JP2584540B2 - 塗布具 - Google Patents

塗布具

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    • B65D47/00Closures with filling and discharging, or with discharging, devices
    • B65D47/04Closures with discharging devices other than pumps
    • B65D47/20Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge
    • B65D47/24Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with poppet valves or lift valves, i.e. valves opening or closing a passageway by a relative motion substantially perpendicular to the plane of the seat
    • B65D47/248Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with poppet valves or lift valves, i.e. valves opening or closing a passageway by a relative motion substantially perpendicular to the plane of the seat the valve being opened or closed by imparting a motion to the valve stem

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペイントマーカ、修正
液塗布具、マニキュア等の化粧品の塗布具、薬品の塗布
具、筆記具等、液状の塗布液を塗布面の所定部分に塗布
する塗布具に関する。本発明の塗布具は、修正液塗布
具、ペイントマーカ、マニキュアの塗布具等、比較的粘
性が高く、かつ速乾性の塗布液を所定部分に塗布するた
めの塗布具に適している。
【0002】
【従来の技術】従来から、修正液、塗料、マニキュア
等、比較的粘性が高く、かつ速乾性の塗布液は、ブラシ
によって所定の部分に塗布するのが一般的であった。
【0003】最近では、これらの塗布液を本体内に収容
し、この本体の先端部に設けた塗布体にこの塗布液を所
定量ずつ供給し、この塗布体を塗布面に押圧したり、ま
たは塗布面に沿って移動させることによりこの塗布液を
所定部分に塗布するマーカ形の塗布具がある。
【0004】このような塗布具、たとえばペイントマー
カは、たとえば塗布体として繊維を固めたフエルト状の
塗布体を使用し、毛細管現象によって塗料を供給する構
造をなしている。しかし、この塗料粘性が高いため、安
定した供給が困難であり、供給量が不足してかすれを生
じたり、また供給量が過大となってボタ落ちを生じたり
する不具合があった。また、この塗料は速乾性であるた
め、塗布体の表面で固化し、塗布に支障が生じる等の不
具合がある。特に、修正液は、必要な隠蔽効果を得るた
めに粘性を高くしなければならず、また乾燥時間も可能
な限り短くする必要があるため速乾性も高く、このよう
なマーカ形の塗布具に使用した場合には上記のような不
具合が特に発生しやすい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の事情に
基づいてなされたもので、修正液のように粘性、速乾性
の高い塗布液であっても安定して所定の部分に塗布する
ことができる塗布具を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の塗布具は、内部
が加圧された塗布液貯溜室内に塗布液が収容されてい
る。また塗布体を備え、この塗布体は塗布用のボールと
このボールを抱持するホルダとを備えている。そして、
このホルダの先端部には、ボール抱持部とボール座面と
が形成され、ボールはこれらの間に所定の遊びをもって
回転自在に抱持されている。このボール座面には、供給
口が形成され、この供給口は塗布液貯溜室に連通してい
る。
【0007】
【作用】このような塗布具は、塗布動作のなされていな
い状態では、このボールは塗布液貯溜室内の圧力または
付勢部材の付勢力によって上記のボール抱持部の内面に
押圧されてシールをなし、塗布液がこのボールとボール
抱持部の内面との間から漏出するのを防止する。
【0008】また、このボールを塗布面に押圧すると、
このボールは押されて後退し、ボール座面の供給口に着
座する。この場合、このボールはボール抱持部の内面か
ら離れ、これらの間に隙間が形成されるが、このボール
は上記の供給口に着座してこれを閉塞するので、塗布液
が漏出することはない。
【0009】この状態から、この塗布具を塗布面に沿っ
て移動させると、ボールが塗布面上を転動する。このボ
ールの転動によって、このボールがボール座面に対して
ずれ、供給口が開口する。これによって、塗布液がこの
供給口から供給され、ボールの表面に付着し、このボー
ルの転動によって塗布面の所定位置に塗布される。
【0010】このような塗布具は、塗布液貯溜室内の圧
力によって塗布液が供給されるので、修正液等、塗布液
の粘性が高い場合でも確実に塗布液を供給することがで
きる。また、塗布動作のない場合、およびボールを塗布
面に押圧しただけでは、塗布液は供給されず、このボー
ルを塗布面上で転動させた場合のみに塗布液が供給され
る。さらに、このボールはボール抱持部とボール座面と
の間に遊びをもって抱持されているので、このボールと
ボール抱持部との間の隙間は塗布液の粘性等に対応して
最適の間隙に設定できる。したがって、この塗布液を安
定して供給することができる。
【0011】また、塗布動作を中断した場合には、ボー
ルの表面に残った塗布液が乾燥固化する。しかし、次の
塗布動作の際には、まずこのボールが塗布面に押圧され
てボール抱持部の内面との間に隙間が形成され、この後
にボールが転動されるので、このボールの表面の塗布液
の固化被膜はボールの回転によって上記の隙間を通って
内側に引き込まれ、新たに供給された塗布液の溶媒によ
って溶解され、この新たな塗布液と混合する。したがっ
て、修正液のような速乾性の高い塗布液の場合でも、こ
の固化した被膜によって塗布動作が妨げられることはな
く、また周囲を汚すこともない。
【0012】本発明の好ましい実施例では、上記のボー
ル座面は円錐面をなし、その中心に供給口が開口してい
る。この円錐面の頂角は、120°以上、好ましくは1
40°以上の角度に設定されている。したがって、ボー
ルを塗布面に押圧した場合には、ボールはこの浅い円錐
形のボール座面に案内され、中心の供給口に正確に着座
して確実なシールをなすとともに、塗布動作でボールが
転動した場合にはこのボールがこの浅い円錐形のボール
座面の中心から容易にずれ、供給口が開口して塗布液が
確実に供給される。
【0013】また、本発明の好ましい実施例では、上記
のボールは例えば細い鋼線等の付勢部材によってボール
抱持部の内面に当接するように付勢されている。したが
って、上記の塗布液貯溜室内の圧力が低い場合でも、こ
のボールはボール抱持部に確実に当接し、確実なシール
維持を達成する。
【0014】本発明の塗布具は、修正液の如く粘性が高
く、速乾性の高い塗布液の場合に適するが、その他、ペ
イントマーカ、マニキュアの塗布具、あるいはボールペ
ン等の筆記具にも適用することが可能である。
【0015】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。以下に説明する実施例は、修正液を塗布する塗布具
に関するものである。図1ないし図4には本発明の第1
の実施例を示す。
【0016】図中の1はこの塗布具の本体、2はキヤッ
プである。この本体1には円筒状の塗布液貯溜室3が形
成されている。この塗布液貯溜室3内には修正液すなわ
ち塗布液4が貯溜され、またこの塗布液貯溜室3の空間
5には加圧空気が充填されている。また、この塗布液貯
溜室3内には攪拌ボール6が収容されており、この塗布
具を振ることによって貯溜されている修正液を攪拌する
ことができる。
【0017】また、この本体1の先端部には塗布体10
が設けられている。この塗布体10は、ホルダ11と塗
布用のボール12とから構成されている。このホルダ1
1は中空の筒状をなし、内部には流通路13が形成され
ている。また、このホルダ11の上端部にはプラグ14
が嵌合され、このプラグ14には通路15が形成されて
いる。そして、この通路15を介して上記の連通路13
が上記の塗布液貯溜室3内に連通している。
【0018】また、このホルダ11の先端部には、円錐
形のボール抱持部17が形成されており、このボール抱
持部17の内面は円錐面に形成されている。また、この
ボール抱持部17の上方にはボール座面18が形成さ
れ、このボール座面18は浅い円錐面を形成している。
また、このボール座面18の中心部には供給口16が開
口しており、この供給口16は上記の連通路13に連通
している。したがって、前記の塗布液貯溜室3内の塗布
液4は、空間5内の加圧空気の圧力によって、上記の通
路15、連通路13を介して上記の供給口16から押し
出されるように構成されている。
【0019】そして、上記のボール抱持部17とボール
座面18との間には、上記のボール12が回転自在に抱
持されている。このボール12は、この修正液塗布具の
場合には、たとえば直径が3mm程度のものである。そ
して、このボール12は、上記のボール抱持部17とボ
ール座面18とで囲まれる空間内に間隙をもって抱持さ
れている。
【0020】また、このホルダ11内には、細い径の鋼
線等からなる付勢部材19が設けられている。この付勢
部材19は、湾曲状態で保持され、その下端部は上記の
供給口16内に挿入され、上記のボール12を下方に付
勢し、このボール12を上記のボール抱持部17の内面
に密着させ、この部分のシールを維持するように構成さ
れている。
【0021】このような塗布具は、図2に示すような不
使用の状態では、上記の塗布用のボール12は塗布液貯
溜室3内の圧力および付勢部材19の付勢力によってボ
ール抱持部17の内周面に押圧され、この部分をシール
する。したがって、この不使用状態では塗布液が流出す
ることはない。
【0022】この塗布具を使用するにあたって、図3に
示すようにボール12を塗布面Aに押圧すると、このボ
ール12はこの押圧力によって上記の圧力および付勢部
材19の付勢力に抗して後退し、ボール抱持部17の内
面から離れ、これらの間に隙間が形成される。しかし、
このボール12はボール座面18の供給口16の開口部
分に着座し、この供給口16を閉塞する。したがって、
この状態においても塗布液は流出しない。
【0023】次に、塗布動作状態、すなわち上記の図3
の状態から、図4に示すようにこの塗布具を塗布面Aに
沿って移動させ、ボール12をこの塗布面A上で転動さ
せると、上記のボール座面18に対してボール12が摺
動し、この摺動抵抗によってボール12が移動方向と反
対側にずれ、このボール12はボール抱持部17の中心
およびボール座面18の中心から偏位する。これによっ
て、上記の供給口16が開放され、塗布液貯溜室3内の
圧力によってこの供給口16から塗布液4が供給され
る。この供給された塗布液は、ボール12の表面に付着
し、このボール12の転動によって塗布面Aの所定の部
分に塗布される。
【0024】なお、上記のボール座面18は、図3のよ
うに、ボール12が塗布面Aに押圧された場合に、この
ボール12がこのボール座面18の中心部に案内され、
供給口16を閉塞するように正確に着座するとともに、
このボール12が塗布面上を転動した場合にこのボール
座面18の中心から容易に偏位し、この供給口16が開
口することが好ましい。このためには、このボール座面
18の形状は上記の如く浅い円錐形が好ましく、頂角が
120°以上、好ましくは140°程度が適している。
もちろん、この塗布具の種類や塗布液の種類、使用目的
等によって上記のボール座面の形状、角度等は適宜設定
すべきものである。
【0025】たとえば、この修正液用の塗布具やペイン
トマーカでは、上記のボール座面は頂角が140°程度
のものが適しているが、マニキュアの塗布具のように、
塗布面とボールとの摩擦が少なく、またボールの微妙な
転動にも対応して塗布液を供給する必要のある場合等に
は、このボール座面は平面、あるいは逆に下方に凸の面
であってもよい。
【0026】このような塗布具は、塗布液貯溜室3内の
圧力によって塗布液を供給するので、この塗布液4が修
正液等、粘性の高い場合でも確実に供給ができる。ま
た、この塗布液は、ボール12が転動した場合のみに供
給され、その他の場合には供給されないので、塗布液を
所定の部分に確実に塗布でき、周囲を汚すこともない。
【0027】また、塗布動作を中断した場合、上記のボ
ール12の表面に付着した塗布液すなわち修正液は、こ
のボール12の表面に被膜状に固化する。しかし、次の
塗布動作を開始する際に、この固化した被膜はボール1
2とボール抱持部17との間の隙間を通って内部に引き
込まれ、内部の液状の塗布液に溶解混合する。したがっ
て、修正液のような速乾性の高い塗布液の場合でも、固
化した修正液によって作動が阻害されたり、周囲に付着
するようなことがない。
【0028】なお、上記の塗布液4を供給するに必要な
塗布液貯溜室3内の圧力は、比較的低い圧でよい。した
がって、不使用状態において、この圧力によってボール
12をボール抱持部17に押圧する押圧力が不足し、こ
の部分のシールが不十分になる可能性がある。この実施
例では、上記のボール12は付勢部材19によって付勢
されているので、ボール抱持部17に確実に押圧され、
十分なシールが維持できる。
【0029】また、塗布液4が消費されるに従い、塗布
液貯溜室3内の空間5の容積が増大するので、この空間
内の加圧空気の圧力は低下してゆき、塗布液の供給が不
十分になる。これを防止するには、この圧力の低下を見
込んで、初期における空間5内の加圧空気の圧力を高く
しておくことが考えられる。しかし、このようにする
と、初期における圧力が高くなり過ぎ、塗布液の供給が
過剰となる。このような不具合を防止するため、この塗
布具のキヤップ2はこの塗布液貯溜室3内に加圧空気を
補給する作用をなすように構成されている。
【0030】すなわち、図5および図6に示すように、
上記のホルダ11の外周面には、所定の軸方向の長さを
有するピストン部21が形成されている。また、前記の
キヤップ2は弾性を有する合成樹脂材料で形成され、そ
の縁部にはこのピストン部21に気密をもって摺動自在
に嵌合するシリンダ部23が形成されている。したがっ
て、このキヤップ2をこのホルダ11に嵌合する際、こ
のキヤップ2のシリンダ部23の縁部が図5に示すよう
にこのピストン部21に嵌合することによってこのキヤ
ップ2内がシールされ、この状態からさらに図6に示す
ようにキヤップ2を嵌合することにより、このキヤップ
内2内の空気が圧縮される。このように圧縮された空気
の圧力により、上記のボール12は後退してボール抱持
部17との間に隙間が形成され、この圧縮された空気は
この隙間を通ってホルダ11および塗布液貯溜室3内に
圧入される。
【0031】したがって、このキヤップ2の着脱の際ご
とに、この塗布液貯溜室3内に加圧空気が補給され、塗
布液4が消費されて空間5の容積が増大してもこの塗布
液貯溜室3内の圧力は所定の圧力に維持される。なお、
上記のキヤップ2を嵌合した場合の内部の空気の圧縮比
は一定であり、したがってこのキヤップ2を頻繁に着脱
した場合でも塗布液貯溜室3内の圧力は所定の圧力以上
には上昇しない。
【0032】また、図7には、このような加圧機能を備
えた別のキヤップの構造を有する第2の実施例を示す。
このものは、キヤップ2の内部に軸方向に圧縮可能なベ
ローズ31が設けられている。また、ホルダ11の先端
部には、このベローズ31の端部に当接するリング状の
当接シール面32が形成されている。さらに、このキヤ
ップ2の縁部には、嵌合凸部33が形成され、またホル
ダ11の外周面には嵌合凹部34が形成されている。
【0033】この図7のものは、キヤップ2を嵌合する
際に、上記のベローズ31の端部がホルダ11の当接シ
ール部32に当接し、このベローズ31内の空気が圧縮
されてボール12を後退させて塗布液貯溜室3内に圧入
される。また、このキヤップ2が完全に嵌合された状態
では、このキヤップ2の嵌合凸部33と嵌合凹部34と
が弾性的に嵌合され、このキヤップ2の嵌合に節動感を
与え、また完全に嵌合した状態を保持する。
【0034】また、上記の塗布液貯溜室3内を加圧する
には、上記のように予め加圧空気を充填しておく他に各
種の構成がある。図8には、別の加圧機構を備えた第3
の実施例を示す。このものは、塗布液貯溜室3の空間内
に重錘41を摺動自在に配置したものである。この重錘
41は、黄銅等の比重の重い材料で形成され、たとえば
略円筒状をなしている。この重錘41の外径は、塗布液
貯溜室3の内径よりわずかに小さい径に設定され、この
重錘41の外周面と塗布液貯溜室3の内周面との間には
塗布液が浸入し、潤滑とシール作用をなすように構成さ
れている。そして、この塗布液貯溜室3の空間内はこの
重錘41によって2つの空間5a,5bに区画されてい
る。
【0035】この実施例のものは、図8に示すように、
この塗布具を略鉛直にすると重錘41の重量によって下
方の空間5a内の空気が加圧され、この圧力によって塗
布液4が供給される。なお、この塗布液4の消費によっ
てこの空間5a,5b全体の圧力は低下するが、この空
間内全体の圧力が負圧になった場合には、不使用状態で
この塗布具が略水平の姿勢になった場合にボール12を
後退させて外部から空気がこの塗布液貯溜室3内に流入
する。したがって、この空間5a,5b全体の圧力はほ
ぼ大気圧に維持される。
【0036】また、図9にはこの別の加圧機構を備えた
第4の実施例の塗布具を示す。このものは、塗布液貯溜
室3´が弾性を有する合成樹脂材料で形成され、容易に
変形可能なように、比較的肉薄に形成されている。この
実施例のものは、使用時にこの塗布液貯溜室3´を圧縮
し、内部を加圧する。
【0037】さらに、この塗布液貯溜室内を加圧する機
構は上記のものにも限定されない。たとえば、この塗布
液貯溜室内に、所定の蒸気圧の液体や液化ガス等を封入
してもよい。このようにすれば、塗布液が消費されて塗
布液貯溜室内の空間の容積が変化しても、圧力を略一定
に維持することができる。
【0038】また、本発明は上記のように、修正液等、
粘度が高く、かつ速乾性の高い塗布液を塗布するのに適
しているが、この他にペイントマーカ、マニキュアの塗
布具、その他にも適用でき、さらにボールの径を小さく
すれば、ボールペン等の筆記具にも適用することができ
る。
【0039】
【発明の効果】本発明は、塗布液貯溜室内の圧によって
塗布液が供給されるものであるから、この塗布液の粘性
が高い場合でも安定して供給することができる。また、
塗布用のボールがこの塗布液の供給を制御する弁機構と
して作用し、このボールが転動した場合のみに塗布液の
供給がなされるので、安定した作動がなされる。さら
に、塗布動作が中断した場合にこのボールの表面で固化
した塗布液の被膜は、塗布動作が再開されてこのボール
が転動すると、このボールの転動とともに内部に引き込
まれ、内部の液状の塗布液に溶解して混合する。したが
って、修正液等の速乾性の高い塗布液であっても、固化
した等液によって作動不良を生じたり、周囲を汚すよう
なことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の塗布具の縦断面図であ
る。
【図2】第1の実施例の塗布体の要部を拡大して示す縦
断面図である。
【図3】塗布面にボールが押圧された状態の図2に対応
した縦断面図である。
【図4】ボールが転動している状態の図2に対応した縦
断面図である。
【図5】第1の実施例のキヤップ部分の縦断面図であ
る。
【図6】キヤップを完全に嵌合した状態の図5に対応し
た縦断面図である。
【図7】キヤップの構造が相違する第2の実施例の図5
に対応した縦断面図である。
【図8】第3の実施例の塗布具の全体の縦断面図であ
る。
【図9】第4の実施例の塗布具の全体の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
2…キヤップ 3…塗布液貯溜室 4…塗布液 10…塗布体 11…ホルダ 12…ボール 16…供給口 17…ボール抱持部 18…ボール座面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布液を貯溜するとともに内部が加圧さ
    れこの圧力によって塗布液を供給する塗布液貯溜室と、
    この塗布液貯溜室に連通した塗布体とを備え、この塗布
    体は回転自在な塗布ボールと、この塗布ボールを抱持す
    るホルダとを備えており、このホルダの先端部には内面
    が円錐形をなし上記の塗布ボールを後退可能および中心
    から偏位可能に抱持するボール抱持部と、円錐形のボー
    ル座面と、上記の塗布液貯溜室内に連通するとともに上
    記のボール座面の中心部に開口し後退した上記の塗布ボ
    ールが当接して閉塞される塗布液の供給口とが形成され
    ており、不使用時には上記の塗布液貯溜室内の圧力によ
    って上記の塗布ボールが前進して上記のボール抱持部の
    内面に押圧されてシールし塗布液の流出を防止し、上記
    の塗布ボールが塗布面に押圧された場合にはその押圧力
    によってこの塗布ボールが後退して上記のボール座面の
    中心の供給口に当接してこの供給口を閉塞するととも
    に、この塗布ボールが塗布面上を転動することによって
    この塗布ボールが上記のボール座面の中心から偏位して
    上記の供給口を開放して塗布液を供給することを特徴と
    する塗布具。
  2. 【請求項2】 前記のボール座面は頂角が120°以上
    の円錐面であることを特徴とする請求項1の塗布具。
  3. 【請求項3】 前記のホルダ内には、前記の塗布ボール
    を前進方向に付勢して前記のボール抱持部の内面に密着
    させる付勢部材が設けられていることを特徴とする請求
    項1の塗布具。
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