JP2587700B2 - 高嵩密度粒状洗剤組成物 - Google Patents

高嵩密度粒状洗剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、洗浄と同時に繊維に柔軟性を付与すること
ができる高嵩密度粒状洗剤組成物に関する。
従来の技術 家庭において衣類を洗浄して柔軟性を付与する場合、
洗剤で洗浄した後に多量の水で洗剤成分を濯ぎ落とし、
その後に第4級アンモニウム塩等のカチオン界面活性剤
を主成分とする柔軟仕上げ剤を添加して処理する方法が
採られていた。
これは、カチオン界面活性剤が柔軟仕上げ効果や帯電
防止効果に優れているものの、洗剤と共に用いた場合に
充分な柔軟効果を与えることができないためである。こ
の原因は、カチオン界面活性剤が洗剤の主成分であるア
ニオン界面活性剤と反応して水不溶性の複合体となった
り、アニオン界面活性剤により分散安定化されて、衣類
に吸着されにくくなるためである。
しかしながら、洗濯と柔軟仕上げとを別々に行なうこ
とは余分の時間と手間を要するものであり、消費者から
洗浄と柔軟仕上げとを兼ね備えた洗剤が要望されてい
る。
一方、ベントナイトが木綿布に対して柔軟付与効果を
持つことも知られており、水酸基価25以上のベントナイ
トを用いることにより柔軟付与効果を向上できることが
報告されている(特開昭56−72094号公報)。
また、従来の衣料用洗剤は、組成物中に洗剤性能には
ほとんど寄与しない増量剤(通常は芒硝が用いられる)
を添加し、かつこれを噴霧乾燥等により嵩密度0.3g/cc
程度のビーズ状中空粒子として製造していた。
しかし、このような洗剤は比重が軽く活性剤濃度も低
いため、輸送コストがかさむ上、保管・陳列にもかなり
のスペースが必要であり、さらに一般家庭においても置
き場所に困ったり、計量しにくかった。そこで最近は、
少ない洗剤使用量で洗浄が可能な高嵩密度粒状洗剤の製
造方法が提案されており(特開昭60−96698号公報)、
上市されている。
高嵩密度洗剤粒子は、従来のビーズ状中空粒子と比べ
て溶けにくく、この効果的な改善が望まれていた。
発明が解決しようとする課題 本発明は洗浄力に悪影響を与えることなく、洗浄と同
時に繊維に優れた柔軟性を付与できる高嵩密度粒状洗剤
組成物を提供するものである。
また、本発明は、洗浄と同時に繊維に優れた柔軟性を
付与するととに、高嵩密度粒状洗剤の溶解性を改善する
ことを目的とする。
発明の構成 本発明の第1の高嵩密度粒状洗剤組成物は、以下の
(a)および(b)成分を含有し、洗浄力の低下を抑制
して、洗浄と同時に柔軟性を付与するものである。
(a)脂肪酸残基の炭素数8〜22の脂肪酸低級アルキル
エステルのスルホン酸塩:5〜30重量%。
(b)初めの10分間の初期吸水量で表わされた膨潤力が
30ml/2g以上のベントナイト:3〜20重量部。
本発明の第2の高嵩密度粒状洗剤組成物は、上記
(a)成分および下記(c)成分を含有し、(c)成分
が洗剤製造工程の捏和時に配合されたものであり、洗剤
と同時に衣類に柔軟性を付与するとともに高嵩密度洗剤
の溶解性を改善する。
(c)ベントナイト:3〜20重量%。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
(a)成分の脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン
酸塩は、典型的に下記一般式(I)で表わされ、これは
α−スルホ脂肪酸エステル塩とも呼ばれている。
(R1:アルキル基 R2:C1〜3程度の低級アルキル基 M:対イオン) 対イオンとしては水溶性塩が用いられるが、アルカリ
金属塩、とりわけナトリウム塩が好ましい。
飽和脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン酸塩は、
エステル交換または脂肪酸のエステル化により、所定炭
素数の脂肪酸低級アルキルエステルを得たのち、通常の
スルホン化装置を用いて無水硫酸等のスルホン化剤と反
応させ、必要に応じて熟成、漂白を行なったのち、中和
することにより得られる。脂肪酸のスルホン化物を低級
アルキルエステル化することによっても得られる。
また、不飽和脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン
酸塩も用いられ、所定炭素数の不飽和脂肪酸等を出発原
料として、上記と同様に製造される。
原料脂肪酸としては、牛脂、ヤシ油、パーム油などか
ら誘導される動植物起源の所定炭素数の脂肪酸や、合成
脂肪酸が用いられる。
脂肪酸低級アルキルエステルスルホン酸塩の脂肪酸残
基の炭素数は8〜22であり、好ましくは10〜18である。
(a)成分は、洗剤組成物中に5〜30重量%配合され
る。
(b)成分としては、特定値以上の大きな膨潤力を有
するベントナイトが用いられる。この膨潤力は、初めの
10分間の初期吸水量として表わされ、この値が30ml/2g
以上、好ましくは35ml/2g以上であることが必要であ
る。膨潤力が30ml/2g未満であると、繊維に優れた柔軟
性を付与することができない。
このようなベントナイトとしては、ビームガムT(バ
ンダービルド社製)、メタロイド(ナショナルリード社
製)、クニピアG(クリミネ工業社製)、ウエスタンボ
ンド(Applied Industrial Materials社製)などが挙げ
られる。
(b)成分のベントナイトは、本発明の洗剤組成物中
に3〜20重量%、好ましくは5〜20重量%の量で配合さ
れる。この量が3重量%未満では十分な柔軟付与効果が
得られず、一方、20重量%を越えると、洗浄力が低下し
てくる。
(b)成分のベントナイトは、洗剤製造工程中のいず
れの工程においても洗剤中に配合可能であり、例えば
(b)成分を含む洗剤粒子を製造後に、これに粉体混合
することによっても所期の目的を達成することができる
が、後述のように捏和工程で配合することにより、合わ
せて溶解性も改善できる。
ベントナイトは通常微粉(平均粒径250μm以下)の
状態で入手できるが、このまま使用するか、または水や
有機バインダーを加えて押し出し造粒や、転勤造粒等の
方法により造粒して使用することもできる。さらに、こ
の造粒の際に、性能向上剤として硫酸マグネシウムやホ
ワイトカーボン等の無機物質を添加することもできる。
また、(a)成分の脂肪酸低級アルキルエステルのス
ルホン酸塩を用い、柔軟性付与成分として用いるベント
ナイトを、洗剤製造工程の捏和時に配合して高嵩密度洗
剤組成物とすることにより、洗剤組成物の溶解特性を改
善することができる。このベントナイト〔(c)成分〕
としては、特に膨潤力は限定されず、上記(b)成分で
例示したベントナイトの他に、ボルクレーHPM−20、ボ
ルフロック325〔以上、アメリカン・コロイド社(Ameri
can Colloid Company)製、米国〕、ブラックヒルBH−2
00、ワイオベン、ワイオベン(OIL WILL GRADE)、ワイ
オベン〔EMULSTION GRADE:以上、ワイオ・ベン社(Wyo
−Ben Inc.)製、米国〕、イエローストーン〔ドレッサ
ー・ミミネラル社(Doresser Mineral)製、米国〕、ウ
エスタンボンド、ナショナル〔NLバライド社(Baroid D
ivison of Inderstries)製、米国〕などが用いられ
る。
(c)成分のベントナイトとして、上述のの如く膨潤
力が30ml/2g以上のものを用いれば、合わせて柔軟性付
与効果を改善できる。
(c)成分のベントナイトは、本発明の洗剤組成物中
に3〜20重量%、好ましくは5〜20重量%配合される。
配合量が3重量%未満では十分な柔軟化効果および溶解
性改善効果が得られず、一方、20重量%を超えると洗浄
力が低下してくる。
(a)成分およびベントナイトを含む洗剤粒子は、各
洗浄成分を造粒して嵩密度0.5〜1.2g/ccの高嵩密度組成
物とすることにより得られる。この造粒方法としては、
特開昭62−597号公報に記載されたように、脂肪酸低級
アルキルエステルスルホン酸塩等の洗剤原料をニーダで
捏和、混合し、カッターミルタイプ等の解砕機で解砕、
造粒し、さらに水不溶性微粉体を混合することにより得
られる。また、洗剤成分の一部または全部を予め噴霧乾
燥し、この噴霧乾燥品に残りの洗剤成分とを捏和、混合
して高嵩密度粒状洗剤組成物を製造することもできる。
酵素等の成分については、粒浄化した洗剤に粉体ブレン
ドしてもよい。本発明では、ベントナイトを洗剤生地中
に配合して捏和されており、捏和により洗剤粒子中に均
一に分散している。
洗剤組成物中には、本発明の必須成分の他に、他の界
面活性剤やビルダー等の通常の洗浄剤成分を任意成分と
して含有することができる。
アニオン界面活性剤としては、例えば以下のものが例
示できる。
1)平均炭素数8〜16のアルキル基を有する直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、 2)平均炭素数10〜20のα−オレフィンスルホン酸塩、 3)平均炭素数10〜20のアルキル硫酸塩、 4)平均炭素数10〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基
もしくはアルケニル基を有し、平均0.5〜8モルのエチ
レンオキサイドを付加したアルキルエーテル硫酸塩また
はアルケニルエーテル硫酸塩、 5)平均炭素数10〜22の飽和または不飽和脂肪酸塩。
6)以下の一般式で表されるα−スルホ脂肪酸塩。
(式中のZは対イオン、Rは炭素数10〜22のアルキル基
である。) これらのアニオン界面活性剤における対イオンとして
は、通常ナトリウムやカリウムなどのアルカリ金属塩が
適当である。
ノニオン界面活性剤としては、次のものが好適であ
る。
(1)炭素数8〜18の1級または2級アルコールにエチ
レンオキサイド(EO)を平均3〜10モル付加させたEO付
加型ノニオン界面活性剤。
(2)炭素数8〜18の1級または2級アルコールにエチ
レンオキサイド(EO)を平均3〜10モル、プロピレンオ
キサイド(PO)を平均3〜10モル付加させたEO−PO付加
型ノニオン界面活性剤。
さらに、ゼオライト(アルミノ珪酸塩)、トリポリリ
ン酸ナトリウムやピロリン酸ナトリウムのような無機ビ
ルダー;クエン酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸
ナトリウム、ニトリロ三酢酸塩、ポリアクリル酸ナトリ
ウム、アクリル酸ナトリウム−無水マレイン酸ナトリウ
ム共重合物、ポリアセタールカルボキシレート等のカル
シウムイオン補捉ビルダー;炭酸塩、珪酸塩等のアルカ
リビルダー;石鹸等のすすぎ改良剤;パラトルエンスル
フォン酸塩、トルエンスルフォン酸塩、キシレンスルフ
ォン酸塩、尿素などの粘度調整剤;プロテアーゼ、リパ
ーゼ、セルラーゼ、アミラーゼなどの酵素;第4級アン
モニウム塩などのカチオン界面活性剤;漂白剤、香料、
色素などを使用することができる。
発明の効果 本発明によれば、(a)脂肪酸低級アルキルエステル
のスルホン酸塩および(b)特定の膨潤力を有するベン
トナイトを配合して高嵩密度洗剤組成物とすることによ
り、洗浄力に対する悪影響を防止して、洗浄と同時に繊
維に柔軟性を付与することができる。
また、(a)脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン
酸塩と(c)ベントナイトを併用し、かつ(c)ベント
ナイトを配合した状態で捏和して高嵩密度洗剤組成物と
することにより、洗浄と同時に柔軟性を付与するととも
に、洗剤組成物の溶解特性を改善することができる。
以下、本発明の効果について実施例により具体的に説
明するが、これに先立って実施例で採用した測定方法お
よび評価方法を示す。
(1)膨潤力の測定方法 ベントナイト2.0gを、25℃の精製水100mlを入れた100
mlの共栓付メスシリンダーに約10回に分けて加える。但
し、さきに加えた試料がほとんど内壁に付着せず、スム
ーズにシリンダー底に沈着するように1回に加える量を
加減する。加えて終ってから10分後、容器内に堆積した
試料の見掛け容積を膨潤力(mg/2g)とする。
(2)柔軟性付与効果検定方法 ナイロントリコット布(30デニール) 30g×4枚 アクリルジャージ布 30g×2枚 綿タオル 80g×2枚 綿晒し布 50g×4枚 綿メリヤス布 85g×4枚 からなる試験布を、市販の粒状洗剤と60℃の水道水を用
いて15分間洗浄した後、60℃の水道水を用いて3分間ず
つ3回濯いで試験布を前処理する。
ついで、この前処理試験布を噴流式家庭用電気洗濯機
に納め、試験を行なう洗剤組成物と25℃の水道水を用い
て、洗剤濃度0.0833%、浴比30倍の条件下に10分間洗浄
し1分間脱水した後、25℃の水道水で3分間濯いでから
1分間脱水する操作を2回繰り返した。しかる後、試験
布を24時間風乾し、次に25℃で65%RHの条件下に風乾試
験布をコンディショニングした。
こうして得られた試験布の中から綿布を取り出し、そ
の感触を5人の判定者に判定させ、判定者5人の平均か
ら洗剤組成物の柔軟性付与効果を評価した。なお、この
感触判定はベントナイトを含まない洗剤組成物を使用し
た以外は上記と全く同一の手順で得られた布の感触をゼ
ロとし、これとの比較から下記の基準で行った。
著しく柔らかい 5点 かなり柔らかい 4点 柔らかい 3点 やや柔らかい 2点 僅かに柔らかい 1点 (3)洗浄力の評価方法 (i)人工汚垢の調製 結晶性鉱物であるカオリナイト、バーミキュライトな
どを主成分とする粘度を200℃で30時間乾燥したものを
無機汚垢として使用した。
950ccの水にゼラチン3.5gを約40℃で溶解したのち強
力な乳化分散機であるポリトロン(スイスKINEMATICA
製)で0.25gのカーボンブラックを水中に分散した。次
に、無機汚垢14.9gを加えてポリトロンで乳化し、さら
に有機汚垢31.35gを加えてポリトロンで乳化分散して安
定な汚垢浴を作った。この汚垢浴中に10cm×20cmの所定
の清浄布(日本油化学協会指定綿布60番)を浸漬したの
ち、ゴム製2本ロールで水を絞り、汚垢の付着量を均一
化した。この汚垢布を105℃で30分間乾燥したのち、汚
垢布の両面を左右25回づつラビングした。これを5cm×5
cmに裁断して反射率が42±2%の範囲のものを汚垢布に
供した。こうして得られた人工汚垢布の汚垢組成はA表
の通りである。
(ii)洗浄方法 洗浄装置は2槽式洗濯機(日立製作所製「青空」CPS
−520型)を用いた。
被洗物は着用した肌シャツに前記人工汚垢布10枚をぬ
いつけ合計1kgとする。
洗濯機に25℃の水道水30を入れ、0.0833%の濃度と
なるように所定量の洗剤組成物および被洗物を入れ、10
分間洗浄する。洗浄後1分間脱水し、次いで3分間すす
ぎを行い、さらに脱水1分間後、3分間すすぎを行った
のち汚垢布の反射率を測定し、下記の式により洗浄力を
算出する。
洗浄力評価法 RはCari Zeiss社ELREPHO反射率計によって測定され
る反射率(%)である。
なお、洗浄力の評価は供試人工汚垢布10枚の平均値で
行った。
(4)溶解性の評価方法 ビーカーに25℃の水1入れ、この中に電導度測定用
セルを挿入する。ついで、水中に洗剤組成物を1g添加
し、定速スターラーを用い250rpmの速度で撹拌して、添
加した洗剤粒子90%が溶解する時間を測定して、T
90(秒)とした。ここで、電導度計としてはHORIBA CON
DUCTIVE METER DS−8Fを用いた。
実 施 例 実施例1 後記表−1に示す組成の高嵩密度粒状洗剤組成物を調
製して性能を評価し、結果を後記表−1(実施例2の
後)に示した。
ここで、高嵩密度粒状洗剤組成物は、下記の如く、洗
剤粒子、ベントナイト粒子を別個に製造し、これらを粉
体混合して調製した。
(1)洗剤粒子の製造 下記表−1から、ベントナイトおよび酵素を除いた各
成分をニーダで捏和し、得られた緊密な混合物ペレット
(2cm角)とA型ゼオライトを解砕機(岡田精工製、ス
ピードミルND−30型)に定量フィードした。この時、こ
の砕料と共に15℃の冷風を15/砕料kgの比率で導入し
た。解砕機は、径15cmの解砕刃をクロス4段で3000rpm
で回転し、スクリーンは2mmφ、開孔率20%のパンチン
グメタルを用いた。
次に得られた解砕品と平均一次粒径3μmのA型ゼオ
ライトを転動ドラム(D=30cmφ,L=60cm)に97:3の比
率で定量フィードし、30rpm、滞留時間5分でコーティ
ング品を排出し、高嵩密度洗剤粒子(嵩密度0.8g/cc)
を得た。
(2)ベントナイト粒子の製造 ベントナイト、対べントナイト10〜50重量%の硫酸マ
グネシウム水溶液を添加、混合する。このとき、混合後
の硫酸マグネシウムの量が、対ベントナイト3重量%と
なるように調製する。これを凝集造粒機を用いて造粒し
た後、乾燥機で乾燥する。次に粉砕機と篩を用いて粒径
1mm以下に調整しベントナイト粒子とした。なお、後記
表−1では、ベントナイト量として示した。
実施例2 ベントナイトを洗剤粒子の捏和時に加える以外は実施
例1と同様にしてNo.7,8(実施例)の高嵩密度接剤組成
物を得た。
また、実施例1と同様に洗剤粒子にベントナイト粒子
に粉体混合してNo.9(比較例)の洗剤組成物を得た。
これら洗剤組成物ならびに対照品(No.10;ベントナイ
ト無配合)について溶解性および柔軟性を評価し、その
結果を表−2に示した。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)脂肪酸残基の炭素数が8〜22の脂肪
    酸低級アルキルエステルのスルホン酸塩:5〜30重量%、 (b)初めの10分間の初期吸水量で表わされた膨潤力が
    30ml/2g以上のベントナイト:3〜20重量% を含有することを特徴とする高嵩密度粒状洗剤組成物。
  2. 【請求項2】(a)脂肪酸残基の炭素数が8〜22の脂肪
    酸低級アルキルエステルのスルホン酸塩:5〜30重量%、 (c)ベントナイト:3〜20重量% を含有し、洗剤製造工程の捏和時に、(c)成分を配合
    した状態で捏和したものであることを特徴とする高嵩密
    度粒状洗剤組成物。
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