JP2589505Y2 - 真空炉の弁構造 - Google Patents

真空炉の弁構造

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JP2589505Y2
JP2589505Y2 JP1992036800U JP3680092U JP2589505Y2 JP 2589505 Y2 JP2589505 Y2 JP 2589505Y2 JP 1992036800 U JP1992036800 U JP 1992036800U JP 3680092 U JP3680092 U JP 3680092U JP 2589505 Y2 JP2589505 Y2 JP 2589505Y2
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Japan
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packing
opening
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furnace
valve
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JP1992036800U
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雅治 林
洋一 中西
英明 松尾
宏司 松井
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は真空炉において、被処理
物の出し入れ用の開口部を弁体でもって開閉するように
してある構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示されるように、炉1hの開口部
3hを閉ざす為の弁体13hは、炉1hに連結された弁
箱9h内に炉1hの開口部3hの面方向と平行な方向
(図における上下方向)に移動自在な移動枠12hに連
結されていて、移動枠12hの移動によって上記開口部
3hを開閉できるようになっている。また上記弁体13
hは本体14hにパッキン31hを付設して構成され、
開口部3hを閉じる場合にそこを密封できるようになっ
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような炉において
パッキン31hが傷んだ場合その取替が必要であるが、
その取替の場合においてパッキン31hを本体14hか
ら取り外す場合、パッキン31hは本体14hに形成さ
れた溝に固く嵌め込んである為、炉内に人が入って取外
し作業を行なったり、あるいは弁箱9hの天板19hを
外し、重い弁体13hをこれまた重い移動枠12hごと
弁箱9hから外へ取り出し、外の場所でパッキン31h
の取外しを行なわねばならず、広いスペースを必要とし
たり、多くの作業員を必要としたり、また作業時間も長
くかかる問題点があった。
【0004】本願考案は上記従来技術の問題点(技術的
課題)を解決する為になされたもので、パッキンを弁体
における本体から取り外す場合、本体は移動枠に連結状
態で残したまま、パッキンが取付けられている小嵩、軽
量な保持枠を本体から取り外すのみで本体からのパッキ
ンの取外し、交換しての取付けができるようにして、そ
の作業を狭いスペースで、少人数で、しかも短時間に行
なうことができるようにした真空炉の弁構造を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本願考案における真空炉の弁構造は、炉の開口部を
閉ざす為の弁体は、上記開口部の面方向に移動自在な移
動枠に連結されていて、上記開口部に対して開閉自在と
なっており、しかも該弁体は、上記移動枠に連結されて
いる上記開口部閉塞用の本体と、該本体に付設した上記
開口部の周囲に当接させる為のパッキンとから構成され
ている真空炉の弁構造において、上記本体に対するパッ
キンの付設の構造は、上記本体に対しパッキンの保持枠
が着脱自在に付設されていて、その保持枠に対して上記
パッキンを取替自在に取付けた構造としたものである。
【0006】
【作用】弁体によって炉の開口部を閉ざす場合、パッキ
ンが開口部の周囲に当接し、開口部は密封される。パッ
キンの取外しの場合、保持枠を本体から取り外すことに
よって、パッキンを本体から外すことができる。
【0007】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。図1には連続式真空炉における仕切弁装置付近の部
分の構造が示される。このような真空炉としては例えば
ローラハース真空炉がある。図において、1及び2は前
側及び後側の炉で、図示の如く縦続状に設けられてい
る。炉1は例えば加熱炉であり、炉2は例えば冷却炉で
ある。他の熱処理機能を有する炉の場合もある。3は炉
1の側方に設けられている開口部で、例えば矩形に形成
されている。炉2にも同様の開口部4が開口部3と対向
状に設けられ、一方の炉1から他方の炉2への被処理物
の通過が可能なようにしてある。5は開口部3の周囲の
部分をもって構成された弁座を示す。6は炉1内に備え
られた周知の断熱壁を示す。
【0008】次に8は炉1,2間を仕切る為の仕切弁装
置を示す。9は仕切弁装置8における弁箱で、炉1及び
炉2と連結されており、その内側の空間は外部に対して
密閉されている。10は弁箱8の上部に設けられたパッ
キン取り替え用の点検口で、常時は蓋11によって閉じ
られている。12は弁箱9内に設けられた移動枠を示
す。この移動枠12は、図示はしないが弁箱9に取付け
たガイド部材によって上記開口部3の面方向と平行する
方向(この例では上下方向)に案内されるようになって
いる。13は前記開口部3を閉ざす為の弁体で、開口部
3と対応する矩形に形成してある。該弁体13は本体1
4とその本体14に着脱自在に取付けたパッキンアセン
ブリ15とから構成されており、本体14の背側を複数
の平行なリンクアーム16によって移動枠12に連結し
てある。尚図示はしないが、弁箱9内には弁体13が開
口部3と対向する位置で弁体13の下降を制限するスト
ッパが周知の如く設けてある。18は弁体13の駆動装
置で、上記移動枠12を昇降動させる為のものであり、
弁箱9の天板19に取付けた流体シリンダが用いてあ
る。20はシリンダ18のピストンロッドで、その先端
が上記移動枠12に連結してある。
【0009】次に上記弁体13について図2、3に基づ
き詳細に説明する。本体14は周知のように水冷構造の
主体部21とその周囲に取付けた矩形の枠体22とから
構成され、枠体22にはパッキンアセンブリ装着用の凹
部23が形成してある。24は本体14にパッキンアセ
ンブリを着脱自在に止付ける為の止付具で、一例とし
て、押え片25とそれを枠体22に固定する為のボルト
26とで構成してある。この止付具24は、図3に示さ
れるように枠体22に沿って複数箇所に設けてある。尚
その箇所の数はパッキンアセンブリを安定に止付け得る
ようパッキンアセンブリの大きさに応じて決めるとよ
い。次にパッキンアセンブリ15について説明する。2
8は保持枠で、本体14と同様の材料例えば鋼材でもっ
て、前記開口部3の形状に対応して矩形の環状に形成さ
れており、その一面と他面にはパッキン装着用の溝2
9,30が周設してある。31は開口部密封用のパッキ
ンで、Oリングが用いられていて上記溝29に嵌め込ま
れている。32は補助用のパッキンで、保持枠28と枠
体22との間の気密漏れを防止する為のものであり、上
記パッキン31と同様のものが用いられて上記溝30に
嵌め込んである。
【0010】上記構成の連続炉においては、移動枠12
が下降して弁体13により開口部3が塞がれた状態で、
炉1内において被処理物の熱処理が行われる。その熱処
理が済むと移動枠12の上昇により弁体13が図1に2
点鎖線で示されるように上昇して開口部3が開放され、
炉1内の被処理物は開口部3を通して炉2内に移送され
る。上記移送が完了すると、移動枠12の下降により弁
体13も下降する。弁体13の下端が下降位置規制用の
ストッパに当接すると移動枠12の下降する力がリンク
アーム16を介して弁体13を開口部3に向けて押し、
弁体13の周囲のパッキン31は弁座5に押し付けら
れ、開口部3を密封状態に閉塞する。このような状態に
おいて炉2内に移された被処理物はそこで周知の熱処理
が行われると共に、炉1内においては次の被処理物の熱
処理が行われる。
【0011】次に上記パッキン31あるいはパッキン3
2の取替について説明する。その取替を行なうには先ず
弁体13を図1の2点鎖線の如く上昇させる。そして点
検口10の蓋11を開き、点検口10から手を差し入れ
て枠体22の下辺にある止付具24以外の止付具24を
外し、パッキンアセンブリ15を符号15’で示す如く
傾けて本体14から外す。次にパッキンアヤンブリ15
を矢印34で示す如く点検口10を通して弁箱9の外部
に取り出す。次に保持枠28から古いパッキン31,3
2を取り外すと共にそれと交換的に新しいパッキン3
1,32を取付け、新しいパッキン31,32の付いた
パッキンアセンブリ15を上記とは逆の手順でもって本
体14に取付ける。そして点検口10の蓋11を閉じる
ことで作業は完了する。
【0012】上記取替作業の場合、古いパッキンの付い
ているパッキンアヤンブリ15を取り出した後、予め準
備されている新しいパッキン付きの別のパッキンアセン
ブリ15を取付けてもよい。また本体14からパッキン
アセンブリ15を外す場合、上記のような作業を遂行で
きるのであれば、枠体22の左右の辺の下部にある止付
具24も外すことなく付けたままにしておいたり、或い
は、各止付具24は外さずともボルト26を緩めるだけ
でもよい。尚着脱が不要な止付具24例えば上記下辺に
ある止付具24は枠体22からの取り外しが不能の構成
にしておいてもよい。次に、点検口10の位置は、図示
の如き位置に限らず、天板19に設けたり、あるいは弁
箱9の側壁において下降状態にある弁体13の側方とな
る位置に設けてもよい。
【0013】次に図4は本願の異なる実施例を示すもの
で、本体14eとパッキンアセンブリ15eとの関連構
造の異なる例を示すものである。この例におけるパッキ
ンアセンブリ15eでは保持枠28eに周設した止片3
6,37によってパッキン31e,32eの保持を行な
うようにしてある。また止付具24eはボルト26eの
みをもって構成してある。なお、機能上前図のものと同
一又は均等構成と考えられる部分には、前図と同一の符
号にアルファベットのeを付して重複する説明を省賂し
た。
【0014】
【考案の効果】以上のように本願考案にあっては、炉の
開口部3を弁体13で閉ざす場合、パッキン31を開口
部3の周囲に当接させて炉を密封状態にできる効果があ
るは勿論のこと、上記のようなパッキン31を備えるも
のであっても、その取替の場合においてパッキン31を
弁体13における本体14から取外す場合、上記本体1
4は移動枠12に連結状態で残したまま、その本体14
からパッキン31付きの保持枠28を取り外すことによ
って行なうことのできる特長がある。このことは、上記
保持枠28は単にパンキン31を保持できればよいもの
であることからして本体14に比較して著しく小嵩、軽
量にできるものである為、上記取外しの作業を僅かなス
ペースで、しかも少人数の作業員でもって容易に、かつ
短時間で行ない得る効果がある。その上、新しいパッキ
ン31の配設は、炉側にある本体に対してではなく、上
記の取り外された保持枠28に対して行えるので、炉外
において微細な配置作業を落着いて行える利点もある。
しかも本体14に対する取付に当っても、本体14に対
して、直接、パッキン31を沿え付ける場合に要求され
る高度の技術と、沿え付ける時間に比較して、定型的な
保持枠28は、取付に高度な技術は不要であり、かつ極
めて短時間で装着できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】炉の仕切弁装置付近の構造を示す縦断面図。
【図2】弁体における本体とパッキンアセンブリとの関
係を示す拡大縦断面部分図。
【図3】弁体の正面図。
【図4】異なる実施例を示す図2と同様の図。
【図5】従来の炉における仕切弁装置付近の構造を示す
縦断面図。
【符号の説明】
1 炉 3 開口部 13 弁体 14 本体 28 保持枠 31 パッキン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 3/02 F16K 51/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉の開口部を閉ざす為の弁体は、上記開口
    部の面方向に移動自在な移動枠に連結されていて、上記
    開口部に対して開閉自在となっており、しかも該弁体
    は、上記移動枠に連結されている上記開口部閉塞用の本
    体と、該本体に付設した上記開口部の周囲に当接させる
    為のパッキンとから構成されている真空炉の弁構造にお
    いて、上記本体に対するパッキンの付設の構造は、上記
    本体に対しパッキンの保持枠が着脱自在に付設されてい
    て、その保持枠に対して上記パッキンを取替自在に取付
    けた構造であることを特徴とする真空炉の弁構造。
JP1992036800U 1991-05-16 1992-05-01 真空炉の弁構造 Expired - Lifetime JP2589505Y2 (ja)

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JP3-44257 1991-05-16
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