JP2587409Y2 - ベース付絶縁キャップを有するトロイダルコイル - Google Patents

ベース付絶縁キャップを有するトロイダルコイル

Info

Publication number
JP2587409Y2
JP2587409Y2 JP1992025995U JP2599592U JP2587409Y2 JP 2587409 Y2 JP2587409 Y2 JP 2587409Y2 JP 1992025995 U JP1992025995 U JP 1992025995U JP 2599592 U JP2599592 U JP 2599592U JP 2587409 Y2 JP2587409 Y2 JP 2587409Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
base
spiral
toroidal
insulating cap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992025995U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0577911U (ja
Inventor
満男 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP1992025995U priority Critical patent/JP2587409Y2/ja
Publication of JPH0577911U publication Critical patent/JPH0577911U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2587409Y2 publication Critical patent/JP2587409Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トロイダルコイルに関
するもので、特にその絶縁キャップの端子固定構造に関
するものである。
【0002】
【従來の技術】図4に示す従来のトロイダルコイルi
は、ベース付絶縁キャップeのトロイダルコア収容部e
1内にトロイダルコアhを装着し、その外周にワイヤー
gをトロイダル状に巻き回してなる。ベース付絶縁キャ
ップeは、トロイダルコア収容部e1と一体のベース部
e2を有し、そのベース部e2にはワイヤーgの端子d
を固定する端子固定部jを有している。
【0003】図5をも参照して、端子固定部jは、鍵穴
状溝になっており、この鍵穴状溝にワイヤーgを通した
後、端子dがはみだしほどけないように、半田ゴテf等
により加熱処理して鍵穴状溝の開口部を溶かして塞ぎ、
端子を固定していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の構造では、端子を固定するために、熱処理によ
りベースの一部の樹脂を溶かす必要があり、組み立て工
程が増大するという欠点があった。また、熱処理不足の
場合には、端子はずれが生ずるとの欠点があった。
【0005】来考案は、これらの欠点を除去する為、キ
ャップの端子固定部を端子はずれ防止用ストッパー部を
有する渦巻状固定部とし、ワイヤーをその渦巻状に沿っ
て挿入して固定することにより端子固定時の熱処理工程
が削除でき、端子を固定する作業の簡易化を可能とする
とともに、端子を確実に固定したベース付絶縁キャップ
を備えたトロイダルコイルを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、トロイダルコ
ア収容部と一体にベース部を有するベース付絶縁キャッ
プの前記トロイダルコア収容部にトロイダルコアを収容
し、その外周にワイヤをトロイダル状に巻回し、該ワイ
ヤの端子を前記ベース部に設けた鍵穴状溝中に配置した
トロイダルコアにおいて、前記ベース部に、前記鍵穴状
溝の開口部の一端から鍵穴状溝内に渦巻き状に延びる端
子固定部を設けるとともに、該開口部の他端に外れ防止
用ストッパー部を設けたことを設けたことを特徴とする
ベース付絶縁キャップを有するトロイダルコイル。
【0007】
【作用】本考案によるトロイダルコイルでは、ベース付
絶縁キャップの構造により、端子を固定することを簡易
化したたもので、キャップのベース部に設けた鍵穴状溝
内にワイヤーを固定する際、ワイヤーを端子固定部とス
トッパー部の接合点より渦巻状に添って挿入し、ワイヤ
ーを通してキャップに固定することによって端子固定時
に実施する熱処理工程を削除でき、端子の固定が簡易に
かつ確実に行われるベース付き絶縁キャップを有するト
ロイダルコイルを提供することができる。
【0008】
【実施例】図1は、本考案のトロイダルコイルの一実施
例における、端子固定構造を示した斜視図である。図2
は、端子固定構造により端子を固定するための動作を示
した説明図である。図3は、端子を固定したトロイダル
コイルを示す斜視図である。
【0009】図1から図3を参照して、ベース付絶縁キ
ャップcは、トロイダルコアhを収容するトロイダルコ
ア収容部c1と、それと一体のベース部c2とを有し、
ベース部c2には、ベース部の平板に、単に、鍵穴状溝
c3を丸く打ちぬいたものではなく、その開口部の一端
から鍵穴状溝内に延びる渦巻状の螺線部からなる端子固
定部aを有する形状である。鍵穴状溝c3の開口部の他
端は、渦巻状の端子固定部aに当接して、端子はずれ防
止用ストッパー部bとして作用する。渦巻状の端子固定
部aとストッパー部bとの間の端子通過部は,通常は端
子dが通過できないほど狭くなっているが、渦巻状の端
子固定部aが螺線部を有するために端子dに力を加え
て、端子dを渦巻状の端子固定部aに沿って鍵穴状溝c
3内に挿入することができる。一旦、端子dが渦巻状の
端子固定部の内側に入ってしまうと渦巻状の端子固定部
aとストッパー部bとが当接し、端子dは開口部からは
ずれてしまう恐れはなくなる。すなわち端子はずれ防止
用ストッパー部bは、渦巻状の端子固定部aの螺線部と
作用して有効に端子はずれ防止の役目をする。尚、渦巻
きの長さは、端子外れを防止する点から、半周程度あれ
ば良いが、半周以上ある方が好ましい。
【0010】図2は、渦巻状の端子固定部aに端子dを
挿入し、固定する順を追って示した説明図である。一番
目の図は、渦巻状の端子固定部aとストッパー部bとの
間の端子通過部に、端子dを挿入しようとしている状態
を示している。渦巻状の端子固定部aは螺線部をもって
いて、開口部の他端すなわちストッパー部bと接して閉
じられでいる。二番目の図は、端子通過部を通るよう
に、端子dに力を入れて挿入すると、端子通過部が閉じ
ていても、図に示すように螺線部が力で容易に動くの
で、端子通過部が開いて、端子dは矢印方向へ移動し通
過してしまう。
【0011】三番目の図は、ストッパー部bを通過した
端子dが渦巻状固定部aに沿って移動し、螺線部を越え
ようとしている状態を示している。
【0012】四番目の図は、端子dが渦巻状の端子固定
部aの螺線部を越え、内部に入った状態を示している。
渦巻状の端子固定部aの螺線部はもとの状態に戻り、ス
トッパー部bと接し、端子通過部を閉じてしまう。端子
dは渦巻状の端子固定部aの螺線部の働きと端子はずれ
防止用ストッパー部bにより、端子通過部が閉じる作用
で、渦巻状の端子固定部aからはずれることはない。
【0013】かくして、図3に示すように、完成したト
ロイダルコイルを、熱処理の必要なく、得ることが出来
る。ワイヤgの端子dの固定は、容易かつ確実に行わ
れ、渦巻状の端子固定部aと端子はずれ防止用ストッパ
ー部bとの協働に依り、固定後に端子があらゆる方向に
動いても端子がはずれることはない。
【0014】
【考案の効果】以上述べたごとく、本考案によれば、コ
イルの端子固定方法の簡易化・短縮化及び熱処理不足に
よる端子はずれという不具合を無くすという利点を備え
たベース付きキャップを有するトロイダルコイルの提供
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のトロイダルコイルの一実施例におけ
る、端子固定構造を示した拡大斜視図である。
【図2】端子固定構造により端子を固定するための動作
を示した説明図である。
【図3】図3は、端子を固定したトロイダルコイルを示
す斜視図である
【図4】従来のベース付絶縁キャップを有するトロイダ
ルコイルの斜視図である。
【図5】従来のキャップのベースへ端子を固定する一例
の斜視図である。
【符号の説明】
a 本考案による渦巻状の端子固定部 b 本考案による端子はずれ防止用ストッパー部 c 本考案によるベース付絶縁キャップ d 端子 e 従来のベース付絶縁キャップ f 半田ごて g ワイヤー h トロイダルコア i トロイダルコイル j 端子固定部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トロイダルコア収容部と一体にベース部
    を有するベース付絶縁キャップの前記トロイダルコア収
    容部にトロイダルコアを収容し、その外周にワイヤをト
    ロイダル状に巻回し、該ワイヤの端子を前記ベース部に
    設けた鍵穴状溝中に配置したトロイダルコアにおいて、
    前記ベース部に、前記鍵穴状溝の開口部の一端から鍵穴
    状溝内に渦巻き状に延びる端子固定部を設けるととも
    に、該開口部の他端に外れ防止用ストッパー部を設けた
    ことを設けたことを特徴とするベース付絶縁キャップを
    有するトロイダルコイル。
JP1992025995U 1992-03-26 1992-03-26 ベース付絶縁キャップを有するトロイダルコイル Expired - Fee Related JP2587409Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992025995U JP2587409Y2 (ja) 1992-03-26 1992-03-26 ベース付絶縁キャップを有するトロイダルコイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992025995U JP2587409Y2 (ja) 1992-03-26 1992-03-26 ベース付絶縁キャップを有するトロイダルコイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0577911U JPH0577911U (ja) 1993-10-22
JP2587409Y2 true JP2587409Y2 (ja) 1998-12-16

Family

ID=12181305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992025995U Expired - Fee Related JP2587409Y2 (ja) 1992-03-26 1992-03-26 ベース付絶縁キャップを有するトロイダルコイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2587409Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0577911U (ja) 1993-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2587409Y2 (ja) ベース付絶縁キャップを有するトロイダルコイル
JP2744442B2 (ja) トランス
JPH10106871A (ja) 変流器
JPS6225857Y2 (ja)
JPS6127152Y2 (ja)
JP2584427B2 (ja) パルストランス
JPH0246006Y2 (ja)
JPS61185906A (ja) チツプインダクタ−
JPS6134840Y2 (ja)
JPS6217709Y2 (ja)
JPS6112645Y2 (ja)
JPS58137123A (ja) 磁気ヘツド
JPH0110952Y2 (ja)
JPS6011735Y2 (ja) モ−タ
JPS6234409Y2 (ja)
JPS6215983Y2 (ja)
JP2752583B2 (ja) フィールドコア
JPS6236255Y2 (ja)
JPS603560Y2 (ja) ピン付ボビン
JPH0577908U (ja) トロイダルコア使用のコイル部品
JPH0329764Y2 (ja)
JPH0595009U (ja) トロイダルコイル
JPS5976599U (ja) 被覆ワイヤ−ロ−プの端部カシメ構造
JPS6334248Y2 (ja)
JPS6125217Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980916

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees