JP2589930B2 - メチル 1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピル エーテル及びその製造方法並びにこれを含有する洗浄剤 - Google Patents
メチル 1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピル エーテル及びその製造方法並びにこれを含有する洗浄剤Info
- Publication number
- JP2589930B2 JP2589930B2 JP5045290A JP4529093A JP2589930B2 JP 2589930 B2 JP2589930 B2 JP 2589930B2 JP 5045290 A JP5045290 A JP 5045290A JP 4529093 A JP4529093 A JP 4529093A JP 2589930 B2 JP2589930 B2 JP 2589930B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- methyl
- ether
- reaction
- hexafluoropropyl
- same
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J9/00—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
- C08J9/04—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent
- C08J9/12—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent by a physical blowing agent
- C08J9/14—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent by a physical blowing agent organic
- C08J9/143—Halogen containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2203/00—Foams characterized by the expanding agent
- C08J2203/14—Saturated hydrocarbons, e.g. butane; Unspecified hydrocarbons
- C08J2203/146—Saturated hydrocarbons containing oxygen and halogen atoms, e.g. F3C-O-CH2-CH3
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
チル 1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピ
ル エーテル及びその製造方法並びにこれを含有する洗
浄剤に関するものである。更に詳しくは、本発明は、塩
素原子を含まない為オゾン層のオゾンを破壊しない新規
な化合物であるメチル 1,1,2,2,3,3−ヘキ
サフルオロプロピル エーテル及びその製造方法並びに
これを含有する洗浄剤に関するものである。
脂加工部品等の洗浄剤としては、ハロゲン化炭化水素が
最もよく知られている。これらのハロゲン化炭化水素
は、毒性が少なく、ハロゲンの置換数が多いと不燃性を
示し、また化学的及び熱的に安定であって、しかもプラ
スチックやゴムなどの表面を侵食することなくワックス
や油脂類を溶解するという適度な溶解性を有することか
ら各種の産業分野に広く使用されている。
は、トリクロロエチレン,テトラクロロエチレン,1,
1,1−トリクロロエタン等の塩素系化合物や1,1,
2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン(フ
ロン113)等のフロン系化合物が知られており、特に
後者のフロン系化合物は、毒性が少なく不燃性で化学的
及び熱的に安定であることから、広範囲な分野で使用さ
れている。
うに優れた特徴を有するハロゲン化炭化水素、特に広範
囲な分野で使用されている塩素原子を含むフロンと1,
1,1−トリクロロエタン等については、大気中に放出
されると、成層圏にまで到達し、成層圏のオゾン層を破
壊する。その結果、人類を含む地球上の生態系に重大な
悪影響を及ぼすことが指摘されている。従って、オゾン
層のオゾンを分解する塩素原子を含むフロンと1,1,
1−トリクロロエタン等については、その生産を禁止す
ることが国際的に決められている。
例えばフロン113や1,1,1−トリクロロエタンに
代わる物質が具体的に種々検討されているが、いまだ有
効な代替物は見いだされていない。
のであり、大気中に放出された場合にも地球環境に及ぼ
す影響が小さいか或いは全く影響がなく、しかも溶解性
及び洗浄作用に優れた、塩素を含むことでオゾン層の破
壊を引き起こすこれまでのフロンや1,1,1−トリク
ロロエタン等に代替し得る新規な含フッ素エーテル系の
洗浄剤を提供することを目的としている。
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、含フッ素エーテル、
特に新規な化合物であるメチル 1,1,2,2,3,
3−ヘキサフルオロプロピル エーテルがこれまでのフ
ロンや1,1,1−トリクロロエタン等の有効な代替物
であることを見いだし、またその製造方法について鋭意
研究を重ねた結果、一般式 CHF2CF2COR
1(I)(R1はフッ素、塩素、臭素又は沃素を表す)で
示される含フッ素カルボニル化合物と一般式R2−CH3
(II)(R2は塩素、臭素、沃素又は硫酸基を表す)で
示される化合物とを非プロトン性極性溶媒中、アルカリ
金属フッ化物又はアルカリ土類金属フッ化物の存在下に
反応させることにより、或いは一般式 R3−CF2CF
2CF2−O−CH3(III)(R3は塩素、臭素又は沃素
を表す)で示される化合物のR3を水素に還元すること
により、比較的よい転化率でしかも高い選択性で合成で
きることを見いだし、本発明を完成するに至った。
は、エーテル化合物をフッ素化する方法とフッ素原子を
含む化合物を種々の方法で反応させてエーテル化合物に
する方法とに大別できる。前者には、 エーテル化合物のフッ素ガスによる直接フッ素化
(A.Sekiya etal.,Chem.Let
t.,1990,609;或いはR.J.Lagowe
t al.,J.Org.Chem.1988,53,
78), エーテル化合物の金属フッ化物等を用いる間接フッ素
化(M.Brandwood et al.,J.Fl
uorine Chem.,1975,5,521), エーテル化合物の電解フッ素化(T.Abe et
al.,J.Fluorine Chem.,198
0,15,353) 等がある。後者には、 含フッ素オレフィンへのアルコールの付加反応(R.
D.Chamberset al.,Adv.Fluo
rine Chem.,1965,4,50) アルコールとハロゲン化アルキルとの反応(J.A.
Young et al.,J.Am.Chem.So
c.,1950,72,1860), 含フッ素アルコールとスルホン酸エステルとの反応
(英国特許明細書 第813,493号), 酸フルオリドとスルホン酸エステルとの反応(独国特
許明細書 第1294949号) 等の多様な反応が知られている。しかしながらメチル
1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピル エ
ーテルはこれまでいずれの方法でも合成されていない。
究を重ねた結果、一般式CHF2CF2COR1(I)
(R1はフッ素、塩素、臭素又は沃素を表す)で示され
る含フッ素カルボニル化合物と一般式R2−CH3(II)
(R2は塩素、臭素、沃素又は硫酸基を表す)で示され
る化合物とを非プロトン性極性溶媒中、アルカリ金属フ
ッ化物又はアルカリ土類金属フッ化物の存在下に反応さ
せることにより、或いは一般式R3−CF2CF2CF2−
O−CH3(III)(R3は塩素、臭素又は沃素を表す)
で示される化合物のR3を水素に還元することにより、
比較的よい転化率でしかも高い選択性で合成できること
を見いだし、本発明を完成するに至った。
原料として用いられる前記一般式(II)で示される化合
物中、硫酸基を有する化合物を具体的に例示すると、例
えば、ジメチル硫酸、パラトルエンスルホン酸メチル、
メチル トリフルオロメタンスルホネート等を挙げるこ
とができる。
て、前記一般式(I)で示される含フッ素カルボニル化
合物と前記一般式(II)で示される化合物の反応は、非
プロトン性極性溶媒中でおこなわれる。非プロトン性極
性溶媒としては、例えばモノグライム、ジグライム、ト
リグライム、テトラグライム、ジエチルエーテル、ジブ
チルエーテル、ジオキサン等のエーテル類;アセトニト
リル等のニトリル類;ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド等のアミド類が用いられる。
は触媒としてアルカリ金属フッ化物又はアルカリ土類金
属フッ化物が用いられる。アルカリ金属フッ化物として
は、例えばフッ化ナトリウム、フッ化カリウム又はフッ
化セシウム等が用いられ、アルカリ土類金属フッ化物と
しては、例えばフッ化カルシウム等が用いられるが、生
成物である含フッ素エーテルの収率の観点からアルカリ
金属フッ化物が好ましい。
属フッ化物の使用量は特に制限されるものはなく、前記
一般式(I)で示される含フッ素カルボニル化合物のR
1がフッ素の場合には含フッ素カルボニル化合物に対し
て0.1〜4.0倍モル、好ましくは1.0〜1.5倍
モルの範囲から選択することが好ましい。又R1が塩
素、臭素又は沃素の場合には含フッ素カルボニル化合物
に対して0.1〜8.0倍モル、好ましくは2.0〜
3.0倍モルの範囲から選択することが好ましい。本発
明の特許請求項(2)の反応における一般式(I)で示
される含フッ素カルボニル化合物と一般式(II)で示さ
れる化合物との仕込み割合は、特に制限されるものはな
く、任意の割合で反応を行うことができるが、前記一般
式(I)で示される含フッ素カルボニル化合物の転化率
を向上させる為には、前記一般式(II)で示される化合
物を過剰にして反応を行うのがよい。
圧力は、特に制限されるものはなく、減圧から加圧のい
ずれの圧力でも反応は進行する。加圧下で反応を行う場
合、その圧力は特に制限されるものはないが、操作性等
から50kg/cm2G以下であることが好ましい。
反応温度は、反応時間、反応圧力、触媒量等により異な
るが、通常0〜200℃、好ましくは20〜100℃の
範囲から選ばれる。
反応時間は、反応温度、反応圧力、触媒量等により異な
るが、数時間〜数十時間あれば、反応はほとんど完結す
る。本発明の特許請求項(3)の反応である一般式(II
I)で示される化合物のR3を水素に還元する反応は通常
行われる方法を用いることができる。例えば、水素と触
媒、例えばパラジウム触媒を用いて行うことができる。
或いは、金属が溶ける際に供給される水素を用いて、例
えばメタノール、エタノール、イソプロパノールのよう
なアルコール中にナトリウム、亜鉛等を溶かして行うこ
とができる。或いは、ジグライムのような適当な溶媒中
で、例えば水素化アルミニウムリチウム、水素化ホウ素
ナトリウムといった金属水素錯化合物を用いて行うこと
ができる。或いは、ホウ素、アルミニウム、ケイ素、ス
ズの水素化物といった金属水素化物を用いて行うことが
できる。
−ヘキサフルオロプロピル エーテルは、沸点が66℃
であり、従来のフロンと同様、熱媒体や発泡剤等の各種
用途に使用できるが、特に洗浄剤として従来のフロン1
13や1,1,1−トリクロロエタンの代替物として極
めて有用なものである。
ス,グリース,油,ワックス,インキ等の除去剤、塗料
用溶剤、抽出剤、電子部品(プリント基板,液晶表示
器,磁気記録部品,半導体材料等),電機部品,精密機
械部品,樹脂加工部品,光学レンズ,衣料品等の洗浄剤
や水切り剤等を挙げることができる。洗浄方法として
は、手拭き,浸漬,スプレー,揺動,超音波洗浄,蒸気
洗浄等を採用すればよい。
−ヘキサフルオロプロピル エーテルは、それ単独で洗
浄剤として使用することができるが、従来よりフロン1
13の場合等で使用されている各種の溶媒と混合して溶
解性を高め、フラックス類や油脂類の洗浄に用いること
もできる。そのような溶媒は、メチル 1,1,2,
2,3,3−ヘキサフルオロプロピル エーテルの50
重量%までの範囲で混合することが好ましく、その代表
例としては、エタノール,イソプロパノール等のアルコ
ール類、トリクロロエチレン,テトラクロロエチレン,
ジクロロメタン,1,2−ジクロロエタン,ジクロロプ
ロパン等の塩素化炭化水素類を例示することができる。
各種の安定剤を添加してもよい。その具体例としては、
例えばニトロメタン,ニトロエタン等の脂肪族ニトロ化
合物、ジメトキシメタン,1,4−ジオキサン等のエー
テル類、グリシドール,メチルグリシジルエーテル,ア
クリルグリシジルエーテル等のエポキシド類、ヘキセ
ン,ヘプテン,シクロペンテン,シクロヘキセン等の不
飽和炭化水素類、アリルアルコール,1−ブテン−3−
オール等の不飽和アルコール類、3−メチル−1−ブチ
ン−3−オール,3−メチル−1−ペンチン−3−オー
ル等のアセチレン系アルコール類、アクリル酸メチル,
アクリル酸エチル等のアクリル酸エステル類が例示され
る。また更に相乗的安定化効果を得る為に、フェノール
類,アミン類,ベンゾトリアゾール類を併用してもよ
い。これらの安定剤は、単独または2種以上組み合わせ
て、メチル 1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロ
プロピル エーテルの0.01〜10重量%程度を添加
することにより効果を発揮する。
できる。シクロペンタン,シクロヘキサン,ヘプタン,
ヘキサン等の脂肪族炭化水素類及びトルエン,キシレン
等の芳香族炭化水素類がそのような例として挙げられ
る。またこの希釈剤も洗浄能力を有しているので、この
組成物も洗浄剤として使用できる。
3−ヘキサフルオロプロピル エーテルは、使用時にお
いて熱的に安定で、その安定性は従来のフロンと同等水
準にあり、かつプラスチック,ゴム類に対して膨潤,溶
解等の悪影響を及ぼすことはない。その洗浄剤としての
洗浄作用は優れたものである。
ジカルとの反応性が高く、対流圏で分解され易い。また
塩素原子を含まない為、オゾン層のオゾンも分解しない
ので、オゾン層の破壊や温室効果の小さい化合物であ
る。
3,3−ヘキサフルオロプロピルエーテルの製造例と本
発明の洗浄剤としての実施例を説明する。勿論、本発明
は、以下の例によって限定されるものではない。
いた500mlのステンレス製反応器に2,2,3,3
−テトラフルオロプロピオニルクロライド100g
(0.608mol)、パラトルエンスルホン酸メチル
135.7g(0.730mol)、スプレードライフ
ッ化カリウム105.8g(1.824mol)、乾燥
したジエチレングリコールジメチルエーテル240ml
を入れ密封した。徐々に昇温し、反応温度約70℃で6
4時間保った。反応器に300mlのステンレス製容器
を接続し、容器内の空気を除去した後、液体窒素で冷却
する。その後、反応器を140℃付近まで昇温して反応
器内の生成物をこの容器に移した。集めた生成物198
gを蒸留し留出温度が70℃までの成分81.1gを得
た。(GLC分析純度92.8%)これを氷水、希水酸
化カリウム溶液、飽和食塩水の順に洗浄し、無水硫酸ナ
トリウム上で乾燥した後、再度蒸留して沸点66.3℃
〜66.6℃の無色透明液体60.5g(GLC純度9
9.8%)を得た。
クトルを測定してその構造を確認した結果、メチル
1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピル エ
ーテルであることがわかった。収率54.6%(仕込み
の2,2,3,3−テトラフルオロプロピオニルクロラ
イド基準)。
クトルデータを以下に示す。尚、1H−NMR及び19F
−NMRスペクトルの測定には、溶媒に重クロロホルム
を用い、内部標準物質としてそれぞれテトラメチルシラ
ンとトリクロロフルオロメタンを用いた。
(s,3H,−CH3 ),5.93(tt,1H,JH-F
=52Hz,JH-F=5.6Hz,CHF2ー).19 F−NMR(CDCl3)δ−91.47(m,2
F,−CF2 −O−)−134.40(m,2F,CH
F2−CF2 −)−138.78(dm,2F,JF- H=
52Hz,CHF2 ー). IR 3013,2976,2877,1461,13
76,1347,1256,1176,1153,10
99,1039,827,769cm-1.
いた500mlのステンレス製反応器に2,2,3,3
−テトラフルオロプロピオニルクロライド100g
(0.608mol)、パラトルエンスルホン酸メチル
135.7g(0.730mol)、スプレードライフ
ッ化カリウム105.8g(1.824mol)、乾燥
したジエチレングリコールジメチルエーテル240ml
を入れ密封した。徐々に昇温し、反応温度約90℃で3
8時間保った。反応器に300mlのステンレス製容器
を接続し、容器内の空気を除去した後、液体窒素で冷却
する。その後、反応器を140℃付近まで昇温して反応
器内の生成物をこの容器に移した。集めた生成物117
gを蒸留し留出温度が70℃までの成分64.4gを得
た。(GLC分析純度97.9%)これを氷水、希水酸
化カリウム溶液、飽和食塩水の順に洗浄し、無水硫酸ナ
トリウム上で乾燥した後、再度蒸留して沸点66.3℃
〜66.6℃の無色透明液体45.8g(GLC純度9
9.9%)を得た。(収率41.4%)
00mlの硝子製容器にトリブチル錫112.5g
(0.386mol)を入れ約50℃に加熱する。この
中にメチル 3−クロロ−1,1,2,2,3,3−ヘ
キサフルオロプロピル エーテル69.6g(0.32
2mol)と2,2’−アゾビスイソブチロニトリル
0.1gの混合液を約1時間かけて滴下した。その後反
応液を蒸留し、留出温度61.5℃〜66.2℃の無色
透明液体49.1g(GLC分析純度98.2%)を得
た。(収率82.4%)
フルオロプロピル エーテルを用いてフラックスの洗浄
試験を行った。
×10mm×1mm)をフラックス[(株)アサヒ化学
研究所製 GX−8S]に浸漬した後、200℃で1分
間処理した。そのテストピースを20℃のメチル 1,
1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピル エーテ
ル中で30秒間超音波洗浄し、次いで温風乾燥した。そ
してフラックスの除去状況を肉眼で観察したところ、良
好に除去できることが確認された。
Claims (4)
- 【請求項1】 メチル 1,1,2,2,3,3−ヘキ
サフルオロプロピルエーテル - 【請求項2】 一般式 CHF2CF2COR1(I)
(R1はフッ素、塩素、臭素又は沃素を表す)で示され
る含フッ素カルボニル化合物と一般式 R2−CH3(I
I)(R2は塩素、臭素、沃素又は硫酸基を表す)で示さ
れる化合物とを非プロトン性極性溶媒中、アルカリ金属
フッ化物又はアルカリ土類金属フッ化物の存在下に反応
させることを特徴とするメチル 1,1,2,2,3,
3−ヘキサフルオロプロピル エーテルの製造方法。 - 【請求項3】 一般式 R3−CF2CF2CF2−O−C
H3(III)(R3は塩素、臭素又は沃素を表す)で示さ
れる化合物のR3を水素に還元することを特徴とするメ
チル 1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピ
ル エーテルの製造方法。 - 【請求項4】 メチル 1,1,2,2,3,3−ヘキ
サフルオロプロピルエーテル及びこれを一成分とするこ
とを特徴とする洗浄剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5045290A JP2589930B2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | メチル 1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピル エーテル及びその製造方法並びにこれを含有する洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5045290A JP2589930B2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | メチル 1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピル エーテル及びその製造方法並びにこれを含有する洗浄剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06293686A JPH06293686A (ja) | 1994-10-21 |
JP2589930B2 true JP2589930B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=12715186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5045290A Expired - Lifetime JP2589930B2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | メチル 1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピル エーテル及びその製造方法並びにこれを含有する洗浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589930B2 (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5718293A (en) * | 1995-01-20 | 1998-02-17 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Fire extinguishing process and composition |
US5925611A (en) | 1995-01-20 | 1999-07-20 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Cleaning process and composition |
US6548471B2 (en) | 1995-01-20 | 2003-04-15 | 3M Innovative Properties Company | Alkoxy-substituted perfluorocompounds |
US6506459B2 (en) | 1995-01-20 | 2003-01-14 | 3M Innovative Properties Company | Coating compositions containing alkoxy substituted perfluoro compounds |
US6008179A (en) | 1995-05-16 | 1999-12-28 | 3M Innovative Properties Company | Azeotrope-like compositions and their use |
EP0828815B1 (en) * | 1995-05-16 | 2009-10-14 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Azeotrope-like compositions and their use |
CA2218890A1 (en) * | 1995-05-16 | 1996-11-21 | Dean S. Milbrath | Azeotrope-like compositions and their use |
EP0882124B1 (en) | 1995-12-15 | 2002-04-10 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Cleaning process and composition |
US5750797A (en) * | 1996-04-15 | 1998-05-12 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Process for the production of hydrofluoroethers |
JP3304829B2 (ja) * | 1996-10-17 | 2002-07-22 | 花王株式会社 | 含フッ素エーテル化合物の製造法 |
US6022842A (en) * | 1998-02-11 | 2000-02-08 | 3M Innovative Properties Company | Azeotrope-like compositions including perfluorobutyl methyl ether, 1- bromopropane and alcohol |
US6046368A (en) * | 1998-03-17 | 2000-04-04 | 3M Innovative Properties Company | Catalytic process for making hydrofluoroethers |
CA2255413A1 (en) | 1998-12-11 | 2000-06-11 | Fracmaster Ltd. | Foamed nitrogen in liquid co2 for fracturing |
US6372700B1 (en) | 2000-03-31 | 2002-04-16 | 3M Innovative Properties Company | Fluorinated solvent compositions containing ozone |
US6310018B1 (en) | 2000-03-31 | 2001-10-30 | 3M Innovative Properties Company | Fluorinated solvent compositions containing hydrogen fluoride |
US7824755B2 (en) | 2006-06-29 | 2010-11-02 | 3M Innovative Properties Company | Fluorinated leveling agents |
KR102006733B1 (ko) * | 2017-11-01 | 2019-08-02 | 한국화학연구원 | 헵타플루오르아이소프로필 메틸 에테르의 제조방법 |
KR102031804B1 (ko) * | 2018-09-11 | 2019-10-14 | 한국화학연구원 | 헵타플루오르아이소프로필 트리플루오르비닐 에테르의 제조방법 |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP5045290A patent/JP2589930B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06293686A (ja) | 1994-10-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2589930B2 (ja) | メチル 1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピル エーテル及びその製造方法並びにこれを含有する洗浄剤 | |
JP3099964B2 (ja) | 洗浄方法およびコーティング付着法並びにそのための組成物 | |
US6361713B1 (en) | Omega-hydrofluoroalkyl ethers, precursor carboxylic acids and derivatives thereof, and their preparation and application | |
US5476974A (en) | Omega-hydrofluoroalkyl ethers, precursor carboxylic acids and derivatives thereof, and their preparation and application | |
JPH09501406A (ja) | ペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)の製造 | |
US5696307A (en) | Hydrofluoroalkanes as cleaning and degreasing solvents | |
JP2589917B2 (ja) | 1,1−ジフルオロエチル メチル エーテル及びその製造方法並びにそれを成分とする作動流体 | |
JP2022532158A (ja) | ハイドロフルオロチオエーテル及びその使用方法 | |
JP2589916B2 (ja) | 1,1,2−トリフルオロエチル 2,2−ジフルオロエチルエーテル及びその製造方法並びにこれを含有する洗浄剤 | |
JP2589929B2 (ja) | メチル 3−クロロ−1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピル エーテル及びその製造方法 | |
JPH0425598A (ja) | 洗浄用溶剤 | |
JP2589915B2 (ja) | 1,1−ジフルオロエチル 2,2−ジフルオロエチル エーテル及びその製造方法並びにこれを含有する洗浄剤 | |
US6548471B2 (en) | Alkoxy-substituted perfluorocompounds | |
JP2589960B2 (ja) | ヘプタフルオロプロピルフルオロアルキルエーテル類及びその製造方法 | |
JP2589959B2 (ja) | ペンタフルオロエチルフルオロプロピルエーテル類及びその製造方法 | |
JP2589048B2 (ja) | トリフルオロメトキシフルオロエタン類の製造方法 | |
US6506459B2 (en) | Coating compositions containing alkoxy substituted perfluoro compounds | |
JP2589050B2 (ja) | ペンタフルオロエチル−2,2−ジフルオロエチルエーテル及びその製造方法 | |
JPH11147847A (ja) | 含フッ素ジエーテル化合物 | |
JPH06293687A (ja) | 新規フッ素化合物及びその製造方法 | |
WO2020128964A2 (en) | Hydrofluoroolefins and methods of using same | |
JP2021020870A (ja) | 1,1,2−トリクロロ−2−フルオロエテン(tcfe)の製造方法及び用途 | |
JPH07179386A (ja) | 新規トリフルオロメトキシフルオロプロパン類及びその製造方法 | |
JP2008239552A (ja) | 含フッ素環状化合物およびその製造方法 | |
JPH07173091A (ja) | 新規フッ素化合物及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205 Year of fee payment: 14 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205 Year of fee payment: 16 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205 Year of fee payment: 16 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131205 Year of fee payment: 17 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |