JPH0515122A - 電動機 - Google Patents

電動機

Info

Publication number
JPH0515122A
JPH0515122A JP3158288A JP15828891A JPH0515122A JP H0515122 A JPH0515122 A JP H0515122A JP 3158288 A JP3158288 A JP 3158288A JP 15828891 A JP15828891 A JP 15828891A JP H0515122 A JPH0515122 A JP H0515122A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
sections
auxiliary
windings
poles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3158288A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimio Tanaka
公夫 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Engineering Works Co Ltd filed Critical Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority to JP3158288A priority Critical patent/JPH0515122A/ja
Publication of JPH0515122A publication Critical patent/JPH0515122A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 200ボルトなどの高電圧を電源とする小形
電動機における製造工程での不良の発生を少なくし、信
頼性の高い電動機を提供する。 【構成】 外周にリング状の継鉄部1を形成し、この継
鉄部1の内周に軸向きに突出する複数の第1補極6を備
え、この第1補極6の間に軸向きに突出する支持部5を
形成し、この支持部5の内径側で周方向に延設され両端
に軸向きに突出する2個の歯部7a、7bを形成し、こ
の2個の歯部7a、7bの間で前記支持部5の延長線上
に第2補極8を形成してE字状に形成し、前記支持部5
に主巻線3を巻装し、前記第1補極6を介して隣設する
前記歯部7a、7b相互間にコンデンサが直列接続され
る補助巻線4を巻装し、電源電圧をほぼ200ボルトと
したことによって構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、数ワットないし数十ワ
ットの小形でほぼ200ボルトの高電圧が印加される電
動機の構造に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】200ボ
ルトなどの高電圧を電源とする小形の電動機は、主巻線
及び補助巻線がそれぞれ細くなり、巻装量が倍増するた
めに製作工程において、断線などの不良に悩まされるこ
とがある。このような断線などの不良は、巻線が細くな
ることによって巻線に機械的強度が不足し、僅かな外力
によっても発生するものであり、製造の歩留の最大の問
題となっていた。
【0003】また、巻線の径が小さくなるばかりか、巻
き数も増加するため、余計不良の発生が増加することに
なった。しかし、線径を大きくすることは、電動機を大
きくすることになり、設計上避けなければならないこと
であり、製造上の技術によって線径が制限されるといっ
た現実的な問題があった。
【0004】従って、巻線の巻き数が少ないほど、また
線径が太いほど電動機の製作は容易になるものであり、
特に数ワットないし数十ワットの小形の電動機では、巻
線が極めて細くなり、しかも、小形が常識であり、この
様な問題から製造上の技術向上が切望されるのが現状で
あった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、この様な事情に鑑みてなされ
たものであり、200ボルトなどの高電圧を電源とする
小形の電動機における製造工程での不良の発生を少なく
し、信頼性の高い小形の電動機を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、外周にリング
状の継鉄部を形成し、この継鉄部の内周に軸向きに突出
する複数の第1補極を備え、この第1補極の間に軸向き
に突出する支持部を形成し、この支持部の内径側で周方
向に延設され両端に軸向きに突出する2個の歯部を形成
し、この2個の歯部の間で前記支持部の延長線上に第2
補極を形成してE字状に形成し、前記支持部に主巻線を
巻装し、前記第1補極を介して隣設する前記歯部相互間
にコンデンサが直列接続される補助巻線を巻装し、電源
電圧をほぼ200ボルトとしたことによって目的を達成
している。
【0007】
【作 用】主巻線が支持部に巻装されているため、その
磁束が第1補極と歯部の間で漏洩し、その漏洩リアクタ
ンスを補償する必要から印加電圧を上げなければならな
い。その印加電圧は、120〜130%程度であり、す
なわち、100ボルトの巻線仕様における電動機では、
120〜130ボルトを印加して漏洩磁束分を補うこと
になり、200ボルト仕様に変更するには、残70〜8
0ボルトの分量だけ巻線を増加すれば良いことになる。
従って、それだけ線径を大きく、また巻数を少なくする
ことができ、不良の低減及び製造が容易になる。
【0008】
【実施例】本発明を図面に示された一実施例に基づいて
説明すると、図1は、本発明による電動機の固定子鉄心
を示す要部斜視図であり、図2は、固定子鉄心の磁束の
流れを示す要部平面図であり、図3は、本発明の電動機
の特性の一例を示した図であり、図4は、巻線機の要部
縦断面図である。
【0009】図1において、電動機は、ド―ナツ状の継
鉄部1で外郭を構成する固定子鉄心2に主巻線3と補助
巻線4とが巻装されており、主巻線3は、外周側に6個
備えられ主巻線を構成しており、補助巻線4は、内周側
に6個備えられており、図示されないコンデンサが直列
に接続される補助巻線4を構成している。そして、主巻
線3は、固定子鉄心2の内周に軸心に向かって突出して
形成された支持部5に巻装されており、補助巻線4は、
継鉄部1の内周側に軸心に向かって延出されるように配
設された第1補極6に隣設する歯部7a、7b間に巻装
されている。この歯部7a、7bは、それぞれ支持部5
の内径側にL字状に形成され、2個の歯部7a、7bの
間に第2補極8が形成され、E字状に形成されている。
主巻線3及び補助巻線4は、それぞれ6個連続して巻装
されており、それぞれ1本の線より構成されている。さ
らに、主巻線3は、100ボルト仕様の巻線径より少し
太い程度の線径で構成され、補助巻線4は、200ボル
ト仕様の細い線径で構成されている。また、固定子鉄心
2の内径側には、図示されない回転子が備えられ、電動
機を構成するものである。回転子は、これも図示されな
いブラケットなどが固定子鉄心2に取り付けられ軸受を
介して回転自在に保持されるものである。
【0010】図2において、固定子鉄心2に主巻線3及
び補助巻線4がそれぞれ巻装されると、図中の線で示さ
れる通り、磁束3a、4aが発生する。
【0011】図3において、電動機の特性を示してお
り、曲線Aが主巻線を歯部7a、7bに巻装した場合の
50Hzにおける特性を示しており、曲線Bが60Hz
における特性を示している。そして、曲線Cが主巻線を
支持部に巻装した場合の50Hzにおける特性を示して
おり、曲線Dが60Hzにおける特性を示している。
【0012】図4において、固定子鉄心2は、巻線機9
に取り付けられ、治具10によって回転されるように構
成されている。そして、巻線機9には、上下動及び回転
方向へ揺動するア―ム11が備えられており、このア―
ム11の上端にノズル12が備えられており、このノズ
ル12の内部から線13が引き出されており、線13
は、固定子鉄心2の支持部5に巻装されるように構成さ
れている。さらに、ノズル12は、ア―ム11側へ後退
して歯部7aに線13を巻装できるように構成されてい
る。このノズル12の後退は、異なる巻線機9に固定子
鉄心2を取り付け変えすることでもよく、ノズル12を
交換することでも同じである。ア―ム11及びノズル1
2は、それぞれ図中の点線で示されるような状態で上下
し、さらに、図中には示されないが周方向へ振れるよう
に揺動し主巻線3及び補助巻線4を固定子鉄心2に巻装
するように構成されている。
【0013】このような構成において、電動機は、鋼板
をプレスなどによって打抜き、積層して鉄心を形成し、
普通巻線との接触する部分を絶縁する。この様な絶縁
は、鉄心を直接モ―ルド型に装着して外表面に薄い樹脂
の絶縁層を形成するプレモ―ルド、あるいは、別の工程
で製作された絶縁被膜を被着して形成し、絶縁層の上に
主巻線3及び補助巻線4を巻装する。もちろん、鉄心に
粉体塗装を行う方法もあり、従来から実施されている鉄
心の絶縁技術を用いることができるものである。そし
て、固定子鉄心2に主巻線3及び補助巻線4が巻装さ
れ、補助巻線4にコンデンサを接続して通電すると、図
2に示されるよに回転磁界が発生し、回転子を回転させ
ることになる。そして、主巻線3から発生する磁束は、
歯部7a、7bとこれに平行して配設された第1補極6
との距離が近く、面積が広いために磁束が漏洩すること
になる。従って、その漏洩磁束の発生による磁束の不足
によって回転子に十分なトルクを発生し得ないが、それ
だけ印加電圧を上昇させる必要がある。そこで、主巻線
3は、通常の100V用巻線に対し約170〜180%
程度に巻装する。また、線径についても通常の77〜7
5%程度の線径にする。しかし、補助巻線は4、通常の
100V用巻線に対し200%に巻装し、線径は、71
%程度にする。そして、通常の約2倍程度の電圧を印加
する。例えば、100ボルトの商用電源用に設計された
ものに対して、巻線の増加の割りより高い電圧の200
ボルト用に設計する。しかしながら、このように構成さ
れると、主巻線3による磁束の不足分が補われ、その分
量の印加電圧を高くする必要があることからから、高い
商用電源に接続される場合は、巻線によって高い電圧に
対応させることの負担が少なくなる。また、製造面にお
いて、少なくとも主巻線3が巻装容易になり、また、線
径をも大きくすることができるため、断線などの不良の
発生を少なくすることができる。これによる大量生産に
おける歩留が良くなり、印加して通常の特性を得ること
ができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、200ボルトなどの高
電圧が印加される電動機において、主巻線に漏洩磁束が
発生するよう構成し、この漏洩磁束を補うために必要な
電圧上昇分によって巻線量を少なくすることができ、ま
た、それだけ線径を大きくすることができるため、断線
などの不良の発生を少なくすることができ、大量生産に
おける歩留りを良くすることに貢献でき、その効果は今
後の商用電源の200ボルト化に極めて大きいものがあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電動機の固定子鉄心を示す要部斜
視図である。
【図2】固定子鉄心の磁束の流れを示す要部平面図であ
る。
【図3】本発明の電動機の特性の一例を示した図であ
る。
【図4】巻線機の要部縦断面図である。
【符号の説明】
1……継鉄部 2……固定子鉄心 3……主巻線 4……補助巻線 5……支持部 6……第1補極 7a、7b……歯部 8……第2補極

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】数ワット若しくは数十ワットの小出力に構
    成される電動機において、 外周にリング状の継鉄部を形成し、 この継鉄部の内周に軸向きに突出する複数の第1補極を
    備え、 この第1補極の間に軸向きに突出する支持部を形成し、 この支持部の内径側で周方向に延設され両端に軸向きに
    突出する2個の歯部を形成し、 この2個の歯部の間で前記支持部の延長線上に第2補極
    を形成してE字状に形成し、 前記支持部に主巻線を巻装し、 前記第1補極を介して隣設する前記歯部相互間にコンデ
    ンサが直列接続される補助巻線を巻装し、 電源電圧をほぼ200ボルトとしたことを特徴とする電
    動機。
JP3158288A 1991-06-28 1991-06-28 電動機 Pending JPH0515122A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3158288A JPH0515122A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3158288A JPH0515122A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 電動機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0515122A true JPH0515122A (ja) 1993-01-22

Family

ID=15668326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3158288A Pending JPH0515122A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 電動機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0515122A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999029015A2 (en) * 1997-11-28 1999-06-10 Asea Brown Boveri Ab Method and device for controlling the magnetic flux with an auxiliary winding in a hv ac machine
JP2006329061A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd インバータ制御式密閉型圧縮機
JP2011055655A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Asmo Co Ltd 直流モータ及び直流モータの製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999029015A2 (en) * 1997-11-28 1999-06-10 Asea Brown Boveri Ab Method and device for controlling the magnetic flux with an auxiliary winding in a hv ac machine
JP2006329061A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd インバータ制御式密閉型圧縮機
JP4706331B2 (ja) * 2005-05-26 2011-06-22 パナソニック株式会社 インバータ制御式密閉型圧縮機
JP2011055655A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Asmo Co Ltd 直流モータ及び直流モータの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3355700B2 (ja) 回転電機の固定子
CN1874114B (zh) 旋转电机、定子线圈的制造方法及电动助力转向用电动机
US6495940B2 (en) Slip ring brush assembly and method
WO2015159332A1 (ja) アキシャルギャップ型回転電機
JP6220962B2 (ja) アキシャルエアギャップ型回転電機
JPS5914336A (ja) 回転電気機械
WO2020054233A1 (ja) 回転電機の固定子および該固定子を具備する回転電機
JPH05115141A (ja) スロツトレスモータ
JP2008278691A (ja) インシュレータ、分割ステータ、及び回転電機用ステータ
US20040155550A1 (en) Armature having teeth
WO2018138859A1 (ja) アキシャルギャップ型回転電機
JPH0515122A (ja) 電動機
JP2009118636A (ja) 回転電機および回転電機の製造方法
JP6279122B1 (ja) 回転電機
JP2006174551A (ja) アキシャルギャップ型回転電機のコイル結線構造
CN104617697A (zh) 用于电机的齿绝缘掩膜以及电机的定子或转子
CN209282966U (zh) 一种集中式绕组电机定子
JP2001112206A (ja) モールドモータ
JP2017208973A (ja) コアレスモータ
US20240022124A1 (en) Rotating electric machine
JP4934635B2 (ja) 回転電機
CN117833531B (zh) 一种无槽电机线圈骨架
WO2017145613A1 (ja) アキシャルギャップ型回転電機
US11632007B2 (en) Stator assembly comprising electrical insulation devices having an outer surface with elevated surface portions
WO2024147348A1 (ja) 回転電機における固定子構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees