JP2537395Y2 - ルームクーラー用サービスバルブ - Google Patents

ルームクーラー用サービスバルブ

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JP2537395Y2
JP2537395Y2 JP1990083501U JP8350190U JP2537395Y2 JP 2537395 Y2 JP2537395 Y2 JP 2537395Y2 JP 1990083501 U JP1990083501 U JP 1990083501U JP 8350190 U JP8350190 U JP 8350190U JP 2537395 Y2 JP2537395 Y2 JP 2537395Y2
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JP
Japan
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valve
valve rod
upper opening
ring
rod
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JP1990083501U
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浩久 相崎
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Pacific Engineering Corp
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Pacific Engineering Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はルームクーラー用の冷媒回路を開閉するサー
ビスバルブに関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種のサービスバルブとしては、実開昭61−
119665号公報によって開示された「リフト弁」がある。
このリフト弁は、基本的には第1図に示すような構成の
もので、上端に弁座を備えた流体導入口を下方に配
し、該弁座の上部を弁室としてその内周面にメネジ
を形成すると共に該弁室の上方に上部開口を設け、前
記弁室の上方側部に流体送出口と試験用開口を配
してなる弁本体の該弁室内に、下端に弁体を備え
ると共に中央胴部に前記メネジに螺合するオネジを
有し上方外周に前記上部開口の内周壁と圧接するOリ
ングを備えた弁杆を螺合し、該弁杆上方の上部開口
の内周壁に凹溝を設けると共に該凹溝内に有端リン
グを設け、上部開口の上端周縁をカシメ絞りしたも
のである。この種のサービスバルブにおいては、ルーム
クーラーに配管した後、弁杆を回転させて弁を開放
し、流体の導入口から送出口へ冷媒を通すようにす
る際、弁杆を戻しすぎると、冷媒の噴出圧力によって
弁杆が上部開口から外方へ飛び出すため、上部開口
の内周壁に有端リングを設け、さらに安全を見込んで
上端周縁をカシメ絞りにより飛び出し防止の役割を果
たさせているのである。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記のリフト弁においては、有端リングの嵌まる環
状凹溝の深さを規制して、弁杆の肩部(エッジ部)
が有端リングの下面に当接した際、有端リングを必ず拡
開させて凹溝から飛び出さないようにしたものである
が、有端リングの曲がりや段差等の形状不良、また
は、凹溝や弁体エッジ部の形状・寸法不良等の場合に
は、第3図の如く上方へ押し出されることがある。この
有端リングの飛び出し時には作業者において多少の抵抗
の増大は感じられるが、六角レンチを使用してのネジ回
転であるため、ほとんど気付かずそのまま弁杆をねじ戻
してしまうことになる。このようなケースを相定し、次
のストッパー手段として、上部開口の上端周縁をカシメ
絞りにより縮径し、弁杆の飛び出しを防止しているが、
このカシメ絞りによる縮径部は弁本体の材質が真ちゅう
製であることからあまり大きな強度を有するものではな
く、また、金属の塑性加工を利用したものであるから、
弁体のねじ戻しによる力には及ばず、強い力でねじ戻せ
ば絞り部分を開いてしまうものである。従って、弁杆を
戻し続ければガス圧により弁本体から飛び出し非常に危
険である。
〔課題を解決するための手段〕
前述の問題点の最大の原因は、弁杆の頭部が有端リ
ングを押し上げる位置ではともかく、その後のカシメ
絞りの部分に弁杆の頭部が達した状態においても、ま
だ、弁室のメネジと弁杆のオネジとが螺合状態
にある点にある。
本考案は上記の螺合状態を考慮することにより、弁杆
の飛び出し防止を図ったもので、上部開口のカシメ絞り
の部分に弁杆の頭部が当接する前に弁杆と弁室との
ネジ結合が外れるようにして、それ以上は弁杆をいくら
回転させても空転するようにしたものである。
すなわち、本考案は前述したサービスバルブの基本構
造において、弁杆の回転上昇により弁杆の頭部外周縁
にて有端リングが押し上げられて凹溝から外れ、
Oリングが有端リングの凹溝の位置に達した状態に
あっては、弁杆のオネジと弁室のメネジとは一部
螺合状態にあり、弁杆が回転されてさらに上昇した場
合にあっては、弁杆が空転状態となって弁杆の頭部
外周縁が上部開口のカシメ絞りの下端に当接しな
いように弁室のメネジと弁杆のオネジの位置と
長さを設定したことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案においては、第1図の全閉の状態から弁杆を
ねじ戻すと第2図の如き全開の状態において、弁杆上方
の肩部が有端リングに当接する。通常はこの状態で
弁杆の回転は停止されるが、不慣れな者が操作して更に
弁杆をねじ戻し、有端リングを上方へ押し戻した際で
も、第3図の如くOリングが有端リング用の凹溝に
さしかかるとガス漏れが生じ、近くにいる操作者の耳に
ガス漏れ音が聞こえる。
この時点では弁杆のオネジは、まだ弁室のメネジ
と螺合しており弁杆が飛び出すことはない。その後、こ
のガス漏れにも気づかずさらに弁杆をねじ戻しても第4
図の如く弁杆の頭部がカシメ絞りの下面に達する前に
弁杆のオネジが弁室のメネジから外れて空転状態とな
る。
この状態では、冷媒ガスによる弁杆の上方への押し上
げがあるが、カシメ絞りによる縮径部はガス圧によっ
ては破壊されない強度に形成されているので、弁体の飛
び出しはなく、安全である。
〔実施例〕
図面は本考案の一例を示す縦断側面図で、その構成
は、第1図に示す如く、上端に弁座を備えた流体導入
口を下方に配し、該弁座の上部を弁室としてその内
周面にメネジを形成すると共に該弁室の上方に上部開
口を設け、前記弁室の上方側部に流体送出口と試
験用開口を配してなる弁本体の該弁室内に、下端
に弁体を備えると共に中央胴部に前記メネジに螺合
するオネジを有し上方外周に前記上部開口の内周壁
と圧接するOリングを備えた弁杆を螺合し、該弁杆
上方の上部開口の内周壁に凹溝を設けると共に該凹
溝内に有端リングを設け、上部開口の上端周縁をカシ
メ絞りしたサービスバルブであって、前記弁室のメ
ジネと、このメジネに螺合する弁杆のオネジおよ
び弁杆頭部と弁本体上部のカシメ絞りの位置関係を下
記のようにしたものである。
すなわち上述のサービスバルブにおいて第2図の全開
状態から第3図の如く、弁杆の回転上昇により弁杆の
頭部外周縁にて前記有端リングが押し上げられて凹
溝から外れ、Oリングが有端リングの凹溝の位置
に達した状態にあっては、弁杆のオネジと弁室のメネ
ジとは一部螺合状態にあり、さらに、この状態から第
4図に示す如く、この両ネジの螺合状態が外れた場合に
あっては、弁杆は空転し、弁杆の頭部外周縁は前記上
部開口のカシメ絞りの下端に当接しないように形成し
たものである。
〔考案の効果〕
本考案は上述の如く、弁杆をねじ戻しすぎて弁室のネ
ジメから弁杆のオネジが外れた状態においても、弁杆の
頭部が上部開口のカシメ絞りに当接せず、空転を繰返す
ようにしたため、この弁杆の下面に流体導入口からガス
圧が働いてもカシメ絞りの部分において弁杆の飛び出し
が防止されるので安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るサービスバルブの縦断側面図、第
2図〜第4図は弁杆のオネジと弁室のメネジとの螺合関
係を示す部分断面図である。 1…弁座、2…流体導入口、3…弁室 4…メネジ、5…上部開口、6…流体送出口 7…試験用開口、8…弁本体、10…弁体 11…オネジ、12…Oリング、13…弁杆 14…頭部外周縁、15…凹溝、16…有端リング、17…カシ
メ絞り

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端に弁座を備えた流体導入口を下方
    に配し、該弁座の上部を弁室としてその内周面にメネ
    ジを形成すると共に該弁室の上方に上部開口を設
    け、前記弁室の上方側部に流体送出口と試験用開口
    を配してなる弁本体の該弁室内に、下端に弁体
    を備えると共に中央胴部に前記メネジに螺合するオネ
    ジを有し上方外周に前記上部開口の内周壁と圧接す
    るOリングを備えた弁杆を螺合し、該弁杆上方の上
    部開口の内周壁に凹溝を設けると共に該凹溝内に有
    端リングを設け、上部開口の上端周縁をカシメ絞り
    したサービスバルブにおいて、弁杆の回転上昇により
    弁杆の頭部外周縁に有端リングが押し上げられて凹
    溝から外れ、Oリングが有端リングの凹溝の位置
    に達した状態にあっては、弁杆のオネジと弁室のメ
    ネジとは一部螺合状態にあり、弁杆が回転されてさ
    らに上昇した場合にあっては、弁杆が空転状態となっ
    て弁杆の頭部外周縁が上部開口のカシメ絞りの
    下端に当接しないように弁室のメネジと弁杆のオ
    ネジの位置と長さを設定したルームクーラー用サービ
    スバルブ。
JP1990083501U 1990-08-06 1990-08-06 ルームクーラー用サービスバルブ Expired - Lifetime JP2537395Y2 (ja)

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