JPH0240418Y2 - - Google Patents

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JPH0240418Y2
JPH0240418Y2 JP3546386U JP3546386U JPH0240418Y2 JP H0240418 Y2 JPH0240418 Y2 JP H0240418Y2 JP 3546386 U JP3546386 U JP 3546386U JP 3546386 U JP3546386 U JP 3546386U JP H0240418 Y2 JPH0240418 Y2 JP H0240418Y2
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JP
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JP3546386U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はクリーンルーム等に入室するに際し、
人体、衣服等に付着する微粒子、細菌等を除去す
るためのエアシヤワー付ロツカー装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に上記クリーンルームに入室するに際して
は、更衣室にてクリーンルーム用衣服(以下室内
衣という)に着替えた後、エアシヤワー室に入
り、ジエツト風により身体、室内衣に付着する微
粒子等を吹き払い、しかる後入室する手段が採ら
れている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記クリーンルームから室外に出るときは、更
衣室において通常の衣服に着替え、室内衣服はロ
ツカー内に収納するが、ロツカー内部及び更衣室
は外気に通じ多数の微粒子等が浮遊し汚染し、従
つて室内衣にはこれら微粒子等が付着し、再使用
時に前記ジエツト風によるるエアシヤワーを浴び
ても残存する等の問題がある。
本考案はかかる点に鑑み、ロツカー内に収納し
た室内衣に対しても外気と確実に隔離し、清浄空
気内に収納し、外気による汚染を防止することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案を第1実施例
に対応する第1図及至第5図を用いて説明する。
エアシヤワー付ロツカー装置1はロツカー5を収
納し、その前部を更衣場4としたロツカー室2
と、これに連なるエアシヤワー室3とを備える。
ロツカー室2にはブロワ15を備え常時ロツカー
室の更衣場4及び単位ロツカー5aの内部に緩風
速の清浄空気を供給する。またエアシヤワー室3
にはブロワ15a,15bを備え、常時室内に緩
風速の清浄空気を供給すると共に、供給風速を高
速のジエツト風に選択して切替え可能とするもの
である。
〔作用〕
ロツカー室2とエアシヤワー室3とは連設し、
常時緩風速の清浄空気を供給するから、これら各
室は外気と遮断し清浄に維持される。従つて室内
衣は常に清浄雰囲気が保持される。
〔実施例〕
第1図及至第5図は第1実施例を示す。本例は
少人数用例えば1〜2人用の好適としたもので、
エアシヤワー付ロツカー装置1はロツカー室2
と、これに連なるエアシヤワー室3とからなる。
ロツカー室2は、中央の更衣場4を挾んで一側
に1〜3個程度の単位ロツカー5aよりなるロツ
カー5を、また他側には清浄空気供給室6とを備
える。更衣場4の床面には桟7を張設し、その下
部にプレフイルタ8を取付け、更衣場4内の空気
は桟7及びプレフイルタ8を介して床下通路10
に排出される。
各単位ロツカー5aはそれぞれ中央部をパンチ
ングメタルによる通気棚11により上下に仕切
り、上部を室内衣の収納部に、下部を着衣の収納
部とし、ロツカー下面にもパンチングメタルによ
り床板12を張設し、その下面はプレフイルタ1
3を取付け、単位ロツカー5a内部も底板12及
びプレフイルタ13を介して床下通路10に連通
する。
清浄空気供給室6にはブロワ15を備え、ブロ
ワ15の吸引口14は床下通路10に連なる吸引
ダクト16に開口し、吐出側はフイルタ17を介
して浄化室18に連通する。この浄化室18と更
衣場4とを仕切る仕切壁20には清浄空気を噴出
するための複数の噴出ノズル21を取付け、かつ
浄化室18は更衣室4の上方に設けられる天井通
路22に連通する。この天井通路22と更衣室4
とを仕切る天井23には上部噴出ノズル24を取
付け、更衣室4に天井からも清浄空気を噴出す
る。
この天井通路22の先端は各単位ロツカー5a
に対する共通の上部導入室25に連通され、各単
位ロツカー5aの上壁26はパンチングメタル張
りとし、必要により天井通路22と上部導入室2
5との間には流通空気量を調節するための低抗器
27を設ける。
上記ブロワ15は常時一定速度にて回転し、緩
風速の清浄空気を更衣場(4)及び各単位ロツカー5
aに供給し、これらを外気より若干高圧に、かつ
清浄状態に維持せしめる。
エアシヤワー室3は中央の通路30を挾んで両
側に清浄空気供給室31,32を設ける。通路3
0の床面には桟33を張設し、その下部にプレフ
イルタ34を取付け、中央の通路30内の空気は
桟33、プレフイルタ34をいして床下通路35
に排出される。
上記清浄空気供給室31,32は前記ロツカー
室2のそれと同一構造であり、同一部品に対して
は同一符号にそれぞれサフイツクスa,bを付し
て説明を省略する。ただしブロワ15a,15b
は常時は低速運転し、緩風速の清浄空気を中央通
路30に供給すると共に、エアシヤワー時には高
速運転に切替え各噴出ノズル21a,21b,2
4a,24bより強力なジエツト風を中央通路3
0に噴出するようにしたもので、36は操作スイ
ツチを示し、このスイツチの操作により例えばイ
ンバータ等を利用しブロワ15a,15bの高速
低速の切替えを行うもので、高速運転の継続時間
は好ましくはタイマー等により一定時間に規制す
る。
なお図中40は入口扉、41は出口扉であり、
本案のロツカー装置1はクリーンルームCRに連
設し、出口扉41はクリーンルームCRの入口扉
を兼ねしめる。
上記構成において、ロツカー室2及びエアシヤ
ワー室3は常時緩風速の清浄空気が吹き込まれ、
更衣場4、各単位ロツカー5a及びロツカー室通
路30は清浄状態に維持され、吹き出された空気
はそれぞれプレフイルタを介してブロワ15,1
5a,15bに吸い込まれ循環する。
作業者はクリーンルームCRへの入室に当つて
は、先づ更衣場4において単位ロツカー5aの上
段に収納する室内衣と着替え、着衣は適宜の単位
ロツカー5aの下段に収納する。単位ロツカー5
aには上方から清浄空気が供給され、下方の床下
通路10側に排出される故、着衣に付着する塵埃
等は更衣場等に流出することはない。
作業者は次いでエアシヤワー室3内に入室し操
作スイツチ36を押しブロワ15a,15bを高
速運転し、強力なジエツト風により付着微粒子等
を除去する。吹払い時間は前述の如くタイマー等
により一定時間維持され、設定時間が経過し緩風
速に切替えられた後出口扉41を開きクリーンル
ームCRに入室する。
次に作業者がクリーンルームCRから室外に出
るに際しては、室内衣を更衣場4において着替
え、単位ロツカー5aの上段に収納する。この単
位ロツカー5aには前述の如く、常時緩風速の清
浄空気が供給されており、室内衣は外気による汚
染を受けることがない。
次に第6図及至第8図は第2実施例を示す。本
実施例は多人数用のエアシヤワー付ロツカー装置
に関するもので、このロツカー装置50は前例と
同様にロツカー室51とエアシヤワー室52とか
らなる。ロツカー室51は多数の単位ロツカー5
3aを備え、各単位ロツカー53aは前例の単位
ロツカー5aと同一構造とし、ロツカー室51と
エアシヤワー室52との間には仕切り用開閉扉5
4を設ける。これによりエアシヤワー室52にお
いて強力なジエツト風を噴出させてもロツカー室
51における更衣に支障をきたすことはなく、複
数人が同時に着替えることができる。
なおロツカー室51は前記第1実施例と同一構
造としてもよいが、本実施例は上方からのみ清浄
空気を吹き込むようにしたので、更衣場55の床
は桟56を張設し、更衣場55及び単位ロツカー
53a内に吹き込まれた空気はそれぞれプロフイ
ルタ57,58を介して床下通路60に排出さ
れ、床下通路60はロツカー53の後方の吸引ダ
クト61を介して上方に設けられるブロワ室62
に連通する。
ブロワ室62にはブロワ63を備え、吐出空気
は吹出ダクト64を介して一部はロツカー上室6
5にフイルタ66を介して導入し、各単位ロツカ
ー53aに分配供給すると共に、残部は入口にフ
イルタ68を備えた浄化室67に供給し、更衣場
55の天井70に取付けた噴出ノズル71から更
衣場55内に吹き込む。
なおエアシヤワー室52は前例と同一構造であ
り、同一部品に対しては同一符号を付して説明を
省略する。
〔考案の効果〕
本考案によるときは、ロツカー室及びシヤワー
室は常時清浄空気を供給し、常に清浄に維持する
ようにしたから、室内衣は清浄な更衣場で着替え
られ外気による汚染を受けることはない。またク
リーンルームから室外に出るに際しても脱いだ室
内衣は清浄なロツカー内に収納されるから、ロツ
カーに収納中外気による汚染を受けることがなき
等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は第1実施例に関し、第1図
は全体の横断説明図、第2図は第1図における
−線にそうロツカー室の縦断面図、第3図は第
2図における−線にそう矢視図、第4図は第
2図における−線にそう矢視図、第5図は第
1図における−線にそうエアシヤワー室の縦
断面図、第6図乃至第8図は第2実施例に関し、
第6図は全体の横断説明図、第7図は第6図にお
ける−線にそう断面図、第8図は第6図にお
ける−線にそう矢視図である。 1,50はエアシヤワー付ロツカー装置、2,
51はロツカー室、3,52はエアシヤワー室、
4,55は更衣場、5,53ロツカーである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロツカーを収納しその前部を更衣場としたロツ
    カー室と、これに連なるエアシヤワー室とを備
    え、ロツカー室の更衣場並びにロツカー内部には
    常時緩風速の清浄空気を供給し、清浄状態に維持
    すると共に、エアシヤワー室には常時緩風速の清
    浄空気を供給し、かつ供給風速を高速のジエツト
    風に選択して切替え可能としたことを特徴とする
    エアシヤワー付ロツカー装置。
JP3546386U 1986-03-12 1986-03-12 Expired JPH0240418Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3546386U JPH0240418Y2 (ja) 1986-03-12 1986-03-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3546386U JPH0240418Y2 (ja) 1986-03-12 1986-03-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62147835U JPS62147835U (ja) 1987-09-18
JPH0240418Y2 true JPH0240418Y2 (ja) 1990-10-29

Family

ID=30844980

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JP3546386U Expired JPH0240418Y2 (ja) 1986-03-12 1986-03-12

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JPS62147835U (ja) 1987-09-18

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