JP2588308Y2 - 陰極線管モニターにおける不要輻射防止装置 - Google Patents
陰極線管モニターにおける不要輻射防止装置Info
- Publication number
- JP2588308Y2 JP2588308Y2 JP1990082367U JP8236790U JP2588308Y2 JP 2588308 Y2 JP2588308 Y2 JP 2588308Y2 JP 1990082367 U JP1990082367 U JP 1990082367U JP 8236790 U JP8236790 U JP 8236790U JP 2588308 Y2 JP2588308 Y2 JP 2588308Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead wire
- ray tube
- cathode ray
- crt
- prevention device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
本考案は、陰極線管(CRT)ディスプレイモニターに
おける電波障害を防止する不要輻射防止装置に関する。
おける電波障害を防止する不要輻射防止装置に関する。
【考案の概要】 本考案は、CRTに接続されるリード線のCRTの端子ピン
に近い部分に直列に抵抗を接続して、CRTからリード線
を介して放射される不要輻射の低減を可能にしたもので
ある。
に近い部分に直列に抵抗を接続して、CRTからリード線
を介して放射される不要輻射の低減を可能にしたもので
ある。
文字やグラフを表示するCRTディスプレイモニタ等に
おいて、文字やグラフをドットで表示するため、ドット
の有無が高速のパルス信号(例えば100MHzのドットクロ
ック信号)でなされる。この時上記高速のパルス信号の
高調波、例えば30MHz〜1GHzの高調波がCRTに接続された
リード線から放射されて不要輻射となり、機器内部の他
のリード線やパーツにノイズがのったり、又は機器外部
に妨害電波を発して障害を与える。 従来、業務用のCRTモニターにおける不要輻射対策(E
MC対策)として、輻射を出しているリード線にフェライ
トコアを取り付けてノイズを低減していたが、フェライ
トコアだけでは十分にノイズが減らず、さらに価格が高
くつく欠点があった。また、他の対策として、リード線
にLC等からなるフィルタを挿入してノイズを除去する方
法もあるが、CRTからのリード線は数KV以上の高電圧な
ので使用する部品に制約があり、同時に絶縁距離をとる
必要もでてくる。このためフイルタを挿入する方法は実
施に困難を伴う。
おいて、文字やグラフをドットで表示するため、ドット
の有無が高速のパルス信号(例えば100MHzのドットクロ
ック信号)でなされる。この時上記高速のパルス信号の
高調波、例えば30MHz〜1GHzの高調波がCRTに接続された
リード線から放射されて不要輻射となり、機器内部の他
のリード線やパーツにノイズがのったり、又は機器外部
に妨害電波を発して障害を与える。 従来、業務用のCRTモニターにおける不要輻射対策(E
MC対策)として、輻射を出しているリード線にフェライ
トコアを取り付けてノイズを低減していたが、フェライ
トコアだけでは十分にノイズが減らず、さらに価格が高
くつく欠点があった。また、他の対策として、リード線
にLC等からなるフィルタを挿入してノイズを除去する方
法もあるが、CRTからのリード線は数KV以上の高電圧な
ので使用する部品に制約があり、同時に絶縁距離をとる
必要もでてくる。このためフイルタを挿入する方法は実
施に困難を伴う。
本考案は上記問題点を解決するために、CRTの端子ピ
ンに接続される水平コンバーゼンスリード線および2本
のフォーカスリード線からなる3本のリード線にそれぞ
れ直列に抵抗を接続する。輻射ノイズはビデオ信号ライ
ンから出ており、このノイズはCRTの電子銃を経て上記
3本のリード線にノイズがのって外部に輻射されている
と考えられる。従ってなるべくCRTの端子ピンに近い部
分に抵抗を入れることにより輻射ノイズを効果的に低減
することができる。
ンに接続される水平コンバーゼンスリード線および2本
のフォーカスリード線からなる3本のリード線にそれぞ
れ直列に抵抗を接続する。輻射ノイズはビデオ信号ライ
ンから出ており、このノイズはCRTの電子銃を経て上記
3本のリード線にノイズがのって外部に輻射されている
と考えられる。従ってなるべくCRTの端子ピンに近い部
分に抵抗を入れることにより輻射ノイズを効果的に低減
することができる。
第1図は、本考案の実施例を示す回路図である。同図
において、CRT1のピン6にCRTソケット2を介して接続
された水平コンバーゼンス用のリード線3及びフォーカ
ス用のリード線4、5の3本のリード線に、CRTのピン
6に近い部分において、水平コンバーゼンスリード線3
に抵抗R1を、各フォーカスリード線4、5に抵抗R2、R3
を接続する。具体的には第2図及び第3図に示すように
CRTソケット7に設けたハウジング8内にそれぞれ抵抗R
1、R2、R3を収容し両端のリード線に半田付けで接続す
る。また、フォーカス用リード線には約10KV、水平コン
バーゼンス用リード線には約200Vの電圧がかかってお
り、その電位差が大きく両者間での放電を防止するため
に放電防止用の絶縁隔壁9を設けると共に、セット側に
接続された各リード線3、4、5、と各抵抗R1、R2、R3
との半田付け部10が外部と絶縁距離をとり放電を防止す
るために、該半田付け部を取り囲むように絶縁スペーサ
11を設ける。1例として、上記抵抗素子としては1KΩ、
1/2Wの耐パルス用ソリッド抵抗を使用する。
において、CRT1のピン6にCRTソケット2を介して接続
された水平コンバーゼンス用のリード線3及びフォーカ
ス用のリード線4、5の3本のリード線に、CRTのピン
6に近い部分において、水平コンバーゼンスリード線3
に抵抗R1を、各フォーカスリード線4、5に抵抗R2、R3
を接続する。具体的には第2図及び第3図に示すように
CRTソケット7に設けたハウジング8内にそれぞれ抵抗R
1、R2、R3を収容し両端のリード線に半田付けで接続す
る。また、フォーカス用リード線には約10KV、水平コン
バーゼンス用リード線には約200Vの電圧がかかってお
り、その電位差が大きく両者間での放電を防止するため
に放電防止用の絶縁隔壁9を設けると共に、セット側に
接続された各リード線3、4、5、と各抵抗R1、R2、R3
との半田付け部10が外部と絶縁距離をとり放電を防止す
るために、該半田付け部を取り囲むように絶縁スペーサ
11を設ける。1例として、上記抵抗素子としては1KΩ、
1/2Wの耐パルス用ソリッド抵抗を使用する。
本考案は、上記のように構成したから、この抵抗値を
適宜に選択すれば各抵抗とリード線が持つ浮遊容量Cと
でCR型の低域通過ろ波器が形成され、ノイズがCRTの近
くで除去されてリード線から輻射ノイズが放射されるこ
とがなくなる。またリード線長によって共振していた周
波数に対しこの抵抗がダンピング効果を持ち、共振電流
を押えて輻射を減らす効果をもたらす。さらに抵抗を接
続するだけであるから価格の低下にもつながる。
適宜に選択すれば各抵抗とリード線が持つ浮遊容量Cと
でCR型の低域通過ろ波器が形成され、ノイズがCRTの近
くで除去されてリード線から輻射ノイズが放射されるこ
とがなくなる。またリード線長によって共振していた周
波数に対しこの抵抗がダンピング効果を持ち、共振電流
を押えて輻射を減らす効果をもたらす。さらに抵抗を接
続するだけであるから価格の低下にもつながる。
第1図は本考案の回路図、第2図及び第3図はCRTソケ
ットの構造を示す図である。 1……CRT、2、7……CRTソケット、3、4、5……リ
ード線、6……CRTのピン、8……ハウジング、9……
絶縁隔壁、11……絶縁スペーサ
ットの構造を示す図である。 1……CRT、2、7……CRTソケット、3、4、5……リ
ード線、6……CRTのピン、8……ハウジング、9……
絶縁隔壁、11……絶縁スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09G 1/00 H04N 9/28
Claims (1)
- 【請求項1】陰極線管の端子ピンに陰極線管ソケットを
介して接続された水平コンバーゼンス用のリード線及び
フォーカス用のリード線に、前記端子ピンに近い部分に
おいて直列に接続した抵抗器と、 前記コンバーゼンス用のリード線に直列接続した抵抗器
と前記フォーカス用のリード線に直列接続した抵抗器間
に設けた放電防止用の絶縁隔壁と を備えることを特徴とする陰極線管モニターにおける不
要輻射防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990082367U JP2588308Y2 (ja) | 1990-08-02 | 1990-08-02 | 陰極線管モニターにおける不要輻射防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990082367U JP2588308Y2 (ja) | 1990-08-02 | 1990-08-02 | 陰極線管モニターにおける不要輻射防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0440283U JPH0440283U (ja) | 1992-04-06 |
JP2588308Y2 true JP2588308Y2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=31629116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990082367U Expired - Lifetime JP2588308Y2 (ja) | 1990-08-02 | 1990-08-02 | 陰極線管モニターにおける不要輻射防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588308Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56126281A (en) * | 1980-03-05 | 1981-10-03 | Sanyo Electric Co | Braun tube socket |
-
1990
- 1990-08-02 JP JP1990082367U patent/JP2588308Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0440283U (ja) | 1992-04-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |