JP2590212Y2 - 回転ドラム - Google Patents
回転ドラムInfo
- Publication number
- JP2590212Y2 JP2590212Y2 JP1992050412U JP5041292U JP2590212Y2 JP 2590212 Y2 JP2590212 Y2 JP 2590212Y2 JP 1992050412 U JP1992050412 U JP 1992050412U JP 5041292 U JP5041292 U JP 5041292U JP 2590212 Y2 JP2590212 Y2 JP 2590212Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- rotary cylinder
- fixed
- cylinder
- circumferential wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、例えば、ビデオテー
プレコーダやデジタルオーディオテープレコーダ等に使
用される回転ドラムに関するものである。
プレコーダやデジタルオーディオテープレコーダ等に使
用される回転ドラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、例えば、ビデオテープレコーダ
やデジタルオーディオテープレコーダ等には、図4に示
すように、回転ドラム1を用いたものがある。
やデジタルオーディオテープレコーダ等には、図4に示
すように、回転ドラム1を用いたものがある。
【0003】 斯かる回転ドラム1は、回転シリンダ2
と固定シリンダ3とがステータ4に固定された軸5に上
下に位置して同軸に設けられている。なお、この回転ド
ラム1は、軸5を中心として左右対称に構成されるた
め、図4では軸5の一方側のみを図示する。
と固定シリンダ3とがステータ4に固定された軸5に上
下に位置して同軸に設けられている。なお、この回転ド
ラム1は、軸5を中心として左右対称に構成されるた
め、図4では軸5の一方側のみを図示する。
【0004】この回転シリンダ2は、有底円筒状に形成
されていると共に、軸5に軸受6,6を介して回転可能
に支持されている。また、回転シリンダ2の内部にはス
テータ4にねじ7で固定されたブラケット8を介してコ
イル9を巻回したステータコア10が固定されている。
さらに、回転シリンダ2の底壁2aにはねじ11を介し
てコイル9に対向された駆動マグネット12を固定した
有底円筒状のロータヨーク13が固定されている。
されていると共に、軸5に軸受6,6を介して回転可能
に支持されている。また、回転シリンダ2の内部にはス
テータ4にねじ7で固定されたブラケット8を介してコ
イル9を巻回したステータコア10が固定されている。
さらに、回転シリンダ2の底壁2aにはねじ11を介し
てコイル9に対向された駆動マグネット12を固定した
有底円筒状のロータヨーク13が固定されている。
【0005】そして、このように構成された回転シリン
ダ2は、その回転位置に応じて各突極のコイル9への通
電を切り換えることにより駆動マグネット12を有する
ロータヨーク13が回転シリンダ2と一体に回転駆動さ
れる。
ダ2は、その回転位置に応じて各突極のコイル9への通
電を切り換えることにより駆動マグネット12を有する
ロータヨーク13が回転シリンダ2と一体に回転駆動さ
れる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、上記の如
く構成された回転ドラム1にあっては、駆動マグネット
12を固定したロータヨーク13を回転シリンダ2に固
定する際にねじ11を介して固定されるため組付け工数
が増すばかりでなく、部品点数が多く、全体的にコスト
高になるという問題が生じていた。
く構成された回転ドラム1にあっては、駆動マグネット
12を固定したロータヨーク13を回転シリンダ2に固
定する際にねじ11を介して固定されるため組付け工数
が増すばかりでなく、部品点数が多く、全体的にコスト
高になるという問題が生じていた。
【0007】 しかも、このような回転ドラム1にあっ
ては、ねじ11によりロータヨーク13を固定している
ため、回転シリンダ2の回転に伴う振動によりねじ11
が弛み易く、この弛みにより回転シリンダ2の共振振動
が助長されるという問題もある。
ては、ねじ11によりロータヨーク13を固定している
ため、回転シリンダ2の回転に伴う振動によりねじ11
が弛み易く、この弛みにより回転シリンダ2の共振振動
が助長されるという問題もある。
【0008】 本考案は、上記実状に鑑み、回転ドラム
の部品点数を削減し得て、全体的な製品コストを低くす
ることができ、しかもドラムの回転に伴う共振振動の発
生並びに助長を抑えることができる回転ドラムを提供す
ることを目的とするものである。
の部品点数を削減し得て、全体的な製品コストを低くす
ることができ、しかもドラムの回転に伴う共振振動の発
生並びに助長を抑えることができる回転ドラムを提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】 本考案は、その目的を
達成するため、外周面に磁気記録テープが摺接する円周
壁を有して回転自在に支持された回転シリンダと、円筒
部を有するマグネットヨークおよび該マグネットヨーク
の円筒部の内壁に固定された駆動マグネットからなるマ
グネット部材と、このマグネット部材に対向すると共に
回転シリンダの円周壁よりも内側の領域に固定配置され
た巻回コイルと、回転シリンダの円周壁と同心で同径の
円周壁を有する固定シリンダとを備え、回転シリンダの
円周壁の内周面にマグネットヨークの円筒部の外周面が
嵌合固定されると共に、マグネットヨークの断面におけ
る少なくとも両端部またはその各近傍が回転シリンダの
内壁に密着していることを要旨とするものである。
達成するため、外周面に磁気記録テープが摺接する円周
壁を有して回転自在に支持された回転シリンダと、円筒
部を有するマグネットヨークおよび該マグネットヨーク
の円筒部の内壁に固定された駆動マグネットからなるマ
グネット部材と、このマグネット部材に対向すると共に
回転シリンダの円周壁よりも内側の領域に固定配置され
た巻回コイルと、回転シリンダの円周壁と同心で同径の
円周壁を有する固定シリンダとを備え、回転シリンダの
円周壁の内周面にマグネットヨークの円筒部の外周面が
嵌合固定されると共に、マグネットヨークの断面におけ
る少なくとも両端部またはその各近傍が回転シリンダの
内壁に密着していることを要旨とするものである。
【0010】
【作用】このような構成においては、回転シリンダの内
壁に巻回コイルと対向する駆動マグネット部材を直接嵌
合固定することにより、ねじ等の固定部材による固定作
業の必要がなく、容易且つ安価に装着することができ
る。
壁に巻回コイルと対向する駆動マグネット部材を直接嵌
合固定することにより、ねじ等の固定部材による固定作
業の必要がなく、容易且つ安価に装着することができ
る。
【0011】
【実施例】 次に、本考案の回転ドラムの実施例を図1
乃至図3に基づいて説明する。
乃至図3に基づいて説明する。
【0012】 図1は、本考案の回転ドラムの前提とな
る構造を示す要部の断面図である。図1において、符号
20は軸受6を介して軸22に支持され、この軸22を
中心として回転する回転ドラム(全体図省略)の回転シ
リンダである。この回転シリンダ20は、内周壁面20
aと底壁面20bとからなる内壁20c、および磁気記
録テープが外周面に摺接する円周壁21とが一体に形成
されている。
る構造を示す要部の断面図である。図1において、符号
20は軸受6を介して軸22に支持され、この軸22を
中心として回転する回転ドラム(全体図省略)の回転シ
リンダである。この回転シリンダ20は、内周壁面20
aと底壁面20bとからなる内壁20c、および磁気記
録テープが外周面に摺接する円周壁21とが一体に形成
されている。
【0013】シリンダ部21の内部には、軸22の端部
に位置してこの軸22を固定したステータ23にねじ2
4,24を介してブラケット25が固定され、このブラ
ケット25には巻回コイル26を有するステータコア2
7が軸22と同軸に固定されている。
に位置してこの軸22を固定したステータ23にねじ2
4,24を介してブラケット25が固定され、このブラ
ケット25には巻回コイル26を有するステータコア2
7が軸22と同軸に固定されている。
【0014】 一方、回転シリンダ20の内周壁面20
aにはステータコア27に対向するマグネット部材とし
ての駆動マグネット28が嵌合されている。
aにはステータコア27に対向するマグネット部材とし
ての駆動マグネット28が嵌合されている。
【0015】 この駆動マグネット28は、回転シリン
ダ20の内周壁面20aに沿って環状に形成されてい
て、回転シリンダ20に圧入した状態で嵌合することに
よりユニット化されている。なお、駆動マグネット28
は必要に応じて内周壁面20aと駆動マグネット28と
の間に接着剤29を入れることにより添着してもよい。
ダ20の内周壁面20aに沿って環状に形成されてい
て、回転シリンダ20に圧入した状態で嵌合することに
よりユニット化されている。なお、駆動マグネット28
は必要に応じて内周壁面20aと駆動マグネット28と
の間に接着剤29を入れることにより添着してもよい。
【0016】このように構成された回転シリンダ20
は、その回転位置に応じて各突極の巻回コイル26への
通電を切り換えることにより駆動マグネット28が回転
シリンダ20と一体に回転駆動される。
は、その回転位置に応じて各突極の巻回コイル26への
通電を切り換えることにより駆動マグネット28が回転
シリンダ20と一体に回転駆動される。
【0017】 ところで、本考案の回転ドラムは、図1
に示す構造の回転ドラムに更に改良を加えたもので、例
えば、図2に示すように、マグネットヨークとなる有底
円筒状のロータケース38aの円筒部の内周面に環状の
駆動マグネット38bを固定してマグネット部材38を
構成し、このマグネット部材38を回転シリンダ20の
内壁20cに嵌合固定して回転シリンダ20の内壁20
cとマグネット部材38との接合面積を広く確保したも
のである。このマグネット部材38と回転シリンダ20
との関係は、図2に示すように、ロータケース38aの
断面における少なくとも両端部またはその各近傍が回転
シリンダ20に密着している。このため、ロータケース
38aと回転シリンダ20との密着性が高まり、回転シ
リンダ20によるロータケース38aの共振振動が防止
される。
に示す構造の回転ドラムに更に改良を加えたもので、例
えば、図2に示すように、マグネットヨークとなる有底
円筒状のロータケース38aの円筒部の内周面に環状の
駆動マグネット38bを固定してマグネット部材38を
構成し、このマグネット部材38を回転シリンダ20の
内壁20cに嵌合固定して回転シリンダ20の内壁20
cとマグネット部材38との接合面積を広く確保したも
のである。このマグネット部材38と回転シリンダ20
との関係は、図2に示すように、ロータケース38aの
断面における少なくとも両端部またはその各近傍が回転
シリンダ20に密着している。このため、ロータケース
38aと回転シリンダ20との密着性が高まり、回転シ
リンダ20によるロータケース38aの共振振動が防止
される。
【0018】 また、本考案は、図3に示すように、ス
テータ23に巻回コイル26を固定した所謂面対向タイ
プにも適用することができる。この時、マグネット部材
58の駆動マグネット58bはマグネットヨークとなる
有底円筒状のロータケース58aの底部に固定されて巻
回コイル26に対向される。なお、図1乃至図3におい
て上記実施例と同一の構成には同一の符号を付してその
説明を省略する。
テータ23に巻回コイル26を固定した所謂面対向タイ
プにも適用することができる。この時、マグネット部材
58の駆動マグネット58bはマグネットヨークとなる
有底円筒状のロータケース58aの底部に固定されて巻
回コイル26に対向される。なお、図1乃至図3におい
て上記実施例と同一の構成には同一の符号を付してその
説明を省略する。
【0019】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案の回転ド
ラムにあっては、マグネット部材を構成するマグネット
ヨークの少なくとも両端部またはその各近傍を回転シリ
ンダの内壁に密着させたことにより、回転ドラムの部品
点数を削減し得て、全体的な製品コストを低くすること
ができ、しかも回転シリンダの回転に伴う共振振動の発
生ならびに助長を抑えることができる。
ラムにあっては、マグネット部材を構成するマグネット
ヨークの少なくとも両端部またはその各近傍を回転シリ
ンダの内壁に密着させたことにより、回転ドラムの部品
点数を削減し得て、全体的な製品コストを低くすること
ができ、しかも回転シリンダの回転に伴う共振振動の発
生ならびに助長を抑えることができる。
【図1】 本考案の回転ドラムの前提となる構造を示す
要部の断面図である。
要部の断面図である。
【図2】 本考案の回転ドラムの第1実施例を示す要部
の断面図である。
の断面図である。
【図3】 本考案の回転ドラムの第2実施例を示す要部
の断面図である。
の断面図である。
【図4】 従来の回転ドラムを示す要部の断面図であ
る。
る。
20 回転シリンダ 20c 内壁 22 軸 26 巻回コイル 28 マグネット部材 38 マグネット部材 38a ロータケース(マグネットヨーク) 38b 駆動マグネット
Claims (1)
- 【請求項1】 外周面に磁気記録テープが摺接する円周
壁を有して回転自在に支持された回転シリンダと、円筒
部を有するマグネットヨークおよび該マグネットヨーク
の円筒部の内壁に固定された駆動マグネットからなるマ
グネット部材と、このマグネット部材に対向すると共に
前記回転シリンダの円周壁よりも内側の領域に固定配置
された巻回コイルと、前記回転シリンダの円周壁と同心
で同径の円周壁を有する固定シリンダとを備え、前記回
転シリンダの円周壁の内周面に前記マグネットヨークの
円筒部の外周面が嵌合固定されると共に、前記マグネッ
トヨークの断面における少なくとも両端部またはその各
近傍が前記回転シリンダの内壁に密着していることを特
徴とする回転ドラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992050412U JP2590212Y2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 回転ドラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992050412U JP2590212Y2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 回転ドラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065352U JPH065352U (ja) | 1994-01-21 |
JP2590212Y2 true JP2590212Y2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=12858149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992050412U Expired - Fee Related JP2590212Y2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 回転ドラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590212Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6223263Y2 (ja) * | 1980-06-26 | 1987-06-13 | ||
JPS59142727A (ja) * | 1983-02-01 | 1984-08-16 | Seiko Epson Corp | Vtrヘツド用シリンダ−ユニツト |
JPS61230601A (ja) * | 1985-04-04 | 1986-10-14 | Mitsubishi Electric Corp | 回転ドラム |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP1992050412U patent/JP2590212Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH065352U (ja) | 1994-01-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981027 |
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