JP2586568Y2 - 塗装治具 - Google Patents

塗装治具

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JP2586568Y2
JP2586568Y2 JP1717393U JP1717393U JP2586568Y2 JP 2586568 Y2 JP2586568 Y2 JP 2586568Y2 JP 1717393 U JP1717393 U JP 1717393U JP 1717393 U JP1717393 U JP 1717393U JP 2586568 Y2 JP2586568 Y2 JP 2586568Y2
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small
wheel cap
work
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set pin
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日左男 戸谷
正信 石塚
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車のホイー
ルキャップ等の塗装に用いる塗装治具に関する。
【0002】
【従来技術】例えば自動車のホイールキャップの塗装を
生産ラインにて行う場合、コンベア等により搬送されて
くるホイールキャップ(ワーク)を自動機により塗装治
具に載置した状態で行う。ここで用いられる塗装治具
は、図8及び図9に示すように、自動機(図示せず)に
より載置されるホイールキャップ1bの下面周縁部を支
持する4個のワークセットピン5bを備えている。この
塗装治具は、ホイールキャップ1bには例えば14イン
チや15インチ等の直径の異なる種々の大きさのものが
あるため、各々のホイールキャップ1bの寸法や形状に
適合するように種々のものが用意される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来の場合
には、ワークとなるホイールキャップ1bの大きさが変
わると塗装治具を交換しなければならず、その治具交換
に長時間を必要としていた。そこで、図10及び図11
に示すように、直径の異なる大小2種類のホイールキャ
ップ1b、2bに対して塗装治具の共用化を図るため、
ワークセットピン5bを共通の位置に配置することが考
えられる。しかし、この場合のワークセットピン5bの
位置は、小ホイールキャップ2bの周縁端から近い位置
となるため、小ホイールキャップ2bを塗装治具に載置
するときに、塗装治具の精度、ホイールキャップ2bの
精度及び自動機の位置精度等のバラツキにより小ホイー
ルキャップ2bをワークセットピン5b上へ確実に載置
できないという問題がある。
【0004】本考案は上記問題に鑑み案出されたもので
あり、直径の異なる大小2種類のワークに対応可能と
し、かつ小ワークを所定位置へ確実に載置できるように
した塗装治具を提供することを解決すべき課題とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案は、円盤形状で、その下面から突出する突出部の
同一円周上に位置する少なくとも3箇所に軸方向におい
て傾斜したテーパ面を有する直径の異なる大小2種類の
ワークを支持する塗装治具であって、前記大小2種類の
ワークの下面周縁部を支持する少なくとも3個のワーク
セットピンと、該ワークセットピンに小ワークが載置さ
れるときに前記テーパ面に当接して前記小ワークを前記
ワークセットピンに対応する位置へ案内するガイドリン
グと、を有するという構成を採用している。
【0006】
【作用】本考案の塗装治具では、小ワークがワークセッ
トピンに載置されるときに、ガイドリングが小ワークの
テーパ面に当接して小ワークをワークセットピンに対応
する位置へ案内するため、小ワークはワークセットピン
上へ位置ずれすることなく確実に載置される。これによ
り、直径の異なる大小2種類のワークへの対応が可能と
なり、かつ小ワークの所定位置への確実な載置が可能と
なる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本実施例に係る塗装治具に大ホイールキャッ
プが載置された状態を示す平面図であり、図2はその塗
装治具に大ホイールキャップが載置された状態を示す断
面図であり、図3はその塗装治具に小ホイールキャップ
が載置された状態を示す平面図であり、図4はその塗装
治具に小ホイールキャップが載置された状態を示す断面
図である。
【0008】本実施例の塗装治具は、ワークとしての直
径の異なる大小2種類のホイールキャップ1、2を支持
する塗装治具である。本実施例での大小ホイールキャッ
プ1、2は円盤形状であり、その裏面にはホイールへの
取付部が突設されている。この取付部は、ホイールキャ
ップ1、2の周縁部から少し内側に壁状に形成された環
状基部11、21と、その環状基部11、21から軸方
向に延出しホイールと係合する3個の係合爪12、22
と、各係合爪12、22と対応する部分に放射状に設け
られた板状の補強リブ13、23とからなる。補強リブ
13、23は、ホイールキャップ1、2の裏面より軸方
向に延出するとともに、環状基部11、21の内外両側
へ突出しており、その内側端面14、24及び外側端面
15、25がそれぞれ同一円周上に位置している。内側
端面14、24は、裏面から遠ざかるにつれて外側へ傾
斜するテーパ面に形成されている。
【0009】そして、本実施例の塗装治具は、上方に延
出する支柱3を備え、この支柱3の先端には水平方向の
四方へ延出する支持アーム4が固定されている。各支持
アーム4の先端部には、上方に延出し大小ホイールキャ
ップ1、2の下面周縁部を支持するワークセットピン5
が固着されている。このワークセットピン5は、大ホイ
ールキャップ1に対してはその周縁と環状基部11との
間で環状基部11に近い位置に当接し、小ホイールキャ
ップ2に対してはその周縁に近い位置に当接するように
配置されている。
【0010】また、各支持アーム4の中央部外側寄り位
置には、上方へ延出する支持杆6がそれぞれ設けられて
おり、各支持杆6の先端にはガイドリング7が取付けら
れている。このガイドリング7は、小ホイールキャップ
2がワークセットピン5上に載置されるときにテーパ面
で形成された内側端面24と当接し、小ホイールキャッ
プ2の周縁部がワークセットピン5と対応する位置へ案
内するように所定の大きさの円形部材で形成されてい
る。
【0011】以上のように構成された本実施例の塗装治
具は、生産ライン上に配設され、直径の異なる大小2種
類のホイールキャップ1、2に塗装を行う際の大小ホイ
ールキャップ1、2を支持する塗装治具として使用に供
される。そして、コンベア等により搬送されてくる大ホ
イールキャップ1が自動機により塗装治具に載置される
場合には、図5に示すように、ワークセットピン5が大
ホイールキャップ1の周縁と環状基部11との間で環状
基部11に近い位置に当接するように配置されているた
め、大ホイールキャップ1は多少の精度誤差があっても
確実にワークセットピン5上に載置される。
【0012】また、コンベア等により搬送されてくる小
ホイールキャップ2が自動機により塗装治具に載置され
る場合には、図6に示すように、小ホイールキャップ2
がワークセットピン5に接近すると、ガイドリング7の
外周部が補強リブ23にテーパ面で形成された内側端面
24と当接して、小ホイールキャップ2をワークセット
ピン5に対応する位置へ案内する。このため、小ホイー
ルキャップ2はワークセットピン5上に位置決めされて
確実に載置される。
【0013】したがって、本実施例の塗装治具は、直径
の異なる大小ホイールキャップ1、2に対して共用する
ことができ、かつ小ホイールキャップ2をワークセット
ピン5上の所定位置へ確実に載置することができる。な
お、上記実施例におけるガイドリング7は、その外周部
が小ホイールキャップ2のテーパ面でなる内側端面24
と当接して小ホイールキャップ2を所定位置へ案内する
ように構成されているが、小ホイールキャップが例えば
補強リブ23の外側端面25のように裏面から遠ざかる
につれて内側へ傾斜するように形成されたテーパ面を有
し、かつスペース的な余裕がある場合には、そのテーパ
面に対してガイドリングの内周部が当接するように構成
することができる。
【0014】また、他の実施例として図7に示すよう
に、ガイドリング7aを支持する各支持杆6aをその長
手方向に伸縮自在に構成するとともに、各支持杆6aを
長手方向に付勢するばね部材8aを各支持杆6aに配設
することにより、ガイドリング7aをより上方位置に配
置するようにしてもよい。この場合には、小ホイールキ
ャップ2aがワークセットピン5a上に載置されるとき
に、ガイドリング7aがばね部材8aの付勢力によって
上方へ押上げられた位置で補強リブ23aの内側端面
(テーパ面)24aに当接し、その後各支持杆6aが縮
動しつつ小ホイールキャップ2aを案内するため、ガイ
ドリング7aによる小ホイールキャップ2aのワークセ
ットピン5a上への案内をより確実に行うことができ
る。また、補強リブ23aの高さの変動に追従できるよ
うになるため、対応可能なホイールキャップの種類が一
層増大する。
【0015】
【考案の効果】本考案の塗装装置によれば、直径の異な
る大小2種類のワークの下面周縁部を支持する少なくと
も3個のワークセットピンと、該ワークセットピンに小
ワークが載置されるときに該小ワークのテーパ面に当接
して該小ワークを前記ワークセットピンに対応する位置
へ案内するガイドリングとを有するため、直径の異なる
大小2種類のワークに対応が可能であり、かつ小ワーク
を所定位置へ確実に載置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る塗装治具に大ホイールキャップが
載置された状態を示す平面図である。
【図2】実施例に係る塗装治具に大ホイールキャップが
載置された状態を示す断面図である。
【図3】実施例に係る塗装治具に小ホイールキャップが
載置された状態を示す平面図である。
【図4】実施例に係る塗装治具に小ホイールキャップが
載置された状態を示す断面図である。
【図5】図2の要部を拡大して示す部分断面図である。
【図6】図4の要部を拡大して示す部分断面図である。
【図7】他の実施例に係る塗装治具の要部を拡大して示
す部分断面図である。
【図8】従来の塗装治具にホイールキャップが載置され
た状態を示す平面図である。
【図9】従来の塗装治具にホイールキャップが載置され
た状態の断面図である。
【図10】従来の塗装治具に大ホイールキャップが載置
された状態を示す部分断面図である。
【図11】従来の塗装治具に小ホイールキャップが載置
された状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1…大ホイールキャップ(大ワーク) 2…小ホイールキャップ(小ワーク) 5…ワークセットピン 7…ガイドリング 24…内側端面(テーパ面)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤形状で、その下面から突出する突出
    部の同一円周上に位置する少なくとも3箇所に軸方向に
    おいて傾斜したテーパ面を有する直径の異なる大小2種
    類のワークを支持する塗装治具であって、 前記大小2種類のワークの下面周縁部を支持する少なく
    とも3個のワークセットピンと、 該ワークセットピンに小ワークが載置されるときに前記
    テーパ面に当接して前記小ワークを前記ワークセットピ
    ンに対応する位置へ案内するガイドリングと、 を有することを特徴とする塗装治具。
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