JP2585362Y2 - クレーンフック傾斜警報装置 - Google Patents

クレーンフック傾斜警報装置

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JP2585362Y2
JP2585362Y2 JP1993002950U JP295093U JP2585362Y2 JP 2585362 Y2 JP2585362 Y2 JP 2585362Y2 JP 1993002950 U JP1993002950 U JP 1993002950U JP 295093 U JP295093 U JP 295093U JP 2585362 Y2 JP2585362 Y2 JP 2585362Y2
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昭 原田
忍 高橋
明 田原
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、2台のクレーンの合い
吊り時に用いるクレーンフック傾斜警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2台のクレーンの合い吊りに際し、一方
のクレーンに荷重がかかり過ぎると、フックが傾斜して
非常に危険である。そのため従来は、双方のクレーンに
取付けた荷重計を視認することにより操作を行ってい
た。しかし、各クレーンに取付けた荷重計で相手クレー
ンの荷重を確認するのは困難であり、操作の安全性上か
ら問題があった。
【0003】例えば特開平4−251096号公報には
2台のクレーンで合い吊りする場合に吊荷の傾斜検出部
が所定角度以上に傾斜すると警報を発する技術が開示さ
れている。しかしながら、かかる公知技術は警報手段が
吊り荷の所に設けられているので、クレーンの運転室で
は聞こえにくく、また配線が吊り荷作業の邪魔になる。
また特開昭54−156668号公報にはフックの位置
のずれを検出し、無線で表示する技術が開示されてい
る。しかしながら、かかる公知技術では合い吊り時の傾
斜を警報することはできない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】したがって、本考案の
目的は、クレーンの操作員が用いにフックの傾斜を知る
ことができ、もって合い吊り操作を安全に行うことので
きるクレーンフック傾斜警報装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、2台の
クレーンの合い吊り時に用いるクレーンフック傾斜警報
装置において、合い吊り用フック(1)の基体(2)に
は下部に複フック(3)が吊設されていて上部には合い
吊りしているフック(A1、A2)と係合する一対のフ
ック部(4)が突設され、基体(2)の側部には傾斜計
(5)とその傾斜計(5)に接続されて傾斜角度信号を
受けて増幅処理するフック側制御部(10)とそのフッ
ク側制御部(10)に接続され信号を送信する無線機
(6)とが設けられ、またクレーンの運転室には前記フ
ック側の無線機(6)から信号を受ける別の無線機
(7)とその無線機(7)からの出力を受けて処理する
運転室側制御部(20)とその運転室側制御部(20)
に接続された表示機(30)とが設けられ、前記表示機
(30)は合い吊り用フック(1)の傾斜角を傾斜角表
示部(31)に表示して設定角度以上のときはブザーを
作動させるようになっている。
【0006】
【作用】したがって、2台のクレーンのフックによる合
い吊り時に、一方のフックに荷重がかかり過ぎて合い吊
り用フックが傾くと、その合い吊り用フックに設けた傾
斜計は傾斜角度信号をフック側制御部に出力する。する
とフック側制御部はその信号を増幅して処理して無線機
から送信する。その無線機からの信号を運転室側の無線
機が受信して運転室側制御部に出力する。するとその運
転室側制御部は入力した信号を処理し、表示機の傾斜角
表示部に表示し、また設定角度以上のときは、ブザーを
作動して警報し、それにより操作員は減速、停止等の対
応操作をする。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
【0008】図1及び図2において、全体を符号1で示
す合い吊り用フック1の基体2には、下部に複フック3
が吊設され、上部には1対のフック部4が突設されてい
る。そして、基体2の一方の側部には、傾斜計5と、こ
の傾斜計5に接続されたフック側制御部10と、その制
御部10に接続された無線機6とが設けられている。な
お、図中の符号A1、A2は合い吊りしているフックで
ある。
【0009】図3において、フック側制御部10には、
マイクロコンピュータ11が設けられている。そのコン
ピュータ11には、コンバータ12及びアンプ13を介
して傾斜計5が接続され、また、レギュレータ14、ア
レスタ、バリスタ、ノイズフィルタなど15を介してバ
ッテリ16が接続され、また、無線機6が接続されてい
る。
【0010】図4において、一方のクレーンの図示しな
い運転室には、無線機7と、この無線機7に着脱自在に
接続された運転室側制御部20と、その制御部20に着
脱自在に接続された表示器30とが設けられている。
【0011】その運転室側制御部20には、マイクロコ
ンピュータ21が設けられている。そのコンピュータ2
1には、無線機7と、コンバータ22及び自動電圧調整
機23を介してアレスタ、バリスタ、ノイズフィルタな
ど24が接続され、又表示器30が接続されている。
【0012】図5及び図6をも参照し、表示器30に
は、傾斜角表示部31と、図示しないブザーと、発光ダ
イオードによる送信表示部32、受信エラー表示部33
及び受信表示部34とが設けられている。
【0013】次に作用について説明する。
【0014】2台のクレーンのフックA1、A2による
合い吊り時に、一方のフックA1又はA2に荷重がかか
り過ぎて合い吊り用フック1が傾くと、傾斜計5は傾斜
角度信号をフック側制御部10に出力する。すると、制
御部10は、その信号を増幅し処理して無線機6から送
信する。
【0015】これを運転室の無線機7が受信し、運転室
側制御部20に出力する。すると、制御部20は、入力
した信号を処理し、表示器30の傾斜角表示部31に表
示し、また、設定角度以上のときは、ブザーを作動して
警告する。これにより操作員は、減速、停止等の対応操
作を行う。
【0016】なお、運転室側の無線機7、制御部20及
び表示器30を、双方のクレーンの運転室にそれぞれ設
け、クレーンの制御器と組合せて減速、停止等を自動制
御することができる。
【0017】
【考案の効果】以上の通り、本考案によれば下記のすぐ
れた効果を奏する。 (a) 傾斜計、フック側制御部、無線機等が合い吊り
フックの側面に設けられているので、吊り作業の邪魔に
ならない。 (b) 運転室において、無線機で信号を受信し、表示
部やブザーを操作員に知らせるので、認識しやすい。 (c) したがって、吊り荷の位置から運転室が遠い大
型のクレーンの場合に適している。
【0018】また、無線機、制御部及び表示器は、分離
できるので、簡単に移動し設置できて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の合い吊り用フックを示す正面
図。
【図2】図1の側面図。
【図3】フック制御部の回路図。
【図4】運転室側制御部の回路図。
【図5】表示器を示す正面図。
【図6】図5の底面図。
【符号の説明】
A、A2・・・フック 1・・・合い吊り用フック 2・・・基体 3・・・複フック 4・・・フック部 5・・・傾斜計 6、7・・・無線機 10・・・フック側制御部 20・・・運転室側制御部 30・・・表示器 31・・・傾斜角表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−251096(JP,A) 特開 昭54−156668(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66C 13/00 - 15/06 B66C 23/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2台のクレーンの合い吊り時に用いるク
    レーンフック傾斜警報装置において、合い吊り用フック
    (1)の基体(2)には下部に複フック(3)が吊設さ
    れていて上部には合い吊りしているフック(A1、A
    2)と係合する一対のフック部(4)が突設され、基体
    (2)の側部には傾斜計(5)とその傾斜計(5)に接
    続されて傾斜角度信号を受けて増幅処理するフック側制
    御部(10)とそのフック側制御部(10)に接続され
    信号を送信する無線機(6)とが設けられ、またクレー
    ンの運転室には前記フック側の無線機(6)から信号を
    受ける別の無線機(7)とその無線機(7)からの出力
    を受けて処理する運転室側制御部(20)とその運転室
    側制御部(20)に接続された表示機(30)とが設け
    られ、前記表示機(30)は合い吊り用フック(1)の
    傾斜角を傾斜角表示部(31)に表示して設定角度以上
    のときはブザーを作動させることを特徴とするクレーン
    フック傾斜警報装置。
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KR200477040Y1 (ko) * 2013-07-24 2015-05-04 삼성중공업 주식회사 크레인의 후크 컴바이너

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JP6517491B2 (ja) * 2014-10-22 2019-05-22 株式会社緑測器 磁気式設定装置及び磁気式設定装置を用いた傾斜計

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JPH0818789B2 (ja) * 1990-12-28 1996-02-28 古河機械金属株式会社 共吊り具

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