JP2587264Y2 - 乳母車の日除けの取付構造 - Google Patents

乳母車の日除けの取付構造

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JP2587264Y2
JP2587264Y2 JP1991001283U JP128391U JP2587264Y2 JP 2587264 Y2 JP2587264 Y2 JP 2587264Y2 JP 1991001283 U JP1991001283 U JP 1991001283U JP 128391 U JP128391 U JP 128391U JP 2587264 Y2 JP2587264 Y2 JP 2587264Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、乳母車の日除けの取
付構造に関するもので、特に、着脱自在とされた日除け
の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この考案にとって興味ある従来の日除け
の取付構造が、たとえば実開昭57−85359号公報
に記載されている。この公報では、枠体に沿って上下方
向に滑動自在であるとともに枢動自在な取付部材によっ
て保持された支持棒により支持されている、乳母車の日
除けが開示されている。この日除けの取付部材には、枠
体を両側から抱く形状が与えられた取付部分が形成され
ている。したがって、この取付部分が枠体に沿って滑動
することによって、日除けが枠体に沿って上下方向に滑
動自在とされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述した枠体を両側か
ら抱く形状が与えられた取付部分は、日除けを滑動自在
とするばかりでなく、日除けを枠体から取外すことも可
能にする。
【0004】しかしながら、このような取付部分は、枠
体に対して密に接触するように、その寸法が設定されな
ければ、滑動の結果、その高さを維持できないことがあ
り得る。また、取付部分の滑動を繰返したり、長期間の
使用によって取付部分の材料が劣化した場合にも、取付
部分と枠体との間に遊びが生じ、同様に、枠体上でのそ
の高さを維持できない、という事態を招くことがある。
【0005】他方、乳母車の日除けがその高さ方向に調
整可能であることは、有利なことかもしれないが、実際
の乳母車の使用状態を考慮したときには、日除けの高さ
調整操作はそれほど行なわれず、このような高さ調整機
能がなくても、乳母車の使用上、それほど不便なもので
はないといえる。
【0006】それゆえに、この考案の目的は、むしろ着
脱自在な構造を重視し、取付状態において、その位置を
確実に維持できるようにされた、乳母車の日除けの取付
構造を提供しようとすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は、乳母車本体
の異なる2箇所において、第1の方向に延びるように互
いに平行に配置される、円筒状外周面を有する2つの棒
状部分を利用して、乳母車の日除けを取付けるための構
造に向けられるものであって、上述した技術的課題を解
決するため、次のような構成を備えることを特徴として
いる。
【0008】すなわち、前記日除けは、日除け本体と、
前記2つの棒状部分のそれぞれを、前記第1の方向と直
交しかつ該2つの棒状部分が互いに対向する第2の方向
において両側から抱くようにして挟むとともに、内周面
が前記棒状部分の円筒状外周面と互いに嵌合する部分円
筒形状を有する2つの取付部分と、前記日除け本体の基
端部の両側と前記2つの取付部分との間に接続された1
対の回動部材とを備えている。そして、前記取付部分
は、弾性的に変形可能な材料からなり、前記取付部分の
前記内周面および前記棒状部分の前記円筒状外周面の一
方には、前記円筒状外周面を構成する円筒面から前記第
2の方向に突き出すように設けられた凸部が設けられ、
同じく他方には、前記凸部を、その突き出した表面全体
を覆うようにして受入れる凹部が設けられ、前記1対の
回動部材は、互いに同軸に回動するとともに、回動に伴
って間欠的に制動力が加えられて、複数の回動位置にお
いてその姿勢が保持される。
【0009】
【作用】この考案において、取付部分の弾性的な変形に
より、日除けが乳母車本体に対して着脱自在とされる。
【0010】また、2つの取付部分が、2つの棒状部分
のそれぞれを、第1の方向と直交しかつ該2つの棒状部
分が互いに対向する第2の方向において両側から抱くよ
うにして挟むとともに、内周面が棒状部分の円筒状外周
面と互いに嵌合することによって、まず、取付部分が棒
状部分に対して組合わされた状態とされ、この状態にお
いて、上記円筒状外周面を構成する円筒面から上記第2
の方向に突き出すように設けられた凸部を、該凸部の突
き出した表面全体を覆うようにして受入れる凹部とが嵌
合することにより、取付部分が棒状部分に対して確実に
固定される。さらに、日除け本体の基端部の両側と2つ
の取付部分との間に1対の回動部材が介在し、この回動
部材が回動に伴って間欠的に制動力が加えられて、複数
の回動位置においてその姿勢が保持されることにより、
日除け本体の角度を複数段階の所望の位置に容易に変更
可能である。
【0011】
【考案の効果】したがって、この考案によれば、日除け
が、乳母車本体に対して着脱自在とされるとともに、乳
母車本体に取付けられた状態において、その位置を確実
に維持することができる。
【0012】上述のように、日除けが着脱自在とされる
と、日除けが必要なときにのみ、これを乳母車本体に取
付けて使用することが可能になる。また、日除けを乳母
車本体に取付けた状態においても、必要に応じて容易に
日除け本体の角度を変更可能であるため、一々取外すこ
となく、日除けを邪魔にならない位置に退避させること
ができる。この日除け本体の角度変更に際しては、回動
部材の間欠的に制動力に抗して日除け本体を回動させる
ため、日除けの乳母車への取付部にある程度の力が作用
することになる。よって、本考案の取付部分の棒状部分
に対する確実な固定構造が、より有効に機能することに
なる。
【0013】また、日除けを取付けるために利用される
乳母車本体側の2つの棒状部分は、たとえば乳母車を押
すための押棒など、乳母車本体を構成する部材の中から
容易に見出すことができる。したがって、この考案に係
る日除けを取付けるために、乳母車本体側の設計を変更
することは、ほとんど必要がない。また、このことか
ら、乳母車本体は、日除けを取外した場合においても、
不自然な外観となることがない。
【0014】
【実施例】図1は、この考案の一実施例による日除けの
取付構造が採用された乳母車の一部を示す斜視図であ
る。
【0015】図1を参照して、乳母車は、押棒1を備え
る。図1では、この押棒1に沿って延びるように、乳母
車の座席の背もたれ部2が図示されている。押棒1は、
都合よく、異なる2箇所において互いに平行に配置され
る2つの棒状部分3を備えている。日除け4は、これら
の棒状部分3を利用して取付けられる。なお、各々の棒
状部分3に日除け4を取付けるための構造は、左右対称
である。したがって、以下には、一方側の取付構造、す
なわち図1において向かって右側の取付構造について図
面を参照しながら説明し、他方の取付構造については、
その説明を省略する。
【0016】図2および図3に示すように、棒状部分3
は、押棒1を構成するたとえば円形のパイプ5上に配置
された、たとえば円筒状の部材によって与えられる。棒
状部分3の両側には、それぞれ、上下に2つずつ凹部6
および7が設けられる。
【0017】日除け4は、上述した2つの棒状部分3を
それぞれ両側から抱く形状が与えられた2つの取付部分
8を備える。これら取付部分8は、たとえば、樹脂、金
属のような弾性的に変形可能な材料から構成される。取
付部分8には、図2に示されるように、凹部6または7
に受入れられる凸部9が設けられる。
【0018】したがって、取付部分8は、そこに棒状部
分3を受入れるように、押棒1に向かってやや強く押さ
れることによって、図2に示すように、凸部9が凹部6
または7に嵌合した取付状態とされる。この状態におい
て、取付部分8は、棒状部分3に対して、その位置を確
実に維持することができる。また、取付部分8を棒状部
分3に取付けようとするとき、凸部9を嵌合させるべき
凹部として、凹部6または7のいずれかを選ぶことによ
り、日除け4の高さを変更することができる。
【0019】この実施例では、日除け4に備える日除け
本体10の角度が変更可能なように構成されている。日
除け本体10は、たとえば厚手の布地から構成され、そ
の両側縁に沿って延びるたとえば金属棒からなる骨11
(図4)によって張った形状が維持される。骨11は、
その基端部が回動部材12に挿入されることによって保
持される。
【0020】回動部材12は、図2および図4に示すよ
うに、軸受部13を備える。軸受部13には、1つの円
周上に分布する複数個の爪14が形成される。他方、図
2に示すように、取付部分8から一体に延びて、上述し
た軸受部13と対をなす軸受部15が形成される。この
軸受部15にも、上述した爪14に対応する爪が形成さ
れる。これら軸受部13および15は、ピン16によっ
て互いに回動可能に保持される。ピン16の一方端に
は、ワッシャ17が係合され、このワッシャ17と軸受
部13との間には、コイル状の圧縮ばね18が配置され
る。これによって、軸受部13は、軸受部15に対して
密に接触するように弾性的に付勢される。
【0021】また、回動部材12には、図2において想
像線で示すように、張出部19が形成され、この張出部
19には、取付穴20が設けられる。前述した日除け本
体10は、この取付穴20を貫通するたとえばリベット
22(図1)によって回動部材12に固定される。
【0022】このような構成において、日除け本体10
を上下方向に回動させると、一方の軸受部13に形成さ
れた爪14が、圧縮ばね18の弾性に抗して、他方の軸
受部15に形成された爪を順次乗越える。したがって、
回動部分12の回動には、間欠的に制動力が加えられ、
任意の回動位置においてその姿勢が保持される。
【0023】
【0024】日除け4が不要となったときには、これを
容易に取外すことができる。そのときには、取付部分8
を、それ自身が有する弾性に抗して広げ、凸部9を凹部
6または7から脱出させればよい。これによって、取付
部分8を、棒状部分3から容易に分離することができ
る。
【0025】以上、この考案を図示した実施例に関連し
て説明したが、この考案の範囲内において、その他いく
つかの変形例が可能である。
【0026】たとえば、棒状部分3は、図示した実施例
では、断面円形であったが、その他の断面形状を有して
いてもよい。取付部分8は、このような棒状部分3の断
面形状に応じて、その形状を変更すればよい。
【0027】また、日除け4の高さ変更を可能とするた
め、棒状部分3に、高さを変えて凹部6および7が設け
られたが、このような凹部の数は、それ以上であって
も、また、単に1組であってもよい。
【0028】また、日除け4が取付けられるのは、押棒
1に限らず、乳母車の他の部分であってもよい。
【0029】また、図示の実施例では、取付部分8に凸
部9が設けられ、棒状部分3に凹部6または7が設けら
れたが、棒状部分に凸部が設けられ、取付部分に凹部が
設けられてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による取付構造が採用され
た乳母車の一部を示す斜視図である。
【図2】図1に示した棒状部分3、取付部分8および回
動部材12の組合わせ状態を示す横断面図である。
【図3】棒状部分3の側面図である。
【図4】回動部材12の側面図である。
【符号の説明】
3 棒状部分 4 日除け 5,6 凹部 8 取付部分 9 凸部 10 日除け本体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳母車本体の異なる2箇所において、第
    1の方向に延びるように互いに平行に配置される、円筒
    状外周面を有する2つの棒状部分を利用して、乳母車の
    日除けを取付けるための構造であって、 前記日除けは、 日除け本体と、 前記2つの棒状部分のそれぞれを、前記第1の方向と直
    交しかつ該2つの棒状部分が互いに対向する第2の方向
    において両側から抱くようにして挟むとともに、内周面
    が前記棒状部分の円筒状外周面と互いに嵌合する部分円
    筒形状を有する2つの取付部分と、 前記日除け本体の基端部の両側と前記2つの取付部分と
    の間に接続された1対の回動部材とを備え、 前記取付部分は、弾性的に変形可能な材料からなり、 前記取付部分の前記内周面および前記棒状部分の前記円
    筒状外周面の一方には、前記円筒状外周面を構成する円
    筒面から前記第2の方向に突き出すように設けられた凸
    部が設けられ、同じく他方には、前記凸部を、その突き
    出した表面全体を覆うようにして受入れる凹部が設けら
    れ、 前記1対の回動部材は、互いに同軸に回動するととも
    に、回動に伴って間欠的に制動力が加えられて、複数の
    回動位置においてその姿勢が保持される、乳母車の日除
    けの取付構造。
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