JP2584541Y2 - 減衰力可変型緩衝器 - Google Patents

減衰力可変型緩衝器

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JP2584541Y2
JP2584541Y2 JP1990123798U JP12379890U JP2584541Y2 JP 2584541 Y2 JP2584541 Y2 JP 2584541Y2 JP 1990123798 U JP1990123798 U JP 1990123798U JP 12379890 U JP12379890 U JP 12379890U JP 2584541 Y2 JP2584541 Y2 JP 2584541Y2
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隆之 古屋
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、減衰力可変型緩衝器に関し、特に、振動周
波数に感応して減衰力特性を自動的に変化させる周波数
感応タイプのものに関する。
(従来の技術) 従来、周波数感応タイプの減衰力可変型緩衝器とし
て、例えば、実公昭63-27157号公報に記載されているよ
うなものが知られている。
この従来の減衰力可変型緩衝器は、ピストンで画成さ
れた2室を連通する伸側連通路と、該伸側連通路に形成
された伸側減衰バルブと、該伸側減衰バルブの撓み特性
を変化させるべく摺動穴内に摺動自在に設けられたディ
スクバルブと、該ディスクバルブの上端面側に形成され
チェック弁及び絞りを介して伸側連通路と連通する伸側
受圧室とが設けられたものである。
即ち、ピストンの伸行程において、その振動周波数が
一定値未満である時は、伸側受圧室の流体圧が上昇して
ディスクバルブを下方へ摺動させ、この摺動で、伸側減
衰バルブの撓み強度を増大させて高減衰力特性とすると
共に、その振動周波数が一定値以上である時は、絞りに
よる高周波カット作用で伸側受圧室の流体圧上昇を阻止
し、これにより、伸側減衰バルブの撓み強度を低い状態
に保持させて低減衰力特性とするようにしたものであっ
た。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の減衰力可変型緩衝器
にあっては、第8図の実線で示すように、ピストンスト
ローク量の大小に拘らず、高周波入力時には、絞りによ
る高周波カット作用に基づいて減衰力が低減(以後これ
をハイカット作用という)してしまうため、大ストロー
ク時に低減衰力となることで、車両のばね下共振点にお
いて、ばね下のバタツキが発生し、このため、十分な乗
り心地が確保できなくなるという問題あった。
本考案は、上述のような従来の問題に着目して成され
たもので、ピストンの大ストローク時には高周波入力時
であっても高減衰力状態を維持させ、これにより、車両
のばね下共振点におけるばね下のバタツキの発生を防止
して乗り心地の向上を図ることのできる減衰力可変型緩
衝器を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本考案では、ピストンの摺動に伴って移動可能で、そ
の移動量に応じて伝達路またはバイパス路の流路面積を
変更可能に形成されたリテーナを設けて上述の目的を達
成するようにした。
即ち、本考案の減衰力可変型緩衝器は、シリンダ内を
伸行程時に容積が縮小される上部室と圧行程時に容積が
縮小される下部室とに画成して摺動自在に設けられたピ
ストンと、前記上部室と下部室間の流体の流通を制限す
ることにより減衰力を発生する減衰力発生手段と、前記
上部室に伸側伝達路を介して連通された伸側受圧室、お
よび、前記下部室に圧側伝達路を介して連通された圧側
受圧室の液圧を一端と他端とで受圧して摺動し、この摺
動により前記減衰力発生手段を迂回するバイパス路に設
けられた可変絞りの開度を変更する可動部材と、前記伝
達路の途中に設けられた固定絞りと、を備え、入力周波
数に応じてバイパス路の開度を変更するように構成され
た減衰力可変型緩衝器であって、前記ピストンの摺動方
向に移動可能に設けられ、移動量に応じて伸側伝達路ま
たはバイパス路の流路面積を変更可能に形成された伸側
リテーナ、および、移動量に応じて圧側伝達路またはバ
イパス路の流路面積を変更可能に形成された圧側リテー
ナと、各リテーナが流路面積を所定面積とする設定位置
からの移動を阻止する方向にリテーナを付勢する付勢手
段と、前記ピストンのストローク量に対応して、ピスト
ンの伸行程におけるストローク量が所定量を越えると前
記付勢手段の付勢方向に対向する方向に前記伸側リテー
ナを押圧する伸側押圧手段、および、ピストンの圧行程
におけるストローク量が所定量を越えると前記付勢手段
の付勢方向に対向する方向に前記圧側リテーナを押圧す
る圧側押圧手段と、を設けたことを特徴とする。
(作用) ピストンがストロークすると、液圧差により生じる流
体の流通で減衰力発生手段において減衰力が発生する。
この場合、伸側・圧側両受圧室の液圧を受圧して可動
部材が摺動すると、バイパス路に設けられた可変絞りの
開度が変わり減衰力特性が変更される。
また、この可動部材の摺動は緩衝器への入力周波数に
応じてキャンセルされる。即ち、緩衝器への入力周波数
が所定の周波数未満の低周波数でストロークする時は、
上部室および下部室の流体圧力が伝達路に設けた固定絞
りを通過して(リテーナが伝達路の流路断面積を変更す
る場合には、固定絞りに加えてリテーナによる絞りも通
過して)伸側・圧側両受圧室に伝達されるため、可動部
材が摺動して上記特性変更を行うが、入力周波数が所定
の周波数以上の高周波数である時は、固定絞り(及びリ
テーナの絞り)による高周波数伝達カット作用により伸
側・圧側両受圧室への液圧の伝達が規制されるため、可
動部材の摺動が成されず、よって上述の減衰力特性の変
更はキャンセルされる。
次に、ピストンの摺動に伴って伸側リテーナあるいは
圧側リテーナが移動した際の作用について説明する。
伸側(圧側)リテーナが設定位置から移動すると、こ
の移動量に応じて伸側(圧側)伝達路もしくはバイパス
路の流路断面積が設定面積から変更される。
そして、伸側(圧側)リテーナが伝達路の流路断面積
を変更する構成の場合には、以下のように作動する。つ
まり、伸側(圧側)リテーナが設定位置に配置され伸側
(圧側)伝達路の流路断面積が設定面積である時には、
上述のような周波数に応答した減衰力特性の変更が成さ
れる。
一方、伸側(圧側)リテーナの設定位置からの移動に
より伸側(圧側)伝達路の流路断面積を広げた場合に
は、液圧伝達が容易となり、上述の高周波伝達カット作
用が生じないようにでき、それにより減衰力特性の変更
をキャンセルできる。
従って、伸側(圧側)押圧手段と付勢手段との関係
を、ピストンの大ストローク時に伸側(圧側)伝達路の
流路断面積を拡大するようにし、高周波振動時でも大ス
トローク時には高減衰力特性に制御することができる。
また、伸側(圧側)リテーナがバイパス路の流路断面
積を変更する構成の場合には、以下のように作動する。
つまり、伸側(圧側)リテーナが設定位置に配置されバ
イパス路の流路断面積が設定面積である時には、上述の
周波数に応答した減衰力特性の変更が成される。一方、
伸側(圧側)リテーナの設定位置からの移動によりバイ
パス路の流路断面積を狭めた場合には、可動部材の位置
に関係なくバイパス路による流体流通が制限されて高減
衰力に制御できるもので、従って、ピストンの大ストロ
ーク時にバイパス路の流路断面積を狭めるようにして、
高周波振動時でも大ストローク時には高減衰力特性に制
御することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
まず、リテーナを伝達路の途中に設けた例である第1
実施例の構成について説明する。
第2図に示すように、第1実施例の減衰力可変型緩衝
器は、シリンダ1にピストンロッド3が挿入され、この
ピストンロッド3の先端に設けられたピストン2により
シリンダ1の内部が上部室Aと下部室Bとに画成されて
いる。
第1図は、減衰力可変型緩衝器の主要部を示す断面図
であって、前記ピストンロッド3の軸芯部には、上部室
Aと下部室Bとを連通する流路3gが穿設されていて、こ
の流路3gの上部室A側開口部はピストンロッド3の中間
中径部3cを直径方向に貫通するポート3fで形成されてい
る。
そして、ピストン2は、前記ピストンロッド3の先端
部に対し、リテーナ4a,ワッシャ5a,圧側高減衰バルブ
(減衰力発生手段)6,ピストン2,伸側1段目減衰バルブ
(減衰力発生手段)7,ワッシャ5b,リテーナ4b,伸側2段
目減衰バルブ(減衰力発生手段)8,ワッシャ5c,カラー
9,スプリングシート10,スプリングSを順次装着し、最
後にナット11で締結して取り付けられている。
さらに詳述すると、上部室A側であるピストン2の上
端面には、内外二重に内側環状溝2aと外側環状溝2bが形
成されており、そして、この両環状溝2a,2bは、ピスト
ン2に上下方向に穿設された複数個の伸側連通路2c及び
圧側連通路2dによりそれぞれ下部室Bに連通され、外側
環状溝2bは圧側高減衰バルブ6により開閉される。
前記伸側連通路2cの下端部には内側環状溝2eが形成さ
れ、伸側1段目減衰バルブ7により開閉可能となってい
る。
また、前記内側環状溝2eの外周には外側環状溝2gが形
成され、前記伸側2段目減衰バルブ8により開閉可能と
なっている。そして、この伸側2段目減衰バルブ8の第
2シート面2h位置にはスプリングシート10を介してスプ
リングSのセット荷重が付与されている。
また、前記ピストン2の上方位置にはピストンロッド
3の外周に伸側リテーナ40が上下摺動自在に設けられ、
円筒状の本体部40aと、該本体部40aの上端部から外向き
に突出形成されたフランジ部40bとを有している。そし
て、前記本体部40aには、ポート3fの両開口部と対向す
る位置にオリフィス孔40cがそれぞれ穿設されていて、
伸側リテーナ40が下方に摺動することでポート3fの端部
が最大に開口すると共に、伸側リテーナ40が上方に摺動
することでポート3fの端部の開度が絞られるように構成
されている。
また、前記フランジ部40bとリテーナ4aとの間には、
伸側リテーナ40を上方へ押圧付勢する付勢手段としての
スプリング41が介装され、かつ、フランジ部40bとロッ
ドガイド部材(シリンダ側部材)44との間には伸側スプ
リング43が介装されている(第2図参照)。
また、前記ナット11の下部には、内部に前記流路3と
連通した大径穴11aを有する円筒状のハウジング部11bが
一体に設けられており、このハウジング部11bの大径穴1
1a内には、上方から順に、リテーナ12,ワッシャ13,伸側
チェックプレート14,伸側オリフィスプレート15,伸側シ
ートプレート16,スプールボディ17,圧側シートプレート
18,圧側オリフィスプレート19,圧側チェックプレート2
0,ワッシャ30,リテーナ21,スタッド22,ワッシャ23a,圧
側低減衰バルブ24,サブバルブボディ25,伸側低減衰バル
ブ26,ワッシャ23b,カラー27,リテーナ28が装着されてい
る。
さらに詳述すると、前記スプールボディ17は、その軸
心部にスプール穴17aが形成された円筒状に形成され、
また、外周面中途部には、大径穴11aとの間をシールす
るシールリング29が装着されている。
前記リテーナ12は、薄手の板素材の中央部に中央孔12
aが形成されると共に、外周部には、周方向等間隔のも
とに形成された切欠き部12bによってその中途部からそ
れぞれ下向きに折曲された複数本の脚片部12cが形成さ
れた構造となっている。
前記伸側チェックプレート14は、第4図に示すよう
に、可撓性を有する薄手の板素材にその一部を残した切
欠環状孔14aを形成することによって、環状の外周固定
部14bと、中央の円形弁部14cと、両者間を連通する連結
部14dとが形成された構造となっている。
前記伸側オリフィスプレート15は、第5図に示すよう
に、薄手の板素材の中央部に、前記伸側チェックプレー
ト14の弁部14cより小径の中央孔15aが形成され、該中央
孔15aの外周で前記伸側チェックプレート14の切欠環状
孔14aと対向する位置にはその周方向に沿って円弧状の
長穴15bが形成され、さらに、該長穴15bの中間部と中央
孔15a間が細幅の切欠き部15cで連結された構造となって
いる。
第1図に戻り前記伸側シートプレート16は、厚手の板
素材の中央部に、前記伸側オリフィスプレート15の中央
孔15aよりは小径の中央孔16aが形成された構造となって
いる(第3A,3B図参照)。
また、前記ワッシャ13と伸側チェックプレート14と伸
側オリフィスプレート15と伸側シートプレート16は、ス
プールボディ17と同径に形成されると共に、リテーナ12
とスプールボディ17の上部開口端面との間でその外周部
を挟持固定した状態で設けられている。そして、リテー
ナ12は、その脚片部12cの先端部がハウジング部11bとス
プールボディ17との間に形成された上部環状空間17c内
に挿入した状態で設けられている。
即ち、伸側チェックプレート14と伸側オリフィスプレ
ート15とを重ねた平面図である第3A図及び第1図E部拡
大図(第3A図のIII-III断面図)である第3B図に示すよ
うに、伸側オリフィスプレート15における中央孔15a及
び切欠部15cの上側が伸側チェックプレート14の円形弁
部14c及び連結部14dで覆われて、長穴15bと中央孔15aと
の間に切欠部15cの開口幅w(第5図参照)と伸側オリ
フィスプレート15の厚みh1とで断面長方形の伸側絞りb1
を形成している。
次に、第1図に戻り、前記リテーナ21、圧側シートプ
レート18、圧側オリフィスプレート19、及び、圧側チェ
ックプレート20は、上述のリテーナ12、伸側シートプレ
ート16、伸側オリフィスプレート15、及び、伸側チェッ
クプレート14とそれぞれ同一形状であって、リテーナ21
だけは、リテーナ12と表裏逆方向に組み付けられてい
る。即ち、図中、18aは中央孔、19aは中央孔、19bは長
穴、19cは切欠き部、20aは切欠環状溝、20bは外周固定
部、20cは弁部、21aは中央孔、21bは切欠き部、21cは脚
片部、b2は圧側絞りを示す。
前記スタッド22は、前記大径穴11aより小径の上端大
径部22aと、中間小径部22cと、下端大径部22dとで構成
され、その軸心部にはリテーナ21の中央孔21a側と下部
室Bとを連通する連通孔22bが形成されていて、この連
通孔22bの下部室B側開口部は中間小径部22cを直径方向
に貫通するポート22eで形成されている。
そして、上述の圧側シートプレート18、圧側オリフィ
スプレート19、及び、圧側チェックプレート20が、前記
スプールボディ17の下部開口端面とリテーナ21との間で
その外周部を挟持した状態で設けられている。
前記スタッド22の中間小径部22cには、上部から順に
前記ワッシャ23a,圧側低減衰バルブ24,サブバルブボデ
ィ25,伸側低減衰バルブ26,ワッシャ23b,カラー27,リテ
ーナ28が装着されている。
そして、ハウジング部11bの下端開口縁部をリテーナ2
8の下面側にカシメることによって、上記各部材がナッ
ト11の大径穴11a内に全て組み込まれている。
さらに詳述すると、前記サブバルブボディ25の上面に
は一部切欠環状溝25aが形成され、前記圧側低減衰バル
ブ24で開閉される。
そして、前記環状溝25aは、サブバルブボディ25に穿
設された圧側流路25c及びリテーナ28に穿設された連通
孔28aによって下部室Bと連通されている。
一方、サブバルブボディ25の下面には一部切欠環状溝
25dが形成され、前記伸側低減衰バルブ26で開閉され
る。
そして、前記環状溝25dは、サブバルブボディ25に穿
設された伸側流路25fによって大径穴11aと連通されてい
る。
尚、前記リテーナ21は、その脚片部21cの先端部をハ
ウジング部11bとスプールボディ17との間に形成された
下部環状空間17d内に挿入した状態で設けられている。
前記スプールボディ17には、環状突出部17bを挟んで
上下に上部環状空間17cとスプール穴17a間を連通する複
数の伸側ポート17e及び下部環状空間17dとスプール穴17
a間を連通する複数の圧側ポート17fが形成されている。
前記スプール穴17a内には、その上下両面側に伸側受
圧室D1及び圧側受圧室D2を画成して可動部材としてのス
プール31が上下方向摺動可能に設けられている。このス
プール31は、断面が略H字状に形成され、上端の伸側受
圧面31aと伸側シートプレート16間及び下端の圧側受圧
面31bと圧側シートプレート18間にセンタリングスプリ
ング32,33が介装され、この両センタリングスプリング3
2,33によりスプール31が中立位置に保持されるように付
勢されている。
また、スプール31の外周面には、スプール31の中立位
置で前記伸側ポート17eと圧側ポート17fを連通する環状
溝31cが形成されており、この環状溝31cの上縁側と伸側
ポート17eとで伸側可変絞り34が形成され、また、環状
溝31cの下縁側と圧側ポート17fとで圧側可変絞り35が形
成されている。
また、前記スタッド22における中間小径部22cの外周
には圧側リテーナ50が設けられている。この圧側リテー
ナ50は、中間小径部22cの外周面に沿って上下摺動自在
に設けられた円筒状の本体部50aと、該本体部50aの下端
部から外向きに突出形成されたフランジ部50bとで構成
されている。そして、前記本体部50aには、ポート22eの
開口端部と対向する位置にオリフィス孔50cがそれぞれ
穿設されていて、圧側リテーナ50が上方に摺動すること
でポート22eの開口端部が最大に開口すると共に、圧側
リテーナ50が下方に摺動することでこの開口端部の開度
が絞られるように構成されている。
また、前記フランジ部50bとリテーナ28との間には、
圧側リテーナ50を下方へ押圧付勢する付勢手段としての
スプリング51が介装され、かつ、フランジ部50bと、シ
リンダ1の下部内周に突出形成された環状段部(シリン
ダ側部材)1aとの間には圧側スプリング53が介装されて
いる(第1図参照)。
従って、伸側受圧室D1には、オリフィス孔40c,ポート
3f,流路3g,中央孔12e,切欠環状孔14a,伸側絞りb1,中央
孔15a,中央孔16aで構成される伸側伝達路IVを経由して
上部室A側の流体圧が伝達可能となっている。
一方、圧側受圧室D2には、オリフィス孔50c,ポート22
e,連通孔22b,中央孔21a,切欠環状孔20a,圧側絞りb2,中
央孔19a,中央孔18aで構成される圧側伝達路Vを経由し
て下部室B側の流体圧が伝達可能となっている。
以上の構成のこの実施例では、上部室Aと下部室Bと
の間で流体の流通が成される連通路が3経路形成されて
いる。
まず、伸側第1連通路Iは、内側環状溝2aと伸側連通
路2c内側環状溝2eと外側環状溝2gを順に辿る経路であ
る。
次に圧側第1連通路IIは、圧側連通路2dから外側環状
溝2bを順に辿る経路である。
そして、第2連通路IIIは、流路3gと切欠き部12bと上
部環状空間17cと伸側ポート17eと環状溝31cと圧側ポー
ト17fと下部環状空間17dと切欠き部21bと伸側流路25fと
一部切欠環状溝25dと連通孔28aとを順に辿るか、また
は、連通孔28aから圧側流路25cと一部切欠環状溝25aを
通り、以上を逆に辿る経路である。
次に、実施例の作用について説明する。
(イ)伸行程時 即ち、ピストン2の伸行程が成されると、上部室A内
の流体は伸側第1連通路I及び第2連通路IIIの2つの
経路を通って下部室B内に流通可能である。
この場合、伸側可変絞り34が開かれて第2連通路III
が流通可能な場合には、流体が第2連通路IIIを通り伸
側低減衰バルブ26を開弁して流通し、一方、伸側可変絞
り34が閉じられて第2連通路IIIの流通が不可能な場合
には、流体は伸側第1連通路Iを通り、伸側1段目減衰
バルブを開弁し、さらにスプリングSの閉弁力に抗して
伸側2段目減衰バルブ8を開弁して下部室Bに流通す
る。
尚、以上2つの経路の内、第2連通路III側は、スプ
ール31の摺動によって伸側可変絞り34の開度を変化させ
ることができ、これにより、減衰力レンジを低減衰力か
ら高減衰力まで連続的に無段階に変化させることができ
る。
即ち、低減衰力レンジとなるのは、第2連通路III側
が開かれている場合である。
この場合、ピストン2の低速作動域では、流体は第2
連通路IIIを円滑に流通し、伸側可変絞り34で速度2乗
特性の減衰力が生じると共に、それと直列に伸側低減衰
バルブ26で速度2乗特性とは変化率が対称的に変化する
速度2/3乗特性の減衰力が生じ、ピストン速度に1次比
例の直線的な減衰力特性となる。
一方、高速作動域では、流体が伸側第1連通路I側を
流通し、伸側1段目減衰バルブ7と伸側2段目減衰バル
ブ8とで、速度2/3乗特性の減衰力が直列に生じ、この
場合、ピストン速度の上昇に伴ない変化率が低下する2/
3乗特性の変化率の低下が抑えられピストン速度に1次
比例の直線的な特性になる。
また、高減衰力レンジとなるのは、スプール31が下方
へ摺動して、第2連通路III側(伸側可変絞り34)の流
路面積が狭くなった時である。この場合、伸側1段目減
衰バルブ7と伸側2段目減衰バルブ8とで速度2/3乗特
性の減衰力が直列に生じるもので、直線的な減衰力特性
が得られる。
以上のような減衰力レンジの切り換えは、言い換える
と、前記スプール31の摺動は、流体圧の振動周波数に対
応して成される。
a)低周波入力時 上部室A側の流体圧の振動周波数が所定値未満(低周
波)である時は、伸側絞りb1を円滑に通過して伸側受圧
室D1側へ流体圧が伝達されるので、伸側受圧室D1の流体
圧が上昇して両受圧室D1,D2間に流体圧の差が生じ、こ
れにより、第1図の右半断面図に示すように、スプール
31を下方へ摺動させるので、伸側可変絞り34が閉じられ
て第2連通路IIIの流通が規制され、これにより、高減
衰力レンジとなる。
b)高周波入力時 即ち、上部流体室A側の流体圧の振動周波数が所定値
以上(高周波)である時は、伸側絞りb1の絞り作用によ
る高周波カット作用で、伸側受圧室D1側への流体圧の伝
達量が少ないため、両受圧室D1,D2間に流体圧の差が生
じ難く、このため、第2図の左半断面図に示すように、
スプール31は、センタリングスプリング32,33の付勢力
で中立位置に保持されたままで、第2連通路IIIが流通
可能となっており、これにより、低減衰力レンジとな
る。
c)大ストローク時 ピストン2のストローク量が大きくなるにつれて、第
6図の右半断面図に示すように、伸側スプリング43が次
第に圧縮されて弾発力が強くなると、この弾発力がスプ
リング41の付勢力に打ち勝って伸側リテーナ40を下方へ
摺動させ、これにより、ポート3fの開口量が増加し、伸
側受圧室D1側へ流体圧の伝達量を増大させるように作用
するため、第8図の上側点線で示すように、ハイカット
作用の生じる周波数(減衰力の変曲点P1)が高周波側に
大きくスライドする。
従って、大ストローク時において振動周波数が高くな
っても、高減衰力状態に維持させることができる。
(ロ)圧行程時 ピストン2の圧行程が成されると、下部室B内の流体
は圧側第1連通路II及び第2連通路IIIを通り上部室A
へ流通可能である。
この場合、圧側可変絞り35が開かれて第2連通路III
の流路断面積が大きな場合には、流体が第2連通路III
を通り、圧側低減衰バルブ24を開弁して流通し、また、
圧側可変絞り35が閉じられて第2連通路IIIの流通が不
可能な場合には、流体は第1連通路IIを通り、圧側高減
衰バルブ6を開弁して上部室Aに流通する。
尚、以上2つの経路の内、第2連通路III側は、上述
の伸行程時と同様に、スプール31の摺動によって圧側可
変絞り35の開度を変化させることができ、これにより、
減衰力レンジを低減衰力から高減衰力まで連続的に無段
階に変化させることができる。
即ち、低減衰力レンジとなるのは、第2連通路III側
が開かれている場合である。
この場合、ピストン2の低速作動域では、流体は第2
連通路IIIを流通し、圧側可変絞り35で速度2乗特性の
減衰力が生じると共に、それと直列に圧側低減衰バルブ
24で速度2乗特性とは変化率が対称的に変化する速度2/
3乗特性の減衰力が生じ、ピストン速度に1次比例の直
線的な減衰力特性となる。
一方、高速作動域では、流体が圧側連通路2d側を流通
し、圧側高減衰バルブ6で速度2/3乗特性の減衰力が生
じる。
また、高減衰力レンジとなるのは第2連通路IIIが閉
じている時である。
この場合、圧側高減衰バルブ6で速度2/3乗特性の減
衰力が直列に生じる。
以上のような減衰力レンジの切り換え(前記スプール
31の摺動)は、伸行程と同様に流体圧の振動周波数に対
応して成される。
a)低周波入力時 下部室B側の流体圧の振動周波数が所定値未満(低周
波)である時は、圧側絞りb2を円滑に通過して圧側受圧
室D2側へ流体圧が伝達されるので、圧側受圧室D2の流体
圧が上昇して両受圧室D1,D2間に流体圧の差が生じ、こ
れにより、スプール31を上方へ摺動させるので、圧側可
変絞り35が狭まり、第2連通路IIIの開度が小さく高減
衰力レンジとなる。
b)高周波入力時 下部室B側の流体圧の振動周波数が所定値以上(高周
波)である時は、圧側絞りb2の絞り作用による高周波カ
ット作用で、圧側受圧室D2側への流体圧の伝達量が少な
いため、両受圧室D1,D2間に流体圧の差が生じ難く、こ
のため、スプール31は、センタリングスプリング32,33
の付勢力で中立位置に保持されたままで、第2連通路II
Iの開度が大きく、低減衰力レンジとなる。
c)大ストローク時 ピストン2のストローク量が大きくなるにつれて、第
7図の右半断面図に示すように、圧側スプリング53が次
第に圧縮されて弾発力が強くなると、この弾発力がスプ
リング51の付勢力に打ち勝って圧側リテーナ50を下方へ
摺動させ、これにより、ポート22eの両開口部とオリフ
ィス孔50cとが一致してオリフィス孔50cの開口量が増加
し、圧側受圧室D2側への流体圧の伝達量を増大させるよ
うに作用するため、第8図の下側点線で示すように、ハ
イカット作用の生じる周波数(減衰力の変曲点P2)が高
周波側に大きくスライドする。
従って、大ストローク時において振動周波数が高くな
っても、高減衰力状態に維持させることができる。
以上説明してきたように、第1実施例の減衰力可変型
緩衝器では、ピストン2の小ストローク時においては、
所望のハイカット作用を得ることができると共に、大ス
トローク時には高周波入力時であっても高減衰力状態に
維持されるので、車両のばね下共振点におけるばね下の
バタツキの発生を防止して乗り心地の向上が図れるとい
う特徴を有している。
また、伸・圧両行程の減衰力特性を振動周波数に感応
して自動的に変化させるための減衰力可変構造がすべて
ピストン2側に一括して組み込まれているので、ベース
側は標準タイプの構造のものを使用でき、さらに、前記
減衰力可変構造内、伸・圧両高減衰バルブ以外の構成要
素が、ピストンロッド3にピストン2を締結するナット
11内にすべて組み込まれているので、その組み立て作業
が簡略化されると共に、ピストン2自体も標準タイプの
構造のものを使用でき、従って、標準タイプとの部品の
共用と組み立て作業の簡略化が可能となってストを低減
化できるという特徴を有している。
また、1つの第2連通路IIIを伸側と圧側とで共用す
ることによって構造が簡略化され、これにより、装置を
コンパクト化できるという特徴を有している。
また、低減衰力レンジでは、伸行程時においても圧行
程時においても、低速作動域から高速作動域までの作動
全域において、ピストン速度に対して直線的な減衰力特
性が得られるので、操縦安定性の向上と乗り心地向上と
を両立することができるという特徴を有している。
さらに、極低速作動域の減衰力特性の設定に関し、低
速作動域にあっては、低減速力レンジの場合、可変絞り
34(35)の特性(速度2乗特性)と、低減衰バルブ26
(24)の特性(速度2/3乗特性)とで決定されるので、
この場合は、減衰バルブのみで設定するのに比べ、設定
自由度が高いし、しかも、このバルブの特性と可変絞り
特性とは対称的で、両特性の変化率が平均化されるの
で、より設定が容易となる。
次に、第9図〜第12図に示す、リテーナをバイパス路
に設けた例である本考案の第2実施例について説明す
る。尚、この実施例では、前記第1実施例との相違点に
ついてのみ説明し、第1実施例と同一の構成部分につい
ては、同一の符合を付してその説明を省略する。
この実施例の減衰力可変型緩衝器は、大ストローク時
において、バイパス路を閉じることで、高周波入力時で
あっても高減衰力状態を維持させようとしたものであ
る。
即ち、この実施例では、第9図に示すように、前記第
1実施例における連通孔28aが穿設されていない形のリ
テーナ28で大径穴11aの下端開口部を閉塞する一方で、
前記第1実施例において第2連通路IIIの一部を構成さ
せていた連通孔28aに代わるものとして、カラー27の下
面側に半径方向に貫通する複数の連通溝27aが形成され
ると共に、スタッド22の中間小径部22cに前記各連通溝2
7aと連通孔22bとの間を連通するポート22fをそれぞれ穿
設した構成としている。
従って、この実施例では、第2連通路IIIが、環状溝2
5dの位置からは、前記連通溝27a〜ポート22f〜連通孔22
b〜ポート22e〜オリフィス孔50cを経由して下部室Bと
連通するように構成されている。
また、この実施例では、付勢手段としてのスプリング
41(スプリング51)の付勢力で伸側第2可動部材40(圧
側第2可動部材50)が上方(下方)へ摺動した状態で、
ポート3f(ポート22e)と丁度一致する位置に弁穴40d
(弁穴50d)が穿設され、伸側第2可動部材40(圧側第
2可動部材50)が前記とは逆に下方(上方)へ摺動する
ことでポート3f(ポート22e)が閉じられるようにした
ものである。
従って、この実施例では、第10図及び第11図の右半断
面図に示すように、ピストン2のストローク量が大きく
なるにつれて、スプリング43(スプリング53)の圧縮に
よる弾発力が強くなるため、この弾発力が付勢手段とし
てのスプリング41(スプリング51)の付勢力に打ち勝っ
て伸側第2可動部材40(圧側第2可動部材50)を下方
(上方)へ摺動させ、これにより、第2連通路IIIを構
成するポート3f(ポート22e)が閉じられて高減衰力状
態に維持される。
従って、この実施例では、前記第1実施例と同様に、
大ストローク時において、振動周波数が高くなっても、
第12図の点線に示すように、高減衰力状態を維持させる
ことができ、これにより、車両のばね下共振点における
ばね下のバタツキの発生を防止して乗り心地の向上を図
れるという特徴を有している。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してきたが、
具体的な構成は、この実施例に限られるものではなく、
本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があ
っても本考案に含まれる。
例えば、実施例では、可動部材として、スプールを用
いたが、ダイヤフラムやベローズ等であってもよい。
また、実施例では、リテーナとして、摺動方式のもの
を示したが、回動方式やてこ作用を利用するもの、その
他任意の方式を採用することができる。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案の減衰力可変型緩衝
器にあっては、上部室と下部室との液圧をそれぞれ伸側
受圧室および圧側受圧室により一端と他端とで受圧して
摺動し、この摺動によりバイパス路の可変絞りの開度を
変更可能な可動部材と、ピストンの摺動方向に移動可能
に設けられ、移動量に応じて伸側伝達路またはバイパス
路の流路断面積を変更可能に形成された伸側リテーナ、
および移動量に応じて圧側伝達路またはバイパス路の流
路断面積を変更可能に形成された圧側リテーナと、これ
ら各リテーナの設定位置からの移動を阻止する方向にリ
テーナを付勢する付勢手段と、伸行程におけるストロー
ク量が所定量を越えると付勢手段の付勢方向に対向する
方向に伸側リテーナを押圧する伸側押圧手段、および、
圧行程におけるストローク量が所定量を越えると付勢手
段の付勢方向に対向する方向に圧側リテーナを押圧する
圧側押圧手段と、を設けた手段としたため、伸側・圧側
各ストローク量が所定量を越えない範囲では、伸側・圧
側いずれの行程であっても周波数に感応して減衰力特性
を変更するようにしながら、伸側・圧側いずれの行程で
あってもストローク量が所定量を越える大ストローク時
には、周波数に感応する作動をキャンセルして、減衰力
特性を変更しないようにすることができる新規な緩衝器
を提供できるという効果を奏するもので、これにより、
車両に適用した場合には、車両のばね下共振点における
ばね下のバタツキの発生を防止して乗り心地の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案第1実施例の減衰力可変型緩衝器の要部
を示す断面図、第2図は第1実施例の減衰力可変型緩衝
器を示す全体図、第3A図は伸側チェックプレートと伸側
オリフィスプレートとを重ねた平面図、第3B図は第1図
E部の拡大図、第4図はチェックプレートを示す平面
図、第5図はオリフィスプレートを示す平面図、第6図
及び第7図は緩衝器の作動を説明する要部の断面図、第
8図は第1実施例における周波数に対する減衰力特性
図、第9図は本考案第2実施例の減衰力可変型緩衝器の
要部を示す断面図、第10図及び第11図は第2実施例の緩
衝器の作動を説明する要部の断面図、第12図は第2実施
例における周波数に対する減衰力特性図である。 A……上部室 B……下部室 I……伸側第1連通路 II……圧側第1連通路 III……第2連通路(バイパス路) IV……伸側伝達路 V……圧側伝達路 D1……伸側受圧室 D2……圧側受圧室 b1……伸側絞り(固定絞り) b2……圧側絞り(固定絞り) 1……シリンダ 2……ピストン 6……圧側高減衰バルブ(減衰力発生手段) 7……伸側1段目減衰バルブ(減衰力発生手段) 8……伸側2段目減衰バルブ(減衰力発生手段) 31……スプール(可部材動) 34……伸側可変絞り 35……圧側可変絞り 40……伸側リテーナ 41……スプリング(付勢手段) 43……伸側スプリング(押圧手段) 50……圧側リテーナ 51……スプリング(付勢手段) 53……圧側スプリング(押圧手段)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ内を伸行程時に容積が縮小される
    上部室と圧行程時に容積が縮小される下部室との2室に
    画成して摺動自在に設けられたピストンと、 前記上部室と下部室間の流体の流通を制限することによ
    り減衰力を発生する減衰力発生手段と、 前記上部室に伸側伝達路を介して連通された伸側受圧
    室、および、前記下部室に圧側伝達路を介して連通され
    た圧側受圧室の液圧を一端と他端とで受圧して摺動し、
    この摺動により前記減衰力発生手段を迂回するバイパス
    路に設けられた可変絞りの開度を変更する可動部材と、 前記伝達路の途中に設けられた固定絞りと、 を備え、入力周波数に応じてバイパス路の可変絞りの開
    度を変更するように構成された減衰力可変型緩衝器であ
    って、 前記ピストンの摺動方向に移動可能に設けられ、移動量
    に応じて伸側伝達路またはバイパス路の流路面積を変更
    可能に形成された伸側リテーナ、および、移動量に応じ
    て圧側伝達路またはバイパス路の流路面積を変更可能に
    形成された圧側リテーナと、 各リテーナが流路面積を所定面積とする設定位置からの
    移動を阻止する方向にリテーナを付勢する付勢手段と、 前記ピストンのストローク量に対応して、ピストンの伸
    行程におけるストローク量が所定量を越えると前記付勢
    手段の付勢方向に対向する方向に前記伸側リテーナを押
    圧する伸側押圧手段、および、ピストンの圧行程におけ
    るストローク量が所定量を越えると前記付勢手段の付勢
    方向に対向する方向に前記圧側リテーナを押圧する圧側
    押圧手段と、 を設けたことを特徴とする減衰力可変型緩衝器。
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