JPH0729444Y2 - 塗装膜厚測定装置 - Google Patents

塗装膜厚測定装置

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JPH0729444Y2
JPH0729444Y2 JP1926690U JP1926690U JPH0729444Y2 JP H0729444 Y2 JPH0729444 Y2 JP H0729444Y2 JP 1926690 U JP1926690 U JP 1926690U JP 1926690 U JP1926690 U JP 1926690U JP H0729444 Y2 JPH0729444 Y2 JP H0729444Y2
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JP
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film thickness
coating film
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thickness sensor
robot
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JP1926690U
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陽一郎 馬場
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車の車体表面に形成された塗装皮膜の膜厚
を測定する塗装膜厚測定装置に関する。
〔従来の技術〕 近年、塗装品質の向上の要求が高まってきており、これ
に伴い従来十分に管理されていなかった塗装膜厚も十分
に管理する必要が生じてきた。このためには塗装膜厚計
測の自動化が必要となるが従来は単にロボットのアーム
に膜厚センサを固定していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、膜厚センサを単にロボットのアームに固
定すると、例えば自動車の生産ラインにおいては、台車
への車体の搭載誤差のため車体の位置ずれ、プレスや溶
接工程における製作誤差による車体の寸法誤差、膜厚セ
ンサの塗装面への押しつけ方法などによって測定値が異
なるという問題があった。特に車体の曲面部の塗装皮膜
の膜厚測定を行なう場合には、膜厚センサの当り面が平
面であるため安定した当接が得られなかった。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたものであり、ロボ
ットのアームに取り付けられた膜厚センサによって常に
安定した塗装皮膜の膜厚測定を行なうことのできる塗装
膜厚測定装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の目的を達成するために、ロボットのアー
ム先端に膜厚センサを取り付け、該膜厚センサの先端に
設けられた接触子を塗装皮膜に当接させて該塗装皮膜の
膜厚を測定する塗装膜厚測定装置において、前記膜厚セ
ンサを円板の中心に突出可能に装着し、該円板に前記膜
厚センサが突出したときの前記接触子の先端と等しい高
さの複数個の突出部材を固定し、前記円板を複数個の弾
性部材を介して支持部材に揺動可能に取り付け、該支持
部材を前記ロボットのアームに固定したことを特徴とし
ている。
〔作用〕
上記の構成によると、塗装膜厚の測定の際にロボットア
ームの移動によってロボットのアームに固定された支持
部材に対して膜厚センサが突出可能に装着された円板が
弾性部材により揺動可能に取り付けられているので、被
測定部材の姿勢に追従して接触子が塗装皮膜に対して常
に直角に当接する。従って、常に安定した膜厚測定を行
なうことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図乃至第7図に本考案の一実施例を示す。
第2図に本実施例が適用される自動車の製造ラインのう
ちの塗装膜厚測定工程の構造を示す。
自動車の車体1は台車2に搭載され、塗装終了後レール
3上を搬送されて膜厚測定のためのロボット4の作業位
置で停止する。台車3が停止すると、ロボット4のアー
ム5の先端に取り付けられた膜厚センサユニット6が膜
厚測定作業を開始する。
この際車体1が搬送されてくる周期は通常毎分約1台で
あり、全数の車体1についてロボット4により塗装皮膜
の膜厚測定が行なわれる。
第3図に本実施例に係る塗装膜厚測定装置の全体構成を
示す。この装置はロボット4とセンサユニット6とで構
成されている。ロボット4は公知の6軸と走行1軸7と
からなる多関節型であり、6軸からなるアーム5の先端
にセンサユニット6が取り付けられている。
センサユニット6には膜厚センサのみが設けられてお
り、膜厚センサが検出したデータの保存はアーム5の水
平部分の後方に取り付けられたセンサコントローラ9に
よって行なわれる。またセンサユニット6とセンサコン
トローラ9とはケーブル10によって接続されており、ケ
ーブル10のセンサユニット6側はロボット手首部分が自
由に動作するようにスパイラルホース11で保持されてい
る。
第1図に本実施例の特徴であるセンサユニット6の構成
を示す。センサユニット6は円板12と支持部材13とから
なっており、支持部材13は円筒部14の両端にそれぞれフ
ランジ15,16が同心上に固定されてなっている。そして
フランジ15と円板12とは互いに引き離す方向に付勢する
3枚の板ばね17と、逆に互いに近接する方向に付勢する
3本のコイルばね18で連結保持されている。
この状態を第4図に模式的に示す。第4図において円板
12の直径Aはフランジ15の直径Bより30%程度小さく形
成されており、コイルばね18は円板12側に収束するよう
に傾いて取り付けられている。円板12とフランジ15との
間の間隙Lは吸収したい車体1の搭載位置のずれ量や後
述する膜厚センサ19の大きさに依存するが、円板12の直
径Aの50%程度が望ましい。これらの寸法の一例として
は、膜厚センサ19の直径8mm、長さ40mm、A=90mm、B
=130mm、L=45mmである。
円板12の中心には膜厚センサ19が軸方向が円板12に対し
て直角の方向に移動可能に装着されている。このセンサ
19は公知の電磁式1点接触型のものである。この公知の
電磁式のセンサ19は、一般的に交流電磁石を金属上の非
磁性被膜に接近させると、金属への接近距離によってコ
イルを貫く磁束数が変化し、コイル両端にかかる電圧が
変化するため、この電圧の変化を利用してセンサ19の下
端面中心の接触子が非磁性被膜に当接した際の電圧から
膜厚を読み取るものである。この装着状態を第5図に示
す。円板12の中心には上面に突出した円筒状の取付部20
が一体に設けられており、取付部20内には円筒状のケー
シング21がねじ22により固定されている。
また、ケーシング21内には膜厚センサ19が摺動自在に装
着されており、膜厚センサ19の上端の係止部23とケーシ
ング21の内面に形成された段差部21aとが係合してい
る。
さらに、係止部23とケーシング21の内側上端面との間に
はコイルばね24が装着されており、係止部23が段差部21
aに当接する方向に付勢している。そして膜厚センサ19
は矢印C-C方向に約8mm程度のストロークで移動可能とな
っている。また膜厚センサ19の下端面中心には接触子25
が設けられており、上端面にはケーブル26が接続されて
いて、ケーブル26はケーシリング21の上端面から引き出
され、第1図に示すように円筒部14に形成された孔部27
を通して第3図に示すケーブル10に接続されている。
円板12の下面には第6図及び第7図に示すように、膜厚
センサ19の周囲に3本の足部27が同心円上に等間隔で取
り付けられており、足部27の高さhはセンサユニット6
を垂直に吊るしたときに、膜厚センサ19の接触子25が足
部27の下端より僅かに下に位置するような高さとなって
いる。そして前記同心円の直径Dは約20mmとなってい
る。
上記のように構成されたセンサユニット6はフランジ16
を介してロボット4のアーム5の先端に固定されてお
り、円筒部14の内径dは約50mmである。そして膜厚セン
サ19が取り付けられた円板12はロボット4のアーム5の
先端の手首に対して揺動自在となっている。
次に、本実施例の作用を第8図乃至第10図を参照して説
明する。
まず、ロボット4により膜厚センサ19を車体1に押し付
けるような動作のティーチングを行なう。このとき揺動
する円板12はコイルばね18によって支持部材13に対して
中心に収束され安定して保持される。すなわち、第4図
に示すようにコイルばね18を傾斜させたことによって、
軸方向だけでなく半径方向にも力が作用するので、姿勢
が安定するのである。
次に、ロボット4をティーチングされた動作順序に従っ
て動作させ、第2図に示すように車体1の表面の塗装皮
膜の膜厚を自動測定する。
車体1の表面が平面の場合は第8図に示すように、膜厚
センサ19の接触子25は円板12の3本の足部27により一定
の姿勢で車体1に接触することができる。
車体1の表面が第9図に示すように曲面である場合に
は、膜厚センサ19はケーシング21内で矢印C-C方向に移
動可能であるので、足部27の下端に接する平面より僅か
に上位の位置に接触点25が位置して、一定の姿勢で車体
1に接触することができる。また車体1がティーチング
したときと異なる位置にきた場合にも、±10mm程度であ
れば板ばね17とコイルばね18の作用によりこの誤差を吸
収することができる。このとき膜厚センサ19が傾いても
円筒部14の内周内の空間があるため、膜厚センサ19が円
筒部14の内周面に当ることはない。
さらに、第10図に示すように車体1の側面の膜厚測定を
行なう場合にも同様に、膜厚センサ19の姿勢を安定させ
ることができる。この場合、円板12や膜厚センサ19の重
さに耐えられるように、板ばね17とコイルばね18を高い
剛性のものを選ぶ必要がある。
本実施例によれば、車体1の位置ずれ、製品の製作上の
寸法誤差があっても、また曲面部であっても、膜厚セン
サ19は車体1の表面の形状に追従して位置決めされ、一
定の押し付け方で接触するので、安定した塗装被膜の膜
厚測定を行なうことができる。
なお、上記実施例で示した各部の寸法は一例を示したも
のであり、これらに限定されるものではない。また被測
定部材も自動車の車体に限定されず、ロボットにより塗
装皮膜の膜厚測定を行なう他の部材にも応用できる。
〔考案の効果〕
以上説明した本考案によれば、膜厚センサを支持部材を
介してロボットのアーム先端に揺動可能に取り付けたの
で、被測定部材の位置ずれや寸法誤差があっても、また
曲面部であっても、膜厚センサは被測定部材の表面の形
状に追従して位置決めされ、一定の押し付け方で接触す
るので、安定した塗装被膜の膜厚測定を行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部を示す斜視図、第2図
は本実施例が適用される自動車の製造ラインのうちの塗
装膜厚測定工程の構成を示す斜視図、第3図は本実施例
に係る塗装膜厚測定装置の全体構成を示す正面図、第4
図は第1図のセンサユニットを示す正面図、第5図は第
1図の膜厚センサの取付構造を示す縦断面図、第6図は
第1図の円板を示す下面図、第7図は同じく正面図、第
8図乃至第10図は本実施例の作用を説明する正面図であ
る。 4……ロボット、5……アーム、12……円板、13……支
持部材、17……板ばね、18……コイルばね、19……膜厚
センサ、25……接触子、27……足部(突出部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロボットのアーム先端に膜厚センサを取り
    付け、該膜厚センサの先端に設けられた接触子を塗装皮
    膜に当接させて該塗装皮膜の膜厚を測定する塗装膜厚測
    定装置において、前記膜厚センサを円板の中心に突出可
    能に装着し、該円板に前記膜厚センサが突出したときの
    前記接触子の先端と等しい高さの複数個の突出部材を固
    定し、前記円板を複数個の弾性部材を介して支持部材に
    揺動可能に取り付け、該支持部材を前記ロボットのアー
    ムに固定したことを特徴とする塗装膜厚測定装置。
JP1926690U 1990-02-27 1990-02-27 塗装膜厚測定装置 Expired - Lifetime JPH0729444Y2 (ja)

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JPH03110303U JPH03110303U (ja) 1991-11-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4967455B2 (ja) * 2006-05-24 2012-07-04 凸版印刷株式会社 景品収納ボックス
JP5385343B2 (ja) * 2011-07-11 2014-01-08 三菱重工鉄構エンジニアリング株式会社 膜厚計測治具及び方法
JP5791431B2 (ja) 2011-08-30 2015-10-07 三菱日立パワーシステムズ株式会社 膜厚測定装置及び膜厚測定方法
JP6189395B2 (ja) * 2015-10-20 2017-08-30 株式会社フジエンジニアリング 膜厚測定装置

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