JPH04226198A - 安定化酵素を含むヘビーデューティー液体洗剤組成物 - Google Patents

安定化酵素を含むヘビーデューティー液体洗剤組成物

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JPH04226198A
JPH04226198A JP3136803A JP13680391A JPH04226198A JP H04226198 A JPH04226198 A JP H04226198A JP 3136803 A JP3136803 A JP 3136803A JP 13680391 A JP13680391 A JP 13680391A JP H04226198 A JPH04226198 A JP H04226198A
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JP
Japan
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protein
enzyme
lipase
sodium
stability
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Pending
Application number
JP3136803A
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English (en)
Inventor
John F Hessel
ジヨン・フレデリツク・ヘツセル
Michael Paul Aronson
マイケル・ポール・アロンソン
Martin Scott Cardinali
マーテイン・スコツト・カーデイナリ
Howard B Kaiserman
ハワード・ブルース・カイザーマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unilever NV
Original Assignee
Unilever NV
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/38Products with no well-defined composition, e.g. natural products
    • C11D3/386Preparations containing enzymes, e.g. protease or amylase
    • C11D3/38663Stabilised liquid enzyme compositions

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、4級窒素置換基を含む
蛋白質を使用する洗剤組成物中に含まれる酵素の長期安
定化に関する。
【0002】
【従来の技術】洗浄組成物中に酵素を使用するのが望ま
しいことは広く知られている。例えば、リパーゼ酵素は
、脂肪などの高分子を洗剤及び/または水ですぐに洗い
流せる、より小さなグリセロールや脂肪酸成分に分解す
る能力により有用である。これらの酵素を含む洗剤組成
物は、脂肪の染みを除去し得る。プロテアーゼ酵素は、
例えば蛋白質の染みを分解し、直ちに洗い流せる能力に
より有用である。
【0003】しかしながら、今日の液体洗剤組成物中の
酵素(例えば、リパーゼ及びプロテアーゼ)の安定性は
、通常種々の理由により低い。その理由としては第一に
、このような洗剤組成物中に見られる界面活性剤は、酵
素の変性を誘発するからである。第二に、プロテアーゼ
が組成物中に存在すると、プロテアーゼは他の酵素を蛋
白質分解し消化してしまうか、プロテアーゼでない酵素
であっても、自己消化と呼ばれるプロセスで自分自身を
蛋白質分解し消化してしまうからである。
【0004】例えば、米国特許第4,842,758号
(Crutzenら、Colgate−Palmoli
ve)及び同第4,842,767号(Warsche
wskiら、Colagate−Palmolive)
に記載されたような蛋白質は、ヘビーデューティー液体
(HDLs)中で酵素の安定性を改善することが知られ
ている。しかしながらこれらの特許には、酵素を安定化
するために4級窒素置換基を含む蛋白質を使用するよう
な教示はない。
【0005】HDLs中で酵素を安定化するのに試みら
れた他の方法としては、アミノ化多糖を使用すること(
例えば、米国特許第4,011,169号に記載)、カ
ルシウムとカルボン酸(好ましくは蟻酸塩)を使用する
こと(例えば、米国特許第4,305,837号、同第
4,490,285号及び同第4,537,707号に
記載)、カルシウムとアルキル二酸(コハク酸、アジピ
ン酸)を使用すること(例えば、米国特許第4,529
,525号に記載)、並びに脂肪族グリコールと含んで
も含まなくてもよいホウ素含有化合物とを使用すること
(米国特許第3,819,528号、同第4,462,
922号、同第4,404,115号及び同第4,65
2,394号に記載)が挙げられる。
【0006】西独特許出願公開第P29 37 012
.5号(Henkel)は、 (1)アンモニアまたは20個以下の炭素原子を含む1
級若しくは2級アミン及び/または、 (2)蛋白質支持体に対し2〜18個の炭素原子を含む
脂肪族エポキシドの蛋白質反応生成物である酵素を安定
化させるための薬剤(agent)について教示してい
る。これらの基を付加するための支持体として使用され
る蛋白質としては、ゼラチン、コラーゲン、ゼイン、カ
ゼイン、大豆蛋白質及び他の植物蛋白質並びに所謂単細
胞蛋白質がある。ゼラチン、コラーゲンまたはカゼイン
が好ましい。
【0007】本発明では3級または4級アミンが使用さ
れるのに対し、Henkelの出願では1級または2級
アミンを使用することしか記載されていない。
【0008】
【発明の概要】4級窒素置換基を含む蛋白質(即ちこれ
らの蛋白質と3級または4級アミンとの反応生成物)を
HDL配合物中に使用すると、酵素の安定性をかなり改
良できることが知見された。
【0009】特に本発明は、その組成が(1)少なくと
も1種のアニオン、非イオン、カチオン、両性若しくは
双性イオン性界面活性剤またはその混合物を5〜85重
量%と、 (2)有効量の酵素と、 (3)酵素をその失活から安定化するのに十分な量の、
第4級窒素置換基を含む蛋白質と、からなる安定化酵素
を含むヘビーデューティー液体洗剤組成物を提供する。
【0010】本発明の一態様に於いては、安定化される
べき酵素はリパーゼ酵素であり、その場合化合物(2)
としてリパーゼ酵素の有効量と、成分(3)としては、
リパーゼ酵素をその失活から安定化するのに十分な量の
、第4級窒素置換基を含む蛋白質が使用される。本発明
のもう1つの態様に於いては、安定化されるべき酵素は
プロテアーゼ酵素であり、その場合成分(2)はプロテ
アーゼであり、成分(3)としては、プロテアーゼをそ
の失活から安定化するのに十分な量の、第4級窒素置換
基を含む蛋白質が使用される。
【0011】組成物に添加し得る任意の成分としては、
これらに限定されるものではないが、リパーゼまたはプ
ロテアーゼ以外の洗剤酵素(例えば、セルラーゼ、オキ
シダーゼ、アミラーゼ等)、ビルダー、追加の酵素安定
剤(例えば、蟻酸、少量のカルシウム、ポリオール及び
ホウ素含有成分)、アルカリ緩衝液(alkalini
ty buffers)、ヒドロトロープ、カチオン性
柔軟剤、汚れ剥離ポリマー、再付着防止剤及び当業界に
於いて公知の他の成分が挙げられる。
【0012】
【発明の詳細】本発明は、配合物中に酵素と、さらに酵
素を安定化するために使用される4級窒素置換基を含む
蛋白質とを含むHDL配合物に関する。
【0013】ヘビーデューティー液体(HDL)洗剤組
成物は、 (1)少なくとも1種のアニオン、非イオン、カチオン
、両性若しくは双性イオン性界面活性剤、またはこれら
の任意の界面活性剤の混合物からなる界面活性剤(su
rfactant detergent)と、(2)有
効量の酵素と、並びに (3)酵素をその失活から安定化するのに十分な量の、
第4級窒素置換基を含む蛋白質と、を含む。
【0014】界面活性剤 洗濯用洗剤組成物は、アニオン、非イオン、カチオン、
両性若しくは双性イオン性界面活性剤またはその混合物
からなる群から選択される1種以上の界面活性剤を含み
得る。本発明での使用に好ましい界面活性剤は、アニオ
ン及び非イオン性界面活性剤の混合物であるが、任意の
界面活性剤を単独または他の任意の界面活性剤と組み合
わせて使用してもよい。
【0015】アニオン性界面活性剤 本発明で使用され得るアニオン性界面活性剤は、分子構
造中に長鎖炭化水素の疎水基と、親水基[即ち、スルホ
ネートまたはサルフェート基などの水溶性基(wate
r−solubilizing group)]を含む
ような界面活性化合物である。アニオン性界面活性剤と
しては、水溶性高級アルキルベンゼンスルホン酸、アル
キルスルホン酸、アルキル硫酸及びアルキルポリエーテ
ル硫酸のアルカリ金属(ナトリウム及びカリウム)塩が
挙げられる。好ましいアニオン性界面活性剤としては、
高級アルキルベンゼンスルホン酸アルカリ金属塩及び高
級アルキルスルホン酸アルカリ金属塩がある。アルキル
基が炭素原子8個〜26個、好ましくは炭素原子12個
〜22個、より好ましくは炭素原子14個〜18個を含
むような高級アルキルスルホン酸塩が好ましい。アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩のアルキル基は、好ましくは炭
素原子8個〜16個、より好ましくは炭素原子10個〜
15個を含む。特に好ましいアルキルベンゼンスルホン
酸塩は、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムまたは
カリウム(例えば、直鎖ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム)である。1級及び2級のアルキルスルホン酸
塩は、長鎖α−オレフィンと亜硫酸塩または二亜硫酸塩
(例えば、二亜硫酸ナトリウム)とを反応して得ること
ができる。アルキルスルホン酸塩も、米国特許第2,5
03,280号、同第2,507,088号、同第3,
372,188号及び同第3,260,741号に記載
されたように、長鎖ノルマルパラフィン系炭化水素と二
酸化硫黄と酸素とを反応させて、界面活性剤として使用
するのに好適なノルマルまたは2級の高級アルキルスル
ホン酸塩を得ることができる。
【0016】アルキル置換基は、直鎖(即ち、ノルマル
)アルキルが好ましい。分枝鎖アルキルスルホン酸塩も
使用し得るが、これらは生分解性に関してはよくない。 アルカン(即ち、アルキル)置換基は末端がスルホン酸
塩化されるか、または、例えば鎖の2位の炭素原子に結
合し得る(即ち、2級のスルホン酸塩となり得る)。当
業界に於いては、置換基はアルキル鎖上の任意の炭素に
結合し得るとされている。高級アルキルスルホン酸塩は
、ナトリウム及びカリウムなどのアルカリ金属塩として
使用され得る。好ましい塩は、ナトリウム塩である。好
ましいアルキルスルホン酸塩は、C10〜C18の1級
ノルマルアルキルスルホン酸ナトリウム及びカリウムで
あり、C10〜C15の1級ノルマルアルキルスルホン
酸塩がより好ましい。
【0017】高級アルキルベンゼンスルホン酸塩と高級
アルキルスルホン酸塩との混合物も、高級アルキルベン
ゼンスルホン酸塩と高級アルキルポリエーテル硫酸塩と
の混合物と同様使用できる。
【0018】アルキルベンゼンスルホン酸アルカリ金属
塩は、0〜70重量%、好ましくは10〜50重量%、
より好ましくは10〜20重量%の量で使用し得る。
【0019】スルホン酸アルカリ金属塩は、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩に、0〜70重量%、好ましくは1
0〜50重量%の量で混合して使用し得る。
【0020】本発明に従って使用する高級アルキルポリ
エーテル硫酸塩は、ノルマルまたは分枝鎖のアルキルで
もよく、且つ2個または3個の炭素原子を含み得る低級
アルコキシ基を含む。ノルマル高級アルキルポリエーテ
ル硫酸塩は、生分解性の度合いが高いという点で分枝鎖
アルキルよりも好ましく、低級ポリアルコキシ基はエト
キシ基であるのが好ましい。
【0021】本発明に従って使用される好ましい高級ア
ルキルポリエトキシ硫酸塩は、以下の式:R1−O(C
H2CH2O)p−SO3M(式中、R1は、C8〜C
20、好ましくはC10〜C18、より好ましくはC1
2〜C15のアルキル基であり、pは、2〜8、好まし
くは2〜6、より好ましくは2〜4であり、Mは、ナト
リウム及びカリウムなどのアルカリ金属、並びにアンモ
ニウムカチオンであり、ナトリウム及びカリウム塩が好
ましい)によって表される。
【0022】高級アルキルポリエトキシ化硫酸塩は、式
: C12−15−O−(CH2CH2O)3−SO3Na
を有するトリエトキシC12〜C15アルコール硫酸ナ
トリウムが好ましい。
【0023】本発明に従って使用され得る好適な高級ア
ルキルポリ低級アルコキシ硫酸塩の例としては、C12
−15ノルマルまたは1級アルキルトリエテンオキシ硫
酸ナトリウム、n−デシルジエテンオキシ硫酸ナトリウ
ム、C121級アルキルジエテンオキシ硫酸アンモニウ
ム、C121級アルキルトリエトキシ硫酸ナトリウム、
C151級アルキルテトラエテンオキシ硫酸ナトリウム
、C14−15(混合)ノルマル1級アルキルトリ及び
テトラ(混合)エテンオキシ硫酸ナトリウム、ステアリ
ルペンタエテンオキシ硫酸ナトリウム、及びC10−1
8(混合)ノルマル1級アルキルトリエテンオキシ硫酸
カリウムが挙げられる。
【0024】ノルマルアルキルポリ−低級アルコキシ硫
酸塩は、直ちに生分解されるので好ましい。アルキルポ
リ−低級アルコキシ硫酸塩は、互いに混合して及び/ま
たは、上述の高級アルキルベンゼンスルホン酸塩と高級
アルキルスルホン酸塩を混合して使用し得る。
【0025】高級アルキルポリエトキシ化硫酸アルカリ
金属塩は、アルキルベンゼンスルホン酸塩及び/または
アルキルスルホン酸塩と、全組成物の0〜70重量%、
好ましくは10〜50重量%、より好ましくは10〜2
0重量%の量で使用し得る。
【0026】非イオン性界面活性剤 単独、または他の界面活性剤と組み合わせて、本発明で
使用し得る非イオン性合成有機洗剤を以下に記載する。
【0027】公知の如く、非イオン性合成有機洗剤は、
有機疎水基及び有機親水基が存在することを特徴とし、
通常有機脂肪族またはアルキル芳香族疎水性化合物と、
エチレンオキシド(本質的に親水性)とを縮合して製造
される。一般的に好適な非イオン性界面活性剤は、米国
特許第4,316,812号及び同第3,630,92
9号に記載されているようなものである。
【0028】通常、非イオン性洗剤は、所望の親水性−
親油性バランスが親水性のポリ−低級アルコキシ基を親
油性部分に付加して得られる、ポリ−低級アルコキシ化
した親油性のものである。使用される好ましい非イオン
性洗剤の種類は、アルカノールが炭素原子9個〜18個
で、(炭素原子2または3個の)低級アルキレンオキシ
ドのモル数が3〜12であるようなポリ−低級アルコキ
シ化高級アルカノールである。このような材料の中でも
、高級アルカノールが炭素原子9個〜11個、または1
2個〜15個の高級脂肪アルコールで、1モル当たり低
級アルコキシ基を5個〜8個、または5個〜9個含むよ
うなものを使用するのが好ましい。
【0029】そのような化合物の例としては、アルカノ
ールが、炭素原子12個〜15個で、1モル当たりエチ
レンオキシド基を約7個含んでいる、例えばShell
 Chemical Company,Incより製造
されるNeodol 25−7と、Neodol 23
−6.5がある。前者は、炭素原子を平均約12個〜1
5個有する高級脂肪アルコールの混合物とエチレンオキ
シド約7モルとの縮合物であり、後者は、高級脂肪アル
コールの炭素原子含有量が12個〜13個で、存在する
エチレンオキシド基の数が平均約6.5の対応する混合
物である。高級アルコールは1級アルカノールである。
【0030】他の有用な非イオン性界面活性剤としては
、Plurafac(登録商標)という市販の公知の非
イオン性界面活性剤の種類が挙げられる。Pluraf
acは、ヒドロキシル基で末端停止したエチレンオキシ
ドとプロピレンオキシドの混合鎖とを含む、高級直鎖ア
ルコールと、エチレンとプロピレンオキシドの混合物と
の反応生成物である。例としては、エチレンオキシド6
モル及びプロピレンオキシド3モルと縮合したC13〜
C15脂肪アルコール、プロピレンオキシド7モル及び
エチレンオキシド4モルと縮合したC13〜C15脂肪
アルコール、プロピレンオキシド5モル及びエチレンオ
キシド10モルと縮合したC13〜C15脂肪アルコー
ル、または上記任意の混合物が挙げられる。
【0031】液体非イオン性界面活性剤の別の1種類と
しては、Shell Chemical Compan
y,Incから市販されているDobanol(登録商
標)がある。Dobanol 91−5は、脂肪アルコ
ール1モル当たりエチレンオキシドを平均5モル有する
エトキシ化C9〜C11の脂肪アルコールであり、Do
banol 25−7は、脂肪アルコール1モル当たり
エチレンオキシドを平均7モル有するエトキシ化C12
〜C15の脂肪アルコールである。
【0032】本発明の組成物中に於いて、好ましい非イ
オン性界面活性剤としては、約7〜9モルの範囲の比較
的少量のエチレンオキシド含有量を有するC12〜C1
51級脂肪アルコール、及びエチレンオキシド約5〜6
モルでエトキシ化したC9〜C11脂肪アルコールがあ
る。
【0033】本発明に従って使用し得る非イオン性界面
活性剤のもう1つの種類としては、グリコシド界面活性
剤がある。本発明に従って使用するのに好適なグリコシ
ド界面活性剤としては、式: RO−R1O−y(Z)x [式中、Rは約6個〜約30個(好ましくは、約8個〜
約18個)の炭素原子を含む1価の有機基であり、R1
は、約2〜4個の炭素原子を含む2価の炭化水素基であ
り、Oは、酸素原子であり、yは、平均値は0〜約12
であるが、最も好ましくは0である数であり、zは、炭
素原子5個〜6個を含む還元単糖類(reducing
 saccharide)から誘導された部分であり、
及びxは、平均値が1〜約10(好ましくは、約1 1
/2〜約10)の数である]を有するものが挙げられる
【0034】本発明の実施に於いて使用するのに特に好
ましいグリコシド界面活性剤の種類としては、上記式中
、Rが炭素原子約6個〜約18個(特に約8個〜約18
個)を含む1価の有機基(直鎖または分枝)であり、y
が0であり、zがグルコースまたはそれから誘導した部
分であり、xは平均値が1〜約4(好ましくは、約1 
1/2〜4)の数であるものが挙げられる。
【0035】2種以上の非イオン性界面活性剤の混合物
を使用してもよい。
【0036】カチオン性界面活性剤 種々のカチオン性界面活性剤が当業界では公知であるが
、本発明に於いては、約10個〜24個の炭素原子の少
なくとも1本の直鎖アルキル基を有する殆ど任意のカチ
オン性界面活性剤が好適である。そのような化合物は、
本願中に参照として含まれる『Cationic  S
urfactants』,Jungermannら,1
970に記載されている。
【0037】本発明の界面活性剤として使用し得る特定
のカチオン性界面活性剤としては、本願中に参照として
含まれる米国特許第4,497,718号に詳細が記載
されている。
【0038】非イオン性及びアニオン性界面活性剤に関
しては、本発明の組成物は、カチオン性界面活性剤を単
独でまたは、当業界で公知の他の任意の界面活性剤と組
み合わせて使用し得る。無論、組成物は、カチオン性界
面活性剤を全く含まなくても良い。
【0039】両性界面活性剤 両性合成洗剤は、脂肪族基が直鎖または分枝で、脂肪族
置換基の1個が炭素原子約8個〜18個であって、少な
くとも1個がアニオン性の水溶性基(例えば、カルボキ
シ、スルホネート、サルフェート)を含む、脂肪族の誘
導体または複素環式2級及び3級アミンの脂肪族誘導体
として広く記載できる。本発明の定義内に含まれる化合
物の例としては、3−(ドデシルアミノ)プロピオン酸
ナトリウム、3−(ドデシルアミノ)プロパン−1−ス
ルホン酸ナトリウム、2−(ドデシルアミノ)エチル硫
酸ナトリウム、2−(ジメチルアミノ)オクタデカン酸
ナトリウム、3−(N−カルボキシメチルドデシルアミ
ノ)プロパン−1−スルホン酸二ナトリウム、オクタデ
シル−イミノ二酢酸二ナトリウム、1−カルボキシメチ
ル−2−ウンデシルイミダゾールナトリウム塩、及びN
,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−スルファト
−3−ドデコキシプロピルアミンナトリウム塩が挙げら
れる。3−(ドデシルアミノ)プロパン−1−スルホン
酸ナトリウムが好ましい。
【0040】双性イオン性界面活性剤 双性イオン性界面活性剤は、2級及び3級アミンの誘導
体、複素環式2級及び3級アミンの誘導体、または4級
アンモニウム、4級ホスホニウム若しくは4級スルホニ
ウム化合物の誘導体として広く記載し得る。4級化合物
中のカチオン原子は、複素環の1部分であってもよい。 これらの化合物の総てに、炭素原子約3個〜8個を含む
直鎖または分枝の少なくとも1個の脂肪族基と、アニオ
ン性水溶性基(例えば、カルボキシ、スルホネート、サ
ルフェート、ホスフェートまたはホスホネート)を含む
少なくとも1個の脂肪族置換基がある。
【0041】使用し得る双性イオン性界面活性剤の特定
例としては、本願中に参照として含まれる上述の米国特
許第4,062,647号がある。
【0042】本発明の組成物中に使用される全界面活性
剤濃度は、約5〜約80重量%、好ましくは10〜40
重量%である。
【0043】酵素 本発明の1つの実施態様においては、安定化されるべき
酵素は脂肪分解酵素である。
【0044】本発明のこの実施態様に使用される脂肪分
解酵素は、Humicola  lanuginosa
及びThermomyces  lanuginosu
sによって産生可能な菌類リパーゼか、または微生物C
hromobacter  viscosum変異株L
ipolyticumNRRL  B−3673によっ
て産生されるリパーゼの抗体に正の免疫交差反応を示す
細菌リパーゼのいずれかとすることができる。上記微生
物は、Toyo  Jozo株式会社のオランダ国特許
第154  269号明細書に記載されており、日本,
東京の通産省工業技術院の微生物工業技術研究所に寄託
され、受託番号微工研菌寄第137号で永久保存されて
おり、the  United  States  D
epartment  ofAgriculture,
Agricultural  research  S
ervice,Northern  Utilizat
ion  and  Development  Di
vision,Peoria,イリノイ州,米国におい
て受託番号NRRL  B−3673で分譲可能である
。この微生物によって産生されるリパーゼは、Toyo
  Jozo  Co.,Tagata,日本から市販
されており、以降は「TJリパーゼ」と表記する。かか
る細菌リパーゼは、Ouchterlonyによる標準
的な公知の免疫拡散方法(Acta.Med.Scan
.,133,76〜79ページ(1950))を使用す
ると、TJリパーゼ抗体と正の免疫交差反応を示す。
【0045】抗血清の調製は以下のように実施した:等
量の0.1mg/ml抗原とフロイントアジュバント(
完全または不完全)とを混合してエマルジョンを得た。 このエマルジョン試料2mlを2匹の雌ウサギに、以下
のスキームに従って注射した:0日目:完全フロイント
アジュバント中の抗原、4日目:完全フロイントアジュ
バント中の抗原、32日目:不完全フロイントアジュバ
ント中の抗原、60日目:不完全フロイントアジュバン
ト中の抗原の追加免疫。
【0046】67日目に採取した血液の凝固したものを
遠心分離することにより、必要な抗体を含む血清を調製
した。
【0047】Ouchterlony法に従って抗原及
び抗血清の一連の希釈物の沈澱を検査することにより、
抗TJリパーゼ抗血清の力価を決定した。25倍に希釈
した抗血清は、抗原濃度0.1mg/mlで尚も眼に見
える沈澱を与えた。
【0048】上述のごときTJリパーゼ抗体と正の免疫
交差反応を示す全ての細菌リパーゼは、本発明のこの実
施態様に適したリパーゼである。その典型的な例として
は、Pseudomonas  fluorescen
sIAM1057由来のリパーゼ(Amano  Ph
armaceutical  Co.,名古屋,日本が
商品名Amano−Pリパーゼとして市販のもの)、P
seudomonas  fragiFERM  P 
 1339由来のリパーゼ(商品名Amano−Bとし
て市販のもの)、Pseudomonas  nitr
oreducens変異株lipolyticumFE
RM  P  1338由来のリパーゼ、Pseudo
monas  sp.由来のリパーゼ(商品名Aman
o  CESとして市販のもの)、Pseudomon
as  cepacia由来のリパーゼ、Chromb
acter  viscosum由来のリパーゼ(例え
ば(Toyo  Jozo  Co.,Tagata,
日本が市販しているChrombacter  vis
cosum変異株lipolyticumNRRL  
B−3673由来のリパーゼや、U.S.Bioche
mical  Corp.,米国及びDiosynth
  Co.,オランダが市販している別のChromb
acter  viscosum由来のリパーゼ)、P
seudomonas  gladioli由来のリパ
ーゼを挙げることができる。
【0049】前記のごとき菌類リパーゼの例としては、
Amanoより商品名AmanoCEで市販されている
Humicola  lanuginosa由来のリパ
ーゼ、前述の欧州特許出願第0,258,068号(N
OVO)に記載のHumicola  lanugin
osa由来のリパーゼ、Humicola  lanu
ginosa由来の遺伝子をクローニングし、この遺伝
子をAspergillus  oryzae中で発現
させることにより得られる、NOVO  Indust
riA/Sより商品名“Lipolase”で市販され
ているリパーゼを挙げることができる。このリパーゼは
、本発明に使用するのに好ましいリパーゼである。
【0050】以上種々の特定のリパーゼを記載したが、
本発明の組成物に所望の脂肪分解活性を付与し得る任意
のリパーゼを使用し得ること、及び、特定のリパーゼ酵
素の選択によって本発明がいかようにも制限されないこ
とを理解されたい。
【0051】本発明のこの実施態様におけるリパーゼは
液体洗剤組成物中に、該組成物を約2gm/リットルの
量で投与したときに、最終組成物が洗濯サイクルにおい
て100から0.005LU/ml、好ましくは25〜
0.05LU/mlの脂肪分解酵素活性を有するような
量で含まれる。
【0052】リパーゼ単位(LU)は、温度30℃、p
H=9.0、5mmol/lのTris緩衝液中13m
mol/lのCa2+及び20mmol/lのNaCl
の存在下、3.3重量%のオリーブオイルと3.3重量
%のアラビアゴムのエマルジョンを基質とするという条
件下で、pHスタットで1分間に1μmolの滴定可能
な脂肪酸を生成するリパーゼの量である。
【0053】当然ながら、上記リパーゼの混合物を使用
することもできる。リパーゼは、非精製形態で使用する
こともできるし、例えばフェニルセファロース吸収法の
ような公知の吸収法によって精製されたような精製形態
で使用することもできる。
【0054】リパーゼを含む本発明のこの実施態様の組
成物は更にタンパク質分解酵素を含有することができる
。実際、本発明の第四級窒素置換基を含むタンパク質の
有益性の1つは、それらがプロテアーゼによる分解に対
してリパーゼを安定化し得ることである。本発明のこの
実施態様に加えられるプロテアーゼは、植物、動物また
は微生物由来のものとし得る。好ましいのは、酵母、菌
類、カビ及び細菌を含む微生物由来のものである。特に
好ましいのは、例えばB.subtilis及びB.l
icheniformisの特定の株から得られる細菌
ズブチリシン系プロテアーゼである。適当な市販のプロ
テアーゼの例としては、Alcalase、Savin
ase、Esperase(以上NOVO  Indu
striA/S市販のもの);Gist−Brocad
esのMaxatase及びMaxacal;Show
a  DenkoのKazusase;BPN及びBP
N’プロテアーゼなどを挙げることができる。かかる組
成物に含まれるタンパク質分解酵素の量は、最終組成物
を基にして0.1〜50GU/mgの範囲である。当然
ながら本発明のこの実施態様においては、種々のタンパ
ク質分解酵素の混合物をリパーゼと組み合わせて使用す
ることもできる。
【0055】GUはグリシン単位であって、標準的なイ
ンキュベーション条件下で1μg/mlのグリシンに等
価の量の末端NH2基を生成するタンパク質分解酵素の
量である。
【0056】本発明の第2の実施態様においては、本発
明の第四級窒素置換基を含むタンパク質によって安定化
されるべき酵素はプロテアーゼ即ちタンパク質分解酵素
である。本発明のこの実施態様に使用されるタンパク質
分解酵素は、植物、動物または微生物由来のものとする
ことができる。好ましいのは、酵母、菌類、カビ及び細
菌を含む微生物由来のものである。特に好ましいのは、
例えばB.subtilis及びB.lichenif
ormisの特定の株から得られる細菌ズブチリシン系
プロテアーゼである。適当な市販のプロテアーゼの例と
しては、Alcalase、Savinase、Esp
erase(以上NOVO  Industri  A
/S市販のもの);Gist−BrocadesのMa
xatase及びMaxacal;Showa  De
nkoのKazusase;BPN及びBPN’プロテ
アーゼなどを挙げることができる。かかる組成物に含ま
れるタンパク質分解酵素の量は、最終組成物を基にして
0.05〜50,000GU/mg、好ましくは0.1
〜50GU/mgの範囲である。当然ながら、種々のタ
ンパク質分解酵素の混合物を使用することもできる。
【0057】以上種々の特定の酵素を記載したが、本発
明の組成物に所望のタンパク質分解活性を付与し得る任
意のプロテアーゼを使用し得ること、及び、特定のタン
パク質分解酵素の選択によって本発明のこの実施態様が
いかようにも制限されないことを理解されたい。
【0058】リパーゼまたはプロテアーゼに加えて、当
業者には公知のセルラーゼ、オキシダーゼ、アミラーゼ
などの他の酵素も本発明の組成物に使用し得ることを理
解されたい。
【0059】酵素安定化剤 本発明の酵素安定化剤成分は、第四級窒素置換基を含む
タンパク質である。このタンパク質は、タンパク質と第
三級または第四級アミンとの反応生成物である。使用し
得る好ましい安定化剤の例としては、カチオン性加水分
解コラーゲン、カゼイン、ケラチン、小麦タンパク質(
例としては小麦胚)、絹タンパク質、大豆、コーングル
テンなどを挙げることができる。
【0060】理論に制約されたくはないが、第四級窒素
基のほうが第一級または第二級アミン基を有する従来の
タンパク質よりも、正電荷が強い故に優れていると思料
される。この強い正電荷は、かかる組成物のpH範囲で
使用したときに酵素上の負電荷をより容易に安定化し得
ると考えられる。
【0061】第四級化安定化剤タンパク質は以下に定義
する構造を有する: タンパク質−Y−R1−N+(R2)(R3)(R4)
A−〔式中、タンパク質は、コラーゲン、カゼイン、ケ
ラチン、絹タンパク質、小麦タンパク質、大豆またはコ
ーングルテンのような天然または加水分解タンパク質で
あり、Yは、セリン、リシン、ヒドロキシリシン、アル
ギニン、トレオニン、ヒスチジンまたはチロシンのよう
な反応性アミノ酸であり、R1は、0〜20個の炭素原
子を有する飽和または不飽和のアルキル、アリール、ア
ルカリール、アミド、アルキルアミン、アルコキシまた
はアルカノール基であり、R2、R3及びR4は、1〜
20個の炭素原子を有する飽和または不飽和のアルキル
、アリール、アミド、アルキルアミン、アルコキシ、ア
ルカノール、アルキルカルボキシレート、アルキルサル
フェート、アルキルスルホネート、アリールスルホネー
トまたはアリールサルフェート基であり、A−は、ハロ
ゲン化物(Cl、Br)、サルフェート、有機サルフェ
ート(例えばエトサルフェート)、有機酸(例えばアセ
テート)、ヒドロキシ酸(例えば乳酸)のような中和ア
ニオンまたはこれらの組合せである〕。
【0062】R2、R3及びR4は1〜20個の炭素原
子を有するアルキル基であるのが好ましい。
【0063】使用し得るタンパク質の特定の例としては
、構造: CH3CH2SO4− コラーゲン−Y−N+−(CH2CH3)3を有するト
リエトニウム加水分解コラーゲン(Quat  Pro
  E)と、構造: を有するステアルトリモニウム加水分解コラーゲン(Q
uat  Pro  S)とを挙げることができる。こ
れらはいずれもAmercholによって製造販売され
ている。(Quat  Pro  SのようにC18ア
ルキル鎖を有する)QuatColl  QSはBro
oksによって製造販売されている。
【0064】タンパク質は、本発明の組成物中に使用さ
れる酵素を、失活(loss  ofactivity
)から安定化するのに十分な量で使用する。使用する量
は一般に、かかる組成物の約0.01〜約10重量%、
好ましく0.1〜2重量%である。
【0065】本発明によって本出願人らは、第四級窒素
基を含むタンパク質を加えると、予想外にも、他の試み
よりもはるかに高いレベルに酵素の安定性を増強するこ
とを見い出した。
【0066】その他の任意成分 本発明の組成物中に使用される界面活性剤は、無機及び
/または有機洗剤ビルダー塩の微粒子をその中に分散、
懸濁または溶解させることができる。
【0067】本発明の洗剤組成物は、水溶性及び/また
は水不溶性の洗剤ビルダー塩を含有することができる。 該洗剤化合物に単独でまたは他のビルダーと混合して使
用し得る水溶性無機アルカリ性ビルダー塩はアルカリ金
属の炭酸塩、重炭酸塩、ホウ酸塩、リン酸塩、ポリリン
酸塩及びケイ酸塩である(アンモニウムまたは置換アン
モニウム塩を使用することもできる)。このような塩の
特定の例としては、トリポリリン酸ナトリウム、炭酸ナ
トリウム、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム
、重炭酸ナトリウム、トリポリリン酸カリウム、ヘキサ
メタリン酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、モノも
しくはジオルトリン酸ナトリウム及び重炭酸カリウムを
挙げることができる。トリポリリン酸ナトリウム(TP
P)は特に好ましい。
【0068】ポリリン酸塩ビルダー(例えばトリポリリ
ン酸ナトリウム)には、適当な有機補助ビルダーを補充
することができる。
【0069】適当な有機ビルダーは、ポリアクリル酸及
び無水ポリマレイン酸のポリマー及びコポリマー並びに
そのアルカリ金属塩である。特にこのようなビルダー塩
は、アクリル酸と無水マレイン酸の反応生成物を完全に
中和してナトリウム塩を形成したコポリマーで構成する
ことができる。このような化合物の1つの例は、商品名
Sokalan  CP5で市販されているビルダーで
ある。このビルダーは、少量で使用してさえ鉱物付着(
incrustation)を防止するように作用する
【0070】洗剤ビルダー塩に単独でまたは他の有機及
び無機ビルダーと混合して使用し得る有機アルカリ性金
属イオン封鎖ビルダー塩の例としては、アルカリ金属、
アンモニウムまたは置換アンモニウムのアミノポリカル
ボン酸塩、例えば、エチレンジアミンテトラ酢酸ナトリ
ウム及びカリウム(EDTA)、ニトリロトリ酢酸ナト
リウム及びカリウム(NTA)、並びにトリエタノール
アンモニウムN−(2−ヒドロキシエチル)ニトリロジ
アセテートを挙げることができる。これらアミノポリカ
ルボン酸塩の混合塩もまた適している。
【0071】他の適当な有機系ビルダーとしては、カル
ボキシメチルスクシネート(例えばメチルオキシスクシ
ネート(CMOS));タルトロネートグリコラート;
タルトラートモノスクシネート、タルトラートジスクシ
ネートまたはこれらの混合物(TMS/TDS);クエ
ン酸塩;及び低級(small)のポリカルボキシレー
トを挙げることができる。特に価値があるのはポリアセ
タールカルボキシレートである。ポリアセタールカルボ
キシレート及び洗剤組成物におけるそれらの使用は、米
国特許第4,144,226号、第4,315,092
号及び第4,146,495号に記載されている。
【0072】無機アルカリ金属ケイ酸塩は、pHを調節
または制御したり、洗濯機部品に対する防錆効果を組成
物に付与するように機能する有効なビルダー塩である。 Na2O/SiO2の比が1.6/1〜1/3.2、特
に約1/2〜1/2.8のケイ酸ナトリウムが好ましい
。 同じ比のケイ酸カリウムを使用することもできる。
【0073】非水溶性で結晶質及び非晶質のアルミノシ
リケートゼオライトビルダーを使用することもできる。 ゼオライトは一般に、式: (M2O)x(Al2O3)y(SiO2)zwH2O
〔式中、xは1であり、yは0.8〜1.2、好ましく
は1であり、zは1.5〜3.5またはそれ以上、好ま
しくは2〜3であり、wは0〜9、好ましくは2.5〜
6であり、Mは好ましくはナトリウムである〕を有する
。典型的なゼオライトはタイプAまたは類縁構造体であ
り、タイプ4Aは特に好ましい。好ましいアルミノシリ
ケートは、約200ミリ当量/g以上、例えば400ミ
リ当量/gのカルシウムイオン交換能を有する。
【0074】使用し得る種々の結晶質ゼオライト(即ち
アルミノ−シリケート)は英国特許第1,504,16
8号、米国特許第4,409,136号並びにカナダ特
許第1,072,835号及び第1,087,477号
に記載されており、これらの特許は参照により本明細書
の一部を構成するものとする。本発明に有効な非晶質ゼ
オライトの例は、ベルギー特許第835,351号に見
ることができ、この特許も参照により本明細書の一部を
構成するものとする。
【0075】本発明の組成物に添加し得るアルカリ緩衝
液としては、モノエタノールアミン、トリエタノールア
ミン、ホウ砂などを挙げることができる。
【0076】本発明の組成物に添加し得るヒドロトロピ
ー剤としては、エタノール、キシレンスルホン酸ナトリ
ウム、クメンスルホン酸ナトリウムなどを挙げることが
できる。
【0077】特に水不溶性タイプのクレーのような他の
材料は、本発明の組成物において有効な添加剤となり得
る。特に有効なのはベントナイトである。この材料は主
に、約6分の1のアルミニウム原子がマグネシウム原子
で置換されており、それに可変量の水素、ナトリウム、
カリウム、カルシウムなどが弱く結合し得るケイ酸アル
ミニウム水和物であるモンモリロナイトである。洗剤に
適したより精製された(即ち細砂,砂などを含有しない
)形態のベントナイトは、50%以上のモンモリロナイ
トを含んでおり、そのカチオン交換能は、ベントナイト
100g当たり約50〜75meq以上である。特に好
ましいベントナイトは、GeorgiaKaolin 
 Co.によりThixo−jels  1、2、3及
び4として市販されているWyomingまたはWes
tern  U.S.ベントナイトである。これらのベ
ントナイトは、Marriott名義の英国特許第40
1,413号とMarriott及びGuan名義の英
国特許第461,221号とに記載のごとく、繊維製品
を柔軟化することが公知である。
【0078】更に、機能性または美観性いずれかの更な
る所望の特性を付与するために、洗剤製品中には種々の
他の洗剤添加剤または助剤を存在させることができる。
【0079】かかる組成物の物理的安定性及び沈降防止
性は、該組成物に高級脂肪酸のアルミニウム塩、例えば
ステアリン酸アルミニウムを少量の有効量加えることに
より向上され得る。ステアリン酸アルミニウム安定剤は
、0〜3%、好ましくは0.1〜2.0%、より好まし
くは0.5〜1.5%の量で加えることができる。
【0080】組成物中には少量の汚れ懸濁剤または再沈
着防止剤、例えばポリビニルアルコール、脂肪アミン、
ナトリウムカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシ−
プロピルメチルセルロースを含有させることもできる。 好ましい再沈着防止剤は、商品名Relatin  D
M  4050で販売されているCM/MC比2:1を
有するナトリウムカルボキシメチルセルロースである。
【0081】綿、ポリアミド及びポリエステル繊維製品
には蛍光増白剤を使用することもできる。適当な蛍光増
白剤としては、Tinopal  LMS−X、スチル
ベン、トリアゾール及びベンジジンスルホン組成物、特
にスルホン化置換トリアジニルスチルベン、スルホン化
ナフトトリアゾールスチルベン、ベンジジンスルホンな
どを挙げることができるが、最も好ましのはスチルベン
及びトリアゾールの組合せである。好ましい増白剤は、
ジモルホリンジアニリノスチルベンスルホネートである
Stilbene  Brightener  N4で
ある。
【0082】例えばSilicane  L  760
4のようなシリコーン化合物の消泡剤を、少量の有効量
で加えることもできる。
【0083】殺菌剤(例えばテトラクロロサリチルアニ
リド及びヘキサクロロフェン)、殺カビ剤、染料、顔料
(水分散性)、保存剤(例えばホルマリン)、紫外線吸
収剤、黄ばみ防止剤(anti−yellowing 
 agent)(例えばナトリウムカルボキシメチルセ
ルロース)、pH調節剤及びpH緩衝液、色安全漂白剤
、香料及び染料並びに青味剤(bluing  age
nt)(例えばIragon  Blue  L2D、
Detergent  Blue  472/572及
び群青)を使用することもできる。
【0084】更に、汚れ遊離ポリマー及びカチオン性柔
軟剤を使用することもできる。
【0085】以上任意成分として列挙したものは網羅さ
れているわけではなく、例示してはいないが当業者には
公知の他の任意の成分を本発明の組成物に含有させるこ
とができる。
【0086】本発明の水性液体洗剤組成物の粘度は、5
0〜20000cP、好ましくは100〜1000cP
の範囲とすることができるが、他の適当な粘度の製品も
また有効となり得る。前記粘度において液体洗剤は安定
した分散液/エマルジョンであり、容易に注入し得る。 液体洗剤分散液/エマルジョンのpHは一部には、安定
化される酵素に依存する。リパーゼ安定化のためには、
pHを5〜11.5、好ましくは6〜10の範囲とし、
プロテアーゼ安定化のためには、pHを6〜12.5、
好ましくは8〜11、より好ましくは9〜11の範囲と
する。
【0087】以下、実施例によって本発明を更に説明す
る。これらの実施例は、いかようにも本発明を制限する
ものではない。
【0088】
【実施例】実施例1  アニオン性界面活性剤含有量が
高く且つプロテアーゼを含有しない配合物37℃での貯
蔵時間の関数としてリパーゼ活性(pHスタット及びp
NPV法)を測定することにより、リパーゼを含有する
サンプルにおけるリパーゼの安定性を判定した。時間に
対するln[A0/At]をプロットし(A0=初期活
性、At=時刻tの活性)、直線回帰を実施することに
より半減期を決定した。
【0089】37℃での貯蔵時間の関数としてプロテア
ーゼ活性(テトラペプチド法)を測定することにより、
プロテアーゼを含有するサンプルにおけるプロテアーゼ
の安定性を判定した。時間に対するln[A0/At]
をプロットし(A0=初期活性、At=時刻tの活性)
、直線回帰を実施することにより半減期を決定した。
【0090】リパーゼを含有する組成の例を以下に与え
る。
【0091】                          
                     組成(重
量%)成分                    
                   1.1   
   1.2      1.3C11アルキルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム   10.0     10
.0     10.0Neodol 25−9   
                         
    8.0      8.0      8.0
Neodol 25−3S             
                  6.0    
  6.0      6.0キシレンスルホン酸ナト
リウム               3.0    
  3.0      3.0クエン酸       
                         
   7.0      7.0      7.0T
EA                       
                 2.0     
 2.0      2.0MEA         
                         
      2.0      2.0      2
.0ステアリン酸                 
              0.08     0.
08     0.08水酸化ナトリウム      
                       pH
7に中和するまでリポラーゼ            
                     3.0 
     3.0      3.0水       
                         
                100%までQua
t Pro E(Amerchol)        
             2.0      0.0
      0.0Quat Pro S     〃
                         
 0.0      2.0      0.0安定性
:t1/2(日)                 
       14.6     15.4     
12.2安定性の改良%              
              19.7     26
.2      − 2%のカチオン性タンパク質加水分解物を加えると、t
1/2は対照に比較して改良された。具体的にいうと、
Quat Pro Eは約19.7%(2.4/12.
2)の改良を示した。Quat Pro Sは約26.
2%(3.2/12.2)の改良を示した。Quat 
Pro Eはトリエトニウム加水分解コラーゲンであり
、Quat Pro Sはステアトリモニウム加水分解
コラーゲンであり、両者ともAmerchol社の製品
である。
【0092】Neodol 25−9は1モル当たり約
9個のエチレンオキシド基を有する非イオン性界面活性
剤である。
【0093】Neodol 25−3SはShell社
から市販されているC12−C15アルキルトリエトキ
シ硫酸ナトリウムである。
【0094】TEAはトリエタノールアミンである。
【0095】MEAはモノエタノールアミンである。
【0096】実施例2  非イオン性界面活性剤含有量
が高く且つリパーゼ及びゼラチンを含有する配合物と、
リパーゼ及びカチオン性加水分解タンパク質を含有する
配合物との比較 以下の液体洗剤組成物を調製し、37℃でのリパーゼ安
定性を評価した。
【0097】                          
             組成(重量%)成分   
                 2.1     
2.2     2.3     2.4     2
.5     2.6Neodol 25−9    
        16.5    16.5    1
6.5    16.5    16.5    16
.5C11アルキルベンゼン     3.5    
 3.5     3.5     3.5     
3.5     3.5スルホン酸ナトリウム エタノール              5.0   
  5.0     5.0     5.0    
 5.0     5.0ギ酸ナトリウム      
    2.7     2.7     2.7  
   2.7     2.7     2.7アルカ
ラーゼ2.5L        0.75    0.
75    0.75    0.75    0.7
5    0.75リポラーゼ           
   3.0     3.0     3.0   
  3.0     3.0     3.0水   
                         
           100%までQuat Pro
 E              0.0     1
.0     0.0     0.0     0.
0     0.0ゼラチンA300        
    0.0     0.0     1.0  
   0.0     0.0     0.0ゼラチ
ンA175            0.0     
0.0     0.0     1.0     0
.0     0.0ゼラチンA60        
     0.0     0.0     0.0 
    0.0     1.0     0.0ゼラ
チン加水分解物      0.0     0.0 
    0.0     0.0     0.0  
   1.0安定性:t1/2(日)      3 
     13       4.2     5.0
     3.5     5.1安定性の改良(%)
      −     333      40  
    67      16.7    70   上記の種々のゼラチンはAldrich Chem
ical社から市販されている。
【0098】種々の分子量(ブルーム強度:300,1
75又は60により規定)のゼラチン1.0重量%を加
えると、リパーゼ安定性は対照(t1/2=3日)に比
較して改良された(t1/2=4〜5日)。加水分解ゼ
ラチンを加えた場合も安定性は改良されたが、意外にも
カチオン性加水分解ゼラチン(Quat Pro E)
を加えた場合に最大の安定性の改良(t1/2=13日
)が得られた。
【0099】この実施例から明らかなように、加水分解
タンパク質単独でもリパーゼ安定性を改良できるが、意
外にも第4窒素置換基を含むタンパク質(即ちカチオン
加水分解タンパク質)を加えると最高性能のゼラチンよ
りも更に4〜5倍安定性を改良できる(即ち70%に対
して333%の安定性改良)。
【0100】実施例3  非イオン界面活性剤含有量が
高く且つリパーゼ及び加水分解タンパク質を含有する配
合物と、リパーゼ及びカチオン性加水分解タンパク質を
含有する配合物との比較以下の液体洗剤組成物を調製し
、37℃でのリパーゼ安定性を評価した。
【0101】                          
                 組成(重量%)成
分                        
   3.1     3.2     3.3   
  3.4     3.5Neodol 25−9 
                  16.5   
 16.5    16.5    16.5    
16.5C11アルキルベンゼン          
  3.5     3.5     3.5    
 3.5     3.5スルホン酸ナトリウム エタノール                    
 5.0     5.0     5.0     
5.0     5.0ギ酸ナトリウム       
          2.7     2.7    
 2.7     2.7     2.7アルカラー
ゼ2.5L               0.75 
   0.75    0.75    0.75  
  0.75リポラーゼ              
       3.0     3.0     3.
0     3.0     3.0水       
                         
          100%までQuat Pro 
E(Amerchol)           0.0
     2.0     0.0     0.0 
    0.0Hydro Coll EN−55(B
rooks社)    0.0     0.0   
  2.0     0.0     0.0Hydr
oKeratin(Brooks)         
  0.0     0.0     0.0    
 2.0     0.0Solusilkタンパク質
(Brooks)     0.0     0.0 
    0.0     0.0     2.0安定
性:  t1/2(日)           1.3
     6.2     2.3     1.9 
    2.0安定性の改良%           
      −     377      77  
    46      54   Hydro Coll EN−55は加水分解コラ
ーゲンタンパク質である。
【0102】Hydrokeratinは加水分解ケラ
チンタンパク質である。
【0103】Solusilkは加水分解絹タンパク質
である。
【0104】全加水分解タンパク質は対照に比較して多
少のリパーゼ安定性の改良を示した。しかしながら、こ
の場合もカチオン性加水分解コラーゲンは最も顕著なリ
パーゼ安定性の改良をもたらした。
【0105】この実施例から明らかなように、第4級窒
素置換基安定剤を含有するタンパク質(即ちカチオン性
加水分解タンパク質)を使用した場合のリパーゼ安定性
の改良は、カチオン基が結合していない加水分解タンパ
ク質を使用した場合の安定性の改良よりも遥かにすぐれ
ている。
【0106】実施例4  非イオン性界面活性剤含有量
が高く且つリパーゼと種々の鎖長の疎水性基を有するカ
チオン性タンパク質とを含有する配合物下記の液体洗剤
組成物を調製し、リパーゼ安定性を評価した。
【0107】                          
          組成(重量%)成分      
                    4.1  
    4.2      4.3       4.
4Neodol 25−9             
     16.5     16.5     16
.5      16.5C11アルキルベンゼン  
         3.5      3.5    
  3.5       3.5スルホン酸ナトリウム エタノール                    
5.0      5.0      5.0    
   5.0ギ酸ナトリウム            
    2.7      2.7      2.7
       2.7アルカラーゼ2.5L     
         0.75     0.75   
  0.75      0.75リポラーゼ    
                3.0      
3.0      3.0       3.0水  
                         
           100%までQuat Pro
 E(Amerchol)          0.0
      2.0      0.0       
0.0Quat Pro S    〃       
       0.0      0.0      
2.0       0.0Quat Coll QS
(Books)           0.0    
  0.0      0.0       2.0安
定性:  t1/2(日)          2.3
      7.1      3.9       
3.6安定性の改良%               
 −      209       70     
   57   第4級窒素側基を有する疎水性基のアルキル鎖長を
変えると、リパーゼ安定性に影響すると思われる。3個
のC2アルキル鎖を有するQuat Pro E(トリ
エトニウム加水分解コラーゲン)を加えると、第4級窒
素に結合した1個のC18アルキル鎖を夫々有するQu
at ProS又はQuat Coll QSに比較し
て著しく良好な安定性が得られた。異なる2社の製品で
あるステアリル修飾タンパク質の結果の類似は、観察さ
れる効果が処理又は製造方法の相違によるのでなく、タ
ンパク質の構造によることを立証するものである。
【0108】実施例5  非イオン性界面活性剤含有量
が高く且つリパーゼ及びアルブミンを含有する配合物 
                         
                         
組成(重量%)成分                
                         
    5.1         5.2Neodol
 25−9                    
                 16.5    
    16.5C11アルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム          3.5        
 3.5エタノール                
                       5.
0         5.0ギ酸ナトリウム     
                         
     2.7         2.7アルカラー
ゼ2.5L                    
             0.75        
0.75リポラーゼ                
                       3.
0         3.0水           
                         
              100%までウシ血清ア
ルブミン(Sigma)              
          0.0         1.0
安定性:t1/2(日)              
                 3.0     
    5.8安定性の改良%           
                        −
          93   1%BSAを加えると、リポラーゼの半減期はやや
改良された。
【0109】実施例6  非イオン性界面活性剤含有量
が高く且つリパーゼ及び変性プロテアーゼ又はカゼイン
を含有する配合物 以下のサンプルを調製し、リパーゼ安定性を評価した。
【0110】                          
                       組成
(重量%)成分                  
                     6.1 
      6.1       6.3Neodol
 25−9                    
           16.5      16.5
      16.5C11アルキルベンゼンスルホン
酸ナトリウム    3.5       3.5  
     3.5エタノール            
                     5.0 
      5.0       5.0ギ酸ナトリウ
ム                        
     2.7       2.7       
2.7サビナーゼ                 
                0.375    
 0.375     0.375リポラーゼ    
                         
    3.0       3.0       3
.0水                      
                         
 100%まで熱変性サビナーゼ          
                         
                   0.0   
           0.375         
 0.0粉ミルク(カゼイン)           
                         
          0.0            
  0.0              1.0安定性
t1/2(日)                  
         6.0       7〜8   
   8〜9安定性の改良%            
                 −       
 33        50   上記濃度の熱変性タンパク質又は粉ミルク(カゼイ
ン)を加えると、リポラーゼの安定性はほんの僅かであ
るが増加した。
【0111】実施例7  西ドイツ特許出願公開第29
37012.5号明細書(Henkel)はHDL中の
酵素安定剤としてタンパク質(コラーゲン、カゼイン等
)とアンモニア又は第1もしくは第2アミンとの反応生
成物の使用を開示している。生成されるタンパク質は第
4級窒素置換基を含まない。本発明は酵素安定剤として
(第3又は第4級アミンをタンパク質と反応させること
により得られる)第4級窒素置換基を含むタンパク質の
使用に係るので、西ドイツ特許出願公開明細書によるサ
ンプルを調製し、そのリパーゼ安定性(本発明の1態様
)を本発明のタンパク質の安定性と比較することにした
【0112】カゼイン+エチレンジアミン付加物の調製
西ドイツ特許出願公開第2937012.5号明細書に
教示されているカゼイン+エチレンジアミン付加物を比
較のために調製した。使用した手順は該公開明細書に開
示されている方法とほぼ同一の方法を使用した。加熱し
たニーダー中でカゼイン150gを95℃の水80ml
で膨潤させた。膨潤したタンパク質にエチレンジアミン
30gを加え、反応混合物を50分間95℃で混練した
。熱反応生成物に水200mlを加えた処、ペーストで
なく粘性の溶液を得た。熱反応生成物にイソプロピルア
ルコール500mlを加え、生成物を4℃で一晩結晶さ
せた。次に沈渣をイソプロピルアルコールで洗い、イソ
プロピルアルコール/水溶媒系で再結晶させた。反応生
成物を真空炉で一晩乾燥した。
【0113】リパーゼ安定性の評価 カゼイン+エチレンジアミン付加物のリパーゼ安定性を
加水分解タンパク質及びカチオン性タンパク質のサンプ
ルと比較した。以下の液体洗剤組成物を調製し、37℃
でのリパーゼ安定性を評価した。
【0114】 成分                       
                      重量%
Neodol 25−9(非イオン界面活性剤)   
              16.5C11アルキル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム           
 3.5エタノール                
                         
5.0ギ酸ナトリウム               
                      2.7
アルカラーゼ2.5L               
                    0.75リ
パーゼ酵素                    
                   3.0タンパ
ク質                       
                  1.0水酸化ナ
トリウム                     
             pH7まで水      
                         
                100%まで時間に
対するln[A0/At]をプロットし(A0=初期酵
素活性、At=時刻tの活性)、直線回帰分析を実施す
ることにより、組成物中のリパーゼの半減期(t1/2
)を決定した。結果及びタンパク質の説明を以下に与え
る。
【0115】 実施例      タンパク質         t1
/2(日)    注釈比較例1     対照   
              2.6比較例2    
 カゼイン             3.6    
   天然タンパク質比較例3     西ドイツ特許
出願     3.3       カゼイン+エチレ
ンジアミン                    
                       反応
生成物7.1         Mackpro NS
P          6.8       カチオン
シルクタンパク質                 
                         
 McIntyre Chemical7.2    
     Mackpro NLW         
 6.5       カチオン性コムギタンパク質 
                         
                 McIntyre
 Chemical比較例4     Mackpro
 NLP          3.2       加
水分解コラーゲン                 
                         
 McIntyre Chemical7.3    
     Mackpro KLP         
 4.4       カチオン性ケラチン     
                         
             McIntyre Che
mical Mackpro NSP,NLW及びKLPは以下の物
質である。
【0116】Mackpro NSPはオレイル/パル
ミチル/パルミトレアミドプロピルシルクヒドロキシプ
ロピルジモニウムクロリド: シルク−NH−CH2CH2CH(OH)−N+(CH
3)2CH2CH2CH2NHC(=O)−C15H3
1〜C17H35である。
【0117】Mackpro NLWはオレイル/パル
ミチル/パルミトレアミドプロピルコムギヒドロキシプ
ロピルジモニウムクロリド: コムギ種子−NH−CH2CH2CH(OH)−N+(
CH3)2−CH2CH2CH2NHC(=O)−C1
5H31〜C17H35である。
【0118】Mackpro KLPはオレイル/パル
ミチル/パルミトレイルケラチンヒドロキシプロピルジ
モニウムクロリド/ラクテート: ケラチン−NH−CH2CH2CH(OH)N+(CH
3)2−C16H33〜C18H37である。
【0119】天然又は加水分解タンパク質(比較例1、
2及び4)又は西ドイツ特許出願公開明細書のサンプル
(比較例3)を加えると、リパーゼ安定性はほんの僅か
しか増加しなかった(t1/2が2.5日に対して約3
.5日)が、カチオン性タンパク質(実施例7.1〜7
.3)を加えるとこれらの組成物中のリパーゼ安定性は
著しく改良された。これらの結果から明らかなように、
カチオン性タンパク質を使用すると、リパーゼ安定性は
従来技術に比較して著しく改良された。
【0120】実施例8  プロテアーゼを含有し且つリ
パーゼを含有しない組成の使用可能な一例を以下に与え
る。
【0121】                          
                      組成(
重量%)成分 C11アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム    
        10.0Neodol 25−9  
                         
              8.0Neodol 2
5−3S                     
                   6.0キシレ
ンスルホン酸ナトリウム              
          3.0クエン酸        
                         
           7.0TEA        
                         
                2.0MEA   
                         
                     2.0ス
テアリン酸                    
                    0.08水
酸化ナトリウム                  
                pH=10までサビ
ナーゼ                      
                    0.375
タンパク質                    
                      1.0
塩化カルシウム                  
                    0.04水
                         
                       10
0までNeodol 25−9は1モル当たり約9個の
エチレンオキシド基を有する非イオン性界面活性剤であ
る。
【0122】Neodol 25−3SはShell社
から市販されているC12−C15アルキルトリエトキ
シ硫酸ナトリウムである。
【0123】TEAはトリエタノールアミンである。
【0124】MEAはモノエタノールアミンである。
【0125】プロテアーゼ安定性 安定性の改良に関する種々のタンパク質の結果を以下に
示す。
【0126】 タンパク質                    
      t1/2(37℃日数)     安定性
の改良%対照(比較例)              
               4.7       
           −HydroColl EN−
55(比較例)                  
6.4                 36Qua
t Pro E                  
            10.7         
       128カゼイン(比較例)      
                   7.9   
              68西ドイツ特許公開第
2937012号(比較例)      9.1   
              94   HydroColl EN−55は加水分解コラー
ゲンタンパク質である。Quat Pro Eは上記に
規定した通りである。
【0127】以上の結果から明らかなように、カルシウ
ムの存在下にカチオン性加水分解コラーゲン(即ちQu
at Pro E)を加えるとサビナーゼ安定性は著し
く改良された(128%)。西ドイツ特許出願公開第2
937012号明細書のサンプル(カゼイン+エチレン
ジアミン)も酵素安定性を改良したが、その程度は劣る
(94%)。米国特許第4842767号(Hydro
Coll EN−55)及び4842758号(カゼイ
ン)中に酵素安定剤として開示されている天然及び加水
分解タンパク質は酵素安定性をほんの僅かしか改良でき
なかった。
【0128】実施例9  カルシウム不在下のプロテア
ーゼ安定性 実施例8の組成のサンプルを調製し、塩化カルシウムを
除去することにより、カルシウム及びタンパク質の添加
が酵素安定性に及ぼす効果を判定した。結果を以下に示
す。
【0129】 タンパク質                    
               t1/2(37℃日数
)     改良%対照              
                         
       4.9              −
HydroColl EN−55(比較例)     
                      5.0
              −Quat Pro E
                         
               8.5       
      73カゼイン(比較例)        
                         
 5.9             20西ドイツ特許
出願公開第2937012号明細書(比較例)    
      6.8                
          38結果は実施例8で観察された
結果と同様であったが、カチオン性コラーゲンを使用し
た場合の酵素安定性の改良は更に顕著であった。カルシ
ウムの不在下では非誘導タンパク質は酵素安定性に対す
る効果が著しく低かった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (a)アニオン、非イオン、カチオン
    、両性または双性イオン性界面活性剤及びその混合物か
    らなる群から選択される界面活性剤5〜85重量%と、
    (b)有効量の酵素と、 (c)酵素をその失活から安定化するのに十分な量の、
    第4級窒素置換基を含む蛋白質と、を含む液体洗剤組成
    物。
  2. 【請求項2】  酵素が、リパーゼ酵素、蛋白質分解酵
    素及びその混合物からなる群から選択されることを特徴
    とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】  蛋白質が、構造:蛋白質−Y−R1−
    N+(R2)(R3)(R4)A−(式中、蛋白質は、
    天然のままの蛋白質であるかまたは加水分解された蛋白
    質であり、Yは、反応性のアミノ酸であり、R1は、炭
    素原子0個〜20個を有する置換または未置換のアルキ
    ル、アリール、アルカリール、アミド、アルキルアミン
    、アルコキシ、アルカノール基であり、R2、R3及び
    R4は、炭素原子1個〜20個を有する置換または未置
    換のアルキル、アリール、アルカリール、アミド、アル
    キルアミン、アルコキシ、アルカノール、アルキルカル
    ボキシレート、アルキルサルフェート、アルキルスルホ
    ネート、アリールスルホネートまたはアリールサルフェ
    ート基であり、並びにA−は、中和アニオンである)を
    有することを特徴とする請求項1または2に記載の組成
    物。
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