JP2589424Y2 - 調理器等の扉装置 - Google Patents

調理器等の扉装置

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JP2589424Y2
JP2589424Y2 JP1992005543U JP554392U JP2589424Y2 JP 2589424 Y2 JP2589424 Y2 JP 2589424Y2 JP 1992005543 U JP1992005543 U JP 1992005543U JP 554392 U JP554392 U JP 554392U JP 2589424 Y2 JP2589424 Y2 JP 2589424Y2
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door
shaft hole
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center
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典充 安田
省三 山田
裕司 若杉
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リンナイ 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、扉の両端の後方に突出
する軸受に設けた軸穴を貫通させた金属棒の両端部で、
器具本体の開口の両側に軸支させて扉を設け、該扉で開
口を開閉自在とする調理器等の扉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種の扉装置は、きわめて簡
単な構成で容易に扉を器具本体に取付けられることから
調理器等の扉装置として用いられている。しかしこのも
のは、扉を開いたときに該金属棒の中間が開口に存在し
て器具本体への物の出入れの邪魔となる。
【0003】そこで実公昭60−21684号公報に示
されるごとく、該金属棒の中間を屈折させ、その屈折部
を器具本体と該器具本体内に設けた内ケースとの間の隙
間に係止させて、該金属棒の中間が開口に臨まないよう
にしたものが提案されている。また、実開昭59−84
307号公報に見られるごとく、ドアーフレームの前面
の下半部を覆う前カバーをドアーフレームに装着するた
めに前カバーの周縁に折曲爪を設け、ドアーフレームに
前カバーを組付けるとき金属棒の中間屈折部をドアーフ
レームの裏面に添わせ、その後、該折曲爪を折曲げて、
ドアーフレームへの前カバーの組付けと同時に該金属棒
の中間屈折部を、ドアーフレームの裏面と折曲爪との間
に挟持させて固定させるものも知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし前者は、該器具
本体と器具本体内に設けた内ケースとの間に間隙がある
式のものでしか利用出来ず、しかもこのものは、内ケー
スが該器具本体内で移動するとこれに押されて金属棒が
変形したり該間隙から金属捧の中間屈折部が外れる恐れ
があり、金属棒の中間屈折部が間隙から外れると該金属
棒が回転して中間屈折部が開口に臨んで器具本体への物
の出入れの邪魔となる不具合がある。更に器具本体への
内ケースの取付位置のばらつきによって、該間隙が狭け
れば該間隙への金属棒の中間の屈折部の取付け難くなり
広ければ外れ易くなる不具合がある。また後者は、ドア
ーフレームへの前カバーの取付けと同時に該金属棒の中
間の屈折部の固定を行うもので、該中間の屈折部を固定
する作業がドアーフレームに前カバーを組付ける組付作
業と一緒となり作業が複雑化する。本考案はかゝる不具
合のない調理器等の扉装置を得ることをその目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案はかゝる目的を達
成するため、扉枠主体とその前面下半部に設けた飾板と
の間にガラス板を挟持させこれらを結着手段によって結
着させた扉、該扉の両端の後方に突出する軸受に設け
た軸穴を貫通させた金属棒とからなり、前記扉が該金属
の両端部で調理器等の器具本体の開口の両側に軸支
れ該開口を開閉する調理器等の扉装置において、前記金
属棒を弾性金属捧とし、該扉の裏面に 該扉の裏面から
離反する方向に突出する凸部を設け、該凸部の側面と前
記裏面とで挟まれる狭間部を形成し、且つ該金属棒の長
手方向の中間に屈折部を設け、前記軸穴の中心から該金
属棒の屈折部の外側までの距離L1を、該軸穴の中心か
ら該扉の裏面までの最短の距離L2及び該軸穴の中心か
ら凸部の先端部における前記軸穴側の角部までの距離L
3より少々長くすると共に、前記軸穴の中心からの前記
狭間部の深さを前記距離L2及びL3より深くして、該
狭間部を前記金属棒の中間の屈折部を係止させる係止部
とさせて成る。
【0006】
【作用】上記構成を備える調理器等の扉装置にあって
は、金属棒の中間の屈折部は扉の裏面と該裏面から離反
する方向に突出する凸部の側面とで挟まれる狭間部で係
止される。金属棒は弾性金属棒であるからその屈折部は
変形されて狭間部に係止可能である。
【0007】
【実施例】本考案実施の一例を別紙図面に付き説明す
る。図面で1は内部に加熱庫2を備え且つ上面にガスコ
ンロ部3を設けた器具本体たる調理器本体、4は該調
理器本体1に設けた開口5、即ち加熱庫2の開口5を閉
じる扉で、該扉4はその両端において後方に突出する
軸受6に設けた軸穴7を貫通させた弾性金属棒8の両端
部で該加熱庫2の開口5の両側に軸支さて設けられ
該扉4で開口5を閉じるようにした。そして該扉4の裏
面4aの該金属棒8の軸支位置よりは下方に、該裏面4
aから離反する方向に突出する凸部9を設け、該凸部9
の側面9aと扉4の裏面4aとで挟まれる狭間部10を
形成した。また該金属棒8の中間に屈折部8aを設け、
図4に示すごとく軸穴7の中心から該金属棒8の屈折部
8aの外側までの距離lを、該軸穴7の中心から該扉
4の裏面4aまでの最短の距離l軸穴7の中心を通
り裏面4aと平行な線と裏面4aとの距離)及び該軸穴
7の中心から凸部9の先端部における軸穴7側の角部
までの距離lより少々長くすると共に前記軸穴7の
中心からの前記狭間部10の深さを前記距離l及びl
より深くして、該金属棒8の中間の屈折部8aをその
弾性を利用して一時的に変形させ、前記狭間部10に係
止させた。尚、該金属棒8の中間の屈折部8aを狭間
10に係止させるとき、図4に示すごとく、該屈折部8
aが該狭間部の中で多少のガタツキがあるように係止さ
せれば、該狭間部10に屈折部8aを堅固に係止させた
ときのような金属棒8の変形を防げると共に、該狭間
10への屈折部8aの係止も行い易くなる。
【0008】尚、該扉4は上半部に透窓11を備えた金
属板から成る扉枠主体12とその前面下半部に取付けた
例えば樹脂性の飾板13との間にガラス板14を挟持さ
せて構成させた。そして、該扉枠主体12と飾板13と
ガラス板14とを結着する結着手段は、飾板13の裏面
の上端部近傍と下端部近傍とに設けられ扉枠主体12の
下端縁を受ける受面15を備える係止溝16、17と、
扉枠主体12に設けた折起片18の上端縁18aを係止
させる飾板13の裏面に設けた段部19とで構成され
る。
【0009】その結着は、扉枠主体12と飾板13との
間にガラス板14を挟持させ、扉枠主体12の下端部
を、飾板13の裏面の上端部近傍と下端部近傍とに設け
られ扉枠主体12の下端縁を受ける受面15を備える係
止溝16、17に係止させると共に、該扉枠主体12に
設けた折起片18の上端縁18aを飾板13の裏面に設
けた段部19に係止させて行う。そして前記係止溝1
6、17は、下部のみで連なる突起16a、17aと飾
板13との間で形成し、これを左右一対に設けた。そし
て前記軸受6は該扉枠主体12の両側下部に連なりこれ
から後方に伸びる折曲片で構成した。尚、前記凸部9
は、本実施例では、飾板13の裏面の下端部近傍に設け
た前記突起17aを利用した。
【0010】尚、図示する該金属棒8の中間部の屈折部
8aは、該軸受6の各内側近傍でクランク状に屈折させ
て構成し、これによって該金属棒8が軸穴7から抜け出
さないようにした。本装置にあっては、金属棒8の中間
の屈折部8aは該狭間部10、即ち扉4の裏面4aと凸
部9の側面9aとで挟まれる狭間10に係止されるた
め、該金属棒8が自由に回転することはない。従って、
該屈折部8aが開口5に臨むことがなく、加熱庫2から
グリルパンを引出すとき、該グリルパンが金属捧8の該
屈折部8aに当ったり、該グリルパンを引出すとき使用
する引出金具が引っかかったりしない。しかも、扉の結
着に関係しない該扉4の裏面4aと該裏面から突出する
凸部9面とで挟まれるれ狭間部10に金属棒8の中間
の屈折部8aを押し込んで係止させるのみであるから、
扉枠主体12とその前面下半部に設けた飾板13との間
にガラス板14を挟持させて結着手段によつて結着する
作業の後でも該狭間部10に金属捧8の中間の屈折部8
aを係止させることができる。
【0011】
【考案の効果】上記構成を備える調理器等の扉装置にあ
っては、次の効果を奏する。扉の裏面と該裏面から突出
する凸部の側面とで挟まれる狭間部に金属棒の中間の屈
折部を係止出来、該軸穴の中心から該扉の裏面までの距
離L2及び該軸穴の中心から凸部の先端部における軸穴
側の角部までの距離L3より、軸穴の中心から該金属棒
の屈折部の外側までの距離L1長く、軸穴の中心から
狭間部の深さは前記距離L及びLより深いので係
止後屈折部は外れ難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置を備える調理器本体の斜視図
【図2】図1の扉の斜視図
【図3】図1の扉の分解斜視図
【図4】図2の一部の拡大側面図
【符号の説明】
1 器具本体 4 扉 5 開口 6 軸受 7 軸穴 8 金属棒 9 凸部 10 狭間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−179710(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24C 15/02 F24C 15/04 F24C 7/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉枠主体とその前面下半部に設けた飾板と
    の間にガラス板を挟持させこれらを結着手段によって結
    着させた扉、該扉の両端の後方に突出する軸受に設け
    た軸穴を貫通させた金属棒とからなり、前記扉が該金属
    の両端部で調理器等の器具本体の開口の両側に軸支
    れ該開口を開閉する調理器等の扉装置において、前記金
    属捧を弾性金属棒とし、該扉の裏面に、該扉の裏面から
    離反する方向に突出する凸部を設け、該凸部の側面と前
    記裏面とで挟まれる狭間部を形成し、且つ該金属棒の長
    手方向の中間に屈折部を設け、前記軸穴の中心から該金
    属棒の屈折部の外側までの距離L1を、該軸穴の中心か
    ら該扉の裏面までの最短の距離L2及び該軸穴の中心か
    ら凸部の先端部における前記軸穴側の角部までの距離L
    3より少々長くすると共に、前記軸穴の中心からの前記
    狭間部の深さを前記距離L2及びL3より深くして、該
    狭間部を前記金属棒の中間の屈折部を係止させる係止部
    とした事を特徴とする調理器等の扉装置。
JP1992005543U 1992-02-13 1992-02-13 調理器等の扉装置 Expired - Fee Related JP2589424Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5984307U (ja) * 1982-11-26 1984-06-07 三洋電機株式会社 グリル用扉装置

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JPH04110306U (ja) 1992-09-24

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