JP2585611B2 - 自覚式検眼装置 - Google Patents
自覚式検眼装置Info
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- JP2585611B2 JP2585611B2 JP62179725A JP17972587A JP2585611B2 JP 2585611 B2 JP2585611 B2 JP 2585611B2 JP 62179725 A JP62179725 A JP 62179725A JP 17972587 A JP17972587 A JP 17972587A JP 2585611 B2 JP2585611 B2 JP 2585611B2
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Description
【発明の詳細な説明】 イ.発明の目的 イ−1.産業上の利用分野 本発明は、被検眼者の視力検査、視機能検査を自覚的
に行なう自覚式検眼装置に関する。
に行なう自覚式検眼装置に関する。
イ−2.従来技術 従来から、被検者の視力検査、視機能検査を自覚的に
行なう装置として、被検眼と検査用視標との間に球面度
数変換手段、乱視度数変換手段及びプリズム度数変換手
段を備えた装置が知られている。
行なう装置として、被検眼と検査用視標との間に球面度
数変換手段、乱視度数変換手段及びプリズム度数変換手
段を備えた装置が知られている。
この中の1つとして、被検眼眼前にてレンズを切換え
る方式のものがある。この方式のプリズム度数変換手段
は本体の外部にとりつけられ、同一度数の一対のプリズ
ムが歯車を介して連結され、プリズム度数変換ツマミを
回転させることにより一対のプリズムが反対方向に同一
角度回転して度数が変換する。これは、一対のプリズム
を1体で回転させることによってプリズム基底方向を変
えるものであり、ロータリプリズムと呼ばれる。
る方式のものがある。この方式のプリズム度数変換手段
は本体の外部にとりつけられ、同一度数の一対のプリズ
ムが歯車を介して連結され、プリズム度数変換ツマミを
回転させることにより一対のプリズムが反対方向に同一
角度回転して度数が変換する。これは、一対のプリズム
を1体で回転させることによってプリズム基底方向を変
えるものであり、ロータリプリズムと呼ばれる。
また、最近球面度数及び乱視度数を電動モータにて変
換することにより操作を容易にしたものがあり、プリズ
ム度数変換も度数の等しいプリズムを被検眼測定光軸上
に配置し、各々のプリズムを異なる電動モータにて独立
して回転させる装置が提案されている。
換することにより操作を容易にしたものがあり、プリズ
ム度数変換も度数の等しいプリズムを被検眼測定光軸上
に配置し、各々のプリズムを異なる電動モータにて独立
して回転させる装置が提案されている。
イ−3.本発明が解決しようとする問題点 前者のロータリプリズムの形式においては、プリズム
ユニット全体を被検眼測定光軸上に対し脱着可能として
いるが、機構が複雑なため電動モータと連結するには適
さない。またプリズムユニットが本体の外に露出してい
るので、光学系がよごれるという欠点がある。
ユニット全体を被検眼測定光軸上に対し脱着可能として
いるが、機構が複雑なため電動モータと連結するには適
さない。またプリズムユニットが本体の外に露出してい
るので、光学系がよごれるという欠点がある。
後者の電動モータにて独立して回転させる装置は、プ
リズムユニットが被検眼測定光軸上に固定されているの
で、測定光学系は厚くなり、その結果、被検眼の視野を
狭くし、穴をのぞく感じが強くなるため、機械近視が発
生し、最終球面調節にて支障が生じ易い。
リズムユニットが被検眼測定光軸上に固定されているの
で、測定光学系は厚くなり、その結果、被検眼の視野を
狭くし、穴をのぞく感じが強くなるため、機械近視が発
生し、最終球面調節にて支障が生じ易い。
この発明は上記従来装置の問題点を克服するためにさ
れたもので、本体装置に完全に密閉しても機械近視が少
なく、しかも簡単な機械の装置を提供することにある。
れたもので、本体装置に完全に密閉しても機械近視が少
なく、しかも簡単な機械の装置を提供することにある。
ロ.発明の構成 ロ−1.問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、請求項1の発明は、測定
光軸を中心とする検眼窓を備え該検眼窓に切換配置され
る光学素子を介して視標を見せ被検眼の屈折力を自覚的
に測定する検眼装置において、光学素子を配置し若しく
は開口として使用するための光学素子配置部を複数個持
ち、該光学素子配置部の1つには度数の等しい一対のプ
リズムが互いに独立に回転可能に配置されるディスク
と、該ディスクを駆動し検眼窓内に前記光学素子配置部
を移動する第1駆動手段と、前記一対のプリズムを検眼
窓外から検眼窓内に移動するように指示する第1指示手
段と、前記一対のプリズムをそれぞれ測定光軸を中心に
回転する第2駆動手段と、前記一対のプリズムにより検
査に必要なプリズム度数を指示する第2指示手段と、前
記第1指示手段及び該第2指示手段に応答して前記第1
駆動手段及び第2駆動手段を動作させる制御手段と、を
有することを特徴とする自覚式検眼装置である。
光軸を中心とする検眼窓を備え該検眼窓に切換配置され
る光学素子を介して視標を見せ被検眼の屈折力を自覚的
に測定する検眼装置において、光学素子を配置し若しく
は開口として使用するための光学素子配置部を複数個持
ち、該光学素子配置部の1つには度数の等しい一対のプ
リズムが互いに独立に回転可能に配置されるディスク
と、該ディスクを駆動し検眼窓内に前記光学素子配置部
を移動する第1駆動手段と、前記一対のプリズムを検眼
窓外から検眼窓内に移動するように指示する第1指示手
段と、前記一対のプリズムをそれぞれ測定光軸を中心に
回転する第2駆動手段と、前記一対のプリズムにより検
査に必要なプリズム度数を指示する第2指示手段と、前
記第1指示手段及び該第2指示手段に応答して前記第1
駆動手段及び第2駆動手段を動作させる制御手段と、を
有することを特徴とする自覚式検眼装置である。
請求項2の発明は、請求項1の自覚式検眼装置におい
て、ディスクは、前記複数の光学素子配置部を回転中心
から同一周上に配置し、該光学素子配置部の1つにはク
ロスシリンダテスト用レンズを配置すると共に、該クロ
スシリンダテスト用レンズを測定光軸を中心として回転
させる駆動機構を前記第2駆動手段の一部と共用化した
ことを特徴とするものである。
て、ディスクは、前記複数の光学素子配置部を回転中心
から同一周上に配置し、該光学素子配置部の1つにはク
ロスシリンダテスト用レンズを配置すると共に、該クロ
スシリンダテスト用レンズを測定光軸を中心として回転
させる駆動機構を前記第2駆動手段の一部と共用化した
ことを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1の自覚式検眼装置におい
て、ディスクは前記複数の光学素子配置部を回転中心か
ら同一周上に配置し、前記第2駆動手段は前記ディスク
の回転軸に回動可能な2つの太陽歯車と、各々の太陽歯
車の外周にプリズムを回転させるための遊星歯車とを持
つことを特徴とするものである。
て、ディスクは前記複数の光学素子配置部を回転中心か
ら同一周上に配置し、前記第2駆動手段は前記ディスク
の回転軸に回動可能な2つの太陽歯車と、各々の太陽歯
車の外周にプリズムを回転させるための遊星歯車とを持
つことを特徴とするものである。
ロ−2.実 施 例 以下、本発明の1実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明に係る自覚式検眼装置本体の左眼測
定ユニットを上側から見た断面図である。
定ユニットを上側から見た断面図である。
(1)は測定光軸であり、その延長上には図示なき視
力表があり、被検者は検者の質問に対して被検眼(2)
の眼前に配置された各種レンズを介して視力表を見なが
ら応答する。
力表があり、被検者は検者の質問に対して被検眼(2)
の眼前に配置された各種レンズを介して視力表を見なが
ら応答する。
補助レンズディスクA(4A)、強球面レンズディスク
(5)、弱球面レンズディスク(6)が、軸(3)を回
転中心に配置されており、それぞれのディスクの同一円
周上には、複数の補助レンズ(7)、強球面レンズ
(8)、弱球面レンズ(9)が配置されている。弱球面
レンズディスク(6)の外周は歯車(10)を介して弱球
面レンズ回転モータ(11)の歯車と連結している。他の
ディスクも同様に図示なきモータにてレンズ切換えが行
なわれる。
(5)、弱球面レンズディスク(6)が、軸(3)を回
転中心に配置されており、それぞれのディスクの同一円
周上には、複数の補助レンズ(7)、強球面レンズ
(8)、弱球面レンズ(9)が配置されている。弱球面
レンズディスク(6)の外周は歯車(10)を介して弱球
面レンズ回転モータ(11)の歯車と連結している。他の
ディスクも同様に図示なきモータにてレンズ切換えが行
なわれる。
プラス乱視レンズディスク(12)とマイナス乱視レン
ズディスク(13)は、測定光軸(1)を回転中心とし
て、図示なきモータより各々が独立して回転可能であ
り、度数の絶対値が等しく、符号の異なる乱視レンズ
(14),(15)が配置されており、各々のレンズの乱視
軸を相対的に変化させることにより、乱視レンズの度数
を連続的に変えることができる。
ズディスク(13)は、測定光軸(1)を回転中心とし
て、図示なきモータより各々が独立して回転可能であ
り、度数の絶対値が等しく、符号の異なる乱視レンズ
(14),(15)が配置されており、各々のレンズの乱視
軸を相対的に変化させることにより、乱視レンズの度数
を連続的に変えることができる。
補助レンズディスクB(4B)は軸(3a)を回転中心と
して、補助レンズディスクB(4B)の切換モータ(16)
により歯車(17)を介して回転することができる。
して、補助レンズディスクB(4B)の切換モータ(16)
により歯車(17)を介して回転することができる。
測定光軸(1)を回転中心にして回転可能なプリズム
ディスクA(20)とプリズムディスクB(21)上に配置
されているプリズムA(18)とプリズムB(19)は偏角
が等しく、回転方向における相対的な変化によりプリズ
ム屈折力を連続的に変えることができる。太陽歯車A
(22)は歯車(23)が固定されており、回転モータ(2
4)の回転をプリズムディスクA(20)に伝える働きを
する。太陽歯車B(25)も同様に回転モータ(26)の回
転をプリズムディスクB(21)に伝える働きをする。
ディスクA(20)とプリズムディスクB(21)上に配置
されているプリズムA(18)とプリズムB(19)は偏角
が等しく、回転方向における相対的な変化によりプリズ
ム屈折力を連続的に変えることができる。太陽歯車A
(22)は歯車(23)が固定されており、回転モータ(2
4)の回転をプリズムディスクA(20)に伝える働きを
する。太陽歯車B(25)も同様に回転モータ(26)の回
転をプリズムディスクB(21)に伝える働きをする。
以上の機構はカバー(27)、保護ガラスA(28)、保
護ガラスB(29)で密閉されている。
護ガラスB(29)で密閉されている。
第2図は補助レンズディスクB(4B)を被検眼(2)
側から見た図であり、補助レンズディスクB(4B)上に
はプリズムA(18)、プリズムB(19)、穴(30)+0.
12ディオプタ(以下Dと略す)球面レンズ(31)、クロ
スシリンダレンズ(32),(33),(34)、補助乱視レ
ンズ(35)が配置されており、太陽歯車(22)を介し
て、回転モータ(24)により回転可能である。(32)は
+0.25D円柱レンズと、−0.25D円柱レンズとの円柱軸が
直交して組み合わされたレンズであり、(33)のクロス
シリンダレンズは(32)とは円柱度数を異にし、両者は
被検者の状態に合わせて選択使用される。クロスシリン
ダテスト用レンズ(34)は、第3図に示すように、中心
部が厚く周辺部が薄い左右対称形状のプリズム(36)に
互いに軸が90゜異なるクロスシリンダレンズ(37),
(38)が接合された構成をしており、視力表からの光は
プリズム(36)にて偏光されることから、視力表は視線
の方向(39),(40)の2つに分離して観察される。分
離された視力表の像は、それぞれがクロスシリンダレン
ズ(37),(38)を通ることから、被検者は左右2つの
像を比較することによりクロスシリンダテストを行なう
ことができる。
側から見た図であり、補助レンズディスクB(4B)上に
はプリズムA(18)、プリズムB(19)、穴(30)+0.
12ディオプタ(以下Dと略す)球面レンズ(31)、クロ
スシリンダレンズ(32),(33),(34)、補助乱視レ
ンズ(35)が配置されており、太陽歯車(22)を介し
て、回転モータ(24)により回転可能である。(32)は
+0.25D円柱レンズと、−0.25D円柱レンズとの円柱軸が
直交して組み合わされたレンズであり、(33)のクロス
シリンダレンズは(32)とは円柱度数を異にし、両者は
被検者の状態に合わせて選択使用される。クロスシリン
ダテスト用レンズ(34)は、第3図に示すように、中心
部が厚く周辺部が薄い左右対称形状のプリズム(36)に
互いに軸が90゜異なるクロスシリンダレンズ(37),
(38)が接合された構成をしており、視力表からの光は
プリズム(36)にて偏光されることから、視力表は視線
の方向(39),(40)の2つに分離して観察される。分
離された視力表の像は、それぞれがクロスシリンダレン
ズ(37),(38)を通ることから、被検者は左右2つの
像を比較することによりクロスシリンダテストを行なう
ことができる。
補助レンズディスクB(4B)上のプリズム、クロスシ
リンダレンズ等を使用しない場合は、第12図に示す如
く、遊星歯車がない穴(30)又は+0.12D(31)が測定
光軸上に配置されるので、被検眼の視野を大きくとるこ
とが可能となる。
リンダレンズ等を使用しない場合は、第12図に示す如
く、遊星歯車がない穴(30)又は+0.12D(31)が測定
光軸上に配置されるので、被検眼の視野を大きくとるこ
とが可能となる。
第4図は第1図に示す実施例の制御ブロック図であ
る。(41),(42),(43),(44),(45)はそれぞ
れ球面度数、乱視度数、軸角度、プリズム度数上下方
向、プリズム度数左右方向の選択スイッチであり、(4
8)は、各度数変更のためのロータリエンコーダ、(4
7)は波形整形回路、(49)は入力回路である。マイク
ロプロセッサ(50)、メモリ(51),(52)により構成
される制御部は、モータ駆動命令を出力回路(53)を通
じ、モータ駆動回路(54)〜(61)に送る。(11),
(16),(24),(26),(62)〜(65)はそれぞれデ
ィスクレンズを駆動させるためのモータである。
る。(41),(42),(43),(44),(45)はそれぞ
れ球面度数、乱視度数、軸角度、プリズム度数上下方
向、プリズム度数左右方向の選択スイッチであり、(4
8)は、各度数変更のためのロータリエンコーダ、(4
7)は波形整形回路、(49)は入力回路である。マイク
ロプロセッサ(50)、メモリ(51),(52)により構成
される制御部は、モータ駆動命令を出力回路(53)を通
じ、モータ駆動回路(54)〜(61)に送る。(11),
(16),(24),(26),(62)〜(65)はそれぞれデ
ィスクレンズを駆動させるためのモータである。
次に以上の構成に基づく本実施例の動作を説明する。
球面度数の切換 検者が球面度数選択スイッチ(41)を押した後、ロー
タリエンコーダ(48)を回転させた際には、ロータリエ
ンコーダ(48)の回転方向及び回転角度に基づき、CPU
(50)より出力回路(53)、モータ駆動回路(55),
(56)を通じて、強球面レンズ切換モータ(63)及び弱
球面レンズ切換モータ(11)へ駆動信号が発せられ、第
1図における強球面レンズディスク(5)と、弱球面レ
ンズディスク(6)が回転し、所定の球面レンズの組合
わせが選択され、測定光軸(1)にセットされる。強球
面レンズディスク(5)には3D単位の球面レンズが12
枚、弱球面レンズディスク(6)には0.25D単位のレン
ズを12枚それぞれ配置されており、球面度数を0.25D単
位で−19〜+16.75Dまで切換えることができる。
タリエンコーダ(48)を回転させた際には、ロータリエ
ンコーダ(48)の回転方向及び回転角度に基づき、CPU
(50)より出力回路(53)、モータ駆動回路(55),
(56)を通じて、強球面レンズ切換モータ(63)及び弱
球面レンズ切換モータ(11)へ駆動信号が発せられ、第
1図における強球面レンズディスク(5)と、弱球面レ
ンズディスク(6)が回転し、所定の球面レンズの組合
わせが選択され、測定光軸(1)にセットされる。強球
面レンズディスク(5)には3D単位の球面レンズが12
枚、弱球面レンズディスク(6)には0.25D単位のレン
ズを12枚それぞれ配置されており、球面度数を0.25D単
位で−19〜+16.75Dまで切換えることができる。
乱視度数、乱視軸の切換 第1図において、プラス乱視レンズ(14)、マイナス
乱視レンズ(15)はいわゆるStokesのクロス円柱を構成
しており、各レンズの度数をD、互いの円柱軸の角度差
をε、合成乱視度数をDε、合成の軸角度をAxとする
と、 なる関係式が成り立つ。
乱視レンズ(15)はいわゆるStokesのクロス円柱を構成
しており、各レンズの度数をD、互いの円柱軸の角度差
をε、合成乱視度数をDε、合成の軸角度をAxとする
と、 なる関係式が成り立つ。
第4図において、検者が乱視度数を変化させるには、
乱視度数選択スイッチ(42)を押し、必要な変化量だけ
ロータリエンコーダ(48)を回転させ、CPU(50)にて
演算された回転量の信号をプラス乱視レンズ回転モータ
(64)、マイナス乱視レンズ回転モータ(65)に与えて
回転させ、該乱視度数を発生させる。乱視軸を変化させ
るときは、検者は、乱視軸選択スイッチ(43)を押した
後、ロータリエンコーダ(48)を回すことによりプラス
乱視レンズ回転モータ(64)、マイナス乱視レンズ回転
モータ(65)が回転し、プラス乱視レンズ(14)、マイ
ナス乱視レンズ(15)を同一方向に同角度回転させるこ
とにより乱視軸が変わる。
乱視度数選択スイッチ(42)を押し、必要な変化量だけ
ロータリエンコーダ(48)を回転させ、CPU(50)にて
演算された回転量の信号をプラス乱視レンズ回転モータ
(64)、マイナス乱視レンズ回転モータ(65)に与えて
回転させ、該乱視度数を発生させる。乱視軸を変化させ
るときは、検者は、乱視軸選択スイッチ(43)を押した
後、ロータリエンコーダ(48)を回すことによりプラス
乱視レンズ回転モータ(64)、マイナス乱視レンズ回転
モータ(65)が回転し、プラス乱視レンズ(14)、マイ
ナス乱視レンズ(15)を同一方向に同角度回転させるこ
とにより乱視軸が変わる。
ところで、Stokesのクロス円柱においては、乱視度数
の変化にともない球面度数が発生する。その球面度数Ds
は である。このため、この球面度数を他のレンズにて打ち
消す必要がある。
の変化にともない球面度数が発生する。その球面度数Ds
は である。このため、この球面度数を他のレンズにて打ち
消す必要がある。
乱視度数検査装置の最小単位は通常0.25Dであるの
で、打ち消すべき球面度数の最小単位は0.12Dとなる。
本実施例では、第2図の補助レンズディスクB(4B)に
−0.12Dの球面レンズを配置し、これと穴(30)とを切
換えることにより、0.12Dの打ち消しを行なう。
で、打ち消すべき球面度数の最小単位は0.12Dとなる。
本実施例では、第2図の補助レンズディスクB(4B)に
−0.12Dの球面レンズを配置し、これと穴(30)とを切
換えることにより、0.12Dの打ち消しを行なう。
以下に組合わせ例を示す。
乱視度数Dεに対するDs1,Ds2,Ds3の組合わせを、予
めROM(51)にプログラムしておくことにより、ロータ
リエンコーダ(48)からの乱視度数変換信号に基づき、
CPU(50)が所定の位置に各ディスクを回転させるべく
信号を(11),(16),(63)〜(65)の各モータに送
ることにより達成できる。
めROM(51)にプログラムしておくことにより、ロータ
リエンコーダ(48)からの乱視度数変換信号に基づき、
CPU(50)が所定の位置に各ディスクを回転させるべく
信号を(11),(16),(63)〜(65)の各モータに送
ることにより達成できる。
ただし、第2図において、プリズムA(18)、プリズ
ムB(19)を測定光軸(1)上に置き、プリズム測定を
行なうとき、あるいは補助レンズディスクB(4B)上の
他のレンズ(32)〜(35)を使用しているときは、−0.
12Dレンズ(31)は使用できないので、第5図に示す補
助レンズディスクA(4A)上の−0.12D球面レンズ(6
6)を使用する。このときの動作は前記した穴(30)
と、−0.12Dレンズ(31)の切換と同様に穴(7)と−
0.12D球面レンズ(66)を補助レンズAの切換モータ(6
2)により切換える。
ムB(19)を測定光軸(1)上に置き、プリズム測定を
行なうとき、あるいは補助レンズディスクB(4B)上の
他のレンズ(32)〜(35)を使用しているときは、−0.
12Dレンズ(31)は使用できないので、第5図に示す補
助レンズディスクA(4A)上の−0.12D球面レンズ(6
6)を使用する。このときの動作は前記した穴(30)
と、−0.12Dレンズ(31)の切換と同様に穴(7)と−
0.12D球面レンズ(66)を補助レンズAの切換モータ(6
2)により切換える。
また、両眼開放屈折検査において、クロスシリンダテ
ストを行なうときは、第5図の偏光板(67)と第2図の
クロスシリンダテスト用レンズ(32),(33),(34)
を同時に使用するので、いずれのディスク上の−0.12D
球面レンズも使用できないが、偏光板(67)と同じ光学
的性質の偏光板に+0.12D球面レンズを組合わせたレン
ズ(68)を補助レンズディスクA(4A)に用意し、乱視
度数の変化に基づき偏光板(67)との切換えを行なうこ
とにより、−0.12D球面度数の補正が可能となる。
ストを行なうときは、第5図の偏光板(67)と第2図の
クロスシリンダテスト用レンズ(32),(33),(34)
を同時に使用するので、いずれのディスク上の−0.12D
球面レンズも使用できないが、偏光板(67)と同じ光学
的性質の偏光板に+0.12D球面レンズを組合わせたレン
ズ(68)を補助レンズディスクA(4A)に用意し、乱視
度数の変化に基づき偏光板(67)との切換えを行なうこ
とにより、−0.12D球面度数の補正が可能となる。
一般の自覚式検眼機における補助レンズディスクに
は、偏光レンズの他、マドックスレンズ、赤フィルタ、
緑フィルタ等斜位測定又は輻輳測定に使用する特殊な補
助レンズがある。これら補助レンズと補助レンズディス
クBのプリズムとを組合わせて使用することがあるが、
いずれもプリズム度数の測定であり、また、日常視では
ない機械近視の発生しやすい特殊な状態での検査である
ので、球面度数0.12Dの誤差がプリズム度数の測定に特
に影響することはない。
は、偏光レンズの他、マドックスレンズ、赤フィルタ、
緑フィルタ等斜位測定又は輻輳測定に使用する特殊な補
助レンズがある。これら補助レンズと補助レンズディス
クBのプリズムとを組合わせて使用することがあるが、
いずれもプリズム度数の測定であり、また、日常視では
ない機械近視の発生しやすい特殊な状態での検査である
ので、球面度数0.12Dの誤差がプリズム度数の測定に特
に影響することはない。
プリズム度数の変換 第4図のプリズム度数上下方向選択スイッチ(44)を
押すと、モータ(16)により補助レンズディスクB(4
B)が切換えられ、測定光軸(1)上にプリズムA(1
8)とプリズムB(19)が置かれる。プリズムAとプリ
ズムBは同度数であり、前者は基底方向が水平方向右側
に、後者は基底方向が水平方向左側にあることから、プ
リズム度数は○△となる。ロータリエンコーダ(48)を
時計方向に回転されると、CPU(50)から回転モータ(2
4),(26)に信号が送られ、プリズムA(18)は時計
方向に、プリズムB(19)は反時計方向に所定の角度θ
だけ回転させ、プリズムA、Bによる合成プリズムの基
底方向を下方とすることができる。合成プリズムの基底
方向を上方にするには、ロータリエンコーダ(48)を反
時計方向に回転し、プリズムAを反時計方向に、プリズ
ムBを時計方向に回転させればよい。プリズムの回転角
をθ、合成のプリズム度数をP、プリズムAとプリズム
Bのプリズム度数をPAとすると、 P=2PACOSθ なる式が成り立つので、この式に基づくプログラムをRO
M(51)に入れておくことにより、必要なプリズム度数
を実現できる。
押すと、モータ(16)により補助レンズディスクB(4
B)が切換えられ、測定光軸(1)上にプリズムA(1
8)とプリズムB(19)が置かれる。プリズムAとプリ
ズムBは同度数であり、前者は基底方向が水平方向右側
に、後者は基底方向が水平方向左側にあることから、プ
リズム度数は○△となる。ロータリエンコーダ(48)を
時計方向に回転されると、CPU(50)から回転モータ(2
4),(26)に信号が送られ、プリズムA(18)は時計
方向に、プリズムB(19)は反時計方向に所定の角度θ
だけ回転させ、プリズムA、Bによる合成プリズムの基
底方向を下方とすることができる。合成プリズムの基底
方向を上方にするには、ロータリエンコーダ(48)を反
時計方向に回転し、プリズムAを反時計方向に、プリズ
ムBを時計方向に回転させればよい。プリズムの回転角
をθ、合成のプリズム度数をP、プリズムAとプリズム
Bのプリズム度数をPAとすると、 P=2PACOSθ なる式が成り立つので、この式に基づくプログラムをRO
M(51)に入れておくことにより、必要なプリズム度数
を実現できる。
左右方向のプリズム度数を変えるには、プリズム度数
左右方向選択スイッチ(45)を押すことにより、プリズ
ムAが基底上方に配置され、プリズムBが基底下方向に
配置される。ロータリエンコーダ(48)の回転方向によ
り合成プリズムの基底方向の左右が定められ、回転量に
より合成プリズム度数が決められるのは、上下方向の場
合と同様である。
左右方向選択スイッチ(45)を押すことにより、プリズ
ムAが基底上方に配置され、プリズムBが基底下方向に
配置される。ロータリエンコーダ(48)の回転方向によ
り合成プリズムの基底方向の左右が定められ、回転量に
より合成プリズム度数が決められるのは、上下方向の場
合と同様である。
クロスシリンダテスト 実施例では、クロスシリンダテスト用レンズが3個あ
り、予め、設定スイッチで使用するレンズを選択してお
く。(32)は±0.25Dのクロスシリンダテスト用レンズ
である。クロスシリンダテストには乱視軸の精密修正と
乱視度数の精密修正があり、この手順で説明する。
り、予め、設定スイッチで使用するレンズを選択してお
く。(32)は±0.25Dのクロスシリンダテスト用レンズ
である。クロスシリンダテストには乱視軸の精密修正と
乱視度数の精密修正があり、この手順で説明する。
赤緑テスト用視標チャートを被検眼前方5mに置き、球
面度数選択スイッチ(41)を押し、ロータリエンコーダ
(48)を回転して強、弱の球面レンズディスク(5)、
(6)を回転・切換え赤緑テストを行ない、赤地の文字
と緑地の文字が同じ濃さに見える状態になった後、更に
−0.25Dを加え、チャート像の最小錯乱円を被検眼眼底
に一致させる。次にチャートを方向性の少ない文字視標
等にかえ、軸角度選択スイッチ(43)を押し、軸角度の
測定モードであることを入力回路(49)、CPU(50)を
介しRAM(52)に記憶させ、クロスシリンダ正転スイッ
チ(46A)を押す。これにより補助レンズディスクB(4
B)を回転されるべく、補助レンズBの切換モータ(1
6)が回転し、光軸上にクロスシリンダレンズ(32)が
セットされるとともに、(32)のマイナスシリンダ軸が
乱視レンズ(14)、(15)の合成乱視のマイナス軸に対
し45゜反時計方向に傾斜するよう回転モータ(24)が回
転する。次にクロスシリンダ反転スイッチ(46B)を押
すことにより回転モータ(24)が回転し、クロスシリン
ダレンズ(32)が90゜回転する。この正転と反転をくり
返し、被検者にどちらが明瞭であるかを尋ね、正転時で
あるならば、乱視レンズ(14)、(15)を反時計方向に
同角度回転させるべく、ロータリエンコーダ(48)を反
時計方向に回転する。再度正転反転を繰り返し、正転時
と、反転時での見え方が同じになるまでロータリエンコ
ーダ(48)を操作して、乱視軸角度を修正する。
面度数選択スイッチ(41)を押し、ロータリエンコーダ
(48)を回転して強、弱の球面レンズディスク(5)、
(6)を回転・切換え赤緑テストを行ない、赤地の文字
と緑地の文字が同じ濃さに見える状態になった後、更に
−0.25Dを加え、チャート像の最小錯乱円を被検眼眼底
に一致させる。次にチャートを方向性の少ない文字視標
等にかえ、軸角度選択スイッチ(43)を押し、軸角度の
測定モードであることを入力回路(49)、CPU(50)を
介しRAM(52)に記憶させ、クロスシリンダ正転スイッ
チ(46A)を押す。これにより補助レンズディスクB(4
B)を回転されるべく、補助レンズBの切換モータ(1
6)が回転し、光軸上にクロスシリンダレンズ(32)が
セットされるとともに、(32)のマイナスシリンダ軸が
乱視レンズ(14)、(15)の合成乱視のマイナス軸に対
し45゜反時計方向に傾斜するよう回転モータ(24)が回
転する。次にクロスシリンダ反転スイッチ(46B)を押
すことにより回転モータ(24)が回転し、クロスシリン
ダレンズ(32)が90゜回転する。この正転と反転をくり
返し、被検者にどちらが明瞭であるかを尋ね、正転時で
あるならば、乱視レンズ(14)、(15)を反時計方向に
同角度回転させるべく、ロータリエンコーダ(48)を反
時計方向に回転する。再度正転反転を繰り返し、正転時
と、反転時での見え方が同じになるまでロータリエンコ
ーダ(48)を操作して、乱視軸角度を修正する。
次に乱視度数の精密修正を行なう際は、乱視度数選択
スイッチ(42)を押すことにより、クロスシリンダレン
ズ(32)のマイナス軸が乱視レンズ(14),(15)の合
成乱視軸と直交する角度になるよう、CPU(50)から信
号が発せられ、モータ(24)が回転する。次にクロスシ
リンダ反転スイッチ(46B)を押すことによりクロスシ
リンダレンズ(32)が90゜回転する。この操作を繰り返
し、正転時と反転時での見え方が同じになるまでロータ
リエンコーダ(48)を操作して乱視度数の修正を行な
う。
スイッチ(42)を押すことにより、クロスシリンダレン
ズ(32)のマイナス軸が乱視レンズ(14),(15)の合
成乱視軸と直交する角度になるよう、CPU(50)から信
号が発せられ、モータ(24)が回転する。次にクロスシ
リンダ反転スイッチ(46B)を押すことによりクロスシ
リンダレンズ(32)が90゜回転する。この操作を繰り返
し、正転時と反転時での見え方が同じになるまでロータ
リエンコーダ(48)を操作して乱視度数の修正を行な
う。
以上のクロスシリンダテストは最も一般的なものであ
るが、本実施例ではこれに加え、同時比較が可能なクロ
スシリンダテスト用レンズ(34)を具備している。第3
図において、プリズム(36)の被検眼(2)側に接合さ
れている、(38)のレンズはマイナス軸がプリズム(3
6)の基底方向に対し平行なクロスシリンダレンズであ
り、(37)はプリズム(36)の基底方向に対し直角にマ
イナス軸を持つクロスシリンダレンズである。
るが、本実施例ではこれに加え、同時比較が可能なクロ
スシリンダテスト用レンズ(34)を具備している。第3
図において、プリズム(36)の被検眼(2)側に接合さ
れている、(38)のレンズはマイナス軸がプリズム(3
6)の基底方向に対し平行なクロスシリンダレンズであ
り、(37)はプリズム(36)の基底方向に対し直角にマ
イナス軸を持つクロスシリンダレンズである。
クロスシリンダ選択スイッチ(70)にて、クロスシリ
ンダテスト用のレンズとしてレンズ(34)を選択する。
軸角度選択スイッチ(43)を押し、クロスシリンダ正転
スイッチ(46A)又はクロスシリンダ反転スイッチ(46
B)を押すと、レンズ(34)が第3図のように測定光軸
(1)上にセットされるとともに、プリズム(36)の稜
線が第6図に示すようにプラス、マイナス乱視レンズ
(14),(15)の合成乱視のマイナス軸に対し45゜傾斜
した角度に回転する。この状態を被検眼(2)側からみ
たものが第7図であり、プリズム(36)のプリズム作用
により、被検眼前方約5mの位置に置かれた1つのチャー
ト文字「8」の像は、クロスシリンダレンズ(38)を通
して見た像(71)と、クロスシリンダ(37)を通して見
た像(72)に二分して視認される。第10図はこの状態に
おける操作部(75)の外観図であり、クロスシリンダテ
スト中であることを示す照明文字(77)が点灯してお
り、その乱視軸測定中であることを示すランプ(76)も
点灯している。さらに、クロスシリンダテスト用のレン
ズ(34)の回転位置をRAM(52)が記憶していることか
ら、クロスシリンダレンズ(38)側の像分離方向を示す
ランプ(78)を点滅させ、クロスシリンダレンズ(37)
側の像分離方向を示すランプ(79)は点灯させるよう、
CPU(50)が出力回路(53)を通じて表示部(69)に信
号を送る。また、ロータリエンコーダ(48)の左右には
ランプ(80),(81)があり、ロータリエンコーダをプ
ラス側に回転する方向(乱視軸角度を反時計方向に変え
る方向)のランプ(80)は点滅させ、ランプ(81)は点
灯させておく。検者は操作部のランプ(78),(79)を
みることにより、被検者が視認する2つの像の方向が確
認できるので、被検者に対し「左上の8の字と右下の8
の字とどちらが明瞭に見えますか」と適切な質問を直ち
にすることができる。被検者が左上と答えた場合は、プ
ラス及びマイナスの乱視レンズ(14),(15)の合成乱
視のマイナス軸を反時計方向に回し、修正する必要があ
るが、点滅している左上のランプ(78)と同じく点滅し
ているランプ(80)側にロータリエンコーダ(48)を回
すことにより、簡単に軸角度の修正ができる。
ンダテスト用のレンズとしてレンズ(34)を選択する。
軸角度選択スイッチ(43)を押し、クロスシリンダ正転
スイッチ(46A)又はクロスシリンダ反転スイッチ(46
B)を押すと、レンズ(34)が第3図のように測定光軸
(1)上にセットされるとともに、プリズム(36)の稜
線が第6図に示すようにプラス、マイナス乱視レンズ
(14),(15)の合成乱視のマイナス軸に対し45゜傾斜
した角度に回転する。この状態を被検眼(2)側からみ
たものが第7図であり、プリズム(36)のプリズム作用
により、被検眼前方約5mの位置に置かれた1つのチャー
ト文字「8」の像は、クロスシリンダレンズ(38)を通
して見た像(71)と、クロスシリンダ(37)を通して見
た像(72)に二分して視認される。第10図はこの状態に
おける操作部(75)の外観図であり、クロスシリンダテ
スト中であることを示す照明文字(77)が点灯してお
り、その乱視軸測定中であることを示すランプ(76)も
点灯している。さらに、クロスシリンダテスト用のレン
ズ(34)の回転位置をRAM(52)が記憶していることか
ら、クロスシリンダレンズ(38)側の像分離方向を示す
ランプ(78)を点滅させ、クロスシリンダレンズ(37)
側の像分離方向を示すランプ(79)は点灯させるよう、
CPU(50)が出力回路(53)を通じて表示部(69)に信
号を送る。また、ロータリエンコーダ(48)の左右には
ランプ(80),(81)があり、ロータリエンコーダをプ
ラス側に回転する方向(乱視軸角度を反時計方向に変え
る方向)のランプ(80)は点滅させ、ランプ(81)は点
灯させておく。検者は操作部のランプ(78),(79)を
みることにより、被検者が視認する2つの像の方向が確
認できるので、被検者に対し「左上の8の字と右下の8
の字とどちらが明瞭に見えますか」と適切な質問を直ち
にすることができる。被検者が左上と答えた場合は、プ
ラス及びマイナスの乱視レンズ(14),(15)の合成乱
視のマイナス軸を反時計方向に回し、修正する必要があ
るが、点滅している左上のランプ(78)と同じく点滅し
ているランプ(80)側にロータリエンコーダ(48)を回
すことにより、簡単に軸角度の修正ができる。
次にレンズ(34)を使用する乱視度数のテストについ
て述べる。乱視度数選択スイッチ(42)を押すことによ
り、第11図のランプ(82)が点灯し乱視度数測定状態で
あることを示し、プラス及びマイナスの乱視レンズ(1
4),(15)の合成乱視のマイナス軸に対し、クロスシ
リンダレンズ(38)のマイナス軸が平行になるようレン
ズ(34)を第8図に示す如く回転させる。このとき、被
検眼(2)から見た像は第9図の如く、左右に分離さ
れ、左側の像がクロスシリンダレンズ(38)を通した像
である。第9図の(73)の像に対応する方向のランプ
(83)を点灯させ、(74)の像に対応する方向のランプ
(84)を点滅させ、さらに乱視が増加する方向のランプ
(81)を点灯し、乱視が滅る方向のランプ(80)を点滅
させておく。検者は第11図のランプ(83),(84)を見
ながら、被検眼に見える像の分離方向を判断する。「右
側の8の字と、左側の8の字とどちらが明瞭に見えます
か」と質問することができ、被検者が左と答えた場合に
は、点灯している左側のランプ(83)と同じく点灯して
いるランプ(81)側にロータリエンコーダ(48)を回
す。右と答えた場合はロータリエンコーダ(48)を(8
0)側に回す。このようにして、像(73)と(74)が同
じ程度になるまで乱視度数を修正する。
て述べる。乱視度数選択スイッチ(42)を押すことによ
り、第11図のランプ(82)が点灯し乱視度数測定状態で
あることを示し、プラス及びマイナスの乱視レンズ(1
4),(15)の合成乱視のマイナス軸に対し、クロスシ
リンダレンズ(38)のマイナス軸が平行になるようレン
ズ(34)を第8図に示す如く回転させる。このとき、被
検眼(2)から見た像は第9図の如く、左右に分離さ
れ、左側の像がクロスシリンダレンズ(38)を通した像
である。第9図の(73)の像に対応する方向のランプ
(83)を点灯させ、(74)の像に対応する方向のランプ
(84)を点滅させ、さらに乱視が増加する方向のランプ
(81)を点灯し、乱視が滅る方向のランプ(80)を点滅
させておく。検者は第11図のランプ(83),(84)を見
ながら、被検眼に見える像の分離方向を判断する。「右
側の8の字と、左側の8の字とどちらが明瞭に見えます
か」と質問することができ、被検者が左と答えた場合に
は、点灯している左側のランプ(83)と同じく点灯して
いるランプ(81)側にロータリエンコーダ(48)を回
す。右と答えた場合はロータリエンコーダ(48)を(8
0)側に回す。このようにして、像(73)と(74)が同
じ程度になるまで乱視度数を修正する。
ハ.発明の効果 以上説明したように本発明によれば、プリズム測定光
学系を簡単な機構により脱着可能としているため、少な
くとも屈折検査の最終段階では被検者の視野を広くとる
ことができ、機械近視に入りにくい状態で正確な測定が
可能となるとともに、電動化も容易である。また、回転
ディスク上には、新たに機構を追加することなしに、他
のレンズ、殊にクロスシリンダテスト用レンズ等の他の
光学部材に対し独立して回転が必要な補助レンズの配置
が可能で経済的な装置が実現できる。さらに、光学部材
及び機構部を密閉状態に置くことができるので、長年の
使用にも耐えうる装置とすることができる。
学系を簡単な機構により脱着可能としているため、少な
くとも屈折検査の最終段階では被検者の視野を広くとる
ことができ、機械近視に入りにくい状態で正確な測定が
可能となるとともに、電動化も容易である。また、回転
ディスク上には、新たに機構を追加することなしに、他
のレンズ、殊にクロスシリンダテスト用レンズ等の他の
光学部材に対し独立して回転が必要な補助レンズの配置
が可能で経済的な装置が実現できる。さらに、光学部材
及び機構部を密閉状態に置くことができるので、長年の
使用にも耐えうる装置とすることができる。
第1図は本発明に係る自覚式検眼装置本体の左眼測定ユ
ニットを上側から見た断面図、第2図は補助レンズディ
スクBを被検眼側から見た図、第3図は像を分離するこ
とにより、同時比較が可能な乱視検査装置の説明図、第
4図は第1図の制御ブロック図、第5図は補助レンズデ
ィスクAを被検眼側から見た図、第6図乃至第9図は同
時比較が可能なクロスシリンダテストの説明図で、第6
図は乱視軸のクロスシリンダテストの説明図、第7図は
乱視軸のクロスシリンダテスト時の被検眼から見たチャ
ート像、第8図は乱視度数のクロスシリンダテストの説
明図、第9図は乱視度数のクロスシリンダテスト時の被
検眼から見たチャート像、第10図は乱視軸のクロスシリ
ンダテスト時における操作部の外観図、第11図は乱視度
数のクロスシリンダテスト時における操作部の外観図、
第12図は補助レンズディスクBの遊星歯車がない穴を被
検眼測定光軸上にもってきたときの視野を説明する図で
ある。 (18)……プリズムA (19)……プリズムB (20)……プリズムディスクA (21)……プリズムディスクB (22)……太陽歯車A (23)……太陽歯車B
ニットを上側から見た断面図、第2図は補助レンズディ
スクBを被検眼側から見た図、第3図は像を分離するこ
とにより、同時比較が可能な乱視検査装置の説明図、第
4図は第1図の制御ブロック図、第5図は補助レンズデ
ィスクAを被検眼側から見た図、第6図乃至第9図は同
時比較が可能なクロスシリンダテストの説明図で、第6
図は乱視軸のクロスシリンダテストの説明図、第7図は
乱視軸のクロスシリンダテスト時の被検眼から見たチャ
ート像、第8図は乱視度数のクロスシリンダテストの説
明図、第9図は乱視度数のクロスシリンダテスト時の被
検眼から見たチャート像、第10図は乱視軸のクロスシリ
ンダテスト時における操作部の外観図、第11図は乱視度
数のクロスシリンダテスト時における操作部の外観図、
第12図は補助レンズディスクBの遊星歯車がない穴を被
検眼測定光軸上にもってきたときの視野を説明する図で
ある。 (18)……プリズムA (19)……プリズムB (20)……プリズムディスクA (21)……プリズムディスクB (22)……太陽歯車A (23)……太陽歯車B
Claims (3)
- 【請求項1】測定光軸を中心とする検眼窓を備え該検眼
窓に切換配置される光学素子を介して視標を見せ被検眼
の屈折力を自覚的に測定する検眼装置において、光学素
子を配置し若しくは開口として使用するための光学素子
配置部を複数個持ち、該光学素子配置部の1つには度数
の等しい一対のプリズムが互いに独立に回転可能に配置
されるディスクと、該ディスクを駆動し検眼窓内に前記
光学素子配置部を移動する第1駆動手段と、前記一対の
プリズムを検眼窓外から検眼窓内に移動するように指示
する第1指示手段と、前記一対のプリズムをそれぞれ測
定光軸を中心に回転する第2駆動手段と、前記一対のプ
リズムにより検査に必要なプリズム度数を指示する第2
指示手段と、前記第1指示手段及び該第2指示手段に応
答して前記第1駆動手段及び第2駆動手段を動作させる
制御手段と、を有することを特徴とする自覚式検眼装
置。 - 【請求項2】請求項1のディスクは、前記複数の光学素
子配置部を回転中心から同一周上に配置し、該光学素子
配置部の1つにはクロスシリンダテスト用レンズを配置
すると共に、該クロスシリンダテスト用レンズを測定光
軸を中心として回転させる駆動機構を前記第2駆動手段
の一部と共用化したことを特徴とする自覚式検眼装置。 - 【請求項3】請求項1のディスクは前記複数の光学素子
配置部を回転中心から同一周上に配置し、前記第2駆動
手段は前記ディスクの回転軸に回転可能な2つの太陽歯
車と、各々の太陽歯車の外周にプリズムを回転させるた
めの遊星歯車とを持つことを特徴とする自覚式検眼装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62179725A JP2585611B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | 自覚式検眼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62179725A JP2585611B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | 自覚式検眼装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6420824A JPS6420824A (en) | 1989-01-24 |
JP2585611B2 true JP2585611B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=16070780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62179725A Expired - Lifetime JP2585611B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | 自覚式検眼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2585611B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0277229A (ja) * | 1988-09-13 | 1990-03-16 | Topcon Corp | 自覚式検眼器 |
US6923541B2 (en) * | 2001-10-31 | 2005-08-02 | Nidek Co., Ltd. | Optometric apparatus |
JP4280081B2 (ja) * | 2003-01-31 | 2009-06-17 | 株式会社ニデック | 検眼装置 |
JP4578937B2 (ja) * | 2004-11-02 | 2010-11-10 | 株式会社ニデック | 検眼装置 |
JP4756959B2 (ja) * | 2005-09-02 | 2011-08-24 | 株式会社ニデック | 検眼装置 |
JP4863759B2 (ja) * | 2006-04-28 | 2012-01-25 | 株式会社ニデック | 検眼装置 |
JP5129979B2 (ja) * | 2007-04-26 | 2013-01-30 | 株式会社トプコン | 自覚式検眼装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4500180A (en) * | 1981-07-22 | 1985-02-19 | Bausch & Lomb Incorporated | Motorized refraction apparatus |
JPS5944237A (ja) * | 1982-09-03 | 1984-03-12 | 株式会社ニコン | 自覚式検眼装置 |
JPS60193436A (ja) * | 1984-03-16 | 1985-10-01 | 株式会社トプコン | 視力検査装置 |
JPS61139747A (ja) * | 1984-12-12 | 1986-06-27 | Canon Inc | 粒子解析装置 |
JPS62175238A (ja) * | 1986-01-28 | 1987-07-31 | Mitsubishi Electric Corp | 車載用音源接近通報装置 |
-
1987
- 1987-07-16 JP JP62179725A patent/JP2585611B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
「眼科検査のすすめ方」(S54−5−1)医学書院P.136−144 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6420824A (en) | 1989-01-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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