JP2585155B2 - 多極端子型のコネクタにおける極保持部材 - Google Patents

多極端子型のコネクタにおける極保持部材

Info

Publication number
JP2585155B2
JP2585155B2 JP3329952A JP32995291A JP2585155B2 JP 2585155 B2 JP2585155 B2 JP 2585155B2 JP 3329952 A JP3329952 A JP 3329952A JP 32995291 A JP32995291 A JP 32995291A JP 2585155 B2 JP2585155 B2 JP 2585155B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
pole piece
pole
main body
piece holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3329952A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05144500A (ja
Inventor
英朗 茂治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP3329952A priority Critical patent/JP2585155B2/ja
Priority to KR1019920015656A priority patent/KR930011333A/ko
Priority to US07/970,392 priority patent/US5222911A/en
Priority to MYPI92002031A priority patent/MY108209A/en
Priority to GB9223981A priority patent/GB2261777A/en
Priority to DE4238817A priority patent/DE4238817A1/de
Publication of JPH05144500A publication Critical patent/JPH05144500A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2585155B2 publication Critical patent/JP2585155B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/424Securing in base or case composed of a plurality of insulating parts having at least one resilient insulating part

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弱電機器の接続用のい
わゆるDサブコネクタと呼ばれるコネクタにおいて、こ
れに多数の極片(コンタクトピン)を保持せしめるため
の極保持部材についての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】Dサブコネクタと呼ばれるコネクタは、
図1に示している如く、通電性の良い金属板を打抜いて
筒状に成形することで、ピン状に形成したコンタクトピ
ン1を(図示のものは雄型で、雌型の場合は鞘状のコン
タクトピンに形成する)、コード2の外皮20を剥いて
露出させた各芯線21…の先端部の、内皮から剥き出し
た金属線に結線し、この状態のコンタクトピン1を、絶
縁材である合成樹脂材で図2に示しているように、雄形
と雌形のブロック状に成形してある一対の極保持部材3
a・3bを嵌め合わせて構成する極保持部材3に対し、
まず雌形の後部極保持部材3bに形成されている極片保
持穴30…に、該コンタクトピン1の胴部に形設してあ
る鍔部10がその極片保持穴30から突き出るまで嵌挿
し、次いで、その突出するコンタクトピン1の先端側
を、雄型の前部極保持部材3aに形成してある極片保持
穴30…のうちの対応する極片保持穴30に嵌挿し、こ
の作業を終えたところで、雄型の前部極保持部材3aと
雌型の後部極保持部材3bとを嵌合させて、図3に示す
如く、一体的に結合する極保持部材3に組立てるととも
に極片たる多数のコンタクトピン1…をこの組立てられ
る極保持部材3に保持せしめた状態とする。
【0003】次いで、これに、金属材により、図4の如
く、一端側に接合鍔40を具備する角筒状に形成してあ
る一対のシエル4a・4bを、前面側及び後面側からそ
れぞれ被せる。このとき、後面側から被せるシエル4b
は予めコード2に嵌挿しておく。そして、これらフロン
トおよびリヤのシエル4a・4bを、それらの内腔に前
述の極保持部材3を包み込んだ状態として、接合鍔40
と接合鍔40とを突き合わせてスポット熔接などにより
一体に連続するよう閉じ合わせることで、図5に示しと
いる状態に組立てる。
【0004】次いで、これに、合成樹脂材または金属材
により形成しておく上下に一対のカバー部材5a・5b
よりなるカバー5を、上面側及び下面側から被せて一体
的に組付けることで、図6に示しているように、コネク
タAに組立てられる。このコネクタAは、組付けるコン
タクトピン1が鞘状のものであるときは雌形に組立てら
れる。
【0005】ところで、このコネクタAに用いられる極
保持部材3は、前述した通り、図2に示しているよう
に、雄型のブロック状に成形される前部極保持部材3a
と、雌型のブロック状に成形される後部極保持部材3b
との互いに嵌合する一対の部材に分けて形成してある。
【0006】これは、ピン状または鞘状に形成されてい
るコンタクトピン1を、極保持部材3に、押込み方向と
引き抜き方向の両方に動かないように保持せしめなけれ
ばならないことから、まず、コンタクトピン1を、後部
極保持部材3bの極片保持穴30に、それの後端側の開
放口から挿し込んで、前端側の開放口に図7の如く形設
してある舌片状の係止爪31…を胴部に形設してある鍔
部10が押し拡いて突き出た状態として、引き抜き方向
には動かない状態とする。次いで、このコンタクトピン
1の先端側に、図8の如く断面形状に形成してある前部
極保持部材3aの極片保持穴30を嵌挿して、鍔部10
をこの前部極保持部材3aの後面側で前方から押さえ付
けることで、押し込み方向にも動かないようにするため
である。
【0007】また、もう一つの手段として、コネクタの
主体部に対して嵌入する中子を形成して、それに、コン
タクトピンを嵌入させて保持する極片保持穴を形設する
とともに、その極片保持穴に連通するコード挿入スリッ
トを形設しておいて、コンタクトピンに接続したコード
を、まず、コード挿入スリットを介して極片保持穴内に
挿入し、その状態からコードを極片保持穴の一方の開口
端から引き抜くように引張って、そのコードの先端に連
結しているコンタクトピンを、極片保持穴の他方の開口
端からその極片保持穴内に引き込むことで、その極片保
持穴に嵌合せしめて保持させ、この状態の中子を主体部
に嵌合することにより、コネクタに組付ける手段が、実
開昭55−92282号公報により提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従前のコネクタAにお
ける極保持部材3には、それにピン状または鞘状に形成
してあるコンタクトピン1…を保持せしめる際、1〜2
粍程度の極く細い径に形成してあるコンタクトピン1を
指先で摘んで、後部極保持部材3bの極片保持穴30…
に挿し込み、さらに、胴部に設けてある鍔部10が該後
部極保持部材3bの極片保持穴30の前面側の開放口に
ある係止爪31を押し拡いて突き出るまで押し込んでい
く作業が必要で、このとき、鍔部10が確実に前記係止
爪31を越した状態となるようにするため強く押し込む
と、コンタクトピン1が曲ってしまう場合がでてくるの
で、押し込みの加減がむづかしい問題がある。
【0009】しかも、一たん挿し込んだコンタクトピン
1は、引き抜き方向には鍔部10と係止爪31との係合
で動かないようになることから、押し込み作業の際の失
敗により曲ってしまったコンタクトピン1は、それを引
き抜くには特殊な工具を使用しなければならないこと
で、このコンタクトピン1…を極保持部材3の極片保持
穴30…に嵌挿していく作業が、神経を使う厄介な作業
となっている問題がある。
【0010】また、中子を用いる手段のものは、コード
挿入スリットを介して中子に設けた極片保持穴に挿通し
たコードを、極片保持穴から手前に引き抜くように引張
ることで、そのコードの先端に連続するコンタクトピン
を極片保持穴内に嵌合させるようにすることから、コン
タクトピンを嵌合させたときに、中子の手前に抽き出し
たコードのたるみが生ずるようになり、このたるみが、
多数のコンタクトピンを整列させて組付けるときに混乱
を生ぜしめて、コンタクトピンの組付作業を面倒にする
問題がでてくる。また、組立てるコネクタに、このコー
ドのたるみを収容させるための空間が必要になって、コ
ネクタを大きくする問題がある。さらに、コードの引張
りで、コンタクトピンを極片保持穴に嵌合させることか
ら、嵌合させる極片保持穴を誤ったときに、嵌め換えの
ために抜き取ることが厄介になる問題がある。
【0011】本発明は、従前手段に生じているこの問題
を解消せしめるためになされたものであって、極保持部
材に設けた極片保持穴に対してコンタクトピンを組付け
保持せしめるのが、コンタクトピンをそれの軸線方向に
動かす作業を要さず、従って、コードにたるみを生ぜし
めることなく、極片保持穴に沿う姿勢としたコンタクト
ピンを、その姿勢のまま極片保持穴に押し込むだけの、
簡略な作業行程をもって行ない得るようにする新たな手
段を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、合成樹脂
材により成形する有底の筒状の主体部3cとそれの内腔
に抜き差し自在に嵌合する中子3dとよりなり、それの
中子3dには、多数のコンタクトピン1…を各別に保持
せしめる多数の極片保持穴30…を、それらの軸方向が
前後方向に沿う状態として、左右に整列させて装設し、
かつ、それら極片保持穴30…は、軸方向に沿う側面に
開裂部を具備する断面略U字状の嵌合溝状に形成すると
ともに、その開裂部を介し前記コンタクトピン1…が軸
方向を前後方向に沿わせた姿勢のまま軸方向と直交する
方向の移動により該極片保持穴30…に対し装脱自在に
嵌合し、かつ、その開裂部が、中子3dの上下方向の外
壁面に外部に向け開放する形状に装設したことを特徴と
する多極端子型のコネクタにおける極保持部材を提起す
るものである。
【0013】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【0014】図9は本発明による極保持部材を実施せる
コネクタAの平面図、図10は同上の横断平面図、図1
1は同上の縦断側面図で、同図において、2はコード、
21はそれの芯線、1は芯線21の金属線と結線したコ
ンタクトピン、3は極保持部材、4は金属材よりなるシ
エル、5はカバーを示す。
【0015】コード2は、内皮により金属線を被覆した
複数の芯線21…の束を、シールド線および外皮20に
より被覆した通常のものである。
【0016】コンタクトピン1…は、通電性の良い金属
材の板から所定の形状に打抜き、それを筒状に成形した
従来公知のもので、それの軸線方向の中間の胴部には拡
径する鍔部10が形設してある。そしてそれの後端側に
形設してあるコード接続部に、前述のコード2の外皮か
ら剥き出した芯線21の内皮の端末部およびその内皮か
ら剥き出した金属線22の端末部を嵌入せしめてかしめ
付けることにより、これら芯線21…の端末部と機械的
に結合して電気的に接続するよう結線せしめてある。
【0017】極保持部材3は、絶縁材である合成樹脂材
により、コンタクトピン1…を所定位置に保持せしめる
極片保持穴30…を具備するブロック状に成形すること
については、従来手段のものと変わりがないが、図12
乃至図14に示している如く、外周面の一端側にシエル
4の内腔に抱きかかえられる係合鍔部32を具備する有
底の筒状の主体部3cと、図15乃至図23に示してい
る如く、外周面側に極片保持穴30…を具備するブロッ
ク状に成形して、前記筒状の主体部3cの内腔に嵌合す
る中子3dとの2つの部材により構成してある。
【0018】そして、筒状の主体部3cには、それの底
壁部となる前面側(図13および図14において左面
側)の端壁33に、図12に示している如くコンタクト
ピン1を所定の位置に保持せしめるための極片保持穴3
0…が、所定の配列状態に整列して開設してあり、か
つ、その極片保持穴30…は、コンタクトピン1の鍔部
10よりも先端側の部分が嵌入する小径の円孔に形成し
てある。
【0019】また、この端壁33部分の外周には、フロ
ントシエル4aとリヤシエル4bとで抱きかかえるとき
の係合部材となる前記係合鍔部32が形設してある。
【0020】そしてまた、この主体部3cの、筒状部の
上壁には、前述の中子3dを嵌入せしめたときに、その
中子3dの外面に形設しておく係合突起34と嵌合し
て、その中子3dと筒状の主体部3cとを一体に結合し
た状態に保持せしめるための係合溝35…が形設してあ
る。この係合溝35…は、上壁に限らず、下壁あるいは
左右の側壁に形設する場合がある。その場合は、中子3
dの外面に形設する係合突起34…は当然に対応する部
位に形設される。また、この主体部3cに設ける係合溝
35…は、係合突起とし、中子3dの上下方向における
外壁面に設ける係合突起34を係合溝として正逆に入れ
換えた状態とする場合がある。
【0021】前記中子3dは、それの前後方向(図16
および図18において左右方向)に沿う極片保持穴30
…を、所定の配列状態に整列させて成形するが、それら
極片保持穴30…は、それの主体部が、図23に示して
いる如く、中子3dの広巾に形成してある上下方向(図
20・図21においては左右方向)の外壁面側に開放す
るU字形の断面形状をもって、図16および図18にあ
るよう前後方向に連続し、これにより、その開放部が該
中子3dの広巾側の外壁面に開裂状に連続して現れるU
字溝状に形成してある。そして、この広巾側の外壁面に
形成される開裂状の極片保持穴30…は、そこに、コン
タクトピン1…を、それの軸線方向を前後方向に沿わせ
た姿勢として、上下方向に動かすことで、横から挿脱自
在に嵌合させていけるように形成してある。
【0022】そしてまた、この中子3dに断面U字形の
嵌合溝状に形成する極片保持穴30には、それの前端側
(図16・図17で左端側)に寄る部位に、図16およ
び図22にて示している如く、コンタクトピン1を所定
の状態に嵌合したときに該ピン1の鍔部10を嵌入せし
めるよう拡径した係合溝部36が、前記鍔部10の前後
の巾に対応する巾に形設してあり、その係合溝部36よ
り前方の前端部には、図15および図16に示している
如く、コンタクトピン1の鍔部10より前端側のピン部
を嵌入させるよう縮径した縮径部37が形設してある。
【0023】また、この中子3dは、それの外周面側が
前述の主体部3cの筒状部の内腔に密に嵌合していく形
状に形成してあり、かつ、それの前後の長さLが、図2
4に示している如く、主体部3cの筒状部の深さDに対
応する長さに形成してあって、図25にあるように、主
体部3cの内腔に嵌挿したときに、前後方向に過不足な
く嵌り合う状態となるように形成してある。
【0024】
【作用】このように構成せる実施例装置は次のように作
用する。コンタクトピン1を極保持部材3に保持せしめ
るときは、コード2の芯線21…を基端側の接続部に結
線した状態のコンタクトピン1を、中子3dの外周面に
開裂部が前後方向に沿う形態に形成してある極片保持穴
30に平行する姿勢として、その状態から、コンタクト
ピン1の鍔部10が係合溝部36内に嵌入し、その鍔部
10より先端のピン部が縮径部37に嵌入していくよう
に位置決めして、極片保持穴30に対しそれの開裂状の
開口部を利用して側面から押し込んでいく。
【0025】これによりコンタクトピン1は、図23に
て鎖線に示している如く、中子3dの上下方向の外壁面
に設けた極片保持穴30に嵌合して保持せしめた状態と
なるから、次々に、コンタクトピン1…を、極片保持穴
30…に対し、横方向から嵌め込むことで、この中子3
dの外壁面に並列した状態の極片保持穴30…に対し各
コンタクトピン1…を嵌合保持せしめる作業は簡単に終
了する。このとき、極片保持穴30とコンタクトピン1
との嵌め合いを幾分固めにしておくことで、並列する極
片保持穴30…の間に位置する隔壁部分が、コンタクト
ピン1…を順次嵌め込んでいくに従い、素材の合成樹脂
材の弾性により、隣接する極片保持穴30に嵌合してい
るコンタクトピン1を固く締付けていくようになるの
で、コンタクトピン1…の保持は強固なものとなる。
【0026】次に、このコンタクトピン1…の嵌合保持
が終えた中子3dを、主体部3cの筒状部の内腔に嵌挿
していき、保持せしめてあるコンタクトピン1…の各先
端側のピン部を、該主体部3cの前面側の端壁33にあ
けられている小径の円孔状の極片保持穴30…に突き差
して前面側に突き出すようにすれば、多数のコンタクト
ピン1…を所定の位置に保持する極保持部材3が組立て
られる。
【0027】この状態となったところに、図26および
図27に示す如く、フロントシエル4aおよびリヤシエ
ル4bを被せて組付ければ、図28乃至図32に示す如
くコネクタ本体aが組立てられるから、これにカバー5
を組付けることでコネクタAに組立てられる。
【0028】また、このとき、主体部3cに対する中子
3dの嵌合は、図27に示しているように、主体部3c
はフロントシエル4aおよびリヤシエル4bに抱持せし
めておき、この状態のところに、コンタクトピン1…を
保持せしめた中子3dを嵌合させていくこともできるよ
うになる。
【0029】次に図33乃至図56は別の実施例を示し
ている。この実施例は、コンタクトピン1が、ピン状の
雄型のものとなっているのに対し、鞘状の雌型になって
いる場合の例である。
【0030】この例においては、極保持部材3の中子3
dの広巾に形成してある上下方向の外壁面に、側面が開
裂状に開放する断面略U字形の嵌合溝状に形設する極片
保持穴30…の前端部に、嵌合せしめたコンタクトピン
1の鍔部10よりも前端の部分が抜け出るようになるの
を阻上する抜け止め用の突起38が設けてあることと、
極保持部材3の主体部3cには、図38・図49に示し
ている如く、中子3dに保持せしめたコンタクトピン1
の先端側の鞘状部11の外周を囲うガイド筒部39が設
けられていることが、前述の実例のものと異なるだけ
で、その余の構成については前述した実施例と変わりが
なく、その構成は同効の構成部材に同一の符号を付して
詳しい説明は省略する。
【0031】この実施例は、前述の実施例と変わりなく
作用する。次に、図57および図58はさらに異なる実
施例を示している。
【0032】この実施例は、極保持部材3の主体部3c
の筒状部の内腔に嵌合せしめる中子3dに、コンタクト
ピン1…を保持せしめるよう形設する極片保持穴30…
を、中子3dの広巾に形成してある上下方向の外壁面に
開裂部が開放する断面U字形の嵌合溝状に形設すること
については、前述した各実施例と変わりがない。しか
し、中子3dは、上下の外壁面のうちの一方の面にだ
け、断面U字形の嵌合溝状の極片保持穴30…を左右に
整列させて形設しておき、かつ、この中子3dを、極片
保持穴30…を設けてある外壁面が互いに対抗するよう
に一対に接合させて、図58の如く、一つの中子3dに
結合した状態とし、これを、前述の各実施例にあるよう
に極保持部材3の主体部3cの筒状部内に嵌合させてい
くようにしてある。なお。この中子3dのその余の構成
は前述の実施例と変わりがない。
【0033】この実施例においても、コンタクトピン1
…の、極保持部材3の極片保持穴30…に対する嵌合
が、コンタクトピン1を極片保持穴30と平行する姿勢
として、側面から押し込むことで行なわれるようにな
り、前述の実施例と同様に作用する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による多極
端子型のコネクタにおける極保持部材3は、コンタクト
ピトン1…を中子3dの外壁面に設けた極片保持穴30
…に嵌合して保持せしめるときに、コンタクトピン1を
軸方向が極片保持穴30と平行する姿勢として、その極
片保持穴30に沿わせた状態から、その姿勢のまま、軸
方向と直交する方向に沿い中子3dの外壁面に向けて横
に動かすだけで、極片保持穴30…に対し嵌合していけ
るようになって、コンタクトピン1を極片保持穴30に
保持せしめる作業を著しく容易にする。
【0035】また、極片保持穴30…にコンタクトピン
1…を嵌合させたときに、それらコンタクトピン1に接
続するコード2の中子3dの手前に位置する部位に、た
るみを生ぜしめることがないので、組立てるコネクタを
小型化し得るようになる。
【0036】しかも、コンタクトピン1…を極片保持穴
30…に嵌合するときに、極片保持穴30の選択を誤っ
たり、また、嵌合作業のときにコンタクトピン1…に変
形が生じたときに、極片保持穴30…にコンタクトピン
1…を嵌合させたときの逆の操作により横に動かすだけ
でコンタクトピン1を極片保持穴30から脱き出せるの
で嵌合が簡単にやりなおせるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンタクトピンを芯線の先端に結線したコード
の端末部の側面図である。
【図2】従前の極保持部材の斜視図である。
【図3】同上の極保持部材のコンタクトピンを保持せし
めた状態の斜視図である。
【図4】フロントシエルおよびリヤシエルの斜視図であ
る。
【図5】 極保持部材にコンタクトピンを保持せしめ、
シエルを被せて組立てたコネクタ本体の斜視図である。
【図6】 同上のコネクタ本体にさらにカバーを組付け
て組立てたコネクタ製品の斜視図である。
【図7】 後部極保持部材のコンタクトピンを保持した
状態の縦断側面図である。
【図8】 前部極保持部材の縦断側面図である。
【図9】 本発明を実施せるコネクタの平面図である。
【図10】 同上コネクタの横断平面図である。
【図11】 同上コネクタの縦断側面図である。
【図12】 本発明を実施せる極保持部材の主体部の正
面図である。
【図13】 同上主体部の平面図である。
【図14】 同上主体部の縦断側面図である。
【図15】 本発明による極保持部材の中子の正面図で
ある。
【図16】 同上中子の平面図である。
【図17】 同上中子の後面図である。
【図18】 同上中子の底面図である。
【図19】 同上中子の側面図である。
【図20】 同上中子の図16におけるB−B線断面図
である。
【図21】 同上中子の図18におけるC−C線断面図
である。
【図22】 同上中子の図15におけるA−A線断面図
である。
【図23】 同上中子の斜視図である。
【図24】 同上中子を極保持部材の主体部に嵌合させ
る工程途上の縦断側面図である。
【図25】 同上中子を極保持部材の主体部に嵌合させ
た状態の縦断側面図である。
【図26】 同上中子を主体部に嵌合して、さらにシエ
ルを組付けた状態の縦断側面図である。
【図27】 同上中子を、シエルが先に組付けられた極
保持部材の主体部に嵌合させていく状態の縦断側面図で
ある。
【図28】 中子と主体部とを嵌合して組立てた極保持
部材の外周に、シエルを組付けて組立てたコネクタ本体
の正面図である。
【図29】 同上コネクタ本体の平面図である。
【図30】 同上コネクタ本体の中子を嵌合する前の状
態における後面図である。
【図31】 同上コネクタ本体の中子を嵌合した状態の
後面図である。
【図32】 同上コネクタ本体の側面図である。
【図33】 本発明によるコネクタの別の実施例の平面
図である。
【図34】 同上コネクタの横断平面図である。
【図35】 同上コネクタの縦断側面図である。
【図36】 同上コネクタの極保持部材の主体部の正面
図である。
【図37】 同上主体部の平面図である。
【図38】 同上主体部の縦断側面図である。
【図39】 同上主体部に嵌合する中子の正面図であ
る。
【図40】 同上中子の平面図である。
【図41】 同上中子の後面図である。
【図42】 同上中子の底面図である。
【図43】 同上中子の側面図である。
【図44】 同上中子の図42におけるC−C線断面図
である。
【図45】 同上中子の図40におけるB−B線断面図
である。
【図46】 同上中子の図39におけるA−A線断面図
である。
【図47】 同上中子の斜視図である。
【図48】 同上中子を主体部に対し嵌合していく途上
の縦断側面図である。
【図49】 同上中子を主体部に対し嵌合させた状態の
縦断側面図である。
【図50】 極保持部材の主体部の外周にシエルを組付
けて組立てたコネクタ本体の正面図である。
【図51】 同上コネクタ本体の平面図である。
【図52】 同上コネクタ本体の後面図である。
【図53】 同上コネクタ本体の極保持部材の主体部に
中子を嵌合せしめた状態の後面図である。
【図54】 同上コネクタ本体の側面図である。
【図55】 同上コネクタ本体の縦断側面図である。
【図56】 同上コネクタ本体に中子を嵌合していく状
態の縦断側面図である。
【図57】 さらに異なる実施例の中子の縦断正面図で
ある。
【図58】 同上中子の接合状態の縦断正面図である。
【符号の説明】
A…コネクタ、a…コネクタ本体、1…コンタクトピ
ン、10…鍔部、11…鞘状部、2…コード、20…外
皮、21…芯線、22…金属線、3…極保持部材、3a
…雄型の前部極保持部材、3b…雌型の後部極保持部
材、3c…主体部、3d…中子、30…極片保持穴、3
1…係止爪、32…係合鍔部、33…端壁、34…係合
突起、35…係合溝、36…係合溝部、37…縮径部、
38…突起、39…ガイド筒部、4…シエル、4a…フ
ロントシエル、4b…リヤシエル、40…接合鍔、5…
カバー、5a・5b…カバー部材。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂材により成形する有底の筒状の
    主体部3cとそれの内腔に抜き差し自在に嵌合する中子
    3dとよりなり、それの中子3dには、多数のコンタク
    トピン1…を各別に保持せしめる多数の極片保持穴30
    …を、それらの軸方向が前後方向に沿う状態として、左
    右に整列させて装設し、かつ、それら極片保持穴30…
    は、軸方向に沿う側面に開裂部を具備する断面略U字状
    の嵌合溝状に形成するとともに、その開裂部を介し前記
    コンタクトピン1…が軸方向を前後方向に沿わせた姿勢
    のまま軸方向と直交する方向の移動により該極片保持穴
    30…に対し装脱自在に嵌合し、かつ、その開裂部が、
    中子3dの上下方向の外壁面に外部に向け開放する形状
    に装設したことを特徴とする多極端子型のコネクタにお
    ける極保持部材。
  2. 【請求項2】 合成樹脂材により成形する有底の筒状の
    主体部3cとそれの内腔に抜き差し自在に嵌合する中子
    3dとよりなり、それの中子3dには、多数のコンタク
    トピン1…を各別に保持せしめる多数の極片保持穴30
    …を、それらの軸方向が前後方向に沿う状態として、左
    右に整列させて装設し、かつ、それら極片保持穴30…
    は、軸方向に沿う側面に開裂部を具備する断面略U字状
    の嵌合溝状に形成するとともに、その開裂部を介し前記
    コンタクトピン1…が軸方向を前後方向に沿わせた姿勢
    のまま軸方向と直交する方向の移動により該極片保持穴
    30…に対し装脱に嵌合し、かつ、その開裂部が、中子
    3dの上下方向の外壁面に外部に向け開放する形状に装
    設し、主体部3cの前面側の端壁33に、各コンタクト
    ピン1…の先端部をそれぞれ貫通させる小径の円孔を設
    けたことを特徴とする多極端子型のコネクタにおける極
    保持部材。
  3. 【請求項3】 合成樹脂材により成形する有底の筒状の
    主体部3cとそれの内腔に抜き差し自在に嵌合する中子
    3dとよりなり、それの中子3dには、多数のコンタク
    トピン1…を各別に保持せしめる多数の極片保持穴30
    …を、それらの軸方向が前後方向に沿う状態として、左
    右に整列させて装設し、かつ、それら極片保持穴30…
    は、軸方向に沿う側面に開裂部を具備する断面略U字状
    の嵌合溝状に形成するとともに、その開裂部を介し前記
    コンタクトピン1…が軸方向を前後方向に沿わせた姿勢
    のまま軸方向と直交する方向の移動により該極片保持穴
    30…に対し装脱自在に嵌合し、かつ、その開裂部が、
    中子3dの上下方向の外壁面に外部に向け開放する形状
    に装設し、主体部3cの前面側の端壁33の前面側に、
    コンタクトピン1の先端の鞘状部を囲うガイド筒部39
    を、主体部3cに一体に連続させて設けたことを特徴と
    する多極端子型のコネクタにおける極保持部材。
  4. 【請求項4】 合成樹脂材により成形する有底の筒状の
    主体部3cとそれの内腔に抜き差し自在に嵌合する中子
    3dとよりなり、それの中子3dには、多数のコンタク
    トピン1…を各別に保持せしめる多数の極片保持穴30
    …を、それらの軸方向が前後方向に沿う状態として、左
    右に整列させて装設し、かつ、それら極片保持穴30…
    は、軸方向に沿う側面に開裂部を具備する断面略U字状
    の嵌合溝状に形成するとともに、その開裂部を介し前記
    コンタクトピン1…が軸方向を前後方向に沿わせた姿勢
    のまま軸方向と直交する方向の移動により該極片保持穴
    30…に対し装脱自在に嵌合し、かつ、その開裂部が、
    中子3dの上下方向の外壁面に外部に向け開放する形状
    に装設し、さらに、前記断面U字形の嵌合溝状の極片保
    持穴30…を、中子3dの上下の外壁面のうちの一方の
    外壁面に設け、この中子3dを、極片保持穴30…を設
    けた側の外壁面が対向するように一対に接合し、この一
    対の中子3d・3dを主体部3cの筒状部の内腔に嵌合
    せしめることを特徴とする多極端子型のコネクタにおけ
    る極保持部材。
JP3329952A 1991-11-19 1991-11-19 多極端子型のコネクタにおける極保持部材 Expired - Fee Related JP2585155B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3329952A JP2585155B2 (ja) 1991-11-19 1991-11-19 多極端子型のコネクタにおける極保持部材
KR1019920015656A KR930011333A (ko) 1991-11-19 1992-08-29 콘넥터에 있어서의 극유지부재
US07/970,392 US5222911A (en) 1991-11-19 1992-11-02 Pole holding member in connector
MYPI92002031A MY108209A (en) 1991-11-19 1992-11-10 Pole holding member in connector
GB9223981A GB2261777A (en) 1991-11-19 1992-11-16 Pole holding member for an electrical connector
DE4238817A DE4238817A1 (ja) 1991-11-19 1992-11-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3329952A JP2585155B2 (ja) 1991-11-19 1991-11-19 多極端子型のコネクタにおける極保持部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05144500A JPH05144500A (ja) 1993-06-11
JP2585155B2 true JP2585155B2 (ja) 1997-02-26

Family

ID=18227102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3329952A Expired - Fee Related JP2585155B2 (ja) 1991-11-19 1991-11-19 多極端子型のコネクタにおける極保持部材

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5222911A (ja)
JP (1) JP2585155B2 (ja)
KR (1) KR930011333A (ja)
DE (1) DE4238817A1 (ja)
GB (1) GB2261777A (ja)
MY (1) MY108209A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10009749B4 (de) * 2000-03-01 2004-11-04 Amphenol-Tuchel Electronics Gmbh Kontaktbefestigung
DE10009750B4 (de) * 2000-03-01 2004-10-14 Amphenol-Tuchel Electronics Gmbh Schutzleiterverbindung
JP6145769B2 (ja) 2013-06-05 2017-06-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 プラグ
DE102014112991A1 (de) 2014-09-09 2016-03-10 Amphenol-Tuchel Electronics Gmbh Rundsteckverbinder

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5755757Y2 (ja) * 1978-12-22 1982-12-01
US4364621A (en) * 1980-02-28 1982-12-21 General Signal Corp. Electrical connector
FR2515883A1 (fr) * 1981-11-03 1983-05-06 Souriau & Cie Connecteur plat a grand nombre de contacts
FR2536594A1 (fr) * 1982-11-22 1984-05-25 Droguet Int Connecteur electrique et douille notamment pour guirlandes electriques
GB2136219A (en) * 1983-03-01 1984-09-12 Lucas Ind Plc Mounting terminals in an electrical connector
JPS6276176A (ja) * 1985-09-20 1987-04-08 モレツクス インコ−ポレ−テツド 電気コネクタ組立体
US4781625A (en) * 1987-12-29 1988-11-01 Ming Fortune Industry Co., Ltd. Transferring device for electrical connectors
DE3940230A1 (de) * 1989-12-05 1991-06-06 Siemens Nixdorf Inf Syst Steckeranordnung fuer ein mehradriges kabel
US5026304A (en) * 1989-12-22 1991-06-25 Amp Incorporated Connector and connector assembly having improved terminal insertion feature

Also Published As

Publication number Publication date
DE4238817A1 (ja) 1993-05-27
GB9223981D0 (en) 1993-01-06
GB2261777A (en) 1993-05-26
KR930011333A (ko) 1993-06-24
JPH05144500A (ja) 1993-06-11
MY108209A (en) 1996-08-30
US5222911A (en) 1993-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5803770A (en) Connector for electrical cable and method of making
JP2525660B2 (ja) 電気コネクタ組立体およびそれに使用する成端カバ―
EP1003249A1 (en) A shielding terminal
US5154632A (en) Shielded wire connector
US5415562A (en) Pressure welding connector
JPH01315968A (ja) 電気コネクタ
US6146207A (en) Coupling element for two plugs, adapted male and female elements and coupling device obtained
US4405193A (en) Preloaded electrical connector
US20010023147A1 (en) Connector having at least one contact-pin inserting port for insertion of a conduction contact pin of a connector conduction-test tool
JP3800278B2 (ja) コネクタハウジングとカバーとの誤組防止構造
JPH0626150B2 (ja) 電線自動露出コネクタ
JP2579149B2 (ja) 電気コネクタ
JP2585155B2 (ja) 多極端子型のコネクタにおける極保持部材
JPH01232680A (ja) 圧着コネクタおよびその取付け方法
CA1063690A (en) Insulation piercing electrical connector
JPH084020B2 (ja) 電話ケ−ブル用のコネクタ
JP2000223198A (ja) 電気コネクタ
JPH0878071A (ja) シールドコネクタ
US4836800A (en) Electrical connector (with telescoping for sealing)
KR100549788B1 (ko) 차량용 커넥터 조립체
JP3405253B2 (ja) 圧接型防水コネクタ
JPH0648761Y2 (ja) 自動布線用コネクタ
WO2023276312A1 (ja) ケーブルコネクタ
JP3415426B2 (ja) コネクタにおけるコード線の外皮の剥離装置およびコネクタにおけるコード線の芯線と接触端子との接続方法
JPS5821081Y2 (ja) 電気コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees