JPH0510694Y2 - - Google Patents

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JPH0510694Y2
JPH0510694Y2 JP1986166847U JP16684786U JPH0510694Y2 JP H0510694 Y2 JPH0510694 Y2 JP H0510694Y2 JP 1986166847 U JP1986166847 U JP 1986166847U JP 16684786 U JP16684786 U JP 16684786U JP H0510694 Y2 JPH0510694 Y2 JP H0510694Y2
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JP
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arm
spring
free end
seat bag
lumbar support
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用シートの腰椎部支持装置に関
するものである。
(従来の技術) 従来、この種の自動車用シートの腰椎部支持装
置としては、例えば、実公昭56−27805号(実願
昭53−130404号)公報に記載された装置で、すな
わち、第5図に示すように、自動車用シートのシ
ートバツクaに内蔵され、シートバツクaの前後
方向に揺動自在な第1アームbをシートバツクa
のフレームcに枢支し、第1アームbの揺動方向
に揺動し、かつ、シートバツクaの腰椎支持部d
に当接する第2アームeを第1アームbに枢支
し、第2アームeとフレームcもしくは第1アー
ムb間にコイルバネfを架設し、第2アームeの
先端部を腰椎支持部dに当接する方向に付勢する
一方、シートバツクaの側部に配置される操作ハ
ンドルgによつて回転操作されるカム手段hによ
つて第1アームbの揺動位置を調整するものであ
る。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来の装置は、第1アームbの自由端部に
第2アームeが枢支される構成であるため、その
構成が複雑であり、また耐久性の点で問題があ
る。
本考案は以上に述べた事情に鑑みなされたもの
で、より簡単な構成によつて、腰椎部の支持をす
ることができ、また耐久性の向上を図ることがで
きる自動車用シートの腰椎部支持装置を提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係る自動車用シートの腰椎部支持装置
は、自由端部においてシートバツクの腰椎支持部
材に当接される第1アームと、この第1アームの
基端を一体に固定して第1アームをシートバツク
のフレームに前後方向に揺動自在に支軸によつて
枢支する枢支部材と、この枢支部材に第1アーム
の前記自由端部と逆方向に突設される凸片と、こ
の凸片にほぼ前後方向に向かい合うように設ける
と共に、前記シートバツクの前後方向に揺動自在
に前記支軸に枢支される第2アームと、前記凸片
と第2アームとの間に縮設すると共に、前記第1
アームの自由端部を腰椎支持部材に押圧するばね
と、前記第2アームの自由端部に係合され、操作
ハンドルにより押圧手段の押圧力を調節するカム
とを備えてなるものである。
(作用) 本考案にかかる腰椎部支持装置によれば、シー
トバツクのフレームに枢支された第1アームによ
つて腰椎支持部材が支持され、同様にシートバツ
クのフレームに枢支された第2アームとの間に縮
設されたばねによつて第1アームの自由端部が腰
椎支持部材を押圧し、このばねによる押圧手段の
押圧力は第2アームの自由端部に当接されるカム
によつて調節可能になり、カムは操作ハンドルに
よつて回転操作可能とされる。したがつて、操作
ハンドルの操作によつて、第1アームの自由端に
よる腰椎部分の支持圧を調節しつつ腰椎の支持を
行なうことができるものである。
(実施例) 以下、本考案にかかる腰椎部支持装置の一実施
例を第1図乃至第4図に基づいて説明する。
第1図は本考案の装置を施してなる自動車用シ
ートバツクの一部を破断して示す斜視図、第2図
は本考案の装置の全体斜視図、第3図は第2図示
の−断面図、第4図は本考案の装置の一部を
示す斜視図で、図面中、1は自動車のシートバツ
クで、シートバツク1はパイプを折曲し枠組して
なるフレーム2によつてその骨格が形成される。
フレーム2にはブラケツト3がその枠組の内方
に向かつて突設され、ブラケツト3には、棒材を
ほぼU字形に折曲し、かつ、自由端部が前方に向
かうようにほぼ中央で逆へ字形に折曲してなる第
1アーム4の基端が枢支部材5に一体に固定され
る。従つて、第1アーム4は枢支部材5を介し
て、支軸6によつてシートバツク1の前後方向に
揺動自在に枢支される。そして前記第1アーム4
の自由端部は、シートバツク1に内設され、か
つ、着席者の腰椎部分を支持する板状の腰椎支持
部材7のほぼ中央に当接されるように取付ける。
また、枢支部材5の支軸6に対して第1アーム4
の一端が回動可能に軸着し、この第1アーム4に
凸片8が一体的に突設される。
フレーム2のブラケツト3には、凸片8にほぼ
前後方向に向かい合うように延長される第2アー
ム9が同様に支軸6にシートバツク1の前後方向
に揺動自在に枢支される。この第2アーム9と凸
片8との間にはコイルスプリング等よりなるばね
10が一対縮設され、ばね10の押圧力によつて
第1アーム4の自由端部が腰椎支持部材7に当接
押圧される。なお、ばね10の抜け落ちを防止す
るために、第2アーム9及び凸片8のそれぞれに
対峙する面にボス9a,8aが形成さればね10
を係合している。なお、第2アーム9をばね10
を介して凸片8に係止するために、ブラケツト3
と第2アーム9の自由端部との間にコイルスプリ
ング11が一対架設される。
また、第2アーム9には凸部12が形成され、
凸部12に係合可能な軸方向の溝13を周側に適
宜間隔をおいて複数設けてなるカム14が、ブラ
ケツト13の前方に向かつて起立した起立部15
に枢支される支軸16に固定され、支軸16の回
転によつて回転可能とされる。この支軸16の端
部はシートバツク1の側部に突出され、支軸16
のその突出した端部には、操作ハンドル17が装
着され、操作ハンドル17の回転によつてカム1
7の回転操作がなされる。なお、カム14はラチ
エツト機構18によつて一方向のみ回転可能とさ
れている。
本考案の装置は、以上に述べたようであるた
め、操作ハンドル17を回転操作すると、カム4
が回転して第2アーム9が押引され、この押引力
によつてばね10を介し第1アーム4が前後方向
に回動して腰椎への支持圧を調節しつつ、着座者
の腰椎を支持することができるものである。
(考案の効果) 以上に述べたように、本考案による腰椎部支持
装置によれば、従来装置のように第2アームが第
1アームの自由端部に枢支される構成ではなく、
共にシートバツクのフレームに直接枢支される構
成であるため、第1アームの剛性をより小とする
ことができ、装置全体をよりコンパクトに形成す
ることができ、更に耐久性の向上を図ることがで
きる。加えて、本考案装置は、第1アームと一体
の凸片と第2アームとの間に縮設したばねの弾性
変形によつて第1アームによる支持部材の押圧力
を調節する構造であるため、第1アーム自体が変
形することがないし、ばねの弾力方向と支持部材
に加わる荷重方向が一致する。従つて、支持部材
に対する第1アームの押圧が確実で、ばねの弾力
が支持部材に有効に伝達することができる。その
ため、支持部材に対する第1アームの支持力、支
持手段が良好になり、腰椎支持装置として極めて
優れたものを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置を施してなる自動車用シ
ートバツクの一部を破断して示す斜視図、第2図
は本考案の装置の全体斜視図、第3図は第2図示
の−断面図、第4図は本考案の装置の一部を
示す斜視図、第5図は従来の装置を施こしたシー
トバツクの要部断面図である。 1……シートバツク、2……フレーム、4……
第1アーム、6……支軸、7……腰椎支持部材、
8……凸片、9……第2アーム、10……ばね、
14……カム(カム手段)、16……支軸、17
……操作ハンドル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自由端部においてシートバツクの腰椎支持部材
    に当接される第1アームと、 この第1アームの基端を一体に固定し、第1ア
    ームをシートバツクのフレームに前後方向に揺動
    自在に支軸によつて枢支する枢支部材と、 この枢支部材を境にして第1アームの前記先端
    部と逆方向に枢支部材に突設される凸片と、 この凸片にほぼ前後方向に向かい合うように設
    けると共に、前記シートバツクの前後方向に揺動
    自在に前記支軸に枢支される第2アームと、 前記凸片と第2アームとの間に縮設すると共
    に、前記第1アームの自由端部を腰椎支持部材に
    押圧するばねと、 前記第2アームの自由端部に係合すると共に、
    操作ハンドルによりばねの押圧力を調節するカム
    と を備えたことを特徴とする自動車用シートの腰椎
    部支持装置。
JP1986166847U 1986-10-30 1986-10-30 Expired - Lifetime JPH0510694Y2 (ja)

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JP1986166847U JPH0510694Y2 (ja) 1986-10-30 1986-10-30

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JPS6371759U JPS6371759U (ja) 1988-05-13
JPH0510694Y2 true JPH0510694Y2 (ja) 1993-03-16

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JPH0750999Y2 (ja) * 1990-03-28 1995-11-22 株式会社タチエス ランバーサポート装置

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JPS5385306U (ja) * 1976-12-14 1978-07-14

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JPS6371759U (ja) 1988-05-13

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