JPH0667856U - 燃料フィルタ - Google Patents
燃料フィルタInfo
- Publication number
- JPH0667856U JPH0667856U JP1330393U JP1330393U JPH0667856U JP H0667856 U JPH0667856 U JP H0667856U JP 1330393 U JP1330393 U JP 1330393U JP 1330393 U JP1330393 U JP 1330393U JP H0667856 U JPH0667856 U JP H0667856U
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- Japan
- Prior art keywords
- connector
- filter cartridge
- insertion hole
- screw
- connector insertion
- Prior art date
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- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 限られた空間内でフィルタカートリッジをブ
ラケットに締付る場合、所定の締付力をフィルタカート
リッジに与える。 【構成】 ブラケット本体4の略中央にコネクタ挿入孔
8a,8bを設け、コネクタ挿入孔8aの上面6の一部
に範囲を定めた盛り上りのある段差12を設け、コネク
タ5の上面16の上部に断面がU字のスリット18を有
する六角形のボルト頭部17と上面16に突起20のつ
いたつば19を設け、開放端の軸部21bに螺合用のネ
ジ28を設ける。
ラケットに締付る場合、所定の締付力をフィルタカート
リッジに与える。 【構成】 ブラケット本体4の略中央にコネクタ挿入孔
8a,8bを設け、コネクタ挿入孔8aの上面6の一部
に範囲を定めた盛り上りのある段差12を設け、コネク
タ5の上面16の上部に断面がU字のスリット18を有
する六角形のボルト頭部17と上面16に突起20のつ
いたつば19を設け、開放端の軸部21bに螺合用のネ
ジ28を設ける。
Description
【0001】
本考案は、例えば内燃機関に使用される燃料フィルタに関する。
【0002】
従来、燃料フィルタは、フィルタカートリッジとブラケットからなり、フィル タカートリッジは、円筒のケースの開放端に、中央の開口にメネジを有する蓋板 を固着したものであり、ブラケットは、略中央部に突出したパイプ状のオネジを 設けている。このオネジと前記フィルタカートリッジのメネジを螺合することに より流体通路として接続され、使用に供される。ところが燃料フィルタが装着さ れる取付位置や姿勢に制約がありフィルタカートリッジの周囲に十分な空間を確 保することができない場合には、フィルタカートリッジに締付工具を用いること ができないためフィルタカートリッジの着脱の作業性が大変悪いばかりかフィル タカートリッジの着脱ができなったりする。そこで、本出願人は、ブラケットに 突出しているパイプ状のオネジをブラケットに摺動自在に挿入することを実願平 4−19268号で提案している。これは、ブラケット本体の一方側の表面から 他方側の表面へ貫通するコネクタ挿入孔を設け、コネクタは、開放端と閉鎖端を 有する管状をなし、閉鎖端に六角形のボルト頭形状を有し、開放端側への移動を 阻止する段付部と開放端にオネジを設け、前記コネクタ挿入孔に摺動自在に挿入 されている。そして、コネクタの開放端のオネジにフィルタのメネジを噛み合わ せフィルタカートリッジのシールパッキンがブラケットに当接して摩擦力を生じ るまでフィルタカートリッジを手で廻し、それからボルト頭形状の部分にスパナ 、レンチ等を掛け所定の締付を行うものである。
【0003】
従来の先願に係る燃料フィルタは、ブラケットのコネクタのオネジにフィルタ カートリッジのメネジを噛み合わせ、フィルタカートリッジがブラケットに当接 し摩擦力を生じるまでは、コネクタの閉塞端の六角形のボルト頭をおさえてコネ クタに廻り止めを施さないとコネクタがフィルタカートリッジといっしょに共廻 りしてしまう。また、フィルタカートリッジがブラケットに当接後、フィルタカ ートリッジを締付けて所定の締付力を得ようとしても締付力を所期の値に規制す る構造となっていないので、フィルタカートリッジの過度の締付あるいは締付力 の不足をもたらしフィルタカートリッジの破損やフィルタカートリッジとブラケ ットの間のシール不良による燃料漏れをもたらす恐れがある。
【0004】
ブラケット本体をコネクタとフィルタカートリッジからなり、ブラケット本体 は、略中央にコネクタ挿入孔を設け、該コネクタ挿入孔の周囲に環状室を形成し 、該環状室と入口の開口を流入通路で連通し、コネクタ挿入孔と出口の開口を流 出通路で連通し、コネクタ挿入孔の上面に一部が盛り上る段部を設けるとともに 、コネクタは、閉塞端と開放端を有する管状で閉塞端の上部につばを設け、該つ ばの円周上の一部に突起を設けており、閉塞端の上部に断面がU字形のスリット を有する六角形のボルト頭部を設け、ブラケット本体の底面より突出する位置の 開放端にフィルタカートリッジ螺着用のネジを設け、開放端先端に軸部を設け管 壁に流出通路の開口と連通する横孔を設け、フィルタカートリッジの蓋板の中央 開口に形成したネジを前記ネジに螺着したのである。
【0005】
フィルタカートリッジの蓋板の中央開口に設けたネジをコネクタの開放端に設 けたネジにネジ込むと、コネクタとフィルタカートリッジは、一体となりコネク タの閉塞端側からみて反時計方向に廻り始めつばに設けた突起がコネクタ挿入孔 の上面に設けた段部に突き当るまで廻る。さらに、フィルタカートリッジをネジ 込んでいくとフィルタカートリッジのシールパッキンがブラケット本体の底面に 当接する。そして、コネクタの上面に設けた六角形のボルト頭部をコネクタの閉 塞端側からみて時計方向に汎用工具、代用工具を用いて上記段部の反対側まで廻 すとフィルタカートリッジは、ブラケットに所定の締付力で締付けられる。
【0006】
図1〜図3は、本考案の一実施例を示し、燃料フィルタ1は、ブラケット2と フィルタカートリッジ3からなり、ブラケット2は、ブラケット本体4とコネク タ5からなっている。ブラケット本体4は略中央部に上面6と下面7とを貫通す るコネクタ挿入孔8aより内径がわずかに小さく同心軸に設けたコネクタ挿入孔 8bを設け、その周りに環状室9が形成されている。該環状室9から側面右側に は、メネジを有する入口の開口10が設けられ、環状室9に連通する流入通路1 1が形成されている。コネクタ挿入孔8aは図2に示すように上面6の一部が連 続して盛り上る段部12を設けている。側面左側には、メネジを有する開口13 が設けられ流出通路14が開口13とコネクタ挿入孔8aとの間に設けられてい る。底面15は、コネクタ挿入孔8bより下側に突出して環状に設けられ、フィ ルタカートリッジ3との間のシール面を形成している。
【0007】 コネクタ5は、管状をなし閉塞した一端の上面16に六角形のボルト頭部17 が設けられており、該ボルト頭部17は、二面平を横切り断面がU字状のスリッ ト18が形成されている。上面16は、略円板状のつば19が設けられ、そのつ ば19の円周上の一部に、突出した突起20を形成している。このつば19が上 面6に当接することでコネクタ5が開放端方向へ抜け出るのを防止している。つ ば19の下側には、コネクタ挿入孔8aよりわずかに径の小さな軸部21aを設 け、該軸部21aの略中央には、環状溝22aが形成されている。該環状溝22 aには、Oーリング23aを装着しコネクタ挿入孔8aとのシールを確保してい る。環状溝22aの下側には、軸部21aより段差のある軸部24が設けられて おり、この軸部24の外周と前記挿入孔8aとで流出側環状室25を形成してい る。軸部24の外周には、複数の横孔26が設けられコネクタ内部と流出通路1 4の開口13とが連通している。軸部24の下側には、コネクタ挿入孔8bより わずかに径の小さな軸部21bを設けており、軸部21bの外周に環状溝22b を設け、さらにブラケット本体4の下面7の下側に位置する軸部21bの外周に は、環状溝27を設け、その下側には、フィルタカートリッジ3との螺合用のネ ジ28が設けられている。環状溝22bには、Oーリング23bを装着しコネク タ挿入孔8bとのシールが確保されている。環状溝27には、スナップリング2 9が装着されコネクタ5が閉塞端側へ抜け出るのを防止している。コネクタ5の 先端は、ネジ28の谷径よりも外径が小さい軸部30が設けられている。
【0008】 フィルタカートリッジ3は、円筒ケース31内にフィルタエレメント32を配 設するとともに中央開口にネジ33とその周りに複数の開口34とシールパッキ ン35とを設けた蓋板36を円筒ケース31の開放端に固着したものである。
【0009】 この蓋板36のネジ33がコネクタ5のネジ28に螺合する。このネジの噛み 合せは、フィルタカートリッジ3のシールパッキン35がブラケット本体4の底 面15に当接し摩擦力を生じるまで行なわれ、コネクタ5の突起20がコネクタ 5の閉塞端側から見て反時計方向に廻りブラケット本体4の上面6に設けられた 段部12に突き当たることでコネクタ5のつれ廻りを防止している。そして、摩 擦力が生じた後は、コネクタ5のボルト頭部17に汎用工具のスパナ、レンチ又 は丸棒を使用し、コネクタ5を時計方向に回転させるとフィルタカートリッジ3 をブラケット本体2に締付けることができる。
【0010】 図6、7は、コネクタ5の変形例であり、上面41の円周上の一部に突出した 突起42が放射方向に長く延びており上面41の上部は平坦になっており、上記 以外は、前記コネクタ5の構造と同じである。このコネクタ40は、突起42が レバーとなりコネクタ40の締付に使用されるのでスパナ等の締付工具が不要と なる。
【0011】
この考案の燃料フィルタは、フィルタカートリッジがブラケットに当接するま では、フィルタカートリッジ側での締付、当接後はコネクタの閉塞端側での締付 となるので、コネクタの廻り止めが必要なくなり作業効率の改善ができる。また フィルタカートリッジの所定の締付力は、規制される構造となっているので締付 力の不足、フィルタカートリッジの破損やシール不良による燃料漏れを防止する ことができる。
【図1】本考案の一実施例を示す断面図。
【図2】本考案の一実施例を示す正面図。
【図3】本考案の一実施例を示す側面図。
【図4】本考案の実施例のコネクタの正面図。
【図5】本考案の実施例のコネクタの側面図。
【図6】本考案の実施例のコネクタの変形例を示す正面
図。
図。
【図7】本考案の実施例のコネクタの変形例を示す断面
図。
図。
3 フィルタカートリッジ 4 ブラケット本体 5 コネクタ 6 上面 8a,8b コネクタ挿入孔 9 環状室 10、13 開口 11 流入通路 12 段部 14 流出通路 15 底面 17 ボルト頭部 18 スリット 19 つば 20 突起 26 横孔 28、33 ネジ 30 軸部
Claims (1)
- 【請求項1】 ブラケット本体とコネクタとフィルタカ
ートリッジからなり、ブラケット本体は、略中央にコネ
クタ挿入孔を設け、該コネクタ挿入孔の周囲に環状室を
形成し、該環状室と入口の開口を流入通路で連通し、コ
ネクタ挿入孔と出口の開口を流出通路で連通し、コネク
タ挿入孔の上面に一部が盛り上る段部を設けるととも
に、コネクタは、閉塞端と開放端を有する管状で閉塞端
の上面につばを設け、該つばの円周上の一部に突起を設
けており、閉塞端の上面に断面がU字形のスリットを有
する六角形のボルト頭部を設け、ブラケット本体の底面
より突出する位置の開放端にフィルタカートリッジ螺着
用のネジを設け、開放端先端に軸部を設け管壁に流出通
路の開口と連通する横孔を設け、フィルタカートリッジ
の蓋板の中央開口に形成したネジを前記ネジに螺着した
燃料フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1330393U JP2586393Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 燃料フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1330393U JP2586393Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 燃料フィルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0667856U true JPH0667856U (ja) | 1994-09-22 |
JP2586393Y2 JP2586393Y2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=11829419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1330393U Expired - Lifetime JP2586393Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 燃料フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586393Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020079572A (ja) * | 2018-11-13 | 2020-05-28 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関のオイルフィルタ用アダプタ |
CN112459940A (zh) * | 2020-12-22 | 2021-03-09 | 无锡亿利环保科技有限公司 | 燃油滤清器 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP1330393U patent/JP2586393Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020079572A (ja) * | 2018-11-13 | 2020-05-28 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関のオイルフィルタ用アダプタ |
CN112459940A (zh) * | 2020-12-22 | 2021-03-09 | 无锡亿利环保科技有限公司 | 燃油滤清器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2586393Y2 (ja) | 1998-12-02 |
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