JP2588475B2 - 土留パネル及びその連結構造 - Google Patents

土留パネル及びその連結構造

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JP2588475B2
JP2588475B2 JP13994894A JP13994894A JP2588475B2 JP 2588475 B2 JP2588475 B2 JP 2588475B2 JP 13994894 A JP13994894 A JP 13994894A JP 13994894 A JP13994894 A JP 13994894A JP 2588475 B2 JP2588475 B2 JP 2588475B2
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久雄 中里
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FUJIKI KOGYO JUGEN
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道管、ガス管等の埋
設工事やその他の溝掘削工事において、掘削する溝の壁
に沿って配設される土留パネル、及び、その連結構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の土留パネルとしては、例え
ば図9に示すようなものがある(縦梁方式)。図9の土
留パネル50は、互いに平行に鉛直方向に延びる2本の縦
梁51と、これらの縦梁51間に設られたプレート部52とか
らなる。
【0003】そして、2枚の土留パネル50を溝幅に合わ
せた距離で対向させ、これらの縦梁51を切梁と呼ばれる
伸縮調整可能なサポート部材53により連結するようにな
っている。尚、54は連結用土留パネル、55はパネルジョ
イント、56は蝶ボルト、57はパネルエッヂ、58はパネル
スタンド、59はワイヤー吊り金具である。
【0004】そして、かかる連結構造体を、図10に示す
ように、溝Cに対し建込むようになっている。また、土
留パネルとしては、例えば図11に示すようなものもある
(連結レール方式)。図11の土留パネル60はプレート状
で、連結レール61を用いるものである。
【0005】すなわち、2本の連結レール61を溝幅に合
わせた距離で対向させ、これらの間を切梁と呼ばれる伸
縮調整可能なサポート部材62で連結し、この連結物を少
なくとも2個、図12に示すように、溝Cに対し建込む。
そして、前後の連結レール61間に、プレート状の土留パ
ネル60を挿入して固定し、これにより構造体とするもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の土留パネルにあっては、溝の両壁に沿って配
設することはできるものの、マンホール部分などで、三
方を囲んだりすることができないという問題点があっ
た。また、縦梁方式と連結レール方式とでは構造が異な
るため、併用が困難で、縦梁方式の場合に溝内に大径の
パイプを敷設するときにサポート部材が邪魔になって、
サポート部材の取外しの必要を生じると、捨て梁と呼ば
れる木材等を使用して支えているのが現状であり、安全
上の問題点があった。
【0007】また、土留パネルを上下に連結する場合
に、従来はボルトを使用して連結しており、作業性が悪
いという問題点があった。本発明は、このような従来の
問題点に鑑み、土留パネルの各種の連結を可能にし、よ
り具体的には、三方の土留、あるいは正方形、長方形の
掘削を安全に実施できるようにしたり、また、縦梁方式
から連結レール方式に変更することを容易にしたり、更
には、土留パネルの上下の連結を容易にしたりすること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、
(1)地下に掘削する溝の壁に沿って配設される土留パ
ネルにおいて、内側のパネル面と左右の端面とのなす角
部を切欠いた形状として、パネル面に対し略45°の角度
をなす傾斜面を形成したことを特徴とする土留パネルを
提供する。
【0009】また、本発明は、上記(1)の土留パネル
を複数用いた下記(2)〜(4)の連結構造を提供す
る。 (2)前記溝の対向する壁に沿ってそれぞれ配設される
2枚の土留パネルに対し、全体がコ字状をなすように、
もう1枚の土留パネルを配置し、互いの傾斜面同士を接
合した状態で連結固定したことを特徴とする土留パネル
の連結構造を提供する。
【0010】(3)前記溝の壁に沿って並べて配設され
る土留パネル間に互いの傾斜面によって形成される凹部
空間に、この凹部空間に合致して縦方向に延びる連結レ
ールを配置し、この連結レールを介して連結固定したこ
とを特徴とする土留パネルの連結構造を提供する。 (4)上下方向に連結される土留パネルのうち、下側の
土留パネルの縦梁上部側面に切込み凹部を形成し、また
上側の土留パネルの縦梁下部側面に切込み凹部を形成
し、これらの切込み凹部に対し2個の凸部を有するジョ
イントブラケットを側方から挿入して上下の土留パネル
を連結固定したことを特徴とする土留パネルの連結構造
を提供する。
【0011】
【作用】上記(1)の土留パネルにおいては、これに形
成した略45°の傾斜面を用いることにより、土留パネル
の各種の連結が可能となり、汎用性が向上する。上記
(2)の土留パネル連結構造においては、土留パネルに
形成した略45°の傾斜面を用いることにより、コ字状に
連結でき、三方の土留、正方形、長方形の掘削が容易と
なる。
【0012】上記(3)の土留パネル連結構造において
は、大径(例えば1m以上の径)のパイプを敷設すると
きに、連結レールを使用して、連結レールの比較的上側
に切梁と呼ばれるサポート部材をセットすれば、捨て梁
無しでも安全作業が可能となる。上記(4)の土留パネ
ル連結構造においては、ジョイントブラケットの差込み
により、ボルト無しで容易に上下の土留パネルを連結す
ることが可能となる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の一実施例を説明する。図1は
本発明に係る土留パネルを示している。この土留パネル
10は、互いに平行に鉛直方向に延びる2本の縦梁11と、
これらの縦梁11間に設けられたプレート部12とから構成
される。
【0014】ここで、土留パネル10の内側のパネル面と
左右の端面とのなす角部(縦梁11の角部)を切欠いた形
状として、パネル面に対し45°の角度をなす傾斜面13を
形成してある。尚、14は縦梁11のパネル面と平行な内面
を示し、ここに後述するサポート部材の取付孔15と、後
述するコーナー連結具のねじ孔16とが形成されている。
また、17は縦梁11とプレート部12とのつなぎ部分を補強
するために溶着される補強金具を示している。
【0015】縦梁方式で使用する場合、図2に示すよう
に、地下に掘削する溝Cの対向する壁に沿ってそれぞれ
配設される2枚の土留パネル10−A,10−Bを、縦梁11
間にて、これらの間に差し渡した切梁と呼ばれる伸縮調
整可能なサポート部材18により連結する。また、図3に
示すように、2枚の土留パネル10−A,10−Bに対し、
全体がコ字状をなすように、もう1枚の土留パネル10−
Cを配置し、互いの傾斜面13同士を接合した状態で連結
固定することができる。
【0016】ここでの連結固定は、図4に示すように、
土留パネル10−Aの縦梁11の傾斜面13と、土留パネル10
−Cの縦梁11の傾斜面13とを接合して、土留パネル10−
A,10−Cを直角にし、互いに直角をなす土留パネル10
−A,10−Cの縦梁11の内面14間に、リブ付きのL字状
のコーナー連結具19をセットして、蝶ボルト20により固
定すればよい。土留パネル10−Bと土留パネル10−Cと
の関係についても同様である。
【0017】従って、コ字状に連結できて、三方の土留
が可能となり、さらには正方形、長方形の掘削も容易と
なる。連結レール方式で使用する場合は、図5及び図6
に示すように、地下に掘削する溝Cの壁に沿って並べて
配設される土留パネル10−A,10−D間に互いの傾斜面
13によって形成される凹部空間に、この凹部空間に合致
して縦方向に延びる台形断面の連結レール21を配置し、
この連結レール21を介して連結固定することができる。
【0018】ここで、土留パネルの縦梁11と連結レール
21とはボルトにより固定するか、適当な溝により係合さ
せるとよい。従って、溝内に大径(例えば1m以上の
径)のパイプを敷設するときに、縦梁11間のサポート部
材18が邪魔になって、サポート部材18の取外しの必要を
生じた場合は、連結レール21を使用して、連結レール21
の比較的上側にサポート部材18をセットすれば、捨て梁
無しでも安全作業が可能となる。
【0019】また、図1に示しているように、2枚の土
留パネル10−A,10−A’を上下に連結する場合は、下
側の土留パネル10−Aの縦梁11上部側面に切込み凹部22
を形成し、また上側の土留パネル10−A’の縦梁11下部
側面に切込み凹部22’を形成しておく。そして、図7及
び図8に示すように、これらの切込み凹部22,22’内に
はそれぞれ連結用パイプ23,23’が固定されている。
【0020】従って、これらの切込み凹部22,22’に対
し2個の棒状凸部25,25’を有するジョイントブラケッ
ト24を側方から挿入して、棒状凸部25,25’を連結用パ
イプ23,23’内に嵌め込むことにより、上下の土留パネ
ル10−A,10−A’を連結固定する。従って、ジョイン
トブラケット24の差込みのみにより、ボルト無しで容易
に上下の土留パネル10−A,10−A’を連結固定するこ
とが可能となる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、土
留パネルの角部に形成した略45°の傾斜面を用いること
により、土留パネルの各種の連結が可能となり、汎用性
が向上するという効果が得られる。特に、土留パネルを
コ字状に連結することにより、三方の土留、正方形、長
方形の掘削が容易となる。
【0022】また、縦梁方式と連結レール方式とを併用
可能で、各種の作業に対応することができる。また、ジ
ョイントブラケットの差込みにより、ボルト無しで容易
に上下の土留パネルを連結することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す土留パネルの斜視図
【図2】 同上の土留パネルの基本連結構造を示す平面
【図3】 三方を囲む場合の連結構造を示す平面図
【図4】 コーナー連結部の斜視図
【図5】 連結レールを用いる場合の連結構造を示す平
面図
【図6】 連結レール部の拡大図
【図7】 上下の土留パネルの連結構造を示す要部正面
【図8】 図7のX−X断面図
【図9】 第1の従来例を示す斜視図
【図10】 同上の配置例を示す平面図
【図11】 第2の従来例を示す斜視図
【図12】 同上の配置例を示す平面図
【符号の説明】
10 土留パネル 11 縦梁 12 プレート部 13 傾斜面 18 サポート部材 19 コーナー連結具 21 連結レール 22,22’ 切込み凹部 23,23’ 連結用パイプ 24 ジョイントブラケット 25,25’ 棒状凸部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地下に掘削する溝の壁に沿って配設される
    土留パネルにおいて、内側のパネル面と左右の端面との
    なす角部を切欠いた形状として、パネル面に対し略45°
    の角度をなす傾斜面を形成したことを特徴とする土留パ
    ネル。
  2. 【請求項2】請求項1記載の土留パネルを複数用い、前
    記溝の対向する壁に沿ってそれぞれ配設される2枚の土
    留パネルに対し、全体がコ字状をなすように、もう1枚
    の土留パネルを配置し、互いの傾斜面同士を接合した状
    態で連結固定したことを特徴とする土留パネルの連結構
    造。
  3. 【請求項3】請求項1記載の土留パネルを複数用い、前
    記溝の壁に沿って並べて配設される土留パネル間に互い
    の傾斜面によって形成される凹部空間に、この凹部空間
    に合致して縦方向に延びる連結レールを配置し、この連
    結レールを介して連結固定したことを特徴とする土留パ
    ネルの連結構造。
  4. 【請求項4】請求項1記載の土留パネルを複数用い、上
    下方向に連結される土留パネルのうち、下側の土留パネ
    ルの縦梁上部側面に切込み凹部を形成し、また上側の土
    留パネルの縦梁下部側面に切込み凹部を形成し、これら
    の切込み凹部に対し2個の凸部を有するジョイントブラ
    ケットを側方から挿入して上下の土留パネルを連結固定
    したことを特徴とする土留パネルの連結構造。
JP13994894A 1994-06-22 1994-06-22 土留パネル及びその連結構造 Expired - Lifetime JP2588475B2 (ja)

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JP2021161783A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 Jfe建材株式会社 土留め壁のコーナ材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021161783A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 Jfe建材株式会社 土留め壁のコーナ材
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