JP2590275Y2 - カセット脱着機構における電源切り忘れ警告装置 - Google Patents

カセット脱着機構における電源切り忘れ警告装置

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JP2590275Y2
JP2590275Y2 JP1993069107U JP6910793U JP2590275Y2 JP 2590275 Y2 JP2590275 Y2 JP 2590275Y2 JP 1993069107 U JP1993069107 U JP 1993069107U JP 6910793 U JP6910793 U JP 6910793U JP 2590275 Y2 JP2590275 Y2 JP 2590275Y2
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JP
Japan
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cassette
power
forgetting
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turn
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JP1993069107U
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JPH0741791U (ja
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寛 庄野
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カーCDプレーヤのよ
うな電気機器に使用するカセット脱着機構における電源
切り忘れ警告装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば実開平4−132684号公報
には、カーステレオのような車載オーディオ機器におい
て、この機器を操作する操作部をカセット化し、このカ
セットを機器本体から取り外しできるようにした技術が
開示されている。このような技術によれば、車から降り
る際、カセットを機器本体から取り外して車体内に残さ
ないようにすれば、車体側には操作部のない機器本体の
みが残り、操作部のない機器本体を持ち去っても電気機
器として意味をなさないから盗難防止に役立つメリット
がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のカセ
ット脱着機構を有する電気機器が車載用であるとき、そ
の電源としてカーバッテリが使用されると共に、機器本
体側に電源スイッチが設けられる。したがって、電源ス
イッチをONしたままカセットを取り外して車を降りる
ケースが生じる。その場合、イグニッションキーを切っ
ておれば自動的に電気機器に対する通電も断たれるので
電源ロスの問題はないが、なんらかの事情でイグニッシ
ョンキーを切らないまま、そして電気機器の電源スイッ
チをONしたままカセットを取り外してしまうことが考
えられ、このようなときには電気機器への通電が続くの
で、このような状態が長時間継続されるとカーバッテリ
の負担が増大することになる。
【0004】そこで本考案は、電源スイッチを切らない
ままカセットを取り外したときに、使用者に警告を発す
ることができるカセット脱着機構における電源切り忘れ
警告装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本考案は、電気
機器本体に対し当該電気機器本体を操作する操作部が脱
着可能なカセットとして取り付けられているカセット脱
着機構における電源切り忘れ警告装置であって、上記電
気機器本体に、カセットの脱着状態を検出する検出手段
と、この脱着状態と機器電源スイッチのON・OFF状
態とを比較する比較手段と、カセットの取り外し状態で
電源スイッチがONされているときに警告灯を点滅させ
る制御手段とからなると共に、上記警告灯が機器本体の
カセット装填部におけるカセットを取り外したときに露
呈する部位に設けられていることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、機器本体の電源スイッチ
を切らないまま該機器本体からカセットを取り外すと、
警告灯が点滅されるので、使用者は電源スイッチ切り忘
れを知ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0008】図1は操作部がカセット化されて機器本体
1に対し脱着可能とされているラジオ付きカーCDプレ
ーヤ2を示し、上記機器本体1の前面にカセット装填部
3(図2および図4参照)が凹入して形成され、該カセ
ット装填部3の側部に電源スイッチ4とボリウム5とが
備えられると共に、カセット装填部3の上部にコンパク
トディスク装填部6が設けられる。また、上記カセット
装填部3の内奥壁部にロック穴7と、カセット押し出し
用バネ8と、発光ダイオードからなる警告灯9と、液晶
表示板等からなる表示部10および電気接続用のコネク
タ11とが設けられる。
【0009】一方、カセット12においては図3に示す
ように、上記のカセット装填部3に該カセット12を装
填したときに、表示部10およびコンパクトディスク装
填部6に嵌合してこれらを外部に臨ませる2つの開口部
13,14が形成され、かつ前面のパネル部分にラジオ
用スイッチボタン15〜15、コンパクトディスク用ス
イッチボタン16〜16が設けられると共に、カセット
12を取り外す際に使用するロック解除ボタン17が設
けられる。また、上記カセット12の裏面には、ロック
解除ボタン17のプッシャ操作に連動して図示しない機
構により横方向に移動するロックピン18(図4参照)
が突出されると共に、電気接続用のコネクタ19(図5
参照)が設けられる。
【0010】このような構成によれば、カセット12を
カセット装填部3に押し込んで装填したとき、上記ロッ
クピン18の先端カム面18Aがロック穴7の側壁部に
当たって、該ロックピンが図4において矢印で示す横方
向に移動ながらロック穴7に突入して係合されてカセッ
ト12がロックされ、そのときにカセット押し出し用バ
ネ8がカセット12によって押し込まれる。また、上記
カセット装填状態からロック解除ボタン17を押すと、
ロックピン18が上記同じ方向に横移動してロック穴7
との係合が解除され、そのときにロック押し出し用バネ
8が弾性復帰しようとする力によってカセット12がカ
セット装填部3から押し出される。したがって、カセッ
ト12の脱着がワンタッチ操作で行なえることになる。
なお、このようなカセット脱着機構は上記の構成以外の
種々のものが使用できる。
【0011】また、カセット12を装填すると、機器本
体1側のコネクタ11とカセット12側のコネクタ19
とが接続されて前記した各スイッチボタン15,16の
操作によって当該カーCDプレーヤ2を作動させること
ができる。その場合、図5に示すように、このカーCD
プレーヤ2はカーバッテリ20を電源としており、該カ
ーバッテリ20のプラス極にフリップフロップ回路21
が接続されると共に、この接続回路22に平行してカー
バッテリ20のプラス極とフリッププロップ回路21と
の間に、イグニッションスイッチ23とカーCDプレー
ヤ2における電源スイッチ4との直列接続体が接続さ
れ、かつ該フリップフロップ回路20の出力端子に前述
の警告灯9を点滅させるためのドライブ回路24が接続
される。また、機器本体1側のコネクタ11がフリップ
フロップ回路21に接続され、かつこのコネクタ11に
カセット12側のコネクタ19が接続されたときに両コ
ネクタ11,19を介してフリップフロップ回路21が
アースされるようになされている。
【0012】この回路構成によれば、機器本体1にカセ
ット12を装填することによってコネクタ11,19同
士が接続されることによってフリップフロップ回路21
がアースされ(すなわち、このアースがフリップフロッ
プ回路21に対するリセット信号の入力となる)、この
状態からイグニッションスイッチ23をONし、かつカ
ーCDプレーヤ2の電源スイッチ4をONさせたとき
は、上記のフリップフロップ回路21のアースによって
ドライブ回路24への出力が禁止され、警告灯9の点滅
が阻止される。
【0013】また、上記の状態で電源スイッチ4ならび
にイグニッションスイッチ23をともにOFFし、かつ
カセット12を機器本体1から外してコネクタ11,1
9同士の接続を断てばフリップフロップ回路21のドラ
イブ回路24に対する出力も発生しないのであるが、な
んらかの理由によりイグニッションスイッチ23および
電源スイッチ4をOFFしないでカセット12を外した
場合は、これらのスイッチ4,23を介してカーバッテ
リ電源がフリップフロップ回路21に入力されている状
態となるため、この入力がセット信号となり、フリップ
フロップ回路21からドライブ回路24に対する出力が
なされて警告灯9が点滅される。したがって、使用者が
カーCDプレーヤ2の電源スイッチ4を切らないでカセ
ット12を外すと、外したあとのカセット装填部3の警
告灯9が点滅するから、使用者はこの点滅から電源スイ
ッチ4の切り忘れを知ることになる。したがって、切り
忘れたままによるカーバッテリ20の負担をなくするこ
とができる。
【0014】その場合、上記の警告灯9はカセット装填
部3に設けられていて、カセット12を装填している状
態では隠されており、このカセット12を取り外したと
きに露呈するものであるから、カセット12を外す操作
をしたときの使用者が非常に見やすい部位にあり、この
ため点滅による警告を確実に知ることになって電源スイ
ッチ4を警告にしたがってOFFできることになる。ま
た、デザイン上も良い。
【0015】なお、車載用のCDプレーヤでは、前述の
ボリウム5などに発光ダイオードが組み込まれているの
で、上記の警告灯に代えてこの発光ダイオードを使用し
て電源スイッチ切り忘れを点滅表示させることも考えら
れるが、それでは常時使用されるボリウム用発光ダイオ
ードに新たな負担が加わることになって寿命の点で問題
が生じると共に、見慣れている部分の発光表示は使用者
は見落としやすいので、、この発光ダイオードとは別個
に電源切り忘れ表示用として、カセット12を取り外し
たときに始めて露呈する専用の警告灯9を設けること
は、上記寿命および電源切り忘れ警告用としてより大き
な効果が期待できる。
【0016】また、上記の実施例はカーCDプレーヤを
例にとって説明したが、本考案はカセット脱着機構を有
する電気機器に広く適用できるものである。
【0017】
【考案の効果】以上の記載によって明らかなように、本
考案によれば、電気機器から電源スイッチを切らないま
まカセットを取り外すと、警告灯が点滅されるので、こ
の警告によって使用者は電源スイッチ切り忘れを知って
電源スイッチをOFFすることができ、この切り忘れに
よる電源ロスをなくせ、特に上記電気機器がカーCDプ
レーヤのような車載電気機器である場合は、その電源と
なるカーバッテリの負担を軽減できる。また、上記警告
灯がカセット装填部の、カセットを取り外したときに露
呈する部位に設けられていて、この部位がカセットを取
り外す動作をした使用者の眼に入りやすい部位であるか
ら、電源切り忘れを確実に知ることができ、切り忘れ警
告が効果的に行なわれることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例にかかるカーCDプレーヤ
の正面図。
【図2】 上記カーCDプレーヤからカセットを取り
外した状態の機器本体の正面図。
【図3】 上記カセットの正面図。
【図4】 カセットロック機構部分の説明図。
【図5】 上記カーCDプレーヤにおける警告灯制御
回路図。
【符号の説明】
1 機器本体 2 カーCDプレーヤ 3 カセット装填部 4 電源スイッチ 9 警告灯 11,19 コネクタ 12 カセット 20 カーバッテリ 21 フリップフロップ回路 23 イグニッションスイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器本体に対し当該電気機器本体を
    操作する操作部が脱着可能なカセットとして取り付けら
    れているカセット脱着機構における電源切り忘れ警告装
    置であって、上記電気機器本体に、カセットの脱着状態
    を検出する検出手段と、この脱着状態と機器電源スイッ
    チのON・OFF状態とを比較する比較手段と、カセッ
    トの取り外し状態で電源スイッチがONされているとき
    に警告灯を点滅させる制御手段とからなると共に、上記
    警告灯が機器本体のカセット装填部におけるカセットを
    取り外したときに露呈する部位に設けられていることを
    特徴とするカセット脱着機構における電源切り忘れ警告
    装置。
JP1993069107U 1993-12-24 1993-12-24 カセット脱着機構における電源切り忘れ警告装置 Expired - Lifetime JP2590275Y2 (ja)

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JPH0741791U JPH0741791U (ja) 1995-07-21
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