JP2585970Y2 - 物掛け具 - Google Patents

物掛け具

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JP2585970Y2
JP2585970Y2 JP5809292U JP5809292U JP2585970Y2 JP 2585970 Y2 JP2585970 Y2 JP 2585970Y2 JP 5809292 U JP5809292 U JP 5809292U JP 5809292 U JP5809292 U JP 5809292U JP 2585970 Y2 JP2585970 Y2 JP 2585970Y2
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hook
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welding
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学 豊沢
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株式会社ダイヤコーポレーション
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は壁などの固定構造体に取
り付けて使用する物掛け具に関する。特に、製品組立の
際、基部とフック部との溶接を確実に行なうことができ
るとともに、フック部の抜け落ちを防止することができ
る物掛け具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は従来の物掛け具を示す斜視図、
図13はフック部の取付構造を示す縦断面図である。
【0003】これらの図面において、1はステンレス材
よりなる基部であり、キッチン内の壁などの固定構造体
にねじ2等により固定される。3は台所用品などの小物
を引っ掛けるフック部であり、図13に示すように、側
面視略L字形状に折り曲げられている。フック部3の端
部3aは、基部1の下部に形成された貫通孔1aに通さ
れ、基部1の内側面1bに溶接により固定されている。
【0004】このような構成を有する物掛け具は、フッ
ク部3に台所用品等の小物を引っかけて保持することが
できるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の物掛け
具には、次のような問題があった。
【0006】課題1 フック部3の端部3aは、基部1の下部に形成された貫
通孔1aに通され、基部1の内側面1bに溶接により固
定されていた。このため、フック部3は、図13中矢印
B方向の引っ張りに弱く、抜け落ち易いという問題があ
った。
【0007】また、基部1とフック部3との溶接による
固定は、通常、図13中矢印A,A方向から図示しない
電極を押しつけて行なう。このため、基部1の正面側1
cに溶接の跡Mが残ってしまい、製品の仕上がりが悪い
という問題があった。
【0008】課題2 フック部3の端部3aは、円柱形状に形成されていた。
このため、溶接の際にぐらついて位置ずれを起こし易い
という問題があった。
【0009】本考案の第1の目的は、前述したような従
来の物掛け具における第1の課題を解決し、基部からフ
ック部が抜け落ちてしまうのを防止することができると
ともに、製品の仕上がりをきれいにすることができる物
掛け具を提供することにある。
【0010】また、本考案の第2の目的は、前述したよ
うな従来の物掛け具における第2の課題を解決し、溶接
の際におけるフック部の位置ずれを防止することがで
き、確実な溶接作業を行なうことができる物掛け具を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本考案の物掛け具は、前部と底部と固定構造体
への取付手段とを備えた基部と、この基部の下部に形成
された貫通孔と、この貫通孔に貫通可能な端部を有する
物掛け用のフック部とからなり、前記フック部の端部を
折曲形成し、前記端部を貫通孔に貫通させた後その端部
を前記基部の底部に固定した構成とした。
【0012】また、第2の目的を達成するために、フッ
ク部の端部を、角柱形状に形成し、前記端部を貫通孔に
貫通させた後その端部を前記基部の底部に固定した構成
とした。
【0013】
【作用効果】本考案は上記の構成としたので、次のよう
な作用効果を奏する。
【0014】第1の構成に関し、 すなわち、フック部の端部は、折曲形成され、貫通孔に
貫通されて基部の底部に固定されているので、フック部
が下方向に引っ張られても外れにくい。また、基部とフ
ック部との溶接の跡は、基部の底部にのみ残り基部の前
部に残ることがない。
【0015】このように、本考案の物掛け具によれば、
基部からフック部が抜け落ちてしまうのを防止すること
ができるとともに、製品の仕上がりをきれいにすること
ができるという効果がある。
【0016】第2の構成に関し、 フック部の端部は角柱形状に形成されているので、底部
との密着性がよく、溶接面積を大きくとれるとともに、
位置決めが容易で溶接時にぐらつかない。
【0017】したがって、本考案の第2の物掛け具によ
れば、溶接の際におけるフック部の位置ずれを防止する
ことができ、溶接面積を大きくとれるとともに、確実な
溶接作業を行なうことができるという効果がある。
【0018】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0019】図1は本考案に係る物掛け具の一実施例を
示す正面図、図2は同じく平面図、図3は同じく背面
図、図4は同じく底面図、図5は拡大右側面図である。
【0020】これらの図面において、10はステンレス
材よりなる基部であり、前部11、上部12、底部1
3、および両側部14a,14bよりなっている。
【0021】15,15は磁石であり、前部11の背面
部11aの左右に間隔を置いて取り付けてある。図9に
おいて、15aは磁石15に取り付けたヨークであり、
磁石15の大きさに合わせて形成されている。15bは
ヨーク15aを前部11の背面部11aに取り付ける両
面テープ材15bである。15cは磁石15を覆うよう
に張り付けた保護テープであり、本実施例の物掛け具を
図示しない固定構造体(冷蔵庫やスチール製品などの壁
面等)に取り付けたときに、磁石15が固定構造体に直
に接触するのを防止して、固定構造体を傷を付けないよ
うになっている。
【0022】図1において、16は基部の下部に一定の
間隔を隔てて形成された四角形状の貫通孔であり、図6
に示すように、後述するフック部の端部が貫通可能な大
きさに形成されている。
【0023】17は線状のステンレス材を折り曲げて形
成した物掛け用のフック部である。フック部17の端部
17aは、図8に示すように、ほぼ直角に折り曲げられ
ており、図7に示すように、プレス加工により平たい四
角柱形状に形成されている。フック部17の端部17a
は、貫通孔16に貫通された後、基部10の底部13に
溶接により固定されている。
【0024】フック部17の端部17a基部10との溶
接作業は概略次のようにして行なう。
【0025】図10に示すように、板状の電極20に基
部10の底部13を掛けて保持する。その後、フック部
17の端部17aを貫通孔16に貫通させ、図11に示
すように、電極20と基部10の底部13との間に端部
17aを配置する。その後、電極21の各接触子21a
を底部13の上面からそれぞれのフック部17の端部1
7aに向けて当てがう。その後、電極20,21に通電
してフック部17の端部17aの溶接を行なう。
【0026】上述した物掛け具によれば、フック部17
の端部17aは、折曲形成され、貫通孔16に貫通され
て基部10の底部13に溶接により固定されているの
で、フック部17が図8中矢印C方向に強く引っ張られ
たとしても、外れにくい。
【0027】また、フック部17の端部17aの溶接
は、底部13と端部17aとを電極20,21により挟
み込んで行われるので、溶接により生じる跡は、底部1
3側のみとなる。
【0028】このように、本実施例の物掛け具によれ
ば、フック部17の端部17aの折曲形成により、基部
10からフック部17が抜け落ちてしまうのを防止する
ことができるとともに、基部10の正面側である前部1
1側に溶接の跡が残らないので、製品の仕上がりをきれ
いにすることができる。
【0029】さらに、フック部17の端部17aは、平
らな四角柱形状に形成されているので、底部13との密
着性がよく、溶接面積を大きくとれるとともに、溶接時
にぐらつくことがない。
【0030】したがって、溶接の際におけるフック部1
7の位置ずれを防止することができ、確実な溶接作業を
行なうことができる。
【0031】また、貫通孔16は、フック部17の端部
17aの形状に合わせて平らな四角形状に形成されてい
るので、貫通孔16を仮に丸形とした場合に比べて、貫
通孔の開口部分が少なく、底部13に占める割合が小さ
くなるので、底部13におけるフック部17との溶接面
積を比較的広くとることができ、フック部17の固定を
強固なものとすることができる。
【0032】さらに、貫通孔16をフック部17の端部
17aに合わせて平らな四角形状に形成したことによ
り、製品組立時においては、貫通孔16に端部17aを
貫通させ易い。
【0033】以上、本考案の実施例について説明した
が、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本
考案の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0034】例えば、固定構造体への取付手段として上
記実施例では磁石15を用いたが、吸盤等を用いたもの
であってもよい。また、フック部17の形状は、上記実
施例のものに限らず適宜変形可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る物掛け具の一実施例を示す正面
図。
【図2】同じく平面図。
【図3】同じく背面図。
【図4】同じく底面図。
【図5】同じく拡大右側面。
【図6】フック部を取り外した状態の基部の部分拡大斜
視図。
【図7】フック部の端部の拡大斜視図。
【図8】図1のVIII-VIII断面図。
【図9】図1のIX-IX断面図。
【図10】フック部の溶接作業を示す斜視図。
【図11】同じく拡大縦断面図。
【図12】従来の物掛け具を示す正面図。
【図13】フック部の取付構造を示す縦断面図
【符号の説明】
10 基部 11 前部 13 底部 16 貫通孔 17 フック部 17a 端部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部と底部と固定構造体への取付手段と
    を備えた基部と、この基部の下部に形成された貫通孔
    と、この貫通孔に貫通可能な端部を有する物掛け用のフ
    ック部とからなり、前記フック部の端部を折曲形成し、
    前記端部を貫通孔に貫通させた後その端部を前記基部の
    底部に固定したことを特徴とする物掛け具。
  2. 【請求項2】 前記フック部の端部を角柱形状に形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の物掛け具。
  3. 【請求項3】 前記フック部の端部を角柱形状に形成
    し、かつ、前記基部の貫通孔を、端部の角柱形状に対応
    させた角孔としたことを特徴とする請求項1記載の物掛
    け具。
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