JPH0345635Y2 - - Google Patents

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JPH0345635Y2
JPH0345635Y2 JP1985197146U JP19714685U JPH0345635Y2 JP H0345635 Y2 JPH0345635 Y2 JP H0345635Y2 JP 1985197146 U JP1985197146 U JP 1985197146U JP 19714685 U JP19714685 U JP 19714685U JP H0345635 Y2 JPH0345635 Y2 JP H0345635Y2
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bracket
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用シートの身体保持装置の調節
装置に係るものである。
(従来技術) 従来公知の車両用シートの身体保持装置の調節
装置は、第7図、第8図に図示したように、Aは
シートの骨格フレームに固着されている取付台、
Bは縦軸、Cはトーシヨンスプリング、Dは中間
部、Fは身体保持装置プレート、Eはカム、Gは
軸であるところ、軸Gの外面にカムEが直接嵌合
され、カムEに身体保持装置プレートF側が当接
されていた。
(考案が解決しようとする問題点) 前記公知のものは、前記カムEは軸Gに対して
密着している構造のため、カムEに掛る荷重は、
直接軸Gに掛り、軸Gをその軸受に強圧させるの
で、回転摩擦が増加し、軸Gの回転は重くなると
いう問題があつた。
(問題を解決するための手段) そこで本考案は、カムEに荷重が掛つても、軸
Gには荷重は掛らず、軸Gをその軸受に強圧させ
ないで、軽く回転するようにしたもので、車両用
シート内の骨格フレーム5の所望位置に金属製の
取付台6を固定し、該取付台6には金属カラー4
0の内端55を密嵌合させたブラケツト29と金
属カラー40の外端56を密嵌合させたブラケツ
ト27をそれぞれ固定し、前記金属カラー40の
外周にはゴムまたはプラスチツク製緩衝材39を
介してカム20を嵌合し、前記金属カラー40の
内側にはブツシユ41,42を介して前記カム2
0を回転させる操作ハンドル34付軸30を軸装
し、前記カム20の外周に身体保持装置側を接当
させた車両用シートの身体保持装置の調節装置の
構造としたものである。
(実施例) 本考案を身体保持装置に応用した具体的実施例
を図により説明すると、第2図において、1は車
両用シートの座席シートであり、座席シート1の
前側部分の着座者の大腿部の下面が当接する部分
には身体保持装置部2を形成する。3は座席シー
ト1のクツシヨン材、4はクツシヨン材2を被覆
する表皮、5は座席シート1の骨格フレームであ
る。
骨格フレーム5は箱型形状に形成され、該フレ
ーム5の前側であつて左右側の一側には、取付台
6を設ける。該取付台6の上方に突出する前後壁
7,7の内端側部には前後方向の横軸8を軸着す
る。
9は回動プレートであり、回動プレート9の内
端部には、前記前後壁7,7と平行の上方に突出
するフランジ部10,10を形成する。該フラン
ジ部10,10と前後壁7,7とは一部重合し、
該重合部分に前記横軸8を串通して、回動プレー
ト9を回動自在に取付ける。
前記フランジ部10,10の上部は、前記横軸
8と並行の並行横軸11を軸着し、該並行横軸1
1にはトーシヨンスプリング12の中間部13を
巻回する。トーシヨンスプリング12は線杆で形
成され、該スプリング12の一端14には身体保
持装置プレート15を取付け、他端16は前記回
動プレート9の挿入筐部17内に挿入固定する。
回動プレート9の先端部18には、上方に突き
出た係合突起19が形成され、係合突起19はカ
ム20の外周に形成した係合溝21に当接係合す
る。
前記横軸8には別のバネ22を巻回する。バネ
22は、トーシヨンスプリングであり、その一端
部23を取付台6の底板24の下面に係止し、そ
の他端部25を前記挿入筐部17の上壁の上面に
当接させて回動プレート9の先端部18を常時下
方に押圧する。即ち、バネ22は、係合突起19
のカム20への押圧力を減少させ、その回転を円
滑にさせるものである。
しかして、前記取付台6の垂直壁26の内面側
にはブラケツト27を取付ける。ブラケツト27
は上方からみると〓型形状に形成し、その前後両
端部を垂直壁26にボルト28により固定する。
前記ブラケツト27の内側には、ブラケツト2
7と並行のブラケツト29を設ける。ブラケツト
29は、上方からみるとコ字型形状に形成し、前
記取付台6の前後壁7,7に、前後両側から挾む
ように嵌合させ、ボルト54により固定する。
40は前記ブラケツト27とブラケツト29に
両端部を固定したカラーである。金属カラー40
は円筒形状に形成し、その内端55を前記ブラケ
ツト29の取付穴33に、金属カラー40の外端
56を前記ブラケツト27の取付穴32にそれぞ
れ密嵌合させる。即ち、金属カラー40の外径を
前記ブラケツト27の取付穴32と前記ブラケツ
ト29の取付穴33の内径と略同一に形成し、金
属カラー40が前記ブラケツト27とブラケツト
29に対して上下左右方向には移動しないように
固定する。金属カラー40は金属材料により金属
カラー40の長さ方向と直交する方向の荷重によ
つて変形しない強度に形成する。
金属カラー40の両端部にはナイロンブツシユ
41,42を嵌合させ、該ナイロンブツシユ4
1,42内には、左右方向の軸30を挿入する。
軸30は、その略中央の外周面にフランジ部3
5を形成し、該フランジ部35より内側部分には
小判形状の異径部36を形成し、該異径部36を
前記垂直壁26の取付穴31に軸受37を介して
軸着する。異径部36より内側部分は軸部43に
形成し、該軸部43を前記金属カラー40のナイ
ロンブツシユ41,42内に金属カラー40の内
周面と前記軸部43の外周面との間に隙間44を
形成して挿入する。したがつて、カム20の外周
面を押圧する力はナイロンブツシユ41,42及
び金属カラー40により前記ブラケツト29とブ
ラケツト27に掛ることになり、軸30の軸部4
3には掛らない。
軸30の外端部は座席シート1の側面の表皮4
より外方に突出させ、該突出部に操作ハンドル3
4の基部を取付ける。
前記金属カラー40の外周面には緩衝材39に
より包囲する。緩衝材39はゴム、プラスチツク
等の軟質部材で円筒形状に形成され、緩衝材39
の外周面にカム20の挿通穴38を嵌合させ、カ
ム20を弾力的に軸装する。
しかして、前記カム20は硬質プラスチツク等
で形成され、カム20の外端部にはラツチプレー
ト45を一体的に成形する。ラツチプレート45
には係合溝46を形成する。
前記係合溝46にはラチエツト47を係合させ
る。ラチエツト47は、回動板48の基部を前記
軸30の異径部36に取付け、その先端部には左
右方向の軸49を取付け、軸49にはラツチプレ
ート45の係合溝46に係合する係合爪50を取
付ける。前記軸49には、一端を前記回動板48
の上部に係止し、他端を係合爪50に係止したバ
ネ51を巻回し、係合爪50を常時ラツチプレー
ト45の係合溝46に係合するように付勢する。
前記回動板48の上部には内側に突出する突片5
2を形成し、該突片52にはバネ53の一端を係
止し、バネ53の他端は取付台6の前壁7に係止
し、バネ53は操作ハンドル34を離したときラ
チエツト47を元の位置に戻す方向に牽引する。
なお、上記実施例は、サイサポートである身体
保持装置に係るものであるが、ランバーサポート
の調節装置にも利用できる。
(作用) 次に作用を述べる。
座席シート1の側面にある操作ハンドル34を
手動により反時計回転させると、軸30が回転
し、軸30の異径部36に取付けられているラチ
エツト47の先端部が反時計回転方向に回動する
から、ラチエツト47の先端の係合爪50がラツ
チプレート45を回転させる。
このラツチプレート45の回転によりカム20
も反時計回転し、カム20の係合溝21に回動プ
レート9の係合突起19が係合して、カム20の
回転は停止し、ラチエツト47はバネ53の弾力
により元の位置に戻り、この位置で係合爪50は
再びバネ51の弾力により係合溝46に係合して
ラチエツト47及びカム20の回転を規制する。
しかして、カム20が回転すると、その作用に
より回動プレート9の係合突起19を弾力的に下
方に押圧し、回動プレート9を軸8を中心に下方
に回動させる。
回動プレート9の挿入筐部17内にはトーシヨ
ンスプリング12の他端16が挿入されているか
ら、トーシヨンスプリング12の他端16は回動
プレート9と共に回動し、トーシヨンスプリング
12の一端14の身体保持装置プレート15を前
方に突き出す。
この場合、金属カラー40の外径を、前記ブラ
ケツト27の取付穴32と前記ブラケツト29の
取付穴33の内径と一致させ、その両端部を取付
穴32と取付穴33に密着嵌合させているから、
金属カラー40は、前記ブラケツト27とブラケ
ツト29に対して上下左右方向には移動しない。
したがつて、身体保持装置プレート15に掛つ
た荷重がカム20の外周面を押圧しても、この荷
重は金属カラー40により前記ブラケツト29と
ブラケツト27に掛ることになり、軸30の軸部
43には掛らない。
したがつて、身体保持装置プレート15の位置
に関わらず、軸30の回転は軽く、操作が頗る簡
単である。
(効果) 前記したように、従来公知の車両用シートの身
体保持装置の調節装置は、第7図、第8図に図示
したように、Aはシートの骨格フレームに固着さ
れている取付台、Bは縦軸、Cはトーシヨンスプ
リング、Dは中間部、Fは身体保持装置プレー
ト、Eはカム、Gは軸であるところ、軸Gの外面
にカムEが直接嵌合され、カムEに身体保持装置
プレートF側が当接されていた。前記公知のもの
は、前記カムEは軸Gに対して密着している構造
のため、カムEに掛る荷重は、直接軸Gに掛り、
軸Gをその軸受に強圧させるので、回転摩擦が増
加し、軸Gの回転は重くなるという問題があつ
た。
そこで、本考案は、カムEに荷重が掛つても、
軸Gには荷重は掛らず、軸Gをその軸受に強圧さ
せないで、軽く回転するようにしたもので、車両
用シート内の骨格フレーム5の所望位置に金属製
の取付台6を固定し、該取付台6には金属カラー
40の内端55を密嵌合させたブラケツト29と
金属カラー40の外端56を密嵌合させたブラケ
ツト27をそれぞれ固定し、前記金属カラー40
の外周にはゴムまたはプラスチツク製緩衝材39
を介してカム20を嵌合し、前記金属カラー40
の内側にはブツシユ41,42を介して前記カム
20を回転させる操作ハンドル34付軸30を軸
装し、前記カム20の外周に身体保持装置側を接
当させた車両用シートの身体保持装置の調節装置
の構造としたものであるから、よく前記目的を達
成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は装置全体の斜視図、第2図は要部の横
断平面図、第3図、第4図は要部の一部断面図、
第5図はカムを取外した要部の断面図、第6図は
分解斜視図、第7図、第8図は公知例図である。 符号の説明、1……座席シート、2……身体保
持装置部、3……クツシヨン材、4……表皮、5
……骨格フレーム、6……取付台、7……前後
壁、8……横軸、9……回動プレート、10……
フランジ部、11……並行横軸、12……トーシ
ヨンスプリング、13……中間部、14……一
端、15……身体保持装置、16……他端、17
……挿入筐部、18……先端部、19……係合突
起、20……カム、21……係合溝、22……バ
ネ、23……後端部、24……底板、25……他
端部、26……垂直壁、27……ブラケツト、2
8……ボルト、29……ブラケツト、30……
軸、31,32,33……取付穴、34……操作
ハンドル、35……フランジ部、36……異径
部、37……軸受、38……挿通孔、39……緩
衝材、40……カラー、41……ブツシユ、42
……ブツシユ、43……軸部、44……隙間、4
5……ラツチプレート、46……係合溝、47…
…ラチエツト、48……回動板、49……軸、5
0……係合爪、51……バネ、52……突片、5
3……バネ、54……ボルト、55……内端、5
5……外端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両用シート内の骨格フレーム5の所望位置に
    金属製の取付台6を固定し、該取付台6には金属
    カラー40の内端55を密嵌合させたブラケツト
    29と金属カラー40の外端56を密嵌合させた
    ブラケツト27をそれぞれ固定し、前記金属カラ
    ー40の外周にはゴムまたはプラスチツク製緩衝
    材39を介してカム20を嵌合し、前記金属カラ
    ー40の内側にはブツシユ41,42を介して前
    記カム20を回転させる操作ハンドル34付軸3
    0を軸装し、前記カム20の外周に身体保持装置
    側を接当させた車両用シートの身体保持装置の調
    節装置。
JP1985197146U 1985-12-21 1985-12-21 Expired JPH0345635Y2 (ja)

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JPH0636779Y2 (ja) * 1987-12-17 1994-09-28 デルタ工業株式会社 自動車用シートのクッション構造

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