JPS599403B2 - 荷体の包装方法ならびに包装装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に包装方法および包装装置に係り、特に各
包装体が伸張された材料のウエブで包まれた荷体からな
るような多数の成分を有する一体化包装体をつくるため
の方法および装置に関する。

ケース包装または箱詰めは多数の単位製品を出荷するた
めの通常の方法である。多数の単位製品は一般に段ボ・
−ル箱中に積載されるかまたはクラフト紙の一端を糊止
めもしくはテープ止めしてクラフト紙によ゛つて包装さ
れる。このような製品を出荷する別の方法では製品のま
わりに熱収縮性のスリーブまたはカバーをかぶせて収縮
させることにより一体化された包装体が形成される。熱
収縮性フイルムの使用は米国特許第３，７９３，７９８
号、３，６２６，６５４号、３，５９０，５４９号およ
び３，５１４，９２０号中に記載されている。このよう
な従来技術についての考察は米国特許第３，８６７，８
０６号中においてなされている。

本発明は効果的なシールの不可能な重ね合わせ材料によ
つて多数の個々の製品を一つの包装体に一体化する簡単
で信頼性の高いそして費用のかからない方法を提供する
。本発明の方法および装置を製品を段ボール箱中に詰込
むのに現在用いられている他の装置および方法、ならび
に段ボール箱自体のコストと比戟すると、本発明は著し
いコストの節減を示す。

本発明によるコストはクラフト紙包装によるものに匹敵
するが、クラフト包装によつては不可能なはるかに丈夫
でかつ良好な一体化包装体を得ることができる。これら
の事項に加えて、本発明では伸張ネツト材料、伸張メツ
シユ材料または伸張フイルムの圧潰ウエブを用いること
ができ、それによつてクラフト紙または段ボール包装に
よつて得られない製品の透視性ならびに荷体を「呼吸」
させる望ましい特色が得られる。この特色は生鮮製品の
包装および出荷の際に特に好ましいものである。さらに
、本発明によれば、大きな包装速度と包装の信頼性が得
られ、かつ製品の包装に必要なエネルギーが少なくて済
むことからエネルギーの節減がなされる。収縮性でかつ
非粘着性の伸張フイルムの包装における基本的な問題は
包装の強度および信頼性が主としてシールの総合的な品
質によつて左右されることである。

これらのシールの良否はシール用把持具の厳密な保守に
かかつているが、いずれにしてもシール部がフイルム自
体と同程度の強度になることはあり得ない。シールの形
成に必要な時間がほとんどの収縮包装装置の速度を制限
する要因となり、またたとえば伸張ネツトのような伸縮
性材料については加熱シールができないという別の問題
もある。本発明では構造的なシールを必要とせず、した
がつて任意の種類の伸縮性材料を用いることができる。

本発明はベミス・バツグ（ＢｅｍｉｓＢａｇ袢土によつ
て製造されているような市場で「伸縮性ネツト」として
知られている伸縮可能なプラスチツク性のネツト材料を
用いるようになされているが、ＰＶＣまたは低密度もし
くは高密度ポリエチレンのようなその他の伸縮可能なフ
イルムウエブを用いることもできる。本発明においては
、その装置は材料の前端部から形成されているロープを
後端部から形成されるロープに結合させ、一方荷体を荷
体包装材料の引きつづく先端から切り離すための機械的
な絞り装置を使用する。らせん状巻付け包装機械は当該
技術分野で広く知られている。

このような一つの装置は米国特許第３，８６３，４２５
号によつて示されており、この装置中ではフイルムはロ
ールから案内されて円筒状の荷体のまわりにらせん形状
に巻付けられる。移動台がフイルムロールを荷体の表面
に対して隣接するように駆動して荷体のまわりに重なり
合つたらせん状の巻付部分を施し、次いで反対方向に復
帰しながら別のらせん状の巻付部分を荷体のまわりに施
す。他のらせん状巻付け包装装置は米国特許第３，８５
７，４８６号、３，７８８，１９９号、３，５９０，０
７７号、３，４１２，５２４号、３，１９１，２８９号
および２，７１６，３１５号中に記載されている。前記
の特許では、巻付け包装の外層の固定位置での保持は熱
収縮性材料、接着剤、加熱シールまたはフイルムの粘着
性によつて行なつている。本明細書中に記載する回動可
能なクランプ機構は米国特許４，０７７，１７９号中に
開示されている。材料を巻付け包装するための各種機構
の使用は多くの特許に記載されている。米国特許第３，
００３，９２７号中では、テープを箱上に位置させてこ
れを切断し、この工程を夫々の箱について反復させるた
めの複雑な切断および保持機構が用いられている。テー
プに接着剤を用いてこれを包装体に装着させることは前
記の方法における動作の一部となつている。このような
接着を施さないと、この方法は一層、多層またはらせん
形状のいずれの場合でもその機能を果さない。本発明に
おける結着、クランプおよび切断機構の独特な構成およ
び動作によれば、装置を作動させるためにフイルムの接
着ないしは加熱は必要ではない。米国特許第２，０８８
，１３３号には反転巻付ワイヤ結着機械が開示されてい
る。この引例中においては、把持機構が包装される荷体
に対して帯状材料を適所に保持し、そして回動可能なリ
ング駆動機構が帯状材料が荷体に一回以上巻きつくまで
材料を荷体のまわりに回動させそして把持機構の上方に
通過させる。帯状材料の前縁部を下層の帯状材料から分
離するために分離スライド部材が用いられ、また第二の
把持機構がこの分離された帯状材料に取付けられる。

加熱シール機構が巻付けられた帯状材料層をその下層の
帯状材料に対して溶着し、そして切断機構が第二の把持
機構によつて保持されている帯状材料の前縁部を切断し
、この部分が引きつづく巻付け部分の後縁部となる。帯
状材料が切断されると、リング駆動機構が次の荷体につ
いて反対方向に回動され種々の把持および切断機構が同
様にして動作する。巻付け包装のための回転駆動に固有
なさらに別の重要な記載は、米国特許第３，８２０，４
５１号、３，３３１，３１２号、３，３２４，７８９号
、３，３０９，８３９号、３，２０７，０６０号、２，
７４３，５６２号、２，６３０，７５１号、２，３３０
，６２９号、２，０５４，６０３号および２，１２４，
７７０号中に開示されている。

包装におけるその他の応用は、米国特許第３，５１４，
９２０号および３，７９３，７９８号中に示されており
、これらの特許では熱収縮性のフイルムが多数のカート
ンを載持するパレツトのまわりに巻付けられる。

緊伸された粘着性フイルムを用いる同様な全ウエブ装置
は米国特許第３，９８６，６１１号中に示されており、
また粘着性のＰＶＣフイルムを用いる他の装置が米国特
許第３，７９５，０８６号中に開示されている。本明細
書中に記載されている機械的なウエブ絞り装置はアトロ
（ＡＴＲＯ）社によつて製作されている型式１および型
式Ｃのような一般的な「ホックリンク」式の装置である
。

米国特許第２，１２４，７７０号には隣接するロープ索
条を固定させるためのクリツプ機構を備えた巻付包装装
置が開示されている。

この荷体包装機械はまず所定の長さのロープ等を包装体
あるいは荷体のまわりに巻付け、これをその両端部を重
ね合せて緊張し、これら重なり合わされた端部のまわり
に一つまたはそれ以上の金属クリツプを施して締付けて
それらを永久的に結合させ、最後にロープをシール部の
外側で切断しそれによつて荷体を解放するように自動的
に動作できるようになされている。この機械には一対の
グリツパが用いられており、一方のグリツパは巻付包装
動作中においてロープの始端を把持および保持し、他方
のグリツパはクリツプ付着動作のために前記始端の近傍
に移動されたロープの部分と係合してこれを把持および
保持する。これらのロープグリツパはグリツパ圧カフツ
クの内方把持圧力に抗して外方に突出する水平に設けら
れたプランジヤを備えている。フツクが内方に引き込む
際にそれらは上枠の端部に取付けられたカツタ一板の鋭
い切断面に対してロープを引寄せる。クリツプの取付後
、口ーブはクリツプの外側で切断されて荷体を解放し、
この間一方のグリツパは供給側から導かれるロープの端
部を保持している状態にあつて反対の方向に行なわれる
引きつづく巻付け包装動作のために備えている。本発明
では熱収縮包装に比較して材料の機械的な伸張の強度が
より良好に利用されるので、その好ましい具体例におい
ては伸縮性プラスチツク材料が使用され、したがつて製
品の通気が必要であるかまたは加熱が不可能であるよう
な荷体について用いることができる。

材料またはフイルムの弾性は、特に包装状態で緊縮また
は弛緩するような製品については熱収縮包装およびクラ
フト包装のいづれよりも大きな張力で製品を保持する。
伸縮性材料を包装体への巻付けに利用するために種々の
装置および方法が本発明の発明者等によつて開発された
。このような装置および方法は米国特許第３，８６７，
８０６号、４，０５０，２２０号、４，０７７，１７９
号および４，０７９，５６５号中に開示されている。本
発明においては、その装置が種々の材料の任意の大きさ
の荷体を扱うようになされているので、このような任意
の大きさの単位を扱う際に変更を必要としない点で従来
技術よりも優れた別の利点が得られる。

さらに、この装置によれば、荷体を任意の所望の速度で
任意の時点において包装できるように実質的に連続した
包装動作が得られる。さらに、本発明においては熱トン
ネルが不要であるために電力消費量が熱収縮装置に比較
して著しく小さく、また非粘着性包装に用いられる通常
の加熱シールの省略によつて動作の高速化が可能である
ために著しい経済的な利点が存在する。さらに、本発明
によれば加熱シールの必要がなくなつているのでより多
数の製品を処理することができる。またネツト材料につ
いては把持面がないので接着剤が効果的に機能しないこ
とも考慮せねばならない。本発明では構成が簡単なため
にその包装装置の安定性が大きく、装置を維持する上で
の保守作業が少な・くて済みこれに対応して組立分解時
間も減少する。本発明の装置の構成から得られる別の望
ましい特色はこの装置が大きな床面積を必要としないこ
とである。本発明は一般に加熱シールされない重ね合わ
された巻付け部分を有するらせん状に巻付包装された一
体化包装体をつくるための方法および装置に関する。

この装置においては、夫々が多数の単位荷体を含む一連
の荷体がらせん巻付け包装装置に隣接したターンテーブ
ル上に一つづつ供給される。供給装置からの材料の前縁
部はターンテーブルンの把持機構によつて保持され、こ
のターンテーブルは荷体のまわりへの巻付け時に伸張さ
れる材料によつて荷体を巻付け包装するように回転され
る。

この材料は荷体のまわりｌこらせん状に巻付けられ次い
でロープ状の形態になされ、把持されている ｊ前記前
縁部に隣接して移動され、ここでこの把持された前縁部
に対して結着される。把持機構は材料を解放し、材料は
その当初の状態に戻ろうとする材料の記憶によつて包装
された荷体に対して移動される。把持機構は材料を次の
動作のために把持し、この時点で切断機構が材料を把持
機構と荷体との間で切断し、包装された荷体はターンテ
ーブルから運び出される。本発明の前記の目的および動
作は以下の本発明の好ましい実施例についての図面の説
明ならびに詳細な説明によつてさらに容易に把握される
。

第１図ないし第９Ａ図には本発明実施例のらせん状巻付
包装および結着装置２０がより明確に示されており、そ
の装置および各部分の動作の概略は第１０図ないし第１
５図に示してある。包装および結着装置２０は基台２３
上に設けられた直立するフレーム２２を備えている。

フレーム２２にはフレームに沿つて移動するようにプラ
テン機構２４が取付けられている。プラテン機構はフレ
ームに対して移動可能に取付けられた支持構造部材２６
およびこの支持構造部材２６に対して移動可能に取付け
られたブラテン２８からなる。基台２３には空気シリン
ダ３０が取付けられており、そのピストンロツド３２は
ブラケツトおよびピン組立体３４によつてプラテンの支
持構造部材２６に対して取付けられている。したがつて
、ブラテン２４は荷体の包装段階の間、作業員によつて
手動的または自動制御によつて上下に移動可能である。
プラテンには荷体２００の上面に係合するようになされ
た可撓性の下面２９が設けられており、この荷体はパレ
ツト２０４上に積載された多数の単位部分２０′２から
なつている。プラテンの下面２９は荷体２００が動力コ
ンベア２０６でターンテーブル２０８上に移動された後
にこの荷体２００の上面に下降される。ターンテーブル
２０８が回転すると、プラテン２８はプラテン組立体２
４の軸受２７中で回動し、材料のらせん状包装が荷体２
００のまわりに巻付けられて伸張される際に各単位荷体
を荷体２００フの適所に保持する。

プラテンは単位荷体２０２に対して伸縮ネツト材料が荷
体のまわりに巻付けられる際にこれら単位荷体２０２が
荷体２００からずれたり、引き出されたりしないような
力を及ぼす。フイルムロールの支持体または移動台４０
がフレーム２２に対して移動可能に取付けられている。

このフイルムロールの移動台４０は台板４２とこの台板
４２上に取付けられたフイルムロールの回転軸あるいは
垂直保持部材４４とを備えている。回転軸４４は一様な
ウエブ材料またはネツト材料からなるフイルムのロール
を保持している。このフイルムロールの移動台４０はフ
レーム２２中のガイドまたは軌条中に取付けることがで
き、好ましくはラツクーピニオン駆動機構で駆動される
が、本発明においてはねじその他の公知の１駆動機構を
用いることももとより可能である。フレーム２２には駆
動モータ４６が取付けられており、この移動台４０の移
動に必要な駆動力を供給する。フイルムロールはフイル
ム材料を制動作用下においてフイルムが荷体２００のま
わりに巻付けられる際にそれを伸張させる磁気粒子ブレ
ーキ３６の作用によつて拘束されている。この拘束力は
第１図に示すようなロール３８を用いてこれをフイルム
ロールの外側に係合させかつ一定の力をフイルムロール
に加えてフイルムがロールから出る際にこれを均一に伸
張させることによつて好ましく加えられる。本明細書中
ではフイルム、フイルム材料およびネツトの用語は相互
に随時置換えて用いられている。

ネツト２２４は５それがネツトロール１２４から出る際
にブレーキ３６で伸張されロープ形成機構５０中を通過
される。第７図および第８図に詳細に示すロープ形成機
構５０はフレーム２２に対して固定された支持板５２お
よび回動支持棒５４からなり、回動支持棒５４の一端は
支持板５２に対して回動可能に取付けられまた他端はウ
エブ絞り部材５６に固着されている。ウエブ絞り部材５
６は長方形の孔５７を含む長方形の棒である。

この長方形孔５７の長さは荷体の包装に用いられる材料
のウエブ２２４の幅よりも大きくかつ、この長方形孔の
幅はウエブの厚さよりも大きくそして、好ましくは、第
８図に詳示するようにこの絞り部材５６が回動した際に
ウエブ材料２２４が絞られて長方形孔５７の幅にほぼ等
しいかまたはより小さな直径のロープ２２６となるよう
に集束されまたはロープ化される際のウエブの厚さに対
応するような幅である。空気作動シリンダ５８が支持板
５２またはフレーム２２に対して取付けられており、そ
のピストンロツドの端部５９は駆動棒６０に回動可能に
取付けられ、この駆動棒はさらに回動支持棒５４に対し
て固着されている。

シリンダ５８は通常の流体の循環によつて付勢されて回
動支持棒５４を移動させ、したがつて回動支持棒５４は
ウエブ絞り部材５６を取付けた枢着点５５のまわりでほ
ぼ９００の円弧により上方または下方に回動し、それに
よつて長方形の絞り部材５６が床面と平行になつたとき
は材料ウエブ２２４をロープ２２６の形状になし、また
ウエブ絞り部材５６が床面に対してほぼ直角になつたと
きにはウエブ２２４を広がつた状態で絞り部材５６中に
自由に通過させる。第３図ないし第６図に詳細に示すよ
うに、材料ウエブ２２４はロープ状になされた状態のと
きにはターンテーブル２０８の縁部に取付けられた把持
機構７０中を通過する。この把持機構７０は静止アーム
機構７２と回動空気シリンダ７８によつて回動される軸
７６に取付けられた回動把持機構７４とからなる。

静止アーム機構７２はターンテーブル２０８に取付けら
れた支持プロツク８０、支持プロツク８０に固着された
シート支持部材８２および支持プロツク８０に固着され
たシリンダ支持組立体８４からなる。

この支持プロツク８０の後部８５は空気シリンダ７８に
固着されており、またその前部８６は固定的な座支持部
材８２に固着されている。座支持部材８２はＵ一字形状
の座８８を備えており、ゴムその他の適宜な弾性部材か
らなる弾性摩擦部材９０が前記座８８中に固着されてこ
の座８８の脚１００および１０８の上方に延出し回動把
持機構７４の把持アーム９８と係合するようになされて
いる。この回動把持機構７４は偏心形状の材料案内部材
９２を備えており、この案内部材９２には該部材が窒気
シリンダ７８のまわりを自由に回動できるように空気シ
リンダ７８をとりかこむ適当な直径の円孔９４が形成さ
れている。材料案内部材９２の外周縁部からは曲面状の
ノツチ９６が装置の結着および切断動作の間にロープ状
の材料がこのノツチ９６に入つて案内されるような適当
な距離で内方に対して切り込まれている。把持アーム９
８はスペーサ棒１１０に固着されこのスペーサ棒はさら
に材料案内部材９２に固着されている。把持アーム９８
には弾性摩擦部材９０と係合するための接触面を形成す
るほぼＬ−字形の曲面をなす切り取り部分１０２が設け
られている。この部分１０２のＬ一字形断面構造は弾性
摩擦部材９０と係合してロープ状材料をそれらの間に保
持するようになされた平面１０４を有している。８Ｌ１
字型構造の外方に突出する脚部１０６は前記座８８の脚
部１０８に隣接して位置し、伸張された材料を巻付け包
装された包装体から最小の延長角度で係合するようにな
されている。

切断機構１２０および結着機構１４０はこれら機構を切
断および結着工程のために材料の移送径路に移動させる
可動アーム１１２に対して固着されている。ア・−ム１
１２は支持構造部材１１４に対して回動可能に取付けら
れておりかつフレーム１２２に対しＣ固着された空気シ
リンダ１１６によつて駆動される。このシリンダ１１６
のピストンアーム１１７の端部は前記アーム１１２およ
びこれと連動する切断および結着機構１２０および１４
０を材料径路中に駆動してこれらの機構が夫夫所定の動
作を行ない得るようにする。この横方向アーム１１２に
対して垂直方向のアーム１１８が取付けられ゛Ｃおり、
このアーム１１８は結着機構１４０とア・−ム頂部に取
付けられた支持構造部材１１９とを保持しかつ切断機構
１２０を支持している。切断機構１２０は直立支持板１
２２およびこの支持板１２２に固着された横方向腕木１
２４とこの支持板１２２に取付けられたピストン１２６
とからなる。このピストン１２６からはピストンアーム
１２７が延設され、その端部は切断刃１２８に結合され
ている。切断刃１２８は截断ケースまたはハウジング１
３０中を往復動するように位置し、このハウジング１３
０は横方向アーム１１２の端部に固着されている。截断
ケース１３０はその一方の側に内方に傾斜して切り込ま
れたノツチ１３３を有する板状の構造部材からなり、こ
のノツチ１３３はロープ状の材料を受容してこれをノツ
チの中心部１３４に向わせるようになされている。ロー
プ状の材料がこの切断ノツチ１３４中に保持されたとき
に切断刃１２８が往復作動してこのロープ状材料に当接
し、これを切りはなすことによつて切断がなされる。ア
トロ（ＡＴＲＯ）社製のＩ型およびＣ型のような一般的
なホツグリンガ装置１４２がアーム１１９の下部に取付
けられている。

ステープルまたはホックリンクを機構中に供給するよう
にマガジン１４４が機構から垂直に延出されている。こ
のような一般的なホツグリンガ装置の動作においては、
ホックリンクの鋭い先端部が互いに結着される材料に係
合し、そしてこのリングの先端部に保持された材料のま
わりにリングまたはステープルが駆動されこれら被結着
物のまわりでリングまたはステープルを曲げることによ
つて材料のまわりに固着される。このようにして、ステ
ープルを双方のロープ材料のまわりに通しそして材料の
まわりでのステープルの圧縮またはステープルあるいは
リングの屈曲によりこれらの材料を相互に固着または結
着するホックリンクの動作によつて、並べて配置された
二つのロープ状のウエブ層が互いに固着される。装置の
かかる動作の概略を第１０図ないし第１４図に示してあ
る。

第１０図では、長方形ウエブ機構が９０てだけ円弧回動
されていてウエブがロープ状に集束されているのでフイ
ルムはロープとして示されており（第８図参照）、この
ロープは次いで把持機構７０中に保持される。この時点
では材料ウエブに張力がほとんどまたは全くかからない
ように材料ブレーキ３６に加えられる電圧は零である。
材料ロールについてブレーキ３６が作動しない約１秒の
間にターンテーブル２０８がその連動する把持機構と共
に約１／４回転だけ回動する。この段階では、ロール移
動台４０の動きが約１秒遅らされロープ形成機構（ロー
プ絞り部材５６等）は約１秒ロープ形成位置にとどまつ
ている。この時間が過ぎると、ロール移動台４０が始動
して材料ウエブを支持するフレームを上方に移動させ、
ブレーキ３６は１００％張力設定状態になつて材料が荷
体２００の回動によつて材料ロールから引き出される際
に材料を伸張させる。これと同時に、ロープ形成機構が
空気シリンダ５８の作動によつて９００だけ上方に円弧
回動され、それによつて材料ウエブがその全幅まで広が
る。次いで装置は少なくとも一回の上下動工程で荷体２
００に対して巻付包装を行ない、そして下降工程の最下
点で荷体のまわりの回転数を通常のボトムカウンタで計
数する。このボトムカウンタは公知の電子回路、ターン
テーブルの回動による機械的な計測器またはその他の任
意の適当な機構でよい。ターンテーブル２０８が元の位
置に復帰する約半回転前に、ブレーキ３６の張力設定値
が最初の全張力設定値の５０％に減少され、そしてロー
プ形成機構は下方に回動して材料ウエブ２２４をロープ
状態に集束または集合させる。ターンテーブル２０８は
元の位置で停止され、この時点でブレーキ３６の設定値
が最初の全張力設定値の３０％に減少され、そして結合
アーム１１２が把持機構７０に対して駆動されてロープ
後端部をロープの先端部に重ね合わせる。この時点で結
着機構１４０が把持部の間に挿入されて二つのロープ部
分を互いにリングによつて係合させる。結着がなされる
と、把持機構７０は開放されそしてロープ形成機構が上
昇されて、結着されたリング付のロープ部分が荷体２０
０と切断装置１２０との間のノいずれかの位置における
最初の記憶位置に移動できるようにいく分かの長さのゆ
るみが与えられる。次いで把持機構７０が閉じられてロ
ープ部分の後端を把持し、ロープ部分は複動カツタによ
つて把持機構７０の荷体側で切断され、材料ロールから
ｉのネツトあるいはフイルムまたはその他の材料が完全
に切断される。次いで結合アーム１１２がその最初の位
置に回動復帰され、包装された荷体２００は動力コンベ
ア２０６によつてターンテーブル２０８から搬出され新
たな未包装の荷体がタフーンテーブル上におかれて包装
動作が開始される。本発明における包装動作の順序をウ
エブがロープ状態または広がつた状態にあるものとして
示したが、より幅の広いロープ形成機構を用いれば材料
ウエブが部分的に絞られることは明らかであろ５う。し
たがつて、ウエブは荷体のまわりに巻付けられる際に部
分的に絞られてもよく、または使用されるウエブ材料お
よび包装される荷体の性質に応じて、部分的に絞りかつ
広げられてもよい。部分的に絞られたウエブは部分的に
絞られたウエブＯを別の部分と係合させてウエブをさら
にロープ形状に絞ることによつてロープ状にすることが
できる。巻付け包装過程の各工程の順序は本発明の範囲
内で入れ替えることができる。

さらｉこ、これらの工程は別の工程と等価に入れ替える
こともできる。前記の記載においては本発明を好ましい
特定の実施例について説明したが、ここで示されている
具体的な詳細は単に例として与えられたものであり、本
発明はその要旨とする範囲内においてその他の態様で実
施することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の荷体包装および結着装置の側面図、第
２図は第１図示の装置の上面図、第３図は本発明の把持
機構および結着機構を一部断面として示す拡大上面図、
第４図は第３図示の把持機構を回転時の位置を点線で示
した側面図、第５図は本発明の把持機構を開放位置で示
す拡大斜視図、第６図は本発明装置の把持機構を閉鎖位
置で示す側面図、第７図は本発明装置のウエブ幅調整機
構をウエブがその全幅に広がつた位置で示す部分斜視図
、第８図は前記ウエブ幅調整機構をこの機構がウエブを
ロープ状に圧潰するように回転した状態で示す部分斜視
図、第９図は本発明装置の切断機構および結着機構を一
部断面として示す拡大側面図、第９ａ図はカツタ機構ハ
ウジングの側面図、第１０図は荷体の包装に先立つてロ
ープ状に形成されかつ把持機構中で保持された材料の概
略平面図、第１１図はターンテーブルが約１／４回転し
た際の第１０図に引きつづいて示される荷体の概略平面
図、第１２図はロール移動台が荷体を始動させそしてウ
エブがその全幅まで広がつた際の第１１図に引きつづい
て示される装置の概略平面図、第１３図はロープ形状に
なされたウエブの前縁部にロープ形状になされたウエブ
を重ね合わせるために進入された結合カツタハウジング
を示す第１２図に引きつづいて示される装置の概略平面
図、第１４図は把持機構が開放して結着されたロープウ
エブを荷台と切断機構との間の材料の記憶位置に移動可
能にする第１３図に引きつづいて示される装置の概略平
面図、そして第１５図はロープウエブ後端部が再度把持
されかつ結着部分が切断されて包装された荷体がターン
テーブルから搬出されかつ新しい荷体が包装のためにタ
ーンテーブルに搬入されるようになつた第１４図に引き
つづいて示される装置の概略平面図である。 ２２・・・・・・フレーム、３６・・・・・・ブレーキ
、４０・・・・・弔一ル移動台、４６・・・・・・窒気
シリンダ、５０・・・・・・ロープ形成装置、７０・・
・・・・ターンテーブル把持機構、１２０・・・・・・
切断機構、１４０・・・・・・結着機構、２０８・・・
・・・ターンテーブル。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 多数の単位荷体からなる荷体のまわりに伸縮性材料
   のウェブをらせん状に巻付けることからなる荷体の包装
   方法において、（ａ）前記伸縮性材料のロールを供給装
   置に配置し、（ｂ）前記材料のウェブの前端を前記ロー
   ルから引出しそして前記ウェブの前端を元のウェブの幅
   よりも小さな幅のロープ状の形状部に形成し、（ｃ）前
   記伸縮性材料の前端のロープ状端部を多数の単位荷体か
   らなる荷体に隣接させて保持し、（ｄ）前記伸縮性材料
   を前記ロールから引出し、（ｅ）前記材料のウェブが広
   がつたウェブ形状を呈するように前記ロールから引出さ
   れる際ロープ形状から材料のウェブを広げ、（ｆ）前記
   材料をそれが前記ロールから前記荷体へ供給される際に
   伸張させ、（ｇ）前記材料を前記荷体の回転軸方向に沿
   つて一方向に移動させて前記荷体上に伸張された材料の
   多数の巻付け部分を形成し、（ｈ）前記材料の前記移動
   の方向を反転して前記荷体上に前記多数の第一の材料の
   伸縮した巻付け部分に多数の第二の伸縮した巻付け部分
   を供給し、（ｉ）広がつた幅のウェブを第２のロープ状
   に変化させ、（ｊ）この第二のロープ状の形状部を前記
   第一のロープ状の形状部に隣接して位置させ、（ｋ）前
   記第一のロープ状の形状部を前記第二のロープ状の形状
   部に固着し、そして（ｌ）前記第二のロープ状の形状部
   を前記伸縮性材料のロールから切断する工程を含むこと
   を特徴とする前記荷体の包装方法。 ２ 前記材料ウェブがそのロープ形状においてその最初
   のウェブ幅の５０％以下の幅を有していることを特徴と
   する前記特許請求の範囲第１項記載の荷体の包装方法。 ３ 前記伸縮性材料がプラスチック製ネット材料である
   ことを特徴とする前記特許請求の範囲第２項記載の荷体
   の包装方法。 ４ 前記伸縮性材料がプラスチックフィルム材料である
   ことを特徴とする前記特許請求の範囲第１項記載の包装
   方法。 ５ 前記プラスチックフィルムがポリエチレンであるこ
   とを特徴とする前記特許請求の範囲第４項記載の包装方
   法。 ６ 前記フィルムがポリ塩化ビニルであることを特徴と
   する前記特許請求の範囲第４項記載の包装方法。 ７ 前記フィルム材料が高密度ポリエチレンであること
   を特徴とする前記特許請求の範囲第４項記載の包装方法
   。 ８ 前記固着工程が前記第一および第二のロープ状部分
   をこれら部分を実質的にとりかこむ材料片によつて相互
   いに結着させることからなる前記特許請求の範囲第１項
   記載の荷体の包装方法。 ９ フレームと、前記フレームに移動可能に取付けられ
   かつ伸縮性材料のロールを保持して回転させるようにな
   された移動台と、前記フレームに隣接して位置されかつ
   荷体を支持するようになされたターンテーブルと、前記
   ターンテーブルに結合されかつ前記ターンテーブルおよ
   びその上に載置された荷体を共に回転させて、前記移動
   台に保持された材料ロールから引き出される伸縮性材料
   のウェブを前記荷体上に重なり合せるようになされた駆
   動機構と、前記移動台に結合されかつ前記材料ロールか
   らの前記材料のウェブの動きを拘束してこの材料が前記
   荷体に対して移送される際にこの材料を伸張するように
   なされた伸張機構と、前記荷体上に前記材料の多数の重
   なり合わされた層を設けて包装を形成するように前記移
   動台を前記フレームに沿つて往復駆動させ、この場合前
   記移動台をフレームに沿つて一方の方向へ駆動して荷体
   に対する一つの巻付部分を形成させかつこの荷体への巻
   付けを継続しながら反対の方向へ復帰させるようになさ
   れた駆動機構と、前記材料の移送径路に隣接して取付け
   られかつ前記材料ウェブに係合して前記フィルムウェブ
   をロープ形状に形成するようになされたロープ形成機構
   と、前記ターンテーブルに取付けられかつ伸張された材
   料ウェブが前記荷体のまわりに巻付けられている間に前
   記材料ウェブを把持してこのウェブを固定位置に保持す
   るための把持機構と、前記フレームに取付けられ前記把
   持機構中の保持された材料ウェブに隣接するロープ形状
   ウェブを運ぶ移動可能組立体と、前記フレームに対して
   取付けられかつ前記隣接する材料ウェブのまわりに結着
   部材を位置させてこれらウェブを互いに保持させるため
   の機構からなる固着機構と、前記材料ウェブを前記材料
   ロールの供給装置から切り離すための切断機構とを備え
   ていることを特徴とする包装装置。 １０ 前記固着装置が前記フィルムウェブの移送径路に
   隣接して動作するように位置されたホツグリンガ装置か
   らなることを特徴とする前記特許請求の範囲第９項記載
   の包装装置。 １１ 前記切断装置が前記固着装置に取付けられた滑動
   可能なナイフ組立体からなり、このナイフ組立体は材料
   ウェブを切断領域に案内するようになされたテーパ状ノ
   ッチをその中に形成する切断ハウジングとこの切断ハウ
   ジング中で往復動するように取付けられた滑動可能なナ
   イフとを備え、このナイフはナイフを前記切断ノッチを
   通して駆動しこの切断ノッチ中に保持されている材料を
   切断させるピストン機構によつて作動されるようになさ
   れていることを特徴とする前記特許請求の範囲第９項記
   載の包装装置。 １２ 前記把持機構が前記ターンテーブルに取付けられ
   た固定部材と、この固定部材に取付けられた回動空気シ
   リンダと、この回動空気シリンダに取付けられかつこの
   シリンダによつて回動駆動されて、前記固定部材と把持
   位置で係合するようになされた回動可能な把持組立体か
   らなることを特徴とする前記特許請求の範囲第９項記載
   の包装装置。