JP2585989B2 - カメラの制御装置 - Google Patents

カメラの制御装置

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JP2585989B2 JP17366683A JP17366683A JP2585989B2 JP 2585989 B2 JP2585989 B2 JP 2585989B2 JP 17366683 A JP17366683 A JP 17366683A JP 17366683 A JP17366683 A JP 17366683A JP 2585989 B2 JP2585989 B2 JP 2585989B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/08Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
    • G03B7/091Digital circuits
    • G03B7/093Digital circuits for control of exposure time

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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明はカメラの露出制御装置に関する。
(発明の背景) 近年、アナログ回路とデイジタル回路との両方を備え
るカメラが多くなつている。このデイジタル回路は主
に、露出情報のデイジタル表示の為に使用され、アナロ
グ回路はその速応性の点で露出制御用に用いられている
が、また一方で次のようなものも考えられる。即ち、例
えば絞りとシャッタをそれぞれアナログ回路で制御する
カメラで、被写体輝度の測定値から絞りを自動的に制御
した後、その絞りを通つた被写体光を再測光してシヤツ
タを自動的に制御する露出制御方式やプログラム露出制
御方式は、一回の露出制御において、絞りとシヤツタと
の両方の夫々自動的に制御する。ところが絞りとシヤツ
タの各制御に共通に用いられる露出情報は、絞りのアナ
ログ演算回路とシヤツタのアナログ演算回路とに予め個
別に導入しておくよりも、その露出情報を共通にメモリ
しておき、それを必要に応じて絞りアナログ演算回路と
シヤツタアナログ演算回路とに入力する方が、回路構成
の簡略化の点で望ましい。しかしながら比較的長い時間
の正確な情報のメモリはアナログ回路で行なうのは難し
く、回路が複雑化するので、これのデジタル回路により
おこなうことが考えられる。
上記のような場合を一例として、カメラの或る複数の
動作条件をそれぞれに対応するアナログ回路で制御し、
該制御に関連する情報をディジタル回路からアナログ回
路に供給するという方式のカメラが考えられる。
本発明はそのようなカメラを比較的簡単な構成により
実現することを目的とする。
そのため本願発明のカメラの制御装置では、第1のア
ナログ回路と該第1のアナログ回路の動作開始後に動作
する第2のアナログ回路と、ディジタル値を出力する制
御手段と、該制御手段が出力するディジタル値をアナロ
グ値に変換するD/A変換手段と、該D/A変換手段の出力を
前記第1および第2のアナログ回路へと伝達する伝達手
段とを備え、前記制御手段は前記第1のアナログ回路に
対するディジタル値を出力した後に前記第2のアナログ
回路に対するディジタル値を出力する。
上記構成により、2つのアナログ回路に対して、時間
をずらして1つのD/A変換手段を兼用しているため、構
成が簡略化される。
(発明の実施例) 以下に、本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明による1眼レフカメラでのブロツクダ
イアグラムである。この実施例ではマルチ測光による露
出レベルの自動補正制御と、瞬間絞り込測光によるシヤ
ツタ優先、絞り優先、プログラム制御、マニユアル制御
及びTTL調光によるマルチモードの露出制御が可能であ
る。マルチ測光の詳細は特開昭57−42026号公報により
明らかな如く撮影されるシーンを複数の部分に分けて測
光する事により撮影シーンの輝度分布の属性を識別し、
それにより最適となる露光レベルの決定を行うものであ
る。
図に於て矢印は信号の流れる方向を示している。
1,2,3,4,5はそれぞれ測光回路であり、その出力はマ
イクロコンピユータ11による演算処理を行う為にA/D変
換手段の一部を構成するコンパレータ6,7,8,9,10の入力
にそれぞれ接続してありコンパレータ6〜10の出力はマ
イクロコンピユータ11の入力ポートP1〜P5に接続してあ
る。測光回路1〜5は前述のマルチ測光の為に撮影レン
ズの絞りを通過した光に基づいて撮影画面に対応して所
定の分割された範囲の測光を行つている。測光回路5は
絞り込線形性(絞りの変化に対応する測光出力変化の直
線性)の良い撮影画面中央部を測光範囲とし、残りの測
光回路1〜4はその画面中央部の周囲を夫々測光する。
絞り込測光メモリー回路12はレンズの絞りが制御された
後の画面中央部は測光回路5の出力を絞り込メモリース
イツチSW1がOFFされている時に記憶する。絞り込メモリ
ースイツチSW1は通常ONしており、カメラがレリーズさ
れてレンズの絞り制御が完了した後、図示なきフアイン
ダー部及び測光部へ光を導びく為の反射鏡が上昇して撮
影側に光路が切替る寸前にOFFとなり、それはシヤツタ
が閉じて露光制御が完了するまで持続する。露光が完了
し反射鏡が下降すると絞り込メモリースイツチSW1はON
となり、次の撮影に備える。絞り込メモリースイツチSW
1のON、OFFは又マイクロコンピユータの入力ポートP11
に接続されており後述する如くデジタルアナログ変換回
路(以後D/Aと称する)25の設定情報を切替る制御信号
になつている。演算回路13は絞り込測光メモリー回路12
の出力に後述するレベル設定回路24の出力との間でアペ
ツクス演算を行いシヤツタ制御コンパレータ14の一方の
入力にシヤツタ制御時間の信号を与える。時間対数圧縮
回路15はフオーカルプレーンシヤツタの開放開始動作に
応じたトリガスイツチSW3のオフからの時間経過の対数
に比例した出力電圧を発生し、これをコンパレータ14に
印加する。トリガースイツチSW3のON、OFF信号はTTL調
光の為の積分開始タイミングを決定する遅延回路19及び
マイクロコンピユータ11の入出ポートP14にも伝達され
る。入力ポートP14によるマイクロコンピユータ11に伝
達される信号によりマニユアル制御モードにおいて手動
で設定されたシヤツタ秒時の又は閃光撮影時の同調可能
シヤツタ秒時の計時がマイクロコンピユータ11内で開始
される。マイクロコンピユータ11で計時された時間信号
は出力ポートP7より信号切替回路16に伝達される。信号
切替回路16はマイクロコンピユータ11の出力ポートP6
り出力される選択信号によりシヤツタ制御コンパレータ
14の時間信号出力又はマイクロコンピユータ11の出力ポ
ートP7の時間信号のいずれかの択一的に選択してシヤツ
タスイツチSW2を介してシヤツタ制御電磁石Mg1を制御す
る。この電磁石Mg1はシヤツタ開閉時点を決定する。シ
ヤツタスイツチSW2は前述の絞り込メモリースイツチと
同期しており、スイツチON OFFの位相関係は逆の関係に
なつている。TTL調光演算回路17、TTL調光測光回路18、
遅延回路19により閃光撮影時にTTL調光を行う為の発光
停止制御を行う。TTL調光測光回路18は公知の如くレン
ズ絞りを通過した光によるフイルム面の反射光を測光し
ている。遅延回路19はトリガースイツチSW3のOFFの時点
から所定時間経過した時、具体的にはシヤツタが全開に
なつた時に積分開始信号を出力する。積分開始信号の発
生と同期して図示なき公知のシンクロスイツチがONとな
りそれは閃光装置に伝達されて発光が開始される。TTL
調光演算回路17はTTL調光測光回路18の出力と後述する
レベル設定回路の出力とにより演算及び遅延回路19の出
力する積分開始信号により積分動作を開始し、所定露光
量になると図示なき閃光装置と電気的接続する為のホツ
トシユー接点EF1に発光停止信号を出力し、それにより
閃光装置の発光は停止する動作を行う。20は瞬間絞り込
測光による絞りの制御を行うモードに於て絞り制御機構
の制御遅れによる絞り制御誤差を取除く為の位相進み回
路であり、測光回路5の出力が変化しない時は位相進み
回路20の出力は測光回路5と同じ出力が出る。カメラが
レリーズされて絞りが時間経過と共に絞られるに従つて
測光回路5の出力は変化し、位相進み回路20の出力は測
光回路5の時間に対する出力変化の特性に応じてその入
力よりも早く変化する。21は絞り制御を行う為の絞り制
御コンパレータであり、位相進み回路20の出力とレベル
設定回路24の出力を比較し、両者が等しくなると絞り制
御電磁石Mg2に通電し、絞りの絞込動作を停止させる。
絞り制御コンパレータ21は又マイクロコンピユータ11の
出力ポートP8の制御信号によりMg2への通電を許容する
かどうかの設定も行われる。これは例えば電気的絞り制
御を行わない露出モードに於てはMg2への通電は不要で
あり、又は電気的絞り制御のモードに於ては絞り制御を
行うカメラの動作シーケンス上の特定期間以外の電磁石
の通電は不要であるので絞り制御コンパレータの比較動
作出力とは無関係にMg2への通電を強制的に断つ為の設
定が行われる。
絞り制御電磁石Mg2は通常永久磁石バイアス型の電磁
石であり、Mg2に通電されると図示なき絞り制御機構の
絞り係止動作が行われる。開放測光メモリー回路22はプ
ログラム制御の為の測光値メモリー回路であり、開放測
光メモリースイツチSW4のOFFの期間位相進み回路20の出
力値をメモリーしてプログラム信号発生回路23へ出力す
る。開放メモリースイツチSW4のON、OFFのタイミングは
通常の状態ではONしており、カメラがレリーズされると
絞りの制御が開始されるのであるが、その絞りが絞り込
まれる寸前にOFFとなり、それはその後、絞り制御終了
し、反射ミラー上昇し、シヤツタ制御し、反射ミラー下
降し、絞り開放位置復帰するまでの間保存される。即ち
カメラがレリーズされた時のレンズ絞りの開放値に基づ
く測光値が記憶される。
開放メモリースイツチのSW4のON、OFF信号はマイクロ
コンピユータ11の入力ポートP12へ伝達される。プログ
ラム信号発生回路23はプログラム露出制御を行う為の絞
り制御信号を発生する。レベル設定切替回路24は各露出
制御モード及び、各露出制御シーケンスの各タイミング
に応じてデジタルアナログ変換回路25の出力を所定レベ
ルに変換する回路である。その制御はマイクロコンピユ
ータ11の出力ポートP9の出力により制御される。デジタ
ルアナログ変換回路25はマイクロコンピユータ11により
そのアナログ出力信号は制御される。閃光撮影モード識
別回路26はホツトシユー接点EF2を介して図示なき閃光
装置より伝達される信号を受信して、閃光装置の電源が
投入されて動作状態になつているかどうかを識別してそ
の出力をマイクロコンピユータ11の入力ポートP13に伝
達する事によりカメラを閃光撮影モードに自動的に切替
る為の回路である。表示駆動回路27は、表示器28をマイ
クロコンピユータ11で演算された自動露出の為の被制御
露出因子(シヤツタ秒時値又は絞り制御値)の制御予定
値、又はマニユアル制御モード時の適正露出の組合せか
らの偏差値等の表示駆動を行う。29はフイルム感度値設
定部で手動設定値又は図示なきカメラのフイルム感度自
動読取機構によるフイルム感度読取値を露出制御及び表
示制御の為に入力ポートP20を介してマイクロコンピユ
ータ11に導入する回路部である。30はレンズの絞りプリ
セツト環により制御される開放絞り値からのプリセツト
絞り環による絞り値までの段差値を入力ポートP19を介
してマイクロコンピユータ11に導入する回路部である。
31はレンズの開放絞り値を入力ポートP18を介してマイ
クロコンピユータ11に導入する為の回路部である。32は
マニユアルモード制御時のシヤツタスピード値又はシヤ
ツタ優先モード時のシヤツタスピード値を設定するもの
で入力ポートP17を介してマイクロコンピユータ11に設
定値を導入する。33は露出制御モード設定部で、マニユ
アル制御モード、シヤツタ優先モード、絞り優先モー
ド、プログラム制御モードのどのモードが選択されてい
るかを入力ポートP16を介してマイクロコンピユータ11
に導入する為のものである。マイクロコンピユータ11の
各入出力ポートP1〜P20は実際にはそれぞれ複数のポー
トで構成されているものもあるが本図では信号の流れを
示す為に全て単一のポートで表記してある。又マイクロ
コンピユータ11は他にも制御入力端子、例えばリセツト
端子、スタンバイ端子、クロツク入力端子等の実施形態
に於て有しているべき端子は省略してある。
第2図は第1図の具体的構成例であり、第1図と第2
図との対応は以下の様である。
第2図に於て第1図のマイクロコンピユータ11は省略
してあり、第2図の回路図上でP1〜P14と表記してある
のは第1図のマイクロコンピユータ11の各入出力ポート
と対応している。又第2図で第1図と同じ記号を付して
あるものは第1図と同一の回路要素である。
第2図のフオトダイオードPD1、OPアンプA1、対数圧
縮ダイオードD1により第1図の測光回路1が構成されて
いる。定電圧源E1は所定のバイアス電圧を与える為のも
のである。第1図の測光回路2,3,4は第2図のPD1、A1
D1と同様の回路であり省略してある。フオトダイオーオ
PD5、OPアンプA5、対数圧縮ダイオードD5により第1図
の測光回路5が構成されている。A1〜A5の各アンプ出力
は、抵抗RARE、定電流源IA、IEで構成されるレベルシフ
ト回路を介してA6〜A10の各対応するコンパレータA6〜A
10(A7、A8、A9は省略)の一方の入力にそれぞれ接続し
てある。省略されているA7、A8、A9アンプにもそれぞれ
レベルシフト回路があるがそれは省略されている。コン
パレータA6〜A10は第1図のコンパレータ6〜10の各々
に対応している。コンパレータA6〜A10の出力はマイク
ロコンピユータ11の入力ポートP1〜P5に各々接続してあ
る。OPアンプA11、メモリーコンデンサC1により第1図
の絞り込測光メモリー回路12が構成されている。その動
作は絞り込メモリースイツチSW1がONの時OPアンプA11
フオロワーアンプとして動作しメモリーコンデンサC1
充電電圧を常にOPアンプA5の出力と等しく保ち、SW1がO
FFになるとOPアンプA11の出力インピーダンスは無限大
となり、スイツチSW1がOFFとなる寸前のOPアンプA11
力電圧をメモリコンデンサC1の充電電圧として保持す
る。
OPアンプA12、ダイオードD6、定電流源I1、抵抗R2、O
PアンプA13、トランジスタQ1、抵抗R1により第1図の演
算回路13が構成されている。OPアンプA12、ダイオードD
6、定電流源I1により測光回路の対数圧縮ダイオードD5
の逆方向飽和特性による温度変動項を補正している。第
1図の演算回路13の出力は第2図のトランジスタQ1のコ
レクタの出力電圧に対応している。コンパレータA14
第1図のシヤツタ制御コンパレータ14である。温度補償
の為の特定の温度係数を有する電圧源E2、時間対数圧縮
電圧発生用ダイオードD7、積分コンデンサC2、積分開始
制御トランジスタQ2により第1図の時間対数圧縮回路15
が構成されている。トランジスタQ2のOFFによりコンデ
ンサC2の積分が開始されるとコンデンサC2の充電電圧は
経過時間の対数に比例した値となる。ANDゲートG1
G2、ORゲートG3、インバータINV1により第1図の信号切
替回路16が構成されている。
トランジスタQ3、積分コンデンサC3、積分抵抗R3、コ
ンパレータA15、リフアレンス電圧設定用の抵抗Rf1、Rf
2により第1図の遅延回路19が構成されている。
フオトダイオードPD6、対数圧縮ダイオードD8、OPア
ンプA16、定電圧源E4により第1図のTTL調光回路18が構
成されている。前述の如くフオトダイオードPD6はフイ
ルム面の反射光を測光しており、又定電圧源E4は回路に
基準となる所定のバイアス電圧を与える為のものであ
る。トランジスタQ4、Q5、積分コンデンサC4、コンパレ
ータA17、定電圧源E3により第1図のTTL調光演算回路17
が構成されている。抵抗R4、R5、コンデンサC5、OPアン
プA17により第1図の位相進み回路20が構成されてい
る。コンパレータA18は第1図の絞り制御コンパレータ2
1を構成している。
OPアンプA19、メモリーコンデンサC6により第1図の
開放測光メモリー回路22を構成している。OPアンプA19
は開放メモリースイツチSW4のON、OFFにより制御され、
SW4がONの時OPアンプA19は動作する。カメラがレリーズ
される前は絞りは開放であり測光アンプA5の出力の急激
な変化は無いので位相進み回路のOPアンプA17はフオロ
ワーアンプとして動作するのでOPアンプA19の出力電圧
は即ちメモリコンデンサC6の充電電圧はOPアンプA5出力
電圧からダイオードD20、定電流源I10による一定電圧だ
け下つた電圧となつている。ダイオードD20と定電流源I
10とによりダイオードD5の逆方向飽和電圧による温特を
補正している。レンズの絞り込みが行われる直前に開放
メモリースイツチSW4がOFFするとOPアンプA19の出力イ
ンピーダンスは無限大となるのでメモリーコンデンサC6
にはレンズの絞り開放に於ける測光値がSW4が再度ONす
るまで保持される。
抵抗R6、R7、R8、トランジスタQ6、Q7、OPアンプ
A20、A21、定電流源I2により第1図のプログラム信号発
生回路23が構成されている。多入力切替OPアンプA22
定電流源I3〜I6、抵抗R9〜R12、ダイオードD9及び、OP
アンプA23、抵抗R13、OPアンプA24、トランジスタQ8、Q
9、Q10、Q11、抵抗R14により第1図のレベル設定切替回
路24が構成されている。OPアンプA22の出力はマイクロ
コンピユータの出力ポートP9(複数の制御ラインにより
構成される)からの選択信号により5種類の(+)入力
側信号のどれか一つを選択して出力する。具体的にはOP
アンプA22は定電流源I3、抵抗R9、ダイオードD9により
測光値をA/D変換する為の基準レベルと、定電流源I4
抵抗R10により絞り優先モード時のシヤツタ制御の為の
基準レベルと、定電流源I5、抵抗R11によりシヤツタ優
先モード時の絞り制御基準レベルと、定電流源I6、抵抗
R12によりTTL調光の為の基準レベルと、プログラムモー
ド時の絞り制御のトランジスタQ7の出力信号とのいずれ
かを選択して出力する。OPアンプA23、A24の回路はOPア
ンプA22の出力に抵抗R15に発生するD/A変換回路の出力
電圧を加算する回路を構成している。
D/A変換された抵抗R15に発生する電圧を抵抗R13、R14
の比により増幅又は縮少することによりアナログ演算上
のマツチングを行つている。OPアンプA24とトランジス
タQ9、Q11により電圧電流変換回路を構成しており抵抗R
15に発生した電圧を抵抗R14の値で除した電流値がトラ
ンジスタQ9のコレクタ電流となり、トランジスタQ9と同
一の特性を有するトランジスタQ8はベース、エミツタが
Q9に共通に接続されているのでトランジスタQ8、Q9のベ
ースエミツタ接合面積比に従つた所定のコレクタ電流が
トランジスタQ8のコレクタに発生し、その電流を任意の
基準電圧点を有する抵抗に該電流を流す事により任意の
基準電圧点に対しD/A変換回路の所定の量子化電圧を所
定の電圧に変換して発生する事が出来る。第2図の回路
に於てはOPアンプA23の(+)入力側が基準電圧点であ
り、OPアンプA23の基準入力電圧に抵抗R13に発生する所
定の量子化されたD/A変換の電圧が加算される事にな
る。即ちOPアンプA23はD/A変換回路25の出力とOPアンプ
A22の出力とを加算した出力を発生する。トランジスタQ
8、Q9による回路で所定の電流比を出す為の条件はトラ
ンジスタQ8、Q9のコレクタ電圧が等しくなつている事が
必要条件であり、互のコレクタ電圧が異なるとベース幅
変調効果により互のコレクタ電流比が異なり回路の電源
電圧の変動等に対する安定性が損われる。このベース幅
変調効果による回路特性の変動を補償する為にトランジ
スタQ10、Q11が作用している。トランジスタQ8のコレク
タ電圧はOPアンプA23の(+)側入力と同電位となつて
おり、トランジスタQ10のベースはOPアンプA23の(+)
側入力点に接続されており、トランジスタQ10とQ11のベ
ースエミツタ間電圧はほぼ同じ電圧であるので従つてト
ランジタQ8、Q9のコレクタ電圧は等しい。従つてトラン
ジスタQ8、Q9のコレクタ電流の比はA23の(+)側基準
入力電圧の切替、又は電源電圧(B+点)の変動とは無
関係に一定となり回路の動作は安定となる。
トランジスタQ12〜Q14、抵抗R15〜R20、ダイオードD
10〜D12、定電流源I7〜I9により第1図のD/A変換回路25
が構成されている。抵抗R15、R16、R17、R18、R19、R20
により、R−2R方式の抵抗ラダー回路が構成されてお
り、抵抗R15、R17…=2R R16、R17、R18、R19、R20
Rの関係になつている。定電流源I7、I8、…I9は互に等
しくなつている。トランジスタQ12、Q13、…Q14は第1
図のマイクロコンピユータの複数で構成されている出力
ポートP10にそれぞれ接続されており、各トランジスタ
のON、OFFの状態は互に独立にマイクロコンピユータ11
により制御される。ダイオードD10、D11、…D12は各電
流源に接続されているトランジスタQ12、Q13、…Q14がO
Nした時の対応する電流のみを切替る為であり、それに
よつて抵抗R15の両端にD/A変換された電圧の発生が可能
となる。トランジスタQ12のON、OFFによりR15の両端に
発生する電圧変化が一番大きく(MSB)それに対してト
ランジスタQ13のON、OFFによる抵抗R15の電圧変化は半
分であり、以下次々と半分になつていく。トランジスタ
Q14のON、OFFによる抵抗R15の電圧変化が一番小さく(L
SB)となつている。従つてトランジスタのON、OFFの組
み合せに従つたD/A変換電圧が得られ、その変換ビツト
数は抵抗と定電流源、電流切替のトランジスタの段数に
より定まる。通常のカメラに於ては6〜8ビツトの変換
精度で充分である。トランジスタQ15、抵抗R21、R22
発光ダイオードLED1により第1図の閃光撮影モード26が
構成されている。閃光装置が装着されていないが、又は
装着されていても閃光装置の電源がOFFの時は、ホツト
シユー接点EF2には電流が流れ込まないのでトランジス
タQ15はOFFである。閃光装置が装着されて電源がONされ
ていると閃光装置よりホツトシユー接点EF2に電流が流
れ込み、それによりトランジスタQ15はONになる。この
電流は閃光装置の閃光発光用のコンデンサの充電電圧が
所定電圧になつていない時は微少電流であり、この電流
値では発光ダイオードLED1の発光は行われずトランジス
タQ15のみがONしており、コンデンサの充電電圧が閃光
発光可能な所定電圧に到達すると発光ダイオードLED1
点灯可能な大電流が流れ込み、LED1は発光し、それはカ
メラのフアインダー内で視認可能となり、閃光発光が可
能である事を知る事ができる。この状態でも当然トラン
ジスタQ15はONになつている。トランジスタQ15のON、OF
Fの状態は第1図のマイクロコンピユータ11の入力ポー
トP13に伝達され、カメラの撮影モードを閃光撮影モー
ドに強制的に切替る動作が行われる。尚閃光装置よりホ
ツトシユー接点EF2を介して流れ込む電流は微少電流
と、LEDの点灯可能な二種類の電流であると説明したが
これはそれに限定される必要は無く、閃光発光用のコン
デンサの充電電圧が発光不可能な電圧の時はゼロであ
り、発光可能な所定電圧に充電された時発光ダイオード
LED1を点灯可能な電流を流し込んでも良い。
ここで第2図の多入力切替OPアンプA22の具体的構成
例を第3図に示す。第2図と同じ回路要素には同一の符
号を付してある。第3図に於て点線で囲まれた部分が多
入力切替OPアンプ部A22である。トランジスタQ25
Q27、Q28、Q29は第1図のマイクロコンピユータ11の出
力ポートP9(実際はP9-1、P9-2、P9-3、P9-4、P9-5の5
個の出力ポートにより構成されている。)に接続され常
にどれか1つのトランジスタのみOFFされ、残りのトラ
ンジスタはONになつている。これらのトランジスタQ25
〜Q29はコレクタが夫々対応するトランジスタQ20〜Q24
のベースに接続されており、これらのトランジスタQ20
〜Q24は、トランジスタQ30と差動対を構成する。実際に
はトランジスタQ25〜Q29の中の一つだけOFFになつてい
るトランジスタに対応するトランジスタがトランジスタ
Q30と差動対になる。該選択された差動対のトランジス
タとトランジスタQ30、定電流源I20、トランジスタ
Q31、パワーアンプ部A30とによりフオロワーアンプを構
成する。トランジスタQ30のベースはフオロワーアンプ
として作動させる為にOPアンプA22の出力であるパワー
アンプ部A30出力に接続してある。例えばトランジスタQ
25がOFFの時トランジスタQ20が差動対のトランジスタと
なり、抵抗R12に発生する電圧をパワーアンプ部A30に出
力し、トランジスタQ26がOFFの時Q21が差動対のトラン
ジスタとなり、抵抗R11に発生する電圧をパワーアンプ
部A30に出力し、以下同様に制御される事により、5個
の(+)側入力電圧の中の一つだけ選択された入力電圧
がOPアンプA22の出力電圧となる。
第4図は第2図のマルチ測光回路のフオトダイオード
PD1〜PD5の各々が撮影画面のどこの部分を測光している
かを示すパターン図であり、フオトダイオードPD5によ
り画面中央部を、フオトダイオードPD1〜PD4により画面
周辺部の測光を行つている。図で示される如く各フオト
ダイオードPD1〜PD5の測光面積は等しくなく、又フオト
ダイオードの特性のバラツキ、測光アンプA1〜A5のオフ
セツトバラクチ、測光光学系に対するフオトダイオード
の配置誤差撮影レンズのビグネツテイング等に起因する
測光誤差を取除く為に各フオトダイオードの測光出力が
前述の抵抗RA〜RE、定電流源IA〜IEで構成されるレベル
シフト回路により補正される。5ケのレベルシフト回路
の内4ケが抵抗値又は定電流源の電流値を調整する事に
より調整可能となつており、均一輝度の光源に対しコン
パレータA6〜A10の入力電圧が等しくなる様に調整され
る。これはマルチ測光が画面各部の輝度を正しく測光す
る必要がある為の調整である。通常は画面中心部の値は
比較的配置誤差、ビグネツテイングに対しバラツキが少
いので中央測光部のA5出力に対するレベルシフト回路を
固定しておき、この値に対して周辺の4ケの測光部の出
力を調整するのが良い。
さて第2図の動作の説明を行う。
(1)絞り優先モード時の動作 (1)−1 レリーズ前の動作 カメラの図示なき電源投入回路は投入されているもの
とする。レンズの絞りは開放状態に保持されている。絞
り込メモリースイツチSW1及び開放メモリースイツチSW4
のONになつている事がマイクロコンピユータ11に入力さ
れるのでマイクロコンピユータ11はレリーズ前の状態で
ある事を識別する。マイクロコンピユータ11は測光値を
A/D変換してデータを取込む為に多入力切替OPアンプA22
はマイクロコンピユータ11により制御されてA/Dレベル
設定の為のダイオードD9、抵抗R9に発生する電圧を出力
し、その電圧にD/A回路による電圧が加算されてOPアン
プA23より出力され、コンパレータA6〜A10の(+)側共
通入力に印加される。A/D変換は逐次比較方式で行われ
各測光出力ごとに行われる。逐次比較方式は公知の如く
例えばA1出力をA/D変換する場合にはD/A変換回路25をMS
Bから順次下位ビツトへマイクロコンピユータの出力ポ
ートP10により制御を行いその時のA6出力の変化をマイ
クロコンピユータの入力ポートP1により検出してこの検
出時のポートP10の出力状態からのA/D変換値を得てそれ
はマイクロコンピユータ11に通常有しているRAMのA1
よる測光値を記憶すべき番地に格納する。即ち、A/D変
換値はポートP10の出力に対応している。このA1出力の
変換動作を行つている時にP2〜P5の入力ポートに与えら
れ信号はマイクロコンピユータ11が受付けないので無視
される。以下順次A2〜A5までA/D変換を行いその測光値
はRAMの所定の番地に格納される。抵抗R9とダイオードD
9により発生する電圧は測光値とそれのA/D変換された値
との関係を所定値にする。A1〜A5の全ての測光値を得る
とそれによりマルチ測光の演算と表示の為の演算を行
う。マルチ測光演算の詳細は前述した特開昭57−42026
号公報に開示されている。各部の輝度の絶対値、各部分
の輝度差等の情報により被写体の各部で異なる輝度分布
があつても適正露出となるある特定の単一化された仮想
の輝度値(BVM)を算出する。BVMはアペツクス表示によ
る輝度値である。A/D変換された時の各部の測光値はレ
ンズの絞り開放時に於ける値なので開放絞り値をアペツ
クス値でAV0とすれば(BV−AV0)の値がA/D変換により
マイクロコンピユータ11に入力されるが、それは第1図
に示される如くレンズの開放絞り値(AV0)に設定部31
によりAV0はマイクロコンピユータに入力されているの
で、それにより各測光部分における輝度値BV自身が算出
される。絞り優先モードなのでカメラがレリーズされた
時設定される絞り値はレンズの絞りプリセツト環により
定まるのであり、その値は開放絞り値からの段差信号と
して、アペツクス表示で(AV−AV0)の値がマイクロコ
ンピユータ11に入力されている。AVはプリセツト環で定
まる絞り値自身のアペツクス値である。又同様設定部29
によりフイルム感度値、即ちアペツクス表示でSV値が及
びモード設定部33により露出制御モードが絞り優先モー
ドである事がマイクロコンピユータ11に入力されてい
る。従つて表示演算は、制御予定値のシヤツタ秒時値の
アペツクス値をTVAとすれば TVA=BVM+SV−AV ……(1) の演算が行われてマイクロコンピユータ11よりTVAが第
1図の表示駆動回路27に出力されるので表示器28により
この時の制御されるシヤツタ秒時値を表示する。又露出
制御は瞬間絞り込測光で行う為に中央部の測光回路A5
力により制御するので、中央部の輝度値BV(A5)とすれ
ばBV(A5)とBVMの差の値をαとして α=BVM−BV(A5) ……(2) そのαの値にSV値を加算した信号が即ち (SV+α) ……(3) の値が演算されて(3)式で示される値を所定番地のRA
Mに記憶する。
絞り制御コンパレータA18は絞り優先モードではマイ
クロコンピユータ11の出力ポートP8により不作動となる
様に制御されているのでレリーズ前及びレリーズ後も不
作動であり、従つて絞り制御マグネツトMg2に通電され
る事は無く電気的絞り制御は行われない。前述のA/D変
換の動作を行つている時、OPアンプA23のD/A変換された
出力電圧はOPアンプA13、コンパレータA18、TTL調光演
算回路のトランジスタQ5のエミツタに伝達されるが何も
作用もしないので問題ない。A/D変換動作は周期的に行
われて測光データのリフレツシユが常に行われている。
(1)−2 レリーズ後の動作 図示なきカメラのレリーズ釦が押されてレリーズ機構
がスタートするとレンズの絞り込を開始するがレンズの
絞り込開始寸前に開放メモリースイツチSW4はOFFとなり
その信号はマイクロコンピユータ11へ入力ポートP12
介して伝達され、マイクロコンピユータ11はそれにより
カメラがレリーズされた事を識別してA/D変換の周期的
な動作を中断する。A/D変換動作を行つている途中に開
放メモリースイツチSW4のOFF信号が伝達された場合はA/
D変換動作の停止を優先的に行い、その時はデータリフ
レツシユされる前の古い測光値で制御を行うが、データ
リフレツシユ動作は高速度で行われており、撮影の輝度
分布が急激に変化する事は通常無いので古い測光値で制
御する事での問題は無い。OPアンプA19は開放測光での
メモリー動作を行うのがその動作は絞り優先モードでは
何ら作用を示さないので無関係となつている。レンズの
絞り込が開始されるがこの状態ではフアインダー部に設
けられた測光用のフオトダイオードPD1〜PD5へ光を導く
反射鏡はまだ下降状態にあり、レンズが絞り込まれるに
従つて暗くなる光量は中央部測光用のフオトダイオード
PD5で測光されメモリコンデンサC1の電圧はOPアンプA11
を介してその測光出力(A5出力電圧)に追従する。レン
ズの絞り値がプリセツト環の位置で定まる絞り値に制御
されると反射鏡は上昇するがその寸前に絞り込メモリー
スイツチSW1がOFFしてOPアンプA11の出力インピーダン
スは無限大になるのでメモリーコンデンサC1にはその時
の絞り径を通つて来た光の強さ、即ち(BV(A5)−AV)
…(4)の値がメモリーされる。絞り込メモリースイツ
チSW1がOFFするとそれは入力ポートP11を介してマイク
ロコンピユータ11に入力されそれにより絞り込メモリー
が完了した事を識別してマイクロコンピユータ11のD/A
制御出力ポートP10はRAMに記憶されている(3)式のデ
イジタル値に対応した出力状態に変化し、このデイジタ
ル値はD/A変換回路25によりアナログ値に変換される。
なお、この出力ポートP10の状態は露出が完了するまで
即ち絞り込メモリスイツチSW1が再度ONになるまで保持
される。また多入力切替アンプA22の出力は、絞り優先
モード露出レベルを設定する為の抵抗R10の電圧を発生
する様に出力ポートP9の出力により切替えられる。それ
と同時にシヤツタスイツチSW2はONとなりシヤツタ制御
電磁石Mg1に通電を行いシヤツタ後幕の保持動作を行
う。モード設定部33により絞り優先モードを選択してい
るので出力ポートP6はH出力に保持されておりNANDゲー
トG2出力はLに制御されるので出力ポートP7の出力状態
は無視され、G3出力はコンパレータA14出力の状態で定
まる。OPアンプA23より出力される(SV+α)の情報電
圧と絞り優先モードレベル設定電圧との加算された電圧
がOPアンプA13に出力されるので抵抗R1の両端に発生す
る演算値は(4)式の値と(3)式の値との和の情報を
有する出力電圧となる。
抵抗の両端に発生する情報電圧をアペツクス値で示す
と (BV(A5)−AV)+(SV+α)=BVM+SV−AV=TVA′…
…(5) 式となりTVA′の値でシヤツタ秒時を制御する事により
マルチ測光による適正露出を得る事が出来る。ミラーが
上昇を完了するとシヤツタ後幕の走行を開始させ、また
所定のタイミングでトリガースイツチSW3がOFFになり、
トランジスタQ2がOFFになるのでコンデンサC2は定電圧
源E2により時間対数圧縮ダイオードD7を介して充電が開
始される。時間対数圧縮ダイオードD7の作用によりコン
デンサC2は時間の対数に比例した電圧を発生し、その電
圧はコンパレータA14により抵抗R1の両端に発生してい
る TVA′=(BVM+SV−AV)の情報電圧と比較されトランジ
スタQ2 OFFからTVA′に相当する経過時間後A14出力はH
からL出力に転じてシヤツタ制御電磁石Mg1への通電が
断たれてシヤツタ後幕の保持が解除されてシヤツタが閉
じ露光動作が完了する。シヤツタの後幕が閉じると反射
鏡は下降しSW1、SW4 SW3はON、SW2はOFFとなり前述の
(1)−1の動作が再びくり返される。前述のTVA′に
相当する時間制御の関係を与える為の電圧関係をA22
より選択された抵抗R10に発生する電圧で整えている。
(2) シヤツタ優先モード時の動作 この時露出モード設定部33によりシヤツタ優先モード
が選択されている事がマイクロコンピユータ11により識
別されている。レンズのプリセツト絞り環は絞りの制御
範囲を最大にする妙に最少絞りに設定されている。
又シヤツタ優先モードであるのでシヤツタ秒時設定部
32により意図するシヤツタ秒時が選択されてマイクロコ
ンピユータ11に入力される。該選択されたシヤツタ秒時
のアペツクス値をTVMとする。
(2)−1 レリーズ前の動作 A/D変換は(1)−1で述べたと同様に行われる。又
マルチ測光による前述のBVMの算出も同様に行われる。
表示演算は次の様に行われる。
BVM+SV−TVM=AVS ……(6) の値が算出される。
レンズの開放絞りからプリセツト絞り環による最小絞
りまでの絞り段差情報は30により、又開放絞り値AV0は3
1によりそれぞれマイクロコンピユータ11へ入力されて
いる。従つてそれからプリセツト絞り環による最小絞り
径の値のAVMはマイクロコンピユータにより算出され
る。
(6)式のAVSは選択されたシヤツタ秒時値TVMに対応
する適正露出になる時の制御絞り値のアペツクス値であ
る。絞りの制御範囲はAV0からAVMまでの間にしか取れな
い。後述する如くAVS<AV0、又はAVM<AVSの時はシヤツ
タ秒時を自動的に補正して常に適正露出を得る動作を行
うので、その時はTVMとは異なるシヤツタ秒時となるの
でそれにより表示の内容も自動的に変更される。
AV0<AVS<AVMの時は絞りの電気的制御が可能であり
その時は(6)式のAVSの値、即ち被制御絞り値をマイ
クロコンピユータ11の出力ポートP15より出力しそれは
表示駆動回路27を介して表示器28により絞り制御予定値
が表示される。
AVS<AV0の時はAV0より明るい絞り値は制御できない
ので絞り制御値はAV0となる。後述する如くこの時は絞
りがAV0に設定された時の絞り優先モードと同じ露出制
御を行うので BVM+SV−AV0=TV(AV0) ……(7) の演算を行う。この時のTVMとの関係はTV(AV0)<TVM
となり、即ち設定シヤツタ秒時よりも長秒時のシヤツタ
制御が行われる。
又AVS>AVMの時はAVMより小絞りの絞り制御はできな
いので絞り制御値はAVMとなる。後述る如くこの時は絞
りがAVMに設定された時の絞り優先モードと同じ露出制
御を行うので BVM+SV−AVM=TV(AVM) ……(8) の演算を行う。この時のTVMとの関係はTV(AVM)>TVM
となり、即ち設定シヤツタ秒時よりも高速のシヤツタ制
御が行われる。これらの(7)又は(8)式の演算が行
われた時にはそれぞれのTV(AV0)又はTV(AVM)の値
を、即ち被制御シヤツタ秒時値をマイクロコンピユータ
11の出力ポートP15より出力しそれは表示駆動回路27を
介して表示器28によりシヤツタ制御予定値が表示され
る。
絞り制御コンパレータA18はレリーズ前はマイクロコ
ンピユータ11の出力ポートP8の制御信号により不作動と
なつているので絞り制御マグネツトMg2に通電される事
は無い。(1)−1と同様(3)式の値が演算されて所
定番地をRAMに記憶すると共にTVM−(SV+α)……
(9)が演算されてその値も所定番地のRAMに記憶す
る。
(2)−2 レリーズ後の動作 前述同様レリーズ機構がスタートするとレンズの絞り
込開始寸前に開放メモリースイツチSW4がOFFとなり、そ
れによりマイクロコンピユータ11によるA/D変換動作を
中止し、又D/A変換制御出力ポートP10は前述の(9)式
で示される値を出力する為の制御出力を出する共にそれ
は絞り制御シーケンスが終了するまで即ち絞り込メモリ
スイツチSW1がOFFになるまで保持される。又多入力切替
OPアンプA22はシヤツタ優先モード露出レベルを設定す
る為の抵抗R11に発生する電圧をマイクロコンピユータ1
1の出力ポートP9の制御出力により切替られて出力し、
それは絞り制御シーケンスが終了するまで、即ちSW1がO
FFになるまで保持される。A22の切替及びD/A変換回路の
設定が完了してA23出力が安定すると見込まれる時間だ
けSW4がOFFしてから所定時間遅れてマイクロコンピユー
タ11の出力ポートP8に制御信号が発生し絞り制御コンパ
レータA18は動作を許容されて比較動作を開始する。SW4
がOFFになつてからA23出力が安定して絞り制御コンパレ
ータA18の動作が許容されるまでの遅延時間は絞りが動
き出すまでの時間よりはるかに短いのでその事による絞
り制御誤差は発生しない。
OPアンプA19は開放測光でのメモリー動作を行うが、
その動作はシヤツタ優先モードでは何ら作用を示さない
ので無関係となつている。(1)で述べた如くレンズの
絞り込が開始されるがそれによる測光値はA5出力より得
られる。レンズが絞り込まれると共にA17の出力電圧も
低下する。位相進み回路のA17出力は絞りの変化スピー
ドに対応してA17の入力電圧よりも低下する。その低下
する量は絞りの変化スピードdAV/dtに対応している。従
つてA17の出力電圧の情報値は となつている。Gは抵抗R4,R5,コンデンサC5により定ま
る定数である。一方A23出力の情報値は(9)式で示さ
れる。
TVM−(SV+α)……(9)であるから(10)式と
(9)式の情報値をA18により比較し となつた時にコンパレータA18の出力はLからHに転じ
て絞り制御マグネツトMg2に通電して図示なき絞り係止
機構が動作して絞りの制御が行われる。(11)式が成立
した時のAVの値をAVS′とすれば となる。(12)式の だけ本来の絞り値よりも早めに絞り制御信号を発生して
いる事を意味する。絞り制御マグネツトMg2に通電して
から、実際に絞り制御するまで機構に起因する所定の遅
延時間があり、それによる絞り制御値の誤差が発生し、
その誤差は絞り込速度が早くなればなるほど多く生ず
る。(12)式の の項によりの誤差を消去する為に絞り込速度が早くなれ
ばより早めに絞り制御信号を発生する事になり、最終的
な絞り制御値では の項は消去される関係となるべくGは選定されている。
従つて絞り制御値をAVS″とすれば AVS″=BVM+SV−TVM ……(13) となる。レンズの絞り制御が完了すると(1)−2で述
べたのと同様反射鏡が上昇するがその寸前に絞り込メモ
リースイツチSW1がOFFするのでメモリーコンデンサC1
は (BV(A5)−AVS″) ……(14) の値がメモリーされる。絞り込メモリースイツチSW1がO
FFするとそれは入力ポートP11を介してマイクロコンピ
ユータ11に入力されそれにより絞り込メモリーが完了し
た事を識別してマイクロコンピユータ11のD/A変換制御
出力ポートP10は前述の(3)式で示される値を出力す
る為の制御出力を出し、又出力ポートP9制御出力により
多入力切替アンプA22の出力は切替られて絞り優先モー
ド露出レベルを設定する為の抵抗R10に発生する電圧を
出力しそれは露出が完了するまで即ち絞り込メモリース
イツチSW1が再度ONになるまで保持される。以後(1)
−2で述べたと同じ制御が行われ(5)式で示されるAV
の値が電気的に制御された(13)式で示されるAVS″に
なつただけで後は(1)−2とまつたく同じに制御され
る。従つて制御されるシヤツタ秒時値は(5)式より TVA″=BVM+SV−AVS″ ……(15) であり(14)と(15)式より TVA″=TVMとなり 設定したシヤツタ秒時値TVMでシヤツタ制御が行われる
のでシヤツタ優先モードの露出制御となる。
以上は(2)−1で述べたAV0<AVS<AVMの時の動作
である。
(2)−1で述べた如くAVS<AV0の時、又はAVS>AVM
の時の動作はシヤツタ優先モードではなくなる。即ち設
定したシヤツタスピードとは異なるシヤツタスピードで
制御が行われる。即ちシヤツタ優先モードで露出制御さ
れる為には(13)式で示されるAVS″の制御が行われな
ければならないが、それが絞りの制御範囲を越えている
時はAVS″と異なるAV0又はAVMの値に絞りが制御され
る。その様な状態では(13)式は成立せず AVS″≠BVM+SV−TVM ……(16) となりTVA″≠TVMとなる。
しかしシヤツタの制御されるシーケンスでは(1)−
2の(5)式で示される適正露出を満足する制御式のAV
の値がAV0又はAVMとなるだけであり、シヤツタの制御範
囲で許容される限りに於てTVA″≠TVMではあるが適正露
出を得る事が出来る。その時の制御されるシヤツタ秒時
値は(7)式、又は(8)式で示される。シヤツタ制御
が完了すると反射鏡は下降し、SW1,SW3,SW4はONし、ス
イツチSW2はOFFとなり前述の(2)−1の動作が再び行
われる。
前述の(13)式のAVS″の制御を得る為にA22により選
択された抵抗R11に発生する電圧で電圧動作レベルを整
えている。
(3) プログラム制御モード時の動作 この時露出モード設定部によりプログラム制御モード
が選択されている事がマイクロコンピユータ11により識
別されている。レンズのプリセツト絞り環は絞りの制御
範囲を最大にする為に最少絞りに設定されている。
(3)−1 レリーズ前の動作 A/D変換は(1)−1で述べたと同様に行われる。又
マルチ測光による前述のBVMの算出も同様に行われる。
表示演算は次の様に行われる。前述の算出されたBVM
びSVの値により の値がマイクロコンピユータ11で算出される。
AVPは絞りの制御される予定値であり、TVPはシヤツタ
の制御される予定値である。(17)、(18)式の1/2の
項はプログラム制御が行われた時のBVMの変化に対するA
VP、TVPの変化率を示す項である。これは後述する如く
プログラム制御がBVMの変化に対しAVP、TVPの変化が1/2
となる制御特性になつているからである。(17)、(1
8)式のγは所定の(BVM+SV)の値に対してAVP、TVP
値を所定値に設定する項である。(2)−1で述べた如
く絞り制御の許容される範囲はAV0〜AVMに限定される。
従つて(17)式で算出されたAVPはマイクロコンピユー
タにより AV0≦AVP≦AVM ……(19) となつているか判定動作を行い、(19)式が満足されて
いる時は(18)式で算出されたTVPの値、即ちプログラ
ム領域でのシヤツタ秒時値をマイクロコンピユータ11の
出力ポートP15より出力し、それは表示駆動回路27を介
して表示器28により表示する。
(19)式が満足されていない場合即ちAVP<AV0、又は
AVP>AVMの判定動作が行われた場合は次の演算をマイク
ロコンピユータ11は行う。
AVP<AV0時は(2)−1で述べた(7)式によるTV
(AV0)の演算が行われる。
AVP>AVMの時は(2)−1で述べた(8)式によるTV
(AVM)の演算を行う。これらのTV(AV0)又はTV(A
VM)の値を、マイクロコンピユータ11の出力ポートP15
より出力しそれは表示駆動回路27を介して表示器28によ
り表示される。絞り制御コンパレータA18は(2)−1
と同様にレリーズ前はマイクロコンピユータ11の出力ポ
ートP8の制御信号により不作動となつているので絞り制
御マグネツトMg2に通電される事は無い。マイクロコン
ピユータ11は(1)−1と同様(3)式の値が演算され
て所定番地のRAMに記憶すると共に、 (AV0−(SV+α)) ……(20) (20)式の値が演算されて所定番地のRAMに記憶され
る。αは(2)式と同じである。
(3)−2 レリーズ後の動作 前述同様レリーズ機構がスタートするとレンズの絞り
込開始寸前に開放メモリースイツチSW4がOFFとなり、そ
れによりマイクロコンピユータによるA/D変換動作を中
止し、又D/A変換制御出力ポートP10は前述の(20)式で
示される情報値を出力する為に制御出力を出し、それは
絞り制御シーケンスが終了するまで、即ち絞り込メモリ
スイツチSW1がOFFになるまで保持される。又多入力切替
OPアンプA22はプログラム露出制御を行う為にプログラ
ム信号発生回路のトランジスタQ7のコレクタに発生する
プログラム信号の電圧をマイクロコンピユータ11の出力
ポートP9の制御出力により切替られて出力し、それは絞
り制御シーケンスが終了するまで、即ちSW1がOFFになる
まで保持される。(2)−2と同様にA22の切替及びD/A
変換回路の設定が完了してA23出力が安定してからマイ
クロコンピユータ11の出力ポートP8に制御信号が発生し
絞り制御コンパレータA18は動作を許容されて比較動作
開始する。開放メモリースイツチSW4のOFFによりOPアン
プA19の出力インピーダンスは無限大となりメモリーコ
ンデンサC6にはレリーズされる寸前の絞り開放に於ける
測光値が記憶される。前述の如くレリーズ前のOPアンプ
A17の(+)側入力電圧の情報値は(BV(A5)−AV0)で
あり、レンズの絞りが変化してOPアンプA17の入力電圧
が時間的に変化していないのでA17はフオロワー回路と
して動作するのでA17出力電圧の情報値は(BV(A5)−A
V0)であり、この値がメモリーコンデンサC6のメモリー
電圧として記憶される。
OPアンプA21、トランジスタQ6による電圧電流変換回
路の動作によりトランジスタQ6のコレクタ電圧は定電流
源I2により抵抗R8に発生する電圧に常に保持されるの
で、Q6のコレクタ電流値はA17出力電圧と抵抗R8に発生
している電圧との差の電圧を抵抗R6の抵抗値で割つた値
となつている。トランジスタQ7はQ6と同じ特性を有して
いるのでQ7のコレクタ電流はQ6のコレクタ電流と等しく
なつている。抵抗R7の抵抗値は抵抗R6の抵抗値と等しく
なつている。従つてレリーズ前のOPアンプA20の出力電
圧はA17出力電圧と等しくなつているのでトランジスタQ
7のコレクタ電圧は抵抗R8に発生する電圧と等しくなつ
ており、A17出力電圧の大小にかかわらず一定の電圧と
なつている。
レリーズされるとメモリーコンデンサC6に電圧がメモ
リーされ、レンズの絞りが絞り込まれるに従つてA17
出力電圧は低下し、その低下した電圧分だけコレクタQ7
の電圧は上昇する。従つてQ7の電圧はレンズの絞り開放
値から絞り込まれた時の段差に相当する電圧が発生す
る。従つてQ7のコレクタ電圧の情報値は となつている。(21)式のγは(17)、(18)式のγで
あり2γの値は抵抗R8に発生する電圧で設定されてい
る。多入力切替OPアンプA22の出力はマイクロコンピユ
ータ11の出力ポートP9によりQ7のコレクタに発生してい
る電圧を出力する様になつているのでA22の出力電圧の
情報値は(21)式と同じである。一方D/A変換回路は開
放メモリースイツチSW4のOFFによりマイクロコンピユー
タ11のRAMに記憶されている(20)式の値を出力するべ
く出力ポートP10により制御されているのでOPアンプA23
の出力電圧の情報値は(20)式と(21)式を加算した値
となつている。従つて の値がA23より出力される。
絞り制御コンパレータA18はA17出力の(10)式の値と
(22)式の値との比較動作を行う。従つて となつた時にコンパレータA18の出力はLからHに転じ
て絞り制御マグネツトMg2に通電して図示なき絞り係止
機構が動作して絞りの制御が行われる。
(23)式が成立した時のAVの値をAVP′とすれば (24)式の の項は前述同様に絞り制御機構が絞りを係止するまでの
遅延時間により消去されるので実際の絞り制御値をA
VP″とすれば(24)式より となる。レンズの絞り制御が完了すると(1)−2で述
べたのと同様反射鏡が上昇するが、その寸前に絞り込メ
モリースイツチSW1がOFFするのでメモリーコンデンサC1
には (BV(A5)−AVP″) ……(26) の値がメモリーされる。前述同様、絞り込メモリースイ
ツチSW1がOFFするとマイクロコンピユータ11は絞り込メ
モリーが完了した事を識別してD/A変換制御出力ポートP
10には前述の(3)式で示されるデイジタル値が出力さ
れ、これはD/A変換回路25によりアナログ値に変換され
る。又出力ポートP9の制御出力により多入力切替OPアン
プA22の出力は切替られて絞り優先モード露出レベルを
設定する為の抵抗R10に発生する電圧を出力し、それは
露出が完了するまで、即ち絞り込メモリースイツチSW1
が再度ONになるまで保持される。以後(1)−2で述べ
たのと同じ制御が行われて(5)式で示されるAVの値が
電気的に制御された(25)式で示されるAVP″になつた
時のシヤツタ秒時で制御が行われる。従つて制御される
シヤツタ秒時値TVP″は(5)式より TVP″=BVM+SV−AVP″ ……(27) となり(27)式、(25)式より となつてプログラム制御が行われる。
以上はAV0≦AVP″≦AVMを満足する範囲での動作であ
る。
AVP″<AV0の時、又はAVP″>AVMの時の動作はプログ
ラム制御ではなくなる。即ちBV値の変化に対応して絞り
値とシヤツタ秒時値の所定の組合せを得るプログラム制
御ではなくなる。その様な状態ではAV0又はAVMの値に絞
りが制御される。しかしシヤツタの制御されるシーケン
スでは(1)−2の(5)式で示される適正露出となる
制御式のAVの値がAV0又はAVMとなるだけであり、シヤツ
タの制御範囲で許容される限りに於てBVMの変化に対し
てシヤツタ秒時は適正露出となる関係を保つて変化す
る。その時制御されるシヤツタ秒時値は(7)式、又は
(8)式で示される。シヤツタ制御が完了すると反射鏡
は下降しSW1,SW3,SW4はON、SW2はOFFとなり前述の
(3)−1の動作が再び行われる。プログラム制御され
る領域に於てはAVP″、TVP″の組み合わせは(21)式で
示されるγの値を変更する事により任意の組み合せを得
る事が出来る。即ち前述した如くγの値は抵抗R8に発生
する電圧で与えられているので、抵抗R8を可変抵抗にし
て任意に設定できる様にすればプログラム制御特性を任
意に設定可能となる。又カメラに装着するレンズの焦点
距離に応じた信号により該可変抵抗を設定される様にす
れば、例えば長焦点距離のレンズが装着されると抵抗R8
の抵抗がより高い抵抗値に自動設定される様にすればγ
の値が増加して(28)式で示されるTVP″は高速秒時側
にシフトするので手振れの少い撮影をプログラム制御で
得る事が出来より便利となる。当然その時には可変され
たγの値をマイクロコンピユータ11に導入して表示演算
式は自動補正される様になつている。又その様なプログ
ラム制御特性を可変にするのは抵抗R8を可変抵抗にしな
いで得られる。それはマイクロコンピユータ11にγ設定
信号を導入する事により(20)式で示される絞り制御シ
ーケンス期間のD/A変換出力の情報値を示す式に補正項
を追加し、その補正項をγ設定信号により設定する事に
よりプログラム制御特性を可変にする事が出来る。
以上ここまでの(1)、(2)、(3)で述べた如く
瞬間絞り込測光でBV(A5)による測光値を露出制御に使
用しながら、BV(A5)による適正露出を満足する関係で
露出制御が行われていずにマルチ測光の演算により算出
された仮想のBVMによる適正露出を満足する関係で露出
制御が行われている様に説明してきた。しかし当然の事
ながらマルチ測光による撮影画面の輝度分布の様々なケ
ースに於ては中央部の測光値BV(A5)の基づいて適正露
出を満足する露出制御するケースが有り、この様な場合
には(2)式で示されるαの値をゼロとした時に得られ
る。α=0とする事で各露出制御式のBVMはBV(A5)に
なる。
又カメラに非マルチ測光モード、即ち常に中央部の測
光値BV(A5)に基づいて適正露出を満足する露出制御の
モードを設ける場合には非マルチ測光モードの選択信号
をマイクロコンピユータ11に導入する事により、マイク
ロコンピユータがそれを判別して(2)式のαを強制的
にゼロに保持する事により得る事が出来る。
(4) マニユアル露出制御モード時の動作 この時第1図の露出モード設定部33によりマニユアル
露出制御モードが選択されている事がマイクロコンピユ
ータ11により識別されている。シヤツタ秒時(TV)及び
レンズのプリセツト環の設定による(AV−AV0)は任意
に設定されその情報値は設定部30,31によりマイクロコ
ンピユータ11に導入される。
又マニユアル露出制御モードでは露出レベルを任意に
設定して撮影する為のモードであるのでマルチ測光は行
われない。
(4)−1 レリーズ前の動作 この時はOPアンプA5出力による測光値に基づいて各設
定されたIV,AV値での露出が適正露出を満足する関係式
の値よりどれだけ偏差しているかその量を演算して表示
を行う。非マルチ測光モードであるのでA5出力のみのA/
D変換が行われて(BV(A5)−AV0)の値がマイクロコン
ピユータ11に入力される。A/D変換の動作はA5出力のみ
のA/D変換動作が周期的に行われるだけで前述同様であ
る (BV(A5)−AV0)マイクロコンピユータ11に入力さ
れると δ=(BV(A5)−AV0)−(AV−AV0)+SV−TV =(BV(A5)+SV)−(AV+TV) ……(29) の演算がマイクロコンピユータ11により行われる。δは
適正露出を満足する関係からの偏差値を示す。
δ=0の時適正露出の関係を満足し、正の値の時露出
オーバ、負の時露出アンダーの関係となつている。(2
9)式のδの値は出力ポートP16より表示駆動回路27に出
力されて表示器28により表示される。レリーズ後の動作
に備える為のRAMへの記憶は何も行われない。
(4)−2 レリーズ後の動作 マニユアル制御モードでは絞り制御コンパレータA18
はマイクロコンピユータ11の出力ポートP8出力により全
ての動作シーケンスに於て不作動とされている。従つて
絞り制御マグネツトMg2は動作せず絞りの電気的制御は
行われない。又マイクロコンピユータ11のP6出力はLに
保持されており全ての動作シーケンスに於てA14出力で
シヤツタ制御は行われない。カメラがレリーズされレン
ズの絞り込が開始されるが絞りの電気的制御は行われな
いのでレンズの絞りプリセツト環による絞り値となる。
ミラーが上昇する寸前に絞り込メモリースイツチSW1がO
FFする事によりその信号がマイクロコンピユータ11内の
カウンター回路による計時回路のリセツトが行われて出
力ポートP7はH出力になる。シヤツタスイツチSW2はSW1
がOFFすると同時にONとなり、G3出力はP7出力がHなの
でシヤツタ制御電磁石に通電されてシヤツタ後幕の保持
動作を開始する。反射鏡が上昇完了するとシヤツタの先
幕が走行開始し、同時にトリガースイツチSW3がOFFし、
その信号はマイクロコンピユータ11に力されてマイクロ
コンピユータ11の計時回路が掲示開始する。計時回路は
シヤツタ秒時設定部32で入力されたTV値に相当する時間
の計時を終了すると出力ポートP7はLに転じ、それによ
りシヤツタ制御電磁石Mg1の通電が停止されてシヤツタ
後幕保持が解除されてシヤツタを閉じる。シヤツタが閉
じられる事により反射鏡は下降し、SW1,SW3,SW4はON、S
W2はOFFとなり前述の(4)−1の動作が再び行われ
る。
(5) 電子閃光装置によるTTL調光制御モード時の動
作 ホツトシユー接点EF2が装着された図示なき閃光装置
より電流が流れ込む事によりトランジスタQ15がONにな
り、トランジスタQ15のON状態はマイクロコンピユータ1
1に伝達され、それによりマイクロコンピユータ11は閃
光装置が動作可能な状態である事を判別してそれにより
閃光撮影のモードに自動的に切替が行われる。その自動
切替の動作はモード設定部33で設定される露出モードに
対して優先される。閃光撮影のモードによるとマイクロ
コンピエータ11の出力ポートP8の制御出力により絞り制
御コンパレータA18はカメラのレリーズ前、レリーズ後
にかかわらず全てのカメラ制御シーケンスの期間不作動
に保持される。従つてシヤツタ優先モード又はプログラ
ム制御モードに設定されていても絞りの電気的制御は行
われなくなる。又シヤツタの制御は閃光撮影のモードに
なるとマイクロコンピユータ11の出力ポートP6はL出力
となり、その状態はカメラ制御シーケンスの全ての期間
にわたり保持されるので、NANDゲートG1出力もLに保持
されている。従つてシヤツタの秒時制御はA14出力によ
る自動露出のシヤツタ秒時ではなく、マイクロコンピユ
ータP7より出力される閃光撮影に適した秒時で制御され
る事になる。出力ポートP7により制御されるシヤツタ秒
時は絞り優先モード、シヤツタ優先モード、プログラム
制御モードに於ては閃光撮影に同期し得る最高速のシヤ
ツタ秒時となつている。マニユアル露出制御モード時に
閃光撮影モードに自動的に切替られた時はTV設定部32に
より手動設定されているシヤツタ秒時値をTVMとし、閃
光撮影に同期し得る最高速のシヤツタ秒時をTV(EF)とす
れば TVM≦TV(EF) ……(30) 又は TVM>TV(EF) ……(31) のどちらの関係になつているかをマイクロコンピユータ
11は判定する。(30)式の関係の時は設定した任意のTV
Mでシヤツタ制御が行われ、(31)式の関係の時は設定
した任意のTVMでは無くTV(EF)でシヤツタ制御が行われ
る。絞りはレンズのプリセツト環により調光可能な絞り
値が手動で設定される。
(5)−1 レリーズ前の動作 測光表示動作はデイライトシンクロに関する情報をカ
メラ使用者に与える為に非マルチ測光モードでありA5
力の測光値のみに基づいて設定されたAV値及び(30)又
は(31)で判定された結果で制御されるシヤツタ秒時値
での露出が適正露出を満足する関係式の値よりどれだけ
偏差しているかその量を演算して表示を行う。
(4)で述べたのと同様A5出力のみのA/D変換が行わ
れて(BV(A5)−AV0)の値がマイクロコンピユータ11
に入力される。絞り優先モード、シヤツタ優先モード、
プログラム制御モードのどれかがモード設定部33により
設定されている時はシヤツタ秒時はTV(EF)となるので δ′=(BV(A5)−AV0)−(AV−AV0)+SV−TV(EF) =(BV(A5)+SV)−(AV+TV(EF)) ……(32) の演算がマイクロコンピユータ11により行われる。
δ′はTV(EF)での適正露出を満足する関係からの偏差
値を示す。マニユアル露出制御モードがモード設定部33
により設定されている時はシヤツタ秒時は(30)、又は
(31)式の判定によりTVM又はTV(EF)が選択される。TV
(EF)の選択が行われた時は表示演算は(32)式の演算が
行われる。TVMの選択が行われた時には δ″=(BV(A5)+SV)−(AV+TVM) ……(33) の演算がマイクロコンピユータ11により行われる。δ″
はTVMでの適正露出を満足する関係からの偏差値を示
す。マイクロコンピユータ11で演算された(32)、(3
3)式のδ′、δ″のいづれかが表示駆動回路27を介し
て表示器28により表示される。レリーズ後の動作に備え
る為のRAMへの記憶は何も行われない。
(5)−2 レリーズ後の動作 前述の如く絞り制御コンパレータA18は不動作であ
り、カメラがレリーズされてレンズの絞り込が開始さ
れ、絞り値はプリセツト絞り環で設定された値となる。
開放メモリースイツチSW4のOFFの信号がマイクロコンピ
ユータ11に入力される事により前述のA/D変換動作は停
止される。A19アンプによる開放測光メモリーの動作は
このモードでの動作には寄与していない。レンズの絞り
込が完了すると絞り込メモリースイツSW1はOFFになり、
それマイクロコンピユータ11に入力される事により多入
力切替OPアンプA22は出力ポートP9の制御により抵抗R12
に発生するTTL調光レベルをD/A回路出力との関係に於て
適正な露光値を設定する為の電圧を選択して出力する。
又D/A変換出力はマイクロコンピユータ11によりSV設定
部29によるSV値を出力する。レンズの絞り込が完了する
と反射鏡が上昇して、上昇完了するとシヤツタ先幕の走
行が開始される。シヤツター先幕の走行に同期してトリ
ガースイツチSW3はOFFする。シヤツタ先幕が走行完了し
てシヤツタが全開となると図示なき公知のシンクロ接点
がONとなり、ホツトシユー接点を介して図示なき閃光装
置に伝達されて閃光発光が開始される。トリガースイツ
チSW3のOFFの信号はマイクロコンピユータ11に伝達され
るので計時動作が開始される。又トリガースイツチOFF
により、トランジスタQ3はOFFとなり抵抗R3によりコン
デンサC3の積分動作が開始される。コンデンサC3の電圧
が所定時間後に所定電圧になるとコンパレータA15の出
力はLからHに転じ、トランジスタQ4はOFFになる。ト
リガースイツチSW3がOFFになつてからトランジスタQ4
OFFするまでの時間はシヤツタの先幕が走行開始してか
らシヤツタ全開となるまでの時間と等しいか、それより
もわずかに短い時間となつている。従つて閃光発光が行
われると同時か、少し手前でトランジスタQ4はOFFにな
る。フオトダイオードPD6によりレンズの絞りを通過し
たフイルム面入射光量に比例するフイルム面の反射光を
測光してい。フイルム面の反射光によるフオトダイオー
ドPD6に発生する電流はA16に対数圧縮された電圧を発生
し、その電圧はトランジスタQ5により対数伸張される。
即ちOPアンプA23の出力電圧であるSV値情報の電圧によ
り定まる電圧によりフオトダイオードPD6の電流に所定
の倍率をかけた電流値をトランジスタQ5にコレクト電流
として得る事になる。トランジスタQ5のコレクタ電流は
コンデンサC4により積分され、コンデンサC4の積分電圧
はフイルム面の入射光量の時間積分値、即ち露光量と比
例している。コンデンサC4の積分電圧が基準電圧E3の電
圧に到達するとコンパレータA17出力はLからHに転
じ、それはホツトシユー接点EF1を介して図示なき閃光
装置の発光停止回路に伝達され、該回路により閃光発光
は停止させられる。コンパレータA17が反転する時のコ
ンデンサC4の積分量、即ちフイルム面の閃光発光による
露光量はTTL調光レベルを設定する為のR12に発光してい
る電圧により適正露光となるべく設定されている。以上
の動作の関係により電子閃光装置による適正露光のTTL
調光制御が行われる。マイクロコンピユータ11によTV
(EF)又はTVMの計時が完了すると出力ポートP7の出力は
Lとなりシヤツタ制御マグネツトMg1の通電が停止され
てシヤツタ後幕が閉じて露出制御が完了しミラーが下降
する。それにより前述の(5)−1の動作が再度行われ
る。
(発明の効果) 以上のように、本発明では2つのアナログ回路にディ
ジタル回路からの出力を供給する際に、一つのD/A変換
手段を時系列的に兼用しているので、回路構成が簡略化
できる。更に、第1、第2のアナログ回路に、それぞれ
第1、第2のアナログ回路に対応する基準レベルのアナ
ログ値を伝達するので、2つのアナログ回路を単一のD/
A変換手段により駆動制御できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、夫々本発明の一実施例を示すブロ
ツク図及び具体的回路図、第3図は、第2図の一部の具
体的構成例を示す回路図、第4図は、測光素子の画面上
の測光領域を示す説明図である。 〔主要部分の符号の説明〕 1〜5……測光回路 11……マイクロコンピユータ 13……演算回路 14……シヤツタ制御コンパレータ 21……絞り制御コンパレータ 25……D/A変換回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラの所定動作を制御する第1のアナロ
    グ回路と、 前記第1のアナログ回路による所定動作開始後に動作す
    る、前記第1のアナログ回路による所定動作と異なるカ
    メラの動作を制御する第2のアナログ回路と、 前記第1、第2のアナログ回路にそれぞれ対応するディ
    ジタル値を選択して出力でき、前記第1のアナログ回路
    に対するディジタル値を出力した後に前記第2のアナロ
    グ回路に対するディジタル値を出力する制御手段と、 前記制御手段から出力されたディジタル値をアナログ値
    に変換する単一のD/A変換手段と、 前記D/A変換手段と前記第1、第2のアナログ回路とを
    電気的に接続し、前記第1および第2のアナログ回路へ
    それぞれ対応する基準レベルのアナログ値を伝達する伝
    達手段とを備えたことを特徴とするカメラの制御装置。
  2. 【請求項2】前記第1のアナログ回路は調光回路を含む
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカメラ制
    御装置。
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