図は公知の電
気鉄道車両駆動用直流直巻電動機の固定子を示す
横断面図、第9図は従来の電気鉄道車両駆動用誘
導電動機の固定子を示す横断面図である。 1A……外周円筒、8A……ノーズ、12A…
…固定子鉄心、12B……突出当接部、13……
固定子巻線、14A,14B,14C……冷却風
通路、16……溶接部、17……サスメタル受、
18……端金具、19……軸受ブラケツト、20
A,20B……固定金具、21……溶接部、22
A,22B……溶接部、23……ボルト、24…
…溶接ビード、25……スリツト、26……銅バ
ー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内周側に巻線収納用スロツトを形成し、外周
    側に周方向に分布して数箇所の軸方向に走る突出
    当接部を形成した積層型の固定子鉄心と、 この固定子鉄心の前記スロツト内に収納された
    固定子巻線と、 前記突出当接部と接触するように前記固定子鉄
    心の外周側に配置され、電動機軸方向に沿つて形
    成された長孔に沿い前記突出当接部において前記
    固定子鉄心と溶接により結合され、前記固定子鉄
    心との間に前記突出当接部相互間で軸方向に走る
    冷却風通路を形成する外周円筒と、 前記固定子鉄心を軸方向に固定するために固定
    子鉄心の両端面外周部に配設され、前記固定子鉄
    心の突出当接部に対応する突出接合部において前
    記外周円筒の内周面に溶接された一対のリング状
    固定金具と、 前記外周円筒の両端部にそれぞれ取外し自在に
    配設された一対の軸受ブラケツトと を具備したことを特徴とする鉄道車両駆動用誘導
    電動機の固定子。 2 内周側に巻線収納用スロツトを形成し、外周
    側に周方向に分布して数箇所の軸方向に走る突出
    当接部を形成した積層型の固定子鉄心と、 この固定子鉄心の前記スロツト内に収納された
    固定子巻線と、 前記突出当接部と接触するように前記固定子鉄
    心の外周側に配置され、電動機軸方向に沿つて形
    成された長孔に沿い前記突出当接部において前記
    固定子鉄心と溶接により結合され、前記固定子鉄
    心との間に前記突出当接部相互間で軸方向に走る
    冷却風通路を形成する外周円筒と、 前記固定子鉄心を軸方向に固定するために固定
    子鉄心の両端面外周部に配設され、前記固定子鉄
    心の突出当接部に対応する突出接合部において前
    記外周円筒の内周面に溶接された一対のリング状
    固定金具と、 前記外周円筒の両端部にそれぞれ溶接により取
    付けられたリング状の一対の端金具と、 この端金具に取外し自在に取付けられた一対の
    軸受ブラケツトと を具備したことを特徴とする鉄道車両駆動用誘導
    電動機の固定子。 3 内周側に巻線収納用スロツトを形成し、外周
    側に周方向に分布して数箇所の軸方向に走る突出
    当接部を形成した積層型の固定子鉄心と、 この固定子鉄心の前記スロツト内に収納された
    固定子巻線と、 前記突出当接部と接触するように前記固定子鉄
    心の外周側に配置され、電動機軸方向に沿つて形
    成された長孔に沿い前記突出当接部において前記
    固定子鉄心と溶接により結合され、前記固定子鉄
    心との間に前記突出当接部相互間で軸方向に走る
    冷却風通路を形成する外周円筒と、 前記固定子鉄心を軸方向に固定するために固定
    子鉄心の両端面外周部に配設され、前記固定子鉄
    心の突出当接部に対応する突出接合部において前
    記外周円筒の内周面に溶接された一対のリング状
    固定金具と、 前記外周円筒の両端部にそれぞれ溶接により取
    付けられたリング状の一対の端金具と、 この一対の端金具にそれぞれ取外し自在に装着
    された一対の軸受ブラケツトと 電動機を台車に組込むために前記一対の端金具
    を連結するように前記外周円筒に沿つて配設さ
    れ、両端金具に溶接固定された取付構造部材と を具備したことを特徴とする鉄道車両駆動用誘導
    電動機の固定子。 4 内周側に巻線収納用スロツトを形成し、外周
    側に周方向に分布して数箇所の軸方向に走る突出
    当接部を形成した積層型の固定子鉄心を前記突出
    当接部相互間の外周面凹部において軸方向に沿う
    溶接ビードにより予め接合一体化してから前記突
    出当接部に接触する外周円筒内に挿入し、前記突
    出当接部と外周円筒とを外周円筒の外側からプラ
    グ溶接により溶接固定し、次いで前記スロツト内
    に固定子巻線を収納することを特徴とする鉄道車
    両駆動用誘導電動機の固定子の製作方法。 5 内周側に巻線収納用スロツトを形成し、かつ
    外周側に周方向に分布して数箇所の軸方向に走る
    突出当接部を形成し、かつ前記スロツトと突出当
    接部との間に伝熱抵抗手段として周方向に広がり
    を有し軸方向に走るスリツトを形成してなる積層
    型の固定子鉄心を前記突出当接部相互間の外周面
    凹部において軸方向に沿う溶接ビードにより予め
    接合一体化し、前記スロツト内に固定子巻線を収
    納してから固定子鉄心を前記突出当接部に接触す
    る外周円筒内に挿入し、前記突出当接部と外周円
    筒とを外周円筒の外側からプラグ溶接により固着
    することを特徴とする鉄道車両駆動用誘導電動機
    の固定子の製作方法。 6 前記突出当接部と外周円筒との溶接を、前記
    スリツト内に、突出当接部で熱的に密接し、スロ
    ツト側ではわずかしか接触しない熱伝導バーを挿
    入した状態で行なうことを特徴とする特許請求の
    範囲第5項記載の鉄道車両駆動用誘導電動機の固
    定子の製作方法。
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