JP2588400B2 - 超電導セラミツクス - Google Patents

超電導セラミツクス

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  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 「発明の利用分野」 本発明は液体窒素温度(77K)またはそれ以上で超電
導性を有する酸化物セラミック系超電導材料に関する。
「従来の技術」 従来、超電導材料は、水銀、鉛等の元素、NbN,Nb3Ge,
Nb3Ga等の合金またはNb3(Al0.8Ge0.2)等の三元素化合
物よりなる金属材料が用いられている。しかしこれらの
Tc(超電導臨界温度)オンセットは25Kまでであった。
他方、近年、セラミック系の超電導材料が注目されて
いる。この材料は最初IBMのチューリッヒ研究所よりBa
−La−Cu−O(バラクオ)系酸化物高温超電導体として
報告され、さらにLSCO(第二銅酸−ランタン−ストロン
チューム)として知られてきた。
「従来の問題点」 しかし、これら酸化物セラミックスの超電導の可能性
はペロブスカイト型の構造を利用しているもので、その
Tcも30Kがその限界であった。
このため、このTcoをさらに高くし、望むべくは液体
窒素温度(77K)またはそれ以上で動作せしめることが
強く求められていた。
「問題を解決すべき手段」 本発明は、かかる高温で超電導を呈するべく、新しい
素材を探し求めた。その結果、Tcオンセットも50〜107K
にまで向上させ得ることが明らかになった。
本発明の超電導性セラミックスは(A1-xBx)yCuzOw0
<x1,y=2.0〜4.0,好ましくは2.5〜3.5,z=1.0〜4.0好
ましくは1.5〜3.5,w=4.0〜10.0好ましくは6〜8で一
般的に示し得るものである。Aはイットリューム族より
選ばれた元素を少なくとも2種類用いており、具体的に
は、Y(イットリューム),Gd(ガドリニューム),Yb
(イッテルビューム)より選ばれた少なくとも2種類の
元素を用いる。また、BはBa(バリューム)を用いる。
本発明の銅の酸化物を層構造とせしめ、これを1分子
内で1層またはそれを対称構造の2層構造とし、この層
の最外核電子の電子の軌道により超電導を呈せしめ得る
モデルを前提としている。
従来から知られている(Ba,K)BiO3等の超電導体はAB
O3型ペロブスカイト構造をしており、1分子内に、6つ
の酸素がBを囲んだ酸素8面体からなる1つの層を有す
る。
これに対し、本発明の超電導体はABO3型ペロブスカイ
ト型結晶の単位胞をc軸方向に3つ積層した構造を基本
とする。本発明の超電導材料の代表例はAB2Cu3O7で示す
ことができる。AB2Cu3O7の分子は完全なペロブスカイト
型結晶構造に比較して2つの酸素が欠落しているため、
1分子内の3つのCuは酸素8面体に囲まれる配位ではな
く、2つのCu(1)は5つの酸素に囲まれたピラミッド
状の[Cu(1)O5]配位をとり、1つのCu(2)は4つ
の酸素に囲まれた菱形状の[Cu(2)O4]配位をとる。
1分子内において、これらのCu−Oの配位体は[Cu
(2)O4]菱形を挟んで、これらの2つの[Cu(1)
O5]ピラミッド状の多面体が頂点をつきあわせたかたち
で、対称的に配列している。また、AB2Cu3O7の結晶構造
は1分子内の2つの[Cu(1)O5]ピラミッドの底面
が、それぞれ他の分子の[Cu(1)O5]ピラミッドの底
面と対峙するように積層した積層構造を有する。なお、
Cu(1)はこのピラミッドの底面のほぼ中央に位置して
いる。
本発明の(A1-xBx)yCuzOwにおいては、上述した[Cu
(1)O5]ピラミッドの底面のように、銅とこれを取り
囲む酸素がつくる層の最外核電子の電子の軌道により超
電導を呈すると予測される。
このため、本発明では、より高いTcoを得るために、
銅とこれを取り囲む酸素がつくる平面を1分子内で1層
または、ab平面に対して対称構造の2層構造を前提とす
る。
かかる構造においては、銅と1のまわりの酸素の原子
をより層構造とせしめ、この層をキャリアが移動しやす
くするため、本発明構造における(A1-XBx)yCuzOwにお
けるA,Bの選ばれる元素が重要である。特にAの元素を
イットリューム族の元素とし、それを少なくとも2種類
用いることにより、よりよい多結晶を呈する1つの結晶
粒を大きくでき、ひいてはその結晶粒界でのバリアをよ
り消失させ得る構成とせしめた。そしてその理想は単結
晶構造である。
本発明は出発材料の酸化物または炭酸塩を混合し、一
度加圧して、出発材料の酸化物または炭酸化物により超
電導性を有する分子を作り得る。
さらにこれを微粉末化し、再び加圧してタブレット化
し、本焼成をする工程を有せしめている。
「作用」 本発明のセラミック超電導素材はきわめて簡単に作る
ことができる。特にこれらはその出発原料として3Nまた
は4Nの純度の酸化物を用い、これをボールミル等を用い
微粉末に粉砕し、混合すれば化学量論的に(A1-xBx)yC
uzOwのx,y,zのそれぞれの値を任意に変更、制御するこ
とができる。
本発明においては、かかる超電導材料を作るのに特に
高価な設備を用いなくともよいという他の特徴も有す
る。
以下に実施例に従い、本発明を記す。
「実施例1」 本発明の実施例としてAとしてYおよびYb、Bとして
Baを用いた。
出発材料はYおよびYb化合物として酸化イットリュー
ム(Y2O3),酸化イッテルビューム(Yb2O3),Ba化合物
としてBaCO3,銅化合物としてCuOを用いた。これらは高
純度化学工業株式会社より入手し純度は99.95%または
それ以上の微粉末を用い、x=0.6(A:B=1:2),y=1,z
=3,w=6〜8となるべく選んだ。またYとYbとの比を
1:1,1:2,1:5とした。
これらを十分乳鉢で混合しカプセルに封入し、3Kg/cm
2の荷重を加えてタブレット化(大きさ10mmφ×3mm)し
た。さらに酸化性雰囲気、例えば大気中で500〜1000
℃、例えば700℃で8時間加熱酸化をした。この工程を
仮焼成とした。
次にこれを粉砕し、乳鉢で混合した。そしてその粉末
の平均粒半径が10μm以下の大きさとなるようにした。
さらにこれをカプセルに封入し50Kg/cm2の圧力でタブ
レットに加圧して成型した。
この加圧と同時に300〜500℃例えば400℃に加熱する
ことは空穴等を減少させるために有効である。
次に500〜1000℃、例えば900℃の酸化物雰囲気、例え
ば大気中で酸化して、本焼成を10〜50時間、例えば15時
間行った。
この試料を用いて固有抵抗と温度との関係を調べた。
するとTcオンセット(超電導の始まる温度)として105
K,Tco(電気抵抗の零または実質的に零となる温度)と
して89Kを観察することができた。
「実施例2」 この実施例としてAとしてGdおよびYを1:1でその酸
化物を混合した。BとしてBaを用いた。出発材料は酸化
ガドリュームおよび酸化イットリュームを、BaとしてBa
CO3、また銅化合物としてCuOを用いた。その他は実施例
1と同様である。
Tcオンセットとして95K、Tcoとして88Kを得ることが
できた。
「効果」 本発明により、これまでまったく不可能とされていた
セラミック超電導体を作ることができるようになった。
本発明において仮焼成をした後に微粉末化する工程に
より、初期状態でのそれぞれの出発材料の化合物を到達
材料、即ち(A1-xBx)yCuzOwで示される材料を含む化合
物とするものである。
さらにこの到達材料の化合物を再び微粉末化すること
により、一度形成された到達材料を含む化合物中に混入
した。出発材料の化合物をより完全に除去する効果を有
し、加えて最終完成化合物中に、ボイド等の空穴の存在
をより除去することができるものと推定される。
また本発明の分子式で示される超電導セラミックスは
その超電導の推定メカニズムとして、銅の酸化物が構造
において層構造を有し、その層構造も一分子内で一層ま
たは2層構成を有し、その層内のキャリアが超電導をし
ているものと推定される。
本発明の実施例は、タブレットにしたものである。し
かしタブレットにするのではなく、仮焼成または本焼成
の後の粉末を溶媒にとかし、基板等にその溶液をコーテ
ィングをし、これを酸化性雰囲気で焼成し、さらにその
後還元性雰囲気で本焼成をすることによって、薄膜の超
電導セラミックスとすることも可能である。
本発明により超電導体を容易に低価格で作ることがで
きるようになった。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A1-xBx)yCuzOw0<x<1,y=2.0〜4.0,
    好ましくは2.5〜3.5,Z=1.0〜4.0好ましくは1.5〜3.5,w
    =4.0〜10.0好ましくは6〜8を有し、AはY(イット
    リューム),Gd(ガドリニューム),Yb(イッテルビュー
    ム)より選ばれた少なくとも2種類の元素よりなり、B
    はBa(バリューム)元素よりなる超電導性を有するセラ
    ミックス材料であり、液体窒素温度(77K)またはそれ
    以上の温度で超電導性を有することを特徴とする超電導
    セラミックス。
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