JP2587165Y2 - 給排紙装置 - Google Patents

給排紙装置

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JP2587165Y2
JP2587165Y2 JP1992011586U JP1158692U JP2587165Y2 JP 2587165 Y2 JP2587165 Y2 JP 2587165Y2 JP 1992011586 U JP1992011586 U JP 1992011586U JP 1158692 U JP1158692 U JP 1158692U JP 2587165 Y2 JP2587165 Y2 JP 2587165Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シート取扱装置におけ
る給排紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機または印刷機などの画像形成装
置、又はその他のシート取扱装置にあっては、給紙トレ
ーに載置したシートを一枚ずつ送り出したり、又は搬送
途中に中間トレーを設置しておき、この上にシートを一
旦排紙してシート面を反転させたのち再び送り出すとき
に給排紙ローラを用いた形式のものがある。従来、中間
トレーにおいて用いられていた給排紙ローラとして、例
えば図6に示したようなものが知られている。この給排
紙ローラ1は、モータの駆動軸2に固着された給紙ロー
ラ3と、アーム部材4によって駆動軸2に支持された補
助ローラ5とで構成され、駆動軸2の回転力をベルト6
を介して補助ローラ5に伝達している。また、アーム部
材4の延長後端部には電磁ソレノイド7が設けられてい
る。更に、アーム部材4は中間部に取り付けられたバネ
8によって常時上方向に引っ張られており、電磁ソレノ
イド7が非励磁の時にはバネ力により上方へ引っ張られ
ることで、補助ローラ5を中間トレー9の搬送面から離
間させている。
【0003】従って、上述のような構成よりなる従来の
給排紙ローラ1では、シート10が反転経路11を通っ
て中間トレー9内に排紙されるときには、給紙ローラ3
を時計方向に回転させることでシート10を中間トレー
9内に排紙することができる。この時、電磁ソレノイド
7は非励磁にあるため、アーム部材4がバネ力によって
上方向に回動し、結果的に補助ローラ5は中間トレー9
の搬送面から離間した状態にある。中間トレー9上に送
り込まれたシート10は、給紙側端部12が補助ローラ
5の手前側に位置している。次に、補助ローラ5を離間
させた状態で整合部材13を左右方向にスライドさせシ
ート10の側端部を基準位置に合わせる。
【0004】整合が完了した後、電磁ソレノイド7を励
磁するとアーム部材4が駆動軸2を中心として反時計方
向に回動し、それに対応して補助ローラ5は、二点鎖線
で示したように、バネ8の付勢力に抗してシート10上
を押圧する。従って、駆動軸2を前述とは逆方向に回転
させ給紙ローラ3を反時計方向に回転することにより、
補助ローラ5もシート10上で同一方向に回転し、その
圧接力によって中間トレー9からシート10を給紙す
る。そして、シート10の先端部が給紙ローラ3に達す
ると、両方のローラ3、5の作用を受けてシート10が
次のステップに給紙されることになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の給排紙装置にあっては、補助ローラ5のシート離間
手段に用いたバネ8及び補助ローラ5のシート押圧手段
に用いた電磁ソレノイド7は、いずれも給排紙ローラ1
の駆動軸2の方向に対して外方に突出したものであるた
めに、これらの手段を配設するためのスペースが装置内
に必要となり、その分装置全体が大型化してしまう他、
電磁ソレノイド7を用いているために、駆動回路が必要
になるなど機構全体が複雑になるといった問題があっ
た。
【0006】そこで、本考案が解決しようとする技術的
課題は、給排紙装置全体の大きさをできるだけコンパク
トにすると共に、給排紙装置を電磁ソレノイドなどを用
いずに簡単な機構によって構成することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述の課題を
解決するために、正逆回転する駆動軸と、この駆動軸に
支持された給紙ローラと、この給紙ローラの回転方向と
同期して同一方向に回転する補助ローラとを有すると共
に、この補助ローラを前記給紙ローラの両側で駆動軸に
回転可能に取り付けられた一対のアーム部材によって支
持し、前記駆動軸と一方のアーム部材との間には前記給
紙ローラを逆回転させた時にアーム部材に作用するトル
クリミッタを、また給紙ローラと他方のアーム部材との
間には駆動軸の正逆回転時に給紙ローラとアーム部材と
の間で摩擦抵抗を生じさせバネ部材をそれぞれ設けた
給排紙装置を手段とする。
【0008】
【作用】上述の手段によれば、給紙ローラを正回転させ
た時にはバネ部材とアーム部材との間に発生した面圧に
よってアーム部材が回動され、前記補助ローラがシート
と離間する一方、給紙ローラを逆回転させた時には前記
トルクリミッタの作用によってアーム部材が前記とは反
対方向に回動され、補助ローラがシートを一定圧で押圧
して、補助ローラによるシートの安定的な繰り出しが可
能となる。
【0009】
【実施例】以下添付図面に基づいて本考案の実施例を詳
細に説明する。図1及び図2は、画像形成装置としての
プリンタPを示したものである。このプリンタPは画像
を形成するためのプリンタ本体100、このプリンタ本
体100の下流側に配設された搬送ユニット200、プ
リンタ本体100の下部に組み込まれた本体装着給紙ユ
ニット300及びその下部に配設させたシート反転ユニ
ット400とで構成されている。尚、本体装着給紙ユニ
ット300は同ユニットを2段、3段と適宜に複数段積
み重ねることも、逆に未装着で直接プリンタ本体100
とシート反転ユニット400を重ねることも、更にシー
ト反転ユニット400の下部に図示せぬシート分配ユニ
ットを自由に組み合せることも可能である。各ユニット
300,400のサブ制御手段301,401は、各コ
ネクタを介してプリンタ本体100のメイン制御手段1
01に電気的に接続されており、このメイン制御手段1
01によって装着された各ユニットの構成状態が認識さ
れ個々に適宜制御される。特に、複数段積み重ね可能な
本体装着給紙ユニット300のサブ制御手段301に
は、プリンタ本体100に対し何段目であるかを認識し
得る信号を出すように構成されているとともに、上部ユ
ニットの後述する引出しカセットが下部ユニットの動作
中に引き出されないように図示せぬロック手段がそれぞ
れ設けられている。また、上記各ユニット300,40
0にはプリンタ本体100若しくは上部ユニットと装着
し位置決めするための位置決め手段302,402及
び、各ユニット300,400が予め決められるパター
ンの積み重ね状態に規制するユニット装着順ミス防止手
段303,304が設けられている。更に、プリンタ本
体100の底部には本体収納給紙ユニット500が一体
に組み込まれている。
【0010】プリンタ本体100は、前記本体収納給紙
ユニット500又は本体装着給紙ユニット300などの
給紙ユニットから繰り出されたシートを印刷するための
画像形成ユニット102を備えている。この画像形成ユ
ニット102では、給紙ユニットからシートガイド10
3内に繰り出されたシートを搬送ローラ104によって
レジストローラ105に送り込み、レジストローラ10
5で一旦待機させたのち画像形成ドラム106によって
シート上に画像を転写する。そして、さらに一対の定着
ローラ107の間を通すことでシートに画像を定着さ
せ、その下流側に配設された排紙ローラ108を介して
搬送ユニット200に送り込む。なお、前記排紙ローラ
108の下流側近傍には切替可能なシート反転ガイド1
09が配設されており、このシート反転ガイド109を
切り換えることによって、搬送ユニット200とは別に
設けられたシート反転トレー110に裏表を逆にした状
態で排紙することもできる。
【0011】搬送ユニット200に送り込まれたシート
は、その先端部が排紙センサ201によって検出された
のち排紙中継ローラ202を介して排紙ローラ203側
に搬送され、表面を上にした状態で排紙トレー204上
に排紙される。また、搬送ユニット200は、前記排紙
経路以外に再給紙経路を備えている。この再給紙経路
は、上記排紙中継ローラ202と排紙ローラ203との
間に配置した切替可能な再給紙ガイド片205と、この
再給紙ガイド片205から続く再給紙ガイド206と、
この再給紙ガイド206の先端部でシートの先端通過を
検知する再給紙センサ207と、再給紙排出ローラ20
8とで構成されている。そして、前記再給紙ガイド片2
05を切り換えることによって再給紙経路の通路を開
き、再給紙ガイド206内にシートを送り込む。シート
の先端部が再給紙センサ207によって検知されたのち
後端部が定着ローラ107を抜けると排紙ローラ203
の回転が速くなってシート搬送スピードが上がるように
なっている。再給紙ガイド206内を通過したシート
は、本体装着給紙ユニット300の後部に設けられた下
方搬送ガイド部304内を通過したのち、シート反転ユ
ニット400内に送り込まれる。
【0012】シート反転ユニット400は、シートの両
面に画像を形成するためにシートを反転して再びプリン
タ本体100に送り出すためのものであり、ユニット本
体404の後端部上面と前端部上面とにシート受入口4
05とシート送出口406とをそれぞれ備えるととも
に、図示せぬ下部に装着されるシート分配ユニットへシ
ートを搬送する搬送ガイド407及びその搬送ガイド4
07へシートを切り換える該シート分配ユニットに設け
られた切換手段によって適宜作動されるガイド片408
を備えている。
【0013】また、ユニット本体404内には反転され
たシートを整合するための整合部409が配設されてお
り、この整合部409と前記シート受入口405との間
には略S字状をなす反転経路410が形成されている。
反転経路410は、シート受入口405からシート送出
口406へほぼ水平に向かう上側経路430と、シート
送出口406の付近まで延びた上側経路430の終端か
ら下方側に大きく弧を描いて反転する下側経路431と
で構成され、下側経路431の排紙口418の付近には
正逆回転が可能な給排紙ローラ414が配置されると共
に、その先方には整合部409のガイド部材415が水
平状にほぼ真っ直ぐ延びている。また、ガイド部材41
5を駆動するための整合部409の駆動手段432は、
前記上側経路430、下側経路431およびガイド部材
415によって囲まれた空間部437に配設されてい
る。なお、この実施例ではシート反転ユニット400で
発生したジャムを処理するために、反転経路410の一
部と整合部409とを一緒にユニット本体404の前方
側(図2においてプリンタ本体100の右側)に引き出
せるように構成されている。即ち、ユニット本体404
の内部では、上側経路430に配置された搬送ローラ4
12と413との間で分離できる構造となっている。
【0014】従って、上記シート受入口405からユニ
ット本体404内に導かれたシートは、S字状の反転経
路410を搬送されながら画像形成面が反転され、その
終端に配置された給排紙ローラ414によって整合部4
09に送り込まれる。整合部409ではシートのサイズ
に合わせてガイド部材415がスライド移動しシートの
左右方向を規制して修正する。次いで、上記給排紙ロー
ラ414を逆回転させて整合部409にあるシートを上
記反転経路410の排紙口418に設けられた弾性を有
する薄いプラスチック板等を利用した一方向規制ガイド
419によって反転経路410の下側経路431と分離
した給紙経路420内に繰り出され、シート反転ユニッ
ト400の前端部上面に形成されているシート送出口4
06から本体装着給紙ユニット300に送り出す。尚、
この際プリンタ本体100とシート反転ユニット400
との間に本体装着給紙ユニット300が積み重ねられて
パス長が長い場合などは、シート反転ユニット400の
シートを搬送途中で、本体装着給紙ユニット300から
新たなシートをプリンタ本体100に送り込み、次の印
刷をするいわゆる交互給紙をすることによって搬送時間
を解消し得る。また、前記整合部409ではシートを一
枚ずつ整合して給紙する場合と、シートを複数枚まとめ
て整合してから給紙する場合がある。
【0015】本体装着給紙ユニット300の前端部に
は、前記反転済みのシートをそのまま上方へ通過させる
上方搬送ガイド部305が設けられている。そして、こ
の上方搬送ガイド部305を通過したシートは、上述し
たプリンタ本体100の画像形成ユニット102に送り
込まれ、今度は反対側の面に印刷されたのち、再び搬送
ユニット200に搬送される。
【0016】なお、上述した本体装着給紙ユニット30
0と本体収納給紙ユニット500は、いずれもプリンタ
Pの前方側(図2においてプリンタ本体100の右側)
に引き出し可能な給紙カセット306,506を有して
いる。そして、このカセット306,506は、基本的
にはシートを載置するためのシートホッパ307,50
7と、シートホッパ307,507上に載置されたシー
トの前側両角部を係止する分離爪308,508と、シ
ートホッパ307,507の前側底部に配置され常時シ
ートホッパ307,507を上方へ付勢するスプリング
309,509と、このスプリング圧によって最上位の
シートに当接する給紙ローラ310,510と、分離爪
308,508の前側に形成されたシート給紙ガイド3
11,511とで基本的に構成されている。そして、シ
ート給紙時には給紙ローラ310,510が選択的にシ
ート上で回転し、その摩擦力によって最上位のシートを
給紙方向に繰り出し、分離爪308,508からシート
を一枚ずつ分離させてシート給紙ガイド311,511
によりプリンタ本体100の画像形成ユニット102内
に送り出す。
【0017】図3乃至図5は、本考案に係る給排紙ロー
ラ414の一実施例を示したものである。この給排紙ロ
ーラ414は、前後方向に配設された給紙ローラ425
と補助ローラ426とを有する。給紙ローラ425は、
正逆回転するモータの駆動軸433に固着され、また補
助ローラ426は、前記駆動軸433とアーム部材43
4,435により連結されている従動軸436に固着さ
れている。アーム部材434,435は、給紙ローラ4
25及び補助ローラ426の両側に一対配置されてお
り、駆動軸433および従動軸436に回転自在に取り
付けられている。また、前記駆動軸433および従動軸
436にはそれぞれプーリ427,428が固着されて
おり、このプーリ427,428に架け渡したベルト4
39の駆動力によって給紙ローラ425と同一の回転を
補助ローラ426にも伝達できる構造となっている。な
お、この実施例では上記一対のアーム部材434,43
5は、前端部及び後端部がそれぞれ連結されたフレーム
を構成している。
【0018】また、この実施例では給紙ローラ425と
一方のアーム部材434との間に、駆動軸433に装着
された圧縮スプリング440が介在されている。従っ
て、この圧縮スプリング440は常時アーム部材434
を押圧しており、給紙ローラ425が回転するときには
圧縮スプリング440も一緒に回転し、圧縮スプリング
440の一方側の巻端がアーム部材434に圧接するこ
とでアーム部材434との間に摩擦力を発生させ、アー
ム部材434を給紙ローラ425の回転方向に回動させ
る。
【0019】更に、この実施例では、他方のアーム部材
435と駆動軸433との間にトルクリミッタ441が
設けられている。このトルクリミッタ441は、一方向
クラッチ442を内蔵したボス443と、このボス44
3とアーム部材435との間に配設されたコイルバネ4
44とで構成されている。ボス443は駆動軸433に
回転可能に取り付けられているが、図3において駆動軸
433が反時計方向に回転する時だけ一方向クラッチ4
42と接続されて、駆動軸433の回転力がボス443
に伝達される。またコイルバネ444の巻端部は、ボス
443のつば部445とアーム部材435のつば部44
6にそれぞれきつく嵌め込まれているが、特にボス44
3側ではコイルバネ444の端部がボス443に形成さ
れた溝部447に嵌合固定されている。
【0020】次に、上記構成よりなる給排紙ローラ41
4の作動を説明する。先ず図2で示したシート反転ユニ
ット400内の反転経路410を搬送されてくるシート
は、反転経路410の排紙口418から一方向規制ガイ
ド419を介して排紙され、給紙ローラ425とピンチ
ローラ448との間に挟持される。この時、給紙ローラ
425は時計方向に回転しているため、シート10は中
間トレー449方向に排紙される。また、給紙ローラ4
25が回転することでアーム部材434に対する圧縮ス
プリング440の面圧が大きくなり、圧縮スプリング4
40と一緒にアーム部材434,435も時計方向に回
動する。その結果、補助ローラ426が中間トレー44
9の搬送面から持ち上がり、シート10と離間した状態
で給紙ローラ425と同一方向の回転を続ける。なお、
アーム部材434,435は、その上方に設置されたス
トッパ450によって上方向への回動が規制されるが、
アーム部材434と圧縮スプリング440との間でスリ
ップするため駆動軸433の回転を妨げることはない。
また、この時は、トルクリミッタ441の一方向クラッ
チ442は切れているため、アーム部材435へのトル
ク伝達は生じない。
【0021】中間トレー449上に送り込まれたシート
10は、給紙側端部12が補助ローラ426の手前側に
位置している。次に、補助ローラ426を離間させた状
態で整合部のガイド部材415を左右方向にスライドさ
せシート10の側端部を基準位置に合わせる。整合が完
了したのち、モータの駆動軸433を逆回転させ、給紙
ローラ425を反時計方向に回転させる。すると今度は
トルクリミッタ441の一方向クラッチ442が接続さ
れてボス443が駆動軸433と一緒に回転する。それ
故、コイルバネ444を介してアーム部材435が反時
計方向に回動することになり、補助ローラ426がシー
ト面上に圧接される。この圧接状態で更に駆動軸433
が回転するとコイルバネ444とアーム部材435のつ
ば部446との間でスリップが生ずるため、駆動軸43
3の回転は継続されると共に、補助ローラ426による
一定圧力での圧接状態が保持される。なお、この実施例
ではトルクリミッタ441とは反対側に設けられた圧縮
スプリング440によってもアーム部材434を下方側
に回動させてシート10を圧接する力が生じているた
め、両方のアーム部材434,435で補助ローラ42
6に圧接力を付与することになり、補助ローラ426全
体に均一な圧接力が得られることとなる。
【0022】従って、補助ローラ426は、一定の力で
シート面に圧接しながら反時計方向に回転しているの
で、その摩擦力によって中間トレー449上にあるシー
ト10は繰り出されることになる。そして、シート10
の給紙側端部12が給紙ローラ425に達すると、今度
は両方のローラ431,432の作用を受け、一方向規
制ガイド419の切替によって反転経路410とは異な
る給紙経路420に給紙され、ピンチローラ466によ
って搬送されることになる。
【0023】なお、上記実施例ではバネ部材としてコイ
ル状の圧縮スプリング440を用いた例について説明し
たが、アーム部材434との間で面圧による摩擦抵抗を
生じさせるものであれば、上述のものに限定されない。
【0024】上記の実施例はシート反転ユニットの中間
トレー449における給排紙ローラ414について説明
したが、プリンタ本体100内に装備された本体収納給
紙ユニット500や本体装着給紙ユニット300の給紙
装置など、シート取扱装置の給紙装置に広く適用するこ
とができる。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る給排
紙装置によれば、補助ローラをシート面から離間させる
ための手段および補助ローラをシート面に圧接するため
の手段を駆動軸に沿って配設したから、給排紙装置全体
をコンパクトに構成することができた。また、シートを
一定圧で押圧する手段としてトルクリミッタを用いてい
るために、従来のように電磁ソレノイドを利用するのに
比べて機構全体が極めて簡易なものとなる。さらに、シ
ートを押圧する際にトルクリミッタの他にバネ部材も作
用するので、補助ローラ全体に均一な圧接力を付与する
ことが出来るといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る給排紙装置を備えたプリンタの概
略斜視図である。
【図2】本考案に係る給排紙装置を備えたプリンタの概
略断面図である。
【図3】本考案に係る給排紙装置の分解斜視図である。
【図4】本考案に係る給排紙装置の平断面図である。
【図5】本考案に係る給排紙装置の側面図である。
【図6】従来における給排紙装置の側面図である。
【符号の説明】
P プリンタ 10 シート 100 プリンタ本体 200 搬送ユニット 300 本体装着給紙ユニット 400 シート反転ユニット 404 ユニット本体 410 反転経路 414 給排紙ローラ 425 給紙ローラ 426 補助ローラ 433 駆動軸 434 アーム部材 435 アーム部材 440 圧縮スプリング(バネ部材) 441 トルクリミッタ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆回転する駆動軸と、この駆動軸に支
    持された給紙ローラと、この給紙ローラの回転方向と同
    期して同一方向に回転する補助ローラとを有すると共
    に、この補助ローラを前記給紙ローラの両側で駆動軸に
    回転可能に取り付けられた一対のアーム部材によって支
    持し、前記駆動軸と一方のアーム部材との間には前記給
    紙ローラを逆回転させた時にアーム部材に作用するトル
    クリミッタを、また給紙ローラと他方のアーム部材との
    間には駆動軸の正逆回転時に給紙ローラとアーム部材と
    の間で摩擦抵抗を生じさせバネ部材をそれぞれ設けた
    ことを特徴とする給排紙装置。
  2. 【請求項2】 ユニット本体の対向する両側にシートの
    受入口と送出口とを備え、画像形成装置から送られてき
    た片面処理済みのシートを前記受入口からユニット本体
    内に導き入れ、該ユニット本体内に形成した所定の反転
    経路を搬送させて該反転経路の終端位置で正回転する給
    排紙ローラによって前記シートの画像形成面を反転さ
    せ、さらにこの反転させたシートを前述とは逆回転させ
    た前記給排紙ローラによってユニット本体の送出口側に
    給送するようにしたシート反転ユニットの給排紙装置に
    おいて、 前記給排紙ローラを、正逆回転する駆動軸に支持された
    給紙ローラと、この給紙ローラと駆動伝達手段を介して
    同一方向に回転する補助ローラとで構成すると共に、こ
    の補助ローラを前記給紙ローラの両側で駆動軸に回転可
    能に取り付けられた一対のアーム部材によって支持し、 前記駆動軸と一方のアーム部材との間には前記給紙ロー
    ラを逆回転させた時にアーム部材に作用するトルクリミ
    ッタを取り付ける一方、給紙ローラと他方のアーム部材
    との間には該給紙ローラが常時アーム部材を押圧するバ
    ネ部材を装着し、 給紙ローラを正回転させた時には前記バネ部材を介して
    給紙ローラとアーム部材との間に生ずる摩擦抵抗によっ
    て前記補助ローラがシートとは離間する方向にアーム部
    材を回動させる一方、給紙ローラを逆回転させた時には
    前記トルクリミッタの作用によって補助ローラがシート
    を押圧する方向にアーム部材を回動させたことを特徴と
    するシート反転ユニットの給排紙装置。
JP1992011586U 1992-03-09 1992-03-09 給排紙装置 Expired - Lifetime JP2587165Y2 (ja)

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