JP2586962B2 - 洗剤の汚れ再沈着防止性を改良する方法および製品 - Google Patents

洗剤の汚れ再沈着防止性を改良する方法および製品

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JP2586962B2 JP3173472A JP17347291A JP2586962B2 JP 2586962 B2 JP2586962 B2 JP 2586962B2 JP 3173472 A JP3173472 A JP 3173472A JP 17347291 A JP17347291 A JP 17347291A JP 2586962 B2 JP2586962 B2 JP 2586962B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗剤組成物および洗剤組
成物の製造法に関する。本発明の洗剤組成物は汚れ除去
性および/または汚れ再沈看防止性を著しく改良したも
のである。本発明によればこれらの性質は著しく改良さ
れた且つ予想外の汚れ再沈着防止性を与える変性植物性
蛋白物質の添加によって予想外に改良されることが見出
された。更に、この変性植物性蛋白物質は迅速にバイオ
分解性であり従って洗剤の環境性を全体として著しく改
良する。
【0002】
【従来の技術】本発明に関連のある技術として下記の米
国特許すなわち第3,000,830号、第3,59
4,324号、第4,352,692号、第4,47
4,694号および第4,689,381号が注目され
る。
【0003】合成洗剤組成物は織物から汚れを除去する
ために多年にわたって商業的に使用された。これらの組
成物は一般に多数の異なった化合物もしくは添加物の組
合せである。これらの組成物として有機洗剤化合物たと
えば界面活性剤、ビルダー成分たとえば硬水中の種々の
金属を捕捉することによって界面活性剤の洗浄効力を増
強するリン酸塩、および界面活性剤が懸濁物中の汚れ粉
子を保持し洗浄中の織物に汚れが再沈着するのを助ける
再沈着防止剤があげられるが、これらに限定されない。
【0004】汚れ再沈着防止剤の使用は一般に洗剤で洗
った織物の白色度または着色の輝きを改良する。再沈着
防止剤は汚れが織物から除去されるとその汚れを溶液中
に懸濁状に保ち汚れが洗った織物に再沈着するのを防ぐ
からである。洗剤組成物が洗浄中に貧弱な汚れ懸濁性し
かもたないと、汚れは洗たく水から洗った織物に再沈着
して、織物は究極的に圧色またはどんよりした外観をも
つことになる。これは審美的にいって非常に望ましくな
いことである。
【0005】汚れ再沈着防止剤として多数の物質が使用
された。最も広く使用された物質はカルボキシメチルセ
ルロースである。カルボキシメチルセルロースは、洗た
くによって織物から除かれた汚れが溶液から再沈着する
のを防ぐために織物洗浄用の種々の洗剤組成物に多年に
わたって添加された。汚れ再沈着防止剤として提案また
は使用されたその他の物質として、ナトリウム・ポリア
クリレート、ポリビニルアセテート、エチルセルロー
ス、ポリビニルアルコール、ナトリウム・アルギネー
ト、および種々の変性デンプンがあげられる。上記のす
べてはカルボキシメチルセルロースよりも効果が少ない
と一般にみなされている。他の種々の汚れ再沈着防止剤
でカルボキシメチルセルロースよりも改良された汚れ再
沈着防止性をもつものとして記載されたものとして米国
特許第3,000,830号に記載されているようなポ
リビニルピロリドンおよび米国特許第3,594,32
4号に記載されているようなカルボキシメチルセルロー
スとゼラチン蛋白との組合せがあげられる。これらの物
質を洗剤中に汚れ再沈着防止剤として使用することはあ
る程度成功を収めたけれども、それにもかかわらずより
良い汚れ再沈看防止性をもち、容易に適合性があって広
範囲の種類の洗剤組成物に有用な改良物質の必要が依然
として存在する。液体洗剤組成物においてより有効であ
る汚れ再沈着防止剤を開発することが特に望ましい。た
とえばカルボキシメチルセルロースおよびエチルセルロ
ースならびに他の種類の従来技術の再沈着防止剤は液体
洗剤を作る溶液中で非常に貧弱な結果しかもたない。そ
の結果として、これらの物質は液体洗剤組成物中の汚れ
再沈着防止剤としての有効性が非常に小さい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題とその解決手段】本発明
者はカチオン性モノマー特にカチオン性クロロヒドリ
ン、エポキシおよび/またはアクリレートモノマーをく
み入れた変性大豆蛋白物質が予想外の汚れ再沈着防止性
をもつということを発見した。カルボキシル化された大
豆蛋白も汚れ再沈着防止剤として有効である。これらの
汚れ再沈着防止性はこの物質を液体洗剤組成物中で又は
乾燥粉末洗剤組成物中で使用するときに観察しうる。そ
の上、これらの変性大豆蛋白物質は多くの洗剤系におい
て予想外の汚れ再沈着防止性の改良を示す。本発明の汚
れ再沈着防止剤は液体および粉末の洗剤において、なら
びに冷水および熱水中で使用する洗剤において有効であ
る。本発明の汚れ再沈着防止剤は種々の通常の洗剤物質
(界面活性剤、ビルダーおよび添加物を含む)と共に使
用するとき有効である。本発明の汚れ再沈着防止剤は広
範囲の種々の汚れにおいて及び広範囲の種類の織物に対
して有効である。
【0007】本発明は、表面活性剤及び添加剤を含有
し、且つ汚れ再沈着防止剤を含む改良された洗剤であ
り、汚れ再沈着防止剤は、洗浄サイクル中に洗った布帛
(織物)に再沈着する懸濁された汚れの量を実質的に減
少させるために有効な、カチオン性クロロヒドリンモノ
マー、カチオン性クロロアルケニルモノマー、カチオン
性アクリレートモノマー及びカチオン性エポキシモノマ
ーからなる群から選ばれるカチオン性モノマーで変性さ
れた非加水分解植物蛋白であるか又はアニオン性フタレ
ートモノマーで変性された植物蛋白である、改良された
洗剤を提供する。従って本発明の目的は洗剤組成物の汚
れ再沈着防止性を改良する方法を提供することにある。
本発明の更なる目的は汚れの再沈着防止性の非常に改良
した洗剤組成物を提供することにある。本発明の目的は
また洗剤組成物中に変性大豆蛋白を配合することによっ
て洗剤の汚れ再沈着防止性を改良する方法を提供するこ
とにもある。本発明のもう1つの目的は洗剤のバイオ分
解性を改良することにある。本発明のもう1つの目的は
バイオ分解性である洗剤用汚れ再沈着防止剤を提供する
ことにある。本発明のもう1つの目的は洗剤用の変性蛋
白汚れ再沈着防止剤を提供することにある。本発明のも
う1つの目的は洗剤用のイオン変性汚れ再沈着防止剤を
提供することにある。本発明の更にもう1つの目的は洗
剤用のカチオンおよびアニオン変性大豆蛋白汚れ再沈着
防止剤を提供すること及びこのような汚れ再沈着防止剤
を使用する方法を提供することにある。これらの及びそ
の他の目的は次の好ましい態様の記述から明らかであろ
う。
【0008】
【好ましい態様】汚れ再沈着防止剤を含む洗剤の製造に
おいて使用する独特の物質は変性植物性蛋白物質であ
る。変性に供する植物性蛋白物質は加水分解されていな
い状態の植物性蛋白物質であることを本質とする。
に、本発明者は米国特許第4,689,381号に記載
のカチオン変性大豆蛋白物質が特に有利であることを発
見した。これらの物質は蛋白源からアルカリ抽出するこ
とによってえたような単離植物蛋白を次いでカチオン性
モノマーと反応して変性することによってえられる。エ
ポキシド、クロロヒドリンおよびアクリレートのカチオ
ン性モノマーが本発明に使用するのに特に好適であるこ
とが見出された。
【0009】本発明の別の態様において、本発明者はア
ニオン性大豆ポリマー類たとえば米国特許第4,47
4,694号の方法によって製造されたものも非常に有
用であることを発見した。これらの生成物は抽出蛋白物
質をアニオン性モノマーと反応させることによってえら
れる。
【0010】かなり常用の洗剤組成物を本発明の汚れ再
沈着防止剤と共に使用して予想外の汚れ再沈着防止性を
示す乾燥粉末洗剤または液体洗剤のいづれかを製造する
ことができる。このような洗剤は有機界面活性剤を使用
することによって処方することができる。界面活性剤は
通常のカチオン性、非イオン性、両性もしくは双イオン
性の界面活性剤からえらぶことができ、単独で又は組合
せて使用して本発明の汚れ再沈着防止剤を含む洗剤組成
物にすることができる。次の物質類の記述は本発明の汚
れ再沈着防止剤と共に本発明の範囲内で使用しうる多類
の洗剤の例示にすぎない。
【0011】アニオン性有機洗剤化合物もしくはアニオ
ン性界面活性剤は有機疎水性基とイオン性可溶化性基を
含む洗剤化合物を包含しうる。イオン性可溶化性基の代
表例はスルホネート、サルフェート、カルボキシレート
およびホスフェートである。本発明の範囲に入る好適な
アニオン性洗剤の例として動物源または植物源の脂肪、
油およびワックスから誘導されるような高級脂肪酸また
は樹脂酸の水溶性塩およびスルホン化および硫酸化合成
洗剤があげられる。また好適な洗剤化合物に含まれるも
のとして好適なアニオン性洗剤たとえば高級アルキルア
リールスルホネートたとえば高級アルキルベンゼンスル
ホネートならびに高級アルコールサルフェートたとえば
ナトリウムラウリルサルフェートおよび同様の物質があ
げられる。
【0012】非イオン性合成洗剤化合物は溶液中でイオ
ン化せず、分子全体が清浄剤として働く。本発明におい
て一般に又は広く使用される化合物は親水性のアルコキ
サイド基と有機疎水性化合物(脂肪族または芳香族であ
りうる)との縮合によって生成する化合物として広く定
義することができる。最も広く使用される種類の非イオ
ン性合成洗剤としてエチレンオキサイドまたはプロピレ
ンオキサイドと疎水性基材との縮合によって生成される
ものがあげられる。然しながら、アルキルフェノールの
ポリエチレンオキサイド縮合物ならびにエチレンオキサ
イドのような物質の縮合生成物およびプロピレンオキサ
イドとエチレンジアミンとの反応生成物、脂肪族アルコ
ールとエチレンオキサイドとの縮合生成物、長鎖第3級
アミンオキサイドおよび長鎖アルキルホスフェートを包
含する他の好適な非イオン性有機合成洗剤化合物も本発
明で使用することができる。
【0013】両性合成洗剤化合物は脂肪族第2級または
第3級アミンの誘導体として記述することができる。こ
の一般的なグループの内の特定の化合物の例はナトリウ
ム−3−ドデシルアミノプロプリオネートのような物質
である。両性界面活性剤は正の中心と負の中心の両方を
もち、溶液のpHに応じて正(カチオン性)電荷または
負(アニオン性)電荷のいずれかをとる。
【0013】双イオン性合成洗剤化合物は非イオン性界
面活性剤と同様に挙動し、脂肪族第4級アンモニウムホ
スホニウム、ハライドおよびスルホニウム化合物の誘導
体として記述することができる。この定義に入る特定の
化合物の例はN,N−ジメチル−N−ヘキサデシルアミ
ノプロパン−1−スルホネートのような物質である。こ
れらの後者の化合物類は比較的冷水で洗剤特性をもつた
め特に好ましい。
【0015】本発明の洗剤組成物は更に代表的であるが
非限定的な成分を含有して洗剤組成物の他の性質を改良
することができる。このグループに入る物質としてホス
フェートのような水溶性ビルダー塩として代表的に記述
されるような化合物があげられ、このものは洗剤化合物
の洗浄力を強める目的で添加される。更に、種々の他の
物質、たとえば組成物の洗浄性を改良し、泡立ちを所望
のように改良する物質、ならびに種々の光学的輝き剤、
蛍光漂白剤などを存在させることもできる。殺菌成分を
加えて本発明の洗剤組成物の全体の洗浄性および殺菌性
を改良することもできる。本発明は洗剤組成物の正確な
含量によって制限を受けるものではない。多数の物質は
周知であり洗剤製造の当業者の知識にあるからである。
【0016】洗剤化合物の上記の一般的なグループを単
独に又は組合せで本発明の変性蛋白物質の実施に使用す
ることができる。これらの物質は本発明の範囲内の用途
を見出しうる通常の有機洗剤化合物または界面活性剤の
多くの特定例の説明を表わす。これらの物質は当業技術
に知られているように、乾燥粉末洗剤または液体洗剤中
で本発明の大豆蛋白物質の新規な添加と共に使用して予
想外に改良された汚れ再沈降防止性をもつ洗剤を作るた
めに、特に非常に改良された汚れ再沈着防止性をもつ液
体洗剤を作るために使用することができる。
【0017】その上、本発明の変性大豆蛋白物質は洗剤
を作る化合物類の実質部分を容易にバイオ分解性の物質
と置換することを可能にする。これは流出する洗剤物質
が環境中にとどまる期間を著しく短縮させる。置換され
る通常の再沈着防止剤は環境中で非常に徐々にしか分解
しないからである。本発明の再沈着防止剤は洗剤組成物
の約0.2〜5重量%の濃度で、代表的には0.5〜2
重量%の濃度で使用することができるが、この量は臨界
的ではない。本発明の生成物は、石油基材の洗剤の数年
間に比べて、数日間で環境中で破壊されるので、洗剤化
合物の環境性能の非常に顕著な且つ予想外の改良が達成
されうる。
【0018】
【実施例】本発明の特定の態様およびそれによって達成
される改良を具体的に説明するために以下に実施例を示
す。
【0019】実施例1 一連の液体洗剤材料を次のようにして処方した。 8.3部のネオドール25−9(シエル・ケミカルの商
標) 16.7部のアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム 73.0部の水 2.0部の汚れ再沈着防止剤(ただし対照標準は汚れ再
沈着防止剤を含まない) 使用した汚れ再沈着剤防止剤はナトリウム・ポリアクリ
レート、SokalanHP−22(BASFコーポレ
ーションの商標)、カチオン・クロロヒドリン変性大豆
蛋白(米国特許第4,689,381号の実施例1に記
載されているようにして製造したもの)およびアニオン
性大豆フタレート蛋白(米国特許第4,474,694
号の実施例2に記載されているようにして製造したも
の)であった。クロロヒドリン変性大豆蛋白は実質的に
大豆蛋白第4級アミン錯体たとえば3−クロロ−2−ヒ
ドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロロライド
で変性された大豆蛋白(ここで使用したもの)または4
−クロロブテントリメチルアンモニウムクロライドで変
性された大豆蛋白、または2,3−エポキシプロピルト
リメチルアンモニウムクロライドで変性された大豆蛋白
である。この実施例で使用した特に有用なフタレート変
性大豆蛋白は米国特許第4,474,694号の実施例
2の方法によって、ただし30分ではなくて90分間、
抽出大豆蛋白を加熱することによって、えた。無水フタ
ル酸を7.5重量%ではなくて10重量%の量で加え
た。沈殿カードを12%NHOHと3%ケイ酸ナトリ
ウムを使用して再溶解させた。7%Hを加え、混
合物を130〜140°FおよびpH9.0〜9.5で
75分間反応させた。混合物を噴霧乾燥して微粉末をえ
た。この生成物はプロテイン・テクノロジーズ・インコ
ーポレーテッドからPXP52505(商標)として商
業的に入手しうる。
【0020】これらの洗剤組成物を洗たく中の織物への
汚れの再沈着を防ぐ効力について試験した。100%
綿、50/50ポリエステル/綿、および100%ポリ
エステルの3×3インチ白色見本の5個の複製にトリエ
タノールアミンで乳化した輝斑点の土壌とモーター油の
乳液を含浸させた。次いでこれらの見本を対流式試験洗
たく機中で5サイクル洗浄した。洗浄時間は20分であ
った。洗剤濃度は洗たく液の0.15重量%であった。
この織物を織物見本中に残った10%の洗たく液で1サ
イクルに1回リンスした。実施例1からの比較結果を表
1に示す。
【0021】再沈着を汚れ再沈着防止剤含有洗剤で洗っ
た白色織物見本と汚れ再沈着性防止剤を含まない対照標
準との間の差として報告する。数値が高いほど汚れ再沈
看が少ないことを示す。反射はY指数を使用してハンタ
ー比色計モデル#PC△によって測定した。
【0022】
【表1】
【0023】実施例2 一連の粉末洗剤を次にようにして処方した。 10.0部のアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム 5.0部のネオドール25−9(シエル・ケミカルの商
標) 6.0部のケイ酸ナトリウム 20.0部のトリポリリン酸ナトリウム 56.0部の硫酸ナトリウム 1.0部のカルボキシメチルセルロース 2.0部の汚れ再沈着防止剤(ただし対照標準は汚れ再
沈着防止剤を含まない) 使用した汚れ再沈着防止剤は実施例1で述べたものであ
った。
【0024】これらの洗剤組成物を洗たく中の織物への
汚れの再沈着を防ぐ効力について実施例1と同様に試験
した。実施例2からの結果を表2に示す。
【0025】
【表2】
【0026】実施例3 一連の粉末ゼオライト洗剤を次にようにして処方した。 5.0部のネオドール25−9(シエル・ケミカルの商
標) 25.0部のゼオライトA型(エチル・コーポレーショ
ンのアルミノシリケート錯体) 10.0部のアルキルベンゼンスルホン酸塩 51.0部の硫酸ナトリウム 6.0部のケイ酸ナトリウム 1.0部のカルボキシメチルセルロース 2.0部の汚れ再沈着防止剤(ただし対照標準は汚れ再
沈着防止剤を含まない) 使用した汚れ再沈着防止剤は実施例1で述べたものであ
った。
【0027】これらの洗剤組成物を洗たく中の織物への
再沈着を防ぐ効力について実施例1と同様に試験した。
実施例3からの結果を表3に示す。
【0028】
【表3】
【0029】本発明の変性蛋白物質を含む洗剤は変性蛋
白を含む洗剤の汚れ再沈着防止性を著しく改良したこと
が上記のデータからわかる。このような改良は顕著であ
り且つ予想外のことである。特に、本発明の変性蛋白物
質は綿、ポリエステルを含む広範囲の織物の汚れ再沈着
の防止に使用するとき、顕著で予想外の汚れ再沈着防止
性を示すことが見出された。その上、本発明の物質は液
体および粉末の双方のすべての洗剤形体において有効で
ある。
【0030】上記の特定の実施例に関して本発明を具体
的に説明したけれども、当業者が理解するようにそれら
の合理的な均等物、置換物および変性物も本発明の範囲
に入るものと解すべきであり、本発明をこれらの特定の
実施例によって限定されるものと解すべきではない。本
発明は特許請求の範囲およびそれらの均等物によっての
み限定される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 タム エイチ トラン アメリカ合衆国ミズーリ州 63021 セ ント ルイス ウイルド ベリー コー ト 1503 (56)参考文献 特開 昭53−2506(JP,A) 特開 昭54−56612(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面活性剤及び添加剤を含有し、且つ汚
    れ再沈着防止剤を含む改良された洗剤であり、汚れ再沈
    着防止剤は、洗浄サイクル中に洗った布帛に再沈着する
    懸濁された汚れの量を実質的に減少させるために有効
    な、カチオン性クロロヒドリンモノマー、カチオン性ク
    ロロアルケニルモノマー、カチオン性アクリレートモノ
    マー及びカチオン性エポキシモノマーからなる群から選
    ばれるカチオン性モノマーで変性された非加水分解植物
    蛋白であるか又はアニオン性フタレートモノマーで変性
    された植物蛋白である、改良された洗剤。
  2. 【請求項2】 洗剤が液体洗剤である請求項1記載の洗
    剤。
  3. 【請求項3】 洗剤が粉末洗剤である請求項1記載の洗
    剤。
  4. 【請求項4】 カチオン性モノマーが3−クロロ−2−
    ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライ
    ド、4−クロロブテントリメチルアンモニウムクロライ
    ド、および2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモ
    ニウムクロライドから選ばれるカチオン性モノマーであ
    る請求項1記載の洗剤。
  5. 【請求項5】 汚れ再沈着防止剤がバイオ分解性である
    請求項1記載の洗剤。
JP3173472A 1990-04-30 1991-04-16 洗剤の汚れ再沈着防止性を改良する方法および製品 Expired - Fee Related JP2586962B2 (ja)

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