JPH11207552A - ワーク固定装置 - Google Patents

ワーク固定装置

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JPH11207552A
JPH11207552A JP1865298A JP1865298A JPH11207552A JP H11207552 A JPH11207552 A JP H11207552A JP 1865298 A JP1865298 A JP 1865298A JP 1865298 A JP1865298 A JP 1865298A JP H11207552 A JPH11207552 A JP H11207552A
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JP
Japan
Prior art keywords
work
holding member
cross
fixing device
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP1865298A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Ogasawara
裕樹 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP1865298A priority Critical patent/JPH11207552A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークを傷つけたりすることがなくかつワー
クを固定する力が大きいワーク固定装置を提供する 【解決手段】 水平方向に伸びる円筒状または円柱状の
ワークを挟む、相対的に上下に移動自在に設けられた上
下一対のワーク狭持部材7,8を備えている。上の狭持
部材7は、ワークWの横断面形状の上半分に適合した横
断面形状の下方開口ワーク嵌入溝9を、下の狭持部材8
は、ワークWの横断面形状の下半分に適合した横断面形
状の上方開口ワーク嵌入溝12を備えている。上下の嵌
入溝9,12のうち、少なくとも一方の嵌入溝9,12
の周壁に、溝9,12の周方向に伸びる1または2以上
の凹条10,13を形成し、凹条10,13内に、上下
の狭持部材7,8によりワークWが挟まれていない状態
において、一部が、凹条10,13から突出するワーク
滑り止め用弾性体11,14を嵌め入れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒状または円柱
状のワークを固定するワーク固定装置に関する。特に、
高い真円度が要求されるワークの先端部の面取り加工を
行うさいに用いられるワーク固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒状等のワークを固定するワー
ク固定装置として、上方開口断面半円状溝が形成された
直方体状ワーク保持部材と、保持部材の上方に上下移動
自在に配された軟質樹脂製板状押さえ部材とよりなるも
のがある。このワーク固定装置においては、ワーク保持
部材の半円状溝にワークの先端寄り部分の下部が嵌め入
れられた後に押さえ部材が下方に移動させられ、ワーク
の先端寄り部分の上部が押さえ部材により押さえられて
押さえ部材とワーク保持部材との間にワークが固定され
る。
【0003】また、他のワーク固定装置として、相対的
に上下に移動自在に設けられた上下一対のワーク狭持部
材を備え、上ワーク狭持部材に、ワークの横断面形状の
上半分に適合した横断面形状をなす下方開口ワーク嵌入
溝が形成され、下ワーク狭持部材に、ワークの横断面形
状の下半分に適合した横断面形状をなす上方開口ワーク
嵌入溝が形成され、ワークの先端寄り部分が上下のワー
ク嵌入溝に嵌め入れられた状態で、ワークがワーク挾持
部材により挟まれワークが固定されるとともにワーク狭
持部材により挟まれた部分を真円に矯正するようにした
ものがある。
【0004】また、金属製ワーク狭持部材に代えて軟質
樹脂製ワーク狭持部材を用いたワーク固定装置もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ワーク保持部材と押さ
え部材とよりなるワーク固定装置の場合、押さえ部材に
よりワークを大きい力で押さえつけるとワークが変形す
ることがあるという問題がある。
【0006】また、上下一対の金属製ワーク狭持部材か
らなるワーク固定装置の場合、ワークの断面形状におけ
る真円との誤差が大きい場合に種々の問題が発生する。
例えば、ワークの半径が所望の半径より大きい場合は、
ワークの表面に傷がついたりワークが変形するという問
題があり、ワークの半径が所望の半径より小さい場合
は、ワークを狭持する力が小さくなり、面取り加工中に
ワークが回転してワークの周面に傷がついたりするとい
う問題がある。加工中にワークが回転するのを防止する
ために嵌入溝周面を荒くすることが考えられるが、そう
すると、ワーク周面に傷がつくという問題がある。
【0007】また、軟質樹脂製ワーク狭持部材を備えた
ワーク固定装置の場合、ワークを矯正する力が小さいと
いう問題がある。
【0008】これを、解決するために、金属製ワーク狭
持部材の溝周面に軟質樹脂を貼り付けることが考えられ
るが、樹脂の凹凸によりワーク周面に傷がつくことがあ
るという問題がある。
【0009】本発明の目的は、上記課題を解決した、ワ
ークを傷つけたりすることがなくかつワークを固定する
力が大きいワーク固定装置を提供することにある。さら
に、ワークが真円の場合は、そのまま、ワークが真円で
ない場合は、ワークを真円に矯正して固定することので
きるワーク固定装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のワーク固定装置は、水平方向に伸びる円筒
状または円柱状のワークの端部に加工を施すさいに用い
られるワーク固定装置であって、相対的に上下に移動自
在に設けられた上下一対のワーク狭持部材を備え、上の
ワーク狭持部材が、ワークの横断面形状の上半分に適合
した横断面形状をなす下方開口ワーク嵌入溝を有し、下
のワーク狭持部材が、ワークの横断面形状の下半分に適
合した横断面形状をなす上方開口ワーク嵌入溝を有し、
上下のワーク嵌入溝にワークが嵌め入れられた状態で、
ワークがワーク挾持部材により挟まれるワーク固定装置
において、上下のワーク嵌入溝のうち、少なくとも一方
の嵌入溝の周壁に、溝の周方向に伸びる1または2以上
の凹条が形成され、凹条内に溝の周方向に伸びるワーク
滑り止め用弾性体が嵌め入れられており、上下のワーク
狭持部材によりワークが挟まれていない状態において、
弾性体の一部が、凹条から突出しているものである。
【0011】弾性体の溝内への突出量は、ワークの半径
により異なるが、0.1〜1mm程度が好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
【0013】図1には、円筒状のワーク(w) と、これを
固定したワーク固定装置(1) と、面取り装置(2) とが示
されている。ワーク(w) は、例えば、感光ドラムに用い
られるものである。
【0014】面取り装置(2) は、ロータ(3) と、これの
周縁に等間隔をおいて取り付けられたバイト(4)(6)と、
ロータ(3) の周方向における各バイト(4)(6)間に設けら
れたフィン(5) と、ロータ(3) の周囲を覆う集塵カバー
(16)と、集塵機(図示せず)に接続される吸引ダクト(1
5)とを有するものである。面取り装置(2) は、公知のも
のであり詳細な説明は省略する。
【0015】ワーク固定装置(1) は、上下に間隔をおい
て設けられた上下一対の金属製ワーク狭持部材(7)(8)を
備えている。
【0016】上のワーク狭持部材(7) は、直方体状をな
しており、ワークの上半分の横断面形状に適合した横断
面形状をなす下方開口ワーク嵌入溝(9) を有している。
特に、ワーク嵌入溝(9) は、ワーク(w) を真円に矯正す
るために、真円を二分割した半円状をなしている。
【0017】ワーク嵌入溝(9) の周壁に、これの全周に
わたって伸びる複数の凹条(10)が軸方向に等間隔をおい
て形成されている。凹条(10)の横断面は高さより幅の方
が僅かに大きい長方形状をなしている。
【0018】凹条(10)内にワーク嵌入溝(9) の周方向に
伸びるワーク滑り止め用弾性体(11)が嵌め入れられてい
る。弾性体(11)の横断面積は凹条(10)の横断面積以下で
あるとともに、後に詳しく述べるように、上下のワーク
狭持部材(7)(8)によりワーク(w) が挟まれていない状態
において弾性体(11)の一部が、凹条(10)から突出してワ
ーク嵌入溝(9) 内に位置するように、凹条(10)の幅とほ
ぼ同じ直径を有する横断面円形状をなしている。
【0019】また、上のワーク狭持部材(7) は、これを
上下に移動させる適当な移動装置(図示略)に接続され
ている。
【0020】下のワーク狭持部材(8) は、上のワーク狭
持部材(7) と上下対称をなし、ワーク(w) の下半分の横
断面形状に適合した横断面形状をなす上方開口ワーク嵌
入溝(12)、ワーク嵌入溝(12)の周壁に形成された凹条(1
3)および凹条(13)内に嵌め入れられたワーク滑り止め用
弾性体(14)とを備えている。
【0021】上記のように構成されたワーク固定装置に
おいては、ワーク嵌入溝(12)にワーク(w) が嵌め入れら
れた状態で、上のワーク狭持部材(7) が下方に移動して
ワーク嵌入溝(9) がワーク(w) に嵌め被せられ、ワーク
(w) がワーク嵌入溝(12)およびワーク嵌入溝(9) により
挟まれてワーク(w) が固定される。
【0022】この状態においては、ワーク(w) が真円で
あれば、弾性体(11)(14)の溝(9)(12) 内に突出していた
部分は、ワーク(w) により押されて、溝(9)(12) の周面
と面一になる。このさい、弾性体(11)(14)の横断面積
は、凹条(10)(13)の横断面積より小さいので、弾性体(1
1)(14)は、凹条(10)(13)内に納まり、ワーク(w) 周面に
大きな力が掛かることがなく、ワーク(w) が傷つくこと
がない。
【0023】ワーク(w) が真円でない場合、例えば、ワ
ーク(w) の半径が真円より大きい場合には、ワーク(w)
は、半径が小さくなるように矯正されるが、このさい、
ワーク(w) が弾性体(11)(14)を介して押圧されるので、
ワーク(w) 周面に大きな力が掛かることがないのでワー
ク(w) 周面が傷つくことがなく、かつワーク(w) が真円
に矯正される。
【0024】ワーク(w) の半径が真円より小さい場合に
は、ワーク(w) 周面が、溝(9)(12)内に突出した弾性体
により狭持されるので、面取り加工時にワーク(w) が回
転することがない。
【0025】なお、上記実施形態においては、凹条(10)
(13)が複数形成されているが、凹条(10)(13)の数は、1
つでもよい。また、上下のワーク狭持部材(7)(8)の一方
にだけ、凹条が形成されて弾性体が嵌め入れられている
場合もある。さらに、凹条(10)(13)は、必ずしも、溝
(9)(12) の全周にわたって設けなくともよい。
【0026】弾性体は、ゴム製が好ましいが、必ずしも
ゴム製に限る必要はなく、ワークを変形させない程度の
弾性を有する材料により製作すればよい。
【0027】
【発明の効果】本発明のワーク固定装置によれば、ワー
ク嵌入溝およびワーク嵌入溝のうち、少なくとも一方の
溝の周壁に、周方向に伸びる1または2以上の凹条が形
成され、凹条内に溝の周方向に伸びるワーク滑り止め用
弾性体が嵌め入れられており、上下のワーク狭持部材に
よりワークが挟まれていない状態において弾性体の一部
が、凹条から突出して溝内に位置するようになされてい
るので、ワークを傷つけたりすることがなくかつワーク
を固定する力が大きい。さらに、ワークが真円の場合
は、そのまま、ワークが真円でない場合は、ワークを真
円に矯正して固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のワーク固定装置を用いてワー
クの面取り加工を行うさいの概略斜視図である。
【図2】図2は、同ワーク固定装置の縦断面図である。
【図3】図3は、図2の要部の拡大図である。
【符号の説明】
(1) ワーク固定装置 (7) 上ワーク狭持部材 (8) 下ワーク狭持部材 (9) 下方開口ワーク嵌入溝 (10) 凹条 (11) ワーク滑り止め用弾性体 (12) 上方開口ワーク嵌入溝 (13) 凹条 (14) ワーク滑り止め用弾性体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に伸びる円筒状または円柱状の
    ワークの端部に加工を施すさいに用いられるワーク固定
    装置であって、 相対的に上下に移動自在に設けられた上下一対のワーク
    狭持部材を備え、 上のワーク狭持部材が、ワークの横断面形状の上半分に
    適合した横断面形状をなす下方開口ワーク嵌入溝を有
    し、 下のワーク狭持部材が、ワークの横断面形状の下半分に
    適合した横断面形状をなす上方開口ワーク嵌入溝を有
    し、 上下のワーク嵌入溝にワークが嵌め入れられた状態で、
    ワークがワーク挾持部材により挟まれるワーク固定装置
    において、 上下のワーク嵌入溝のうち、少なくとも一方の嵌入溝の
    周壁に、溝の周方向に伸びる1または2以上の凹条が形
    成され、 凹条内に溝の周方向に伸びるワーク滑り止め用弾性体が
    嵌め入れられており、 上下のワーク狭持部材によりワークが挟まれていない状
    態において、弾性体の一部が、凹条から突出しているこ
    とを特徴とするワーク固定装置。
JP1865298A 1998-01-30 1998-01-30 ワーク固定装置 Pending JPH11207552A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326104A (ja) * 2001-04-26 2002-11-12 Showa Denko Kk クランプ金型およびその製造方法
JP2013006249A (ja) * 2011-06-27 2013-01-10 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 磁石固定治具
KR101424888B1 (ko) * 2012-09-27 2014-07-31 현대제철 주식회사 밀링 머신 시료 고정 장치

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030722