JP2584402Y2 - ステアリングホィール - Google Patents

ステアリングホィール

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JP2584402Y2
JP2584402Y2 JP1992076495U JP7649592U JP2584402Y2 JP 2584402 Y2 JP2584402 Y2 JP 2584402Y2 JP 1992076495 U JP1992076495 U JP 1992076495U JP 7649592 U JP7649592 U JP 7649592U JP 2584402 Y2 JP2584402 Y2 JP 2584402Y2
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JP
Japan
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facing material
stitch
stitching
steering wheel
handshake
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992076495U
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English (en)
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JPH0633774U (ja
Inventor
修一 吉永
伸輔 四宮
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TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車,船舶等のハン
ドルとして装備されるステアリングホィールの改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用等のステアリングホィ
ールにおいては所定形状に裁断された本皮,合皮等の縫
製可能な材質の表装材を握手部に被せ、その表装材の端
部間を握手部の周方向に沿って縫合することにより握手
部を表装材で被うものがある。
【0003】従来、その表装材の端部間は各端部縁を突
き合せてジグザグ縫いを施すことにより縫い合わされて
いるのが通常である。然し、これでは縫い糸が表面側に
露出位置するから体裁上好ましくなく、また、握手部を
握る感触にも影響を与える。
【0004】それに代えて、表装材の縫い合わす各端部
寄りを所定幅分だけ裏面側に曲げ込み、この曲げ込まれ
た端部間を表装材の裏面側でジグザグ縫いすれば、縫い
糸を表装材の表面側に露出位置させないよう縫着するこ
とができる。然し、その表装材の端部寄りを裏面側に曲
げ込むだけでは曲込み幅分が表装材の縫い合わせ個所を
大きく盛り上げることになり、返って体裁や感触の好ま
しくないものになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、表装材の端
部間を糸縫いで縫い合わせて握手部を表装材で被うこと
によっても、握手部の体裁や感触を良好に保てるよう改
良したステアリングホィールを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係るステアリン
グホィールにおいては、表装材の縫い合わす各端部寄り
を肉厚の薄いものに形成し、この表装材の端部縁に沿っ
て直線縫いによる縫い目を設け、その縫い目個所を含む
表装材の端部寄りを裏面側に曲げ込み、ジグザグ縫いに
よる縫い糸を表装材の裏面側で直線縫いによる縫い目の
縫い糸に掛け渡し、該肉厚の薄い端部寄りをジグザグ縫
いによる縫い糸で相互に引張り合わせると共に、直線縫
いによる縫い目並びにジグザグ縫いによる縫い糸を該肉
厚の薄い端部寄りの合わせ間に配置することにより構成
されている。
【0007】
【作用】このステアリングホィールでは、表装材の縫い
合わす各端部縁に沿って設ける直線縫いによる縫い目と
共に、ジグザグ縫いによる縫い糸が表装材の裏面側に曲
げ込まれた肉厚の薄い端部寄りの合わせ間に位置するた
め、縫い糸が表装材の表面側に露出位置しないばかりで
なく、表装材の縫い合わせ個所が大きく盛り上らないと
ころから体裁,感触共に良好なものに構成することがで
きる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して説明すれば、図示
実施の形態はリング状の握手部を有するステアリングホ
ィールを構成するものであり、本皮,合皮その他の縫製
可能な材質の表装材1を握手部に被着することにより構
成されている。
【0009】その表装材1は、図1aで示すようにリン
グ状の握手部を被包するのに必要な所定の平面形状に裁
断されている。具体的には、リング状の握手部を円周方
向に亘って被包する帯状部分1aと、握手部の内周から
中央側に向うスポーク部の付け根を被包する突状部分1
bとから一枚ものに裁断されている。
【0010】その表装材1は、図1bで示すように互い
に縫い合わされる端部寄り2a(2b)が肉厚の薄いも
のに形成されている。また、この表装材1には直線縫い
による縫い目3a(3b)が肉厚の薄い端部寄り2a
(2b)の面内或いは表装材1の一般面寄りに位置させ
て各端部縁に沿ってミシン縫いで設けられている。
【0011】その表装材1は、図2a並びに図2bで示
すように直線縫いによる縫い目3a(3b)個所を含む
肉厚の薄い端部寄り2a(2b)を裏面側に曲げ込み、
この曲込み部分1cを接着剤で固定することにより縁取
り成形されている。
【0012】その表装材1は、図3で示すようにステア
リングホィールの握手部Gに被せて握手部Gの内側で周
方向に沿って端部間を縫い合せる。この縫い合わせは、
縫い糸4を縫い針Pで表装材1の裏面側に位置する直線
縫いによる縫い目3a,3bの縫い糸に交互に掛け渡す
ジグザグ縫いにより行う。
【0013】そのジグザグ縫いでは、図4aで示すよう
に各肉厚の薄い端部寄り2a,2bを直線縫いによる縫
い目3a,3bの縫い糸に交互に掛け渡す縫い糸4(図
3参照)で相互に引張り合わせる。これにより、図4b
で示すように表装材1の各端部が突き合されると共に、
直線縫いによる縫い目3a,3b並びにジグザグ縫いに
よる縫い糸4のいずれもが握手部Gと接する側で肉厚の
薄い端部寄り2a,2bの合わせ間に位置する。
【0014】このように構成するステアリングホィール
では、直線縫いによる縫い目3a,3b並びにジグザグ
縫いによる縫い糸4が表装材1の表面側に露出位置せ
ず、且つ、表装材1の端部が肉厚の薄い端部寄り2a,
2bで縫い合わされることにより縫い合わせ個所が大き
く盛り上がるのも防げるため、体裁上良好で感触的にも
違和感のないものに構成することができる。
【0015】
【考案の効果】以上の如く、本考案に係るステアリング
ホィールに依れば、表装材の端部を縫い糸で縫い合わせ
ることによっても、縫い目が表装材め表面側に露出位置
せずしかも縫い合わせ個所が大きく盛り上がらないか
ら、体裁,感触共に良好なものに構成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1a】本考案に係るステアリングホィールの握手部
を被う表装材を展開平面で示す説明図である。
【図1b】図1aの表装材の端部寄りを部分断面で示す
説明図である。
【図2a】図1aの表装材を端部曲げした裏面側から示
す説明図である。
【図2b】図2aの表装材の端部寄りを部分断面で示す
説明図である。
【図3】図2aの表装材をステアリングホィールの握手
部に被着するジグザグ縫い工程を示す説明図である。
【図4a】図3のジグザグ縫いされた表装材で被う握手
部を外側から示す説明図である。
【図4b】図4aの握手部を部分拡大断面で示す説明図
である。
【符号の説明】
1 表装材 2a,2b 肉厚の薄い端部寄り 3a,3b 直線縫いによる縫い目 4 ジグザグ縫いによる縫い糸 G ステアリングホィールの握手部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状に裁断された本皮,合皮等の縫
    製可能な材質の表装材を握手部に被せ、その表装材の端
    部間を握手部の周方向に沿って縫い合わすことにより握
    手部を表装材で被うステアリングホィールにおいて、 表装材の縫い合わす各端部寄りを肉厚の薄いものに形成
    し、この表装材の端部縁に沿って直線縫いによる縫い目
    を設け、その縫い目個所を含む表装材の端部寄りを裏面
    側に曲げ込み、ジグザグ縫いによる縫い糸を表装材の裏
    面側で直線縫いによる縫い目の縫い糸に掛け渡し、該肉
    厚の薄い端部寄りをジグザグ縫いによる縫い糸で相互に
    引張り合わせると共に、直線縫いによる縫い目並びにジ
    グザグ縫いによる縫い糸を該肉厚の薄い端部寄りの合わ
    せ間に配置したことを特徴とするステアリングホィー
    ル。
JP1992076495U 1992-10-09 1992-10-09 ステアリングホィール Expired - Lifetime JP2584402Y2 (ja)

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JPH0633774U JPH0633774U (ja) 1994-05-06
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