JP2588762Y2 - 電気接続具取付装置 - Google Patents

電気接続具取付装置

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JP2588762Y2
JP2588762Y2 JP1991042725U JP4272591U JP2588762Y2 JP 2588762 Y2 JP2588762 Y2 JP 2588762Y2 JP 1991042725 U JP1991042725 U JP 1991042725U JP 4272591 U JP4272591 U JP 4272591U JP 2588762 Y2 JP2588762 Y2 JP 2588762Y2
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克明 寺田
圭一 尾▲崎▼
幸雄 西尾
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ワイヤハーネスの電
気接続具に冠着するコネクタカバーに関し、より詳しく
は、コネクタカバーを自動車車体などに取付けることに
より、ワイヤハーネス及び電気接続具を車体などに固定
できる電気接続具取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の初期のコネクタカバーは、図7に
示すように、ワイヤハーネス31からの分岐線32の先
端にある電気接続具の上部をカバー33で覆い、これを
車体などにブラケット34を介してビス35で取付け固
定すると共に、ワイヤハーネス31の分岐部両側に固定
されているクリップ30を車体パネルの穴に挿入しワイ
ヤハーネスを取付固定するようにしていた。この初期の
ものは、取付が2回となる煩雑さを伴なうので、これを
改良するものとして図8に示すものが近年、提案された
(実開昭63−109245号公報参照)。
【0003】図8に示すものは、ワイヤハーネス41の
電気接続具を冠着するコネクタカバー42の両側に支持
部43を設け、この支持部43をワイヤハーネス41に
テープ44で巻いて固定し、この支持部43の付近に設
けたクリップ45を車体46に挿入しコネクタカバー4
2を取付けるようにしてある。このコネクタカバー42
は一体で形成されているものであり、コネクタカバー4
2の取付けにより、同時にワイヤハーネス41及び電気
接続具47を車体に取付固定できるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来提案の後者に係るコネクタカバーは、一体であるが故
に、次のような問題点がある。
【0005】即ち、ワイヤハーネスを製造する工程に
は、製造及び検査工程がある。検査工程では、電気接続
具(例えばジャンクションブロック、フューズブロック
などがある)にハーネスの分岐コネクタを結合する前及
び後で、布線治具から外してワイヤハーネスの導通チェ
ックを行なっている。
【0006】ここで、従来のコネクタカバーは一体であ
るため、カバーをワイヤハーネスにテープで固定する
と、前記の結合前後の検査チェックが行えないことにな
る。そこで、従来の一体カバーの場合は、検査工程のあ
とに、つまり布線治具から外したあとでカバーのハーネ
ス固定という仕上工程が入ってくる。この仕上工程は、
前述により布線治具上での工程とはならないため、位置
出しを目分量で行なうと、テープ巻きの位置が治具上で
行なうほどの正確さがでないことになる。正確さを出す
ためには、その部分、部分、専用の装置又は人手を掛け
ることが必要となり、生産性が劣ることになる。
【0007】この考案は、生産性が劣ることなく、しか
も、コネクタカバーの取付けにより、ワイヤハーネスと
電気接続具とを共に取付け固定できる電気接続具の取付
装置を提供することにより前記課題を解決することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、前記目的を
達成するため、ワイヤハーネスの分岐線接続の電気接続
具に冠着し車体などに取付けられるコネクタカバーにお
いて、該コネクタカバーを2部材にて構成し、一方の部
材を、前記電気接続具を納める上方開放の台状の基部の
両側に、治具上に張設状態のワイヤハーネスにテープ巻
きなどにより固定される支持部と車体の2部分に取付け
られる取付部とを設けて構成し、他方の部材を、前記基
部に嵌合すると共に該基部の前記電気接続具を納めた部
分を掩う蓋体であって、該蓋体の表面に、前記車体の2
部分の中間の部分に挿入される突部を設けたものにて構
成したものである。
【0009】
【作用】布線治具上でのワイヤハーネスの製造中に、コ
ネクタカバーのうちの電気接続具を納める一方の部材の
支持部をワイヤハーネスにテープで固定する。この固定
は治具上で行なえるので、ワイヤハーネスの他のクラン
プ位置からの寸法出しにより、その位置は正確にでき
る。このカバーは他の部材である蓋体が外されているの
で、電気接続具を収納していないコネクタ結合前の状態
及びコネクタ接続済の接続具を収納した結合後の状態の
検査チェックが可能となる。この電気接続具収納後の検
査を終了してから蓋体を基部に嵌合すれば、電気接続具
がカバーで覆われることになる。そして、蓋体の突部を
車体2部分の中間の部分に挿入したのち、該基部両側の
取付部を車体などに取付けることにより、ワイヤハーネ
ス及び電気接続具が共に車体に取付け固定できる。
【0010】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1〜5により
説明する。
【0011】まず構成を図1〜4により説明する。図1
は見取り図、図2は正面図、図3は平面図、図4は図2
の右側面図である。これらの図において、コネクタカバ
ー1はワイヤハーネス2の電気接続具3に冠着され、こ
れを図中、上下から掩うように収納する上下2部材から
構成される。下部材1aは、電気接続具3を収納する、
上方開放の、ほぼ直方体台状の基部4を有し、その左右
両側にリブ付フランジ状の取付部6a及び6bを有し、
更にその外側に帯状突出片の支持部5a及び5bを有す
る。基部4は周囲の前面及び後面に3箇所づつ、左右面
に1箇所づつ、計8個の突起7を有する。上部材1bで
ある蓋体8は基部4の周囲に外側から嵌合するように、
下方開放の、ほぼ直方体の形状をなし、基部4の突起7
に係止する突起7と同数の穴9を有する。蓋体8の嵌合
時の下方進行は、基部4の左右ストッパ10a及び10
bに蓋体8の左右下端が当接することにより制限され、
また、その嵌合において、上方進行は、突起7と穴9の
係合により制限される。
【0012】なお、上下部材からなるコネクタカバー1
は夫々薄肉のプラスチック材により製造され、弾性変形
により互いに嵌合係止されて一体となるように製造され
る。又、蓋体1には、これと一体に、コネクタカバー1
の車体取付時の位置決めを行なうリブ状の突部11が上
方に向くように、前面に設けられている。
【0013】次に前記実施例の作用を、この考案のもの
を示す図5及び従来のものを示す図6をも参照しながら
説明する。
【0014】まず、この考案の実施例では、図5に示す
順序にて実施を行なう。即ち、布線治具(図示せず)に
全体にわたって、ピーンと張った状態で取付けてあるワ
イヤハーネス2に予め所定の位置に車体パネルの穴(図
示せず)に挿入するクリップ12a及び12bがクラン
プされている。この位置から右側に距離l1 ,左側に距
離l2 を取った位置が、取付部6a及び6bの車体への
取付位置とすれば、その位置に基部4のある下部材1a
を位置させるように、支持部5a及び5bをテープ(そ
の他のものでもよい)13a及び13bでワイヤハーネ
ス2に巻きつけ固定する。これは布線治具上に張った状
態で行なうので正確にできる。分岐線2a,2b,2
c,2d及び2eに取付けてあるコネクタ3a,3b,
3c,3d及び3eは電気接続具3に結合せず、フリー
の状態にしておき、この結合前の状態で布線治具から外
して検査を行なう(図5(a) 参照)。この検査完了後、
裸状態の電気接続具3にコネクタ3a〜3eを図5(b)
のように結合し、この結合したもの(この状態のものを
も電気接続具3と本明細書では呼称している)を基部4
内に収納しセットする。そして、この電気接続具3の結
合後の状態で導通検査を行なう。この検査完了後、図5
(c) に示す、上部材1bである蓋体8を基部4に嵌合
し、夫々の突起7に夫々の穴9を係止させストッパ10
a,10bに蓋体8の左右下端が当接するまで押しこ
む。この状態は、図2に示されている。これにより、電
気接続具3収納の上下部材1a,1bはコネクタカバー
1として一体化され、更に、ワイヤハーネス2に固定さ
れることになる。
【0015】ワイヤハーネス2を車体に取付ける場合
は、まず、クリップ12a及び12bを車体パネルの穴
に挿しこんだ後、図4に示すように、例えば、インスト
ルメント14の窪み15に突部11を挿しこみ位置決め
後に、取付部6b(6aも同様である)にボルト16を
挿しこみ、インストルメント14にコネクタカバー1を
固定する。
【0016】これにより、コネクタカバー1が車体に固
定され、同時に、ワイヤハーネス2及び電気接続具3も
固定される。
【0017】又、この実施例によれば、コネクタカバー
1が上下2部材に分れていても、上部材の突部11の突
張りにより、下部材に上部材を挿みこんだ形となるの
で、上下2部材のガタ付きを防止することができる。
【0018】このように、この考案の実施例によれば、
ワイヤハーネスの製造工程において、治具上でコネクタ
カバーの基部の正確な取付けができ、また、治具取外し
後、接続具結合前後の検査ができるので、後述の従来の
もののように専用治具による寸法出しなどが必要ないこ
ととなり、生産性を落とすことなくコネクタカバーの取
付位置を正確となしうるものである。
【0019】これに対して、従来の場合は、図6に示す
ようになる。なお、図6では図5と同一の部品、即ちワ
イヤハーネス2、電気接続具3及びクリップ12a,1
2bは同一符号としてある。
【0020】即ち、図6において、電気接続具3の結合
前の検査は布線治具から外し(a) に示す状態で行なう。
次に、電気接続具3にコネクタ3a〜3eを結合した、
いわゆる結合後の検査は(b) に示す状態で行なう。そし
て、コネクタカバーCは一体であるため、この検査工程
のあと、仕上げ工程において、このカバーCに電気接続
具3をセットする。そしてこのセットしたコネクタカバ
ーCの取付部E,Eの位置をクリップ12a及び12b
から所定距離l1 及びl2 を測定して位置決めし、その
位置で、支持部D,Dをワイヤハーネス2にテープ巻き
して固定するものである。この仕上げ工程では、布線治
具から外してあるため、これとは異なるその部分、その
部分だけの専用治具で行なうことになり、所定の正確な
取付位置をとるためには、この治具の設定分だけ生産性
が劣ることになる。
【0021】
【考案の効果】この考案によれば、治具上でコネクタカ
バーの基部を取付け、それからワイヤハーネスの導通検
査を電気接続具の結合前と後の両状態で行ない、この後
蓋体をはめてカバーとすることができるので、検査後
に、一体のコネクタカバーをテープ巻きで取付けるとい
う仕上工程を廃止でき、生産性を向上できるという効果
を生ずる。しかも、コネクタカバーの車体取付けによ
り、ワイヤハーネス及び電気接続具共に取付け固定でき
るので、取付工数の節減ができ、もって生産性を更に向
上できるという効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の分解斜視図である。
【図2】図1の組合せた状態の正面図である。
【図3】図1の組合せた状態の平面図である。
【図4】図2の右側面図で車体取付状態を示す図であ
る。
【図5】図1〜4に示す実施例の取付け及び検査工程の
順序を示す斜視図である。
【図6】従来のものの取付け、検査及び仕上げ工程の順
序を示す斜視図である。
【図7】従来のうちの初期のコネクタカバーの取付状態
を示す斜視図である。
【図8】従来のうちの比較的最近提案のコネクタカバー
の取付状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コネクタカバー 2 ワイヤハーネス 3 電気接続具 4 基部 5a 支持部 5b 支持部 6a 取付部 6b 取付部 7 突起 8 蓋体 9 穴 10a ストッパ 10b ストッパ 11 突部 12a クリップ 12b クリップ 13a テープ 13b テープ 14 インストルメントパネル 15 窪み 16 ボルト
フロントページの続き (72)考案者 西尾 幸雄 静岡県湖西市鷲津2464−48 矢崎部品株 式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−109245(JP,U) 実開 昭63−74028(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスの分岐線接続の電気接続
    具に冠着し車体などに取付けられるコネクタカバーにお
    いて、該コネクタカバーを2部材にて構成し、一方の部
    材を、前記電気接続具を納める上方開放の台状の基部の
    両側に、治具上に張設状態のワイヤハーネスにテープ巻
    きなどにより固定される支持部と車体の2部分に取付け
    られる取付部とを設けて構成し、他方の部材を、前記基
    部に嵌合すると共に該基部の前記電気接続具を納めた部
    分を掩う蓋体であって、該蓋体の表面に、前記車体の2
    部分の中間の部分に挿入される突部を設けたものにて構
    成したことを特徴とする電気接続具取付装置。
JP1991042725U 1991-06-07 1991-06-07 電気接続具取付装置 Expired - Fee Related JP2588762Y2 (ja)

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JPH04134766U JPH04134766U (ja) 1992-12-15
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JPH0428176Y2 (ja) * 1986-10-28 1992-07-08
JPH0716521Y2 (ja) * 1987-01-09 1995-04-19 矢崎総業株式会社 電気接続箱とワイヤハーネスの車体への取付構造

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