JP2585368B2 - 清浄キャビネット - Google Patents

清浄キャビネット

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JP2585368B2
JP2585368B2 JP63114609A JP11460988A JP2585368B2 JP 2585368 B2 JP2585368 B2 JP 2585368B2 JP 63114609 A JP63114609 A JP 63114609A JP 11460988 A JP11460988 A JP 11460988A JP 2585368 B2 JP2585368 B2 JP 2585368B2
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俊二 佐藤
真吾 一木
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Hitachi Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B15/00Preventing escape of dirt or fumes from the area where they are produced; Collecting or removing dirt or fumes from that area
    • B08B15/02Preventing escape of dirt or fumes from the area where they are produced; Collecting or removing dirt or fumes from that area using chambers or hoods covering the area
    • B08B15/023Fume cabinets or cupboards, e.g. for laboratories

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  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Ventilation (AREA)
  • Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、清浄キャビネットに係り、特に試料の保管
や実験に好適な構造に関する。
〔従来の技術〕
従来の装置は、第11図のように保管空間の前面に一重
の層流域を設けたものであり、試料間の交互汚染が生じ
ないように配慮する必要があった。
なお、この種の装置として関連するものは例えば、北
隆館発行「Biomedica」vol.2、No.10(1987年10月)第9
8頁および第99頁に開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、試料保管あるいは作業時に試料の汚
染物が飛散し他の試料へ移動する恐れがあった。
本発明の目的は、試料保管、作業時に汚染物の他の試
料への飛散を防止でき、試料間の交互汚染を防止できる
清浄キャビネットを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、清浄キャビネットにおいて、清浄空気が
供給されるとともに負圧に保たれる作業室と、この作業
室に隣接して配設されてそれぞれ清浄空気が供給される
とともに負圧に保たれる複数の試料保管室と、作業室と
複数の試料保管室の間に配設されて清浄空気が供給され
るとともに正圧に保たれる前室とを設け、複数の試料保
管室は各試料保管室毎にその内部の空気を浄化して排出
するフィルタを有し、各試料保管室は前室との間に第1
扉を有するとともにこの第1扉に対応して前室と作業室
との間に設けられて前室を介して試料保管室を作業室に
連通させる第2扉の組を有し、この第1扉および第2扉
の複数の組の内の1つが選択的に開かれるよう構成する
ことにより達成される。
好ましい実施態様においては、第1扉および第2扉の
複数の組はその内の1つが選択的に開かれるインターロ
ック機構を有する。
〔作用〕
複数の試料保管室は各試料保管室毎にその内部の空気
を浄化して排出するフィルタを有するので、試料保管室
内の汚染物が排気系統から外部に漏出するのを防止す
る。作業室と複数の試料保管室の間に配設された前室は
清浄空気が供給されるとともに正圧に保たれ、作業室お
よび複数の試料保管室が負圧に保たれるので、前室に供
給された空気は一部が試料保管室に流入し、一部が作業
室に流出するので、試料保管室からの前室への空気の流
出が防止されるとともに作業室から前室への空気の流入
が防止される。
そのため、第1扉および第2扉を開けたときには前室
内の空気の流れによりエアカーテンが形成されて、試料
保管室から作業室への汚染物の流出が防止される。
第1扉および第2扉の複数の組はその内の1つが選択
的に開かれるので他の試料保管室から隔離され汚染物の
流入が防止される。また、万一試料保管室から汚染空気
が作業室に流出したときに他の扉を開けたとしても前室
に供給された空気の一部が作業室に流出して作業室から
前室への空気の流入が防止されるので、ある試料保管室
の汚染空気が他の試料保管室に流入するのを防止でき、
試料間の交互汚染が防止される。
また、清浄空気により試料保管室が清浄に保たれると
ともに、作業室に供給される清浄空気により作業台上も
清浄に保たれ、作業台上での試料間の交互汚染も防止さ
れる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図〜第10図により説明す
る。
本発明の第1実施例を第1図、第2図で説明する。
本実施例における清浄キャビネットは前面に第1扉
3、および第1扉3と所定間隔離間して設けられた第2
扉とを備えた第1の空間としての試料保管室6の上方に
個別バリア用送風機2aおよびHEPAフィルタ1aを載置し、
フィルタ1aから供給される清浄空気を第1扉3と第2扉
4との間の空間に供給して第1の隔離手段としてのエア
カーテンを形成するとともに、第1扉3に設けられた差
圧発生手段としての開口部3aを介して試料保管室6に供
給している。試料保管室6内の空気を試料保管室6の背
面に設けられたHEPAフィルタ1cを介して送風機2aの吸込
口に連通させるとともに、第2扉4の前面に共通バリア
用送風機2bとHEPAフィルタ1bとを設け、第2扉4および
第2扉4のさらに前面に設けられた第3扉5との間の第
2の空間に第2の隔離手段としての清浄空気のエアカー
テンを形成するよう構成したものである。
個別バリア用送風機2aより送風された空気はHEPAフィ
ルタ1aにより清浄化されダクトを通り第1扉3と第2扉
4と間の前室に供給され、一部は試料保管室6へ、ま
た、一部は第2扉より作業室内へ送られる。
共通バリア用送風機2bより送風された空気はHEPAフィ
ルタ1bにより清浄化され、開口部7aが形成された作業台
7へ向かい、排気用フィルタおよび送風機を介して排気
される。したがって、前室は正圧、試料保管室は負圧、
作業室内も負圧となり試料保管室の交互汚染は防止され
る。なお、試料保管室は前室よりも負圧となるよう圧力
が制御される。第1、第2扉を開にしたときは、汚染空
気が作業室内へ出ても第2、第3扉間の空気により清浄
化され他の保管室を次に開にしても交互汚染しない。た
だし、同時に2以上の保管室の扉は開けないことを条件
とする。このために扉間にインターロック機構を設けて
もよい。
第2図は、第1扉、第2扉の開閉と共通バリア用送風
機のON,OFF状態を示す。扉開閉に関係なく送風機をONに
してもよいが、扉開時にのみONにすることにより省エネ
運転にもなる。
本発明の第2実施例を第3図により説明する。
本実施例は、複数の試料保管棚を横方向にそれぞれ隣
接して連結させたものである。
本実施例では送風機2およびHEPAフィルタ1により清
浄化された空気は第2扉4と第3扉5との間に空間に水
平方向に吹き出されてエアバリアを形成し、吹き出され
た空気は、下流側の送風機の吸込口に吸込まれ、以下こ
の繰り返しにより複数の試料保管棚の前面にエアバリア
を形成するよう構成したものである。なお、第2扉4と
第3扉5との間の作業室内を負圧に保つために、本実施
例ではHEPAフィルタ1bの吹出直後の空気の一部を排気
し、その分の空気を第3扉5の前面に設けられた開口部
から吸引するように構成されている。
本発明の第3実施例を第4図、第5図により説明す
る。
本実施例は、安全キャビネット内部に複数の試料保管
室を設けた例である。
本実施例では試料保管室6の上方には送付機2aのみが
載置され、送風機2aはHEPAフィルタ1Bの吹出空気の一部
を吸引して試料保管室6に供給する。試料保管室6の空
気はHEPAフィルタ1cを介して共通バリア用送風機2bに吸
引され、HEPAフィルタ1bで浄化されて第2扉4と第3扉
5との間の空間、すなわち、安全キャビネットの作業空
間内に吹出される。なお、本実施例では、試料保管室6
の最下部には実験道具等を収納する収納棚9が設けられ
ている。また、第4図で7は作業台、7aは吸込口、10は
プレフィルタ、8はダクト1dは排気用HEPAフィルタであ
る。第5図は安全キャビネット内の試料保管室6の据付
状態を正面より見た図である。試料保管室6の周囲には
送風機2aより吹出された清浄空気が流通するダクト6aが
形成されている。
本実施例の第1変形例を第6図に示す。
本変形例は、個別バリア用送風機102を別置にした例
である。
個別バリア用送風機102はケース110に格納され、その
吹出口がダクト106を介して試料保管室6の上方に連通
している。送風機102はHEPAフィルタ101を介して空気を
吸引しその吹出口は、第1扉3と第2扉4との間の空間
に供給され、第1扉3に形成された開口部3aを介して試
料保管室6に供給される。試料保管室6内の空気はHEPA
フィルタ1cおよびダクト108を介して排気用送風機104に
吸引され、排気される。なお、本実施例では送風機102
と送風機104とは同じケース110に格納されている。ケー
ス110は車輪を設けて移動自在となるよう構成してもよ
い。
本発明の第4実施例を第7図に示す。本実施例は、試
料保管室を両側面に置いた例である。
試料保管室206は、その上方に送風機2aおよびHEPAフ
ィルタ1aが載置される。送風機2aから供給された清浄空
気は試料保管室206の背面に給気口208を介して試料保管
室206に供給される。試料保管室206の正面側には第1扉
203が設けられている。第1扉203にはHEPAフィルタ201
が設けられて、HEPAフィルタ201を介して試料保管室206
内の空気を流出させるよう構成されている。
フィルタ1bの下流に形成された作業空間をはさんで、
扉203が向かい合うように試料保管室104が設けられる。
なお、10はフィルタである。
本発明の第5実施例を第8図に示す。本実施例は個別
バリアをフィルタ1fとし、送風機2aを用いずに個別バリ
アを形成したものである。他の構成は第3実施例と同様
である。
本発明の第6実施例を第9図に示す。
本実施例は、個別バリアを送風機2bから吹出された気
流の一部を用いて形成するようにしたものである。な
お、第3扉5は上下にスライド可能で開口部5aの位置を
移動できる。他の構成は第3実施例と同様である。本実
施例では開口部5aの開口寸法を一定にしたまま開口位置
を変更させることができ、第10図について説明する。
第10図は扉305をフィルム状のものにより形成し、こ
れを上方または下方に巻き取ることにより開口部307の
位置を移動させることができる。306は滅菌箱で内部に
消毒液が充てんされ、フィルム状の扉305が浸漬されて
滅菌されるよう構成されている。
〔発明の効果〕
本発明によれば、試料保管室の汚染物が他の保管室へ
移るのを防止でき、試料間の交互汚染を防止できる清浄
キャビネットを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の側断面図、第2図は本実
施例における扉開閉と共通バリア用送風機のON,OFF状態
を示すタイムチャート、第3図は第2実施例の側断面
図、第4図は第3実施例の側断面図、第5図は第3実施
例の縦断面図、第6図は本実施例の第1変形例の側断面
図、第7図は、第4実施例の縦断面図、第8図は、第5
実施例の側断面図、第9図は第6実施例の側断面図、第
10図は、扉に滅菌箱を備えた例の側断面図、第11図は従
来の清浄キャビネットの側断面図である。 1……フィルタ、2……送風機

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】清浄空気が供給されるとともに負圧に保た
    れる作業室と、この作業室に隣接して配設されてそれぞ
    れ清浄空気が供給されるとともに負圧に保たれる複数の
    試料保管室と、上記作業室と上記複数の試料保管室の間
    に配設されて清浄空気が供給されるとともに正圧に保た
    れる前室とを備え、上記複数の試料保管室は各試料保管
    室毎にその内部の空気を浄化して排出するフィルタを有
    し、上記各試料保管室は上記前室との間に第1扉を有す
    るとともにこの第1扉に対応して上記前室と上記作業室
    との間に設けられて上記前室を介して上記試料保管室を
    上記作業室に連通させる第2扉の組を有し、この第1扉
    および第2扉の複数の組の内の1つが選択的に開かれる
    よう構成されたことを特徴とする清浄キャビネット。
  2. 【請求項2】上記第1扉および第2扉の複数の組はその
    内の1つが選択的に開かれるインターロック機構を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の清浄キャビネット。
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