JP2586393Y2 - 燃料フィルタ - Google Patents

燃料フィルタ

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JP2586393Y2
JP2586393Y2 JP1330393U JP1330393U JP2586393Y2 JP 2586393 Y2 JP2586393 Y2 JP 2586393Y2 JP 1330393 U JP1330393 U JP 1330393U JP 1330393 U JP1330393 U JP 1330393U JP 2586393 Y2 JP2586393 Y2 JP 2586393Y2
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JP
Japan
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connector
filter cartridge
bracket
insertion hole
screw
Prior art date
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JP1330393U
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JPH0667856U (ja
Inventor
信一 杉村
Original Assignee
株式会社テネックス
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  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば内燃機関に使用
される燃料フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料フィルタは、フィルタカート
リッジとブラケットからなり、フィルタカートリッジ
は、円筒のケースの開放端に、中央の開口にメネジを有
する蓋板を固着したものであり、ブラケットは、略中央
部に突出したパイプ状のオネジを設けている。このオネ
ジと前記フィルタカートリッジのメネジを螺合すること
により流体通路として接続され、使用に供される。とこ
ろが燃料フィルタが装着される取付位置や姿勢に制約が
ありフィルタカートリッジの周囲に十分な空間を確保す
ることができない場合には、フィルタカートリッジに締
付工具を用いることができないためフィルタカートリッ
ジの着脱の作業性が大変悪いばかりかフィルタカートリ
ッジの着脱ができなったりする。そこで、本出願人は、
ブラケットに突出しているパイプ状のオネジをブラケッ
トに摺動自在に挿入することを実願平4−19268号
で提案している。これは、ブラケット本体の一方側の表
面から他方側の表面へ貫通するコネクタ挿入孔を設け、
コネクタは、開放端と閉鎖端を有する管状をなし、閉鎖
端に六角形のボルト頭形状を有し、開放端側への移動を
阻止する段付部と開放端にオネジを設け、前記コネクタ
挿入孔に摺動自在に挿入されている。そして、コネクタ
の開放端のオネジにフィルタのメネジを噛み合わせフィ
ルタカートリッジのシールパッキンがブラケットに当接
して摩擦力を生じるまでフィルタカートリッジを手で廻
し、それからボルト頭形状の部分にスパナ、レンチ等を
掛け所定の締付を行うものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の先願に係る燃料
フィルタは、ブラケットのコネクタのオネジにフィルタ
カートリッジのメネジを噛み合わせ、フィルタカートリ
ッジがブラケットに当接し摩擦力を生じるまでは、コネ
クタの閉塞端の六角形のボルト頭をおさえてコネクタに
廻り止めを施さないとコネクタがフィルタカートリッジ
といっしょに共廻りしてしまう。また、フィルタカート
リッジがブラケットに当接後、フィルタカートリッジを
締付けて所定の締付力を得ようとしても締付力を所期の
値に規制する構造となっていないので、フィルタカート
リッジの過度の締付あるいは締付力の不足をもたらしフ
ィルタカートリッジの破損やフィルタカートリッジとブ
ラケットの間のシール不良による燃料漏れをもたらす恐
れがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】ブラケット本体をコネク
タとフィルタカートリッジからなり、ブラケット本体
は、略中央にコネクタ挿入孔を設け、該コネクタ挿入孔
の周囲に環状室を形成し、該環状室と入口の開口を流入
通路で連通し、コネクタ挿入孔と出口の開口を流出通路
で連通し、コネクタ挿入孔の上面に一部が盛り上る段部
を設けるとともに、コネクタは、閉塞端と開放端を有す
る管状で閉塞端の上部につばを設け、該つばの円周上の
一部に突起を設けており、閉塞端の上部に断面がU字形
のスリットを有する六角形のボルト頭部を設け、ブラケ
ット本体の底面より突出する位置の開放端にフィルタカ
ートリッジ螺着用のネジを設け、開放端先端に軸部を設
け管壁に流出通路の開口と連通する横孔を設け、フィル
タカートリッジの蓋板の中央開口に形成したネジを前記
ネジに螺着したのである。
【0005】
【作用】フィルタカートリッジの蓋板の中央開口に設け
たネジをコネクタの開放端に設けたネジにネジ込むと、
コネクタとフィルタカートリッジは、一体となりコネク
タの閉塞端側からみて反時計方向に廻り始めつばに設け
た突起がコネクタ挿入孔の上面に設けた段部に突き当る
まで廻る。さらに、フィルタカートリッジをネジ込んで
いくとフィルタカートリッジのシールパッキンがブラケ
ット本体の底面に当接する。そして、コネクタの上面に
設けた六角形のボルト頭部をコネクタの閉塞端側からみ
て時計方向に汎用工具、代用工具を用いて上記段部の反
対側まで廻すとフィルタカートリッジは、ブラケットに
所定の締付力で締付けられる。
【0006】
【実施例】図1〜図3は、本考案の一実施例を示し、燃
料フィルタ1は、ブラケット2とフィルタカートリッジ
3からなり、ブラケット2は、ブラケット本体4とコネ
クタ5からなっている。ブラケット本体4は略中央部に
上面6と下面7とを貫通するコネクタ挿入孔8aより内
径がわずかに小さく同心軸に設けたコネクタ挿入孔8b
を設け、その周りに環状室9が形成されている。該環状
室9から側面右側には、メネジを有する入口の開口10
が設けられ、環状室9に連通する流入通路11が形成さ
れている。コネクタ挿入孔8aは図2に示すように上面
6の一部が連続して盛り上る段部12を設けている。側
面左側には、メネジを有する開口13が設けられ流出通
路14が開口13とコネクタ挿入孔8aとの間に設けら
れている。底面15は、コネクタ挿入孔8bより下側に
突出して環状に設けられ、フィルタカートリッジ3との
間のシール面を形成している。
【0007】コネクタ5は、管状をなし閉塞した一端の
上面16に六角形のボルト頭部17が設けられており、
該ボルト頭部17は、二面平を横切り断面がU字状のス
リット18が形成されている。上面16は、略円板状の
つば19が設けられ、そのつば19の円周上の一部に、
突出した突起20を形成している。このつば19が上面
6に当接することでコネクタ5が開放端方向へ抜け出る
のを防止している。つば19の下側には、コネクタ挿入
孔8aよりわずかに径の小さな軸部21aを設け、該軸
部21aの略中央には、環状溝22aが形成されてい
る。該環状溝22aには、Oーリング23aを装着しコ
ネクタ挿入孔8aとのシールを確保している。環状溝2
2aの下側には、軸部21aより段差のある軸部24が
設けられており、この軸部24の外周と前記挿入孔8a
とで流出側環状室25を形成している。軸部24の外周
には、複数の横孔26が設けられコネクタ内部と流出通
路14の開口13とが連通している。軸部24の下側に
は、コネクタ挿入孔8bよりわずかに径の小さな軸部2
1bを設けており、軸部21bの外周に環状溝22bを
設け、さらにブラケット本体4の下面7の下側に位置す
る軸部21bの外周には、環状溝27を設け、その下側
には、フィルタカートリッジ3との螺合用のネジ28が
設けられている。環状溝22bには、Oーリング23b
を装着しコネクタ挿入孔8bとのシールが確保されてい
る。環状溝27には、スナップリング29が装着されコ
ネクタ5が閉塞端側へ抜け出るのを防止している。コネ
クタ5の先端は、ネジ28の谷径よりも外径が小さい軸
部30が設けられている。
【0008】フィルタカートリッジ3は、円筒ケース3
1内にフィルタエレメント32を配設するとともに中央
開口にネジ33とその周りに複数の開口34とシールパ
ッキン35とを設けた蓋板36を円筒ケース31の開放
端に固着したものである。
【0009】この蓋板36のネジ33がコネクタ5のネ
ジ28に螺合する。このネジの噛み合せは、フィルタカ
ートリッジ3のシールパッキン35がブラケット本体4
の底面15に当接し摩擦力を生じるまで行なわれ、コネ
クタ5の突起20がコネクタ5の閉塞端側から見て反時
計方向に廻りブラケット本体4の上面6に設けられた段
部12に突き当たることでコネクタ5のつれ廻りを防止
している。そして、摩擦力が生じた後は、コネクタ5の
ボルト頭部17に汎用工具のスパナ、レンチ又は丸棒を
使用し、コネクタ5を時計方向に回転させるとフィルタ
カートリッジ3をブラケット本体2に締付けることがで
きる。
【0010】図6、7は、コネクタ5の変形例であり、
上面41の円周上の一部に突出した突起42が放射方向
に長く延びており上面41の上部は平坦になっており、
上記以外は、前記コネクタ5の構造と同じである。この
コネクタ40は、突起42がレバーとなりコネクタ40
の締付に使用されるのでスパナ等の締付工具が不要とな
る。
【0011】
【考案の効果】この考案の燃料フィルタは、フィルタカ
ートリッジがブラケットに当接するまでは、フィルタカ
ートリッジ側での締付、当接後はコネクタの閉塞端側で
の締付となるので、コネクタの廻り止めが必要なくなり
作業効率の改善ができる。またフィルタカートリッジの
所定の締付力は、規制される構造となっているので締付
力の不足、フィルタカートリッジの破損やシール不良に
よる燃料漏れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図。
【図2】本考案の一実施例を示す正面図。
【図3】本考案の一実施例を示す側面図。
【図4】本考案の実施例のコネクタの正面図。
【図5】本考案の実施例のコネクタの側面図。
【図6】本考案の実施例のコネクタの変形例を示す正面
図。
【図7】本考案の実施例のコネクタの変形例を示す断面
図。
【符号の説明】
3 フィルタカートリッジ 4 ブラケット本体 5 コネクタ 6 上面 8a,8b コネクタ挿入孔 9 環状室 10、13 開口 11 流入通路 12 段部 14 流出通路 15 底面 17 ボルト頭部 18 スリット 19 つば 20 突起 26 横孔 28、33 ネジ 30 軸部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラケット本体とコネクタとフィルタカ
    ートリッジからなり、ブラケット本体は、略中央にコネ
    クタ挿入孔を設け、該コネクタ挿入孔の周囲に環状室を
    形成し、該環状室と入口の開口を流入通路で連通し、コ
    ネクタ挿入孔と出口の開口を流出通路で連通し、コネク
    タ挿入孔の上面に一部が盛り上る段部を設けるととも
    に、コネクタは、閉塞端と開放端を有する管状で閉塞端
    の上面につばを設け、該つばの円周上の一部に突起を設
    けており、閉塞端の上面に断面がU字形のスリットを有
    する六角形のボルト頭部を設け、ブラケット本体の底面
    より突出する位置の開放端にフィルタカートリッジ螺着
    用のネジを設け、開放端先端に軸部を設け管壁に流出通
    路の開口と連通する横孔を設け、フィルタカートリッジ
    の蓋板の中央開口に形成したネジを前記ネジに螺着した
    燃料フィルタ。
JP1330393U 1993-02-26 1993-02-26 燃料フィルタ Expired - Lifetime JP2586393Y2 (ja)

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JP1330393U JP2586393Y2 (ja) 1993-02-26 1993-02-26 燃料フィルタ

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JP1330393U JP2586393Y2 (ja) 1993-02-26 1993-02-26 燃料フィルタ

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JPH0667856U JPH0667856U (ja) 1994-09-22
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JPH0667856U (ja) 1994-09-22

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