JP2588296B2 - クロスロール成形方法 - Google Patents

クロスロール成形方法

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JP2588296B2 JP2155475A JP15547590A JP2588296B2 JP 2588296 B2 JP2588296 B2 JP 2588296B2 JP 2155475 A JP2155475 A JP 2155475A JP 15547590 A JP15547590 A JP 15547590A JP 2588296 B2 JP2588296 B2 JP 2588296B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K1/00Making machine elements
    • B21K1/06Making machine elements axles or shafts
    • B21K1/08Making machine elements axles or shafts crankshafts

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Forging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、一対のダイスで素材を挟んでそれらのダ
イス表面を互いに反対方向へ移動させることにより前記
素材を軸状に延ばすクロスロール成形に関し、特には、
クロスロール成形により軸状に予備成形した鍛造素材を
用いて鍛造を行った場合でもその鍛造製品の軸線方向端
部内に疵を残さないクロスロール成形方法に関するもの
である。
(従来の技術) クロスロール成形を行う方法としては例えば、第6図
(a),(b)に示すように、鍛造素材1を、回転する
に従って次第に幅広となる周方向突条部2aを有する一対
のロールダイス2で挟み、それらのロールダイス2を互
いに反対方向へ回転させて、周方向突条部2aを有するそ
れらの外周面を互いに反対方向へ移動させることによ
り、一対のガイド3による案内下で、鍛造素材1を平行
移動させずに回転させながら、その中央部から回転軸線
方向の両端部へ向けて材料を押し延ばして、軸状に成形
するものがある。
ところで、上記クロスロール成形により、例えばクラ
ンクシャフトを鍛造するための鍛造素材1を、クランク
プーリ軸部になる比較的細い棒状の軸端部1aとジャーナ
ル部やカウンタウエイト部になる外径変化部1bとを有す
る軸状に体積配分する予備成形を行う場合に、従来は、
第7図(a)〜(c)に示すように、鍛造素材1の軸線
方向の一端部にその棒状の軸端部1aのみを形成してい
た。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、かかる従来の方法では、上記軸端部1a
を形成する軸線方向端部で鍛造素材1の断面積の減少率
が高くなるため、その軸端部1aの形成中、端部外周部分
のみ特に延ばれて、第8図に示すように鍛造素材1の軸
端部1aの中心部分に比較的深いひけ穴1cが残り、しかも
そのひけ穴1cの深さがばらついてしまう。
これがため、上記従来方法で予備成形した鍛造素材1
に型鍛造成形を施して第9図に示すようにクランクシャ
フト4を製造し、第10図に示すようにその周囲のバリ5
を除去しても、除去するバリ5中に上記ひけ穴1cの全て
の部分を含ませることができず、第11図にも示すよう
に、クランクシャフト4の一端部のクランクプーリ軸部
4aの中心部分にひけ穴1cに起因する疵4bが残ってしまう
場合があるという問題があった。
この発明は、かかる課題を有利に解決したクロスロー
ル成形方法を提供するものである。
(課題を解決するための手段) この発明のクロスロール成形方法は、一対のダイスで
鍛造素材を挟んでそれらのダイス表面を互いに反対方向
へ移動させることにより前記鍛造素材を軸状に延ばすク
ロスロール成形を行って、鍛造素材を軸状に予備成形す
るに際し、 前記鍛造素材の軸線方向端部に、外形が部分的に大き
い捨てボス部を形成して、前記軸状に予備成形された鍛
造素材を、その軸線方向端部に前記捨てボス部を有する
ものとすることを特徴とするものである。
(作用) かかる方法によれば、素材を軸状に成形する際に、そ
の軸線方向端部の、外径が部分的に大きい捨てボス部
で、断面積の減少率が低くなるため、軸線方向端部で外
周部分が延ばされる割合が減って、その中心部分に生ず
るひけ穴が極めて浅くなり、しかもひけ穴がその捨てボ
ス部で止まってそこよりも奥までは達しなくなる。
従って、このクロスロール成形方法で予備成形を行っ
て、鍛造素材を軸状に成形すれば、その鍛造素材に鍛造
成形を施して製品を製造しても、その鍛造素材の軸線方
向端部に残っているひけ穴が極めて浅く、しかも必ず捨
てボス部で止まるため、製品の周囲の除去するバリ中に
そのひけ穴の全ての部分を容易に含ませることができる
ので、鍛造製品の軸端部の中心部分にひけ穴に起因する
疵が残ることを確実に防止することができる。
(実施例) 以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳細に説明
する。
第1図(a)〜(c)は、この発明のクロスロール成
形方法の一実施例における順次の工程をそれぞれ示す断
面図であり、図中6は製品としてのクランクシャフトを
型鍛造するための鍛造素材、7は従来のロールダイス2
と概略同様の形状のロールダイスをそれぞれ示す。
ここで一対のロールダイス7は各々、その外周面の周
方向突条部7aの軸線方向(図では左右方向)の一端部
に、特に周方向溝7bを有している。
この実施例の方法では、かかるロールダイス7で鍛造
素材6を挟み、それらのロールダイス7を互いに反対方
向へ回転させて、周方向突条部7aを有するそれらの外周
面を互いに反対方向へ移動させることにより、従来のガ
イド3と同様の図示しない一対のガイドによる案内下
で、鍛造素材6を平行移動させず回転させながら、第1
図(a)〜(c)に順次に示すように、その中央部から
回転軸線方向の両端部へ向けて材料を押し延ばして、第
2図に示すように、クランクプーリ軸部になる比較的細
い棒状の軸端部6aとジャーナル部やカウンタウエイト部
になる外径変化部6bとを有する軸状に体積配分する予備
成形を行う。
このクロスロール成形の際に、鍛造素材6の軸線方向
の一端部には、ロールダイス7の周方向溝7bによって、
第1図および第2図に示すように、上記軸端部6aよりも
さらに末端寄りの位置に外径が部分的に大きい捨てボス
部6cが形成され、この捨てボス部6cでは鍛造素材6の断
面積の減少率が低くなるため、軸線方向端部で外周部分
が延ばされる割合が減って、その中心部分に生ずるひけ
穴6dが極めて浅くなり、しかもひけ穴6dがその捨てボス
部6cで止まってそこよりも奥の軸端部6aの中心部分まで
は達しなくなる。
従って、このクロスロール成形方法で予備成形を行っ
て第2図に示すように軸状とした鍛造素材6に型鍛造成
形を施して、第3図に示すようにクランクシャフト8を
製造し、第4図に示すようにそのクランクシャフト8の
周囲のバリ9を除去すれば、上記予備成形した鍛造素材
6の軸線方向端部に残っているひけ穴6dが極めて浅く、
しかも必ず捨てボス部6cで止まるため、除去するバリ9
中に上記ひけ穴6dの全ての部分を容易に含ませることが
できるので、第5図に示すように、クランクシャフト8
の一端部のクランクプーリ軸部8aの中心部分にひけ穴6d
に起因する疵4bが残ることを確実に防止することができ
る。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の
例に限定されるものでなく、例えば、クロスロール成形
は、移動方向へ延在する溝を有する一対の平板状のダイ
スを用いて行っても良い。
またこの発明は、上記例でのクランクシャフト以外の
鍛造製品、例えばカムシャフト等の鍛造時の鍛造素材の
予備成形にも適用することができる。
(発明の効果) かくしてこの発明のクロスロール成形方法によれば、
それにより軸状に予備成形を行った鍛造素材の軸線方向
端部に残っているひけ穴が極めて浅く、しかも必ず捨て
ボス部で止まるため、その鍛造素材に鍛造成形を施して
製品を製造しても、その製品の周囲の除去するバリ中に
そのひけ穴の全ての部分を容易に含ませることができる
ので、鍛造製品の軸端部の中心部分にひけ穴に起因する
疵が残ることを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)はこの発明のクロスロール成形方
法の一実施例における順次の工程をそれぞれ示す断面
図、 第2図は上記実施例の方法で成形した鍛造素材を一部断
面で示す斜視図、 第3図は上記実施例の方法で成形した鍛造素材から型鍛
造したクランクシャフトをバリ付きの状態で示す正面
図、 第4図はバリを除去した上記クランクシャフトを示す正
面図、 第5図は上記クランクシャフトを一部断面で示す斜視
図、 第6図(a),(b)は従来のクロスロール成形方法に
おけるロールダイスを示す側面図および斜視図、 第7図(a)〜(c)は上記従来方法における順次の工
程をそれぞれ示す断面図、 第8図は上記従来方法で成形した鍛造素材を一部断面で
示す斜視図、 第9図は上記従来方法で成形した鍛造素材から型鍛造し
たクランクシャフトをバリ付きの状態で示す正面図、 第10図はバリを除去した上記クランクシャフトを示す正
面図、 第11図は上記クランクシャフトを一部断面で示す斜視図
である。 6……鍛造素材、6a……軸端部 6c……捨てボス部、6d……ひけ穴 7……ロールダイス、7b……周方向溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のダイスで鍛造素材を挟んでそれらの
    ダイス表面を互いに反対方向へ移動させることにより前
    記鍛造素材を軸状に延ばすクロスロール成形を行って、
    鍛造素材を軸状に予備成形するに際し、 前記鍛造素材の軸線方向端部に、外形が部分的に大きい
    捨てボス部を形成して、前記軸状に予備成形された鍛造
    素材を、その軸線方向端部に前記捨てボス部を有するも
    のとすることを特徴とする、クロスロール成形方法。
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