JP2588527Y2 - ロール包装体 - Google Patents

ロール包装体

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JP2588527Y2
JP2588527Y2 JP1992041102U JP4110292U JP2588527Y2 JP 2588527 Y2 JP2588527 Y2 JP 2588527Y2 JP 1992041102 U JP1992041102 U JP 1992041102U JP 4110292 U JP4110292 U JP 4110292U JP 2588527 Y2 JP2588527 Y2 JP 2588527Y2
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JP
Japan
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roll
side plate
washer
cylindrical portion
core
Prior art date
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JP1992041102U
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English (en)
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JPH0592268U (ja
Inventor
卓也 村▲ずみ▼
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Murazumi Industrial Co Ltd
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Murazumi Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ロール包装体に関し、
更に詳しくは、フィルム状物を中芯に巻回してなるロー
ルの輸送中において、振動等によりワッシャーが離脱す
ることを防止したロール包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチックフィルム、紙等のフ
ィルム状物を中芯に巻回してなるロールは、図3に示す
如く、ロール1の中芯2の両端部に、円孔部を有する側
板3を当接して、更に該側板3の上から、円筒部4と鍔
部5とからなるワッシャー6を中芯2内に嵌め込んでロ
ール包装体とし、更に図示していないが側板3同士をベ
ルトでたすき掛けし、パレット7上に固定して輸送され
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記の如
きロール包装体では、ロール輸送中の振動により、ワッ
シャー6が中芯2から外方に脱出し、その結果、脱出し
た分だけ側板3とロール1との間に隙間が生じ、ロール
1が竹の子状に滑り出すという問題がある。そして最悪
の場合は、ワッシャー6が側板3より完全に離脱し、側
板3ロール1からが外れてしまい、ロール1が滑り出す
とともに、ロールがパレットと接触して損傷を受け使用
に耐えないという深刻な事態となる場合がある。本考案
は、かかる実情に鑑み、上記の如き問題を解決したロー
ル包装体を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案者は、上記課題を
解決するべく鋭意検討の結果、本考案に到達した。即
ち、本考案は、プラスチックフィルム、紙等のフィルム
状物を中芯に巻回してなるロールの中芯の両端部に、円
孔部を有する側板を当接し、円筒部と該円筒部の一端に
設けられた鍔部とからなり、該円筒部の外周面上に連続
的に設けられた少なくとも1条の環状小突起を突設した
ロール用ワッシャーを、前記ロールの中芯内に嵌め込
み、前記環状小突起を前記側板の円孔部内側と圧接せし
めるか又は食い込ませたことを特徴とするロール包装体
を内容とするものである。
【0005】
【作用】本考案のロール包装体は、ワッシャーがロール
の荷重を受けて下方に押圧され、更には水平方向に圧縮
変形し、その結果、下及び左右の3点でワッシャーの円
筒部上に設けた小突起が側板の円孔部に強く圧接するか
又は食い込む。そのため、輸送中のロールが振動して
も、ワッシャーが側板から脱出又は離脱することがな
く、その結果、側板がロールから離脱することがない。
【0006】
【実施例】本考案の実施例を示す図面に基づいて説明す
る。図1は本考案に用いられるワッシャーを示す斜視図
で、円筒部11と該円筒部11の一端に鍔部12とから
なり、該円筒部11の外周面上に1条の連続した環状小
突起13が設けられている。
【0007】上記ワッシャーの円筒部はロールの中芯の
内径より僅かに小さめの外径を有し、鍔部は中芯の直径
よりも大きく設計されている。環状小突起は大きさにつ
いては特に制限はないが、ロールの荷重により側板の円
孔部に圧接され、好ましくは側板円孔部に食い込み、側
板からの脱出、離脱を防止させる点からは、頂部が細く
なっている形状が好ましく、例えば断面が半円形状、半
楕円形状、三角形状等のものが好ましい。高さも特に制
限はないが、通常、1〜5mm程度で充分な効果が得ら
れる。
【0008】環状の小突起は1条又は数条設けられる
が、このように設けることにより、ロールの荷重により
円筒部が押し潰されて変形し、荷重を受ける下方向、及
び水平方向に拡がり変形する左右の3点で強く側板円孔
部と圧接するか又は食い込むことにより、ワッシャーの
側板からの脱出防止の効果が最も発揮され、また環状小
突起であるため、ワッシャーの嵌入角度のいかんに拘ら
ず、全円周面において上記効果が得られる。
【0009】ワッシャーの素材は特に制限はないが、ポ
リプロピレン、ABS樹脂、塩化ビニル樹脂等の合成樹
脂が好ましい。
【0010】図2は、図1に示した上記のワッシャーを
用いてロール包装体とした場合の要部断面図である。同
図において、ロール15の中芯16の両端部(図では一
端のみ記載)に、中心に円孔部を有する木製の側板17
を当接して挟み、側板17の外側から、円筒部11と鍔
部12とからなり該円筒部11の外周面上に環状の小突
起13を設けたワッシャー18が側板17の円孔部内及
び中芯16内に嵌入されている。ワッシャー18の円筒
部11はロール15の荷重を受けて変形し、荷重を受け
る下方向、及び荷重を受けて水平方向に変形拡大するこ
とによる左右方向の3点において、小突起13が側板1
7の円孔部に食い込んだような状態となり、ワッシャー
18は側板17から脱出することが防止され、即ち、側
板17がロール15から離脱することが防止される。
【0011】
【考案の効果】叙上の通り、本考案のロール包装体は、
輸送中の振動によりロールからワッシャーが脱出又は離
脱することがなく、輸送中におけるワッシャー脱出、離
脱に起因するトラブルを完全に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に用いられるワッシャーの一例を示す斜
視図である。
【図2】図1のワッシャーを用いたロール包装体の要部
断面図である。
【図3】従来のロール包装体の断面図である。
【符号の説明】
1 ロール 2 中芯 3 側板 4 円筒部 5 鍔部 6 ワッシャー 7 パレット 11 円筒部 12 鍔部 13 連続した環
状小突起 14 不連続の環状小突起 15 ロール 16 中芯 17 側板 18 ワッシャー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルム、紙等のフィルム
    状物を中芯に巻回してなるロールの中芯の両端部に、円
    孔部を有する側板を当接し、円筒部と該円筒部の一端に
    設けられた鍔部とからなり、該円筒部の外周面上に連続
    的に設けられた少なくとも1条の環状小突起を突設した
    ロール用ワッシャーを、前記ロールの中芯内に嵌め込
    み、前記環状小突起を前記側板の円孔部内側と圧接せし
    めるか又は食い込ませたことを特徴とするロール包装
    体。
JP1992041102U 1992-05-22 1992-05-22 ロール包装体 Expired - Lifetime JP2588527Y2 (ja)

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JPH0592268U JPH0592268U (ja) 1993-12-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51105992U (ja) * 1975-02-24 1976-08-25
JPS5612235U (ja) * 1979-07-06 1981-02-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0592268U (ja) 1993-12-17

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