JP2587963B2 - ロータリー式の袋口結束装置 - Google Patents

ロータリー式の袋口結束装置

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JP2587963B2 JP62281585A JP28158587A JP2587963B2 JP 2587963 B2 JP2587963 B2 JP 2587963B2 JP 62281585 A JP62281585 A JP 62281585A JP 28158587 A JP28158587 A JP 28158587A JP 2587963 B2 JP2587963 B2 JP 2587963B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業状の利用分野) 本発明は、ロータリー式の袋詰め包装機によって製成
される包装製品の袋口を次々と結束する装置に関する。
より詳しく説明すると、円板の周縁に設けた一対一組と
する多数組のクランプアーム先端のクリップ包装袋の両
側縁を挾持すると共に、前記円板の回転でもってクラン
プアームに釣り下げた包装袋を円軌道で運搬し、前記各
包装袋を円軌道で運搬中に各袋内に被包装物を充填した
あと、袋の開口縁を溶封するようにした回転式の袋詰め
包装機に隣接し前記袋詰め包装機から解放される包装袋
の袋口を細く絞り、この細く絞った部分をテープまたは
線材でもって結束する結束装置である。
(従来の技術) 特開昭62−182017号公報には、中心軸の駆動によって
間欠回転する円板の周縁に2個1組とする多数組の挾持
アームをピンを介して揺動自在に支持すると共に、前記
の各挾持アームを前記円板と同芯で不動状態に設けた溝
カムに係合し前記円板が各挾持アームと一体に回転する
とき、カムの溝の折り曲がりでもって対の挾持アームの
先端を接近させ、上から釣り下げられた包装袋の開口部
をこれら挾持アームで細く絞って運搬し、前記包装袋を
運搬軌道中に設けた結束機構に通過させて袋口をテープ
で結束するものが開示されている。
(発明が解決しようとする問題等) 前記の装置は縦型のピロー包装機で製成される袋詰め
品を結束するために構成したもので、もし仮にかかる構
成の装置を回転式の袋詰め包装機に隣接し、該袋詰め包
装機から解放される包装袋(袋詰め品)を受け取って結
束しようとしてもそれはうまく行かない。なぜならば、
回転式の袋詰め包装機において袋詰め品は袋口の両側を
クリップで挾持されて釣り下げられており、この袋口の
両側から挾持アームを接近させても袋の中には商品が充
満しているから、袋口を細く絞ることができないからで
ある。だからといって、挾持アームを接近させながら同
時に袋を釣り下げているクリップを開放したのでは、袋
詰め品はその中の商品の重量によって一瞬下方へずり落
ちテープでの結束位置が不揃いになる。
なお従来、実開昭53−136963号公報及び特開昭59−26
422号公報にもこの種の結束装置が開示されているが、
これらはいずれもコンベアの上に袋詰め品を乗せて運搬
しながら袋口をテープで結束するものであり、例えば不
安定な平袋製の袋詰め品をコンベアの上に乗せると、商
品の重量によって袋詰め品の高さが一定せずテープによ
る結束位置が不揃いになる。
本発明は上記の点に鑑み、回転式の袋詰め包装機から
開放される袋詰め品の商品の重量に関係なく、個々の袋
詰め品の同じ位置を結束できる装置を提供するものであ
る。(なお本願は特願昭62−207143号の改良である。) (問題を解決するための手段) 本発明は上記の目的を達成するために、機台に垂直に
支持した主軸上端に固定した円板上面から複数本の腕を
放射状に突き出し、前記各腕の先端にそれぞれクランプ
用の可動爪を配置すると共に、前記各可動爪に一端を連
結したロッドをそれぞれ前記各腕に沿って配置し、該各
ロッドに巻きつけたスプリングの張力で前記各可動爪が
クランプ作用を行うように附勢せしめると共に、前記主
軸を前記各腕の取付け間隔と同じピッチで間欠回転する
ように動力源に連結する一方、前記主軸の上に該主軸と
同芯状でわずかな角度の範囲だけフリー回転するように
円形のカム板を設け、該カム板の周囲に前記ロッドの他
端を対向状に配置すると共に、前記各ロッドが間欠的に
移動方向に向かって前記カム板の周囲の一部分を緩かな
勾配で膨出し、この膨出部のエンド端を急角度でカム板
周面に降下させると共に、この膨出部のエンド端が前記
の一つのロッドの停止位置と一致するように位置決め
し、前記膨出部が前記スプリングの張力に抗してロッド
を押し可動爪を開放させるようにする一方、前記各腕の
両側において前記円板にそれぞれ対の挾持アームをピン
を介して回転自在に支持すると共に、前記機台上に固定
した溝カムに前記各挾持アームの操作腕を係合し、前記
円板が一回転する間に対の挾持アームの開放端が接近す
るように前記溝カムの溝を形成し、さらに対の挾持アー
ムの通過域に結束機構を設置して構成したものである。
(作用) 主軸上端に固定した円板から複数本の腕を放射状に突
き出し、これら各腕の先端にそれぞれクランプ用の可動
爪を開閉自在に支持している。また前記各可動爪一端を
連結したロッドを前記各腕に沿って配置し、該各ロッド
に巻きつけたスプリングの張力で前記各可動爪がクラン
プ作用を行うように附勢している。要するに前記の各可
動爪は通常包装袋をクランプする状態に保たれており、
前記主軸を前記各腕の取り付け間隔と同じピッチで間欠
回転させるようにしているから、円軌道を間欠移動する
各腕および各可動爪の停止位置を袋詰め包装機と対向さ
せることにより、袋詰め包装機が包装製品を解放する位
置にクランプ用可動爪を停止させることができる。
一方、前記主軸の上に設けた円形カム板は前記各腕の
移動方向に向かって周面の一部分を緩かな勾配で膨出し
ているから、この膨出部によってロッドはスプリングの
張力に抗して押されて可動爪を開放する。このため、前
記の可動爪は袋詰め包装機に支持された包装製品の袋口
の前後で開放状に停止する。しかも、前記カム板におけ
る膨出部分のエンド端を急角度でカム板周面に降下させ
ると共に、この膨出部のエンド端が前記ロッドの停止位
置と一致するようにしているから、主軸と一体に間欠回
転するロッドはカム板の膨出部のエンド端に引掛かった
状態で停止する。該ロッドに巻きつけたスプリングによ
ってロッドの端は前記膨出部エンド端に押し付けられて
おり、このためカム板は前記スプリングの圧力でフリー
回転範囲分だけ自動的に逆転し、このためロッドは膨出
部エンド端からカム板の低部分まで落下する。結果的に
ロッド先端の可動爪は閉鎖し袋詰め包装機に支持されて
いる包装製品をクランプする。そして包装製品が袋詰め
包装機から開放されると、該包装製品は可動爪によって
単独に支持されて運搬される。
前記各腕の両側にはそれぞれ対の挾持アームをピンを
介して回転自在に支持すると共にこれら挾持アーム操作
腕を溝カムに係合し、前記円板によって運搬される腕が
一回転する間に、前記溝カムの案内でもって対の挾持ア
ームの開放端が接近するようにしているから、各腕の先
端の可動爪に支持されている包装製品の口部は対の支持
アームの接近によって細く絞られ、挾持アームで細く絞
られた包装製品の口は結束機構の設置域を通過するの
で、包装製品の口にはテープまたは線材で結束が行われ
るのである。
(実施例) 第1図において袋詰め包装機(10)は、円形のロータ
ー(11)の周縁に一対一組とする多数組のクランプアー
ム(12)(12)…を等間隔に設け、各クランプアーム先
端のクリップ(13)(13)で包装袋(100)を挾持でき
るように構成している。前記ローター(11)は軸(14)
を中心にして矢印方向に間欠的に回転し、Aのセクショ
ンで包装袋(100)を真空カップ(15)で支持してクリ
ップ(13)(13)に供給すると、クリップは包装袋を挾
持して矢印の方向に回転しその回転軌道の途中の各セク
ションで包装袋の口を開いて被包装物や味つけ液を充填
したあと、Yセクションで一対のシールバー(16)(1
6)で袋口を熱溶着し、さらにZセクションで包装製品
(100′)を対のクランプアーム(12)(12)から解放
する構成でこうした構成は一般に公知である。
一方、結束装置は円板(20)の上部から3本の腕(2
1)(21)(21)を放射状に突き出し、各腕の両側にそ
れぞれ対の挾持アーム(22)(23)…を設置して構成し
ている。より詳しくには、第2図に示すように機台(2
4)の上面に立設した軸受け(25)に円筒状の主軸(2
6)を回転自在に支持し、該主軸(26)の上端に固定し
た円板(20)の上面に前記各腕(21)を支持したもの
で、これら各腕はその先端に可動爪(35)をピン(30)
を介して枢支し、可動爪の操作レバー(31)に一端を連
結したロッド(32)を前記腕(21)に沿って配置すると
共に、該ロッドに巻きつけたコイルスプリング(33)の
張力をロッドの他端のヘッド(34)に作用させ、該スプ
リング(33)の張力で可動爪(35)が包装製品(10
0′)を常にクランプするように附勢している。
機台内部において原動機とベベル歯車(41)を介して
連結した原動軸(42)と、該原動軸と平行に設けた従動
軸(43)とをゼネバストップ(44)を介して係合し、前
記従動軸に設けた鎖車(45)と前記主軸の下端に設けた
鎖車(46)とをチェーン(47)を介して連結し、ゼネバ
ストップ(44)の作用でもって主軸(26)を120度角ず
つ間欠回転するようにしている。このため第1図におい
て3本の腕(21)(21)(21)は、円板(20)によって
各腕の取り突け間隔と同じピッチで矢印の方向に間欠回
転する。
一方、下端を機台に固定した芯棒(37)を主軸(26)
の中空内に立設し該芯棒(37)の上端に円形の回転規制
板(40)を固定すると共に、該回転規制板の下側におい
て前記芯棒(37)に円形のカム板(38)を回転自在に支
持し、3本のロッドの他端に設けたコロ(39)(39)
(39)を前記のカム板(38)の周面に配置している。ま
た第4図にも示す如くカム板(38)から上方へピン(5
0)を立設し、該ピン(50)を回転規制板(40)の下面
に形成した円弧形の溝(51)内に係合し、前記溝(51)
の長さの範囲だけカム板(38)がフリー回転するように
している。さらに前記のコロ(39)の移動方向に向かっ
て前記カム板(38)の周面一部を緩かな勾配で膨出し、
この膨出部(52)のエンド端(52a)を急角度でカム板
周面に降下させると共に、この膨出部のエンド端(52
a)がコロ(39)の停止位置と一致するように位置決め
している。このため第4図においてコロ(39)が矢印の
方向に移動する場合、コロ(39)はカム坂の膨出部(5
2)によって遠心方向に押し出され、第2図の如く該コ
ロ(39)を備えたロッド(32)の押し出しによって可動
爪(35)は開放する。一つのコロ(39)の停止位置と膨
出部のエンド端(52a)とが一致するように位置決めし
ているので、コロ(39)が停止すると腕内部のスプリン
グ(33)の圧力がコロ(39)を介してカム板のエンド端
(52a)に作用するので、該カム板(38)は第5図に仮
想線で示した矢印の如く逆転しコロ(39)をカム板の周
面まで落下させる。この結果、先端の可動爪(35)は閉
鎖して包装製品(100′)の上縁を挾持する。なお前記
の場合、後位のコロ(39)を回転規制板(40)の下側の
ボスの周面から突き出した退避板(53a)の上に乗り上
げさせてカム板(38)が軽快に逆転するようにし、コロ
(39)が再び移動し出すとコロ(39)を介してスプリン
グ(33)の圧力がカム板の膨出部(52)に作用するの
で、カム板(38)は溝(51)の範囲だけ正転する。そし
て包装製品(100′)は腕(21)に単独に支持され円板
(20)の回転で運搬される。
第1図に示すように腕(21)の両側において円板(2
0)の下側に対の挾持アーム(22)(23)をピン(58)
(58)を介して枢支すると共に、軸受け(25)の上端周
囲に固定した溝カム(59)、つまり第3図に示すような
2本のエンドレス状の溝(55)(56)を溝カムに形成
し、対の挾持アーム(22)(23)のそれぞれの操作腕
(53)(54)を前記両溝(55)(56)に係合している。
そこで主軸(26)によって円板(20)が回転し、該円板
に支持された挾持アームの操作腕(53)(54)が溝(5
5)(56)に沿って走行すると、主軸(26)が一回転す
る間に対の挾持アーム(22)(23)の開放端は接近し、
先端の窪み(57)(57)の間に包装製品(100′)の口
を細く絞り込む(第1図の右斜め下の状態を参照)。前
記の挾持アームの先端の走行域には公知のテープによる
結束機構(60)を設けており、この結束機構(60)に挾
持アーム(22)(23)で細く絞った包装製品(100′)
を通過させることによって、第8図の如く包装製品(10
0′)の首にテープ(61)による結束が行われ対の挾持
アーム(22)(23)が開放することによって結束された
包装製品は下方へ落下する。
なお、第6図の如く対の可動爪(35)(35)のそれぞ
れの内面中央に比較的硬質のゴム材(63)(63)を貼り
付け、包装製品の口の中間をこれらゴム材(63)(63)
で挾持すると共にゴム材の両側のスポンジ(64)(64)
(64)(64)で包装製品を軽く挟むようにすると、第8
図に示す袋口のひだ(64)が美しく仕上げられる。また
第7図における包装製品(100′)の上端(65)は第1
図における袋詰め包装機(10)においてシールされたも
のであるが、同図に示すように結束機構(60)の前位に
シール材(66)(67)を設けて第7図の如く袋口の下側
にシール(68)を施すと、第8図におけるテープ(61)
より上に袋内の液体が上がらずに美しい。
(効果) 本発明は主軸(26)の上端の円板(20)から複数本の
腕(21)…を放射状に突き出し、これら各腕の先端にク
ランプ用の可動爪(35)を設ける一方、前記主軸の上部
にわずかの角度だけ遊転するようにカム板(38)を設
け、主軸によって円板を回転させると前記カム板(38)
によって可動爪が作動して包装製品をクランプすること
ができるもので、この可動爪が包装製品をクランプする
箇所を回転式の袋詰め包装機が包装製品を開放する箇所
に合わせて本発明の装置を設置すると、各腕で包装製品
を釣り下げ状に支持して円軌道で運搬することができ、
且つ包装製品を円軌道で運搬する途中で包装製品の口を
細く絞り結束することができる。従って、対の挾持アー
ムで直接包装製品を挟むように袋詰め包装機から包装製
品を受け渡しするようにしたものに比べると、袋内部の
商品の重量に関係なく各袋の決められた箇所を一定に結
束できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す平面図、第2図は前図の
II−II線矢視図、第3図は前図のIII−III線矢視図、第
4図は第2図におけるIV−IV線矢視図、第5図は前図の
作用説明図、第6図はシール部分の説明図、第7図及び
第8図は包装製品の説明図である。 (10)……袋詰め包装機,(11)……ローター,(12)
……アーム,(20)……円板,(21)……腕,(22)
(23)……挾持アーム,(26)……主軸,(32)……ロ
ッド,(33)……コイルスプリング,(35)……可動
爪,(37)……芯棒,(38)……カム板,(40)……回
転規制板,(52)……膨出部,(52a)……エンド端,
(53)(54)……操作腕,(55)(56)……溝,(59)
……溝カム,(60)……結束機構,(61)……テープ,
(100)……包装袋,

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機台に垂直に支持した主軸上端に固定した
    円板上面から複数本の腕を放射状に突き出し、前記各腕
    の先端にそれぞれクランプ用の可動爪を配置すると共
    に、前記各可動爪に一端を連結したロッドをそれぞれ前
    記各腕に沿って配置し、該各ロッドに巻きつけたスプリ
    ングの張力で前記各可動爪がクランプ作用を行うように
    附勢せしめると共に、前記主軸を前記各腕の取付け間隔
    と同じピッチで間欠回転するように動力源に連結する一
    方、前記主軸の上に該主軸と同芯状でわずかな角度の範
    囲だけフリー回転するように円形のカム板を設け、該カ
    ム板の周囲に前記ロッドの他端を対向状に配置すると共
    に、前記各ロッドが間欠的に移動方向に向かって前記カ
    ム板の周囲の一部分を緩かな勾配で膨出し、この膨出部
    のエンド端を急角度でカム板周面に降下させると共に、
    この膨出部のエンド端が前記の一つのロッドの停止位置
    と一致するように位置決めし、前記膨出部が前記スプリ
    ングの張力に抗してロッドを押し可動爪を開放させるよ
    うにする一方前記各腕の両側において前記円板にそれぞ
    れ対の挾持アームをピンを介して回転自在に支持すると
    共に、前記機台上に固定した溝カムに前記各挾持アーム
    の操作腕を係合し、前記円板が一回転する間に対の挾持
    アームの開放端が接近するように前記溝カムの溝を形成
    し、さらに対の挾持アームの通過域に結束機構を設置し
    てなるロータリー式の袋口結束装置。
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CN1308186C (zh) * 2002-01-25 2007-04-04 株式会社吴羽 填充包装装置、方法及包装体及包装物
KR100832548B1 (ko) * 2006-10-18 2008-05-26 세진테크 주식회사 로터리 포장기용 그립퍼 어셈블리
CN110203488B (zh) * 2019-05-31 2024-02-20 浙江名博机械有限公司 一种新型转盘式食品袋转运装置

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