JPH07269570A - ボールスプライン - Google Patents
ボールスプラインInfo
- Publication number
- JPH07269570A JPH07269570A JP5932394A JP5932394A JPH07269570A JP H07269570 A JPH07269570 A JP H07269570A JP 5932394 A JP5932394 A JP 5932394A JP 5932394 A JP5932394 A JP 5932394A JP H07269570 A JPH07269570 A JP H07269570A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- outer cylinder
- window
- plate
- outer tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は製作が容易なボールスプラインを提
供することを目的とする。 【構成】 ボール転動溝10を形成した軸１と，該軸１に
被嵌される外筒２と，この外筒２の内側に配設されるボ
ール保持器３と，このボール保持器３により保持される
ボール４とから成り、前記ボール保持器３により軸１と
外筒２との間に負荷ボール部５と無負荷ボール６とを形
成したボールスプラインにおいて、前記外筒２を合成樹
脂により形成するとともに該外筒２の前記負荷ボール部
５位置に貫通窓７を設け、ボール４外縁とほぼ等しい面
を直線状に延設したボール転動溝８を裏面に形成し且つ
表面に外筒２の外周面より外方に突出する突出部９'を
形成した金属製のボール支承プレート９を設け、このボ
ール支承プレート９を前記貫通窓７に嵌着して前記負荷
ボール部５位置のボール４の転動を支承せしめたもので
ある。
供することを目的とする。 【構成】 ボール転動溝10を形成した軸１と，該軸１に
被嵌される外筒２と，この外筒２の内側に配設されるボ
ール保持器３と，このボール保持器３により保持される
ボール４とから成り、前記ボール保持器３により軸１と
外筒２との間に負荷ボール部５と無負荷ボール６とを形
成したボールスプラインにおいて、前記外筒２を合成樹
脂により形成するとともに該外筒２の前記負荷ボール部
５位置に貫通窓７を設け、ボール４外縁とほぼ等しい面
を直線状に延設したボール転動溝８を裏面に形成し且つ
表面に外筒２の外周面より外方に突出する突出部９'を
形成した金属製のボール支承プレート９を設け、このボ
ール支承プレート９を前記貫通窓７に嵌着して前記負荷
ボール部５位置のボール４の転動を支承せしめたもので
ある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、製作容易なベアリング
装置に関するものである。
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明か解決しようする課題】従来から
提案されているボールスプラインは図６に図示したよう
にボール転動溝10を形成した軸１と，該軸１に被嵌され
る外筒２と，この外筒２の内側に配設されるボール保持
器３と，このボール保持器３により保持されるボール４
とから成り、前記ボール保持器３により軸１と外筒２と
の間に負荷ボール部５と無負荷ボール６とを形成した構
成で(以下、従来例という。)、ボール４外縁とほぼ等し
い面を直線状に延設したボール転動溝８が外筒２の内面
に形成されている(本実施例と同一構成部分には同一符
号を付した。)。
提案されているボールスプラインは図６に図示したよう
にボール転動溝10を形成した軸１と，該軸１に被嵌され
る外筒２と，この外筒２の内側に配設されるボール保持
器３と，このボール保持器３により保持されるボール４
とから成り、前記ボール保持器３により軸１と外筒２と
の間に負荷ボール部５と無負荷ボール６とを形成した構
成で(以下、従来例という。)、ボール４外縁とほぼ等し
い面を直線状に延設したボール転動溝８が外筒２の内面
に形成されている(本実施例と同一構成部分には同一符
号を付した。)。
【０００３】この従来例において、外筒２全体が金属製
であること、ボール転動溝８はボール４外縁とほぼ等し
い面に形成しなければならないこと、このボール転動溝
８は外筒２の内面という加工しにくい部位に形成しなけ
ればならないこと、また、ボール転動溝８は軸１に形成
するボール転動溝10との正確な位置決めが必要となるこ
となどから、結局、これまでのボールスプラインはその
製作が非常に厄介であった。特に、軸１の径が小さくな
ると、この厄介さは一層助長される。
であること、ボール転動溝８はボール４外縁とほぼ等し
い面に形成しなければならないこと、このボール転動溝
８は外筒２の内面という加工しにくい部位に形成しなけ
ればならないこと、また、ボール転動溝８は軸１に形成
するボール転動溝10との正確な位置決めが必要となるこ
となどから、結局、これまでのボールスプラインはその
製作が非常に厄介であった。特に、軸１の径が小さくな
ると、この厄介さは一層助長される。
【０００４】本発明は、このような点を解決したもの
で、製作が容易で量産性に秀れたボールスプラインを提
供することを技術的課題とするものである。
で、製作が容易で量産性に秀れたボールスプラインを提
供することを技術的課題とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【０００６】ボール転動溝10を形成した軸１と，該軸１
に被嵌される外筒２と，この外筒２の内側に配設される
ボール保持器３と，このボール保持器３により保持され
るボール４とから成り、前記ボール保持器３により軸１
と外筒２との間に負荷ボール部５と無負荷ボール６とを
形成したボールスプラインにおいて、前記外筒２を合成
樹脂により形成するとともに該外筒２の前記負荷ボール
部５位置に貫通窓７を設け、ボール４外縁とほぼ等しい
面を直線状に延設したボール転動溝８を裏面に形成し且
つ表面に外筒２の外周面より外方に突出する突出部９'
を形成した金属製のボール支承プレート９を設け、この
ボール支承プレート９を前記貫通窓７に嵌着して前記負
荷ボール部５位置のボール４の転動を支承せしめたこと
を特徴とするボールスプラインに係るものである。
に被嵌される外筒２と，この外筒２の内側に配設される
ボール保持器３と，このボール保持器３により保持され
るボール４とから成り、前記ボール保持器３により軸１
と外筒２との間に負荷ボール部５と無負荷ボール６とを
形成したボールスプラインにおいて、前記外筒２を合成
樹脂により形成するとともに該外筒２の前記負荷ボール
部５位置に貫通窓７を設け、ボール４外縁とほぼ等しい
面を直線状に延設したボール転動溝８を裏面に形成し且
つ表面に外筒２の外周面より外方に突出する突出部９'
を形成した金属製のボール支承プレート９を設け、この
ボール支承プレート９を前記貫通窓７に嵌着して前記負
荷ボール部５位置のボール４の転動を支承せしめたこと
を特徴とするボールスプラインに係るものである。
【０００７】
【作用】ボール転動溝８を外筒２とは別体のボール支承
プレート９に形成する為、ボール転動溝８の形成が容易
となり、また、該ボール転動溝８と軸１のボール転動溝
10との位置決めも容易となる。また、ボール支承プレー
ト９の突出部９'により外筒２をハウジング内に配設し
た際、該外筒２がハウジングに対して回り止め状態とな
る。
プレート９に形成する為、ボール転動溝８の形成が容易
となり、また、該ボール転動溝８と軸１のボール転動溝
10との位置決めも容易となる。また、ボール支承プレー
ト９の突出部９'により外筒２をハウジング内に配設し
た際、該外筒２がハウジングに対して回り止め状態とな
る。
【０００８】
【実施例】図面は、本発明の一実施例で、以下に説明す
る。
る。
【０００９】１は金属製の軸であって、外周長さ方向に
等間隔にして４本の溝面がボール４外縁とほぼ等しいボ
ール転動溝10が形成されている。
等間隔にして４本の溝面がボール４外縁とほぼ等しいボ
ール転動溝10が形成されている。
【００１０】２は合成樹脂製の外筒であって、負荷ボー
ル部５位置に角状の貫通窓７が形成されている。この貫
通窓７の対向面には係止部15が形成されている。図面の
外筒２は円筒形状に形成しているが、一部を切欠してＣ
字状に形成しても良い。
ル部５位置に角状の貫通窓７が形成されている。この貫
通窓７の対向面には係止部15が形成されている。図面の
外筒２は円筒形状に形成しているが、一部を切欠してＣ
字状に形成しても良い。
【００１１】３はボール保持器であって、このボール保
持具３により軸１と外筒２との間に負荷ボール部５と無
負荷ボール６とが形成される。尚、符号11は転送窓であ
って、この転送窓11は直線部分の両側にＲ部が連設され
ている形状の窓である。
持具３により軸１と外筒２との間に負荷ボール部５と無
負荷ボール６とが形成される。尚、符号11は転送窓であ
って、この転送窓11は直線部分の両側にＲ部が連設され
ている形状の窓である。
【００１２】４はボールである。
【００１３】９は金属製にして巾方向及び軸方向にわず
かに湾曲したボール支承プレートであって、該ボール支
承プレート９は、前記外筒１の貫通窓７に嵌着係止され
るものである。
かに湾曲したボール支承プレートであって、該ボール支
承プレート９は、前記外筒１の貫通窓７に嵌着係止され
るものである。
【００１４】このボール支承プレート９の裏面には負荷
ボール部５位置即ち所定区間の直線状部分(左右のボー
ルリターン部の間)のボール４を支承する為のボール転
動溝８が形成されている。このボール支承プレート９は
貫通窓７内において遊動可能に配設されている。尚、こ
のボール支承プレート９には該ボール支承プレート９を
外筒２の貫通窓７に嵌入した際、外筒２の外周面より外
方に突出するように突出部９'が形成されている。従っ
て、本ボールスプラインの外筒２がハウジング(図示省
略)内に配設された場合、該突出部９'がハウジングの内
面に当接し、該突出部９'によりハウジング内において
外筒２が回り止め状態となり、また、該ボール支承プレ
ート９はこの突出部９'を支点にガタ付く状態となり、
軸１と外筒２との取付誤差、外筒２とハウジングとの取
付誤差等を吸収し得ることになる。
ボール部５位置即ち所定区間の直線状部分(左右のボー
ルリターン部の間)のボール４を支承する為のボール転
動溝８が形成されている。このボール支承プレート９は
貫通窓７内において遊動可能に配設されている。尚、こ
のボール支承プレート９には該ボール支承プレート９を
外筒２の貫通窓７に嵌入した際、外筒２の外周面より外
方に突出するように突出部９'が形成されている。従っ
て、本ボールスプラインの外筒２がハウジング(図示省
略)内に配設された場合、該突出部９'がハウジングの内
面に当接し、該突出部９'によりハウジング内において
外筒２が回り止め状態となり、また、該ボール支承プレ
ート９はこの突出部９'を支点にガタ付く状態となり、
軸１と外筒２との取付誤差、外筒２とハウジングとの取
付誤差等を吸収し得ることになる。
【００１５】符号12は係止部で、貫通窓７にボール支承
プレート９を嵌入すると該ボール支承プレート９は該係
止部12と前記係止部15との係止によりガタ付く状態で抜
け止め状態となる。
プレート９を嵌入すると該ボール支承プレート９は該係
止部12と前記係止部15との係止によりガタ付く状態で抜
け止め状態となる。
【００１６】尚、ボール支承プレート９の数は限定され
るものではない。
るものではない。
【００１７】13はシールリング、14は合成樹脂製のサイ
ドリングである。本実施例は上記のようにボール転動溝
８を外筒２と別体のボール支承プレート９に形成するか
ら、ボール転動溝８を高精度で加工でき、且つ軸１のボ
ール転動溝10と該ボール転動溝８との位置決めも容易に
でき、よって、それだけボール４の転動が円滑故に外筒
２が軸１に対して円滑に摺動するボールスプラインとな
るとともに、小径にして円滑摺動し得るボールスプライ
ンを製作できることになる。
ドリングである。本実施例は上記のようにボール転動溝
８を外筒２と別体のボール支承プレート９に形成するか
ら、ボール転動溝８を高精度で加工でき、且つ軸１のボ
ール転動溝10と該ボール転動溝８との位置決めも容易に
でき、よって、それだけボール４の転動が円滑故に外筒
２が軸１に対して円滑に摺動するボールスプラインとな
るとともに、小径にして円滑摺動し得るボールスプライ
ンを製作できることになる。
【００１８】尚、本実施例は外筒２を(ボール４を受け
るボール支承プレート９は金属製)合成樹脂製としてい
る為、それだけ軽量なボールスプラインとなる。
るボール支承プレート９は金属製)合成樹脂製としてい
る為、それだけ軽量なボールスプラインとなる。
【００１９】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、製
作が容易にして円滑に摺動するボールスプラインとな
る。
作が容易にして円滑に摺動するボールスプラインとな
る。
【図１】本実施例の斜視図である(但し、ボール及びボ
ール保持器は省略)。
ール保持器は省略)。
【図２】本実施例の一部を切り欠いた正面図である。
【図３】本実施例の一部を切り欠いた側面図である。
【図４】本実施例のボール支承プレートの一部を切り欠
いた正面図である。
いた正面図である。
【図５】同上の側面図である。
【図６】従来例の説明図である。
１ 軸 ２ 外筒 ３ ボール保持器 ４ ボール ５ 負荷ボール部 ６ 無負荷ボール ７ 貫通窓 ８ ボール転動溝 ９ ボール支承プレート 10 ボール転動溝
Claims (1)
- 【請求項１】 ボール転動溝を形成した軸と，該軸に被
嵌される外筒と，この外筒の内側に配設されるボール保
持器と，このボール保持器により保持されるボールとか
ら成り、前記ボール保持器により軸と外筒との間に負荷
ボール部と無負荷ボールとを形成したボールスプライン
において、前記外筒を合成樹脂により形成するとともに
該外筒の前記負荷ボール部位置に貫通窓を設け、ボール
外縁とほぼ等しい面を直線状に延設したボール転動溝を
裏面に形成し且つ表面に外筒の外周面より外方に突出す
る突出部を形成した金属製のボール支承プレートを設
け、このボール支承プレートを前記貫通窓に嵌着して前
記負荷ボール部位置のボールの転動を支承せしめたこと
を特徴とするボールスプライン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5932394A JPH07269570A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | ボールスプライン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5932394A JPH07269570A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | ボールスプライン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07269570A true JPH07269570A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13110042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5932394A Pending JPH07269570A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | ボールスプライン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07269570A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE112018001771T5 (de) | 2017-03-31 | 2020-01-02 | Hephaist Seiko Co., Ltd. | Linearlager und linearlager mit gehäuse |
-
1994
- 1994-03-29 JP JP5932394A patent/JPH07269570A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE112018001771T5 (de) | 2017-03-31 | 2020-01-02 | Hephaist Seiko Co., Ltd. | Linearlager und linearlager mit gehäuse |
| US10935074B2 (en) | 2017-03-31 | 2021-03-02 | Thk Co., Ltd. | Linear bearing and linear bearing with housing |
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